穂乃果「昨日ね、コンビニの店員さんにお金渡したんだけど」

ことり「うん」

穂乃果「お釣りをくれる時に、その店員さんが穂乃果の手をぎゅって握ってくれたの」

ことり「うんうん」

穂乃果「その時にね…何だろう」

穂乃果「何だかドキッとして…その後もあの店員さんの事を考えると…」

穂乃果「とっても、胸がきゅっって…苦しくなっちゃうんだぁ…」

ことり「ほ、ほのかちゃん…それって」
















海未「逆流性食道炎ですか。その歳で…」

穂乃果「うん、絶対違うと思う」

海未「凛」

凛「海未ちゃん！どうしたの？」

海未「今日はいい物を持ってきましたよ」

凛「えーっ！？なになにー？」

海未「はいどうぞ」

凛「…？何これ？」

海未「鈴付きボールです」

凛「えっと…それは分かるんだけど…」

海未「ほれほれー」　ﾁｬﾘﾝ　ｺﾛｺﾛ　ﾁｬﾘﾝ

凛（えっ！？凛にこれで遊べって言うの！？）

海未「……遊んでは、くれないのですか？」　ｳﾙｳﾙ

凛「うっ…も、勿論遊ぶよっ！わ、わーい！」　ｺﾛﾝｺﾛﾝ　　ﾁｬﾘﾝ

海未「あははっ！それーっ！」　ﾎﾟｰｲ　ﾁｬﾘﾝﾁｬﾘﾝ

凛「にゃーっ！にゃーん！」　ﾀｯﾀｯﾀ　ｺﾛｺﾛ

海未「うふふっ！凛、楽しいですかー？」

凛「とっても楽しいにゃー！」

凛「ふにゃーん、ごろごろー♪」　ﾁﾘﾝﾁﾘﾝ
















花陽「……凛ちゃん、何してるの？」

凛「りんりんりんがべー♪りんりんりんが…ﾊｯ！？」　　　　　ｳﾐﾁｬｰﾝ！　ｱ､ﾎﾉｶｸﾞｳｾﾞﾝﾃﾞｽﾈｲｯｼｮﾆｶｴﾘﾏｼｮｳ

絵里「…ふぅ」

海未「大変そうですね絵里。手伝ってあげますよ」

絵里「ありがとう。じゃあそっちのプリント、整理しておいてくれないかしら」

海未「分かりました」





～数分後。




海未「出来ましたよ」

絵里「うん、ありが…」

絵里「…海未、これは一体何？」

海未「プリントを整理しておきました」　ｴｯﾍﾝ

絵里「いやエッヘンじゃないわよ。何で床一面にプリント敷き詰めたのよ」

海未「絵里がプリントで整理してくれと言ったんじゃないですか」

絵里「【で】じゃなくて【を】よっ！しかもこれじゃ整理じゃなくて整地よっ！」

海未「働いたので汗をかきました。少し窓を開けますね」

絵里「わっーちょっと待って！？今開けたら風でっ！」　　　ｶﾞﾁｬ　　ﾋﾞｮｰ！！



ﾊﾞﾗﾊﾞﾗﾊﾞﾗ







絵里「……」

理事長「…絢瀬さん。これは一体何事ですか？」

絵里「理事長！？違うんですこれは海未がっ！」

絵里「海未！貴女からちゃんと説明して…」


『旅に出ます　探さないでください。　園田』


理事長「…絢瀬さん？」

絵里「おのれ園田」

花陽「おにぎり整列～！１、２、３、４、５」

花陽「うふふ、今日のおにぎりはご５個で…」

花陽「…あ、あれ？６、７、８…ふ、増えてる！？」

花陽「ええっ！？ど、どうして！？」

花陽「ぴゃあ！？９、１０、また増えたよぉ！？」

花陽「ど、どうして！？花陽もう握ってないのに！？」

花陽「こ、こんなに食べたら体重増えちゃうよぉ～！」














海未「」　　ﾆｷﾞﾆｷﾞ　ｽｯ

海未「」　　ﾆｷﾞﾆｷ　ｽｯ

花陽「はわわ！と、止まらないよ～！ﾀﾞﾚｶﾀｽｹﾃ-！」

ことり（海未ちゃん何で隠れておにぎり作ってるんだろう…）

にこ「さーてと、インターネットでもしようっと」

にこ「あ、掲示板でμ'ｓのスレが立ってるじゃない」

にこ「かしこい！　かわいい！」

にこ「ってきたら勿論にっこにっこにー☆よね～」

にこ「カキコカキコ…って、あーっ！先越された！」

にこ「何よ中大兄皇子って！？意味分かんないわよ！」

にこ「くーっ！もう一回！」




71 名前：名無しのスクールアイドル[]投稿日：2014/05/04(日) 17:13:06.62 ID:nikopuriO
かしこい！

72 名前：名無しのスクールアイドル[]投稿日：2014/05/04(日) 17:13:07.71 ID:ahonokaO
かわいい！

73 名前：名無しのスクールアイドル[]投稿日：2014/05/04(日) 17:13:07.76 ID:sndumheiO
中臣鎌足

74 名前：名無しのスクールアイドル[]投稿日：2014/05/04(日) 17:13:08.04 ID:nikopuriO
にっこにっこにー☆




にこ「きいいいいいいいいいいいいいっ！！！！」　ﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝ！











穂乃果「ねー海未ちゃーん穂乃果のスマホ返してよー」　LPｶﾞｰ

海未「もう一回待ってください」　ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

海未「……」　ﾋｭｯ　ｽﾄﾝｯ！

海未「……」　　　[ｶｶﾞﾐ]

海未「みなさーん！うみちゃんですよー♪」　

海未「ワーッ！ｷｬｰｯ！」　（裏声）

海未「あぅー…そんなに見つめられたら困るのですー」

海未「じゃあみなさん、いつもの張り切って行きましょー！」

海未「せーのっ！うみちゃん可愛い～♪」

ことり「」

海未「かきくけ　　　　こ


　　　　　　　　　　　　　　　…とり」

ことり「ち、違うのっ！ことりは海未ちゃんの忘れ物を届けに来ただけで別に」

海未「あぁ、すみませんわざわざ…」

ことり「う、ううん！いいのっ！じゃあことりはこれｄ」

海未「まぁ待って下さい」











海未「…今準備をしていますから」　ﾋﾞｨﾝ

ことり「……なにの？」　　ｶﾞﾀｶﾞﾀ

海未「鷹狩りです」　　ｷﾞﾘｷﾞﾘ

ことり「ピーッ！！」　ﾁｭﾝﾁｭﾝ！

真姫「～♪」　ﾎﾟﾛﾝ　ﾎﾟﾛﾛﾝ
海未「　　　」　　ｼﾞｮｰﾝ

真姫「……」　ﾀﾗﾝﾀﾗﾘﾗﾘﾗﾗﾗﾗ
海未「　　　」　ｼﾞｮｼﾞｮｰﾝ




真姫「…ねぇ、不協和音挟むのやめてくれない？」

海未「何を言ってるのですか。私は真姫の作曲を手伝っているだけです」

真姫「邪魔してるようにしか見えないのだけど」

海未「よく考えてください」

海未「敢えて不釣合いな音響を挟むことで、そこから何か新しいメロディーが生み出される事も…」

海未「無きにしも非ず。です」　ﾄﾞﾔｧ

真姫（何でしてやったりみたいな顔してるのかしら…）

海未「さぁ、真姫。思いっきり弾いてください」

真姫「しょうがないわねー」











真姫「愛してるばん[ｼﾞｬｰﾝ！]ここで～よかっ[ｼﾞｮｰﾝ！]」

真姫「私た～ちのいま[ﾏﾏﾏﾏﾏﾏﾏ！ﾋﾟﾝ]楽しも…」

海未「あははっ！真姫！ピアノって指の強さで音が変わるのですね！面白いです！」　ｼﾞｮﾝｼﾞｮﾝｼﾞｮｲﾝﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

真姫「帰れ」

～うみみくん劇場～


海未「いいですか、皆さん」

海未「一本の矢だけではひ弱でとても頼りない物です」

海未「しかし、それが三本揃うと」

海未「つよい」

海未「更に、それに弓3張が揃うと」

海未「もっとつよい」

海未「そして更に、それを同時に引く力が備わると」

海未「すごくつよい」

海未「そしてまた更にアーチ状に弓を放ち上から落下する力を利用し、更に追い風を利用する事によって」

海未「ものすごくつよい」

海未「これが、かの有名な毛利元就が残したと言われる名言、『三本の矢』です」

海未「そしてこれを理論的に表現することが出来たのが、あの有名な漫画家、ゆでたまご先生なのです」

海未「皆さんも是非、この３本の矢のように

穂乃果「誰かっ！誰か海未ちゃんを止めてっ！早くっ！」

ことり「海未ちゃん！弓道場帰ろう！」


～おわり～