海未ちゃんを甘やかすの

ことり「えぇー！？本当に？」

穂乃果「うん…気付いちゃったんだ…このままだと海未ちゃんの為にも良くないって…」

ことり「で、でも…海未ちゃん寂しくて死んじゃうかも」

穂乃果「さすがに死にはしないでしょ…とにかく、決めたんだ！もう海未ちゃんを甘やかさない！」

ことり「大丈夫かなぁ…」

練習中

海未「はいワンツースリーフォー！」

ことり（甘やかすのをやめるって、どんな風にやるんだろ？）

海未「ことり！遅れてますよ！」

ことり「ご、ごめんなさい！」


練習後

海未「穂乃果…今日の私はどうでした？」

穂乃果「どうって？うーん、普通だったんじゃない？」

海未「えっ、普通、ですか？」

穂乃果「うん普通」

海未「そっ、そんな…教えてください！どこが悪かったんですか！？」

穂乃果「いや悪いなんて言ってないじゃん…普通だったよって」

海未「で、でも…いつもはもっと…」

穂乃果「えー？気のせいじゃない？」

ことり「ﾎﾉｶﾁｬｰﾝ!」

穂乃果「あっことりちゃんが呼んでる、ほら帰る準備しよ？」

海未「は…はい…」

次の日

ことり「穂乃果ちゃん、海未ちゃんとはどんな感じ？」

穂乃果「うーん、意外と難しいね…冷たくするってのとは違うし」

ことり「じゃあ>>13とかしてみたらいいんじゃない？」

着拒

穂乃果「着拒！？」

ことり「うん」

穂乃果「うーん、やり過ぎの気もするけど…一回これくらい突き放したほうがいいかもね…よし！」

ことり「…」


その日の夜

海未「最近穂乃果があまりかまってくれない気がします…」

海未「でも毎晩やってる電話で癒やされるのが救いですね」ﾋﾟｯ

ﾂｰﾂｰ

海未「あ、あれ？」ﾋﾟｯ

ﾂｰﾂｰ

海未「つ、繋がらない！？」ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯ

ﾂｰﾂｰ

ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯ

翌日　朝

穂乃果「あっ海未ちゃんおはよー！って、ヴえぇ！？」

海未「お、おはようございます…穂乃果ぁ」

穂乃果「海未ちゃんどうしたの！？眼のクマが凄いことになってるよ！」

海未「ほのかぁ…穂乃果の携帯、通じないんですが…」

穂乃果「えっ？あ、ああ…あはは、えーっと…そ、そうだ！お風呂に落としちゃって壊れちゃったの！」

海未「そ、そうだったんですか…良かった…着信拒否でもされたのかと思いましたぁ…」ｸﾞｽｯ

穂乃果「あ、あはは…」

学校

穂乃果「まさか一晩であんな風になるなんて…」

ことり「そうだねぇ…」

穂乃果「どうしよう、これから」

ことり「それじゃあ>>26でもしてみたらどう？」

陰口

部室

穂乃果「それでさー海未ちゃんったら繋がらないのに一晩中かけつづけてたんだって！」

真姫「ええっ、本当に？」

穂乃果「ホントだって！見たでしょ海未ちゃんのあのクマ」

にこ「ちょっとナシよねぇ、引くわー」

ｶﾞﾁｬｯ

にこ「あっ」

海未「…？」

穂乃果「う、海未ちゃん弓道部の用事もう終わったの？」

海未「ええ…」

生徒会室

穂乃果「だいたい学校でずっと顔合わせてるのに夜も何時間も電話っておかしいよね？」

絵里「まあ…確かにそうかもだけど、それだけ穂乃果の事が好きなんでしょ」

希「じゃあ今晩からウチが電話しよーか？」

穂乃果「ちょっと希ちゃん、やめてよー」


ドアの外

海未「………」ｷﾞﾘｯ

練習後

海未「あの…穂乃果、ちょっと話が…」

穂乃果「えっ？ああ今日の海未ちゃん？普通だったよ」

海未「いえ、そうではなく…」

～♪

穂乃果「あ、ちょっと待ってメールが」ﾋﾟｯ

海未「…はい」

穂乃果「あちゃー、店が忙しいから早く帰ってきて手伝え、だって」

穂乃果「そういうわけでゴメン、また今度ね！」ﾀﾞｯ

海未「あっ…」

海未「…」

海未「…」

海未「携……帯………？」

海未「…」ﾋﾟｯ

ﾂｰﾂｰ

ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯ

ﾂｰﾂｰ

ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯ

ﾂｰﾂｰ

海未「…」

ﾊﾞｷｯ!!

夜　電話中

ことり「穂乃果ちゃん、調子はどう？」

穂乃果「うーん、ちょっとやり過ぎたかも…海未ちゃんやつれてる気がするし」

ことり「じゃあやめる？」

穂乃果「やめるって、甘やかすのをやめるのをやめるって事？」

ことり「うん」

穂乃果「んーでもなぁ…一度決めたことだし…」

ことり「じゃあそろそろ>>64してみようか？」

プレゼント

穂乃果「プレゼント？」

ことり「うん」

穂乃果「あれ？それって甘やかしてるんじゃ？例えば何をプレゼントするの？」

ことり「うん…例えばねぇ…>>70とかかなぁ…」

アリサ