穂乃果「コープスパーティー改3」 (312)
・前スレ
穂乃果「コープスパーティー改」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1394277052
穂乃果「コープスパーティー改2」
穂乃果「コープスパーティー改2」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1395327934/-20)
前スレの続きです
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1395932181
現在前スレにて安価出しております
前スレ埋まったんで再開します
穂乃果「皆!形代はある!?」
海未「えっ・・・な、ない!?」
皆「ええっ!?」
絵里「ポケットの奥とかは?」
ガサゴソ
海未「・・・やっぱりないです!どうしましょう!?」オロオロ
その時、私が持っている刻命裕也の学生手帳にもう1枚形代の切れ端が挟まっていた事を思い出しました
穂乃果「(これがあれば・・・)」
その時、雪ちゃんから忠告された言葉が頭に響きました
雪『他人の形代を使ったら、どうなるかわかりません』
しかし、もう迷ってる時間はありません
穂乃果「海未ちゃん!予備の形代あるからこれを使って!」
海未「い、いいんですか・・・?」
穂乃果「うん、自分のもあるから!ほら!」ピラピラ
海未「ほ、穂乃果・・・!」ウルウル
私は自分の形代の切れ端を海未ちゃんに渡し、自分は刻命裕也の学生手帳に挟まっていた切れ端を使うことにしました
穂乃果「(まぁ・・・大丈夫だよね・・・)」
背負っていた皆を一旦下ろし、形代の破片を合わせながら私達は唱えます
穂乃果「サチコさんお願いします!」
海未「サチコさんお願いします!」
ことり「サチコさんお願いします!」
真姫「サチコさんお願いします!」
花陽「サチコさんお願いします!」
凛「サチコさんお願いします!」
絵里「サチコさんお願いします!」
希「サチコさんお願いします!」
にこ「サチコさんお願いします!」
亜里沙「サチコさんお願いします!」
雪穂「サチコさんお願いします!」
穂乃果「サチコさんお願いします!」
唱える回数は人数+1、それ以上1回でも多く唱えてはいけません
地面の揺れが一層激しくなりました
すると、足元に突然、闇夜のような暗く大きな穴が開きました
奈落の底に吸い込まれるように、私達はその闇の中へと落ちていきます
穂乃果「海未ちゃん!ことりちゃん!手を繋いで!」
落下しながら私達は共に手を繋ぎました
次の瞬間、視界は白い光で満たされ何も見えなくなりました
【海未視点】
海未「・・・・・」
ことり「・・・・・」
真姫「・・・・・」
凛「・・・・・」
花陽「・・・・・」
絵里「・・・・・」
希「・・・・・」
にこ「・・・・・」
亜里沙「・・・・・」
雪穂「・・・・・」
目を覚ました私達はある1点を凝視していました
私達は全員手を繋いでいます
私の右手には穂乃果の手がしっかりと繋がっていました
そう、「手だけ」は・・・
横に穂乃果の姿はありません
穂乃果は手首のすぐ上でバッサリと切断されたのか、手首から上はありませんでした
帰ってきたのは私とことりが繋いだ穂乃果の両手だけです
逆打ちの回数も間違えなかった、形代も人数分あった
なのになぜ・・・
それは穂乃果しか分かりません
私達は何が起きたのか分からぬまま、その場に座り込んでいました
end
今日はここで終了です
明日夜から再開します
ラストは全員生還ENDのみ、前スレ883からコンティニューします
それではあと1日、お付き合い願います
お待たせいたしました
再開致します
前スレ883からのコンティニューです
穂乃果「形代は全員あるね?」
皆「もちろん!」
形代の破片を合わせながら私達は唱えます
もう残り時間は僅かです
>>72
逆打ちで天神小学校を脱出します
「サチコさんお願いします」を何回唱えればいいかお答えください
・正しい回数を解答する
・>>70、>>71、>>72のコンマの和が「150以上」
・この書き込みからコンマ含め「3分以内」に解答が得られる
全て満たせば逆打ち成功で無事元の世界へと帰還します
これが最終安価です
12回
12回
12
ボォーン
校舎の鐘が鳴ったようです
急がないと・・・!
穂乃果「サチコさんお願いします!」
海未「サチコさんお願いします!」
ことり「サチコさんお願いします!」
真姫「サチコさんお願いします!」
花陽「サチコさんお願いします!」
凛「サチコさんお願いします!」
絵里「サチコさんお願いします!」
希「サチコさんお願いします!」
にこ「サチコさんお願いします!」
雪穂「サチコさんお願いします!」
亜里沙「サチコさんお願いします!」
穂乃果「サチコさんお願いします!」
地面の揺れが一層激しくなりました
すると、足元に突然、闇夜のような暗く大きな穴が開きました
奈落の底に吸い込まれるように、私達はその闇の中へと落ちていきます
穂乃果「皆!手を繋いで!」
落下しながら私達は共に手を繋ぎました
次の瞬間、視界は黒い光で満たされ何も見えなくなりました
穂乃果「ん・・・んんっ・・・」
どれだけ意識を失っていたのでしょうか?
私は目を覚ましました
穂乃果「・・・え゙っ!?」
目に入ったのは音ノ木坂学院の部室ではなく、天神小学校の渡り廊下でした
穂乃果「えっ?もしかして間に合わなかった!?」
すると、目の前に見覚えのある少女が現れました
雪「ようこそ、天神小学校へ・・・」
end
コンティニューしますか?
前スレ883より再びコンティニューします
穂乃果「形代は全員あるね?」
皆「もちろん!」
形代の破片を合わせながら私達は唱えます
もう時間は残り僅かです
>>92
逆打ちで天神小学校を脱出します
「サチコさんお願いします」を何回唱えればいいかお答えください
・正しい回数を解答する
・この書き込みからコンマ含め「1分以内」に解答が得られる
全て満たせば逆打ち成功で無事元の世界へと帰還します
これが最終安価です
12回
ボォーン
校舎の鐘が鳴ったようです
急がないと・・・!
穂乃果「サチコさんお願いします!」
海未「サチコさんお願いします!」
ことり「サチコさんお願いします!」
真姫「サチコさんお願いします!」
花陽「サチコさんお願いします!」
凛「サチコさんお願いします!」
絵里「サチコさんお願いします!」
希「サチコさんお願いします!」
にこ「サチコさんお願いします!」
雪穂「サチコさんお願いします!」
亜里沙「サチコさんお願いします!」
穂乃果「サチコさんお願いします!」
シーン
穂乃果「・・・・あれ?」
正しく逆打ちをしたにもかかわらず、何も起こりません
ピンポンパンポン
その時、校内放送が流れてきました
「よい子の皆さん、下校時刻となりました」
「まだ学校に残っている子は・・・帰れません・・・」
絵里「・・・は?」
すると、目の前に見覚えのある少女が現れました
雪「ようこそ、天神小学校へ・・・」
end
・・・コンティニューしますか?
再び前スレ883よりコンティニューします
穂乃果「形代は全員あるね?」
皆「もちろん!」
形代の破片を合わせながら私達は唱えます
もう時間は残り僅かです
>>114
逆打ちで天神小学校を脱出します
「サチコさんお願いします」を何回唱えればいいかお答えください
・正しい回数を解答する
・この書き込みからコンマ含め「45秒未満」で解答が得られる
全て満たせば逆打ち成功で無事元の世界へと帰還します
これが最終安価です
12回
穂乃果「サチコさんお願いします!」
海未「サチコさんお願いします!」
ことり「サチコさんお願いします!」
真姫「サチコさんお願いします!」
花陽「サチコさんお願いします!」
凛「サチコさんお願いします!」
絵里「サチコさんお願いします!」
希「サチコさんお願いします!」
にこ「サチコさんお願いします!」
雪穂「サチコさんお願いします!」
亜里沙「サチコさんお願いします!」
穂乃果「サチコさんお願いします!」
唱える回数は人数+1、それ以上1回でも多く唱えてはいけません
ゴゴゴゴゴ
地面の揺れが一層激しくなりました
すると、足元に突然、闇夜のような暗く大きな穴が開きました
奈落の底に吸い込まれるように、私達はその闇の中へと落ちていきます
穂乃果「皆!手を繋いで!」
落下しながら私達は共に手を繋ぎました
次の瞬間、視界は白い光で満たされ何も見えなくなりました
穂乃果「ん・・・んんっ・・・」
どれだけ意識を失っていたのでしょうか?
私は目を覚ましました
穂乃果「・・・ここは・・・っ!皆起きてっ!」
目に入ったのは見慣れた音ノ木坂学院の部室でした
皆も目を覚ましたようです
凛「戻ってこれたにゃー!」
絵里「よ、よかったわ~」
海未「ちゃんと全員いますね」
私達はお互いの存在を確かめ合うかのように抱き合いました
あの恐ろしい閉鎖空間から誰1人欠けずにもとの世界に戻ってこれた・・・奇跡としか言い様がありません
あれから数日経ちました
私達の絆は以前よりも格段に強くなっていました
あのサチコさんのおまじないのおかげでしょうか?
穂乃果「(・・・だけど、もうあんな恐ろしいおまじないは二度とごめんだよっ!)」
特ににこちゃんと真姫ちゃんなんかは、まるで恋人同士のようにイチャイチャしています
にこ「あの時の真姫ちゃん、『絶対に手を離さないで!』とか叫んじゃって、すごく可愛いかったにこー☆」
真姫「ヴェェ!!もうその話はやめなさい!恥ずかしいじゃない!」//
絵里「にこ、からかうのも程々にしなさい そろそろ練習するわよ」
穂乃果「それじゃあ、μ'sミュージックスタート!」
True End
これにて無事完結です
本当は他のBAD ENDも色々用意してたんですよね~
生きたまま人体解剖されるかよちんとか、にこまきが喧嘩別れした後ににこが真姫を首吊りさせるとか、足を切断された穂乃果が大男に引き摺られていくとかetc
見たいという人がいましたらBAD END集を書きますけど、TRUE ENDの後だと後味が悪いかな~と・・・
夏にVITAで新作が出るので、もしかしたら新たなENDを加えて書くかもしれません
それでは、今までお付き合いいただきありがとうございました!
お疲れ様でした
自分も手繋ぎの有無はどのような影響を与えるか気になってた
あとかよちん登場時に理科室の扉が開かなかったらどうなっていたの?
>>132
手繋ぎしなかった場合、襲撃された時のコンマ判定の変化や最悪喧嘩別れなどを予定してました
理科室が開かなかったら人体模型バグでした
BAD END集を望む声が多いので、書くことにします
ただ、具体的に分岐点から遡って書くのは面倒なので、草案(BAD単体)みたいな感じで書きます
一部安価も出ますが、何を選んでも助かりませんので悪しからず
【BAD END 1】
・穂乃果・海未・絵里の3人のみが生存している想定
・形代は海未のみ紛失
・逆打ち方法などは把握済
【穂乃果視点】
私は海未ちゃんと防空壕の廊下を歩いていました
しばらく進むと、トイレが見えてきました
海未「あ、あの・・・穂乃果?」モジモジ
穂乃果「ん?どうしたの海未ちゃん?」
海未「すみません、お手洗いに行ってきてもいいですか?」
穂乃果「1人じゃ危ないから私も行こうか?」
海未「な、何言ってるんですか!恥ずかしいじゃないですか!」///
穂乃果「で、でも・・・」
海未「大丈夫、必ず戻ってきますから」
穂乃果「分かった 誰かと遭遇して襲われると怖いから、私はあの部屋の中で待っているね?」
私はトイレから少し離れた小部屋を指差しました
海未「はい、出来るだけすぐに戻りますね」
そう言うと、海未ちゃんはトイレへと入っていきました
穂乃果「さ、私はあの部屋で待っていよう」
私は暗い小部屋へと入り電気を点けました
穂乃果「・・・えっ・・・・」
電気を点けた私は小部屋に横たわっていた人を見て愕然としました
そこにいたのは、頭を殴られ血まみれで死んでいた妹、雪穂でした
穂乃果「い、いやぁああああああああああああ!!!」
【海未視点】
トイレから出た私は急いで穂乃果の待つ小部屋へと向かいました
明かりの点いた小部屋に入ると、そこには約束通り穂乃果が待っていました
しかし、穂乃果の様子が少しおかしいです
穂乃果は身体から黒い煙のようなものが出ており、指先が少しずつ黒ずんでいました
そして、穂乃果の後ろには
海未「・・・っ!雪穂!?」
血まみれの雪穂が倒れていました
海未「ほ、穂乃果!どうしたんですか!?」
穂乃果「海未・・・ちゃん・・・」
海未「しっかりしてください!」
穂乃果「あのね・・・、私・・・生きる気力が・・・無くなっちゃった・・・」
海未「なっ、何を言ってるんですか!?」
穂乃果「・・・雪穂が・・・皆が・・死んじゃって・・・生きてる意味が・・・見出だせないの・・・・」
海未「っ!?約束したじゃないですか!私と一緒に脱出すると!」
すると、穂乃果はポケットから持っていたサチコさんの形代を取り出し、霧になりかけている手で私に渡してきました
穂乃果「海未・・・ちゃ・・・ん・・・これを・・・渡すから・・・絵里・・・ちゃん・・・と・・・2人で・・・脱出して・・・」
海未「穂乃果!そんなこと言わないで下さい!生きる意味なら私があげます!だから・・・」
海未「私のために生きてください!」
穂乃果「・・・・・ごめ・・・ん・・ね・・・・海未・・・・ちゃ・・・ん・・・・・」
海未「穂乃果!!」ポロポロ
結局、私は穂乃果から渡された形代を受け取り、小部屋を後にしました
しばらく廊下を進むと、奥に人影が見えてきました
絵里「海未、捜したわよ」
海未「絵里・・・」
絵里はこの閉鎖空間に来てから精神が汚染されたのか、不可解な言動や行動をするようになりました
私が形代をなくしたのも、発狂した絵里が形代を挟んだ私の生徒手帳を燃やしてしまったからです・・・
絵里「穂乃果は生きてるんでしょ?」
海未「・・・・ええ、この廊下を真っ直ぐ進んだ小部屋にいます」
絵里「そう・・・・あら?なんであなたが形代を持っているのよ?」
海未「・・・・それは、穂乃果かr」グサッ
私が言い終える前に絵里は持っていた包丁で私の左胸を一突きしました
ブシャーッ
【絵里視点】
絵里「はぁはぁ・・・・!さァ、穂乃果!殺したわよ!」
海未「」
絵里「殺したの!殺したの殺した殺した!コロコロころころし殺したの!」
絵里「アッハァ!イィイイィイィ!!」
絵里「穂乃果ァ!汚い雌豚、消えたわよ!私と契りましょう!」
絵里「一緒にここから帰りましょう?」
絵里「・・・フゥ、ごめんなさい海未、私の一人勝ちね」スタスタ
海未「」
海未「」ニヤリ
アッハァ!(・8・)
となると穂乃果は直美か
私は海未から形代を奪い取り、穂乃果のいる小部屋へと向かいました
絵里「穂乃果、お待た・・・せ・・・・」
穂乃果「」
そこにいたのは全身真っ黒と化した穂乃果でした
指先は既に形を失い霧状になっています
絵里「・・・・・・・・・・嘘・・・・・うそうそウソ!・・・いやぁああああああああああ!!ああああぁぁぁぁ・・・!」
絵里「・・・待って!穂乃果がいないと私・・・どうやって帰ればいいのよ・・・!」
絵里「そ、そうだ!海未がいt・・・・・ああっ!?」
絵里「・・・・そ、そんな・・・・いやっ・・・・イヤアアアアアーーー!!!」
end
今日はこれで終了です
明日夜から再開予定です
乙です!
>>160
ありゃ?哲志じゃない?(・8・)
>>161
えりちの末路もミタイ!
>>167
原作では結末が描写されていないので、あえて書きませんでした
そのまま餓死、エリチも黒化、廊下を彷徨っているうちに襲撃され死亡etc...
エリチの末路は皆様の脳内で自由に想像してみてください
お待たせいたしました
再開致します
【BAD END 2】
・花陽単独行動を想定
【花陽視点】
花陽「うぅ~・・・凛ちゃ~ん、どこにいるのぉ・・・」
私は薄暗い廊下を彷徨っていました
しばらく行くと、廊下の端に少年が座り込んでいるのが見えました
少年は私が見えていないのか、じっと虚空の一点を眺めています
その子の腹部は服ごと大きく裂かれ、内臓が露出し、夥しい量の血が流れ出ていました
こんな大ケガを負って、人間が生きていられるはずがありません
花陽「(あの子、大丈夫かな・・・・)」
私は少年に近づいて声をかけようとしました
その時、少年は焦点が合わない瞳を私に向け、視線が重なりました
直後、私の視界は暗転しました
花陽「ん・・・・んっ?」
どれくらい時間が経ったのでしょうか
私の意識が暗闇から浮上しました
目を開けてみると、そこにはさっきの少年、そして2人の少女の顔が見えました
天井も見えるので、どうやら私は床に仰向けに倒れているようです
花陽「・・・あれ?」
私は起き上がろうとしましたが、なぜか身体が動きません
花陽「えっ!?何これ、金縛り!?」
何が起きたのか理解できずにいると、3人がポケットから何かを取り出しました
花陽「・・・えっ?あれって・・・・メス!?」
あっ、これは...(・8・)
これから何が起こるのかを理解した私は逃げようと必死に身体を動かそうとしましたが、金縛りにあっているのか身体は全く動きません
すると、少年が私の制服を脱がしてきました
花陽「えっ!?な、何するの!?ダレカタスケテー!!」
少年は慣れた手つきで制服を脱がし、私はあっという間に上半身裸にされてしまいました
少女が私の胸の谷間にメスを押し付け、スーッと臍の近くまで引き裂きました
そして、また始点に戻って同じ場所を切り付けました
すると、私の内臓はひんやりとした空気に曝されました
3人は切り開かれた私の腹部に手を突っ込んできました
グチャッグチャッ
花陽「いや、いやぁああ!」
まず少年が私の膵臓を引き摺り出し、それにつがっている管全てをメスで切り離しました
花陽「いぎゃあああああぁぁぁああ!!!」
麻酔なしで内臓を切り取られる・・・
経験したことのないその激痛は、とても耐えられるものではありません
次に少女が私の胃の噴門と幽門のあたりをメスで切りつけ、両手で胃を取り出しました
花陽「あががっ・・・ごぽっ・・・ぶほっ!?」
私は口から血を噴き出しました
その血は私の顔に降り注ぎ、視界を赤く染めます
3人は何も話さず、淡々と私の内臓を摘出していきます
もう1人の少女は私の肝臓を手に取り、メスで血管を全て切り離しました
肝動脈と肝静脈、それに下大静脈も切ったのか、一気に血が流れ出てきます
ブシュー
花陽「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ・・・!!」
同時に少年が私の腸を掴み、まるで綱引きをするかのように一気に引き摺り出しました
人間の小腸の長さは6mあると言われています
その小腸を目の前で引き摺り出される恐怖・・・とても言葉では形容できません
私の腹部は内臓を取り出され、スカスカになっていきました
内臓があった場所は血のプールが出来上がっています
花陽「ああ・・・・あぁ・・・・」ピクピク
大量出血により私の意識は朦朧としてきました
視界もだんだんぼんやりとしてきました
最後に少年が心臓をそっと取り出しました
トクン・・・・トクン・・・
鼓動はとても頼りなく、今にも止まってしまいそうなほど弱っていました
少女は私の肺をそっと掴んできました
もう呼吸どころの話ではありません
脳が麻痺しているのか、痛みは全く感じませんし、だんだん眠くなってきました
最期の時が近づいてきたようです
花陽「・・・・ぁぁ・・・・凛・・・ちゃ・・・・ん・・・・」
花陽「みん・・・な・・・・助け・・・・t」グチュッ グサッ
私の言葉は少女が肺を握り潰した音と少年が心臓にメスを突き刺した音で掻き消されました
かよちんend終わったんで、一旦離脱します
お待たせいたしました、再開します
どのENDやろうか迷いましたが、先ににこまきやります
負担にならないペースで書いてください(・8・)
【BAD END 3】
・にこまきの手繋ぎ拒否後を想定
【にこ視点】
にこ「失礼ね!なに子ども扱いしてんのよ!別に手を繋がなくても平気よ!」
真姫ちゃんにバカにされたと思ったにこは、ついついそう口走ってしまいました
すると、真姫ちゃんは一瞬呆気に取られた表情をした後、少し悲しそうな顔をして言いました
真姫「・・・・何よ、にこちゃんは私と手を繋ぎたくないわけ?」
にこ「はぁ?どうしてそうなるのよ」
真姫「だってにこちゃん、あんな怒ったような口調で言うから・・・」
にこ「べ、別に怒ってなんかないわよ・・・ただ、手を繋ぐのは恥ずかしいし・・・・そ、それに、真姫ちゃんは別に手を繋がなくても平気かな~って思っただけよ!」
言い終わってから「ちょっと言い過ぎたかな~」と思いました
真姫「・・・・な、なによ・・・それって私と手を繋ぐのが嫌だってことじゃない!」ウルウル
しまった、と思った時にはもう手遅れでした
真姫「にこちゃんは私の気持ちなんて全然分かってくれないじゃない!私だって怖いのよ!」
にこ「そ、そんなの分かるわけないじゃない!真姫ちゃんが『怖い』だなんて言ったの一言も聞いてないんだから!」
にこが『言い過ぎたわ、ごめん』と言えば丸くおさまったかもしれないのに、なぜか意地になって言い返してしまいました
にこが怖いと思うなら真姫ちゃんも怖いと思ってる・・・
冷静に考えれば当たり前のことなのに、なぜあんなことを言ってしまったのか、自分にも分かりません
そんな中、にこが無意識に止めの一言を放ってしまいました
にこ「ねぇ真姫ちゃん、もう手分けして捜さない?別々に行動した方が効率がいいと思うし・・・」
真姫「っ・・・・・そんな・・・そんな言い方はないでしょ!」
真姫「私だってこんな恐ろしい空間から早く帰りたいわよ!怖いからにこちゃんと一緒に行動すれば少しは安心できるかなって思ったのよ!なのに・・・・それなのに、にこちゃんにそんな言い方されたら・・・・!」
謝らないと
そう思っても、にこは『ごめん』の一言を言いだせませんでした
たった一言で仲直りできたかもしれないのに・・・
長い沈黙を破ったのは真姫ちゃんでした
真姫「もういいわ・・・・・・にこちゃんなんてもう知らないっ!」ポロポロ
真姫ちゃんは踵を返し、そのまま薄暗い廊下の奥へと消えていきました
『待って!』
手を伸ばしてそう叫ぼうとしましたが、にこはただ小さくなっていく真姫ちゃんの背中を見つめることしか出来ませんでした
にこ「・・・・なによ・・・せっかく謝ろうとしたのに・・・真姫ちゃんの馬鹿っ!」
これはさえこと直美に近いパターンかな(・8・)
【真姫視点】
にこちゃんと別れた私は泣きながら走っていました
真姫「ぐすっ・・・ひっく、うぅ・・・・」
静寂に包まれている校舎に私の声が響きました
私にとって、にこちゃんは大切な人でした
人と関わるのを避けていた私に鬱陶しいほど構ってくれたにこちゃん
初めて恋と言える感情を抱きました
にこちゃんの卒業式の時に告白しよう、そう考えていました
なのに・・・
真姫「ぐすっ・・・にこちゃん、酷いわ・・・・うわああああ・・・・!」
誰よりも強く結ばれていると思っていたにこちゃんとの絆
それはあまりにも呆気く壊れてしまいました
【にこ視点】
にこ「真姫ちゃんっ!どこ!?」
にこは真姫ちゃんが走り去っていった廊下を追いかけて行きました
にこ「にこが悪かったから!謝るから出てきて!」
さっきのにこは絶対どうかしていました
なぜ真姫ちゃんを傷付けることを言ってしまったのか、全く分かりません
やはりこの学校はおかしい・・・
ただここにいるだけで、冷静さを失い、無性に苛立ち、人を傷付けてしまう・・・
にこ「ねぇ!出てきてよ!」
真姫ちゃんが出てきたら『ごめん』と言って、他の皆を捜して、この学校を脱出して家に帰って・・・
翌朝部室に集まって、おまじないで起きた出来事を笑い合って、皆と練習して、いつもみたく真姫ちゃんをからかって・・・
そんな日常をまた送りたい
にこ「だから・・・・出てきてよ、真姫ちゃん!」
にこ「はぁはぁ・・・・どこに言ったのよ・・・」
どれだけ捜しても真姫ちゃんの姿は見つかりません
にこ「真姫ちゃん!どこにいるのよ!」
その時
ギィ・・・・ギィ・・・・
木が擦れ合うような奇妙な音が聞こえてきました
その音はにこのすぐ右手にある女子トイレから聞こえてきます
女子トイレはまだ捜していないことを思い出し、にこは恐る恐るトイレの中へと入りました
ギィ・・・・ギィ・・・・
音はトイレの奥から聞こえてきます
よく見ると、奥から二番目の個室の扉が半開きになっていました
ああ... これは... (・8・)
にこ「そこにいるのは誰・・・・?」
にこはその個室に近寄り、扉を開けて中を覗き込みました
暗がりの中で薄白い何かが揺れていました
よく見ると人の足のようです
その人の足は床にはついておらず、宙にゆらゆらと揺れていました
視線を少しずつ上にやると、見覚えのある・・・音ノ木坂学院のスカートが見えました
にこ「えっ・・・・」
更に視線を上げたにこは愕然としました
にこ「あっ・・・・あ・・・・」
暗い個室の中で首を吊っていたのは・・・
ついさっきまで一緒にいた真姫ちゃんでした
にこ「いや・・・・うそ・・・・」
真姫「・・・・がはっ・・・・ぐほっ・・・!」
にこ「ま、真姫ちゃん!?」
なんと、まだ真姫ちゃんは辛うじて生きていました
首にめり込む縄を外そうと必死に藻掻いていました
にこ「ま、真姫ちゃん!すぐに助けるから!」
にこ「ど、どうしよう!? >>208」
>>208
1・トイレの隅に置いてあるバケツを使う
2・しばらく考える
>>200
世以子じゃね?
トイレの隅に置いてあるバケツが目に入りましたが、よく見ると中に臓器やら何やらが入っていて、とても使う気にはなりませんでした
にこ「それ以外の方法があるはず・・・!>>214」
>>214
(コンマ判定)
下1桁が0~6・身体に触れる
下1桁が7~9・考え直す
莉頑律蟆代↑縺?↑
これどっちにしてもなぁ(・8・)
にこ「と、とりあえず身体を支えないと!」
にこは真姫ちゃんの足を持って身体を支えることにしたのですが・・・
にこ「っ!?・・・・・ま、真姫ちゃん・・・重い!」
真姫「かはっ・・・くひゅー・・・・ぐっ・・・」
真姫ちゃんの全体重を小柄なにこが支えるのは、やはり無理がありました
にこ「も・・・・もう無理・・・」
耐えきれずにこはうっかり手を離してしまいました
にこ「あっ・・・・!?」
気付いた時はもう手遅れでした
支えを失った真姫ちゃんは再び宙ぶらりんになりました
真姫「ぐぎぎぎ・・・・かはっ・・・・・」
ダラーン
そして、すぐに真姫ちゃんは動かなくなりました
にこ「あ・・・・あぁ・・・・」
にこ「いやぁああああああああああああああああああああ!」
今日はこれで終了です
やはり全員生還END後のBAD END集は需要少ないですね・・・
明日は夜から再開予定ですが、予定していた穂乃果死亡ENDを省略し、にこまきの続きを書いて正式に完結させようと思います
俺は最後まで見るよ(・8・)
ネタある限り続けてくれ
お待たせいたしました
少しですが再開します
(その後、真姫ちゃんの遺体を降ろし、トイレの入口に安置する[省略])
トイレから出たにこは皆を捜しに再び廊下を歩き回りました
どれだけ歩いたのでしょうか
廊下の先に何か人影のようなものが見えました
人影はかなりの巨体で、手に何かを掴んで引き摺っていました
にこ「(なにあれ・・・人形?)」
いや、違う
大男が引き摺っていたのは真姫ちゃんの死体でした
にこ「真姫ちゃんっ!」
にこ「待ちなさいよ!真姫ちゃんを連れていかないで!」
しかし、大男はにこの声が聞こえていないかのように無視し、真姫ちゃんを連れていきました
トイレ前に安置した死体を見つけられたようです
にこ「真姫ちゃん!」
気付くとにこは大男を追って駆け出していました
それにしても、大男は真姫ちゃんをどこに運んでいくのでしょうか
にこ「はぁはぁ・・・」
大男を追いかけて薄暗い洞窟の中に入りましたが、ここでにこは大男と真姫ちゃんを見失いました
あの大男、見かけによらず足が速いみたいです
にこ「うぅっ・・・・真姫ちゃん!どこにいるのよ!」
しばらく洞窟を彷徨っていると、いつの間にか用務員室と書かれた扉の前に立っていました
にこ「(は?なんでこんな所に用務員室があるのよ)」
あれ?
周りを見回すと、いつの間にか辺りの光景は一変していました
にこは天神小学生の廊下に立っていました
小学「校」やね(・8・)
細かいこと言ってごめんなさい
にこ「(は?え?なにこれ?)」
混乱しましたが、なぜか声をあげることが出来ません
というよりも、体を自由に動かすことができません
にこの体は勝手に廊下を歩いて、用務員室へと向かっています
まるで誰かに操られているかのように、体が自動的に動いています
にこ「(何よこれ!?夢なの!?)」
にこの手には何かを握っている感触がありました
固めの糸を束ねたような手触りです
にこは顔を向けることができないので、それが何なのかは全く見えません
しかし、その糸の束は何か重い物に繋がっているらしく、にこはそれをズルズルと床に引き摺っていました
にこ「(何よ!なんで体が勝手に・・・!)」
今、にこの身に何が起きているのか、全く分かりません
とてつもない恐怖です
すると、用務員室の扉が開き、中から大小2人の人間が現れました
さっきの大男と赤い服を着た少女でした
自動的に動くにこは、手に持っていた荷物を大男に渡しました
その荷物が何だったのか、ようやく見えました
それは、にこが一番よく見知った女の子―真姫ちゃんでした
にこ「(なんで・・・なんでにこが真姫ちゃんを引き摺っているのよ!?イミワカンナイ!)」
大男はロープで真姫ちゃんの手をしばり、肩に担ぎ上げました
そして、少女と共に用務員室の中に入っていきました
にこ「(待って!どこに行くのよ!)」
そう思っていると、にこの体は勝手に動きだし、大男の後ろに続いて用務員室の中へと入っていきました
用務員室の中に入ると、少女が隅にあった物置の襖を開けました
すると、物置の天井から梯子が垂れ下がっているのが見えました
少女「キヒヒッ」
少女は軋むような笑い声を上げて梯子を掴み登っていきまさた
真姫ちゃんを担いでいる大男、そしてにこもそれに続きました
にこ「(一体どこに向かってるのよ・・・?)」
梯子を登って辿り着いた先は、なぜか女子トイレの個室でした
個室の上の太い梁からは、先を輪っかにした縄が垂れ下がっていました
首を吊った真姫ちゃんの姿が脳裏に浮かび泣きそうになりました
すると、大男は無言のまま、担いでいた真姫ちゃんの体を個室の壁へと叩きつけました
真姫「あぐっ!?」
叩きつけられた痛みで真姫ちゃんは呻き声をあげました
にこ「(えっ・・・生きてる?どういうことよ?)」
真姫ちゃんは怯えた目で大男と少女を見つめています
大男は個室から出ていき、古びたバケツを1個持ってすぐに戻ってきました
そして、そのバケツを輪っかになった縄の真下に置きました
大男は手を縛られ身動きできない真姫ちゃんを抱え、そのバケツの上に立たせました
真姫「な、何よあんた達!何する気よ!」
手足を縛られた真姫ちゃんは抵抗できません
今度はにこが真姫ちゃんに近づきました
助けるのかと思いきや、にこは真姫ちゃんの首を縄の輪っかにかけ始めました
にこ「(えっ・・・にこ、何してるの?)」
真姫「に、にこちゃん、お願いだからやめて・・・!」
真姫ちゃんは怯えと悲しみが混じった声で言いました
にこを怯えた目で見つめています
にこは必死に腕を止めようとしました
しかし、全く体が言うことを聞きません
やめて!という心の叫びも声になりません
少女はクスクスという笑い声をあげて、大男と共に個室から去っていきました
残されたにこは無言のまま、ただひたすら真姫ちゃんを処刑するための作業を続けました
真姫「イヤ・・・・イヤっ!にこちゃん、目を覚まして!私が悪かったからぁ!謝るから・・・・何でもするから許して!」
真姫ちゃんの懇願が通じたのか、にこはやっと真姫ちゃんの体から手を離し・・・・
ガンッ
真姫ちゃんの足の支えになっていたバケツを思いきり蹴飛ばしました
ギシッ! ボキィッ! ギシ・・・ギィ・・・!
真姫「あぐっ・・・・ぐぅ・・・・うぅ・・・・・」
真姫ちゃんの体は吊り下がり、全体重をかけられた首は折れ、しばらく痙攣した後動かなくなりました
にこ「(あぁ・・・)」
にこが真姫ちゃんを殺した・・・
脳内に眠っていた記憶が蘇ってきました
今起きたことは、にこが真姫ちゃんにやったことの再現だったのです
真姫ちゃんはにこと喧嘩して、自暴自棄になって自殺したんじゃない
にこがこの手で殺してしまったんだ・・・・
気付くとにこはトイレではなく、もともといた薄暗い洞窟の通路に立ち尽くしていました
見渡すと辺りには無数の死体が放置され、高々と積み上げられていました
死に方は様々で、頭を割られていたり、首を絞められていたり、内臓が引き摺りだされていたり・・・・
「キャハハハハハハハ、アハハハハハハ!」
突如、後ろから明るい笑い声が響きました
振り返ると、そこにはさっきの大男と少女が立っていました
しかし、今のにこにはそんなことはどうでもいい
今はただ、真姫ちゃんを失ったことが悲しかったのです
何気なく見つめた死体の山の端っこに、見知った顔の少女の姿を見つけました
にこ「真姫ちゃん・・・・・」
にこは真姫ちゃんの亡骸を強く抱き締めました
にこ「真姫ちゃん、もう絶対に離さないから・・・」
当然、真姫ちゃんからの返答はありません
そんなにこを見て、少女が楽しそうに笑いました
少女「キャハハハッ!お前そロそろ、喰われチャうよ?」
にこは指先から急速に黒ずんでいく手を見ました
けれど、今はそんなことはどうでもいい・・・
にこは真姫ちゃんと一緒にいられれば満足だから・・・
end
今日はこれで終了します
明日以降もEND尽きるまで書くつもりです
一応夜から再開予定ですが、変更の可能性もあります
お待たせいたしました
再開します
今日は使い回しEND1つのみです
【BAD END 4】
・ことり単独行動を想定
【ことり視点】
ことり「うぅ~・・・ホノカチャァァァン、海未ちゃ~ん、どこにいるの~・・・」
私は薄暗い廊下を彷徨っていました
しばらく行くと、廊下の端に少年が座り込んでいるのが見えました
少年は私が見えていないのか、じっと虚空の一点を眺めています
その子の腹部は服ごと大きく裂かれ、内臓が露出し、夥しい量の血が流れ出ていました
こんな大ケガを負って、人間が生きていられるはずがありません
ことり「(あの子、大丈夫なのかな・・・・)」
私は少年に近づいて声をかけようとしました
その時、少年は焦点が合わない瞳を私に向け、視線が重なりました
直後、私の視界は暗転しました
ことり「ん・・・・んっ?」
どれくらい時間が経ったのでしょうか
私の意識が暗闇から浮上しました
しかし、目を開けても何故か視界は真っ暗です
ことり「えっ・・・・ここは、どこ?・・・何も見えないよ~・・・」
体を動かそうとすると、周りの壁のようなものが両腕にぶつかりました
私は狭い穴の中に横になっているみたいです
何が起きているのか・・・そう思っていると、突然上から土が降ってきました
ことり「うぶっ!?」
その後も容赦なく土砂が浴びせられ、目や鼻や耳、そして口の中が砂や礫で埋め尽くされていきます
ことり「うがっ、ぐっ、ぐぇっ・・・・ぺっ、や、やめて・・・」
ついに口が土砂で埋め尽くされ、言葉を発することもできなくなりました
同時に鼻も埋め尽くされ、息を吸い込むこともできません
耐え切れなくなり、土砂の中で思いっきり息を吸い込みました
すると、土砂が一気に喉の奥まで侵入し、柔らかい粘膜が裂けました
喉の奥に血の味が広がります
その間も淡々と、土砂は私の上に積もり続けています
土砂は気管にまで流れ込んできました
異物を吐き出そうと咳き込みましたが、上から降り積もる土砂の方が重く、咳をすることすらできません
入り込んだ土は気管を膨張させ、喉を膨らませていきます
やがて、限界を超えた気管は内側から一気に裂け、喉の奥から血がゴポゴポと溢れ出てきました
私は苦しさのあまり、もう一度空気を吸い込みました
すると、気管を裂いた土砂は更に奥まで侵入し、肺を埋め尽くしました
末端の肺胞が土砂で破裂し、痛みを通り越して発狂しそうになりました
ことり「おご・・・・・ぐ・・・・・・・・」
ことり「(もう・・・・一思いに殺して・・・・)」
END
今日はここで終了です
明日以降は更新不定期になるかもしれませんが、基本的には毎晩更新していくつもりです
あとENDは2つくらい(?)なので、今週中には終わります
お待たせいたしました
再開します
今日も使い回しENDです
【BAD END 5】
・亜里沙単独行動を想定
【亜里沙視点】
ことり「うぅ~・・・お姉ちゃ~ん、どこ~・・・?」
私はお姉ちゃん達を捜して廊下を彷徨っていました
廊下は薄暗く不気味で、今にもお化けが出てきそうです
ハラショー・・・・
しばらく行くと、廊下の端に少年が座り込んでいるのが見えました
>>273
訂正
こちらの方が正しいです
【BAD END 5】
・亜里沙単独行動を想定
【亜里沙視点】
亜里沙「うぅ~・・・お姉ちゃ~ん、どこ~・・・?」
私はお姉ちゃん達を捜して廊下を彷徨っていました 廊下は薄暗く不気味で、今にもお化けが出てきそうです
ハラショー・・・・
しばらく行くと、廊下の端に少年が座り込んでいるのが見えました
少年は私が見えていないのか、じっと虚空の一点を眺めています
その子の腹部は服ごと大きく裂かれ、内臓が露出し、夥しい量の血が流れ出ていました
こんな大ケガを負って、人間が生きていられるはずがありません
亜里沙「(あの人、大丈夫なのかな・・・・?)」
私は少年に近づいて声をかけようとしました
その時、少年は焦点が合わない瞳を私に向け、視線が重なりました
直後、私の視界は暗転しました
亜里沙「ん・・・・んっ?」
どれくらい時間が経ったのでしょうか
私の意識が暗闇から浮上しました
目を開けてみると、そこには真紅のドレスを着た少女の姿が見えました
いつの間にか私は椅子に座らされたようです
亜里沙「・・・あれ?」
私は立ち上がろうとしましたが、なぜか身体が動きません
よく見ると、両手両足がロープで椅子に縛られていました
亜里沙「えっ!?何これ、ハラショー!?」
何が起きたのか理解できずにいると、少女が横に置いてあった鍋を持ち上げました
横の机にはガスコンロが置かれていて、鍋の中の何かを熱していたみたいです
少女は鍋を持って私へと近づいてきました
鍋の中はグツグツと沸騰しており、中からはパチパチと何かがはねる音が聞こえます
どうやら、鍋の中は沸騰した油が入っているようです
亜里沙「(えっ・・・何をするんだろう・・・?)」
すると、少女は私の目の前で立ち止まり、なんと私の頭上に鍋を掲げました
亜里沙「えっ!?何をするんですか!?」
少女「キャハハハッ!」
少女は私の言葉を無視して楽しむように笑った後・・・・・・私の頭に沸騰した油を一気にぶっかけました
ジュワァー バチバチ
亜里沙「イヤああ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙があ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!」
END
【BAD END 6】
・雪穂単独行動を想定
【雪穂視点】
雪穂「・・・ここは・・・どこなの?」
目が覚めた時、私は見知らぬ暗い教室に倒れていました
さっきまでいた音ノ木坂学院の部室ではないようです
あたりを見回すと黒板の横に貼り紙が目に入りました
『せっけんでちをあらおう』
雪穂「なっ、何よこれ!!」
白い紙に赤い文字
私はこの貼り紙を見て吐き気を催すような悪意を感じました
雪穂「うぅ・・・お姉ちゃん助けて・・・」
黒板や床には至る所に血飛沫のようなものがこびり付いていて、とても気味が悪いです・・・
その時
雪穂「ひっ!?」
教室のドアの外に青い人影のような物が見えました
私は慌てて教卓の中に隠れました
雪穂「な、何よ今のは!どうしよう!?」
私は青い人影がいなくなるのを待ち続けました
しかし、いくら待てどもドアが開く音はしません
不思議に思い教卓の中からひょっこり顔を出してみると、人影はただずっとドアの前に立っています
雪穂「お、おかしいな・・・?なんで入ってこないの?」
私は扉の前に立ったまま、立ち去ろうとも中に入ろうともしない人影を不思議に思いました
雪穂「・・・・何してるんだろう?」
私は教卓の下から出て、扉のそばへと行ってみることにしました
すると、扉の前にいた人影はまるで溶けるかのようにスゥーッと消えていきました
雪穂「あれ?消えた・・・・」
今のは何だったのでしょうか?
私は確認のため、恐る恐る扉を開け、首だけ出して廊下を覗いてみました
その時!
ドーン
雪穂「ぐえっ・・・!」
突然、扉が勢いよく閉まり、廊下に出していた私の首は扉に挟まれました
雪穂「(な、何!?)」
私は必死に扉をこじ開けようとしましたが、誰かが力強く押さえ付けているのか、扉は全く動きません
近くを見ても、扉を閉めている人の姿は見当たりません
俄かに信じがたい話ですが、透明人間が扉を閉めているようです
そんなことを考えている間にも、私の首には扉がめり込んできます
雪穂「ぐはっ・・・あががが・・・!」
首にかかる力はますます強くなっていきます
雪穂「がぁあぁあ・・・・もう、ダメ・・・・ぁ」
そして
ようやく扉が開いたのか、私はそのまま廊下へと倒れこみました
ゴロン
雪穂「痛っ・・・・」
勢い余って1回転し、視線が挟まれていた扉のほうに向きました
雪穂「えっ・・・・?」
視線の先には、未だ扉に挟まれている私の体が見えました
しかし、何故か見えている私の体には首がありません
首の切断面から血が噴水の如く勢いよく噴き出しているのが見えます
雪穂「あれ・・・・なんで・・・私の・・・・首が・・・」
私は今起きている状況aよく理解できません
いや、理解したくても何故か頭がボーッとして、考えることができません
それに、だんだんまぶたが下がってきて、眠くなってきました
雪穂「いっ・・・たい・・・・何・・・が・・・・起きた・・・の・・・・・?」
END
一旦離脱します
ENDはあと1つなので、今日書き上げて完結させたいと思います
再開します
これがラストです
【BAD END 7】
・凛と希の2人が共に行動していると想定
【凛視点】
凛はさっき合流した希ちゃんと教室で休憩しているにゃ
他の皆を捜しに歩き回っていたんだけど、全然見つからない・・・
もうヘトヘトにゃ~・・・
希「あっ、凛ちゃん」
凛「ん?どうしたのかにゃ希ちゃん?」
希「悪いけど、ウチお手洗いに行ってくるわ」
凛「来るときにトイレって見かけたっけ・・・」
希「なかったはずやけど、適当に探していれば見つかるやろ」
凛「1人じゃ危ないから凛も行くにゃ?」
希「大丈夫大丈夫、すぐに戻ってくるから、凛ちゃんはそこで待っててや」
凛「分かったにゃ~ 早めに戻ってきてね」
希「ほーい、ほな行ってくるわ」
ガラッ
凛「ふわぁ~あ、暇だにゃ~・・・」
凛がいる教室は机や椅子も含めて何もなく、殺風景な教室です
凛「あ~あ、希ちゃん早く帰ってこないかにゃ~」
しかし、いくら待てども希ちゃんは帰ってきません
凛「希ちゃん遅いにゃ~・・・き、きっと大きい方をしてるんだにゃ!もう少し待ってみよう」
凛はもう少し待ってみることにしましたが、それでも希ちゃんは一向に帰ってきません
凛「いくらなんでも遅すぎるにゃ!・・・一応、様子を見に行ってみるにゃ」
凛は教室を出て、希ちゃんのいるトイレを捜しに行くことにしたにゃ
キャアアアアアア!
凛「んっ!?」
しばらく廊下を彷徨っていると、近くから悲鳴が聞こえてきました
その悲鳴は聞き覚えのある声・・・希ちゃんの悲鳴のようです
凛「の、希ちゃん!どこにいるにゃ!?」
凛は悲鳴が聞こえた場所近くの小部屋に入ってみました
すると
凛「っ!?希ちゃん!?」
小部屋の中には希ちゃんがいました
しかし、よく見ると希ちゃんの両足は近くに置いてある斧で切断されたのか、太もも付近から下が切り離されていました
斧は血で真っ赤に染まっています
希「あああああ!ウチの足がぁ!ウチの足があああああ!痛あああああ!」
希ちゃんは凛の存在に気付いたのか、凛に助けを求めてきました
希「あっ、り、凛ちゃん!ウチを助けて!あ、足がなくなってもうて立てんのや!」
凛「う、うん!」
凛はすぐに希ちゃんのもとに向かおうとしました
その時、希ちゃんの背後に大きな人影が見えました
その人影は片方の手で希ちゃんの近くに置いてあった血まみれの斧を持つと、もう片方の手で希ちゃんの腕を掴んでそのまま奥へと引き摺っていきました
希「い、イヤっ!やめて!離してや!」ズルズル
凛「あわわわわわ・・・・」
凛はその人影の大きさ故に恐怖で何もすることができません
希「凛ちゃん!ウチを見捨てんといて!助けて!!」
希ちゃんは凛に手を伸ばしてきましたが、凛は恐怖のあまりその場に立ち尽くしたまま動けませんでした
だんだん希ちゃんの姿が小さくなっていきます
希「凛ちゃん!あああああ・・・・!」
希ちゃんは最後まで凛に手を伸ばしたまま、大男と共に暗闇の奥へと消えていきました
凛「はわわわ・・・・」ガクガク
凛はその場にへたりこみました
『ウチを見捨てんといて!』
希ちゃんの叫びが脳内で何度も響きます
なぜあの時、希ちゃんの手を掴めなかったのか・・・凛には分かりません
凛「の、希ちゃん・・・・」グスッ
凛は希ちゃんが消えていった暗闇をじっと見つめるしかありませんでした
END
これでBAD END集も終了し、正式に完結と致します
今までお付き合いいただきありがとうございました
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