エレン「アルミンと喧嘩した」(73)

ジャン「は?」

ライナー「珍しいな、お前らが喧嘩するなんて」

エレン「どうしよう・・・」

ジャン「そんなの素直に謝ればいいだけだろ」

エレン「・・・違うんだよ」

エレン「あいつ、喧嘩すると性格変わるから・・・」

ライナー「?」

ジャン「どういうことだよ?」

エレン「あああもう・・・」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1371862124

ガチャッ

ライナー「おおアルミン」

エレン「!」

ジャン「おいお前、エレンと喧嘩したんだって?」

ジャン「早く仲直りしろよ」プッ

アルミン「・・・・・・」

エレン「ジャンやめろって・・・」

ジャン「は?何がだよ」

アルミン「・・・・・」

アルミン「・・・チッ」

ジャン「え?」

アルミン「いちいちるっさいなあ・・・」

アルミン「僕は君の子供じゃないんだよ・・・」

ジャン「」

ライナー「おいおいアルミン、何だよその言い方は?」

アルミン「・・・もういいや、面倒くさい」

スタスタ

バタンッ

エレン「・・・」

ジャン「・・・」

ライナー「・・何あの生意気な子」

ジャン「何だよあれ・・・性格変わりすぎだろ」

エレン「ああなると面倒くさいからなぁ、アルミンは・・・」

エレン「どうすりゃいいんだよちくしょう」

エレン「何しても絶対口聞いてくれねえよ・・・」

ジャン「・・・そりゃまあ、何とかしてアルミンの機嫌をとるしかねえだろ」

エレン「でも、どうすれば・・・」

ライナー「俺たちも協力するからさ」

ライナー「あのままじゃ俺たちも色々困るしな」

エレン「!本当か、ありがとう・・」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ジャン「とりあえず全力で謝ってみろよ」

エレン「・・・無理だと思うぞ」

ジャン「ああ?やってみなきゃ分かんねえだろうが!」

ジャン「どんな奴も心から思いっ切り謝れば許してくれるぞ!」

エレン「・・・・!」

エレン「ああ、分かった」

エレン「何か、許してもらえそうな気がしてきた・・・っ」

ジャン「よっし。ほら、アルミンが来たぞ」

ジャン「いって来い!」

エレン「おお!」

ダダダダッ

エレン「アルミン!!!」

アルミン「・・・・っ」ビク

エレン「すいませんでしたああああ!!」ズザザッ

アルミン「・・・」

アルミン「・・・・は?」ギロ

スタスタ

エレン「・・・・」

ジャン「・・・・」

エレン「・・・・ジャン?」

ジャン「あの、何かごめん」

エレン「あああどうすりゃいいんだああ・・・」

ライナー「落ち着けエレン!」

ライナー「まだ方法はある!」

エレン「何だ?」

ライナー「口を聞いてもらえないなら 手紙を送ればいいんだ!」

エレン「手紙・・・?」

ライナー「そうだ。手紙で気持を伝えるんだよ!」

エレン「そうか!でも俺、手紙とか書くの慣れてねえ・・・」

ライナー「大丈夫 俺も手伝ってやるよ!」

エレン「ライナー!」

アルミンへ

ごめんな。
本気で悪かったと思ってる。
もう二度とあんな事やらないから
ゆるしてくれ!!!!!!!!


エレン「これで・・・いいかな」

ライナー「ああ、完璧だ!」

エレン「よし・・・渡してくる!」

タタタッ

ライナー(頑張れよ・・・エレン!)

アルミン「・・・・・」ハア

ダダダダッ

アルミン「?」

エレン「アルミン!!!」ザザザッ

アルミン「・・・っ!」ビクッ

エレン「これ、これ読んでくれ!!!」ピラッ

アルミン「・・・」

アルミン「嫌」

スタスタスタ

エレン「・・・・」

ライナー「・・・」

ライナー「・・・これは」

ライナー「なかなか手ごわいな・・・」

エレン「・・・・」

エレン「・・・うん」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


エレン「はあああ・・・」

ライナー「それにしてもすげえ機嫌悪くなるんだな。アルミン」

ジャン「ただ単にエレンが嫌われてるだけじゃないのか?」

ライナー「いや、全員にあの態度とってるだろ」

エレン「どうすればいいんだ・・・」

ライナー「うーん・・・」

ジャン「じゃあ さりげなくアピールしてみたらどうだ?」

エレン「アピール・・?」

アルミン「・・・・」

スタスタ

アルミン「っ?」

エレン「あーあー・・・アルミン許してくれないかなー」チラチラ

アルミン「・・・・」

スタスタ

エレン「アールーミーンに許してほしいんだけどなー!」チラチラ

アルミン「・・・・」

エレン「あぁぁるぅぅみぃぃぃんに許して・・・」

アルミン「うるさい」

エレン「あ すいません」


エレン「おい駄目だったぞ!」

ジャン「当たり前だ!全然さりげなくねえだろうが!!」

エレン「何だよ、だってアピールすんだろうが!!」

ジャン「何も分かってねえなお前は!」

エレン「じゃあどうすればいいんだよ!?」

ジャン「こうすんだよ!」

エレン「え?」

食堂

アルミン「ふー・・・」カチャカチャ

アルミン(あれ、パンの下に何か挟まってる・・・紙?)

ペラッ


悲しみのポエム

人は皆 悲しいときがある。
泣いちゃうときもある。
そういう時はどうすればいいかって?
笑うんだよ 友達と。
友達と笑って 涙をふっ飛ばせばいいんだヨ!
さあ君も 元気をだして!




許してくれ。

              byエレン



アルミン「・・・・」チラ


ジャン「・・・」ジー

エレン「・・・」ジー


アルミン「・・・・・」ドン引き


エレン(おい・・・何かアルミン、顔が引きつってないか?)オロオロ

エレン(何でだよ、許してくれって書いただけなのに・・・)

ジャン(ああ・・・おかしいな)

ジャン(俺も自作ポエムを乗せただけなのに・・・)

エレン「は?」



エレン「ああああ・・・・どうすりゃいいんだよ・・・」

エレン「ジャンの痛いポエムのせいで余計謝りにくく・・・」

ジャン「何でだよ!許してくれだけじゃ伝わらないだろ!?」

エレン「うるせえな!何がふっ飛ばせばいいんだヨ、だよ!お前が吹っ飛べ!」

ジャン「ポエムで心が落ち着くかもしれねえだろ!」

エレン「落ち着くかよ!」

エレン「お前に頼んだ俺が悪かったわ!」

ジャン「おい 待てよ!まだ方法がないわけじゃねえんだ!」

エレン「次は自作の歌でも聞かせるのか?あ?」

ジャン「ちげえよ!」

ジャン「今回は大丈夫だ!」

エレン「・・・どんな方法だ?」

アルミン「・・・・」

スタスタ

エレン「うわあああああ」

アルミン「っ!?」ビクッッ

エレン「アルミン助けてくれー(棒」

ジャン「ははっはー捻りつぶしてやるー(棒」

エレン「こぉーろぉーさぁーれぇーるぅぅぅ(棒」

ジャン(おいもうちょっと緊張感出せよ!演技がバレるだろうが!)

エレン(お前こそ下手くそだろうが!)

エレン(ほら見ろよ、アルミンも信じてな・・・っ)

アルミン「・・・っ」オロオロ

エレン(まじかよ)

ジャン(よし、いい感じだ!)

エレン(お おう)

エレン「うわー助けてーうわー(棒」チラチラ

ジャン「これはやばいなー誰かが助けないと死ぬなーこれはー(棒」チラチラ

アルミン「え、えと・・・」オロオロ

スタスタ

ライナー「おーエレン、ジャン」

ライナー「演技でアルミンの気を引かせる作戦、成功したかー?」

エレン「」

ジャン「」

ライナー「あっ」

エレン「ないな」

ジャン「あれは・・・無いな」

ライナー「わ、悪かった・・・」

エレン「アルミンブチ切れすぎて今まで見せたこと無い顔してたな・・・」

ジャン「ああ・・・正直殺されるかと思った・・・」

エレン「・・・」

ジャン「・・・」

ライナー「お、おい本当ごめんって!」

ジャン「・・・・いや、まだ方法がないわけじゃない」

エレン「・・・まだあんのかよ、すげえな。尊敬するわ」

ジャン「・・・これは結構、いい方法だぞ!」

エレン「・・・よし!気を取り直してもう一回いくか!」

エレン「で、どんな方法だ!?」

ジャン「ああ、聞いて驚け!名づけて・・・」

ジャン「『思春期男子ドッキドキ大作戦』だ!」

エレン「名前キメエ!」

アルミン「・・・・・・」

スタスタ

ベルトルト「おーい、アルミン!」

アルミン「・・・・・何?」

ベルトルト「わ、本当に機嫌悪い・・・」ボソッ

ベルトルト「ちょっと、アルミンに貸したいものがあってさ」

アルミン「・・・・?」

ベルトルト「はい、これ」

アルミン「・・・・・・・・・何これ」

ベルトルト「え?官能本」

アルミン「・・・・・・・・・いい」ドン引き

ベルトルト「いやーいいから読んでみなって、はい」トンッ

アルミン「・・・・うわあ」

ベルトルト「じゃあね。アルミン」

タタタッ

ベルトルト「渡してきたよ。ジャン」

ジャン「おう、さんきゅ!」

エレン「・・・・おい、何やるつもりだよ・・・」

ジャン「まあまあ、見てろ」

アルミン「何考えてるんだベルトルトは・・・」

アルミン「こんなの、見つかったら・・・」

アルミン「・・・・」

アルミン「・・・・」ドキドキ

ペラッ


許して


アルミン「」

ペラッ


くれなきゃ


ペラッ


いやん。


アルミン「・・・・・・」


ビリィィィッ

エレン「・・・・・なあジャン」

ジャン「何だ?」

エレン「殴っていいか?」

ジャン「何でだよ!ユーモアだろうが!」

エレン「どこがだよ!お前の頭どうなってんだよ!?」

ジャン「うーん・・・官能本ならアルミンも、って思ったんだけどなあ・・」

エレン「・・・・ちょっと言っていいか」

ジャン「何だよ」

エレン「やる気ないだろお前」

1です

ジャン「な、何だとお前!俺だって色々考えてだなあっ・・・」

エレン「その結果がこれかよちくしょう!!」

エレン「他に何かねえのかよ!?」

ジャン「う・・・うーん・・・」

エレン「もうねた切れかよふざけんな!!」

ジャン「今考えてるんだろうが!黙ってろ!」

エレン「どうすりゃいいんだよおおおおおおくそぉぉぉおおおお」

ジャン「チッ・・・何かないのか・・・?」

ジャン「おっ・・・」

エレン「・・・何かあったのか?」

ジャン「ちょっとやべえ・・。完璧なのがあったわ」

エレン「お?お?」

ジャン「やべえこれ思いつくとかまじやべえわー」

エレン「まじかよすげえなジャン!」

エレン「で どんな作戦なんだよ!?」

アルミン「・・・」

エレン「あ、アルミン・・・っ」ハアハア

アルミン「っ・・」

エレン「俺、俺な・・・」

エレン「実は病気で・・・余命あと半年なんだわー・・・」ハアハア

アルミン「・・・」

エレン「だから最後の願いだ!!許してくれ!!」

アルミン「えー・・・」

エレン「ううっ苦しいー死ぬうー」バタンッ

エレン「頼む・・・許してくれー」


ジャン(よしっ出だしはいい感じだ!!)

ジャン(今回は成功しそうだ!やったなエレン!)

ジャン(さすがに死にそうな友人をほっとかねえだろ!)ワクワク


アルミン「エレン・・・」

アルミン「そっか、気づいちゃったのか・・・」

エレン「へ?」

アルミン「知ってたよ、エレンは病気だって・・・」

エレン「え?なにこの展開」

アルミン「ごめんね、黙ってて・・・」

アルミン「知ったらショックを受けると思ってさ・・・っ」

エレン「お、おお?」

アルミン「そうだね、許すしかないよね・・」

アルミン「あと余命半年なんだから!!!」

エレン「俺病気だったの!?」

アルミン「うそだよ」

スタスタ

エレン「」

ジャン「・・・・・・」

ジャン「・・・もうあいつ楽しんでねえか?」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年12月07日 (日) 22:47:49   ID: m9YuPF0Y

ひー、腹が崩壊したw

続きが見てみたいw

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom