男「好きだった女ちゃんが自殺した」(171)

注意事項

>>1は初のスレ建て・SS投下なので至らない点があるかもしれません。

・もしかしたら展開に苦しい部分が出てくるかもしれません。

以上のことに同意していただける方、これからよろしくお願いします。

>>2から投下します。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1365267973

男「好きだった女ちゃんが自殺した」

男「学校の屋上から飛び降りたらしい」

男「それなりに仲はよかったのに」

男「どうして何も言ってくれなかったんだ…」

男「俺は…」ヴッーヴッー

男「ん?メール?何だよこんなときに…」

―人生をやり直したいと思ったことはありませんか?

もし思ったことがあって、まだ思っているのならこのリンクをクリックしてください

あなたが望むところからやり直すことができるでしょう―

男「迷惑メールか」

男「いや待て、もしこのメールが本当なら…」

男「…クリック、してみるか」ピッ

―登録完了しました

あなたが次に目を覚ますのは、あなたがやり直したいと思っていた日です―

男「そんなことあるわけないだろ」

男「バカバカしい」

男「寝るか」




~授業中 教室~

先生「男!起きろ!」

男「ん……」パチッ

先生「まったく……授業中に居眠りとは、たるんどる証拠だぞ」

男「ハァ、すんません」

男(夢か……どこまでが夢だったんだろ)

男(全部夢であってくれ、俺の左の席には女ちゃんがいるはずだ)チラ

女「?」

男「」

男(いた)

男(全部夢だったのか)

男「女ちゃん、今日って何月何日だっけ?」

女「突然どうしたの?今日は3月14日だよ」

男「そうだったそうだった!ありがとね」

女「どういたしまして」ニコッ

男(3月14日……)

男(あの夢で見た、女ちゃんが自殺した日)

男(正夢なのか?)

男(……考えすぎか)

~放課後 校庭~

先生「うわあああああああああ!!」

校長「どうしたんですか先生、騒々しい」

先生「校長!うちのクラスの女が…」サーッ

校長「これは……飛び降りた……のか?」サーッ

先生「お、おそらく……」

男「正夢だった」

~夜 男の部屋~

男「あの夢は本当だったんだ」

男「こうなるって知ってたのに、どうして行動しなかったんだ」

男「どうして守らなかったんだ」

男「俺は……」ヴッーヴッー

男「ん?メール?……もしかして」ピッ

―人生をやり直したいと思ったことはありませんか?

もし思ったことがあって、まだ思っているのならこのリンクをクリックしてください

あなたが望むところからやり直すことができるでしょう―

男「このメールは……!」

男「当然、クリックだ」ポチ

―登録完了しました。

あなたが次に目を覚ますのは、あなたがやり直したいと思っていた日です―

男「これで確信が持てた」

男「3月14日に女ちゃんは飛び降り自[ピーーー]る」

男「止めるんだ、俺が……」

男「よし、寝るか」




―登録完了しました。

あなたが次に目を覚ますのは、あなたがやり直したいと思っていた日です―

男「これで確信が持てた」

男「3月14日に女ちゃんは飛び降りてさよならする」

男「止めるんだ、俺が……」

男「よし、寝るか」





修正

~授業中 教室~

先生「男!起きろ!」

男「ん……」パチッ

先生「まったく……授業中に居眠りとは、たるんどる証拠だぞ」

男「ハァ、すんません」

男(昨日と同じ会話だ)

男(ってことは……)チラ

女「?」

男(女ちゃんがいる)

男「女ちゃん、今日って何月何日だっけ?」

女「突然どうしたの?今日は3月14日だよ」

男「そうだったそうだった!ありがとね」

女「どういたしまして」ニコッ

男(よし、3月14日だ)

メール欄にsagaって打てば
自殺する とかに規制入らないよ

男(チャンスが無限にあるとは限らないんだ)

男(この一日で止める)

男(とりあえずやらなきゃいけないことをノートにまとめておこう)

男「」カキカキ

――・力などで今日だけ止めたって一時しのぎにしかならない。自殺に追い込まれる原因を全て無くす。

 ・タイムリミットは放課後。そこまでになんとしても原因を突き止め解決する。――

男(こんなもんかな)

>>15 ありがとうございます

男(ガンガン話をしていかないとな…時間はないんだ)

男「女ちゃん」

女「んー?」

男「あのさ、悩みとか……あるんじゃない?」

女「!」

男「俺に話してくれないかな」

女「どうしたの突然」

男「いや、最近なんか思いつめた顔してるからどうしたのかなーって」

女「……悩みなんてないよ」

男「そんなことはないはずだよ」

男「話してみてよ、俺が力になる」

女「そんな必要はない!」

男「あ……ごめんね」

男(怒らせちった)

今回の投下はここまでです
次回はまた書き溜めがある程度できたら投下します
恐らく来週になると思います

タイトルに安価って入ってないけど選択肢安価を取ってたりしたら
皆さん的にどうなんですか?

そうですか
では重要な場面でのみ選択肢で安価をとりたいと思います

人がいればね

というわけでもう少ししたら投下を始めたいと思います

あ、あと散々話しておいてアレなんですが
今回の投下には安価は存在しませんのでご了承ください

~昼休み 教室~

男「女ちゃん、さっきはごめん」

女「……」

男「俺さ、本気で女ちゃんのこと心配なんだよ」

女「……」

男「だから……」

女「私はそんなの頼んでない」

男「え……」

女「ほっといて」ガタ!スタスタ

男「ちょっ、女ちゃん!」

男(早足でどっかいっちゃった)

~放課後 ゲーセン~

男(結局、あの後口を利いてもらえなかった)デレデデーン

男(また止められなかった)セーフティカイジョ

男(やり方がいけないのかな……露骨に嫌われちゃったもんな)コレデドウダ

男(……次はどうしよう)コノシュンカンヲマッテイタンダ

男(話しかけすぎたからダメだった?話し方がダメだった?多分両方)ワタシノアイバハキョウボウデス

男(じゃあ、一切話さないで後をつけてみよう)コノシュンカンヲmソンナヒツヨウハナイ

男(昼休みに教室を出て行くのはいつものことだから、話さなくてもそれは変わらないはず)チュドーン

男(よし、それでいこう)アンタハイッタイナンナンダ

~夜 男の部屋~

男(そろそろメールがくるはずだ)

男(あと3秒……2秒……1……)ヴッーヴッー

男(きた)ピッ

男(あのメールだ……当然、リンクをクリックと)ポチ

男(これでよし)

男(後は寝て起きればそこは3月14日だ)

男(それにしても……)

男(いったい誰がこのメールを?)

男(……ま、今気にすることじゃないか。寝よう。)パチ



~授業中 教室~

先生「男!起き【省略されました】」

男(さて、今日は話さないぞ)

男(一日バレないように尾行するんだ)

男(っていっても動きがあるのは昼休みだけだろうし、気楽に構えておくか)

~昼休み 教室~

女「……」ガタ

男(動いたか……よし、行こう)

女「……」スタスタ

男(それにしてもどこ行くんだろ)コソコソ

~昼休み テニス部室前~

男(テニス部?なんでこんなところに……)

男(あー、そういや噂で聞いたことあったな)

男(女ちゃんはテニス部の部長と付き合ってるって)

男(しかも女ちゃんは)

女「……失礼します」ガチャッ

男(ヤケに顔が緊張してるし……そういうことか)

男(おっと、というか俺も中を見ないと)

男(さすがに堂々と入って聞き耳立てるわけにもいかないし……)

男(窓がちょっと開いてるな、あそこから覗こう)コソコソ


部長「よく来たな、女」

女「……何の用ですか」

部長「いやなに、お返しをしようと思ってな」

女「お返し?何の話ですか」

部長「今日はホワイトデーだぞ?」

女「……私はバレンタインに何もあげてませんよ」

部長「そうだよ、くれなかったな」

女「なら」

部長「だから仕返しをするんだよ」

男(痴話ゲンカ…って感じじゃないな)

女「……これ以上何をしようって言うんですか」

部長「いい加減お前の体は飽きたからさ、今度は精神いたぶってやる」ヒラヒラ

女「!」

部長「今まで脅しのネタにしてきたけど、もういらなくなるわけよ」

部長「だから最後にこいつをばら撒いてやる」

部長「お前のハメ撮り写真」

女「そんな……やめて……」

部長「じゃ、そういうわけだから」テクテク

女「……」ボーゼン

男(すごいもの見てしまった)


~昼休み 教室~

男(なるほどね、大体はわかった)

男(部長に何かしら因縁つけられて言うこと聞かされてたのか、あの写真で)

男(あの写真ばら撒かれるくらいなら死んだほうがマシだって思うわけか)

男(で実行しちゃうわけか)

男(……どうしたらいい)

男(写真を取り返せばいいのか?)

男(無理だな……仮に紙の写真は取り返せたとしても、データまでは手が回らない)

男(データがある限り何度でもあの写真は生まれる)

男(それを女ちゃんが知らないはずがない)

男(つーか時間が足りない)

男(あと2時間くらいしか残ってないのにどうやってすべて回収しろと)

男(……ダメもとでやってみるか)

男(女ちゃんの目の前で、写真を部長から取り返して、燃やす)

男(ついでに部長を殴るかなんかして二度としないと約束させる)

男(いや、口約束じゃ効果は期待できないな)

男(恥ずかしい写真でも撮ってやるか)

男(なんにせよ、女ちゃんを安心させなきゃ女ちゃんに未来はないんだ)

男(やるしかない、か)

というわけで今回の投下はここまでです

内容に関しての雑談ならこのスレでしてもいいんですよね…?

私個人としてはこれからの展開に関して皆さんがどんな予想をしているのか見てみたいですね

投下の予定は明日だったんだけど…
延期しても…いいかな…?(チラッ

もう少ししたら投下を始めたいと思います
突然ですみません

よし始めます

~放課後 教室~

男「終わりまであと1時間弱」

男「行動するならもうここしかない」

男「女ちゃん、ちょっと一緒に来てくれる?」

女「んー?いいけど……なんで?」

男「見てもらいたいものがあるんだよ」

女「へー……まあいいや、行こ!」

男「うん、こっちだよ」スタスタ

女「なんだろなんだろ?」スタスタ

男「ここだよ」

女「……ここって」

男「うん」

女「……嫌がらせ?」

男「違うよ」

女「じゃあなんでこんなところに連れてきたの?」

男「女ちゃんに、これからあることを見てほしいんだ」

女「あることって……」

男「たのもー」ガチャッ

~放課後 テニス部部室~

男「部長さんいますかー」

部長「なんだよお前は」

男「ちょっとお話がありましてねー」

部長「んだよ、何の話だよ」イライラ

男「女……」ボソッ

部長「部室の裏でいいな?」ガタッ

男「ええ」スック

~部室裏~

部長「んで、どんな話だよ」

男「俺は話すの得意じゃないから単刀直入に言わせてもらう」

男「あの写真を渡せ」

部長「いきなり何言ってんだお前、つーか誰だよ」

男「俺は男だ、写真ってのはお前が持ってる女の写真のことだよ」

部長「……お前、なんでそれを知ってる」

男「悪いな、さっき盗み聞きさせてもらった」

部長「……そうかよ」

男「おう」

部長「んでどうするんだ?オカズにでもすんのか?」

男「……ふざけんなよ」

部長「あ?」

男「アンタは軽い気持ちでやってんだろうけどさ」

男「やられた側の気持ち考えたことあるのか?」

部長「なんだ?説教でもしようってか?」

男「そんな気は無い」

男「ただこれだけは覚えとけ」

男「アンタのしたことで、少なくとも2人が迷惑を被ってるんだ」

部長「知るかよそんなもん」

部長「俺は俺さえよけりゃいいんだ」

部長「ほかの奴がどうなろうと知ったことか」

男「わかったからよ、早く写真渡せよ」

部長「ここにあるぞ」ヒラヒラ

男「渡せ」

部長「やだ」

男「やだじゃねーだろ」

部長「俺に何のメリットがあるんだよ」

男「……もういいよ、アンタは喋るな」

部長「何怒ってんだよ?俺は当然の話を……」

男「喋んなっつってんだ!」ブンッ

部長「よせよせ、喧嘩したってお前にいいことねーよ」サッ

男「うるせぇ!」ドンッ

部長「おっ……!?」ガクッ

男「クソ野郎が!」バキッ

部長「」ドサッ

男「なんだ、全然弱いじゃんか」

男「……よし、あとは写真を回収して……」

男「女ちゃん呼んでくるか」


女「男くん、遅いよー」

男「ごめんごめん、ちょっと手間取っちゃって」

女「それでなんなの?見せたいものって」

男「んー……まずはこれ、あげる」パサッ

女「なにこれ、写真?あ……」

男「大丈夫、表は見てない」

男「あと、アイツ」

部長「」

女「これ……男くんが?」

男「……うん」

女「……そう」

今日はこんなところで終わりにしておきます
続きはまた…土曜日の夜かな?

あ…今週の土曜日って旅行の真っ最中だ…

よくて日曜日の深夜、間に合わなかったら月曜の深夜になると思いますごめんなさい

明日でおねがいします

投下します
短めです

男「女ちゃん、ちょっと水持ってきてほしいんだけど」

女「なんで?」

男「いいから」

女「わかった」

男(さて……あとは約束させるだけだな)

男(やっと自殺を止められるのか)

男(やっと明日にいけるのか)

男(長かったな)

男(3月14日を何度繰り返したかな)

女「持って来たよ」

男(……ま、どうでもいっか)

男「ありがとー」

女「何に使うの?」

男「これはねー、こうするんだよ」ビチャビチャ

部長「……ゲホッ!ゲフゲフ!」

男「やっと起きたかよ」

部長「ああ!?」

男「」ギロリ

部長「……」

男「女ちゃんもいるからよ、ちゃんと約束しろ」

男「もう二度と近寄らないって」

男「あと謝れ」

部長「すいませんでした、もう二度と近づきません」

男「もしまた近づくようなことがあれば、俺がブッ飛ばしてやる」

部長「はい……」

男「わかったら戻れ」

部長「すいませんでした」タッタッ

ここまでです
予告より遅れてすみません


この時期に異動させる人事部長が全部悪いんです

今週末、土曜日25時あたりに投下できそうです

投下しますよー

男「ふう……」

女「なんで……?」

男「ん?」

女「なんで私が部長と……その……いろいろあったって知ってるの?」

男「……噂聞いてさ」

女「噂なんか本当かわからないじゃん」

男「……最近の女ちゃんは辛そうでさ、見てられなかった」

男「俺が何かしたかったんだ」

男「そんなところにあの噂聞いてさ、いてもたってもいられなかったんだ」

女「……ありがとうね」

男「……うん」

女「ほんとに」

男「もう悩むことはないからさ」

女「……うん」

男「じゃあ、俺はこれで」テクテク

~教室~

男(ついにやった)

男(自殺を止められた)

男(女ちゃんを救えたんだ)

男(女ちゃんの明日を作れたんだ)

男(やったぞ)ザワザワ

男(……ん?なにやら外が騒がしいな)

女生徒「キャー!先生!女ちゃんが!!」

男(……!!?)バッ

男(くっ……人に囲まれてるせいで、教室の窓からは見えない……)

先生「誰か救急車!!あとどうしてこうなったか知ってる者はいないか!」

生徒「屋上から……飛び降りて……それで……」

男(あ……!?なんで……!?)

先生「なるほど……わかった、見たことはすべて忘れるんだ」

男(部長の件は解決したんだ、もう自殺の理由なんかないはずなのに)

先生「救急隊がきたぞ!散れ!散れ!」

男(どうして……どうしてなんだ……)

~深夜 男の部屋~

男(状況を確認しよう)

男(また自殺した)

男(原因と思われた部長とのトラブルは解決済みだった)

男(にもかかわらず、飛んだ)

(つまり、部長の件は直接の原因じゃなかったってことか……?)

男(ほかに原因がある……んだろうけど、今までの情報じゃこれ以上はない)

男(調べなおさなきゃダメだ)

        / /|        /|   |ヽ      ヽ,ヽ,   |
.       // .|        <l./u |  レ'      ヽ,ヽ,  |    そんなっ・・・!
      〃   |  / / ,.へ |!  >  _、へ |\     ヽ,ヽ,|    バカなっ・・・! バカなっ・・・!
.          | /| ./!イ==`、  iレ´==== ヽ    ヽ,ヽ,    なんでこんなことがっ・・・・・・!
.           | / レ  ト、_。_)  (      ,、 | |⌒i  iヽ,\
、_          レ    /|  ̄/.|j~ `.=°=´   | |つ.|  ゝ.\.\   なんでこんな・・・・・・
、_`'-、_         / .レ´    u u _ ,、-'´  .| |ノ/   ヽ \ \  あってはならないことがっ・・・・・・!
 `' -、,`' -、/`7―-/ r'__   __ `  ̄    |j~ ||ノ.      \ \ \
     `'ァ、\/―- 、 __| f========ニ`i   /|       |\ \ \ .\   どうして・・・
     /  \ \       | |          }  / |       | / ̄ "'' ‐-\ .\  なんで・・・ こんな・・・
    i.   / \.\   / ||- ―‐-r――‐-/ / レ     N ̄ "'' ―‐ --\  こんな・・・・・・・・・
.    |   /   \.\〃! |` ――' -----'/    |      |
    |        \.\| .| u==  ,、- '´  u ./|     |   こんな理不尽なことが
    |           \ \l_ ,.、- ' ´         /| |.    N   オレの身ばかりにっ・・・・・・・・・!
    |            | |\ \        |j~  / | レ   |
    |         | レ |\ \       / |   |   |
    |.         | | |  \ \  u  /  |   |   |

誤爆しました……


以上で投下は終わりです
次は…また来週かな?

忙しくてしにたい

明日の24時ごろから投下します

男「ピャー」


ごめんなさい、延期させてください

今日か明日投下します
今度は大丈夫です、安心してください

投下します

~授業中 教室~

男(今回はどうするか)

男(とりあえず、自殺の原因を調べなおさなきゃいけないんだよな)

男(んー……)

男(もう一回女ちゃんをつけてみるか)

~昼休み テニス部室前~

女「……失礼します」ガチャッ

男(これはブラフだったんだよな……)

男(部長とのいざこざを解決しても、自殺は止まらなかった)

男(ならこの先に、直接の原因となってる何かがあるはずだ)

男(今回はそれを見極めよう)

男(とりあえず出てくるまで待機でいいか)

~昼休み 教室~

男(うーん……)

男(部長とのいざこざが原因じゃないってことは、写真バラ巻かれても別に気にしないってことなのか?)

男(それはそれですごいよな)

男(……待てよ?)

男(もしかしたら女ちゃんは、やらないとタカをくくっていたんじゃ?)

男(いずれにせよ、この後のことは俺にはわからないしどうしようもないか)

~放課後 教室~

男(放課後か)

男(もうあと何時間も残ってない)

男(この後に何があるんだ?)

男(とりあえず女ちゃんは……まだ教室にいるな、窓の外を眺めてる)

男(……かわいいな)

男(余計なこと考えてちゃダメだろ俺)バシッ

男(さて、どう動く?)

女「……行かなくちゃ」タッ

男(動いた……!)タッ


男(どこへ行くんだ?)

~放課後 屋上~

女「行かなくちゃ」ガシャッ

男(……ッ!?)

男「ちょっ、待てよ!」ダッ

女「!!……男くん」

男(刺激しちゃダメだ……いきなり屋上に来るのは予想外だったけど、直前なら原因がはっきり聞けるかもしれない)

男「何してんだよ、危ないから戻ってこいって」

女「……」

男「ほら、危ないって」テクテク

女「……ごめんね」バッ

男「!?バッ…おい!!」ダッ

男(手延ばせ俺!女ちゃんをつかめ俺!!)バッ

本日の投下はここまでです
お待たせして大変申し訳ありませんでした

今週どこかで投下したいと思います

今執筆してるんですけども
あと1~2回の投下で安価とることになりそうです

安価好きの方、よろしくお願いしますね

書きあがりましたが、こんな時間なので投下は明日にしたいと思います
安価もこの投下でとりますのでお楽しみに
ちなみに多数決方式です

しかしパートスレやってる書き手さんはすごいですよねー
うちは130レスでそろそろ佳境に入っちゃうのに

投下します

男(ダメだ……届かない……!)

グシャッ

男(!!)バッ

男(あ……あ……)

男(女ちゃんが……潰れてる……?赤くて、血にまみれて……)

男(俺が戻せなかったから……全部、俺のせい……)

男「うわああああああっ」ダッ

~深夜 男の部屋~

男(結局、原因はわからなかった)

男(つまり、今日……3月14日以前に原因があったと推測できる)

男(しかし俺がいけるのは3月14日まで)

男(いや、待てよ……いつものメールには、本当に戻りたいとかなんとかって書いてあったはずだ)

男(ってことは俺が行きたいと思えば、その前にだって行けるんじゃないか?)

男(でも)

男(現実的じゃないな)

男(どこで原因が作られてるかわからないのに1日ずつさかのぼるのは)

男(最悪の場合、18年かけて18年を戻らなきゃいけないんだ)

男(それに)

男(……今日は俺が殺したも同然だ)

男(初めて人が死ぬところを見た)

男(俺が寝て起きれば、また笑顔でいるのはわかってるけど)

男(それでも……)

男(女ちゃんと接するのが怖い)

男(今まではどこかボンヤリしてた"死"ってものを見て)

男(ずっとあんな風になってたなんて)

男(俺のせいで)

男(今までもそう)

男(全部、俺が殺したも同然なんだ)

男(……)

男(これ以上は――)ヴーッヴーッ

男(……来たか)

男(……もしかしたら昨日、何かを見落としていたのかもしれない)

男(救える道があるかもしれないなら)

男(もう一回だけ行こう)

男(それでダメだったら……そのときはそのときだ)

男(もともと俺が余計なことをしたいと思ったからこうなったんだ)

男(怖くても、俺がやらなきゃダメだよな)

男(ここでやめたら、あまりに無責任か)

男(よし)

~放課後 教室~

男(結局、見落としなんかなかった)

男(つまり、原因はもっと前にしかないってこと)

男(……今、女ちゃんは屋上に向かっているころだ)

男(俺は……どうしようか)

どうする?

1 屋上へ行く
2 今日のところは帰る

多数決安価です
期限は……次回投下まで?

あ、書き忘れましたが今日の投下はこれにて終了です

待たせた割りに少ないなんて言わないでくださいね

圧倒的!1!

では1で決定ということで締め切ります
次回投下をお楽しみに

今週どこかで投下します

最後かな

遅くなりましたがこれから投下します

男(屋上へ行こう)

男(……これで最後か)



~放課後 屋上~

男「女ちゃん」

女「え?男君……?」

男「死ぬ気なんだろ?」

女「!」

男「やめとけって」

女「でも……私は……」

男「お前が死んだら悲しむ奴だっているんだ」

男「もうバカな真似はやめてくれ」

女「男君……」

男「さあ」

女「やさしいんだね、男君」

男「……え?」

女「でもね、行かなきゃならないの」

女「ありがとね、男君」ガシャッ

男「よせッ!」ダッ

男(こうなるのはわかってた)

男(せめて原因が聞ければよかったんだけどな)

男「行くなって!」ガシッ

女「行かなきゃいけないの!離してよ!」

男「まずは落ち着けって!」グイッ

女「いや!いや!!」ジタバタ

男(まずい……これ以上暴れられたら二人とも……!)

男(せめて女ちゃんだけでも助けなきゃ)

男「うおおおおおっ!!」グイッ

女「きゃっ!」ドタッ

男(やべっ……反動つけすぎて、俺の身体が後ろに戻れない……!)

男(落ちる!!)

男「女ちゃん!」

女「え?え?」オロオロ

男「もう死のうなんて考えるな!」ヒュー

女「……」

女「……」

男「さよなら、女ちゃん」ヒュー

男(……これしかなかったんだ)

男(原因はわからないから止めようがないんだ)

男(それを強引に止めるにはどうしたらいい?答えは簡単)

男(誰かが死ぬところを見れば、少なくともまともな人間は死にたいなんて思わなくなる)

男(だから俺は……)

男(……死にたく、ないけどな)


グシャッ

~放課後 校長室~

教頭「……男が死んだようです」

校長「やはりあの程度の子供では無理だったか」

教頭「次はどうされます?」

校長「……そうだな、次は女にやらせてみるか」

校長「立場逆転で……な」



END

と、いうわけで一応完結です

自分の悪い癖に物語の初めと終わりだけ考えて書き始めてしまうところがあるのですが、今回もやってしまいました
やっていれば考えられるかな、とか思って書き出すんです
でも思い浮かばず……結果、かなりの短編になってしまいました

今までお付き合いいただきありがとうございました
また何か書き出したら、そのときはよろしくお願いします

一応おまけも考えてあったり(ボソッ

後味悪いな・・・終わりは最初からこうする予定だったの??

>>164
そうですね
もう一個の選択肢の終わりもありますが、まあ似たようなものです


この続きを……とも思ったんですが、続けていける雰囲気じゃないですしどうしましょうか

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