どうも、無性に上黒が書きたくなってたてました。
若干キャラの口調が変だったりするかもですがその場合は指摘して下さい。
一応時期は平和になった後で上条さんが二年の冬を迎える辺りです。
その他に気になる事があったら質問して下さい。
ところで他のSSで使っているトリがあるんですが、同じのを使う方がいいんでしょうか?とりあえず今日はトリなしでいきます
とりあえず8レスほど投下します。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1351624277
【放課後】
キーンコーンカーンコーン
上条「やっと終わったか」
土御門「この後はどうするにゃー」
青ピ「悪いけど僕は用があるねんよ」
上条「それじゃあ仕方ないな、また明日な青ピ」
土御門「また明日だにゃー、行くぜい上やん」
青ピ「また明日なぁ上やんつっちー」
上条「さてインデックスは一方通行の所だし、タイムセールにはまだ早いしなぁ」
土御門「上やんちょっといいか?」
上条「どうかしたのか?」
土御門「上やんに訊きたい事があるんだにゃー」
上条「いいぜ、じゃあどっかの店に」
土御門「いやできれば人がいない方がいい」
上条「まさかまた」
土御門「いやいや、危ない話じゃないぜよ。
ただちょっと二人だけで話したい内容なんだにゃー」
上条「そうなのか、じゃあ公園にでも行くか」
土御門「わかったにゃー」
【いつもの公園】
上条「それでどんな話だ?」
土御門「まず確認しておくが、今はあまり生活苦じゃないんだよな?」
上条「ああイギリス清教からインデックスの食費が出るようになったからな」
土御門「俺やねーちんが頑張って交渉したからにゃー。
本当なら上やんの治療費やら働き分の報酬も出るはずだったのに」
上条「仕事でやった訳じゃないからな、それにインデックスの食費だけで十分ですよ」
土御門「それならいいんだぜい、とりあえず本題に入るが」
上条「おう何だ?」
土御門「前から訊きたかったんだが、上やんは周りの好意に気づいてるか?」
上条「周りの好意って?」
土御門「上やんは鈍いって言われないか?あれは周りの好意に全く気づかないからだにゃー」
上条「いやいや上条さんはそんな人じゃないですよ」
土御門「いいか上やん、女の子ってのはな。
誰しも白馬の王子様に憧れているんだにゃー、自分のピンチを救ってくれたヒーロー。
そんな人が気にならない女の子はいないにゃー」ビシッ
上条「うーん……意味はわかるんだが、どうにも実感が」
土御門「まあ上やんだから仕方ないぜよ、むしろ本題はここからだぜい」
土御門「上やん自身は誰が好きなんだ?」
上条「えっ俺が?」
土御門「はっきり言えば上やんに向けた好意はまるわかりなんだにゃー」
上条「まあお前はそういうの得意そうだな」
土御門「いや上やん以外はみんなわかってるにゃー」
上条「ええっ!?」ガーン
土御門「でも誰かが告白してきても上やんにその気がなきゃ意味がないにゃー」
上条「それはまあ」
土御門「なあ上やん、俺はある女の子を応援してるんだ。
でもそれ以上に上やん自身に幸せになって欲しいんだよ」
上条「土御門……お前」
土御門「今まで何度も危険な目に遭ってきた、能力者に襲われ、魔術師に襲われ。
あげく戦争まで止めにいくしまつだ」
上条「確かに色々あったな」
土御門「今は情勢が安定しているし、上やんが入院するような怪我をすることもない。
しかもインデックスの食費も大丈夫、今の上やんの生活は心身共に安定してる」
上条「言われてみれば」
土御門「だからこそ、今上やん自身の幸せを探すのもいいんじゃないかにゃー?」
上条「ありがとな」
土御門「それでまずは上やんの気持ちを訊きたいんだにゃー」
上条「俺の気持ちかぁ、あんまり考えた事がないな」
土御門「誰でもいいにゃー、好きな女の子ときいて、頭に浮かんだのは誰だ?」
上条「それは……」ウーン
??「あら奇遇じゃない、こんな所で何してるのよ」
??「あら類人猿じゃありませんの」
上条「って御坂と白井か、ちょっとな」
土御門「もうじきクリスマスだからにゃー、舞夏のプレゼントをどうするかで上やんの意見をきいてたんだぜい」チラッ
上条「?あ……ああまあそれでな、残念ながら上条さんでは役にたてなかったんですよ」エート
美琴「舞夏のプレゼント?たしかあんた舞夏のお兄さんだったわよね」
黒子「まあ所詮類人猿では無理ですの」
上条「類人猿って、俺には上条当麻っていう名前があるんだぜ?」
黒子「それがどうかしたんですの?類人猿さん」
上条「いえ何でも」
美琴「別に名前位呼んであげればいいじゃない」
黒子「むう……まあお姉様が仰るなら、仕方なくですが」シブシブ
黒子「では失礼して、上条さん」ニコッ
上条「うっ」テレッ
土御門「どうしたんだにゃー上やん」
上条「いや白井には普段から類人猿とか言われてるからさ、笑顔で名前で呼ばれただけで何だか気恥ずかしくて」アセアセ
黒子「そんな反応をされると、何だかこちらまで恥ずかしい気分に」ウー
美琴「何であんな反応するのよ」ムッ
土御門(はっきり言うとは、上やんにしては珍しいにゃー、これはもしや)
黒子「そういえばお姉様、何か用事があったのでは?」
美琴「ああそうだった、受験の事で行かなきゃいけない所が」
黒子「それでしたら黒子がお送りしますわ、上条さん土御門さんごきげんよう」
美琴「また今度ねー」ヒュンヒュン
上条「行っちまったか」ウーン
土御門「なあ上やん、できればさっきの話はよく考えてくれ。
上やん自身が一番納得できるようにな」
上条「わかったよ、ちょっと考えてみる」
土御門「それじゃあ俺は用事を思い出したからこれで」スクッ
上条「ああまた明日な」
土御門(悪いなねーちん、どうやら番狂わせが起きるかもしれないぜ)
【上条の部屋】
上条(今日はインデックスは一方通行の所に泊まるらしい。
飯も風呂も済んだし、後は……)
黒子『上条さん』ニコッ
上条「だー!何だよこれ、何で白井の笑顔が頭から離れないんだ?」
スフィンクス「にゃあー」
上条「どうしたスフィンクス、撫でて欲しいのか?」ナデナデ
スフィンクス「ごろなーご」スリスリ
上条(今日はもう寝るか、そんで明日土御門にでも相談しよう)
上条「とりあえず今日は久しぶりのベッドを満喫するんだ!」ボフッ
上条「お休みスフィンクス」
スフィンクス「うなー」
上条「……白井……黒子」ムニャムニャニヘラ
上条「何か早く目が覚めたな、何かいい夢見てた気がするけど」
スフィンクス「なーご」
上条「とりあえず学校に行くか」
【学校】
上条「おはよう土御門」
土御門「おはよう上やん、今日は早いにゃー」
上条「ちょっとな、なあ相談なんだが、相手の顔が頭から離れないのってどう思う?」
土御門「そりゃあその女の子が好きなんじゃないかにゃー」
上条「やっぱりそう思うか?」
土御門「なあ青ピも……」クルッ
上条「どうした?……青ピ?」
青ピ「上やんが……でもここで邪魔するよりも……むしろその方が」ブツブツ
上条「どうしたんだ?」
クラス男子達「ぶつぶつ」
土御門「他の男子も同じだぜい」
青ピ「上やん!それはきっと恋や!間違いない!」
上条「うおっびっくりした」
青ピ「僕らは上やんを応援してるで、是非ともこの機会に上やんと“一人の女の子”をくっつけてしまうんや!」
クラス男子達「そうだ!上条に彼女を作らせるんだ!」
上条「何だよこれ、いつもの理不尽な暴力よりもむしろ恐いぞ」
土御門(逆転の発想か、上やんに彼女を作らせておいて、他の女の子に上やんを諦めさせるんだにゃー)
青ピ「それで上やん、相手はどこの誰なん?」
上条「いやさすがに恥ずかしいんですが」
姫神「私も気になる」
上条「姫神さん!?」
吹寄「静かにしろ!毎日毎日騒がしい」
上条「おお吹寄頼むこいつらを」
吹寄「騒ぎを鎮める為に上条当麻!その相手の事を早く話せ!」
上条「吹寄さーん!?」
青ピ「上やん!はよ教えてーな」
上条「ふ……不幸だあぁぁぁ!」
【放課後】
上条「今日はひどい目にあった」
青ピ「いいやん別に上やんを応援するためなんやし」
土御門「結局名前はわからなかったけどにゃー」ニヤニヤ
上条「いくら俺でもさすがに恥ずかしいんだよ」
青ピ「まあ頑張るんやで上やん」
土御門「骨は拾ってやるにゃー」
上条「……ありがとな二人共」
【風紀委員第177支部】
黒子「はあー」ズーン
初春「どうしたんですか白井さん、凄く落ち込んでますけど」
黒子「ちょっと問題がありまして、聞いてくださいまし」
-------
黒子「お姉様ー!」ダキッ
美琴「離しなさい!」ブンブン
黒子「いやですのー」シガミツキ
美琴「このっ離れろ!」ビリビリ
黒子「あふん」プスプス
美琴「全くあんたって子はいつまで経っても」
黒子「黒子の想いは生涯変わりませんの!」
美琴「そもそも私も黒子も女でしょうが、そこをちゃんと」
黒子「そんなものは関係無いですの!私とお姉様は性別などにとらわれない、魂の絆で結ばれていますの!」
美琴「いい加減にしなさい!大体あんた男の子を好きになった事あるの?」
黒子「殿方に興味はございませんの」
美琴「それよ!」
黒子「へ?」
美琴「そうやって興味がないの一言で片付けるからダメなのよ」
黒子「あのお姉様?」
美琴「私に考えがあるわ」
-------
黒子「それで殿方とデートしてこいと」
初春「御坂さんも思い切りましたね」
黒子「それまではお姉様に触れることができないんですの、強引にいけばいつもの3倍の電気を流すと」
初春「それはさすがにきついですね」
黒子「嘘をつくにしてももしバレたらと思うと」ガタガタブルブル
初春「真っ黒焦げですね」
黒子「ああこのままでは私の中のお姉様分が枯渇してしまいますの」グデー
初春「それは大丈夫だと思いますけど、でも白井さんの知り合いにデートするような男の人っているんですか?」
黒子「いませんの」スクッ
初春「じゃあ相手探しからしないといけないんですね」
黒子「ああ憂鬱ですの」
プルルルルガチャ
初春「はい風紀委員です、はいわかりました白井さん出動です。
スキルアウトの人達が一人を追い回してるそうです」
黒子「さすがにちゃんとしないとダメですわね、初春ナビは頼みましたの」ヒュン
初春「了解です!」
【路地裏】
黒子「初春によるとこの辺り」ヒュン
??「待てやこらぁ!」
??「それで待つような奴はいねえよ!」
黒子「あちらですのね」ヒュン
黒子(でも今の声はどこかで聞いたような?)ヒュンヒュン
黒子「見つけましたわよ!それにあれは」ヒュン
黒子「ジャッジメントですの!」
不良1~6「あぁ?」
上条「白井!?」
黒子「あなたよほど不良の方々と縁がありますのね」ハァ
上条「上条さんとしてはそんな縁はいらないんですが」
黒子「まあいいですわ、とりあえずあなた達を拘束します」
不良1「なめんな!」
黒子「いきますわよ」
黒子「口ほどにも無い」
不良達「動けねえ」「このやろう!」「助けてくれー」
上条「いやあさすがだな」
黒子「大したことじゃありませんの、とりあえずあなたにも事情聴取をするので風紀委員の支部に来てくださいまし」
上条「ああわかった」
黒子「では瞬間移動でとそういえば、上条さんには使えないんでしたわね。
仕方ありませんの、支部まで歩くしかありませんわね」
上条「悪いな白井、というか呼び方上条さんのままなんだな」
黒子「類人猿の方がよろしくて?」ニコッ
上条「いや上条さんのがむしろ嬉しいじゃなくてえーと」ドキドキ
黒子「?……そういえばこの方も一応、他の方を探すくらいなら」ブツブツ
上条「どうしたんだ白井?」
黒子「そうですわね今日会ったのも何かの縁、それに悪い方でもありませんし」チラッ
上条「何だ?」
黒子「決めましたの上条さんちょっとよろしくて?」
上条「ああ何だ?」
黒子「私とデートしていただけますか?」
上条「ああ喜んで」
上条「ん?え?」
今日はここまでです。
読んでくださった方ありがとうございます。
黒子のセリフがちょっと難しいですが皆さんはどう思いますか?
次回からはもう一つのSSと交互に投下することになると思いますが、最低でも週に一度投下に来ます。
それではまた次回に。
意見質問がありましたらどうぞ。
どうも1です。
これから投下します。
今日は8レス程投下する予定です。
上条「えっと俺でいいのか?」ドキドキ
黒子「いいも何も、お誘いしているのは私ですのよ?」
上条「いや何か急だったから、驚いてな」
黒子「まあ理由がありまして……」
黒子「という訳ですの」
上条「そっか、まあそうだよな、常盤台じゃあ男の知り合いは少ないよな」ガックシ
黒子「どうかしたんですの?」
上条「いやいや何でもねえよ」アハハ
黒子「そういう訳で、今度の休みに付き合ってくださいな」
上条「わかった、今度の休みだな」
黒子「ああそれから、ついでに携帯の番号を」ゴソゴソ
上条「それもそうだな、えーと」ゴソゴソ
黒子「では失礼して」セキガイセン
上条「じゃあこっちも」オリカエシ
黒子「これで連絡もできますわね」
上条「そうだな」フンフーン
黒子「今度は急に喜んでますわね」
上条「いやいや何でもないぜ」ニコニコ
黒子「?まあいいですの、とりあえずは事情聴取をいたしましょう」
上条「そうだな」
上条(よし!番号ゲット!)
黒子(やっぱり変ですわね、やけに笑顔ですし、何か良いことがあったのでしょうか?)
【風紀委員第177支部】
黒子「これでお終いですの」
上条「何だもういいのか?」
初春「上条さんは常連ですからね、お茶どうぞ」
上条「ありがとう初春さん」
黒子「初春?別にお茶を出す必要は無いですの」
初春「まあまあ、少しくらいいいじゃないですか」
黒子「まったくこの子は」
初春「そういえば白井さん、さっきの話ですけど」
黒子「それでしたら大丈夫ですわ、先ほど上条さんにお願いしましたの」
初春「えっそうなんですか?」ガタッ
上条「ああ一応な」ハハハ
初春「一応?」
黒子「殿方の知り合いも多くありませんし、変な事を考える人でもないですしね」
上条「うーん」ゴクゴク
黒子(それに上条さんが、お姉様をどう思っているのか、それを知るチャンスですの。
お姉様を私のものにする為に、恋敵は徹底的に排除しますの)ゴクリ
初春「なーんだ私てっきり、白井さんが上条さんの事が好きなのかと思っちゃいました」
黒子「ブフッ、いきなり何を言うんですの!?私が好きなのはお姉様ただ一人ですの!」
初春「いやーそれはさすがに」アハハ
黒子「まったくこの子は、上条さんも何とか」チラッ
上条「不幸だ」ビッショリ
初春「だ、大丈夫ですか?私タオル取って来ます」スタスタ
黒子「す、すみませんですの、初春が突然おかしな事を言うから」アセアセ
上条「いやこの位なら別に、むしろさっきの連中と喧嘩する方が、よほど大変だしな」
黒子「そうですの?大した事はなかったですけど」
上条「さすがに六人相手に殴り合いは無理だって」
黒子「まあ能力が無いと、少々厳しいですわね」
上条「六人で完全に囲まれたら、さすがに勝ち目は無いさ」アハハ
初春「これどうぞ」サシダシ
上条「ありがとう」フキフキ
上条「あーそろそろ帰るよ、もうじきタイムセールだし」
初春「そうですね、じゃあまたお話ししましょうね」
上条「元々は事情聴取だったよな?」
黒子「いつの間にか、普通のお喋りになってしまいましたわね」
上条「まあ楽しかったけどな」
初春「今度は普通に遊びに来てください」
黒子「初春?」
初春「何でもないです」
上条「じゃあな」
黒子「さっきの話ですけど、今日の夜にでも電話しますわ」
上条「わかった、のんびり待ってるよ」スタスタガチャバタン
初春「白井さん、ちょっといいですか?」
黒子「何ですの?」
初春「白井さんは上条さんの事、どう思ってますか?」ワクワク
黒子「お姉様にまとわりつく殿方ですの」
初春「それだけですか?」
黒子「他にありますの?」
初春「いえ……別に」
黒子「何ですの?その反応は」
初春「何でもないですよ」
黒子「上条さんといい、初春といい、今日は何か変ですわね?」
初春「さあ仕事しましょう」
黒子「?」
上条「これは一応進展している……んだよな?」ウーン
????「ン?あそこにいるのは」
上条「まあせっかくのデートだしな、ここから頑張ればいいよな」ヨシッ
????「クカカ、何だよ随分と面白れェ事になってンじゃねえかよ」ニヤリ
ピッピップルルルル
????「打ち止めかァ、まだシスターがいンだろ?実はなァ」ニヤニヤ
【上条の部屋】
ドア「ガチャ」
上条「ただいまー、ってインデックスはいないのか?」
コーノフネーヲコイデイケー
上条「ん?白井じゃねえよな?」ピッ
インデックス『とうまー、きこえる?』
上条「インデックスか?今どこだ?」
インデックス『あのね、あくせられーたがね、もう何日か泊まっていけって』
上条「一方通行が?」
インデックス『らすとおーだーもそうしたらって言ってるんだよ、それでねせっかくだから、お言葉に甘えることにしたんだよ』
上条「そうかわかった、一方通行に宜しくな」
インデックス『あとね、あくせられーたがね、頑張れよ三下って伝えとけって、何のことかな?』
上条「一方通行がか?心当たりが無いんだが」
インデックス『まあいいんだよ、とりあえずご馳走なんだよ!じゃあねとうま』
上条「ああまたなインデックス」ピッ
上条「インデックスはしばらく帰ってこない、という事は、ベッドで眠れるぜー!」ヨッシャー
スフィンクス「にゃー」
上条「おうスフィンクス、しばらくご主人様は、帰ってこないってさ」
スフィンクス「うなー」
上条「とりあえず晩飯の準備を、でも一方通行の奴は何が言いたかったんだ?」ガサゴソ
スフィンクス「にゃー」
上条「はいはい、今日は魚の缶詰めだぞ」
スフィンクス「なーご」
【常盤台学生寮】
黒子「ただいま帰りましたの」
美琴「あら黒子、お帰りなさい」
黒子「お姉様ー!」ダッ
美琴「く・ろ・こ?」バチバチッ
黒子「何でもありませんの」ブルブル
美琴「まったく油断も何もあったもんじゃないわ」
黒子「ああお姉様ー」ガックリ
美琴「えーとこれとこれが」ガサゴソ
黒子「お姉様それは何ですの?」
美琴「進学用の書類よ」
黒子「やっぱり本気何ですの?常盤台の卒業は大学のそれと同等、今更高校に行っても意味がありませんわよ?」
美琴「いいのよ!私がこの学校に行きたいの」
黒子「そういえばどこの学校に……」ペラッ
美琴「あっちょっと黒子」
黒子「お姉様?これは一体」ワナワナ
美琴「返しなさいよ」パシッ
黒子「このパンフレットの殿方の制服、上条さんと同じですの!まさかとは思いますが、お姉様はあんな無名の学校に通うおつもりで?」
美琴「べ、別にどこでもいいじゃない!黒子には関係ないでしょ?」アセアセ
黒子「まさかとは思いますが、上条さんがいらっしゃるから、この学校を選んだと?」
美琴「ばっ馬鹿な事言わないでよ!何で私があいつの事を!?」アワアワ
黒子「おのれ類人猿!やはり危険ですの!こうなったら次の休みに徹底的に」
美琴「ちょっと待った、次の休みって何の事?」
黒子「お姉様の言い付けですの、殿方とデートするようにと。
ですから上条さんにお願いしたんですの」
美琴「ふへ?」
黒子「そろそろ時間もいいですわね、お姉様私ちょっと電話をして来ますの」スタスタガチャバタン
美琴「ふひ?」
ピッピップルルルルガチャ
黒子「もしもし上条さんですの?」ヒクヒク
上条『ああ俺だ、電話待ってたぜ白井』
黒子「あらそうでしたの」ムカムカ
上条『……あのー白井さん?もしかして機嫌が悪いんでせうか?』
黒子「あら別に、上条さんに腹を立ててる訳じゃありませんのよ?」ピリピリ
上条『はいっ自分の勘違いでした!』
黒子「それでいいですの、日にちは次の日曜日でよろしくて?」フゥ
上条『イエッサー』
黒子「それでは十時に駅前で」クスッ
上条『わかった、あーところでどこに行くんだ?』
黒子「まだ決めてませんの、とりあえずは『あのさぁ』何ですの?」
上条『デートの内容だけどさ、俺に決めさせてくれないか?』
黒子「それは構いませんが、何か考えがおありで?」
上条『まあ一応な』
黒子「ではお願いしますわ、一応デートである以上は、精々私を楽しませてくださいな」
上条『おう!任せろ!』
黒子「ではごきげんよう」
上条『じゃあまたな白井』ピッ
黒子「さてと、これで日曜まで頑張れば、晴れてお姉様と元通りですの!」
上条「よし!このデートで少しでも白井との距離を縮めるぜー!」
スフィンクス「うにゃっ」ビクッ
上条「よーしやるぞ!まずはデートプランからだな」フンフーン
【翌日昼休み】
青ピ「上やんつっちー、今日は屋上で食べへん?」パン
土御門「構わないにゃー、上やんもいいよな」ベントウ
上条「ああいいぜ」パントザッシ
青ピ「あれ上やん、その雑誌は?」
上条「ちょっと調べものがな、朝パンと一緒に買ったんだ」
土御門「その雑誌は確か、オススメのデートコースが載ってたような」
青ピ「何やて!上やんもうデートにこぎつけたんかいな」ギュッ
上条「いやちょっと違うんだよ、向こうが訳ありでさあ。
あと青ピは何で拳握ってるんだよ」
青ピ「ついクセで」
土御門「まあ詳しい事は」ガシッ
青ピ「食べながら訊こうやないか」ガシッ
上条「黙秘権は」
土・青「「無い!」」
上条「デスヨネー」ズルズル
吹寄「まったくあいつらは」
姫神「安定のスルー、これが私」
【屋上】
土御門「つまり相手は男とデートする必要があったと」
青ピ「そこにタイミング良く、上やんが通りかかったと」
上条「大体そんな感じだ(さすがにジャッジメントとは言えないしな、というか言ったらバレる)それでデートコースを考えてたんだよ」
青ピ「なあつっちー」
土御門「わかってるにゃー」
土・青「「上やん爆発しろ」」
上条「何でだよ!応援してくれるんだろ!?」
青ピ「それはそれ、これはこれや」グッ
土御門「とりあえず、一発殴らせるにゃー」グッ
上条「ふ、不幸だあぁぁぁぁぁぁ!」ダダダ
土・青「「待てやあ!」」
【商店街】
黒子「今日は平和ですわね、いつもこうならいいですのに」
チョットアンタ アレミサカ
黒子「むむっ、あそこにいるのは、お姉様と上条さん?」ヒュン
美琴「あんたに訊きたい事があるのよ」
上条「何だ?」
美琴「あんたと黒子が「お姉様ー」うわっ、びっくりした」
上条「おお白井、パトロールか?」
黒子「そうですの、お姉様が見えたので飛んで来ましたの」
上条「文字通りだな」
美琴「びっくりさせないでよね、普通に歩いてくればいいじゃない」
黒子「私のお姉様への想いですの、一秒でも早くお側へと」
美琴「はいはいわかったから」
上条「……相変わらず、仲が良いなぁ」
黒子「もちろんですの!」
美琴「ベクトルがおかしいでしょうが、まあそれよりも、訊きたい事があるのよ」
上条「そうだったな」
美琴「あんたが黒子と、デ……デートするって本当?」
上条「本当だぞ、なあ白井」チラッ
黒子「ええ本当ですの、昨日言ったじゃありませんの」コクコク
美琴「……そう」
上条「どうした?具合でも悪いのか?」
美琴「何であんたなの?」
上条「何でって、白井の知り合いで、昨日たまたま会ったからだぜ」
美琴「たまたま会ったから?」
黒子「そうですの、風紀委員の仕事でたまたま」
美琴「なら別にあんたじゃなくてもいいのよね?」
上条「まあそうだけど」
黒子「ですが他に思いつくような、ちょうどいい殿方がいませんの」
美琴「それでも!」
上条「まあ落ち着けよ御坂、白井が困っているんだったら、俺は手伝う。
これが御坂や、他の誰かでも同じさ」
上条(まあ完全に同じじゃないけど)
美琴「そうよね!あんただもんね!心配いらなかったわね」
黒子(むむっ、随分と仲が良さそうに見えますの)
今日はここまでです。
読んでくださってありがとうございます。
意見質問がありましたらどうぞ。
次回は書きためが増えたら来ます。
それではまた次回に。
どうも1です。
何故かこちらばかり進みます、同じように書いているんですが。
とりあえず今日の夜に投下します。
それではまた後で。
どうも1です。
少し早いですが投下を始めます。
一応次から10レス程投下します。
黒子(疎外感を感じるような)
美琴「まあ私が言ったんだしね、精々楽しんできなさいよ」
上条「仮にもデートだしな、上条さんはしっかりとプランを考えてますよ」
黒子(もやもやするというか)
美琴「そういえばいつ行くの?」
上条「それは「今度の日曜日ですの!」……です」
黒子「少しでも早く、お姉様分を補給しないと、黒子は死んでしまいますの!」
美琴「大袈裟過ぎるわよ」ハァ
上条「まあらしいっちゃらしいかな」ハハハ
黒子「笑い事じゃありませんの!」
上条「悪かったって」アハハ
美琴(あれ?こいつってこんな顔したっけ?)
上条「お詫びというのも変だけど、日曜日はしっかりと、エスコートさせてもらいますよ」
黒子「当然ですの」
美琴(なんだろ?いつもと違うというか)
黒子「まあ生涯ただ一度の、殿方とのデートですから?一応楽しみにしてますわ」
上条「なかなかに厳しいなぁ」
美琴(何だか嫌な予感)
美琴「ねえ、あんた達ってさぁ、お互いが好きなの?」
上条「えっ」ドキッ
黒子「私がお慕いしているのは、お姉様だけですの!誰がこの様な方を」
美琴(あー、そうなんだ)
上条「あー、そうだよな」ハハハ
黒子「安心してくださいお姉様」
美琴「逆に安心できないわよ」
美琴(こいつは)ズキ
美琴「私そろそろ行くわね」スタスタ
上条「そうか、じゃあまたな」
黒子「お姉様、私もお供したいのですが」
美琴「あんたはパトロール中でしょうが」クスッ
美琴(黒子の事が)ズキズキ
美琴「じゃあね」スタスタ
美琴(好きなんだ)ズキン
黒子「お姉様ー、ああパトロール中でなければ」ガクッ
上条「そんなに落ち込むなって、寮に帰れば一緒なんだし」
黒子「デートをこなすまでは、お話ししかできませんの」ハァ
上条「それが普通な気がするんですが?」
黒子「私とお姉様には、そんな常識は通用しませんの」バッ
ダイイチイー カァキネクーン
上条「それはどうなんだ?(今聞き覚えのある声が?)」
黒子「そうですの!早く明後日になれば、お姉様とスキンシップが!」グッ
上条「……まあそうだな」
黒子「?どうかしましたの?」
上条「いや別に」
黒子「とりあえず、明後日のデートは期待してますわ、それではまた明後日に」
上条「ああまたな」
黒子「ええまた」ヒュン
上条「明後日か」
コレガダイイチイトニイノサダァ チクショウ
上条「また声が……」チラッ
一方通行「圧縮圧縮圧縮ゥ」キュオォ
垣根「こんな所でプラズマ出すな!」バサァ
上条「……見てません、上条さんは何も見てませんよ」ダッ
ウギャー アン?サンシタハドコイッタァ
美琴(私はあいつが好き、でもあいつは黒子が好き。
じゃあ黒子はどう?あの子は……)
美琴「日曜日って言ってたわね、明後日かぁ」ハァ
美琴「……そうよね、好きにすればいいよね、私の好きにしちゃえば」ニイッ
【翌日】
上条「おはよう」
青ピ「おはよう上やん」
土御門「おはようだにゃー」
青ピ「なあなあ上やん、何か進展はあったん?」ズイッ
上条「いやこれと言ってないな」
土御門「本当かにゃー、何か隠してるんじゃないかにゃー?」ズズイッ
上条「だから何もねえっての」
吹寄「隠し事は為にならないわよ、上条当麻」ズズズイッ
上条「吹寄さーん?何であなたまで?」ホワイ
青・土・吹「「「さあ早く!」」」
ガラッバタン
小萌「皆さん!席についてくださーい!」
??「とうとう名前まで、これも私クオリティなの?」
【風紀委員第177支部】
黒子「ああー、お姉様分が、早く補給しなければ」グデー
初春「白井さん、しっかりしてください!」ユサユサ
黒子「お姉様ー」ズーン
初春「白井さーん、帰ってきてください!」グイグイ
黒子「明日のデートさえ、明日のデートさえ終われば」ブツブツ
初春「白井さーん」グギュー
黒子「ああーお姉様ー」
初春「誰か何とかしてくださーい」
美琴「これで準備OKね、黒子には悪いけど」フフッ
美琴「しょうがないわよね、私はあいつが好きなんだもの」スッ
美琴「その気持ちは、誰にも負けない」グッ
美琴「あいつは渡さない!」
【帰り道】
上条「明日は補修無し、準備もオーケー、後は明日を待つだけだな」
アーメーフラレーコイニフラレー
上条「メールか?一体誰が……!?」
上条「くそっ何なんだよ!」ダダダッ
【常盤台学生寮】
黒子「只今帰りましたの」
美琴「おかえりー、今日は早いわね」
黒子「明日のデートが終われば、晴れてお姉様に抱きつけますの!待ち遠しくて、全速力で帰ってきましたの」
美琴「ふーんそっか……」
黒子「どうしましたの?何か元気が無いような」
美琴「別に何でも無いわよ、それよりも明日は楽しんできなさいよね?」
黒子「それはもちろんですの、この白井黒子、やるからには何事も全力を尽くしますの」
美琴「そう……、楽しめるといいわね……」クスリ
黒子(何だかお姉様の様子が……、もしや何か悩みが?)
黒子「お姉様、何かあるなら黒子に相談してくださいな」
美琴「……大丈夫よ、これは私にしか解決できないの」
黒子「やはり何かあるんですの!?」
美琴「これは私の、私だけの問題なのよ、それにすぐに解決するのよ」
黒子「本当ですの?」
美琴「本当だって、あんたは気にせずに、明日のデートの事を考えてなさい」
黒子「わかりましたの」
美琴「ご飯でも食べに行く?」
黒子「そうですわね」
美琴「そう、すぐに終わるのよ」ボソッ
【デート当日】
黒子(お姉様はいったい?朝起きたらもういませんでしたし、やはり少し心配ですの)ヒュン
ガヤガヤサンシタハドコダァガヤガヤ
黒子(着きましたわね、上条さんはどこに?……あ、いましたの)ヒュン
黒子「おはようございます上条さん」ヒュン
上条「ん、ああ白井おはよう」
黒子「待たせてしまいましたか?」
上条「いや今来た所だよ」ハハハ
黒子「デートの決まり文句ですのね」クスッ
上条「じゃあ行こうぜ」
黒子「今日はどこへ行くんですの?」
上条「ああ新しくオープンした遊園地だよ、特にジェットコースターがすごいらしい」
黒子「それは楽しみですわね」
上条「今日はしっかりと、エスコートしてみせるぜ」
黒子「まあ一応期待してますわ」
美琴「遊園地か……、楽しめるといいわね」フフッ
一方通行「ン?ありゃあオリジナルかァ?なンでこンな所にいるンだァ?」
美琴「さてと、どうしようかな?」
一方通行「あいつまさか、ちィっ」ピッピッ
上条「もう少しでバスが」アーメーフラレーコイニフラレー
黒子「電話ですの?」
上条「いやメールだけど、ん?」
黒子「どうしたんですの?」
上条「いやただの間違いメールだった」
黒子「そうですの」
上条(気をつけろ?一方通行の奴何の事だ?)
【遊園地】
黒子「さすがに混んでますわね」
上条「まあ仕方ないな、まずはチケットを買ってくるよ」
黒子「私も行きますわ」
上条「結構並んでるぜ?」
黒子「一人で待っていても、つまらないですの」
上条「それもそうか」
黒子「適当に話しでもしましょう」
上条「そういえばこの間……」
黒子「そうなんですの……」
黒子「ようやくはいれましたわね」
上条「白井は最初は何がいい?」
黒子「やはりジェットコースターですわ」
上条「おすすめって言うくらいだしな、あっちのほう」
キャーキャー ジュウゴレンループ
上条「白井さん?」
黒子「さあ行きましょう」
上条「デスヨネー」
黒子「これはすごいですのー」
上条「うおおー」
黒子「なかなかにすごかったですわね」フラフラ
上条「さすがは学園都市だな」
黒子「次は落ち着いたものに」
上条「コーヒーカップ辺りかな」
黒子「ですわね」チラッ
ウオオカッテニマワルスピードガ
上条「……はやめて」
黒子「さあ乗りましょう」スタスタ
上条「はいわかってましたよ」スタスタ
上条「まさか自分で回すと」
黒子「ゆっくりになるとは」
上条「思わなかったな」
黒子「意地の悪い乗り物が多いですの」
上条「いったい誰が作ったんだか」パラッ
【アRAY☆ランド】
黒子「アレイスターランド、と読むんですの?」
上条「なんか聞き覚えがある気が」ハテ?
上条「どれに乗ってもあまり変わらないなぁ」
黒子「どれもこれも、何かしらの絶叫要素がありますの」
上条「少し遅れたけど、昼飯にするか」
黒子「むしろ他の方とずれて、座りやすいかもしれませんわ」
上条「だといいな」
黒子「まだ人がけっこういますわね」
上条「でも白井の言うことも、あながち間違いじゃなさそうだな」
黒子「少なくとも、席はありそうですわね」
上条「何を食べる?」
黒子「そうですわね、ここは軽めのものでも」
上条「じゃああの店かな?」チラッ
オイシイサンドイッチデアル
上条「……あっちのタコスにするか」
黒子「?わかりましたの」
上条「このタコスうまいな!」モグモグ
黒子「ソースが沢山あって目移りしますの」パクパク
上条「この後はどうする?お化け屋敷にでも行くか?」
黒子「そうですわね、食後に絶叫マシンはさすがに」ウーン
上条「じゃあお化け屋敷に決定と」
黒子「お化け屋敷も、無駄に凝った作りなんでしょうか?」ハテ
上条「わかんねえけど、注意はしといた方がいいな」
黒子「ですわね」
上条「さてそれじゃあお化け屋敷に」
ワイワイザワザワ
黒子「何やら騒がしいですの」
上条「あっちの方だな、行ってみるか?」
黒子「そうですわね、何があるか気になりますの」
上条「よし行こう」
上条「あれがそうかな、すごい人だかりが」
黒子「何かのイベントでしょうか?」
上条「パンフレットには、なかったよな」バサッ
黒子「サプライズでは?」フム
係員『お客様の中で、チケットの裏に、☆印のスタンプがついている人は、いらっしゃいますか?』
上条「☆印?えーと」ペラッ
黒子「私たちは、ついてますわね」ジー
上条「よくわからないけど、一応訊いてみるか」
黒子「せっかくですしね」
上条「すみません、☆印があったんですけど」
黒子「いったい何のイベントですの?」
係員「はいちょっとした競走です、参加は男女のペアに限りますが」
上条「競走って事は走ればいいんですか?」
係員「この先のエリアで行うんですが、いくつかのチェックポイントがあります」
黒子「それを回ってくればいいんですの?」
係員「それぞれのポイントごとに、お題がありまして、それをこなしながら、スタート地点に帰ってくればゴールです」
上条「やることは単純だな、どうする白井?やってみるか?」
黒子「せっかくですしね、参加してみますの」
係員「ではあちらのスタート地点にどうぞ」
上条「あとはどんなお題かだな」
黒子「見たところ普通の学生もいますし、無茶な内容ではないと思いますの」
上条「それもそうだな」
【スタート地点】
係員「皆さんには、このリストバンドを、付けてもらいます。
男性は左手に、女性は右手に付けてください」
上条「見た目は普通だな」マキマキ
係員「このリストバンドは、能力の発動を感知して発光します」ピカー
黒子「能力の使用を防ぐためですわね」
係員「さらにこのチェーンを使います、これで2人のバンドを繋げて、これで準備OKです」
上条「このチェーン短いな」カチャ
黒子「1メーテルほどですのね」カチャリ
係員「それでは間もなくスタートです」
上条「気を付けて走らないと、ぶつかっちまうな」クイッ
黒子「上手く合わせないと転びそうですわね」
上条「まあまずは様子見かな、他の参加者もけっこういるし」キョロキョロ
黒子「地図によると、最初のポイントまでは道が広めですわね」
上条「まわりとぶつからないように、かつ早く走るか」
黒子「私たち自身も、ペースを合わせないといけませんし、意外と大変そうですわね」
上条「まあやれるだけやってみるか」
黒子「何を言ってますの?やるからには優勝を目指しますの」ビシッ
上条「白井は負けず嫌いだな」
黒子「上条さんがのんき過ぎるんですの」
係員「スタートまで後30秒です」
上条「もうスタートか」
黒子「さあ行きますわよ」
係員「321スタート!」
ウオー ワー キャー ダダダダ
上条「よっほっと、大丈夫か白井」タッタッタッ
黒子「くうっ人が多くて」スタタタ
上条「でも何とか」
黒子「あれが最初のポイントですの」
第一チェックポイント
上条「えーとお題は……!?」
黒子「どうしたんですの?」
上条「えーとその、あれ」ユビサシ
黒子「あれ?」チラッ
テツナギダッシュ
黒子「なっ!?」
上条「お題は、次のチェックポイントまで、手をつないで走れ」
黒子「なっなんですのそれは!そんなのまるでカップルじゃ……!?」マサカ
上条「あー、どうやら男女のペアと言うより」ポリポリ
黒子「カップルがメインのイベントですのね」
上条「どうする白井、お前が嫌なら無理強いはしない、白井が決めてくれ」
黒子「……、一度参加したものを、途中で投げ出す訳にはいきませんの」
上条「それじゃあ」
黒子「行きますわよ!」ガシッ
上条「わかった!」
黒子「ここまでやったんですの、絶対に優勝しますわよ!」
上条「任せろ!」
第二チェックポイント
上条「大分巻き返したな」
黒子「次のお題ですの!これでようやく」
上条「えっと次は、二人三脚?」
黒子「はい?二人三脚ってあの?」
上条「用意してある紐で、男性の右足と、女性の左足を結んで走れだとさ」
黒子「そんなのばっかりですの!?」
上条「どうする?」
黒子「……さっきも言いましたが、途中で投げ出すのはなしですの」
上条「わかった、じゃあ結ぶぞ」シュルシュル
今日はここまでです。
意見や質問がありましたらどうぞ。
ではまた次回に。
>>45
>黒子「1メーテルほどですのね」カチャリ
1.85mくらいかー
>>50
すみません、今気づきました1メートルです。
指摘感謝です、予測変換でメートルと、メーテル見間違えてました。しっかりしろ自分。
どうも1です。
なんか落ち着かないもので続きを書いて来ました。
どうやら自分もこの上黒が楽しみみたいですね。
中途半端な時間ですが今から10レス程投下します。
では始めます。
上条「なあこれって」キュキュッ
黒子「バンドを付けた手が外側に、チェーンが邪魔で腕が振れませんわね」
上条「まあそれは他の参加者も同じだしな、かけ声はいるか?」
黒子「普通に1・2でよろしいかと、1で外側の脚でいきましょう」
上条「了解、1で外側だな」ガシッ
黒子「って何いきなり肩を組んでますの!?」ギャー
上条「わ、悪かったよ、でも二人三脚って言ったらさ、肩を組むのが普通だろ?」アセアセ
黒子「むう……確かにそうですが」
上条「まわりもやってるしさ、その方が走りやすいだろ」
黒子「……わかりましたの、でもせめて一言、断りを入れてからにしてくださいな」フイッ
上条「わかった、それじゃ肩組むぞ白井」スッ
黒子「ええ」グッ
上・黒「「せーの、1・2・1・2」」タッタッタッ
上条(白井と手をつないで、今度は二人三脚か、幸せだけど後で不幸が……)ウーム
黒子(……楽しいですのね、こうして上条さんと一緒に、何かするのは)クスッ
【第三チェックポイント】
上条「1・2・1・2」
黒子「つきましたの!」
上条「紐をほどくぜ」シュルシュル
黒子「お題は……!?」
上条「どうした?」シュルリ
黒子「……ぶ」ボソッ
上条「何だ?」スクッ
黒子「ですから、おんぶですの」
上条「へ?」
黒子「男性が女性をおんぶして次のポイントに向かえ、と書いてありますの」
上条「えーと」
上条「ま、まあ白井なら軽いだろうし、そのまま走っても」エート
黒子「そういう問題じゃありませんの!衆人環視の中でおんぶなんて、恥ずかしいですの!」マッカ
上条「じゃあどうする?俺はここでリタイアでも構わないぜ」
黒子「……すの」ボソッ
上条「白井?」
黒子「やりますの!ここまでやっておいて、リタイアなど言語道断ですの!」
上条「……わかった、じゃあ背負うぞ」クルッ
黒子「行きますの」グイッ
上条「よっと、やっぱり軽いな」
黒子「淑女に向かって重い、なんて言ったらボコボコにされますわよ」カアー
上条「よし走るぞ!」タタタッ
黒子(恥ずかしいですの!……でも悪くありませんの)ギュッ
上条(背中に白井が、やべえ今滅茶苦茶嬉しい)ヘヘッ
【最終チェックポイント】
上条「あと少しか」タタタッ
黒子「次が最後ですわね」
上・黒「「最後は……、お姫様抱っこ……」」カオミアワセ
上・黒「「はあ!!!?」」
上条「お姫様抱っこって、レベル高すぎだろ!」
黒子「……」
上条「いくら何でも、なあ白井」ハハハ
黒子「……」スッ
上条「白井?」
黒子「は、恥ずかしいので、すぐに終わらせてくださいまし!」
上条「ええっ、マジですか!?」
黒子「マジですの!」
上条「本当にいいんだな?」
黒子「その代わり、絶対優勝しますの、走るのは上条さんですからしっかり頼みますの」
上条「わかったいくぞ白井」グイッ
黒子(はわわっ殿方にお姫様抱っこ、私も淑女としてこれには憧れが)アワワ
上条(白井をお姫様抱っこ!やべえ落ち着け俺!今は走ることに集中しろ!)
上条「うおおー」ダダダダダ
【ゴール地点】
上条「うおおおお!」ダダダダダダー
ウオッ ハエエ カテルカヨアンナノ
黒子「あと少しでゴールですの!」ギュッ
上条「負けるかあ!」ダンッ
係員「ゴール!おめでとうございます!」
上条「はあはあ、どうやら俺達が一位みたいだな」ハァハァ
黒子「そのようですわね」
係員「いやあおめでとうございます、最後のごぼう抜きは見事でしたよ」
黒子「日頃から走り回ってますものね」クスクス
上条「不幸なおかげって、何かやだなそれ」ガックリ
係員「それでは優勝商品をどうぞ、このアRAY☆ランドの年間フリーパスです、是非ともお二人で来てください」
黒子「二人で……」カー
係員「彼女さん照れてますね」ニヤニヤ
上条「いや俺達はその」アセアセ
黒子「別に恋人じゃありませんの、只のお友達ですの」フイッ
係員「そう言いながらも、ずっとお姫様抱っこのままじゃないですか」ニヤニヤ
上・黒「「!!!!」」マッカッカ
上条「わ、悪い白井!今下ろすから」スッ
黒子「い、いやその、私も忘れてましたし、別に構いませんの」アセアセ
係員「とりあえずこれをどうぞ、一緒に来るとレストランなんかも、サービスしてくれますよ」ニヤニヤ
上条「どうも、ほら白井の分」
黒子「ありがとうですの」
係員「今後もこのアRAY☆ランドをよろしくお願いします」
黒子「さあ早く行きましょう」スタスタ
上条「ああわかった」スタスタ
上条「さすがにちょっと恥ずかしかったな」
黒子「ですの」
上条(白井と恋人同士に見えたってことだよな、つまり……)ウーン
黒子(上条さんと恋人なんて、そんなの……あら?それほど嫌じゃありませんの?)ハテ
上条「さて次はどうする?改めてお化け屋敷に行くか?それとも……いややっぱいいや」
黒子「何ですの?何か乗りたいものでも?」
上条「あーその、もうじき夕方だろ?遊園地の最後は観覧車かなって思ってさ」ポリポリ
黒子「そういえばそうですわね、せっかくフリーパスをもらいましたし、お化け屋敷は今度にしますわ」
上条「じゃあ観覧車に行くか」
黒子「そうしましょう」
【観覧車】
上条「でかいよなこれ」
黒子「一周50分と書いてありますの」
上条「なら十分だな」
黒子「何がですの?」
上条「いやちょっとな」
黒子「?」
上条「ほら並ぼうぜ」
黒子「ええ」
上条「観覧車か久しぶりなのかな?」
黒子「あら覚えてないんですの?」
上条「あーその、小さい頃でさ」アハハ
黒子「そうなんですの?」
上条「そうなんです、それよりも今日のデートはその、楽しかったか?」
黒子「……とても楽しかったですの、まあ恥ずかしい思いもしましたが」
上条「そっか良かった、もしつまらないとか言われたらどうしようかと」ハハハ
黒子「上条さんは楽しかったんですの?」
上条「……楽しかったよ、白井と一緒だったから」
黒子「私と、ですの?」
上条「ああそうだ、白井と一緒だからとても楽しかったんだ」
黒子「どういう意味ですの?」
上条「簡単な事だよ、俺が白井の事が好きだって事さ」
黒子「え?」
黒子「え?今何と?」
上条「何度だって言うさ、俺は白井の事が好きだ、大好きだ」キッパリ
黒子「私の事がですの?」
上条「いきなりすぎたかな?」ポリポリ
黒子「ですの、だって上条さんのまわりには、女性が沢山いるとお姉様が、そもそもお姉様も」
上条「白井」
黒子「何ですの?」
上条「この間友達にも言われたんだ、俺は鈍感だからまわりの好意に気づかないって」
黒子「それは私でもわかりますの」
上条「でもその時こうも言ったんだ。
大事なのは誰が俺を好きかじゃない、俺が誰を好きかが大事だって」
黒子「……自分の気持ちですの?」
上条「それで好きな女の子を訊かれてさ、一番最初に浮かんだのが白井だったんだ」
黒子「私が?」
上条「その後すぐに白井と会ってさ、笑顔で名前を呼ばれて、白井の笑顔が頭から離れなくなっちまったよ」ハハハ
黒子(あの時の!)
上条「翌日には白井からデートに誘われて、舞い上がってさ、普段買わない雑誌で調べたりして、このデートで白井との距離を縮めたい、白井に俺の事を少しでも好きになってもらいたいってな」
黒子「上条さん」
上条「さっきのイベントも滅茶苦茶嬉しかった、白井と手を繋いだり、おんぶしたり、終いにゃお姫様抱っこなんて、ちょっと出来すぎかな」
黒子「……」
上条「まあ上条さんはそれだけ、白井の事が大好きなんだよ、この気持ちは冗談なんかじゃない」
黒子「……」
上条「白井」
黒子「そろそろ下に付きますの、もうすぐ暗くなりますし今日はもう帰りましょう」
上条「……そうだな」
【帰り道】
上条「……」
黒子「……」
上条「なあ白井」
黒子「……」
上条「返事……きいてもいいか?」
黒子「……」
上条「正直に言えばさ、俺は白井に嫌われてると思ってた」
黒子「……」
上条「だから上手くいかなくても、たとえ振られてもいい、俺の気持ちは伝えられたから」
黒子「少し……」
上条「ん?」
黒子「少し時間をくださいな、答えをだす為の時間を」
上条「……わかった、白井の好きにしてくれ、俺は待ってるから」
黒子「ありがとうございます、答えが出たら私から連絡しますわ」
上条「電話待ってるぜ」
黒子「それでは今日はこれで」ヒュン
上条「……あとは祈るだけか」ハァ
【常盤台女子寮】
黒子「ただいま帰りましたの」
美琴「おかえりー、デートはどうだった?」
黒子「……まあそれなりに楽しめましたの」
美琴「何か特別な事はあった?」クルッ
黒子「……何もありませんでしたわ」
美琴「嘘」
黒子「……別に嘘なんて」
美琴「あいつに告白されたんでしょ?」ニィ
黒子「なっ!?」
美琴「別に隠す事じゃないでしょ?」スタスタ
黒子「何故その事を?」
美琴「しりたい?」ニヤリ
黒子「お姉様?」
美琴「いいわよ教えてあげる」スゥー
黒子(いったい何を?)
美琴「ごめんね黒子」ギュッ
黒子(え?抱きしめて)
美琴「私ね謝らないといけないの、黒子にもあいつにもずるい事しちゃったから」
黒子「ずるい事?」
美琴「あいつが黒子の事が好きだって、気づいちゃったから、今日二人がデートをするって知ってたのに」ギュッ
黒子「お姉様」
美琴「私ね昨日のうちに言ったの」
黒子「何をですの?」
美琴「あいつに好きだって、私と付き合ってほしいって、告白したの」
黒子「な!?」
--------
【いつもの公園】
上条「御坂!」ハアハア
美琴「早かったわね」
上条「メールですぐに来てくれって、何があったんだ?」
美琴「あんたに大事な話があるの」キッ
上条「まさか、また何か実験が?」
美琴「そういう話じゃなくて、私とあんたの話よ」
上条「俺と御坂の話?」
美琴「そう私にとってすごく大事な話」
上条「何だ?」
美琴「私ね、あんたの事が好きなのよ」
上条「へ?」
美琴「あんたにとっては寝耳に水かしら?まあ理由はわかるけどね」
上条「御坂」
美琴「始めはただの興味だった、あんたの事を知りたくて追いかけてた。
それがいつの間にか好意に変わってた、気づいたらあんたの事ばかり考えてた」
上条「そうだったのか」
美琴「私はあんたの事が好き、大好き!あんたに当麻に恋人になってほしい!お願い私を選んで!私の気持ちを受け止めて!」
上条「御坂、ありがとうその気持ちはとても嬉しい、でも悪い。
俺は白井の事が好きなんだ、だから御坂の気持ちには応えられない」
美琴「……やっぱりか」
上条「御坂?」
美琴「わかってたの、あんたが黒子を好きだって、多分私じゃ勝てないって」
上条「なら何でだ?」
美琴「決まってるじゃない、何もせずに終わりたくなかった、ただ負けを認めてしまうのが嫌だった。
私の気持ちを伝えもせずに終わるのが嫌だったの」
上条「……そっか」
美琴「だからこれは私の意地、ただのわがまま、もしかしたらに賭けた、私の最初で最後の勝負なのよ」
上条「御坂俺は」
美琴「いいの!優しくしないでいいの!私の気持ちがあんたに届かなかった、それだけの事よ」
上条「……」
美琴「ありがとう、ちゃんと答えを出してくれて、これでもう大丈夫だから、それよりもあんたはどうなの?する事があるんじゃない?」
上条「……明日白井に告白するよ、たとえ振られても構わない、俺の気持ちを伝えてくる」
美琴「それでこそあんたね、私を振ったんだから絶対告白すること、それじゃ明日頑張ってね上条さん」
上条「御坂にそう呼ばれると、なんかむず痒いな」
美琴「いいのよ、これは私なりのケジメなの」
上条「御坂」
美琴「じゃあまたね上条さん」
上条「ああまたな」
美琴「あーあ、やっぱりダメだったかぁ、明日頑張んなさいよ。
あーさすがに泣けるわねこれは、でもこれでいいのよね、やるだけの事はやったもの、後は二人を応援しなきゃ」グシグシ
美琴「だって大好きな人と、大切な後輩だもんね」アハハ
美琴「だから、寮に着く前に涙を止めないとね」ニコッ
--------
美琴「そんな感じでね、すっぱり振られたの」
黒子(それで昨日)
美琴「それで、黒子はどうするの?」
黒子「私は……」
美琴「先に言っておくけどね、私の事を言い訳にはしないで」
黒子「ですがお姉様」
美琴「私はあいつに選ばれなかった、あいつが選んだのはあんただった。
なのにあんたが、私に遠慮したり、余計な事を考えて、中途半端な答えを出すのは許さない!」グッ
黒子「……」
美琴「もしそんな事をしたら、いくらあんたでも絶交するからね」
黒子「……わかりましたの、ちゃんと考えてしっかりと答えを出しますの」
美琴「……それでいいのよ」ニコッ
黒子「はいですの」ニコッ
【数日後】
上条「はあー」
土御門「上やん元気ないにゃー」
青ピ「愛しの彼女さんからは、連絡ないのん?」
上条「この数日音沙汰なしですよ」
土御門「元気を出すにゃー、単に忙しいだけかもしれないんだにゃー」
上条「ならいいんだけどなぁ、やっぱり告白したのは早かったかなぁ」
青ピ「まだ諦めるのは早いで上やん、たとえ振られてももう一度アタックすればええんやで」
土御門「そうだにゃー、それにもしもの時は俺達が骨を拾ってやるぜい」
上条「ありがとう」
吹寄「上手くいくといいな上条」
「名前が完全に消えているんだけ 」
【いつもの公園】
上条「待つ側は結構辛いもんだな」ハァ
上条「……ジュースでも飲むか、えーと小銭は」
??「上条さんが使うと、確実にのまれますわよ」
上条「えっ」クルッ
黒子「お久しぶりですわね」
上条「白井!」
黒子「上条さん、今日は先日の答えを持って来ましたの」
上条「……そうか」
黒子「上条さん、先日のデートはとても楽しかったですの、また行きたいと思えるくらいに」
上条「……」
黒子「それと同時に、私の中で上条さんの存在が大きくなって。
それでも今はまだ、お姉様の方が私の中で大きな存在なんですの」
上条「っそうだよな、白井にとって御坂はとても大事な人だもんな」ハハハ
黒子「それで上条さん」
上条「その先は言わなくてもいいよ、悪かったな悩ませちまって、俺はもう帰るよじゃあな」ダッ
黒子「待ってくださいまし!」ヒュン
上条「うわっとっ」
黒子「まだ話は終わってませんの」
上条「え?今俺は振られたんだろ?」
黒子「そうじゃありませんの、先ほど私は“まだお姉様の方が大きい”と言ったんですの」
上条「まだ?」
黒子「私の中で上条さんは大きくなっていますの、今この瞬間も」
上条「それって?」
黒子「まだ私の中で決まりませんの、上条さんが私にとってどんな存在なのか。
上条さんに向けるこの気持ちが何なのか、はっきりとした形になりませんでしたの」
上条「……」
黒子「でも私は中途半端なままで、答えを出したくはありませんの」
上条「つまり?」
黒子「ですから上条さん、もう一度」ニコッ
黒子「私とデートしていただけますか?」
上条「ああ喜んで」
終わり
はい!そういうわけで終わりました。
一応ラストシーンと美琴の告白は最初から決めてましたが、皆さんの期待に添えたでしょうか?
皆さんの中で少しでも面白い、という気持ちがあれば幸いです。
一応後日談もぼんやりと考えていますが書いた方がいいですか?
何はともあれ最初の構想分は書いたのでひとまず満足です、そして自分以外にも上黒を書きたくなった人がいたら、是非書いてくださいお願いします。
ぶっちゃけてしまうと、自分が読んでみたい上黒を書いてみたんですが、原作未読でも形になります、なので是非皆さんも上黒を書いてください!上黒に若干飢えていますので。
長々と私情を書いてしまいましたが、基本的に全部本心なので弁解はしません。
ではなにか質問がありましたらどうぞ。
上黒増えろ!
どうも1です。
とりあえず後日談としてまずは3~5レス程の短い話をいくつか書いてみます。
まだいくつ投下するかはわかりませんし、口調が怪しいキャラは出しにくいですが、何とか書いてみたいと思います。
今日の夜に投下しますが、まだイチャラブにはならないかもしれません。
ではまた夜に来ます。
どうも1です。
とりあえず2つ分書けたので投下します。
キャラが増えるので、口調などが気になったら言ってください。
episode1 とある告白の顛末
【学校】
青ピ「上やんは今日も遅刻なんかな?」
土御門「この所ずっとだにゃー、早く元気になるといいんだけどにゃー」
ガラッ
上条「おはよう!」
青ピ「上やん?元気になったんか?」
上条「おう!心配かけて悪かったな」
土御門「それはいいんだぜい、それよりも」ニイッ
青ピ「昨日の帰りに何があったんかな?」ニイッ
上条「えーと黙秘権は」
吹寄「あるはずが無いでしょう?しっかり説明しなさい上条当麻!」
クラスメイト達「そうだ!」
上条「クラス一同!?別に話すような事じゃ」
土御門「それを決めるのは、俺達だぜい」
青ピ「キリキリ吐くんやー」グイッー
上条「絞まってる、首が絞まってるから、ああもう不幸だああぁぁぁぁ」
クラス一同「お前が言うな!」
「セリフすら無い、これが私クオリティ」
上条「今日も酷い目にあった、まあ青ピや他の男子は、いつもよりは静かだったけどなぁ」
???「お久しぶりです、とミサカは定型文の挨拶をします」
上条「あれ御坂妹か?久しぶりだな、何か用か?」
御坂妹「今日はあなたに、確認したい事があって来ました、とミサカは理由を告げます」
上条「確認したい事?」
御坂妹「簡単な事です、実は先日「こんにちは上条さん」」
美琴「それにしても、黒子もずいぶんと回りくどいわねぇ」
黒子「そんな事はありませんの、私は本心を告げただけですの」
美琴「でも次の日曜日にデートなんでしょ?告白をOKしたも同然じゃない」ニヤニヤ
黒子「違いますの!このデートはあれですの、見極める為にするだけですの」アセアセ
美琴「その一回でわかるの?」
黒子「それは……、わからなかったらもう一度すればいいんですの」
美琴「認めれば楽なのに」クスクス
黒子「むうー、お姉様がいじわるですの」
美琴「あれ?あそこにいるのってあい……、上条さんじゃない?」
黒子「ふぇっ!?」ドキッ
美琴「あらどうしたの?何か問題でもあるの?」ニヤニヤ
黒子「別に問題などありませんの!普通に世間話をしてみせますの」
美琴「いや、できるのが当たり前よそれ」
黒子「こほん……、えっと上条さ「お久しぶりですと」ん?あれは確か、お姉様の妹さんですの」
美琴「何であの子がここに?」
黒子「……」スタスタ
美琴「って黒子?どうしたの?黒子もなんかムキになってるし」
美琴「まあ私もあんなだったしね」クスッ
黒子「こんにちは上条さん」
上条「おっ白井、昨日振りだな、御坂も」
美琴「久しぶりね上条さん」
御坂妹「!?」
美琴「えっと、美音(みおん)も久しぶりね」
御坂妹「お久しぶりですねお姉様、とミサカは挨拶を返しますが」
御坂妹「変ですね、ミサカの知る限り、お姉様はそのような呼び方ではなかったはず、とミサカは違和感を拭えません」
美琴「悪かったわね」
上条「二人も帰る途中か?」
黒子「ええそうですの、今日は風紀委員も非番ですので。
ところで上条さん?私は昨日言ったはずですの、私のことは黒子と呼んで欲しいと」
御坂妹「!?」
美琴「それは初耳なんだけど?」
黒子「さほど重要なことではないと、判断しただけですの」
上条「あー、忘れてはいないんだけどな、今までのクセでついな」ハハハ
黒子「でしたら、これから慣れていけばいいんですの」ニコッ
上条「そうだよな、わかったよ黒子」
御坂妹「……今日はこれで失礼します、とミサカは踵を返して走り去ります」
上条「あっおい御坂妹?何だったんだあいつ」
黒子「……」
美琴「あの子は私がどうにかしとく、あんたたちはデートの相談でもしてなさい」
上条「いいのか?」
美琴「今は私の方が適任なのよ」
黒子「お願いしますの」
美琴「これだけは言っておくけどね、競争率はかなり高かったんだからね」スタスタ
上条「競争率って何のだ?」
黒子「今日みたいなことがまたある、ということですの」
上条「今の御坂妹みたいに?何でだ?」
黒子「それがわからないから、上条さんは鈍感なんですの」
上条「よくわからん」
黒子「まあ、この場所を渡す気はないですが」ボソッ
上条「何か言ったか?」
黒子「いえ、それよりもデートの行き先でも決めましょうか」ニコッ
上条「そうだな、この間が遊園地だから……」
黒子(絶対に譲りませんの)
美琴「いたいた、探したわよ」
御坂妹「お姉様は知っていたのですか?とミサカは尋ねます」
美琴「知ってるも何も、私は告白して、さっぱりと振られてるのよ」
御坂妹「あのお姉様が!?とミサカは驚きを隠せません」
美琴「……上条さんが黒子を好きだって気づいて、取られたくない、そう思ったらね意外と簡単だった」
御坂妹「お姉様」
美琴「まあ結果は見ての通りよ、上条さんは黒子を選んだ、それだけの話」
御坂妹「お姉様はそれでいいんですか?とミサカは確認します」
美琴「悔しく無い、悲しく無いって言ったら嘘になる、でもねあの二人はね」ニコッ
美琴「私の大好きな人達だから、落ち込むよりも、祝福してあげたいから」
御坂妹「……お姉様は強いですね、とミサカは思ったことを口にします」
美琴「振られた後は、さすがに泣いちゃったけどね」
御坂妹「ミサカもお姉様の胸を借りたいのですが、とミサカは告げます」
美琴「ええおいで」スッ
御坂妹「……グスッウウッ」
美琴「全部ここに出して行きなさい、私が受け止めてあげるから」ポンポン
御坂妹「ありがとうグスッございます」ギュッ
episode1 終わり
episode2 とある悪党の勘違い
【ファミレス】
インデックス「とっても美味しいんだよ!」バクバク
打ち止め「いつもながらすごい食欲だね、ってミサカはミサカはシスターさんに言ってみる」
一方通行「そォだな」
打ち止め「あなたはまだ落ち込んでるの?ってミサカはミサカはきいてみる」
インデックス「日曜日からずっとなんだよ、いい加減話して欲しいかも」
一方通行「うるせえよガキ共、黙って食ってろ」
イラッシャイマセー2メイサマデスネー
一方通行(ありゃまずったなァ、どうしたもンか)
???「おや一方通行ではないですか、とミサカは偶然に驚きます」
一方通行「あァ妹達か、こンなとこ……」
美琴「あら久しぶりね一方通行」
一方通行(なンでオリジナルが一緒なンだよ!)
打ち止め「お姉様だー、ってミサカはミサカははしゃいでみる」
インデックス「短髪もクールビューティも、久しぶりなんだよ」モグモグ
美琴「食べるか喋るか片方にしなさいよ」
インデックス「……」バクバクモグモグ
御坂妹「食べる事を優先しましたね、とミサカはこいつ本当にシスターかよ、と思った事をしっかりと隠します」
美琴「隠せて無いから、全部出てるから」
一方通行(どうする俺、この状況はまずい)
御坂妹「何か一方通行の様子が変ですが、とミサカは疑問を口にします」
一方通行「何でもねえよ」
打ち止め「この人は最近ずっとこうなの、ってミサカはミサカは報告してみる」
インデックス「日曜日からこの調子なんだよ」
美琴「日曜日って、あんたまだあれを引きずってるの?」
一方通行「うるせェ」
インデックス「短髪は何か知ってるのかな?」
美琴「私としては、何でこの3人で食事してるのかわからないんだけど」
打ち止め「シスターさんはミサカ達の所に泊まってるの、ってミサカはミサカは説明してみる」
美琴「……それっていつから?」
インデックス「先週の水曜日からなんだよ、1日だけだったんだけど、あくせられーたがもうしばらく泊まっていけって」
美琴「木曜日ね、なる程そういうわけね」チラッ
一方通行「なンだよ、文句あンのか?」
美琴「別にー、そういうことなら自分で説明しなさいよ、私は気にしてないからさ」
一方通行「わかってンだよそのくらい」
御坂妹「日曜日に何があったのですか?とミサカはお姉様に尋ねます」
美琴「ちょっと喧嘩した、ってところね」
インデックス「喧嘩はダメなんだよ」
一方通行「はいはい」
打ち止め「お姉様達も一緒に食べよう、ってミサカはミサカは誘ってみる」
美琴「そうねせっかくだし」
御坂妹「何にしましょうか、とミサカはメニューを見ながら悩みます」
インデックス「私もおかわりなんだよ!」
ワイワイ
一方通行(くそがァ、俺は何であンな事を)
-------
【日曜日の駅前】
一方通行「気をつけろと、これでオーケイ」チラッ
美琴「初春さんは風紀委員だし、佐天さんとお茶でも」ピッピッ
一方通行「おいオリジナル」
美琴「へ?一方通行?何でここにいるのよ」キッ
一方通行「ちょっと面貸しな」クイッ
美琴「……いいわよ」
美琴「それで、こんな路地裏で何をするつもり?」バチッ
一方通行「俺の言いたい事は一つだ」カチッ
一方通行「三下のデートは邪魔させねェ、それだけだァ」
美琴「は?」
一方通行「あの不幸の塊がよォ、幸せそうな顔してやがったンだよ!」
美琴「えーと、それは知ってるけど」
一方通行「ヒーローってのはなァ、ハッピーエンドでなきゃいけねえんだよ!」
美琴「まずは私の話を聞きなさいよ」
一方通行「あいつらの後は追わせねえ、こっから先は一方通行だァ!!」
美琴「私今から佐天さんと、お茶するつもりなんだけど?」
一方通行「……ごまかそうとしても」
美琴「そもそも私は昨日、上条さんに振られたんだけど?」
一方通行「……そンなわけ」
美琴「何?私の心の傷を抉りたいの?」
一方通行「……その、何かすまンかった」ドゲザ
美琴「いやさすがに土下座されても困るんだけど」
一方通行「俺はてっきり、お前が邪魔するつもりだと」
美琴「そんなわけ無いでしょ、悔しくはあるけどね、それで二人の邪魔する程子供じゃないわよ」
一方通行「すまねェ」
美琴「いいわよ、それよりも結構友達想いなんじゃない」フフッ
一方通行「そンなンじゃねェよ!」
美琴「照れることないでしょ」クスクス
一方通行「だーちくしょう」
-------
一方通行(やべェ恥ずかしい、思い出したら死にたくなってきた)
打ち止め「お姉様いったい何があったの?ってミサカはミサカはこっそり訊いてみる」
インデックス「私も気になるんだよ」モグモグ
美琴「それは本人から聞きなさい、私の口から話すのはねえ」チラッ
一方通行「うるせェ」ズーン
御坂妹「あの一方通行がここまで落ち込むとは、何があったのかさっぱりです、とミサカは首を捻ります」
美琴「まあすぐにわかるわよ、時間の問題だしね」
打・イ・妹「「「?」」」
一方通行「死にてェ」ズーン
episode2 終わり
本日は以上です。
とりあえずこんな感じで上条さんと黒子のラブラブおよび周りの状況を書いていきたいと思います。
意見質問あるいは、このキャラは何やってたの?というのがあれば言ってください。
ではまた次回に
乙でした
佐天たちにつっこみまくられて赤面する黒子が見たい
1です。
>>85とりあえず書いてみました。
時間あるので投下してみます。
episode3 とある少女の包囲網
【カフェ】
美琴「初春さん達は?」
黒子「もう少しで着くらしいですの」
美琴「四人でお茶するのも久しぶりね」
黒子「最近は忙しかったから、仕方ないですの」
美琴「忙しいねぇ」ニヤニヤ
黒子「お姉様?」
美琴「あんたが忙しいのは風紀委員?それとも?」
黒子「風紀委員がですの!」カァ
美琴「はいはいわかってるわよ」
黒子「全然わかっていませんの」
イラッシャイマセー サキニトモダチガ
美琴「あ、初春さんこっちこっち」
初春「御坂さん白井さん、遅れてすみません」
佐天「こんにちは御坂さん、白井さんはずいぶん久しぶりな気が」
黒子「最近は風紀委員の支部に来ていませんでしたから当然ですの」
佐天「いやーちょっと特訓が忙しくて」
美琴「特訓?」
初春「そうなんです、佐天さんがついに能力者になったんですよ」
黒子「あらそうでしたの、おめでとうですの」
美琴「おめでとう佐天さん、念願がかなったわね」
佐天「ありがとうございます、まだlevel1ですけどね」
初春「これからですよ佐天さん」
美琴「手伝える事があったら、遠慮せずに言ってね」
黒子「私も協力しますの」
美琴「それで何の能力なの?」
初春「それがですね」
佐天「ちょっと待ったー」
黒子「どうしたんですの?」
佐天「今は私の能力よりも、大事な話があるじゃないですか、ねえ御坂さん」
美琴「そういうことね」
初春「何ですか?」
佐天「白井さん!彼氏ができたそうですね!」
黒子「なあっ、違いますの!別に彼氏じゃないですの!」
佐天「あれ?御坂さんからは、白井さんに彼氏ができたって」
黒子「お姉様!?」クルッ
美琴「別に一緒じゃない、普通に恋人みたいだったわよ」
黒子「まだ違いますの!」
初春「まだっていう事は、やっぱりその気が」
黒子「違いますの!ただの言葉のあやですの」アセアセ
佐天「キスはもうしたんですか?」
黒子「そんなの早すぎますの!」カァッー
美琴「今が早すぎるならそのうちって事ね」
黒子「そういう意味ではなくて」アワアワ
佐天「名前で呼び合ったり、家に行ったりは?」
黒子「してませんの!」
美琴「あれ?自分の事は黒子と呼んでって、言ってたじゃない」
黒子「あれはその、上条さんは年上ですし」シドロモドロ
佐天「あ、白井さんの彼氏って上条さんなんですか?」
黒子「ですから違いますの!」
初春「でも支部で世間話をしてると、よく上条さんの名前が」
黒子「たまたまですの!別に上条さんを意識していた訳じゃ」
佐天「じゃあ嫌いなんですか?」
黒子「違いますの!上条さんの事は好きですの!」カァッー
佐天「へえ」ニヤニヤ
初春「そうなんですか」ニヤニヤ
美琴「好きなんだ」ニヤニヤ
黒子「あうあう」カァッー
佐天「いいじゃないですか、お似合いだと思いますよ」ニヤニヤ
初春「ぴったりですよね」ニヤニヤ
黒子「それはその」シュー
美琴「そもそも向こうがベタ惚れで、告白してきたんだしねぇ、黒子もそうなら恋人でいいじゃない」ニヤニヤ
黒子「あうっ」ボンッ
黒子「三人でなんて卑怯ですの」シュン
美琴「ほら拗ねない拗ねない、別に邪魔しようって訳じゃないんだから」ナデナデ
初春「そうですよ、私達は白井さんを応援してますから」
佐天「力になれる事があったら言ってください、出来る限り協力しますから」ビシッ
黒子「……ありがとうございますの」ニコッ
美琴「じゃあまずは次のデートね、日曜日にどこいくのよ」ワクワク
佐天「もう次のデートですか!白井さん積極的ですね」ワクワク
初春「なんならネットで調べましょうか?」ワクワク
黒子「やっぱり面白がってるだけですの!」バンッ
美・佐・初「「「それはねえ」」」ニヤニヤ
黒子「ふ、不幸ですのおおぉぉぉぉ!」
episode3 終わり
続きと番外通行まだか
episode4 とある少女の裏話
【日曜日駅前】
美琴「さてと、改めて佐天さんに」ピッピッ
プルルルルガチャ
佐天『もしもし御坂さんですか?』
美琴「佐天さん、いきなりごめんね、今時間ある?」
佐天『大丈夫ですよ、今日は初春も風紀委員だし、一人で暇だったんですよ』
美琴「私も予定がなくてさ、たまには二人でお茶しない?」
佐天『わかりました、今どこですか?』
美琴「第7学区の駅前よ、佐天さんは?」
佐天『それならちょうど近くにいますね、5分位で行けますよ』
美琴「じゃあ待ってるわね」ピッ
美琴「さてと、やっぱり黒子の事を話すべきかしら?」
【カフェ】
佐天「でも珍しいですね、白井さんが御坂さんと一緒じゃないなんて」ケーキセットデ
美琴「ちょうどそれについて、今から話そうと思ってたのよ」ワタシモケーキセットデ
佐天「何かあったんですか?」
美琴「黒子なら今ごろ遊園地よ」
佐天「遊園地って、最近オープンしたやつですか?確かアRAY☆ランドだったかな?」
美琴「多分そうね」
店員「お待たせしました、とミサカはケーキセットを2つお持ちします」カチャ カチャ
佐天「ありがとうございます、妹さん」
店員「それではごゆっくり、と言いながらミサカはフェードアウトします」
佐天「相変わらずですね妹さん、確か美音さんでしたっけ」
美琴「あーそうね」
佐天「ところで白井さんは誰と遊園地に?一人で行くとは思えないんですが」
美琴「デートよ」
佐天「あーなる程」
佐天「は?」
佐天「デートって、男の人とですか?」
美琴「そうよ、ちゃんとした男女のデート」クイッ
佐天「えー!嘘だぁ!あの白井さんがデートなんて」
美琴「気持ちはわかるけどね、れっきとした事実よ」
佐天「いつの間に、相手は誰ですか?」ワクワク
美琴「それは今度本人から聞いた方が」
佐天「なる程その方が面白そうですね、じゃあ初春も一緒に、三人で思いっきりいじりたおしますか」
美琴(ご愁傷様黒子)ナム
佐天「いやー今から楽しみですね、どんな相手かな」
美琴「佐天さんも知ってる人よ、それだけは教えとくわ」
佐天「わかりました、どんな事をきこうかな?」ワクワク
美琴(私も振られたんだし、これ位はいいわよね)クスッ
【数日後】
アノコハタイヨーノコマチエンジェル ピッ
佐天「はい御坂さんですか?」
美琴『佐天さん、明日か明後日の放課後って時間ある?』
佐天「特に予定は無いですよ」
美琴『できれば初春さんも一緒の方が』
佐天「まさか、白井さんに進展が?」
美琴『ええそうよ、今ごろ告白の返事をしてるはずよ』
佐天「ついにですか!わかりました、初春は明後日は暇なはずですよ!」
美琴『わかったわ、じゃあ明後日の放課後に、初春さんへの連絡はお願いね』
佐天「了解です!」ピッ
プルルルルガチャ
初春『はい何ですか佐天さん?』
佐天「初春!明後日の放課後に白井さん達とお茶しようよ!」
初春『あの話ですね、わかりました、白井さんに電話しておきますね』
佐天「よろしくー」ピッ
佐天「さーて、どんな反応するか」ニヤニヤ
【街中】
佐天「ほら急いでよ初春!」タッタッタッ
初春「待ってくださいよー」タッタッタッ
佐天「遅れちゃってるんだから、もっと急がないと」
初春「そこまで焦らないでも、二人共怒ってないですよきっと」
佐天「そうじゃなくて、私が待ちきれないの!」
初春「それこそ別にいいじゃないですか!」
佐天「ほらはーやーくー」
初春「待ってくださーい」
佐天(楽しみだなぁ、どんな反応するか、相手は誰か、いじりまくるぞぉ)ニヤニヤ
佐天「よーし着いたー」
初春「疲れましたよー」
佐天「まあまあ早く入ろ?」
初春「わかりましたよ」
店員「いらっしゃいませー」
佐天「あ、先に友達が」
初春「えーと」キョロキョロ
美琴「初春さんこっちこっち」
episode4 終わり
とりあえずこんな感じでどうですか?
>>93番外の口調が難しくて、番外通行自体はありなんですが。
とりあえず考えてみます。
ではまた次回に。
すみません1です。
書き忘れてましたが、佐天さんの能力で何かいいのありますか?
一応ネタは考えているんですが、肝心の能力が思いつかない。
なのでもし良ければお願いします、一応なければ風力操作のlevel1になるかと思います。
それでは。
空力使いか未元物質を希望
1です。
皆さんありがとうございます。
>>108未元物質ですかいいですね、他SSの影響や独自解釈が入りそうですが、考えているネタとすり合わせてみます。
ただ未元物質のlevel1ってあるんですかね?なんか発現しただけでlevel5みたいなイメージが、まあやってみます。
番外通行はもう少しお待ちください、何とか番外個体の口調をつかんでみます。
次回は3日以内には投下します、それでは。
どうも1です。
今日も昼に投下します。それと先に言っておきますが、どうしてこうなった?
頑張ってみたんですが、当初の構想とまったく違うものになりました。
それでも書いて投下する訳ですが、とりあえず次から投下します。
episode5 とある復活の復讐者
【街中】
垣根「くそ、第一位はどこにいるんだ?」キョロキョロ
垣根「今日こそぶちのめして、俺の方が上だってわからせてやる」ニヤリ
テッテテーテテッテテーテテッテテーテテピッ
垣根「あーなんだ?心理定規か?」
心理定規『帝督あなたどこにいるの?』
垣根「適当にぶらついてる」
心理定規『……今日も第一位と喧嘩?』
垣根「喧嘩じゃねえよ、俺があいつを一方的にボコボコにするだけだ」
心理定規『同じじゃない』
垣根「ちげえよ、まあ女にはわからねえものさ」フッ
心理定規『晩御飯までには帰ってきてね、じゃあ仲良く喧嘩するのよ』プツッ
垣根「仲良く喧嘩だぁ?」
垣根「その言葉、メルヘンじゃねえか、いただきだな」メモメモ
心理定規「まったくもう、たまには私と二人きりとかねえ、せっかく復活したのに」ハア
垣根「さてとめんどくさいな、いっそ空から探すか?」
ギャハハハハ ヒイー
垣根「あの品のねえ笑いは、見つけたぜ!第一位!」バサァッ
垣根「今日こそ潰してやるぜ!」ギュン
【路地裏】
一方通行「雑魚共が生意気に、喧嘩売ってんじゃねェよ」カチッ
不良達「すんませんしたー」ドゲザ
一方通行「たくよォ、こンな雑魚をぶっ飛ばしてもなァ」
垣根「なら俺が相手してやるぜ」バサァッ
一方通行「またてめえかよ、いい加減しつこいンだよ!」カチッ
垣根「勝負だ!今日こそ土下座させてやるぜ!」
一方通行「速攻で決めてやらァ」
ウオオォォォォ
不良達(あれ?俺達これ巻き添え?)
一方通行「圧縮圧縮圧縮ゥ」ギュギュギューン
垣根「ミニプラズマを無数に!?」
一方通行「くらいなァ、バクシンハ!」ホワオォーン
垣根「うわがっぐはっ」バボボガドドン
一方通行「とどめだァ!ベクトルパンチ!」ズガァ
垣根「グワーッ」バタリ
一方通行「口ほどにもねえ」カチッ
垣根「くそっまた俺の負けかよ!」ガバッ
一方通行「またじゃねえ、一生変えられねェ確定事項だァ」
垣根「うっせえ!またリベンジに来るからな!」バサァッ
一方通行「二度と来んなよ!」
不良達(巻き添えで死ぬかと思った)
垣根「何で俺はあいつに勝てないんだ?」バッサバッサ
垣根「この俺に足りないものか……」ウーン
垣根「しいて言えば、イケメンすぎる所か」ウンウン
垣根「まあいい、とりあえず昼飯でも食べるか」キョロキョロ
垣根「意外とうまいな、このサンドイッチ」
店員「うちの店長のイチ押しなのである」
垣根「気に入った、また買いに来るぜ!」バサァッ
店員「またのお越しをお待ちしているのである」
垣根「屋台にしてはうまかったな、名前も変わってるし」チラッ
[サンドイッチ専門屋台マアフィン]
垣根「忘れないようにメモっておこう」メモメモ
垣根「そんじゃ行くか」
垣根「とはいえする事が……!?」ピクッ
垣根「何だこのとんでもないメルヘンオーラは、あの店か?」キョロキョロ
垣根「面白いじゃねえか、誰だか知らねえが、その面おがんでやるぜ!」
episode5 終わり
episode6 とある少女の猛特訓
【カフェ】
美琴「ほら機嫌なおしてよ」
黒子「知りませんの」ムスー
佐天「ごめんなさい白井さん」
黒子「ふんだ」プイッ
初春「許してください」
黒子「むー、やっぱり三人でずるいですの」ウー
美琴「そういえば、結局佐天さんの能力って何だったの?」
黒子「やっぱり空力使いですの?」ムスー
佐天「いや実は違うんです」
初春「佐天さんのは空力使いとは違ってですね、空力物質(エアロマター)という名前なんです」
美琴「空力物質?聞いた事無いわね」ハテ
佐天「何でも空気を変質させる物質を、自在に出せるらしいです」
黒子「変質させるというと?」
初春「よくわからない何かを出して、それで空気の流れを変えたり、圧縮して固めたりできるそうですよ」
佐天「こんな感じで風を起こしたり」フワァ
黒子「ハンカチが浮きましたの」
佐天「固めたり」ギュン
美琴「ハンカチが丸まったわね」
佐天「飛ばしたりできます」ヒュン
美琴「あの時は空力使いと思ってたけど、実際はこれだったのね」
黒子「無意識にその物質を出して、空気を操作していたんですのね」
美琴「でも変わった名前ね」
佐天「私の能力の本質は風じゃなくて、出てくる物質の方らしいんです」
初春「何でもある高位能力者と、似た性質があるそうで」
垣根「なる程な、俺の未元物質から取って空力物質とは、科学者にしてはいいセンスだな」ウンウン
黒子「え?」
初春「あわわ」ガクガク
佐天「誰ですか?」
垣根「垣根帝督だ、level5の第二位さ」
美琴「盗み聴き?」ビリッ
垣根「俺に常識は通用しねえ!」
黒子「そういう問題ではありませんの」
初春「あうっ」バタリ
佐天「初春?」
垣根「この嬢ちゃん、どっかで見たな」
垣根「いやーあの時の風紀委員だとは、世間は狭いな」
初春「あううー」ガタガタ
垣根「心配すんなって、今はお前らを襲う理由がねえよ」
美琴「理由があったら攻撃するの?」バチッバチチッ
黒子「支部で詳しく聞かせてもらいたいですの」チャキ
垣根「言っておくが、お前らの能力じゃ俺には勝てないぜ」ニヤリ
美琴「言ってくれるじゃない」バチッ
垣根「例えば電子の動きを抑制する物質を撒けば電気は効かねえ、そっちの嬢ちゃんも同じだ、第一位以外じゃ俺には勝てねえよ」
美琴「なら何でここに?」
垣根「決まってんだろうが!この嬢ちゃんからかなりのメルヘンオーラが出ている、それが理由だ」ビシッ
佐天「えっ私ですか?」
黒子「……メルヘンオーラですの?」
垣根「そうだ、俺と同じメルヘンオーラだ」キリッ
美琴「……初春さん、本当にこいつなの?別人じゃない?」
初春「少し自信が」アレ?
垣根「あーなんかな、俺って一回死んだらしい」
佐天「はい!?」
垣根「でも脳みそだけ保存してたバカがいてな、人工臓器や俺の未元物質で体を補って復活したんだ」
初春「復活ってそんな」
垣根「ただ死んでる間に何かあったみたいでな、別人みたいだってよく言われるぜ!」キラン
美琴「……どうする初春さん」
初春「えっと、もうあんなことしないって約束してくれるなら、怖いですけどなんとか」ビクビク
垣根「今の俺の目的は、第一位をボコって土下座させることだからな、無意味に暴れたりしねえよ」
佐天「……ちょっといいですか?」
垣根「どうした嬢ちゃん?」
佐天「私の能力って、垣根さんの能力に似てるんですよね?」
垣根「そうだな、体験版というか、未元物質一部限定!みたいな感じだな」
佐天「じゃあ私に能力の鍛え方を教えてください!」
美琴「佐天さん!?何言ってるの!?」
佐天「私この能力をもっと強くしたいんです、それで人の役にたちたいんです」
初春「佐天さん……」
垣根「……悪いがな、俺は発現と同時にlevel5認定された、だから鍛え方は教えられねえ」
佐天「……そうですか」
垣根「だが未元物質の事なら、教えてやれるのもある、性質が近いなら何かの参考になるかもしれねえ」
佐天「それじゃあ」
垣根「それで良ければ教えてやるよ」ニヤリ
佐天「ありがとうございます!」
初春「でも危なくないですか?」オロオロ
黒子「でしたら保険をかけましょう」ピッピッ
黒子「日曜日は無理ですが、明日の土曜日なら大丈夫ですの、お二人のご予定は?」
佐天「明日なら大丈夫ですよ」
垣根「俺も問題ない」
黒子「わかりましたの、では失礼して」ピッ
美琴「そういう事ね、ならあっちも呼んだ方がいいかしらね」ピッピッ
佐天「何だろう?」
初春「保険ってどういう意味でしょうか?」
垣根「そんで今のlevelは?」
佐天「level1です、風は弱いし、範囲も狭いしでほとんど使えなくて、初春のスカートがギリギリのラインです」
初春「佐天さん!その説明はいらないですよ!」カァ
垣根「じゃあ目標は、離れたところにいる嬢ちゃんのスカートを、吹っ飛ばす感じか」
初春「何で飛ばすんですか?」
佐天「そうですよ、めくれれば十分ですよ」
初春「佐天さん違うでしょう!?」
【翌日いつもの公園】
佐天「今日はよろしくお願いします!」
垣根「俺の修行は厳しいぞ、しっかり耐えてみせろ!」
佐天「はいっ」
初春「佐天さん大丈夫かな?」オロオロ
美琴「大丈夫よこの二人がいればね」
黒子「もしもの時は佐天さんを守ってくださいな」
上条「ああまかせとけ、佐天さんは黒子の大切な友達だからな、しっかり守ってみせるぜ」
黒子「ありがとうですの」ニコッ
美琴「……いい感じじゃない、本当に」
一方通行「おい、何で俺はここにいるンだ?」
美琴「第二位が暴れたりしたら止められるのなんて、第一位のあんたかあい……、上条さんくらいしかいないのよ」
一方通行「何で俺がそンな事しなきゃならねえンだ?」
上条「いいじゃないか一方通行、俺達はもしもの時の保険なんだから、その時までは話しでもしてようぜ?」
一方通行「……そうだな」チラッ
黒子「?私が何か?」
一方通行「いや別に」ニヤリ
上条「そういえばこの間のメールはなんだったんだ?」
一方通行「そいつは忘れやがれ!」
上条「いきなり何だよ!」
垣根「騒がしい連中だな」
佐天「こんな感じですか?垣根さん」
垣根「違うもっとこうメルヘンに」バサァッ
佐天「メルヘンですか」ググッ
垣根「いい感じだよ!今キテルよ!君のメルヘンキテルよ!」
佐天「メルヘンにメルヘンに」
垣根「レッツメルヘン!」バサァッ
佐天「メルヘン!」バサァッ
初春「佐天さんの頭から翼が!?」
垣根「いいよメルヘンだよ!きまってるよ!」
佐天「ありがとうございます!」バサバサ
垣根「頭から翼とはな、中々メルヘンじゃねえか」
佐天「もちろん垣根さんの弟子ですから」スッ
佐天「私の空力物質に常識は通用しません」ニヤリ
episode6 終わり
以上です。
改めて言います、どうしてこうなった?
垣根さんの性格は置いといて、何故か佐天さんがあんな感じに、でも後悔はしません。
とりあえず次回の話はまだ未定です、のんびりお待ち下さい。
それではまた次回に。
レッツメルヘン!
1です。
番外個体って第一位呼び固定でいいんですか?
書いててしっくりこない。
それと話のネタよりも、サブタイが思いつかない、何であんなのつけたかな?
それでは3日以内には来るつもりですので。
レッツぶつ森
乙
話変わるけど、どうぶつの森ってどう森って略しません?
>>131
最初は第一位だろうが進展したらあーくんとかあなたとか
あなたは第一位同様最初から使ってるけどな
進展させてあなたとか他の呼び名にするなら進展する過程が作者の腕の見せ所では?
>>134
時期的なものもありますが、ステップアップはちょっと、ていうか自分の文才はご覧の通りです、なんだよ空力物質て、何で頭から小さい翼生えたし。
まあ言ってもしょうがないからやれるだけやりますが、期待はしないで下さい。
>>133すいません自分の周りでぶつ森って言ってて、とりあえず新作楽しいです。
どうも1です。
今日の夜に投下したいと思います。
一応12時位の予定ですが、少し早くなるかもしれません。
ではまた夜に。
1です。
今から投下します。
一部のキャラの口調が、いまいち掴みきれていませんが、ご容赦ください。
episode7 とある幸福の道標
上条「何でいきなり怒り出したんだ?」
黒子「かと思えば、急に落ち込んで」
一方通行「別にあれはァ、ただの勘違いでェ、俺はよかれと思ってよォ」ブツブツ
美琴「あまり気にしないでいいわよ、あんた達は直接の関係は無いから」ヤレヤレ
上・黒「「いったい何が?」」
一方通行「たくよォ何で俺がこんな目に、元々は三下のデートが……」カチッ
上条「あれ?いまスイッチ入れた?何で?」タラ
一方通行「三下ァ!とりあえず一発殴らせろ!」グアッ
上条「何でだよ!ちくしょう不幸だあぁぁぁ」ダダダダ
一方通行「待てや三下ァ」ギュオッ
黒子「上条さん!待ってくださいですのー」ヒュン
美琴「行っちゃった、これじゃあ呼んだ意味が無いじゃない」ハァ
初春「それよりも佐天さんがー」アワアワ
垣根「メルヘンをイメージしろ佐天!お前ならできる!」
佐天「メルヘンパワー!……やりました!私今浮いてますよ!」フワフワ
垣根「そうだ!その感覚を忘れるな!メルヘンはいつでもお前と共にある」
佐天「世界って、メルヘンってこういうモノだったんですね」キラキラ
垣根「そうだ俺達はメルヘンだ!」
佐天「私達のメルヘンには」
垣・佐「「常識は通用しない!」」キラーン
初春「佐天さーん、帰ってきてくださーい」
美琴「別な意味で人手がいりそうね」ハァ
上条「落ち着きましたか?一方通行さん?」
一方通行「ああ落ち着いたよ、悪かったなァ」
上条「いや俺もちょっと無神経だったかな」
一方通行「お前は悪くねえよ、俺が小せえだけだ」
上条「そんなことはねえよ、お前は立派な奴だって」
一方通行「ありがとなァ、やっぱお前はヒーローだわ」
上条「お前だって立派なヒーローだろ?」
一方通行「俺は悪党だよ、ヒーローなンざ柄じゃねえ」
上条「謙遜するなって」
黒子「何故か急に意気投合しましたの、……しかも微妙に会話に入りにくい」ウーン
上条「一方通行!」ミギテサシダシ
一方通行「上条!」ミギテガッチリ
黒子「もうよろしくて?」
上条「ああ大丈夫だ、さっさと戻ろうぜ」
一方通行「そういやァ訊きたい事があるンだがよォ」ニヤニヤ
上条「何だ?」
一方通行「お前ら付き合ってンのか?」ニヤニヤ
上条「えっとそれは」ポリポリ
黒子「ちっ、違いますの!別にまだ付き合ってる訳じゃあ」アセアセ
一方通行「なる程、まだな訳だ」ニヤニヤ
黒子「はう!またこのパターンですの!上条さんこれはその」カァー
上条「えーとその」カァ
黒子「照れないでくださいまし」プシュー
上条「いやだってさ、今の聞いたらさすがの上条さんでも、わかっちまうっていうか」カァー
黒子「あうっ」ボンッ
上条「黒子!大丈夫か?顔の色がやばいぞ!」ガシッ
黒子「み、見ないでくださいましー」ダダダダダ
上条「黒子!待ってくれー」ダダダダダ
一方通行「瞬間移動せずに走るって、どンだけ動揺してンだよ」ニヤニヤ
垣根「今日はこの位にしとくか」
佐天「ありがとうございました!」
垣根「礼を言いたいのは俺の方だ、お前と一緒にがむしゃらになって、何かが見えた気がするぜ」
佐天「垣根さん、また特訓に付き合ってくれますか?」
垣根「当たり前だろ?」ニヤリ
佐天「ありがとうございます!私きっとすごい能力者になってみせます!」
垣根「俺の弟子なんだからな、絶対になれるさ」キラン
佐天「垣根さん……」ポー
初春「佐天さんが……」ガックリ
美琴「完全にハートマークが飛んでるわね」
初春「御坂さん、私はどうすれば?」ウルウル
美琴「どうしようも無いかも」
初春「佐天さーん」
美琴「いっそのこと、初春さんも相手を探してみたら?」
初春「いいです、後でデラックスジャンボパフェ食べてきます」
美琴「えーとドンマイ」
一方通行「おゥどうなった?」
美琴「あんた達どこまで行って……、そっちの二人はどうしたの?」
上条「あーその」テレテレ
黒子「もっとちゃんとした形で言うつもりでしたのに」ブツブツカァー
一方通行「色々あった」
美琴「それはわかるけど」
上条「あー本当に……」
美琴「不幸だって?」
上条「いや贅沢な悩みがあってさ、幸福だなってさ」ハハハ
黒子「はうっ上条さん」ボンッ
美琴「……そうみたいね」クスッ
佐天「垣根さん、この後お茶でもどうですか?」モジモジ
垣根「いいぜ、どこにする?」
佐天「おすすめのカフェが……」
垣根「じゃあそこで……」
初春「どっちの会話も入りにくいんですけど」
episode7 終わり
episode8 とある個体の空回り
ドア「ガチャ」
番外個体「ただいまー」
打ち止め「おかえりーってミサカはミサカは妹を出迎えてみる」
番外個体「体はミサカの方が大人だけどねー」
打ち止め「ミサカだってすぐに大きくなるもん!ってミサカはミサカは成長期な事をアピールしてみる」
番外個体「はいはい、第一位はいないの?」
打ち止め「あの人はまだ帰ってきてないよ、ってミサカはミサカは答えてみる」
番外個体「つまんないの、せっかくからかって遊ぼうと思ったのに」
ドア「ガチャ」
一方通行「あン?何で玄関に集まってンだ?」
打ち止め「お帰りなさいあなた、ってミサカはミサカは出迎えてみる」
番外個体「ミサカも今帰ってきたんだよ、それにしてもどこ行ってたのさ?」
一方通行「ちょっとなァ、明日はどうすっかなァ」
打ち止め「明日何があるの?ってミサカはミサカは、気になったことを訊いてみる」
一方通行「明日もちょっと出掛けてくる」
番外個体「また?友達もいないくせにどこに行くのさ?何ならデートでもしてあげよっか?ヒマで仕方ない第一位さん、なーんちゃって」
一方通行「……それもいいな、じゃあ明日デートに行くか」
番外個体「あっはっはっ、まあそうだよねー、ミサカも別に……ん?」
打ち止め「あれ?」
番・打「「ええー!」」
打ち止め「何で?何で?訳がわからない、ってミサカはミサカは頭が?で一杯になったって言ってみる」
番外個体「ああそうか夢か、ちぇっつまんないの、現実ならいいのに」ハァ
一方通行「現実に決まってンだろうが」
打ち止め「あなたがデートなんて、有り得ないよ!ってミサカはミサカはあなたの発言を否定してみる」
番外個体「いい夢だなぁ、いっそのことこのまま夢の中で」ブツブツ
一方通行「何だ何だよ何なンですか?俺がデートすンのがそンなにおかしいかァ?」
打ち止め「こういう時はMNWで相談すれば……、何か急に炎上しだしたってミサカはミサカは慌ててみる」
番外個体「ふふふふふ、このまま起きなかったら、現実のあの人も心配したりするのかな?」
一方通行「誰かいねェのか?黄泉川は仕事だよな、仕方ないから芳川か最悪暴食シスターがいるだろォが、とっとと出てきて手伝え!聞こえてンだろォが!」
インデックス「私は今お昼寝の最中なんだよ」
一方通行「起きてンじゃねェか!」
打ち止め「あわわわわ、みんな落ち着いて、あれヒーローさんのデート?明日?でもでも先に鎮火作業から、ってミサカはミサカはみんなの沈静化を図ってみる」
番外個体「あはははは!もういーや!このまま全部」バチバチ
一方通行「芳川ァ!てめェニート野郎が!早くしねェとやべえぞ!」カチッ
芳川「はいはい落ち着いて番外個体」スタスタ
打ち止め「MNWがパンクするよー、ってミサカはミサカは慌ててみたり」
一方通行「クソガキも落ち着きやがれ!」
番外個体「何さ芳川、離してよ!ミサカはこの夢の中で」
芳川「だから夢じゃないのよ」
打ち止め「あーパンク寸前で止まった、ってミサカはミサカは安堵してみる」
一方通行「何でこうなった?」
一方通行「何だってンだよ、俺が何したってンだよ」ピッピッ
プルルルルガチャ
??『何の用かしら?』
一方通行「オリジナルかァ?ちょっと頼みがあンだよ」
美琴『私に?いったい何よ?』
一方通行「明日は暇か?クソガキと暴食シスターの面倒を見てやって欲しいンだが」
美琴『まあ予定は無いし構わないけど、あんたはどうすんの?』
一方通行「俺は用事があンだよ、黄泉川は警備員だし、芳川は頼りねえ、となりゃあ誰か呼ぶしかねェだろ」
美琴『ふーん用事ねえ、まあ今日は無理に来てもらったしね、ちゃんと面倒みておいてあげる』
一方通行「悪ィなよろしく頼むわ、じゃあな」ピッ
一方通行(これでよし、後は明日偶然を装って三下達と接触すれば)ニヤリ
番外個体「痛い」ギュウ
番外個体「つねって痛いなら、夢じゃないんだよね」ウーン
番外個体「つまりミサカとあの人が、明日デートするって事だね」ウンウン
番外個体「あーもうどうしよう!何着ていけばいいのさ!こんなことならこの間の服買っとけば良かったー」ガサゴソ
番外個体「どうすりゃいいのさー」
芳川「私って頼りないかしら?」
打ち止め「そんなことないよ!ってミサカはミサカはお世辞を言ってみる」
芳川「……下手な同情はね打ち止め、かえって相手を傷つけるものなのよ」
打ち止め「あれ?」
episode8 終わり
本日は以上です。
番外個体の口調が特に怪しい気がしますが大目に見てください。
次回は話のネタは決まってますが(多分皆さんの想像通りです)サブタイが全く思いつきません、最悪変なサブタイで書く事になるかもしれませんが、突っ込まないでください。
まあ今までのサブタイも若干あれですが。
とりあえず3日以内には書いてきます。(何か逆の意味で締切を守ってない気が)
ではまた次回に。
乙
番外個体は「あなた」も使うから使わせてみてくれ
あと「~さ」「~さー」はたまになら使いそうだが多分ここまで頻繁には使わない
それ以外は大体番外個体になってるぞ
どうも1です。
今日はこっちは書かない予定でしたが、気がつけば両方書きためてました。
もう一つのSSを先に投下するので時間は未定ですが、こっちも今日の深夜位に投下に来ます。
では今日の夜あるいは日付が変わってからお会いしましょう。
それでは。
どうも1です。
なんかもう一つのSSが筆が進まないので今投下してきました。
なのでかなり早いですがこちらも投下します。
なんかすいません、深夜って言ってこの時間、3日以内と言って翌日とかそんなんばっかで。
とりあえず次から投下します。
episode9 とある師弟の三角関係
【カフェ】
佐天「今日はありがとうございました、お茶まで付き合ってもらって」ペコリ
垣根「別にいいっての、さっきも言ったが俺も得るものがあった、つまり今日の特訓は互いに実りある時間だったわけだ」
佐天「垣根さんのおかげで、かなり細かいコントロールができるようになりましたよ」
垣根「精度だけじゃなくて範囲も広がったしな」
佐天「半径2メートル位だったけど、今日ので5メートル位まで広がりました」
垣根「俺の見立てじゃlevel2、いや3まで届いたかもな」
佐天「何だか今なら竜巻の中も歩けそうです」
垣根「竜巻の中を歩く……、なかなかメルヘンじゃねえか」ニヤリ
佐天「ありがとうございます」ニコリ
垣根「この調子で」テッテテーテテッテテーテテッテテーテテ
垣根「なんだよ話し中に」ピッ
心理定規『ちょっといいかしら?』
垣根「何だよ心理定規、用があるなら早く言えよ」
佐天(心理定規?誰かの能力名かな?)
心理定規『今日の晩ご飯はカレーだからね、早く帰って来てよ』
垣根「わかったよ、それじゃあ切るぞ?」
心理定規『それともう一つ』
垣根「何だ?(ん?この感じは)お前今」
心理定規「そちらのお嬢さんはどちら様?」ピッ
佐天「へ?」
垣根「なんだよ、いたんなら声位かけろよ」
心理定規「ちょっとね」ジロッ
佐天(この人まさか)ジー
心理定規(きっとこの子は)ジー
佐・心((ライバルになる!))キッ
心理定規「ところで、今日は特訓じゃなかったの?ねえ帝督」ニヤリ
佐天(垣根さんを下の名前で!?)クッ
垣根「ああ佐天の特訓だよ、なあ佐天」
佐天「はい!垣根さんのおかげですごい充実してました!」チラッ
心理定規(心の距離を測定、この子からはかなり近いわね、帝督からは……!?私に対してとほとんど変わらないですって!?)ギリッ
心理定規「そう佐天さんというのね、私は心理定規よ」スッ
佐天「佐天涙子ですよろしく」ギュウー
心・佐「「ふふふ」」ギュギュギュウーギリギリ
垣根「うんうん打ち解けたみたいだな」
心理定規「ところで帝督、晩ご飯のカレーの材料、一緒に買いにいきましょ?」
垣根「いつも作ってもらって悪いな」
心理定規「いいのよ、一緒に住んでるんだから」ニヤリ
佐天(なん……だと、同棲だと?ならこっちは)グッ
佐天「垣根さん次の特訓はどうします?」
垣根「お前が決めていいぜ、俺はいつもフリーだからな」
佐天「じゃあ明日にでも、似た能力の垣根さんから教わるとすごくわかりやすいんです」チラッ
心理定規(なん……ですって?似た能力なんてそんな共通点が!?)ギリッ
垣根「ここのケーキ美味いな」
心・佐((負けない!))キッ
心・佐((この勝負は負けられない!))
心理定規「ねえ帝督、あなたにとって佐天さんてどんな人?」
垣根「俺につぐメルヘンオーラを持つ、最高の弟子だな」
心理定規「へえーあくまでも“弟子”なのね」ニヤリ
佐天(くうっ)グサッ
佐天「垣根さんにとって、心理定規さんはどんな人ですか?」
垣根「元仲間で、今はただの同居人だな」
佐天「へえー、“ただ”の同居人なんですね」ニヤリ
心理定規(くあっ)グサリ
垣根「お互いの事を知る、仲良くなる基本だな」ウンウン
心理定規「確かにね、私たち」ニッコリ
佐天「仲良くできそうですね」ニッコリ
心理定規「うふふふふ」
佐天「あはははは」
垣根「仲良きことはメルヘンかな、いいフレーズだな」メモメモ
アハハ ウフフ アハハ ウフフ
垣根「……何だか嫌な予感がするが関係ねえっ!俺に常識は通用しねえからな」フッ
アハハ ウフフ アハハ ウフフ
episode9 終わり
episode10 とある四人の恋人未満
【学生寮および常盤台学生寮】
上条「明日はデートか、なんかなぁ」ソワソワ
上条「黒子が俺の事を、やべえ滅茶苦茶恥ずかしい!絶対今にやけてる」ウワー
上条「なんせ今日ので俺と黒子は……ん?」
黒子「どうすればいいんですの、あんな勢いで言ってしまって」ゴロゴロ
黒子「もっとちゃんとした場所で、しっかりとタイミングを計って言うつもりでしたのに」ウアー
黒子「でも今日の事で私たちは……あれ?」
上条「まてまて、まずはしっかりとおさらいして、俺は前回のデートで告白した訳だ」
黒子「私が好きだと告白されて、うっかり今日私も好きだと伝わって」
上条「お互いの気持ちが伝わったけど」
黒子「好きだと伝えただけですの」
上・黒「「つまり俺(私)たちは……」」
上・黒「「まだ恋人じゃない?」」
上条「いやいやそれは単に屁理屈というか」アセアセ
黒子「考えすぎな訳でして」
上条「でも黒子もそう考えてたら、そしたらつまり俺は黒子に」
黒子「上条さんも同じ結論だとしたら、私は上条さんに」
上・黒「「改めて告白するのか?(されるんですの?)」」
上条「無理無理絶対無理!ここから改めて告白なんて、考えただけで恥ずかしい!」マッカ
黒子「無理無理絶対無理ですの!また告白なんてされたりしたら、嬉しすぎて気絶しますの!」マッカ
上条「でも俺が言わないと……」
黒子「私が答えないと」
上・黒「「恋人になれない?」」
上・黒「「ふ、不幸だああぁぁぁぁ!(ですのぉぉぉ!)」」
【翌朝】
上条「やべえよほとんど眠れなかった」ガサゴソ
上条「スフィンクスご飯だぞ」パカッ
スフィンクス「うなー」パクパク
上条「とりあえず黒子に電話、……なんて切り出すんだよ!」ウガー
黒子「ヤバいですの、全然眠れませんでしたの」ハァ
黒子「上条さんから連絡は、……あってもどんな反応をすればいいんですのー!」
美琴「どうしたの黒子?いきなり叫んでビックリしたわよ」
黒子「私は何て言えば」ウーン
上条「この原因は」ワナワナ
黒子「諸悪の根源は」ワナワナ
上・黒「「一方通行だー!(さんですのー!)」」
一方通行「うおっ」ビクッ
番外個体「ど、どうしたの?第一位?」カチコチ
一方通行「いや何でもねェよ(今の悪寒は何だァ?)」ブルッ
番外個体「そ、それで今日はどここに行くの?」カチコチ
一方通行「俺が決めるがいいか?(どここ?)」
番外個体「全然オッケーだよ!ミサカはどこでもいいし!なんならホ……何でもない!」アウアウ
一方通行「なンか変だぞ、具合でも悪いのか?」
番外個体「ぜ、全然いつも通りだよ!ミサカは普通だよー!あなたの勘違いじゃないの?」
一方通行「ならいいンだが、具合悪かったらすぐに言えよ」
番外個体「わかってるって、さあ早くいこうよ」
一方通行「じゃあ行ってくる、もう少しでオリジナルがくるからなァ、いい子にしてろよガキ共」
打ち止め「ミサカも行きたい!番外個体だけずるい!ってミサカはミサカはだだをこねてみる」
芳川「今日は諦めなさい打ち止め」
インデックス「あくせられーたも、みさかわーすとも、行ってらっしゃいなんだよ」
黄泉川「しっかり楽しんでくるじゃんよ」ニヤニヤ
一方通行「行ってくるぜ(三下のデートを観察になァ)」ニヤリ
【駅前】
上条「黒子はどこに」キョロキョロ
黒子「上条さんお待たせしましたの」ヒュン
上条「いや俺も今来たところだよ」アハハ
黒子「良かったですわ」ウフフ
上条「えーと今日はまず映画館だよな(何て切り出せばいいんだよ)」
黒子「その後にお昼ですわね(タイミングを計らないと、いきなり言われる可能性も)」
上・黒((どうしよう))
一方通行「よォ奇遇だなァ」
番外個体「あれ?ヒーローさん?何でここに?」
上条「幻想殺し!」ウカセテ
一方通行「うぐっ」ドゴッ
黒子「瞬間移動ドロップ!」オイウチ
一方通行「ぐはァ」ドガシャァ
番外個体「一方通行ー!」ガビーン
黒子「上条さんトドメを!」ヒュン
番外個体「一方通行がヒーローさんの頭上に?」
上条「うおおー」バッガシッ
上条「48の殺人技の一つ、上条バスター!」ズドオッ
一方通行「ぶべらばっ」ケーオー
黒子「天誅ですの」フンッ
番外個体「一方通行ー!しっかりしてー」
一方通行「悪いな番外個体、俺はここまでみたいだ」
番外個体「あなたが死んだら、誰がミサカ達を守るの!」
一方通行「オリジナルに任せりゃ安心だァ」
番外個体「ミサカ達はあなたに守って欲しいの!」
一方通行「はっ悪いな、もう一つ謝らねェといけねェ事が」
番外個体「そんなのいいから!」
一方通行「実はなァ、今日は三下のデートを観察するためにきたンだよ、お前とのデートを利用してなァ」
番外個体「ヒーローさん、第一位がもう一回やってみなって言ってるよ」
上条「そのいきや良し!」ググッ
黒子「次はクロスボンバーで」ググッ
一方通行「アホかァ!さすがに死ぬだろうがァ!」
番外個体「ミサカを利用した罰だよ、死んじゃえ!」
一方通行「なっ」
一方通行「俺が何したってンだよ」
上・黒・番「「「自分の胸に聞け」」」
一方通行「何で3対1になってンだよ」ガクッ
黒子「久しぶりですわね、お姉様のお姉様」
上条「えっと美和(みわ)さんだったよな」チラッ
一方通行「あァそうだ」コクッ
番外個体「えっと黒子だっけ、おねじゃない美琴の後輩の」
黒子「ええそうですの」
番外個体「おね……美琴はダメだったみたいね」
上条「ああ、俺は黒子が好きだって伝えたよ」
黒子「私達を応援してくださるとも、言ってくださいましたの」
上条「御坂には悪いけど、これだけは譲れなかったから」
黒子「上条さん」プシュー
番外個体「じゃあ二人は付き合ってる訳だ、キャハハうらやましいなー」ケラケラ
上条「いやその」アセアセ
黒子「まだ付き合ってる訳じゃ」アセアセ
一方通行「あン?昨日のあれでか?」
番外個体「お互い好きだって言ったのに、付き合ってないって、そんなん有り得ないよー」ニタニタ
上条「……あーその黒子、よければ俺の彼女になってくれ」マッカ
黒子「もちろんですの」マッカッカ
番外個体「キャハハッ何これ!ミサカもしかして恋のキューピッドになっちゃった?」
上条(よかった流れで言えた!ありがとう番外個体)
黒子(よかったですの!流れでちゃんと返事ができましたの!ありがとうですの美和お姉様)
一方通行「上手くいったみてーだな」ニヤニヤ
上・黒「「ただし白モヤシテメーはだめだ」」
一方通行「何だそりゃあ、白モヤシってのはまさか俺の事か?」
上条「モヤシが嫌なら白アスパラか?」
黒子「いっそのことウサギはどうですの?」
一方通行「よしわかった、お前ら後で愉快なオブジェな」
番外個体「おねーたまも知ってるんだしね、MNWにながしちゃえ」
episode10 終わり
本日は以上です。
佐天さんと心理定規はどうなるのか、佐天さんの能力も皆さんの意見で決まりましたから、この三人がどうなるか、自分でもさっぱりです。
ただわかっていることは、ラストに向けて進むという事だけです。
ラストはもう決まってます、変更はしません、というより自分の力量ではできませんです。
次回は皆さん待望(?)のデート編です、書く前から気が重いですが力の限り書きます。
では皆さんまた次回、3日以内には書いて来ます。
乙感謝です。
でも期待はしすぎないで!
ところで一応大まかな時間の流れに沿って書いてはいるんですが、デート編の話の合間に他の話が入るのと、デート編の話を書ききってから他の話をまとめてだすのと、どっちがいいですか?とりあえず合間に入れていくつもりではありますが、皆さんの希望に沿って書きたいと思います。
合間にいれてく方が書く方も読む方も飽きずに楽しめるから良いと思う
時系列に沿ってる方がわかりやすい
どうも1です。
今から投下します。
episode11 とある悪党の因果応報
黒子「ところでお二人もデートですの?」ニヤニヤ
上条「二人がそんな仲だったとは、上条さんはまったくしりませんでしたよ」ニヤニヤ
一方通行「いやこれはなァ」
番外個体「聞いてよ!この人ったらひどいの!二人のデートを観察するために来たんだって、そのためにミサカとデートしてるんだよ?」ジロリ
上条「もう一発逝っとくか?」ジリジリ
黒子「服だけ飛ばして全裸とか」ジリジリ
一方通行「悪かった!俺が悪かったから!次は本当に死ぬ!」
番外個体「さすがに本当に死なれると、ちょっと困る……ん?」
一方通行「どうした?」
番外個体「何かねMNWがちょっと騒がしくて、何か炎上してたりとか、おチビの方も大変みたいだし」
一方通行「大変って何だそりゃあ?オリジナルの奴が何かやらかしたか?」ドーンテンノーソラヲー ピッ
一方通行「何だどうした?」
芳川『一方通行に伝える事があってね、今あのシスターが暴れてて』
一方通行「はァ?何で暴食シスターが暴れてンだよ」
上条「インデックスがどうかしたのか?」
黒子「確かあの銀髪のシスターでしたわね、……そういえば上条さんの家に居候をしてて」ムッ
上条「今は一方通行の所に泊まってるけどな」
黒子「あらそうでしたの」
上条「そのおかげでさ、デートプランとかもゆっくり考えたりとか」テレテレ
黒子「そ、そうでしたの」テレテレ
番外個体「はいはいご馳走さま」
一方通行「うるせェぞお前ら!それで何で暴れてンだ?」
芳川『さっきまでは普通に遊んでたの、でも突然打ち止めがMNWがって言い出して』
一方通行「そういやさっき番外個体も言ってたな、でもそれとシスターは関係ねェだろ?」
芳川『それがね打ち止めによると、不調の原因がヒーローさんのデートらしいのよ』
一方通行「三下のデートが原因?」
芳川『何でもデート現場の情報が、さっきMNWに出てきたそうよ、それをみた妹達の一部がすごい勢いで会話を始めて』
一方通行「デート現場をって、周りに妹達は」チラッ
番外個体「そんなんじゃないってば!」
一方通行「番外個体ォー!」
番外個体「ひうっ、何よ第一位」
一方通行「ちょっとこい!」
番外個体「どしたの?」
一方通行「お前三下のデートの事流したろ?」カチッ
番外個体「ミサカ知らなーい」フイッ
一方通行「ベクトルチョップ!」ビシィッ
番外個体「ぎゃんっ」
一方通行「おい芳川、原因はわかったがそっちはどうだ?」
芳川『その時の打ち止めの言葉で暴れだしたんだけどね、もう大丈夫みたい』
一方通行「どういうこった?」
芳川『暴走を止める適任者がいたのよ』
一方通行「適任者?」
芳川『とりあえずこっちはもう大丈夫よ、あなた達は気にせずにデートを楽しんできなさい』ピッ
一方通行「なンだよ急に」ポンッ
一方通行「だからなンだよ?」クルッ
黒子「女性をいきなり」ニコッ
上条「叩いてんじゃねえよ」ニコッ
上・黒「「この白モヤシ!」」ドガアッ
一方通行「ぐはっ(三下!てめェには言われたくねェぞ)」
番外個体「天誅!」
番外個体「もう冬なのに今日は暑いねー」キャハハ
黒子「そんなことは」モジモジ
上条「ところでそっちもデートなんだよな?」
番外個体「さっきも言ったじゃん、あの人にそんなつもりはないの」
黒子「では美和お姉様はどうですの?」
番外個体「ミサカはうれって、何言わせようとしてるの!?」
上条「何ってなあ」チラッ
黒子「ですの」コクリ
上・黒「「美和さん(お姉様)の正直な気持ち(ですの)」」
番外個体「何よそれっ!?」ガビーン
上条「だってデートを利用されて怒ったんだろ?」
番外個体「それはその」アワアワ
黒子「つまり美和お姉様は、一方通行さんとデートがしたかったという事に」
番外個体「そんなんじゃないってば!」
一方通行「番外個体ォー!」
番外個体「ひうっ、何よ第一位」
一方通行「ちょっとこい!」
番外個体「どしたの?」
上条「どうしたんだ?」
黒子「何でしょうか?」
一方通行「ベクトルチョップ!」ビシィッ
番外個体「ぎゃんっ」
上・黒「「なっ!?」」
番外個体「いたた、ねえ頭割れてない?」ジンジン
上条「黒子」チラッ
黒子「ですの」コクッ
上・黒「「天誅!」」ダッ
番外個体「あれ二人共?」サスサス
番外個体「頭痛いなあ」
上・黒「「この白モヤシ!」」ドガアッ
一方通行「ぐはっ!」
番外個体「天誅!」
一方通行「何で俺がこんな目に」ヒリヒリ
番外個体「半分くらいは自業自得じゃない?」クスクス
一方通行「もう一発やっとくか?」
番外個体「あれを?」チラッ
上条「次は上条ドライバーでいくか」グッグッ
黒子「さすがにアスファルトは、河原で頭を埋めましょう」
一方通行「何であいつらはあンなに楽しそうなンだよ!」ウガー
番外個体「鬱憤が溜まってるんじゃないの?」
一方通行「俺が何したンだよ!」
上・黒・番「「「自分の胸にきけ」」」
一方通行「お前ら愉快なオブジェ決定な」
上条「それよりもお前らこれからどうするんだ?」
一方通行「そりゃあ(こいつらについてくだけだしなァ)」
番外個体「どうせヒーローさんにつきまとうだけでしょ?」ジトー
一方通行「いやそれは」
上条「どうせなら一緒に行かないか?」
一・番「「へ?」」
黒子「つまりWデートですのね」
上条「せっかくだしな、一方通行を監視できるし」ジロリ
黒子「もしもまた美和お姉様を傷つけたら」ジロリ
一方通行「気をつける(ヤベェよ今日はこの二人に勝てる気がしねェ)」
番外個体「ミサカは別に」
上条「じゃあ出発」スタスタ
黒子「まずは映画館ですの」スタスタ
一方通行「さっさと行こォぜ」スタスタ
番外個体「てちょっと?」
一方通行「お前もさっさとこいよ、埋め合わせって訳でもねェが、こっからは本当に、ちゃんとしたデートをしてやンよ」フイッ
番外個体「……もー仕方ないなあ」ニコニコ
上条「今日は暑いな」ニヤニヤ
黒子「上着が要らないくらいですの」ニヤニヤ
episode12 とある傷心の修道女
【黄泉川家】
美琴「おはようございます」
黄泉川「ちょうどよかったじゃん、今から警備員の詰め所に行く所だったじゃんよ」
打ち止め「お姉様ー一緒に遊ぼー、ってミサカはミサカはあの人に置いていかれた不満を晴らしてみる」
インデックス「短髪いらっしゃいなんだよ」
黄泉川「お前たち私はちょっと御坂と話しがあるじゃん、先に部屋に行くじゃん」
打・イ「「はーい」」
美琴「えっと何か?」
黄泉川「来年本当にウチの学校に来るじゃん?」
美琴「はい、一度決めたことですから」
黄泉川「小萌先生から少し聞いたけど、上条が好きな子ができたって言ってたじゃん」
美琴「……それ黒子ですよ」
黄泉川「白井じゃん?」
美琴「今日も二人でデートしてますよ」
黄泉川「……それでもウチに来るじゃん?御坂がウチを選んだのは」
美琴「いいんです、上条さんには振られたけど、それでも私は今でも友達で、黒子の先輩なんです、その関係があるから大丈夫です」ニコッ
黄泉川「御坂……、わかったじゃん、ウチはあんたを歓迎するじゃん」
美琴「ありがとうございます」
黄泉川「じゃあ私は行ってくるじゃん、あいつらをよろしく頼むじゃん」
美琴「はい任せてください」
美琴(そういえば、9時に待ち合わせって言ってたわね、あいつちゃんと遅刻せずに来てるのかしら)
打ち止め「お姉様今度はこれをってあれ?」
インデックス「どうしたのらすとおーだー?」
打ち止め「MNWがちょっと、ってミサカはミサカは首を捻ってみる」
美琴「何かあったの?」
打ち止め「何だかすごい勢いでみんなが議論してる、ってミサカはミサカは説明してみる」
芳川「何を議論してるの?」
打ち止め「ヒーローさんのデートについてみたい、誰かがその現場から発信したみたいで、ってミサカはミサカは説明をして」
インデックス「どういうこと?何でとうまがデートなんてしてるのかな?」ユラァ
美琴「ちょっと待って、一方通行から何も聞いてないの?」
インデックス「短髪は何か知ってるの!?」ズズイッ
美琴「知ってると言えば知ってるけど」
インデックス「教えてほしいんだよ!」
美琴「仕方ないわね、じゃあ順を追って話すわよ」
-----
美琴「という訳よわかった?」
打ち止め「知らなかった、ってミサカはミサカは驚いてみる」
インデックス「わからないんだよ」ボソッ
美琴「え?」
インデックス「そんなの納得がいかないんだよ!」ダッ
美琴「待ちなさい!」ガシッ
インデックス「離すんだよ短髪!」グイッ
打ち止め「シスターさん待って、ってミサカはミサカはしがみついてみる」ガシッ
芳川「一方通行に連絡してみるわ」ピッピップルルルルガチャ
一方通行『何だどうした?』
芳川「一方通行に伝える事があってね、今あのシスターが暴れてて」
美琴「とりあえず落ち着きなさい!今邪魔しに行っても意味ないわよ」グググッ
インデックス「そういう問題じゃないんだよ!私は今すぐにとうまの話しを聞きたいんだよ!」ググッ
打ち止め「とりあえず止まってー、ってミサカはミサカは叫んでみる」ズリズリ
美琴「今はダメよ、二人の邪魔はさせない!」
インデックス「じゃあ短髪は悔しくないの!?とうまのことが好きだったんじゃないの?」ジロッ
美琴「そうよ!好きよ!振られた今でも変わらずに大好きよ!でもあいつの心にいるのは私じゃないの、私の想いは届かなかったのよ」ポロッ
インデックス「短髪?」
美琴「しょうがないじゃない、好きなんだから、二人共私の大切な人なんだから」グスッ
打ち止め「お姉様」
美琴「だから二人の邪魔はしたくないの、困らせたくないの、笑って応援してあげたいのよ」グシグシ
インデックス「……今日の夕方に一度帰るんだよ、帰ってとうまを問い詰めたらまた来るんだよ」
打ち止め「シスターさん」
インデックス「私だってとうまが好きなんだよ、困らせたくないんだよ」
美琴「うん、ちょっとくらい噛みついてもいいわよ」クスッ
インデックス「もちろんなんだよ」ニコッ
episode12 終わり
本日は以上です。
すみません>>174の最後に、 episode11 終わり を入れ忘れてました。
こんな感じでだいたい交互に書いていくつもりです、若干デートの方が多いかもしれませんが。
次回はまだ決まってませんがあの人が出る予定です。
ではまた次回に、3日以内に来ます。
まさか、この3日以内って
天使同盟の人か?
>>180
違います、禁書は初です。
というかSS自体今書いてる2つしか書いてません。
ところで出して欲しいキャラとかいますか?口調や雰囲気が無理な場合もありますが、出せるなら出してみます。
人物はもう増やさないでいいと思う
あんまり増えると話が薄っぺらくなるだろうから
個人的には番外通行をもう少し充実させてもらいたい
番通いらん
上黒だけでいい
うむ
番外通行はスレ建てて隔離してじっくりやるべき
どうも1です。
なんやかんやで今日も投下します。
>>183確かにそうですね、現状で出てるキャラで基本やっていきます。
>>184 >>185 一応書き出した以上はこのままやっていきます、番外通行のスレを立てるのは自分の力量では無理ですすいません。
とりあえず今日も夜に投下に来ますので、また夜に。
どうも1です。
早いですが、時間があいたので次から投下します。
episode13 とある暗闇の喝采者
【映画館】
番外個体「それでどんなの視るの?」
黒子「この恋愛物ですの」
上条「かなり面白いみたいでさ、デートにオススメって話しだ」
番外個体「へーそうなんだ、ねえあなた当然ミサカ達も視るよね?」
一方通行「……当たり前だろ、デートなンだからよォ」フイッ
番外個体「そっかそっか、デートだもんねーキャハハッ」ニコニコ
上条「一方通行の奴照れてるな」コソッ
黒子「デートであることを、意識しだしたんですの」コソッ
一方通行「今何か言ったか?」
上条「別に何も」
黒子「言ってませんの」
番外個体「そんなことよりも、早く入ろうよ一方通行」グイグイ
一方通行「押すンじゃねェよ」
上条「いい感じだな」
黒子「ですの」
上条「まあ俺達自身も楽しまないとな」
黒子「上条さんと一緒にいれば、それだけで楽しめますわ」ニコッ
上条「俺もだよ」ヘヘッ
一方通行「はいはいご馳走さま」ニヤニヤ
番外個体「本当にあっついねー、近づいただけでミサカ溶けちゃいそう」ニヤニヤ
上条「そのセリフはそっくりそのまま返すぞ」
黒子「鏡をご覧になった方がよろしいですわよ」
上・黒・一・番「「「「このバカップル」」」」
上条「いや俺達はそんなんじゃ」
黒子「いたって普通のお付き合いですの」
一方通行「俺達は別によォ」
番外個体「付き合ってる訳じゃ」ゴニョゴニョ
他の客(バカップル爆発しろ!)
上条「うまい具合に並んで座れたな」ヒダリ
黒子「楽しみですの」ニバンメ
番外個体「その巨大なポップコーンは何?」サンバンメ
一方通行「メガサイズポップコーン、一粒が十倍のサイズらしい」ミギガワ
上条「それかえって食べにくいよな?」
黒子「どんなトウモロコシで作ったんでしょうか?」
番外個体「どうせ食べきれないくせに」ケラケラ
一方通行「だから二人で食うぞ」スッ
番外個体「え?あ、うん」ヒョイ
上条「あついな」
黒子「そうですわね」
番外個体「あーもう、はじまるよ!」アセアセ
一方通行「案外うめェ」ポリポリ
上条(王道のタイプだな)ウンウン
黒子(上条さんとこんな風に)カァ
番外個体(一方通行とデート、一緒に映画)ポリポリ
一方通行(コーヒーも欲しいな)ポリポリ
上条(うわっ、結構過激なシーンが)ウーン
黒子(いつか上条さんとこんな事を)マッカ
番外個体(こういうのも悪くないかも)チラッ
一方通行(コーヒーはブラックだァ……ZZZ)グーグー
番外個体(寝てるしー!)ガビーン
上条(おおっラストでどんでん返しが)スゲー
黒子(上条さんと結婚)プシュー
番外個体(こんな形で一緒に)チラッ
一方通行「ブラボー!」ガタッ
上・黒・番(((何で急に!?)))ビクッ
一方通行「いい映画じゃねェか!」パチパチ
ザワザワ
上・黒・番(((他人のふり)))ソー
一方通行「いいねェ最っ高だねェ」
ザワザワ
上・黒・番(((本当にごめんなさい!)))
上条「いきなり叫ぶなよ」ハァ
黒子「びっくりしましたの」ジトー
番外個体「そもそも途中寝てたじゃん」ジロリ
一方通行「何となくだァ」
上・黒・番「「「真面目に視ろよ!」」」ビシィッ
一方通行「それよりも昼飯どうする?」
番外個体「確かにお腹もすいたね」
上条「何を食べる?」
黒子「どこかによさげなお店は」キョロキョロ
??「あれ?白井さんだ」
黒子「え?」
佐天「白井さーん、上条さんもこんにちは」
上・黒「「佐天さん」」
垣根「よう第一位、デート中か?」
一方通行「うるせェ、てめェもデートじゃねェか」
心理定規「……えっとこんにちは」
番外個体「余ったからって、無理に挨拶しなくていいってば」
上条「両手に花だな」
黒子「今日はデートですの?」
心理定規「佐天さんはただの特訓よ」ニコリ
佐天「心理定規さんは勝手についてきただけです」ニコリ
上・黒((三角関係!?))
垣根「佐天の特訓で俺自身も上に行けそうだぜ、次こそ土下座させてやるよ」
一方通行「一生無理だっつったろォが」
番外個体「この人だれ?」
佐天「そろそろ帰ったらどうですか?心理定規さん」
心理定規「そっちこそ早く特訓を終わらせたら?」
上・黒((この二人怖い))ブルブル
一方通行「何食ってンだ?」
垣根「向こうの屋台で買ったサンドイッチだ、これがまた美味くてな」
番外個体「ミサカも食べてみたいかも」
垣根「オススメだぜ」
佐天「ですよね垣根さん」アハハ
心理定規「そうよね帝督」ウフフ
上・黒・番(((だから怖いって)))
一方通行「腹減った」グデー
垣根「とっとと買ってこいよ」ハハハ
上条「じゃあ俺達が買ってくるよ」
番外個体「あなたは席の確保ね」
一方通行「肉だけのやつな、野菜はいらねェ、あとコーヒー」
黒子「では行きましょう」
上条「でもどんな店だろうな」チラッ
[サンドイッチ専門屋台マアフィン]
黒子「サンドイッチ専門ですの?」
番外個体「変に潔い店だね」
上条「俺もやっぱり席の「上条当麻ではないか」ですよねー」
アックア「久しいのである」
黒子「お知り合いですの?」
上条「はい一応」
番外個体「すごい体だねー、あの人が見たら絶句しそう」ケラケラ
アックア「今日はウチの店で買っていくのであるか?」
上条「そうだけど、ていうか何でこんなことを?」
アックア「簡単に言えば、フィアンマに押し付けられたのである」
上条「大変だな」
アックア「それよりもウチの店で買うなら、サービスするのである」
上条「いいのか?」
アックア「色々と迷惑をかけてきたのだから、当たり前である」
黒子「上条さんどうしますの?」
上条「じゃあせっかくだし、俺はこれかな」
黒子「私はこれで」
番外個体「ミサカはこれで、あの人はこれでいっか」
アックア「了解である」バババッ
アックア「完成である」サシダシ
上条「早いな」
黒子「すごいですの」
番外個体「手が見えなかったよ」
アックア「サービスで半額にするのである」
上条「いいのか?」
アックア「それ位では全く足りない程なのである」コクリ
上条「ありがとなまた来るよ」
アックア「またのお越しを待っているのである」ニコリ
上条「買ってきたぞ」
一方通行「遅ェよ」グデー
番外個体「どうしたの?」
黒子「完全にダレてますの」
一方通行「バカの相手に疲れた」
上条「佐天さんや垣根だったか?」
一方通行「あの野郎絶対に頭のネジが抜けてやがる」
番外個体「お疲れ様、これあなたのサンドイッチと缶コーヒーね」
一方通行「なンだよレタスが入ってンじゃねェか」
黒子「それが一番野菜が少なかったんですの」
上条「文句言うなよな、せっかく美和さんが選んでくれたんだから」
番外個体「別にそんなんじゃ」
一方通行「……ありがとよ」フイッ
番外個体「……うん」テレ
上条「じゃあ食うか、いただきます」
黒子「いただきますの」
番外個体「いただきまーす」
一方通行「いただきます」
上条「おっ、うまいなこれ」ガツガツ
黒子「早くて美味しい、いいお店ですのね」パクパク
番外個体「店の人はすごかったけどね」モグモグ
一方通行(意外とうまいなこれ)モギュモギュ
episode13 終わり
episode14 とある聖人の移動屋台
【駅前】
アックア「お買い上げ感謝なのである」ペコリ
アックア「ふむ、やはり駅前は客が多いのである」
垣根「おーいおっちゃん、これ一つ」バサッ
アックア「なんと!天使が目の前に現れるとは」
垣根「いやいや人間だから俺、この翼も能力な」ツバサシマイ
アックア「これは失礼したのである、他に注文はあるのであるか?」
垣根「いやこれ一つでいいわ」
アックア「了解である」バババッ
アックア「完成である」サシダシ
垣根「早いな、じゃあさっそく」バクッ
垣根「意外とうまいな、このサンドイッチ」
アックア「うちの店長のイチ押しなのである」
垣根「気に入った、また買いに来るぜ!」バサァッ
アックア「またのお越しをお待ちしているのである」ペコリ
アックア「まさか天使の翼を持つ能力者とは、世界は広いのである」
客「すいませーん」
アックア「いらっしゃいなのである」
アックア「今日はなかなかの売り上げである」カリカリ
アックア「しかしフィアンマはどこにいるのか」ポチポチ
アックア「突然我が輩の前に来たと思えば、屋台を押しつけていなくなる」ピッピッ
アックア「聞けばヴェントも、イギリスで屋台をひいているという」カリカリ
アックア「あいつは何がしたいのであるか」パタリ
アックア「……だがこの生活も悪くないのである」
【広場】
アックア「お買い上げ感謝である」ペコリ
アックア「ここも客が多いのである」ウンウン
垣根「あれおっちゃんじゃん、今日はここでやってんだ」
佐天「サンドイッチ専門屋台?」
心理定規「あら美味しそうね」
アックア「この間の天使の少年であるか」
垣根「ここのサンドイッチがな、滅茶苦茶美味いんだよ」
佐天「じゃあお昼はここで買いますか?」
心理定規「帝督のオススメ、楽しみだわ」
垣根「じゃあおっちゃんこれ三人前ね」
アックア「了解である」バババッ
アックア「完成である」サシダシ
垣根「ありがとなおっちゃん」
佐天「じゃああっちのベンチで食べましょう」ミギウデツカミ
心理定規「こっちの方にしましょ?」ヒダリウデツカミ
垣根「あそこがよさそうだな」スタスタ
佐天「ちょっ垣根さん」
心理定規「待ってよ帝督」
アックア「青春であるか」ウンウン
アックア「さて客足もやんだところで、移動の準備を」
黒子「サンドイッチ専門ですの?」
番外個体「変に潔い店だね」
アックア「む?あれは」
上条「俺もやっぱり席の「上条当麻ではないか」ですよねー」
episode14 終わり
本日はここまでです。
佐天さんと心理定規に関しては、指に任せて書いたらこうなりました。
とりあえずこれで本編で登場したキャラは一通り出たかと思います、垣根サイドが完全にイレギュラーですがなんとかなると思いたいです。
次回もデート編と別の話を一つずつの予定です、ではまた次回に3日以内に来ます。
釣られた
どうも1です。
今日も投下できそうですが、思ってたよりも短めになりそうです。
ではまた夜に来ます。
>>200何にですか?
どうも1です。
短めになった分思ったよりも早く書けました。
次から投下します。
episode15 とある四人の珍道中
黒子「この後はどうしますの?」
上条「買い物に行くつもりだったけど」チラッ
番外個体「ミサカもちょっと見たいのあるかな」
一方通行「そのまま買い物でいいぜ」
上条「じゃあセブンスミストに行くか」
黒子「わかりましたの」
番外個体「早く行こうよー」
一方通行「逃げやしねェから落ち着け」
??「あれは上やん?何でこんなところにおるんや?しかもあんな可愛い子と、上やん爆発しろ!」
【セブンスミスト】
上条「まずは服かな?」
黒子「そうですわね、美和お姉様はどうしますの?」
番外個体「ミサカもまずは服かな?」
一方通行「それじゃあレディースの店か」
黒子「最近はどんどん寒くなってますので、上に羽織るものがあればいいのですが」
上条「常盤台じゃ私服はダメだもんな」
黒子「下に着るか、あるいは制服を隠さない程度のものを羽織るのがせいぜいですの」
番外個体「常盤台って大変なんだね、ミサカじゃ耐えられそうにないよ」
一方通行「まァ、学園都市で1・2を争う学校だしなァ」
上条「そう思うとやっぱ黒子はすごいな」ウンウン
黒子「そんな事はありませんの、むしろ上条さんの方がすごいと思いますの」テレテレ
上条「いやいや上条さんはそんな立派な人じゃありませんよ」
黒子「そんなことはありませんの」
一方通行「とっとと行くぞォ」スタスタ
番外個体「どんなの買おうかな?」スタスタ
上・黒「「待ってくれ(くださいな)」」
黒子「色々ありますわね」
番外個体「あれもいいなぁ」
黒子「美和お姉様ならこの服もよろしいかと」
番外個体「悪くないかも」
上条「なあ一方通行」
一方通行「何だよ」
上条「実際のところどう思ってるんだ?」
一方通行「……何をだよ」
上条「わかってるんだろ?」
一方通行「……俺は悪党で、あいつらを一万人以上も「一方通行」だから何だよ」
上条「俺が聞きたいのはそんな事じゃない、お前が番外個体をどう思っているかだ」
一方通行「俺がどう思っているか?」
上条「土御門に言われたんだ、誰が俺を好きかよりも、俺が誰を好きかが重要だって」
一方通行「……お前が急に変わったのはそれか」
上条「いや、今まで自覚していなかっただけで、俺自身は別に変わってないよ」
一方通行「……そうだな」
上条「で?どうなんだ?」
一方通行「……まさか初代鈍感王のお前に、そンな事言われるとはな」
上条「たしかにそうだな(初代?)」ハハッ
一方通行「……一応俺なりの答えは出す」
上条「そうか、頑張れよ」ポンッ
一方通行「うっせェよ」チッ
黒子「上条さんちょっと来てくださいな」
番外個体「第一位も来てよー」
上条「どうした?」
黒子「上条さんに選んでいただこうと思いまして」
上条「上条さんのセンスはイマイチですよ?」
黒子「上条さんに選んでもらうのが重要なんですの」
上条「わかったよ、どんなのがいいかな?」
番外個体「ねえねえ、せっかくだからさぁ、あなたもミサカに選んでよ」
一方通行「……くかっ」
番外個体「え?」
一方通行「くかかきくくけこか、いいぜェ選んでやるよ!とびっきりのやつをよォ」
番外個体「やっぱり遠慮して」
一方通行「俺とお揃いのやつを買ってやるぜ!」
番外個体「それだけはやめてね!?」
上条「黒子に似合う服か、制服をメインに考えるのは難しいんだけど」
黒子「でしたら私服を選んでいただけますか?」
上条「何でだ?私服を買っても着れないんだろ?」
黒子「ですからそのこれから先、一緒に学園都市の外に行く機会がもしあればなんて(上条さんの実家とか)」カァー
上条「な、なる程な、まあ無いとは言えないしな(黒子を父さん達に紹介とか)」カァ
黒子「せっかくですので、今日はコートを選んでいただけますか?」モジモジ
上条「ああわかった、黒子に似合いそうなのを探そう」
黒子「ありがとうございますの」
番外個体「あっちはあっちであついねー」
一方通行「おい番外個体!俺の服と同じ柄のが有ったぞォ!」
番外個体「何であるの!?」ガビーン
一方通行「愉快なペアルックの完成じゃねェか」
番外個体「ペアルックなら、もっと違う服に変えようよ!」
一方通行「だが断る!」
番外個体「何で!?」
一方通行「俺はこの服以外着る気はねェ」
番外個体「嘘つくな!別の服も普通に着てたよね?」
一方通行「知らねェな、とりあえず会計してくるぞ」スタスタ
番外個体「待ってよ、本気で待ってよ」
上条「こっちかな?それとも」ウーン
黒子「どちらも捨てがたいですわね」ウーン
番外個体「ちょっと二人も止めて!このままじゃミサカが愉快な服装になっちゃう」アセアセ
上・黒「「ドンマイ」」
番外個体「薄情者ー!」
一方通行「すいませーン、これなンですけど」
番外個体「お願いだからやめてよー!」
番外個体「どっと疲れたんだけど」
一方通行「お前が嫌がるからだろォが」
上条「次は何を見る?」
黒子「私は髪留めを見たいですの」
番外個体「……ミサカもアクセサリーかな?」
一方通行「じゃああっちの店だな」
上条「この猫のやつとかどうだ?」
黒子「少々可愛すぎる気がしますの」
上条「いや黒子の可愛さなら似合うって」
黒子「もう上条さんたら」カァ
番外個体「このピアスどうかな?」
一方通行「似合うンじゃねェか?こっちの色も」
番外個体「それもいいかも」
??「上やんもあっちのモヤシも爆発せえ!」
上条「じゃあ会計してくるから外で待っててくれよ」
一方通行「俺も行ってくる」
黒子「わかりましたの、では先に出ましょうか、美和お姉様」
番外個体「次はどこに行くの?」
上条「えーとレジはどこ……」キョロキョ
一方通行「どォした?」
上条「いやちょっとな」ジー
一方通行「ン?あァそういう事な」
上条「お前はどうする?」
一方通行「……一応やっとく」
上条「そうか、すいませーん」
episode15 終わり
episode16 とある新鋭の鈍感王
【広場】
垣根「おう佐天待ったか?」
佐天「垣根さん!……と何で心理定規さんがここに?」ジロリ
心理定規「あらいたら何か問題でも?ただの特訓なんでしょ?」フフンッ
垣根「何でかついて行くって、聞かなくてな」ヤレヤレ
佐天「ああ意味もなく、勝手について来たんですか」ニコニコ
心理定規「あら私がどこで何をしても、私の自由でしょう?」ニコニコ
佐天「そうですね、歓迎しますよ」ニコニコ
心理定規「ありがとう佐天さん」ニコニコ
垣根(……!そうか心理定規のやつ、佐天と一緒に遊びたかったのか、ならここは一つ)
垣根「もうじき昼だしな、まずはどっかで飯にしようぜ(俺が取り持ってやるぜ!)」
佐天「わかりました垣根さん」ニッコリ
心理定規「そうしましょう帝督」ニッコリ
垣根「あっちに屋台があるし、見に行ってみようぜ」スタスタ
佐天「何を食べますか垣根さん」ミギウデツカミ
心理定規「あっちのタコスとかどうかしら帝督」ヒダリウデツカミ
垣根「そうだな、とりあえず……ん?あの屋台はたしか」キニシテナイ
佐・心「「……」」シュン
垣根「やっぱりこの間のと同じ屋台か、チェーンでもやってんのかね?まあいいや」ノゾキコミ
アックア「ここも客が多いのである」ウンウン
垣根「あれおっちゃんじゃん、今日はここでやってんだ」
垣根「やっぱり美味いなこのサンドイッチ」ムシャムシャ
佐天「本当に美味しいです垣根さん」ズイッ
心理定規「とても美味しいわ帝督」ズズイッ
垣根「前は駅前でやってたんだよ、昨日はいなかったけどな」ムシャムシャ
佐・心「「……」」シュン
垣根「ん?あそこにいるのって」
黒子「どこかによさげなお店は」キョロキョロ
??「あれ?白井さんだ」
黒子「え?」
佐天「白井さーん、上条さんもこんにちは」
上・黒「「佐天さん」」
上条「じゃあ俺達が買ってくるよ」
番外個体「あなたは席の確保ね」
一方通行「肉だけのやつな、野菜はいらねェ、あとコーヒー」
黒子「では行きましょう」
一方通行「で?お前らは何してンだ?」
垣根「そんなの決まってんだろ?」ニヤリ
佐・心「「もちろん」」
垣根「この二人をもっと仲良くさせようと思ってな、とりあえず一緒に飯食ってた」フフン
佐・心「「……」」エ?
一方通行(あァこいつもかなりのもンだな)
垣根「心理定規が佐天の特訓について来る、それって仲良くなりたいってことだろ?」
佐・心((鈍感))ガックシ
一方通行(三下にひけをとらねェな)
垣根「ふふんどうだこの俺の洞察力」
佐天「心理定規さん、ここは一つ協定を結びませんか?」
心理定規「そうねまずは意識改革から始めましょう」
垣根「何のだ?」
一方通行「おい垣根、お前に一つ称号をやるよ」
垣根「称号だぁ?」
一方通行「“二代目鈍感王”の称号をくれてやる」
垣根「何だそりゃ、しかも二代目って何だよ」
心理定規「ぴったりな称号ね」
佐天「初代は上条さんですか?」
一方通行「こいつは三下にもひけをとらねェからな」
垣根「あれ?俺だけ置いてけぼり?」
episode16 終わり
本日は以上です。
>>208の途中でコピペ使ったら、佐天さんの名前が??のままでした、直すのわすれてた。
とりあえず今日のデート編を書く時に砂糖を吐きそうになったんですが、皆さんはどうですか?
次回はまた3日以内に来ます、ではまた次回に。
どうも1です。
ついさっき予定分を書き終わりました、時間もいい感じなのでこのまま投下します。
episode17 とある四人の記念撮影
黒子「買い物はこのくらいでしょうか?」
番外個体「そうだねー、他のものはまたの機会にでも」
黒子「デートならいつでもできますしね、……お二人共少々遅いですわね?」
番外個体「レジが混んでたっけ?」
上条「お待たせ」
一方通行「買ってきたぞ」
番外個体「何か遅かったじゃん」
黒子「何かありまして?」
上条「いやレジで手間取っただけだよ」
一方通行「それよりも、次はどうすンだ?」
黒子「買い物はここまでですの」
番外個体「次はゲーセンとか行ってみようよ」
上条「俺はいいぜ」
一方通行「俺も問題ねェ」
黒子「では行きましょうか」
【ゲームセンター】
上条「まずはこれやってみないか?」
黒子「パンチングマシーンですの?」
一方通行「くだらねェな、他のに行こうぜ」
番外個体「ミサカはやってみたいかも、あなたもやろうよー」
一方通行「俺は別に」
上条「何だ?もしかして負けるのが怖いのか?」ニヤリ
黒子「ああなる程、その細腕ではさすがに」
一方通行「違いますゥ、めんどくさいだけですゥ」
番外個体「いいじゃんやろうよー」ガシッ
上条「たまにはいいだろ?」
黒子「第一位がお逃げになるんですの?」
一方通行「……わかったよ、やりゃあいいンだろ!」スッ
番外個体「言うまでもないけど、能力はなしね」
一方通行「何……だと?」
黒子「当然ですの」
上条「男に二言はないよな!」
一方通行「マジで?」
黒子「このマシンはポイント表示ですのね」
番外個体「単純な威力じゃなくて、当て方何かも含めて表示されるんだって」
上条「ボクサーのストレートでだいたい、80Pぐらいか」
一方通行(どうする?こっそり能力を使えるか?いや無理だ代理演算でバレる)
黒子「100Pですと殺人級だそうですの」
番外個体「殺人級ってどんなパンチなら出るの?」
上条「まあ普通はありえないな」
一方通行(威力じゃ勝負にならねェ、ここは当て方を計算してベストな角度をはじき出す!)
黒子「ではまず私から」スッ
黒子「せいっ」ビシッ
マシン「45P」ピピッ
黒子「一般男性級ですの」
上条「いい当たり方したみたいだな」
番外個体「じゃあ次はミサカね」
一方通行(インパクトの瞬間に強く握り込む、そして捻り込むように叩き込む、これだな!)
番外個体「とりゃぁっ」バシッ
マシン「70P」ピピッ
番外個体「アマチュアボクサー級?」
黒子「女性としてはかなり上ですの」
上条「次は俺だな」ググッ
上条「その幻想をぶち殺す!」ドガアッ
黒子「何ですの今の」
上条「こう言うと殴りやすいんだよ」
番外個体「……何か時間かかってない?」
マシン「シーン」
上条「あれ?なんだか嫌な予感が」
店員「すみませんがお客様」
上条「はい、何でせうか?」
店員「そのマシンは調子が悪いんです、強く殴るとコンセントが抜けてしまうんですよ」
上条「へ?上条さんが壊したんじゃないんですか?」
店員「先日からこの調子で、明日には業者が修理に来るんですが、申し訳ないですが、今日は別のもので遊んでください」
上条「あ、はいわかりました」
黒子「上条さんの責任にならなくてよかったですの」
番外個体「まあ機械が不調じゃ仕方ないよね」
一方通行「……そうだな」
上条「残念だったな一方通行」
黒子「どの程度か見たかったのですが」
番外個体「むしろ喜んでたりして」
一方通行(ああくそ!やらずにすンだのはいいが、逃げたみてェになったのは気にくわねェな)
上条「次は何をやる?」
番外個体「あれやろうよ」シューティング
一方通行「お前の独壇場にしかならねェだろ、格ゲー辺りにしようぜ」
上条「じゃあまずは俺と一方通行が、負けたら交替な」チャリン
一方通行「勝てると思ってンのか三下がァ!」チャリン
上条「なめんなよ!このゲームはダチとよくやってんだよ!」ガチャガチャ
一方通行「てめェこそ超能力者の頭脳なめんな!」ガチャガチャ
上条「うおっこの」ケーオー
一方通行「なめんじゃねェぞ三下がよォ」
黒子「次は私が」
上条「頑張れ黒子!」
黒子「カタキは必ずや!」
一方通行「かかってこいやァ!」
上条「結局一方通行が勝ち続けてたな」
黒子「一度も勝てませんでしたの」
番外個体「ちょっとは手加減してよ」ムー
一方通行「あめェあめェ、砂糖入りのコーヒーよりもあめェよ、俺はやるからには必ず勝つンだよ」クカカ
上条「次は何をやるかな」
番外個体「レースゲームとか?」
一方通行「いや無視してンじゃねェよ」
黒子「ではあれはどうですの?」プリクラ
上条「プリクラか?」
黒子「その、上条さんとはまだ撮った事がありませんし」モジモジ
上条「そ、そうだな一緒に撮るか」
黒子「はいですの!」
番外個体「ねえねえミサカ達も撮ろうよ」
一方通行「しょうがねェなァ」
黒子「上条さんどのフレームにしますの?(ハートのフレームが、でもさすがに)」チラッ
上条「そうだなこの丸いのにするか(さすがにハートのフレームは恥ずかしい)」チラッ
黒子「わかりましたの」ピッ
上条「あとは待つだけ……え?」
黒子「フレームがハート!?」
上条「間違えちまったみたいだな、でもやり直すのもなんだしな」カァ
黒子「え、ええそうですの、このまま撮ってしまいましょう」カァ
マシン「はいチーズ」パシャ
一方通行「フレームはこれなァ」
番外個体「落書きをいっぱいしてあげるよ」ニヤリ
一方通行「俺もやってやらァ」ニヤリ
番外個体「どんな顔にしてあげようかな」ワクワク
マシン「はいチーズ」パシャ
上条「こっちは終わったぞ」カァ
黒子「そちらはどうですの?」カァ
一方通行「こっちも終わったぜェ」クスクス
番外個体「いやーいい仕事したなぁ」クスクス
上条「そろそろ帰る時間だな」
黒子「でしたら今日の記念に、四人でも撮りましょう」
番外個体「ミサカは賛成!」
上条「俺もいいぜ」
一方通行「……仕方ねェな」
黒子「では改めて」
マシン「はいチーズ」パシャ
episode17 終わり
episode18 とある夕方の最接近
上条「じゃあな一方通行」
黒子「美和お姉様もお元気で」
一方通行「またな」
番外個体「また遊ぼうね!」
上条「さてと俺達も帰るか、寮まで送っていくよ」
黒子「お願いしますの」
上条「……なんだかあっという間だな、まだ全然足りない気がするよ」
黒子「何がですの?」
上条「黒子ともっと一緒にいたい、もっと楽しみたい、まだ別れたくない、……そんな事ばかり考えちまう」
黒子「……私もですの、もっと上条さんと話したい、もっとそばにいたい、もっと近付きたい、……このまま一緒にいられればどれほど幸せか」
上条「同じだな俺達」クスッ
黒子「同じですの」クスッ
上条「……少しだけ寄り道するか」
黒子「構いませんわ」
【川沿いの道】
上条「夕日がよく見えるな」
黒子「とても綺麗ですわね、でも最近はすぐに沈んでしまいますの」
上条「だいぶ日が短くなったよな」
黒子「……なんだか不思議ですの」
上条「何がだ?」
黒子「ほんの10日ほど前は、まだ何とも思っていませんでしたのに、今では上条さんの事ばかり考えてますの」
上条「俺もあそこで土御門に言われてなかったら、自分の気持ちに気づかないままだったかもな」
黒子「そう思うとあの方に感謝ですわね」クスッ
上条「そうだな、おかげでこんなに可愛くて、夕日なんかよりももっと綺麗な彼女ができたわけだしな」カァ
黒子「か、上条さん」カァ
【いつもの公園】
上条「ここが最初だったな、黒子への気持ちに気づいた、あの時の笑顔がいまでも頭から離れませんよ」
黒子「あの時の事はその」モジモジ
上条「あれはちょっと驚いたけどな、いきなりだったし、それまでずっと、完全に嫌われてると思ってたし」
黒子「前の事はその、あんまり言わないでくださいまし」
上条「でもそんな一生懸命で、頑張ってる黒子に俺は惹かれてたんだけどな」
黒子「あう」カァー
上条「……なあ黒子」
黒子「何ですの?」カァ
上条「そのさ、このまま送って終わりじゃちょっとな」ポリポリ
黒子「……寂しくなるのは確実ですの」
上条「だからその、デートの終わりにはその」カァ
黒子「……!?わ、私は構いませんですのっ」カァー
上条「いいのか?」カァー
黒子「私の考えの通りなら」マッカ
上条「じゃ、じゃあするぞ」マッカ
黒子「お、お願いしますの」メヲトジル
上条「黒子……大好きだぞ」スッ
チュッ
上条「……」マッカッカ
黒子「……」マッカッカ
上条「えーと、帰ろうか」ドキドキ
黒子「は、はいですの」ドキドキ
上・黒((ものすごくドキドキする!))
上条(やばいかえって一緒にいたくなったかも)
黒子(むしろよけいに帰りたくなくなりましたの)
上・黒((でも、すごく嬉しい))
上条「なあ黒子、次はいつ時間取れるかな?」カァ
黒子「次の土曜日でしたら大丈夫ですの」カァ
上条「じゃあ土曜日にまたデートしてくれるか?」
黒子「もちろんですの!」
上条「……よく考えたら、俺から誘ったのは初めてか」
黒子「そういえばそうですわね」
上条「今までは黒子からのお誘いだったしな」
黒子「そう言われると、少し恥ずかしいですの」モジモジ
上条「そろそろ帰ろうか」ハハッ
黒子「ええ」ニッコリ
episode18 終わり
本日は以上です。
とうとうデート編が終わりました、いろいろと質問とか指摘があるかもしれませんが、どうぞしてください、可能な限り答えます。
次回はまた3日以内に来ます、いっそ明日と言いたいですがそうすると筆が止まりそうな気がするんで言いません。
ではまた次回に。
>>206
ここの最後のところがわからない俺
>>224
一応それで大丈夫です、まだ答えられません、とだけ言っておきます。
どうも1です。
現在鋭意書きため中です、このペースなら今日の夜も投下できそうです。
ではまた夜に。
どうも1です。
予定してた時間が無理になりそうなので、ちょっと早いですが、次から投下します。
あと今日は短いです。
episode19 とある家庭の最終決戦
【寮の前】
上条「……黒子の唇、柔らかかったな」カァ
上条「土曜日のデートも最後は……はっ、いかんいかん気を引き締めないとな」パシン
上条「うっかりミスとかで土曜日が補習、なんて事になったらヤバいからな」ウンウン
上条「……黒子……」カァ
上条「ん?部屋の電気が点いてる、インデックスが帰ってきたのか?」ゴソ
上条「携帯に連絡はないな、ヤバいな冷蔵庫の中になんかあったかな?」
上条「まあ後で買いに行けばいいよな、とりあえずただいま」ガチャ
インデックス「……おかえりなんだよ」ニコ
上条「帰ってくるなら言ってくれよ、あんまり食材がないから買ってこなきゃいけないんだ」
インデックス「違うんだよ、今日はとうまと話しがあるんだよ」
上条「俺と話し?」
インデックス「大事な話しなんだよ」グッ
上条「まさかまた魔術師が」ハッ
インデックス「違うんだよ、私ととうまの話しなんだよ」
上条「……あれ?何かデジャヴ?これと同じ光景を最近見たような」
インデックス「……とうまは私に言ってない事はない?」
上条「……俺は今日から、黒子と付き合う事になった、黒子の事が好きだから」
インデックス「そう、本当だったんだ」
上条「なあインデックス、俺の勘違いかもしれないし、こんな聞き方はダメなのはわかってる」
インデックス「……」
上条「それでも聞くよ、インデックスお前、俺の事が好きなのか?」
インデックス「……そうだよ、大好きなんだよ」
上条「……悪かったな今まで気付かなくて」
インデックス「本当なんだよ、ここまでしないと気付かないなんて、とうまは鈍感すぎるんだよ」クスッ
上条「こんなに近くにいたのに、その気持ちに気付けないようじゃなあ、初代鈍感王の称号が付くのも当たり前か」ハハッ
インデックス「とうまの鈍感さは学園都市で一番なんだよ」
上条「反論のしようがないな」
インデックス「……ねえとうま」
上条「何だ?」
インデックス「やっぱりちゃんと、ケジメを付けておきたいんだよ」
上条「……わかった」
インデックス「私は、あなたの事が大好きです、この気持ちを受け止めてほしいんだよ」
上条「ありがとう、その気持ちは嬉しい、でもごめん応える事はできない」
上条「俺は、上条当麻は、白井黒子が大好きだから」
インデックス「……ありがとうなんだよ、ちゃんと答えてくれて、ちゃんと振ってくれて」
上条「優しくしない方がいいんだよな、こういう時」
インデックス「そうだね、今は優しさよりも……」ギラッ
上条「……来いインデックス!」
インデックス「とうまのバカーー!」ガブゥッ
上条「うぎゃー!」
インデックス「バカバカバカーー!」ギリギリ
上条「わぎゃー!」
インデックス「うがー!」ガブガブ
上条「あがが」
インデックス「……でも、おめでとうなんだよ」ボソッ
上条「もういいのか?」ズキズキ
インデックス「うん、もう大丈夫なんだよ」
上条「……飯はどうする?」
インデックス「今日は話しをしに来ただけだから、また一方通行の所に行くんだよ」
上条「そうか……一方通行によろしくな」
インデックス「わかったんだよ、それじゃあそろそろ行くんだよ」
上条「送ろうか?」
インデックス「いいんだよ、ちょっと一人になりたいから」
上条「……そうか」
スフィンクス「なーご」
インデックス「ごめんねスフィンクス、もう少しとうまと一緒にいてね」ナデナデ
スフィンクス「うなー」ヒシッ
インデックス「スフィンクス?」
上条「……連れてってやれよ、そいつがお前をエスコートしたいんだってさ」
インデックス「……わかったんだよ、それじゃあねとうままた今度ね」
上条「ああ、次はちゃんと連絡を先にしろよな」
インデックス「じゃあね」ガチャバタン
上条「……この痛みは理不尽な不幸じゃない、当たり前の代償なんだな」サスリ
インデックス「ひぐっぐずっううー」ポロポロ
スフィンクス「なーご」ペロペロ
インデックス「ううーとうまー」ボロボロ
美琴「みつけた」
インデックス「短髪?何でこんな所に!?」グシッ
美琴「あんたを探しに来たのよ」ギュッ
インデックス「短髪?」
美琴「今は泣いていいのよ、我慢しなくていいの」ナデナデ
インデックス「……ぐずっううっとうまー」ポロポロ
美琴「全部吐き出しなさい、私が受け止めてあげるから」ギュッ
インデックス「うわーん」ヒシッ
美琴「よしよし」
episode19 終わり
episode20 とある二人の事情聴取
一方通行「ただいま」
番外個体「ただいまー」
打ち止め「お帰りなさい、ってミサカはミサカは少しむくれながら二人を出迎えてみる」
美琴「お帰り、あんた達もデートだったらしいわね」
一方通行「うるせェよ」フイッ
番外個体「もしかして詳しく聞きたいの?それならミサカが説明してあげるよおねーたま」ニヤニヤ
美琴「それは私よりも」チラッ
打ち止め「詳しく聞きたい!ってミサカはミサカははっきりと自己主張してみる」
黄泉川「時間はたっぷりとあるじゃん」
芳川「少し興味があるわね」
一方通行「うぜェ」ガクッ
番外個体「まあいいじゃん、それで何から話す?」
美琴「……私はちょっと行ってくるわね、そろそろだと思うから」
一方通行「何がだ?」
美琴「あのシスターよ、今頃けりを付けてるはずだから」
一方通行「……そォか」
美琴「半分くらいはあんたのせいよ」
一方通行「わかってるよ」
美琴「じゃあちょっと行ってくる、あの子を拾ったらまた来るから」ガチャバタン
打ち止め「行ってらっしゃーい、ってミサカはミサカは遅れぎみに言ってみる」
一方通行「俺は今日はもう寝るわ」
黄泉川「できると思ってるじゃん?」
芳川「残念だけどね」
打ち止め「話すまでは寝かさない、ってミサカはミサカは詰め寄ってみる」
番外個体「これは話すしかないね」ニヤニヤ
一方通行「めんどくせェ」ガクッ
一方通行「だいたいこンな感じだよ」
黄泉川「映画に買い物、最後はゲームセンターでプリクラじゃん?」
芳川「デートをした理由はひどいけど」
打ち止め「ずるい!番外個体だけずるいよ!ってミサカはミサカは抗議してみる」バンッ
番外個体「おチビにデートはまだ早いんじゃない?」キャハハ
一方通行「……これ以上は話す事はねェぞ」
番外個体「楽しかったなー」ニヤニヤ
打ち止め「うー番外個体ばっかり、ってミサカはミサカは歯ぎしりしてみる」ギリギリ
ドア「ガチャ」
美琴「連れてきたわよー」
インデックス「おじゃまするんだよ」
スフィンクス「なーご」
打ち止め「いらっしゃい!今日は猫ちゃんも来たの?ってミサカはミサカは内心喜んでるのを隠しながら訊いてみる」
美琴「だから丸聞こえだっての、それじゃあ私はそろそろ帰るわね」
黄泉川「気をつけるじゃんよ」
打ち止め「バイバイお姉様」
番外個体「またねおねーたま」
芳川「また遊びに来てね」
インデックス「短髪、今日はありがとうなんだよ」
美琴「いいのよ、私はこの役を自分で決めたんだから」
インデックス「……また遊ぶんだよ、えっとみこと」ニコッ
美琴「ええまたね、インデックス」ニコッ
ドア「ガチャバタン」
黄泉川「さてご飯にするじゃん」
一方通行「……悪かったな」
インデックス「もう気にしてないんだよ、みことのおかげかも」
一方通行「そォか」
美琴「まったく損な役回りよね、自分で笑えてきちゃうわよ」クスッ
美琴「……でも自分で決めたんだしね、最後まで頑張らなきゃ」グッ
美琴「……本当にバカなんだから」
episode20 終わり
以上で今日は終了です。
意見や質問があればどうぞ。
次回はまた3日以内に書いてきます、それではまた次回に。
どうも1です。
予定外の外出などで今日はあまり書けてません。
とりあえず書いていますので、多分夜には投下できると思います。
ではまた後で。
どうも1です。
いまいちネタがうかばないので、今日は1つだけ投下します。
episode21 とある学生の日常生活
【学校】
上条「おはよう」ガラッ
青ピ「確保ー!」ビシィ
クラス男子達「イエッサー!」ババッ
上条「何だ急に!?俺は何もしてないぞ!?」ガッチリ
青ピ「上やん、僕は昨日見てしもうたんや」
上条「見たって何を?」
青ピ「昨日はセブンスミストにおったよなあ」ガシッ
上条「まさかお前?」
青ピ「あの可愛い子は何や!?あれが上やんの彼女なんか!?」クワッ
土御門「完全にバレたにゃー」ニヤニヤ
青ピ「常盤台の制服ということは、あの子はお嬢様なんやろ?しかもあの子はたしか前に、風紀委員の腕章付けてたやろ?」ピクピク
土御門「ここまで情報が揃ったらもう」
青ピ「確か名前は、白井黒子や!」
土御門「時間の問題だにゃー」
青ピ「つっちーも教えてくれればええのに」
土御門「面白そうだったからにゃー」
青ピ「まあええわ、今は上やんや!これより上条当麻の異端審問を開始する!」バッ
クラス男子達「おおぉぉー!」
上条「何だよそれ」
青ピ「簡単な事や、彼女ができた上やんを、男子全員で」
クラス男子達「潰す……」ゴゴゴゴ
上条「恐えよ!応援するんだろ?」
青ピ「それとこれとは」
クラス男子達「話が別だ!」
上条「うおおぉぉー!不幸だああぁぁぁぁー!」ダダダッ
青ピ「待てや上やん!往生せいやぁ!」ダダッ
クラス男子達「死ねっ上条!」ダダッ
ウワアァァァ
吹寄「毎朝毎朝騒がしいわね」
「この流れは天丼、私のオチも天丼」
【風紀委員第177支部】
佐天「いやーお茶が美味しいですね」
初春「お茶請けのお煎餅もなかなか」
美琴「ちょっといいやつにしてみたの」
黒子「なる程……、って違いますの!何故ここにお姉様達がいるんですの!」ガタッ
初春「今更ですよそれ」
佐天「いつもの事じゃないですか」
美琴「気にしすぎよ」
黒子「くうー!私の方が正しいですのに!」
初春「そんな事よりも、白井さん昨日のデートはどうでした?」ズイッ
黒子「はうっ」ボンッ
美・佐・初「「「へ?」」」
黒子「そっそれはその、別に特別な事はその」モジモジ
美琴「1ミリも隠せてないわよ」
黒子「本当に何もありませんの」マッカ
佐天「さてはキスとか」ニヤ
黒子「いえキスといっても少しだけですの、1回だけですし別にその」アワアワ
初春「へえー、キスしたんですか」ニヤニヤ
美琴「昨日の心ここにあらずな状態は、それが原因ね」ニヤニヤ
佐天「それで?どっちからしたんですか?」ニヤニヤ
黒子「あうっその、……上条さんからですの」マッカッカ
初春「なる程、ならなおさらですね」キラーン
佐天「キスまでしたとあっては」キラーン
美琴「しっかり聞かないとね」キラーン
黒子「またこのパターンですの!?でもそれなら佐天さんも昨日」
佐天「垣根さんの事ですか?それなら心理定規さんと協定を結びました」
美琴「心理定規?誰それ?」
佐天「垣根さんの元仲間で、私の恋敵です!」
初春「どんな協定ですか?」
佐天「それがね垣根さんってすごい鈍感なの、二代目鈍感王の称号が着くくらい」
美琴「すごいわね」
佐天「だからまずは、垣根さんに意識させる事から始めました」
初春「なる程、でも二代目って」
黒子「初代は言わずもがなですのね」
美・佐・初「「「その初代を落としたくせに」」」ニヤニヤ
黒子「やぶ蛇でしたの」
【いつもの公園】
上条「クラスの奴らめ、少しは加減しろっての」ハァ
上条「……昨日はここで黒子と」カァ
??「ん?お前はたしか」
上条「え?あー佐天さんの師匠の」
垣根「垣根帝督だ、よろしくな」
上条「俺は上条当麻だ、よろしく」
垣根「ん?上条?まさかお前が初代鈍感王か?」
上条「一方通行にそう言われたけど」
垣根「そうかお前が初代か、お前相当鈍感なんだな」
上条「いや垣根さんも相当だと思いますよ、昨日のを見ればさすがに」
垣根「昨日のあれか?おかしいんだよな、あの後二人が急に内緒話始めるし、何も教えてくれねえし」
上条「……なあ垣根、お前って好きな人はいるのか?」
垣根「急になんだ?特にいないけどな」
上条「初代の俺が言うのも何だけどな、結構近くにいるもんだぜ、好意を向けてくる異性って」
垣根「んーまあ俺はイケメンだからな、モテるのは当たり前だが、誰か一人に絞るなんざ無理だな」
上条「もしやハーレム思想か?」
垣根「ちげえよ、今は興味がねえってだけだ」
上条「まあ考えておいた方がいいぜ、自分が誰を好きかをな」
垣根「……一応聞いといてやるよ」
上条「そうか、じゃあ俺はタイムセールがあるから」
垣根「せせこましいねえ」
上条「安く上げた方がいいだろ?」
垣根「まあ理屈はわかるがな、そうだお前って一人暮らしか?」
上条「一応居候がいるよ、今は一方通行の所に行ってるけど」
垣根「じゃあ泊めてくれ!頼む!」
上条「急に何だよ」
垣根「帰ると心理定規がしつこくてな、自分と佐天の話ばかりしてくるし」
上条(佐天さんの話も?あの後何かあったのか?)
垣根「なあ頼むよ!この通りだ」ペコリ
上条「……はあ、仕方ないな恨まれたくは無いけど、本当に困ってるみたいだしな」
垣根「恩に着るぜ!お礼に今日の飯代は俺が出すぜ!」
上条「とりあえずスーパーだな」
episode21 終わり
本日は以上ですが、あれ?何でこうなった?
加筆前は買い物についてくるだけだったはずが、投下したら泊まりにくる事に……何でこうなった?
さてだんだん増えてきたepisodeシリーズですが、当初は24で終わるはずが、全然終わりません。
エンディングに向けて収束しているはずなのになぜ?まあとりあえず次回は4日以内に来ます、ではまた。
どうも1です。
この間が1話分でしたので今日も1話分投下します。
割とノリで書いてる途中でなんかあれ?な感じになりましたがそのままにします。
では次から投下します。
episode22 とある野郎の食事会
上条「何か食いたいものや、ダメなものはあるか?」
垣根「不味くなけりゃ大丈夫だ」
上条「そうか、寒くなってきたし寄せ鍋でもするか」
垣根「鍋か、野郎二人だとちょっと寂しくねえ?」
上条「なんなら佐天さん達を呼ぶか?」
垣根「ハッハッハッ、たまには野郎二人で親睦を深めようぜ」
上条「とはいえ寂しいのは確かだな、一方通行でも呼ぶか?」
垣根「パス、あいつと一緒はちょっとな」
上条「じゃあ隣の部屋の土御門」
垣根「いや知らねえ奴呼ぶのはなぁ」
上条「じゃあ浜面」
垣根「いや誰だよ」
上条「じゃあ学園都市理事長」
垣根「呼べんのかよ!すごいけど却下だ!」
上条「じゃあ小萌先生とその居候とか」
垣根「先生って事は教師か?」
上条「見た目は小学生の女の子だけどな」
垣根「気になる!すごい気になるけど今日はパスだ!他に誰かいないのかよ?」
上条「いくら顔の広い上条さんでもなぁ、鍋に呼ぶとなるとさすがに……」
アックア「む?そこにいるのは上条当麻であるか?」
上条「あれ?アックア?」
垣根「おっちゃんじゃん、上条の知り合いだったのか?」
上条「ああ前にちょっとな」
アックア「そっちは天使の少年であるか、縁とは不思議なものであるな」
上条「そういえば晩飯はもう食べたか?」
アックア「まだである」
垣根「これから上条の家で鍋をするんだけどさ、よかったらおっちゃんも来ないか?」
アックア「我が輩がであるか?」
上条「せっかくだしいいだろ?」
アックア「むう」
????「あれは帝督?何故こんな所に?」
上条「ここが上条さんの部屋ですよ」ガチャ
垣根「狭いな、まあ一人暮らしのlevel0ならこんなもんか?」
アックア「しかし本当によいのであるか?」
上条「構わないって、今は神の右席としてじゃなくて、屋台の店主としてきてるんだろ?」
アックア「確かにそうであるが」
垣根「まあいいじゃん、前に何があったとかは知らないけどさ、上条がいいって言ってんだし」
アックア「ふむ、確かにこのような場に持ち込むのは、少々無粋であるな」
上条「じゃあすぐに作るぜ」スタスタ
垣根「しかしおっちゃんはすげえな、あんな量の食材を片手で持つなんて」
アックア「しっかりと鍛えているのである、最も鍛えていなくとも聖人である我が輩には、あれくらいであれば余裕であるが」
垣根「聖人?」
アックア「聞かなかったことにして欲しいのである」
垣根「まあいいや、おっちゃんがすげえのには、違いないからな」
上条「おーい、テーブルと皿の準備頼めるか?」
垣根「おういいぜ!」スタスタ
アックア「友人……と呼べるかはわからんが、こういうのもいいものである」ウンウン
垣根「おっちゃん!やべえよ!鍋がやべえよ!」ガチャガチャ
アックア「どうしたのであるか?」
垣根「なんか鍋がヤバい感じなんだよ」コトコト
アックア「どうヤバいのであるか?」
垣根「それなんだがな、でかい」
アックア「?」
上条「お待たせー」ドンッ
アックア「……1つ聞きたい事がある」
上条「なんだ?」
アックア「この鍋は何であるか?」
上条「寄せ鍋」
アックア「入っている鍋の事である」
上条「インデックス用にな、必要悪の教会が探してくれたんだ、まあまだサイズが足りないんだけどな」
ア・垣((十人前はゆうにこえてる(のである)))
上条「いただきます」
ア・垣「「いただきます」」
垣根「おお!めちゃめちゃ美味え!やるじゃん上条」バクバク
上条「上条さんの家事スキルは、どんどん上達してるんですよ」パクパク
アックア「ウチの店で雇いたいくらいである」ガツガツ
垣根「心理定規のよりも美味いぜ」
上条「味と量の両方を意識してるからな」
垣根「美味くて大盛りが基本か?」
上条「インデックスがものすごい量を食べるからな」
アックア「ふむ、これだけできれば引く手数多であるな」
上条「あーそれは」
垣根「ダメだっておっちゃん、こいつは初代鈍感王だからな」
アックア「鈍感の王であるか?」
垣根「周りの女の気持ちに、全然気づかないんだろうよ」
上条「お前には言われたくないな」
アックア「確かにそうであるな」
垣根「なんでおっちゃんまで!?」
アックア「我が輩もあれを見ればすぐにわかるのである」
上条「昨日ので気づかないんだもんな」
垣根「よくわからんが、お前だって似た状況だったんだろうが」
上条「ぐうっ痛い所を、だが今の俺はもう違うはずだ!鈍感王の称号は二代目のお前に移ってんだよ!」ギャー
垣根「ちげえよ!初代はずっと初代だろうが!」ギャー
アックア「ふむ、仲良きことは美しきかな、であったか」ガツガツ
上条「この鈍感野郎が!」
垣根「お前が言うなってメルヘンが飛んできたぞ!」
アックア「……今度和風のサンドイッチも試してみるのである」ウンウン
episode22 終わり
本日は以上です。
最初は浜面がくるはずだったのに、気づいたらアックアさんが来てた、不思議な事もあるもんだ。
とりあえず次回は書きためができたら来ます、ではまた次回に。
4日以内には来るつもりです。
どうも1です。
なんとかギリギリでこれました。
とりあえず今から投下します。
episode23 とある少年の空気読み
上・ア・垣「「「ごちそうさま」」」
上条「じゃあ俺は鍋を片付けてくるぜ」ガシッ
アックア「我が輩はそろそろお暇するのである」
上条「そうか気をつけて、ってのはいらん心配か」ハハハ
垣根「じゃあなおっちゃん、また店に行くぜ」
アックア「うむ、ご贔屓にしていただき感謝である、ではこれで失礼する」ガチャバタン
上条「しかしアックアと鍋を食う事になるとは、不思議なもんだな」ジャー
垣根「しっかし俺らよく食えたな、あんな大量の寄せ鍋初めて見たぜ」
上条「インデックスがいると、あれにおかわりが入るぜ」ゴシゴシ
垣根「そいつどんだけ食うんだよ、相撲取りにでもなる気か?」
上条「いやシスターだよ」ジャバジャバ
垣根「女かよ!お前の交友関係どうなってんだよ」
上条「大した事はないと思うけど」フキフキ
垣根「いや絶対に普通じゃねえよ」
上条「まあいいや、これでお終いと」ガチャガチャ
垣根「お疲れさん、ずいぶん早いな」
上条「慣れてるからな、食後に何か飲むか?」
垣根「何がある?」
上条「一方通行が置いてったコーヒーと、ステイルが置いてった紅茶だな」
垣根「何で置いてってんだよ、とりあえず紅茶で頼む、第一位のは飲みたくねえ」
上条「あいよ、ちょっと待ってろよ」カチャカチャ
垣根「おお本格的だな」
上条「置いてった奴がうるさくてな、いれ方も勉強させられたんだよ」カチッ
垣根「ステイルだっけ?本場の人間か?」
上条「おう15歳の不良神父だよ」ピー
垣根「結局イロモノかよ、お前の知り合いは芸人集団か何かか?」
上条「いやお前も負けてないぞ」コポコポ
垣根「俺を一緒にするな!」
上条「はいはい、もう少し蒸らしたら出来るぞ」
垣根「スルーすんな!」
上条「さてどうするかな」
垣根「まだ寝るには早いしな」クイッ
上条「かといってする事も」
アーメーフラレーコイニフラレー
上条「あれ?メールが、誰からだ?」ピッ
垣根「彼女からか?」ニヤニヤ
上条「……確かに黒子からだけど、どちらかというとお前宛てだな」
垣根「は?」
上条「えーとな」
[黒子「こんばんは上条さん、先ほど佐天さんから電話がありましたの。
何でも垣根さんがツンツン頭の人といたらしく、まだ帰って来ないので気になるらしいですの。
上条さんに心当たりはございますの?」]
上条「だってさ」
垣根「買い物の時か?俺の携帯は……、うげっ着信が7件もある」
上条「一応泊まるって言っとけよ、黒子にもごまかしてもらうからさ」ピッピッ
垣根「仕方ないか」ピップルルルルガチャ
心理定規『もしもし帝督?今どこにいるのかしら?』
垣根「今ちょっと友達のとこにいんだよ、今日はこのまま泊まるわ」
心理定規『あなたに第一位以外の友達がいたなんてね』
垣根「あいつは友達じゃねえよ!それに俺にだって友達の一人や二人……、あれ?もしかしていねえ?」
心理定規『ねえ帝督、本当に大丈夫なの?最近のあなたは色々不安なんだけど』
垣根「何だよそれ、俺のどこが不安なんだよ」
心理定規『主に自覚が無い所かしら?あなたって色々ぬけているというか』ハァ
垣根「悪かったな、とりあえず今日は帰らねえからよ、じゃあな心理定規」ピッ
上条「黒子も一応ごまかしてくれるとさ、まあ意味があるかはわからないけど」
垣根「まあいいさ、さすがに寝込みを襲ってくる訳じゃないしよ」グイッ
上条「とりあえず風呂の用意でもするか」
垣根「その前にもう一杯」
上条「そのくらい自分でいれろよな」ガチャ
垣根「へいへーい」スクッ
上条「先に入っていいぞ」
垣根「そうか?じゃあ入るわ」
上条「そういえば着替えは?俺の貸そうか?」
垣根「心配すんな抜かりはねえ、お泊まりセットは常備してるからな」ドサッ
上条「どこから出した!?ていうか常備してんのかよ」
垣根「俺に常識は通用しねえ」
上条「はいはい、冷めないうちに入れよ」
垣根「おうっ」ガチャバタン
上条「そういやインデックスが泊まりに行ってから、もう十日以上になるのか。
俺以外の人がいるのは、ずいぶん久しぶりだな」
コーノフネーヲコイデイケー
上条「あれ?黒子から?」ピッ
上条「もしもし黒子か?どうしたんだ?」
黒子『今佐天さんに電話してきましたの、まああまり意味はなさそうでしたが』
上条「まあ仕方ないな、俺の顔は知ってる訳だし」
黒子『佐天さんが直接見た訳ではないみたいですの、何でも心理定規さんが目撃したらしいんですの』
上条「ああ昨日の人か、さっき垣根もその人に電話してたな」
黒子『何でも協定を結んだらしいですの、二代目鈍感王を振り向かせるためと言ってましたが』
上条「俺が言えた義理じゃないけど、あれはかなりの鈍感だよな」
黒子『上条さんと同じですの、自分への好意に対して、信じられない程に鈍感ですの』
上条「耳が痛いな」
黒子『まあそのおかげで私が彼女に』ボソボソ
上条「ん?何だ?」
黒子『何でもありませんの』コホン
上条「まあありがとうな」
黒子『あ、あの上条さん』
上条「どうした?」
黒子『あのそのまだお時間はありますの?できればもう少しお話ししたいんですの』カァ
上条「構わないぜ、俺も黒子の声を聞いてたいし」カァ
黒子『はうっ』ボンッ
上条「って大丈夫か?」
黒子『大丈夫ですの、ちょっと不意打ちにやられただけですの』コホン
上条「じゃあさ、土曜日だけど」
黒子『ええ楽しみにしてますの』
垣根「俺はイケメン、空気の読めるイケメン。
……もう一度入ってくるかな」
垣根「上がったぜ」
上条「ずいぶん長風呂だったな」
垣根「リア充爆発しろ」
上条「なんでだよ!大体お前も十分リア充だろうが」
垣根「何でだ?」
上条「……垣根、やっぱりお前が後継者だ」ウンウン
垣根「鈍感王はいらねえって」
上条「もう少し周りを見てさ、自分の気持ちを考えてみろよ?」
垣根「周りねえ」
上条「じゃあ俺も入ってくるよ」
垣根「あいよごゆっくり」
上条「そんなにかかんねえよ」ガチャバタン
垣根「……さて、一人になった所で」ニヤリ
垣根「エロ本捜索開始だぁ!」ババッ
上条「上がったぞ」
垣根「おう上条、今日はどれ使うんだ?」エロホンヒロゲ
上条「何やってんだよ!」バシッ
垣根「安心しろっての、ただお前の彼女にエロ本の写メ送っただけだから」ケラケラ
上条「本当に何やってんの!?……マジで送ってある!?」ガビーン
垣根「俺に常識は通用しねえ!」
上条「そげぶ!!」ドゴシャッ
垣根「ピョゲラッ」メギョッ
プルルルルガチャ
上条「……あ、もしもし黒子か?まさかさっきのメール見たのか?」
黒子『か、上条さん私は』
上条「いや忘れてくれ!今垣根のやつぶっ飛ばしておいたから!頼むから忘れてくれ!」
黒子『わ、私もそのうちきっと、大きくなってみせますの!』
上条「黒子さーん!?落ち着いて戻って来てー!」
黒子『私負けませんの!きっと上条さんの理想になりますの!』
上条「そんなのいいからね!?お願いだから戻って来て!というか黒子が俺の理想像だからね!?」
黒子『あうっ』ボボフンッ
上条「って何こっぱずかしいこと言ってんだよ俺!」カァッ
黒子『……』チョットクロコ?ダイジョウブ?
上条「黒子さーん!?返事してー!」
垣根「……」チーン
【隣の部屋】
土御門「上やんうるさいにゃー、いったい何をしてるんだにゃー?」
上条「まったくふざけんなよな」
垣根「マジで悪かったって、なんとかなったんだしさ、むしろ良かった事もあったじゃん」
上条「……追い出されないだけ感謝しろよ?」ハァ
垣根「おうよっ」ビシッ
上条「とりあえず寝るとするか、ベッドと布団どっちにする?」
垣根「一緒に寝る?」イヤン
上条「……ベッドと布団どっちにする?」
垣根「オーケイ俺が悪かった、だからその右拳を下ろそうぜ」
上条「まったく」
垣根「まあ押し掛けたのは俺だしな、布団で寝かせてもらうぜ」
上条「そうか、じゃあ俺はベッドな、おやすみ」
垣根「おやすみ上条」
垣根「なあもう寝たか?」
上条「……」スゥスゥ
垣根「……ありがとな、今日は楽しかったぜ」
上条「……」グゥグゥ
垣根「……友達か、こんなのも悪くねえな」フッ
上条「……」
垣根「独り言はここまで、さて寝るかな」
上条「……」
垣根「うーん鍋のお化けが」ウーンウーン
上条「またこいよ、友達なんだからさ」ボソッ
episode23 終わり
本日は以上です。
垣根さんがどんどん変なキャラになってますが、書いてて楽しいのでこのまま突っ走りたいです。
次回も4日以内に来れるようにしたいです。
なんか他のSSの筆が今一乗らないせいか、こっちも微妙にネタ不足に、次のデートまであと4日分どうしようかと。
まあ愚痴っても仕方ないので頑張ります、意見質問がありましたらどうぞ、ではまた次回に。
どうも1です。
なんとか書けました、ギリギリまで出てきませんでした、サブタイがですが、内容の方はだいたい決まってましたから割とすらすらと。
いっそのことサブタイを無くすのも考えましたがせっかくですからね、でも4日考えたのにいまいちなのは気にしないでください。
では次から投下します。
episode24 とある協定の一斉捜査
【垣根の家】
垣根「じゃあ行ってくるぜ!」ガチャバタン
心理定規「ちょっと待ってよ帝督、そんなに急いででかけなくても」ハァ
時計「10時30分」
心理定規「今日は佐天さんは学校だし、何をしようかしら」
ピンポーン オトドケモノデース
心理定規「はいはい、今開けるわ」ピッ
心理定規「帝督が何か頼んだのかしら?……生物じゃないみたいだけど、開けてもいいのかしら?」ウーン
心理定規「帝督が頼みそうなもの、……分からないわね」チラッ
心理定規「……気になるわね」ソワソワ
心理定規「……そうよ!帝督を恨んでいる人が爆弾を送ってきたとか、ありえるわよね」ウンウン
心理定規「そうと決まれば早速中身を確認しなきゃね」ワクワクガサゴソ
心理定規「よいしょっと、えーと何かしらこれ?[ディ○ニー映画ブルーレイセット]?」エ?
心理定規「……脇に置いてと、さて何が入っているのかしら?」ガサゴソ
心理定規「これは……、[お泊まりセット12色バリューセット]?」ナニコレ?
心理定規「……さてと、一体何が入ってるのかしら?」ガサゴソ
心理定規「これは、[ファー○ー24色セット]?」ナニガオコッテイルノ?
心理定規「……帝督宛てよね?間違いじゃないわよね?」カクニン
箱「垣根帝督様」
心理定規「え?ちょっと待ってね?頭の処理が追いつかないのだけど」エート
心理定規「まずは映画のセットね、なんだかんだでメルヘンチックな帝督だもの、まだわかるわよ」ウンウン
心理定規「次のお泊まりセットは、いつ使うか分からないけど、まあいつか使うわよねきっと」ウンウン
心理定規「正直12色も絶対にいらないと思うけど、まあありだわ」チラッ
心理定規「最後の○ァービー24色セットね、これはきっと部屋が寂しいからよね、きっと賑やかになるわね」ウンウ
心理定規「って多過ぎよ!明らかにおかしいわよねこれ!普通2・3体じゃないの?というかそもそもこんなにあったかしら?」
心理定規「いろいろおかしいわよね?こう言うのはあれだけど、24体って友達がいないか、もしくはコレクターのレベルなんじゃないの?」
心理定規「……ちょっと待ってよ?そもそも帝督に友達なんていたかしら?一方通行や佐天さん以外にまともに会話してる相手いないわよね?」チラッ
心理定規「……いやいや落ち着いて私、よく思い返すのよ、帝督の知り合いは……」タラー
心理定規「……いないわよね?やっぱりいないわよね?なのにお泊まりセット?しかも12色セット?」ガタガタ
心理定規「いつ使うつもりだったの!?さっきはなんとかスルーしたけども、今度はスルーしきれないわよ!?」ハアハア
心理定規「……私疲れてるのかしら?こんな物を帝督が頼む訳無いわよね?」
ピップルルルルガチャ
心理定規「もしもし帝督?今荷物が届いたんだけど」
垣根『おお早いな、ついでに中身の確認頼めるか?』
心理定規「構わないわよ、というか逆に構うかしら?」
垣根『何言ってんだ?まあいいや、とにかく入ってるものを言うぞ?』
心理定規「いいわよ」チラッ
垣根『[ディ○ニー映画ブルーレイセット]と[お泊まりセット12色バリューセット]、最後に[ファ○ビー24色セット]だ、じゃあ確認よろしくな』ピッ
心理定規「なる程、やっぱり帝督が頼んだ物なのね」ジー
心理定規「……はあ、なかなか心の距離が縮まらない訳ね」シマイシマイ
心理定規「私はまだまだあなたの事を知らなかったわ」フタトジ
心理定規「でも大丈夫よ、どんなあなたでも私は受け入れるわ」ガチャリ
心理定規「でも今日はもう無理!いきなりは無理!」ポイッバタン
心理定規「……さてと、今日は何をしようかしら?」
キーットアールーヒカリノミヤーコー ピッ
心理定規「もしもし?」
垣根『悪い悪い、言い忘れてたけどよ、それぞれの色の種類はな』
心理定規「帰ったら自分で確認してね」ピッ
心理定規「……今日は何をするべきかしら?」ハァ
【夕方のスーパー】
心理定規「結局何も手につかなかったわ、前はもっとしっかりしてたはずなのに」ハァ
心理定規「……今日はハンバーグかしらね、それともお鍋にでもしようかしら?ってあら?」
垣根「これから上条の家で鍋をするんだけどさ、よかったらおっちゃんも来ないか?」
アックア「我が輩がであるか?」
上条「せっかくだしいいだろ?」
アックア「むう」
心理定規「あれは帝督?何故こんな所に?」
ヨーシイコウゼー マツノデアル ナベノザイリョウハ
心理定規「あれは確か昨日の、佐天さんの知り合いだったわね」
アリガトウゴザイマシター
心理定規「……今日は泊まりかしら?」チラッ
携帯「着信メール無し」
心理定規「……」ピッ
プルルルルプルルルルプルルルル タダイマデンワニピッ
心理定規「……今日はやっぱりハンバーグね、お鍋は明日にしましょう」ニヤリ
【垣根の家】
心理定規「帰ってこない、連絡も無い、どうしようかしらね?」ピッ
プルルルルガチャ
佐天『もしもし心理定規さんですか?』
心理定規「佐天さんに頼みたい事があるのよ、昨日のツンツン頭の人、確かあなたの知り合いなのよね?」
佐天『ああ上条さんですね、何かあったんですか?』
心理定規「実はね、帝督がその上条さんと一緒にスーパーにいたのよ、どうもご飯をご馳走になるみたいなんだけどね」
佐天『何で上条さんと?何か接点がありましたっけ?』
心理定規「私には心当たりが無いのよ、あなたはどう?」
佐天『そういえば、土曜日の特訓に上条さんも来てましたね、昨日も顔を合わせましたし』
心理定規「偶然会って食事に誘われた、そんな所かしらね?」
佐天『私確認してみますね、白井さんに聞けば分かると思うんで』
心理定規「ええお願いするわね」ピッピッ
プルルルルプルルルルプルルルルタダイマデンワニピッ
心理定規「……帝督……」
キーットアールーヒカリノミヤーコーピッ
心理定規「もしもし帝督?今どこにいるのかしら?」
心理定規「まったく連絡くらいして欲しいわね、……このハンバーグどうしようかしら?」
キーットアールーヒカリノミヤーコー
「あら佐天さんから?」ピッ
佐天『あっ心理定規さん、白井さんに聞いてみましたけど』
心理定規「どうだったかしら?」
佐天『知らないって言ってました、まあ多分嘘ですけど』
心理定規「今帝督からも連絡があったわ、タイミング的に確定ね」
佐天『どうします?必要ないですけど、明日問い詰めてみます?』
心理定規「そうね、明日はお鍋にするつもりなんだけど、よかったら一緒にどう?」
佐天『いいですね!じゃあ明日そっちに行きますね』
心理定規「いっそのこと泊まって行きなさい、二人で帝督を……ね?」
佐天『了解!垣根さんを……ですね?』
心・佐「『ふふっ、ふふふ、あはははは」』
episode24 終わり
本日は以上です。
前回の宣言通り突っ走りました、垣根さんのキャラがもう自分でもよくわかりません。
垣根さんのキャラの方向性とか、垣根さんの立ち位置とかなんかもう色々不安です、意見や質問があったら是非どうぞ。
次回はまた4日以内にこれればいいな、みたいな感じです、正直ネタが無いです、土曜日の上黒デートまで間のネタの提供もよかったらお願いします。
ではまた次回に。
どうも1です。
今から投下します。
episode25 とある補習の敗者復活
【翌朝】
垣根「ふあぁねむ」
上条「やっと起きたのか?朝飯できてるぞ」
垣根「おう悪いな、いやー久々に楽しかったぜ」
上条「そりゃ良かったよ、ほらさっさと食え、俺はそろそろ学校だからな」
垣根「学校ねぇ、楽しいのか?」モグモグ
上条「そりゃあな、まあ補習やら男子からの意味不明な攻撃はめんどくさいけど」
垣根「めんどくさいねぇ、その割に楽しそうじゃん」
上条「……まあどっちかといえばな、最近は補習も減ってきたし、襲われる意味もなんとなくな」
垣根「ズバリ鈍感王だからだな!」ビシッ
上条「まあ多分そうなんだろうな、というか他に心当たりがねえよ」
垣根「さすがに初代は格が違ったな」ウンウン
上条「いやいや、二代目も相当だぜ?」
垣根「そんなことはねえだろ?まあモテるのは仕方ないがな、なんせ俺イケメンだし」キラーン
上条「とりあえずさっさと食えよ?俺は遅刻したくないからな」
垣根「あいよ!」バクバク
上条「戸締まりよし!じゃあな垣根」
垣根「おうまたな上条」
上条「あーそうだ、行く前に番号交換しようぜ?」
垣根「……番号って携帯のか?」
上条「他にあるのか?」
垣根「……いやいいのか?」
上条「いいに決まってんだろ?友達なんだからさ」
垣根「!おうっ、じゃあ早速……これでいいな」セキガイセン
上条「それじゃあ折り返しと」セキガイセン
垣根「おお!来た!」
上条「そんなに喜ぶことか?」
垣根「新しい携帯になってからは、上条で三人目だぜ!」
上条「……差し支えなかったら、他の人を教えてくれ」
垣根「心理定規と佐天だ、いやーアドレスが増えるとなかなか嬉しいもんだな」
上条「……また来いよ、メールとかもしてやるからな」グスッポンッ
垣根「何泣いてんだ?何で肩に手を置いてんだ?」
上条「じゃあな垣根、またな」
垣根「またな上条!……よし!友達100人計画は順調だぜ!」
【学校】
上条「おはよう」
土御門「おはよう上やん、昨日は何か進展はあったかにゃー」ニヤニヤ
上条「そうそう進展しねえよ、昨日は別に……、何も無かったよ」カァ
青ピ「かーみやーん?嘘はあかんで?正直に言った方が身のためやで?」ゴゴゴ
上条「いやだから別に、昨日はちょっと電話で話しただけで」
土御門「あっれー?おかしいぜい、昨日は確かに黒子が理想だ!とか聞こえてきたんだけどにゃー」ニヤニヤ
上条「土御門!てめっ何言ってんだ!?」アセアセ
青ピ「どういうことかな?上やん?普通はちょっと電話してただけで、そんなことさけばへんよな?」ガシッ
上条「いやだからあれは不可抗力で、っていうか痛いっての」ギリギリ
青ピ「今の僕の右手には、クラスの男子の怨念(おもい)が宿っとるんやで!」ギリギリ
上条「それ絶対字が違うだろ!?っていうか痛い!本気で痛い!肩が潰れる!」
クラス男子達「潰れろ!」ビシッ
上条「お前らなあ!」
青ピ「フルパワーやあぁぁ!」メギメギ
上条「ぎゃあぁぁぁぁ!不幸だあぁぁぁぁぁぁ!」
吹寄「静かにしなさい!上条当麻!」
上条「俺じゃないだろ!痛たたた!」
ガラッ
小萌「静かにするのですよー!」
上条「小萌先生!助けて!」
小萌「はいはい後にしてくださいね、HRを始めますよー」
青ピ「しゃあない、後で問い詰めたるわ!」
上条「死ぬかと思った、もう勘弁してくれよ」
姫 「変わり映えの無い展開……!名前が少し戻った!」
上条「次は数学か」
青ピ「上やん死ね、リア充爆発しろ」ボソボソ
上条「怖えよ!ボソボソ呟くなよ!」
青ピ「死ね!死んでしまえ!」
上条「だからってはっきり言うなよ!?」
土御門「面白いぜい」
黄泉川「お前ら席につくじゃん」ガラッ
上条「あれ?黄泉川先生?次は数学ですよね?」
黄泉川「実は学年まとめて、抜き打ちテストをするじゃん、小萌先生はちょっと忙しいから、代わりに私がテストを配るじゃん」
土御門「抜き打ちテストとは、ついてないにゃー」
黄泉川「ちなみに、赤点は土曜日に小萌先生と補習じゃん」
上条「なん……だと?黄泉川先生!始める前に五分だけ時間をください!」
青ピ「どないしたんや上やん?」
黄泉川「んーまあ、私も鬼じゃないじゃん、3分だけ猶予をあげるじゃん」
上条「ありがとうございます!」ババッ
青ピ「上やんが本気や、こんなの初めて見たで」
土御門「俺もだぜい」
吹寄「感心だなギリギリまで努力する、以前はここまでの気迫は無かった」
姫神「でも何で急に?最近は頑張ってたから、補習組じゃなかったけど?」
上条「土曜日はデートなんだ、それを補習で潰してたまるかよ」パラパラ
青ピ「なんやて?デート?」ユラリ
姫神「させない、デートはさせない」ブツブツ
土御門「集中しすぎで無意識に答えてるぜい」
クラス男子達「上条当麻の!」バッ
青・姫「「デート阻止!」」ババッ
吹寄「やめなさい!邪魔はさせないわ!」
青ピ「何でや!何がいかんのや!」
吹寄「上条当麻を見てみなさい!」
姫神「嘘……気づかずに教科書を見てる」
吹寄「理由はどうあれ、必死に勉強をしているのを邪魔するなんて、私が許さないわよ!」ギロリ
青・姫・男子「「「すいませんでした」」」ドゲザ
吹寄「よろしい!じゃあさっさと自分の机に戻りなさい!」
黄泉川「というかもう3分経ったから、始めるじゃんよ」
クラス一同「はーい」
上条(やってやる!最近は補習も減ってきたんだ、今回も乗り越えてやる!)
【放課後】
上条「あーくそあれが解けてれば」
青ピ「ずっとああやな」
土御門「多分ギリギリなんだにゃー」
姫神「今日のテストはいつもよりも、少し難しかったから」
上条「30点以下で赤点、十問中四問できればセーフなはず」ブツブツ
吹寄「気を落とすな上条当麻!この頭の回転が良くなる飴をやろう!」
上条「ありがとう、多分あれは当たってるはず、でもあの辺が分からなかったし」ヒョイパク
青ピ「あれはダメなパターンやな」
土御門「土曜日は久々に、デルタフォースが揃いそうだぜい」
姫神「かわいそうだけど、仕方ない……!今回は私のセリフが多い!」
吹寄「今回って何の話し?」
小萌「席についてくださーい!今日のテストを返しますよー」ガラッ
青ピ「小萌センセー、今回の補習は誰ですか?」
小萌「先にそれを発表するのですよ、今回の補習は青ピちゃんと、土御門ちゃんと、……上条ちゃんなのですが」
上条「終わった」ガクッ
土御門「土曜日は慰めてやるから、しっかりするにゃー」
小萌「最後まで聞いてくださーい、黄泉川先生から上条ちゃんがギリギリまで、必死に勉強していた事は聞きました」
姫神「すごい集中力だった」
小萌「そして上条ちゃんの点数は、書き間違いのせいで30点でした」
吹寄「じゃあ実際は31点以上だったと?」
小萌「そういう事ですね、なので上条ちゃんの頑張りに免じて、今回の補習は免除してあげます」
上条「本当ですか!?」ガバッ
小萌「本当ですよー、なのでこれからも勉強を頑張るんですよ?」
上条「はい!しっかりと勉強いたします!」ビシッ
土御門「まあいざとなったら、彼女さんに教えてもらえばいいぜい、常盤台なんだからウチの勉強なんて朝飯前だにゃー」
上条「いやさすがに中学生に教わるのはなぁ」ウーン
小萌「当然補習の免除はもう無いですよー」
上条「後で頼んでみるか」ヨシ
青ピ「上やんにはプライドは無いんか?」
上条「馬鹿やろう!デートが潰れるくらいなら、俺のプライドなんざ燃えるゴミと一緒に捨ててやる!」
青ピ「殴ってええかな?つうか殴るわ!」ブオッ
上条「あぶねえっ」ヒョイ
小萌「暴れないでくださーい!テストを返しますよー」
episode25 終わり
本日は以上です。
26のネタは考えたんですが、サブタイがやはりネックになってます。
とりあえず次回は3日以内には来れそうです。
では意見質問及びネタがありましたらどうぞ、ではまた次回に。
どうも1です。
大変お待たせしました、今から投下します。
今回は26と27を投下しますが27はすごく短いです。
では今から投下します
episode26 とある少女の予定表
【風紀委員第177支部】
黒子(ああ上条さん)
??「……さん」
黒子(私が理想像なんて)カァ
??「白…さん」
黒子(私にとっても上条さんが)プシュー
??「白井さん!」
黒子「はひゃっ!い、いきなり何ですの初春」
初春「いきなりじゃないですよ、さっきからずっと呼んでましたよ」
黒子「あらそうでしたの?それで何ですの?」
初春「何ですの?じゃないですよ!今日は来るなりポケーっとして、何もしゃべりませんし」
黒子「えーとそれは」
固法「かと思えば突然にやけたりね」
黒子「そんな!にやけてなんていませんの!」ガタッ
初春「にやけてましたよ」
固法「真っ赤な顔でね」
黒子「くっ、二対一は卑怯ですの!」
初春「そんな事は無いですよね?」
固法「それに一対一でも同じ結果になりそうよね」
初春「真っ赤な顔でボソボソと」ニヤニヤ
固法「上条さんってつぶやいてればね」ニヤニヤ
黒子「今はお二人の方がにやけてますの」カァ
初春「だって気になるじゃないですか、キスした翌日であの程度なのに」
固法「こんなになるなんてねえ、まさかとは思うけど一線は」
黒子「越えてませんの!って何を言わせるんですの!」
初春「白井さんが勝手に言ったんじゃないですか」
固法「別に答えなくても良かったのよ、その時はこっちで想像するから」
黒子「絶対によからぬ事を考えてますの!私と上条さんは健全なお付き合いをしていますの!」ムンッ
初春「へえー」ニヤニヤ
固法「そうなの」ニヤニヤ
黒子「あうっ!い、今のは無しですの!」カァー
初・固「「ごちそうさまです」」
黒子「うあー!」
黒子「だって本当ですの、上条さんとは実際キスまでしか」ボソボソ
初春「白井さん部屋の隅にいないで、戻って来てください」
固法「ごめんなさい、ちょっとやり過ぎたわ」
黒子「うー」トボトボ
固法「それよりもさっき連絡があってね、シフトに変更があったらしいわ、後でパソコンに送るって言ってたけど」
初春「シフトの変更ですか?ちょっと見てみますね」カタカタ
黒子「ずいぶんと急な話しですのね」
固法「詳しくはわからないけど、上から何か通達があったらしいわ」
黒子「上?いったい誰ですの?」
固法「さあわからないわ、ただ白井さんは気になるんじゃないのかしら?いろいろとね」ニヤニヤ
黒子「あーもう、初春っまだですの!」
初春「今出しますね、……あれ?これって」
固法「どうしたの?」
黒子「どこが変わったんですの?」
初春「えっと、とりあえず見てください」
固法「んーと、これは」
黒子「何ですのこれ?何で私の予定がこんなにスカスカに?」
初春「確か来週は毎日出るはずでしたよね?」
固法「しかもご丁寧に、緊急の呼び出しがあった時以外はしっかりと休息を取る事、なんて書いてあるわね」
黒子「どういう事ですの?何故私にこんな」
初春「でも丁度いいと思いますよ?」ニヤニヤ
固法「来週の金曜日はしっかり楽しめるといいわね」ニヤニヤ
黒子「来週の金曜日?……ってまだそうと決まった訳じゃ」アワアワ
初春「年末年始も忙しそうですね」ニヤニヤ
固法「第一印象はとても大事よ?」ニヤニヤ
黒子「ですからまだそんな所までは」アセアセ
初・固「「まだ?」」ニヤニヤ
黒子「あう」ボンッ
初・固「「ごちそうさま」」ニヤニヤ
黒子「あまりからかわないでくださいまし」ムー
初春「すみません」
固法「反応が面白くてつい」
黒子「そんな佐天さんみたいな、そういえば今日は来ないんですのね」
初春「何でも心理定規さんにお呼ばれしたとかで、学校が終わったら飛んで行きましたよ」
固法「よほど急いでいたのね」
初春「いえ文字通り飛んで行きました、能力がどんどんレベルアップしてるみたいで」
黒子「この間は浮いてるだけでしたが」
初春「白井さんもそうですけど、恋をすると女は強くなるって佐天さんが」
固法「そうね白井さんもよね」
黒子「私は別に」
初春「でも白井さんはむしろ弱点が増えたんでしょうか?」
固法「かもしれないわね」
黒子「だから何も変わってませんの!」
初・固「「はいはい」」
黒子「ちゃんと話しを」ターイヨーウガヨンデルーカーラー
黒子「誰ですのこんな時にって、上条さん!?」
初春「何でしょうね」ワクワク
固法「デートのお誘いかしら?」ワクワク
黒子「えいっ」ヒュン
初・固「「あ、消えた」」
ダーイジョーウブピッ
黒子「お待たせしましたの」
上条『今忙しかったか?』
黒子「いえ大丈夫ですの、ちょっと支部の外に出てただけですの」
上条『そうかならよかった、ちょっと黒子に頼みたい事があるんだ』
黒子「私にですの?」
上条『実は学校の成績が上がらなくて、今日のテストも赤点ギリギリだったんだ。
それでもしよかったらだけど、勉強を教えてもらえればなんて思ってさ』
黒子「私がですの?」
上条『中学生に教わるのもどうかと思うけど、補習は避けたいし、それにその……』
黒子「何ですの?」
上条『その間黒子と一緒にいられるから』
黒子「もう上条さんたら」カァ
上条『それで風紀委員とかで忙しいだろ?だから時間がある時だけでいいんだけど』
黒子「それでしたら大丈夫ですの、さっきシフトの変更があって非番の日が増えましたの」
上条『本当か?じゃあ頼めるかな?』
黒子「勿論ですの!それに私も上条さんといれたら嬉しいですの」
上条『黒子……へへっ、やっぱり俺は幸せだな』
黒子「大げさですの、それで日にちですが……」
episode26 終わり
episode27 とある暗躍の統括理事
【窓の無いビル】
アレイスター「さてと今度は何をしてみるか、プランがダメになったら、急に暇になってしまったな」フーム
アレイスター「遊園地建設も終わった事だし、上条当麻達からの誘いも無いし」ウーン
アレイスター「暇だな、どうしたものか……ん?ほう、これは面白そうだな」ピッ
部下『何でしょうか?』
アレイスター「新たにやりたい事がある、まずは遊園地でイベントを」
アレイスター「うまくいったようだな、次はどうするか」フム
土御門「おいアレイスター」
アレイスター「来たか」
土御門「急に呼び出して、いったい何のようだ?」
アレイスター「ふむ新しいプランを考えてな」
土御門「なんだと?貴様まさか」
アレイスター「君にも力を貸してもらおう、これがプランの概要だ」
土御門「これは!アレイスター貴様!」
アレイスター「これは君の望みでもあるはずだが?」
土御門「だからといって、当人同士の問題だろうが!」
アレイスター「上条当麻の恋路を応援する事のどこがダメなのかね?」
土御門「だからといって、一々デートプランまでこちらで考える必要は無いだろうが!」
アレイスター「ふむそれもそうか、では風紀委員のシフト変更だけでも」
土御門「まあそれくらいなら」
アレイスター「白井黒子のシフトをすべて非番にして」
土御門「だからやりすぎだと言っている!そこまでやったら所属している意味がないだろう!」
アレイスター「やれやれ、このプランは中々に困難なようだな」
土御門「お前がおかしいんだ!最近のお前はいろいろと変だぞ」
アレイスター「私のすべてと言っても過言ではなかったプランがなくなったのだ、多少は大目に見たまえ。
それに人の生死が関わる訳じゃないのだからな、前と比べれば可愛いものだろう?」
土御門「……わかった」
アレイスター「では総力をあげて二人のサポートを」
土御門「だからやり過ぎだと言っている!」
episode27 終わり
本日は以上です。
今回初登場の二人、実はepisode編での登場が確定していた三人のうちの二人です、ここまで来てようやく出せました。
もう一人に関してはまだ先になります、よかったら誰か予想してみてください。
ではまた次回に書きためができたら来ます。
どうも1です。
お待たせして申し訳ありません、いまいち筆が進まずにかなり遅れてしまいました。
とりあえず今から投下したいと思います。
episode28 とある英国の訪問者
【学生寮】
上条「明日は黒子が来るんだし、部屋を綺麗にしておかなきゃな」スタスタ
??「上条当麻」
上条「ん?今の声は」クルッ
??「お久しぶりですね」
上条「神裂!何で学園都市に?」
神裂「ちょっと話しがありまして、ちゃんとお土産も用意してきました」ガサッ
上条「悪いけどインデックスは今いないんだ、電話するから待っててくれるか?」
神裂「いえ今回は彼女ではなくて、貴方に話しがあるんです」
上条「それってつまり、魔術師絡みか?」
神裂「違いますよ、貴方個人への話しです」
上条「あれ?どっかの魔術師を殴ってくるんじゃないのか」
神裂「最近はどこも大人しいものですよ、貴方のおかげですね」
上条「俺はただ、許せない奴をぶん殴ってただけなんだけどなぁ」ポリポリ
神裂「貴方自身はそうかもしれませんが、周りの人にとっては違うんですよ」
上条「そういうもんかね?……まあいいや、今開けるからとりあえず上がってくれよ」ガチャリ
神裂「ええお邪魔します」
上条「神裂ならやっぱり緑茶か?紅茶とコーヒーもあるけど」カチッ
神裂「いえ気遣いは無用です」
上条「気にすんなって、むしろ俺が落ち着かねえよ」
神裂「そうですか、では緑茶をお願いします」
上条「おう、湯のみを出してと」カチャカチャ
神裂「そういえば、インデックスの食費は足りていますか?」
上条「ああそれなんだけど、今インデックスはよその家に泊まっててさ、その分の食費は返そうと思うんだけど」ピー
神裂「受け取ってもらって構いませんよ、本来なら貴方の働き分も渡すはずでしたし」
上条「いや何か悪い気がするし」コポコポ
神裂「それこそ気遣いは無用ですよ、貴方はそれだけの事をしてきたのですから。
それに少しくらいは、借りを返させてください」
上条「うーんそう言われてもなぁ、気になるものは気になるし、そもそも俺の方が借りを作ってる気がするけど」コポコポ
神裂「とにかく気にしないでください」
上条「わかったよ、ほいお茶どうぞ」
神裂「どうも……ああそうでした、これお土産のイギリスのお菓子です」スッ
上条「おうありがとな」
神裂「それで本題なのですが」
上条「ああそうだ、神裂が来るくらいだしな、いったい何の話しだ?」
神裂「大した事ではありませんよ、私が来たのは適任であったからと、私自身の意志ですから」
上条「神裂の意志?それに適任って何の話しだ?」
神裂「それはですね、……上条当麻」
上条「なんだ?」
神裂「おめでとうございます」
上条「へ?何が?」
神裂「土御門から聞きました、貴方に恋人ができたと」
上条「ああその事か、確かにそうだけど、でもそれを言う為にここまで来たのか?」
神裂「貴方が思っているよりも、色々と大変だったんですよ」
上条「まあ手続きは面倒だけど」
神裂「それは問題ありませんよ、むしろそこまでが大変でした」
上条「何でだ?」
神裂「貴方に会いたがっている者が何人かいまして、説得するのに苦労しました」
上条「それならみんなで来ればいいんじゃないのか?」
神裂「やはりわかっていませんね、貴方を祝福する為だけなら構わないんですよ、ですが何人かは」
上条「えーとあれ?何か嫌な予感が、最近似たニュアンスのフレーズを聞いたけども」
神裂「なら想像がつきませんか?彼女達が貴方達の事をどう思っているか」
上条「えーと、自意識過剰かもしれないけど……、その何人かのシスターが俺の事が好きなのか?」
神裂「さすがにここまで言えば、鈍感な貴方でもわかりましたか」
上条「神裂にまでそう思われてたのか」
神裂「当然です、私の気持ちも気付かなかったじゃないですか」
上条「そうだよな神裂の……って、ちょっと待ったそれってつまり」
神裂「ええ、この際ですからはっきり言います、私は貴方が好きなんです」
上条「神裂が俺を?」
神裂「そうです、貴方はまったく気づいていませんでしたが」
上条「……悪かったな気付かなくて」
神裂「仕方ない事です、私自身も借りを返すという大義名分がなければ、何も出来なかったのですから」
上条「じゃあさっき言ってた神裂の意志ってのは」
神裂「ただ貴方に知って欲しかったんです、私の想いを、……今更ですが何も言わないで、何も伝えないでこの想いを胸にしまいたくなかったんです」
上条「神裂……」
神裂「さて上条当麻、私はしっかりと伝えました、ですから貴方もきっちりとお願いします」
上条「……悪い神裂、俺には大好きな人がいる、とっても大好きで大切で絶対に離したくない人がいる、だからごめん」ペコリ
神裂「……ありがとうございます、これで私もちゃんと前に進めます」ペコリ
上条「神裂……」
神裂「ですから貴方もちゃんと、幸せになってください」ニコ
上条「……ああもちろんだ」
神裂「なら私から言う事はもうありません、それとシスター達の事は私がなんとかしておきますから、貴方は気にしないでください」
上条「そう言われると、かえって気になるんですが」
神裂「いいんです、これが私の意志ですから」
episode28 終わり
episode29 とある密偵の○○○○
【学生寮】
土御門「まさか上やんがなぁ、あの反応は間違いないぜい」ピッ
プルルルル ガチャ
??『何の用ですか土御門』
土御門「ちょっとねーちんに話しておきたい事があるんだぜい」
神裂『貴方が私に?またろくでもない話しですか?』
土御門「いや上やんがらみの大事な話しだにゃー」
神裂『上条当麻の?いったい何ですか?』
土御門「まずは先に謝っておくぜい、すまんねーちん、上やんに好きな人ができたかもしれない」
神裂『……』
土御門「ねーちん?大丈夫か?」
神裂『続きを……』
土御門「あ、ああそれでまだ確定じゃないんだが、あの反応からしておそらく」
神裂『どんな状況でしたか?』
土御門「実はな--」
-----
土御門「という訳で俺が発破をかけたんだにゃー」
神裂『そうですか……、相手の方は?』
土御門「少なくとも照れるくらいの反応はしてたにゃー」
神裂『そうですか……、ではまた何か進展があったら教えてください、それとこの話しはまだ皆には言わないように』
土御門「それはわかってるぜい、でもいいのか?ねーちんだって上やんの事が」
神裂『それ以上は言わないでください、貴方の言う通り選ぶのは彼なのですから』
土御門「ねーちん」
神裂『ではまた動きがあったら教えてください、それでは』プツ
土御門「……ねーちん無理してたな、まあ仕方ないか寝耳に水な話しだしな」
【翌日放課後】
土御門「さて上やんの方は予想通りだったが、ねーちんに報告するべきか?」
アニキーデンワダゾー
土御門「ん?一方通行から?いったいなんだ?」ピッ
一方通行『よォ土御門』
土御門「いったい何の用だ?」
一方通行『三下の事で聞きてェ事がある、ついさっきなンだが』
【翌日放課後】
土御門「昨日の一方通行の話しと、今日の上やんの行動からして間違いないな、上やんと白井黒子のデートか……」
ピップルルルルガチャ
神裂『何か進展が?』
土御門「今週の日曜日に上やんがデートするらしい、相手は多分この間話した子だ」
神裂『……そうですか、……こちらは今の所バレてはいません、皆いつも通りにしていますね』
土御門「さすがにデートに乱入は上やんが可哀想だぜい」
神裂『させませんよ、彼の想いの邪魔など』
土御門「本当にいいのか?ねーちんはそれで」
神裂『また何かあったら連絡をください、ではまた』プツ
土御門「……ねーちん」
【後日月曜日の放課後】
土御門「告白か……ねーちんに何て言えばいいんだか」
ピップルルルルガチャ
神裂『今日はどうしたんですか?』
土御門「昨日の上やんのデートなんだが、何でも上やんの方から告白したらしい」
神裂『!?そうですか、それで相手の返事は?』
土御門「保留になったらしい、考える時間が欲しいと言って帰っていったらしいにゃー、でもまあ」
神裂『……もう決まりましたね、上条当麻におめでとうと……、いえ今度自分で言いに行きます』
土御門「ねーちん……、今日こそはっきり聞かせてもらうぞ、本当にいいのか?」
神裂『……私は臆病者です、借りを返すなどという大義名分を使わなければ何もできませんでした。
上条当麻に私の想いにまっすぐ向き合えなかったんです、そんな私に彼の想いを妨げる資格はありませんから』
土御門「……今更だが、俺は本当にねーちんを応援してた、でもそれとは別に、ただ上やんにちゃんと幸せになって欲しかったんだ」
神裂『私もですよ、こちらの方はそろそろ隠すのも難しくなってきましたが、私がなんとかします』
土御門「悪いなねーちん」
神裂『いいんですよ、これが私の意志ですから、ではまた』プツ
土御門「ねーちん……よしっ、上やんの幸せの為に、俺も頑張るかにゃー」
【水曜日】
土御門「まったくアレイスターの奴は、本当に本人なのか疑ってしまうな」ハァ
土御門「……だがまあ上やんがうまくいくなら、ある程度は見過ごすべきか、それよりも明日の上やんが見物だにゃー」ピッ
プルルルルプルルルルプルルルル
土御門「?つながらないな、忙しいのか?」ピッ
アニキーデンワダゾー
土御門「ステイルから?……まさか」ピッ
ステイル『土御門か?悪いが時間がない、要点だけを話すぞ』
土御門「まさかとは思うが」
ステイル『そのまさかだ、昨日上条当麻がデートをしていた、という情報が届いてな、それを聞いたシスター達が騒ぎ始めて』
土御門「ねーちんはそれをおさめるのに忙しいと、そういう事か」
ステイル『そうだ、五和なんかとてもじゃないが、神裂以外じゃ近づけもしない程だ』
土御門「やっぱりそうなったか」
ステイル『そういう訳だ、そろそろきるぞ』
土御門「わかったぜい」
ステイル『ああそうだ、最後に一つ上条当麻に、忌々しい奴だがうまくいく事を祈っている、神父としてお前達を祝福すると……、いややっぱり伝えなくていい』
土御門「いつか伝えておくぜい」
ステイル『だから伝えなくてもっとわあ!くそっ』プツ
土御門「向こうは大変そうだにゃー」
【後日月曜日】
土御門「昨日からはれて恋人同士か、今更な気がするんだけどにゃー」ピッ
プルルルルガチャ
神裂『土御門ですか?』
土御門「ねーちんに報告だぜい、昨日から上やんと彼女さんが正式に恋人同士になったらしいにゃー」
神裂『そうですかちょうどいいですね、こちらもひとまず落ち着いたので、明日上条当麻に会いに行く所ですよ』
土御門「それはタイミングが良かったぜい、そうだステイルの分もついでに頼むぜい」
神裂『それはもう本人から、いつか自分で言いに行くと言われましたよ』
土御門「そうなのか、ならまあいいか」
神裂『ええではまた明日、時間があれば貴方にも会いに行きます』プツ
土御門「ねーちん……、さて明日が楽しみだぜい」
episode29 終わり
本日は以上ですが。
申し訳ありませんでした、>>315の最初は。
episode29 とある密偵の舞台裏
です、最後までサブタイが決まらなかったんですが、直す前に書き込んでしまいましたすいません。
神裂さんは登場確定組の一人でしたが、本当ならまだ先のはずでしたが、うまく書きためができずに詰まっていたので、早めに登場してもらいました。
ちなみにステイルは偶然出てきました。
次回は書きためができたら来ます、ではまた次回に。
どうも1です。
とりあえず30が書けたので投下します。
episode30 とある聖女の爆弾投下
【学生寮】
黒子「まったく初春も固法先輩も、一々反応しすぎですの」スタスタ
黒子「別に私と上条さんは変な事は……」カァ
黒子「ああ違いますの!別にやましい事はしてませんの!」ブンブン
黒子「……こほん、とりあえず上条さんの部屋はたしか」
土御門(あんな所で一人百面相してるぜい)
黒子「……よく考えると上条さんの部屋に来るのは久しぶりですの、前はお姉様のお迎えでしたし、こっ恋人になってからは初めてですの」プシュー
黒子「とっとりあえず呼び鈴を」
ピンポーン ハーイドナタデスカ? ガチャ
上条「よっと、って黒子じゃないかどうしたんだ?勉強は明日からだよな?」
黒子「えっと風紀委員が早めに終わりましたので、一応どのような内容か確認しようと思いまして」モジモジ
上条「それもそうか、ありがとな黒子」
黒子「いえ全然大丈夫ですの!それに単純に上条さんのお部屋に来たかったのもありますの」カァー
上条「おふっ、そっそうだな、考えてみれば恋人になってから初めてだもんな」カァ
黒子「とりあえず中に入っても?」
上条「ああ大丈夫だ、今ちょっと客が来てるけど気にしないでいいぜ」
黒子「お客様ですの?忙しいなら今日は別に」シュン
上条「いや大事な話しは終わった所だし、それにせっかくだから黒子の紹介もしたいしな、俺の彼女だって」カァ
黒子「はひっ、わっわかりましたの!では失礼しますの」ボンッ
上条(ヤバい、メチャクチャ可愛い!)
黒子「あら?(女物のブーツ?)お客様は女性ですの?」
上条「イギリスの方の知り合いでな、おーい神裂」
神裂「上条当麻そちらの方は?」
上条「この子は「上条さんの恋人の白井黒子ですの、はじめまして神裂さん」です」
神裂「私は神裂火織と申します、インデックスと同じ教会の者といえばわかりますか?」
黒子「あのシスターさんですの?」
神裂「ええそうです、でもちょうどよかったですね、あなたにも言っておかないといけませんし」
黒子「な、なんですの?」グッ
神裂「おめでとうございます、彼の事をよろしくお願いします」
黒子「へ?もちろんですの」
神裂「ふむ、土御門からも聞いていましたが、なかなかしっかりした方のようですね」
上条「正直上条さんにはもったいないくらいの彼女です」テレ
黒子「そんな事はありませんの!上条さんこそ私にはもったいないほどの方ですの」マッカ
上条「いやいや俺はそんな立派な奴じゃないぜ?」
黒子「上条さんは自己評価が低すぎますの!もっと自信を持つべきですの!」
上条「うーんそうだな、確かに黒子の彼氏なのにそんなんじゃダメだよな、もっと黒子に見合う男にならなきゃな」
黒子「それはむしろ私のセリフですの、私こそもっと頑張らなくてはいけませんの」
上条「いやいや上条さんの方ですよ」
黒子「私の方ですの」
神裂「こほん」
上・黒「「あっ」」
神裂「仲がいいのは結構ですが、キリがないでしょうし惚気はその辺で」ニコッ
上条「お、おう」マッカ
黒子「あううー」マッカッカ
神裂「……本当にお似合いのカップルですね、私は二人を祝福しますよ」
上条「ありがとな神裂」
黒子「ありがとうですの神裂さん」
神裂「白井さん、彼を……上条当麻を幸せにしてあげてください、不幸なんか感じない程に」
黒子「!もちろんですの!」
神裂「貴方もですよ、白井さんを幸せにしてあげてください」
上条「必ずな」
神裂「破ったら制裁に来ますからね」
上条「ははは」
神裂「それでは私はそろそろお暇します」
上条「もう帰るのか?」
神裂「まだ寄る所がありますし、せっかくの二人の時間を邪魔するつもりはありませんよ」
上条「いやその」カァ
黒子「二人っきり」カァー
神裂「では失礼します、……ああそうでした、上条当麻」ガチャ
上条「何だ?」
神裂「結婚式の予約はいつでも大丈夫ですよ、イギリス清教は全力であなた達を祝福しますからね」バタン
上条「けっ」ボンッ
黒子「結婚!?」ボボフンッ
上条「えーと、あーと」
黒子「その、あの」
上・黒((すごく意識してる!))
上条(いや落ち着け俺)
黒子(将来結婚する……結婚……)ボンッ
黒子「あううー」バタリ
上条「って黒子!大丈夫か?」
黒子「大丈夫ですの、それよりもえーと、勉強……そう!勉強ですの!さっそく教科書を見せてくださいな」
上条「あ、ああそうだな……これがそうだ」スッ
黒子「ふむふむこれなら簡単ですわね、しっかりと教えて差し上げますわ」
上条「おおさすが黒子!お願いします!」
黒子「お願いされましたの!」
上・黒((とりあえずさっきのは保留だな(ですの)))
上条(もっとちゃんとしないとな)グッ
episode30 終わり
とりあえず本日は以上です。
次の31のネタは決まっていますが、うまく書けなくて先延ばしになってたネタです、これ以上は延ばせないのでなんとか書いてきます。
では次回に、1週間以内に来ます。
誰か上条×神裂書いてくださいお願いします、最近全然無くて神裂分が不足してるので。
どうも1です。
なんか中途半端な時間ですが今から投下します。
episode31 とある鈍感の危機一髪
【垣根の家】
垣根「ただいまー」
心理定規「お帰りなさい帝督、今日はお鍋にしたのよ」ニコッ
垣根「鍋か?そりゃいいな、何の鍋だ?」
心理定規「それはね」フフフ
佐天「今日はモツ鍋ですよー」スタスタドンッ
垣根「あれ?佐天も来てたのか」
心理定規「ええせっかくだから、人数が多い方が楽しいでしょ?」
垣根「まあそうだな、しかしモツ鍋とは意外だな」
心理定規「それはねえ佐天さん」ニヤリ
佐天「美味しいからですよね心理定規さん」ニヤリ
垣根「ん?まあいいか手洗ってくるぜ」スタスタ
心理定規「……どう?いいのはあった?」
佐天「バッチリですよ」
心理定規「普通のモツ鍋にプラスして」
佐天「スッポンやら何やらが入った」
心・佐「「滋養強壮精力増強モツ鍋!」」
心理定規「これで今日こそ勝負よ!」
佐天「どっちが勝っても恨みっこなしですよ!」
心・佐「「ふふふ……ふふふふふ」」
垣根「何だか寒気がするな、風邪でもひいたか?」ブルッ
垣根「……何となく嫌な予感もするし、今日も上条の家に行けば良かったか?」
心理定規「帝督ー早く食べましょー」
垣根「おうっ今行くぜ!」
佐天「冷めないうちに食べちゃいましょー」
垣根「あいよ!……さてどうするかな、……よしこれだな」
垣根「お待たせ」
心理定規「それじゃあ手を合わせて」
垣・心・佐「「「いただきまーす」」」
垣根「あー食った食った」
佐天「美味しかったですね」チラッ
心理定規「そうね、とっても美味しかったわ」チラッ
垣根「寄せ鍋もいいけどモツ鍋も美味いよな、でもシンプルな水炊きも悪くないし」ウーン
心・佐((……?))ポカポカ
心理定規(もうかれこれ30分)モンモン
佐天(私たちみたいにもう効いてきてるはずなのに)モンモン
垣根「わかった!綱引きだろ!……よし当たった!」
心・佐((あれ?何で?押し倒したりしてこないの?))モンモンモジモジ
垣根「いやーなかなか面白いよな、このクイズ番組」
心理定規(このままだと)モジモジ
佐天(私たちがもたない)モジモジ
垣根「ん?どうした二人共、具合が悪いのか?なんならお前らにもかけるか?」バサッ
心・佐「「かけるって何を?」」
垣根「体から異物を追い出す未元物質」サァァ
心・佐((まさか……))
垣根「さっき寒気がしてな、風邪かもしれねぇから思いっきり浴びといたんだ」
心・佐((それかー!))クワッ
垣根「うおっ何だよどうかしたのか?」
心・佐「「別に何でもないわ(です)」」ガクッ
垣根「?変な奴らだな、まあいいや俺は念のために早くねるぜ、んじゃお休み」スタスタガチャバタン
心理定規「……第一ラウンドは」モンモン
佐天「引き分けですね」モンモン
オヤスミファービー
心・佐「「帝督(垣根さん)!寝る前に私たちにもかけて頂戴(ください)!」」ガチャッ
垣根「うおっおどかすな!」
心理定規「あなたのせいでしょっ!」
垣根「何が?」
佐天「責任取って下さい!」
垣根「だから何の!?」
ギャーギャー
??「変ですね、防音のはずなのに、それでも聞こえるほど、隣が超うるさいです」
心理定規「さて私たちも落ち着いた所で」
佐天「第二ラウンドですね」
心理定規「小細工は無し」
佐天「正々堂々と」
心・佐「「帝督(垣根さん)の寝込みを襲う!」」ダダッガチャチャッ
心理定規「ってあら?」
佐天「鍵が閉まってますね」
心理定規「……帝督ーまだ起きてるかしら?ちょっと話しがあるのだけど」
佐天「垣根さーん、寝ちゃったんですか?」
シーン
佐天「……私ちょっと外から見てきます」ガラッバサッ
心理定規「私は鍵を開けてみるわ」カチャカチャ
心・佐「「いない?何で?」」
垣根「今日は月刊メルヘンランドの発売日だったな、すっかり忘れてたぜ」バサッバサッ
心・佐「「帝督ー(垣根さーん)!」」
??「やっと寝付いたのに、隣がうるさくて超目が覚めました」ムー
??「……眠くなるまで浜面と超メールでもしてましょう」ピッ
episode31 終わり
episode32 とある二人の電子文書
12/14 22:17
上条当麻
もう寝てるか?
ってまだ早すぎか、明日は特に用事は無いから、買い物だけしたらまっすぐ帰るから、その後にお願いします。
12/14 22:20
白井黒子
Re:もう寝てるか?
まだ起きてますの、というかそんなに子供じゃありませんの、明日の事ですがどうせなら買い物も一緒にいきませんか?その方がいいと思いますの。
12/14 22:24
上条当麻
了解!
じゃあ明日は学校が終わったら、いつもの公園で待ち合わせしようぜ。
12/14 22:26
白井黒子
Re:了解!
分かりましたの!授業が終わったらすぐに向かいますの。
12/14 22:29
上条当麻
焦らないでいいよ
待たせるのは悪いし、あまり急がなくてもいいぜ。
12/14 22:31
白井黒子
大丈夫ですの
そんなの気にしませんの、上条さんに会えると思えば10分や20分くらい問題ないですの。
12/14 22:35
上条当麻
俺も同じかな
俺も黒子に会えると思えば、1時間でも2時間でも待つかな。
12/14 22:38
白井黒子
そんなに遅刻はしないですの!
私は淑女ですからそんな状況はありえませんの、……でもそんな風に言って貰えてちょっと嬉しいですの。
12/14 22:42
上条当麻
それもそうだな
でもまあそれくらい俺は、黒子の事が大好きだって事さ。
12/14 22:45
白井黒子
私もですの
私も上条さんの事が大好きですの!上条さんと一緒にいられるだけで幸せな気持ちになりますの!
12/14 22:48
上条当麻
やっぱり同じだな
俺も黒子といられればそれだけで幸せだぜ。
12/14 22:51
白井黒子
もっとですの
それじゃあ足りませんの!神崎さんとも約束しましたの、上条さんをもっと幸せにするって、だからもっとですの。
12/14 22:54
上条当麻
ありがとな
俺も今よりももっと、黒子を幸せにしてみせるぜ。
それから神崎じゃなくて神裂な、まあ間違えても仕方ないけどな。
12/14 22:58
白井黒子
そうでしたの
神裂さんですのね、文字を間違えてしまいましたの。
それとお互いに相手を幸せにして、二人でめいっぱい幸せになれば、約束を果たせそうですの。
12/14 23:02
上条当麻
そうだな
二人共幸せにならなきゃな、よしっ頑張るぜ!
12/14 23:05
白井黒子
その息ですの!
あら寮監の見回りですの、名残惜しいですが今日はこれで、お休みなさいですの。
12/14 23:08
上条当麻
ああお休み
明日はよろしくな。
episode32 終わり
本日は以上です。
やっと火曜日が終わった、やけに長い一日でしたね。
次回は書きためができたら来ます、とりあえず目標は一週間以内です。
ではまた次回に。
どうも1です。
この数日ろくに書けませんでしたが、なんとか33が書けました。
とりあえず投下してみます。
episode33 とある恋人の日常
【????】
黒子「こんにちは上条さん」
上条「なあ黒子、その上条さんってのそろそろ変えないか?ちょっと不公平な気がするし」
黒子「不公平ですの?では何と呼べばいいんですの?」
上条「決まってるだろ?俺が黒子の事を名前で呼んでいるんだから」
黒子「つまり私も名前で呼ぶと?」カァ
上条「そういう事だな、ほら試しに呼んでみろよ」
黒子「えっとその……と、とう『黒子ー』え?お姉様?」『起きなさい』
-----
美琴「起きなさいってば」ユサユサ
黒子「ほへ?ここは?」キョロキョロ
美琴「私達の部屋じゃない、寝ぼけてるの?」
黒子「えっと……、夢……ですの?」
美琴「上条さんって寝言で言ってたけど、どんな夢だったの?」
黒子「はひ!そっそれは秘密ですの!何でもありませんの!」カァァ
美琴「うろたえ過ぎよ、まあ詳しく聞いたりはしないわよ、それよりもそろそろ朝食よ」
黒子「あら?もうそんな時間ですの?すぐに着替えますの」
美琴「……顔を赤くしながら、とうって言ってたわね、……多分そういう夢よね」ウーム
黒子「お待たせしましたの」
美琴「じゃあいきましょ」
黒子「はいですの!」
【学校】
姫神「今日もいつも通り、上条君が口をすべらせて、男子が上条君を追いかけて、吹寄さんが騒ぎを鎮める。
そんないつも通りの学校の風景、変化が無さ過ぎるから私が話すだけで十分よね。
……え?私?私もいつも通りよ、こうして語り部になれるくらいにね」フフフ
フコウダァァァァァ
姫神「ね?いつも通りでしょ?とりあえずそのまま放課後よ」
【いつもの公園】
上条「遅くなっちまったかな?えーと……あっいたいた、おーい黒子ー」タッタッタッ
黒子「あっとう、上条さん!」カァ
上条「?待たせちまったな」
黒子「全然大丈夫ですの!それよりも早く買い物を済ませて、と上条さんのお部屋に行きますの!」カァァ
上条「?ああそうだな、じゃあ行くか黒子」
黒子「はいですの!とう……上条さん!」
【スーパー】
黒子「ところで今日は何を買いますの?」
上条「とりあえず晩飯の材料だな、今日はカレーでも作ろうかと思ってな」
黒子「カレーならお肉と野菜と、あとはルウが必要ですわね」
上条「ジャガイモはまだあるからいいかな」
黒子「ではお肉とニンジンと玉ねぎと、普段はどのルウを使いますの?」
上条「前は安い奴を適当に買ってたからな、これって決まった奴は無いんだ」
黒子「なるほど……、ではあれ何てどうですの?」クイッ
上条「どれだ?」クルッ
【☆のmagicianカレー】
黒子「何だか気になりません?」
上条「気にはなるけどなぁ、他のにしようぜ」
黒子「まあそうですわね、いつもの試作品の類なら、すごい味かもしれませんわね」
上条「まあここはとりあえず、普通の奴でいいかな、あとは野菜と肉を」
黒子「ならお肉は何がお好きですの?」
上条「肉は何でも好きだけどな、前は食べる機会がほとんど無かったから、贅沢言ったり出来なかったし」
黒子「ふむふむなるほど」
上条「それがどうかしたのか?」
黒子「いえ今後の参考にしようと思いまして、と……上条さんに私の料理を食べていただく時の参考にですの」
上条「黒子の料理か、楽しみだな」
黒子「あまり期待しすぎないでくださいまし、あくまでも人並みですので」
上条「黒子が作ってくれるってだけで嬉しいんだよ」
黒子「もう上条さんたら」カァ
上条「んーそうだな、なあ黒子、どうせなら今日一緒に晩飯食べないか?」
黒子「今日ですの?」
上条「勉強した後で一緒に作れればって思ったんだけど」
黒子「ふむ、それもいいかもしれませんわね、ではそうしましょう」
上条「じゃあ少し多めに買っていくか」
黒子「他に必要な物はありますの?」
上条「特には無いかな、それじゃあレジに行くか」
黒子「はいですの!」
【帰り道】
上条「今日はそんな感じでさ」
黒子「楽しそうなクラスですわね」
上条「楽しいのは確かだけどなぁ、もう少し加減を考えて欲しいぜ」
黒子「それだけとう、上条さんが人気者という事ですの」
上条「……なあ黒子、さっきから気になってたんだけどさ、俺を呼ぶ時にその、言い直してるよな?」
黒子「そ、そんな事はありませんの、私はいつも通り上条さんと言ってますの」カァァ
上条「いやその、俺としてはさ、やっぱり彼女に名前で呼んで欲しいかなって思ってさ」ポリポリ
黒子「なっ名前で呼んでもいいんですの?」パァァ
上条「むしろその方が嬉しいかな」カァ
黒子「わっわかりましたの!えっとその当麻さん」マッカ
上条「何だ黒子?」ニコッ
黒子「はうっ、とっ当麻さん」プシュー
上条「ははっ黒子はやっぱり可愛いなあ」
黒子「当麻さん!あんまりからかわないでくださいまし!」プシュシュー
上条「悪かったって」
黒子「むうー、……当麻さんは意地悪ですの」ムスッ
上条「いやぁ、照れる黒子が可愛いもんだからついな」
黒子「あうー」マッカッカ
上条「黒子って結構顔に出るからな、見てて楽しいんだよな」
黒子「うー、もう知りませんの!」タタタッ
上条「おいっ待てよ黒子ー」タタタッ
episode33 終わり
本日は以上です。
やっとやっと黒子が当麻さんと呼べました!ここまで長かった。
次回は未定です、ちょっと家で書きづらくなってしまって、満足に時間が取れないで進んでません。
でもやめる事は無いのでそこは大丈夫です。
ではまた次回に。
どうも1です。
今起こった事をありのままに話すぜ、俺は昨日の夕方に書き上がった物を、投下しようと速報に来たが入れなかった。
少し待てば入れる様になると思って、待ってみても入れない、結局今日の夕方に試したらやっと入れる様になっていた、何を(以下略)
という事で大変お待たせして申し訳ありません、思わぬ事で1日延びましたが、今から投下します。
episode34 とある雑談の風紀委員
【風紀委員第177支部】
佐天「それでさあ、垣根さんたらさあ」グチグチ
初春「はい」
佐天「だからさあ」グチグチ
初春「そうですか」
佐天「もっとこう、ガー!とかさあ」グチグチ
初春「そうかもしれませんね」
佐天「ちょっと初春、ちゃんと聞いてる?」
初春「聞いてますよ、佐天さん」
佐天「そう?まあいいや、それでさあ」グチグチ
初春(かれこれ1時間、誰か助けて下さい)シナシナ
美琴「こんにちはー」ガチャ
佐天「だからってあれ?御坂さん?」
初春「御坂さん!(助けて下さい!)」パァァ
美琴「ちょっと暇だったからよってみたんだけど、佐天さんも来てたのね」
佐天「そうだ御坂さんも聞いて下さいよ、昨日垣根さんたら」
初春「あっ」
美琴「何々?」
佐天「私たちがですよ?」グチグチ
初春(また聞くハメに)ガクッ
佐天「それでですねえ」
美琴「へ、へえそうなんだ」
初春「あはは、佐天さんたら」
美・初((誰か助けて!))
固法「初春さんいるかしら?」ガチャ
初春「!はい!います!何の用ですか?」キラキラ
固法「ちょっと書類の整理をお願いしたいのよ、私はちょっと出かけてくるから」
初春「わかりました!しっかりやっておきます!」グイッ
固法「そ、そう?ならお願いね、じゃあ行ってくるわ」ガチャバタン
初春「そういう訳で、私は仕事に戻りますね」キラキラ
佐天「仕事じゃ仕方ないよね、じゃあ御坂さんだけでいいんで聞いて下さい」
美琴「……うん」ガクッ
佐天「えーと、どこまで話しましたっけ?」
佐天「いやーすっきりしました、愚痴を聞いてくれて、ありがとうございました!」ニコニコ
美琴「ははは……」ゲッソリ
初春「書類整理も終わりましたし、お茶のおかわり入れますね」スクッ
佐天「ありがとう初春、そういえば白井さんって、上条さんの家でしたっけ?」
美琴「そうよ、上条さんの勉強を手伝うらしいわ」
佐天「上条さんって成績悪いんですか?」
美琴「昨日のテストが赤点ギリギリだったんだって、補習になるとデートもできないしね」
佐天「なるほど、それは白井さんにとっても大事ですね」
初春「昨日は早めに切り上げて、上条さんの所に行ったみたいですけど」コトッ
佐天「ありがとー、しかし白井さんも積極的だねぇ」ゴクリ
美琴「それなんだけど、どうも様子が変なのよね」
初春「?上条さんの家で何かあったんでしょうか?」
美琴「教えてはくれなかったけど、帰ってくるなりベッドに飛び込んで、真っ赤な顔でゴロゴロ転がってたわよ」
佐天「確実に何かありましたね、それもよほど嬉しい事が」
初春「その辺の事も含めて、白井さんに色々と訊きたいですね」
美琴「寝る前もメールしてたけど、途中で何度か転がってたわね」
佐天「おーそれはまた、どんな内容か見てみたいですね」
初春「一体どんな内容でしょうかね?」
美琴「しかも夢にも出てきたみたいよ、朝起こす時に寝言で上条さんって言ってたし」
佐天「夢ですか……いいなぁ、私も垣根さんと恋人に……夢の中で」ブツブツ
初春「えーと白井さん、今頃何してるんですかね?」
美琴「そうねぇ、もう家で勉強を見てって、ん?」
サガシモノハナンデスカー ピッ
美琴「もしもし黒子?どうしたの?」
黒子『お姉様、今日は少し遅くなりますの、当麻さんの家で一緒に晩ご飯を食べてから帰りますので』
美琴「わかったわ、帰りは気をつけてよね?」
黒子『はいですの』
美琴「あと良かったわね」
黒子『?何がですの?』
美琴「何ってそりゃあ、“当麻さん”よ、後で詳しく聞かせてよね」
黒子『あうっ、その』
美琴「じゃあね黒子」ピッ
初春「白井さんですか?」
美琴「帰りが遅くなるって、あと上条さんを名前で呼んでたわね」
佐天「おおー、ということは」
美・佐・初「「「また問いつめないと」」」
episode34 終わり
episode35 とある二人の勉強会
上条「ただいまー」ガチャ
黒子「おじゃましますの」
上条「いらっしゃい、とりあえず紅茶でも、それともコーヒーがいいかな?」
黒子「では紅茶でお願いします」
上条「わかった、じゃあちょっと待っててくれ」
黒子「わかりましたの」
上条「肉は冷蔵庫っと」
黒子(そういえばまだお姉様に、遅くなるって言ってませんわね、今のうちに電話して)ピップルルルル ガチャ
美琴『もしもし黒子?』
黒子「失敗しましたの、また色々言われてしまいそうですの」ハァ
上条「お待たせって、どうかしたのか?」カチャ
黒子「ありがとうですの、大した事じゃありませんので、気にしないで下さいな」
上条「そうか?」
黒子「それよりもさっさと始めましょう」
上条「そうだな、じゃあまずは数学から、……えーとここがこうなって、ここは……えーと」
黒子「これは公式を使えばすぐですの」
上条「ああそうか、じゃあこうだな」
黒子「その調子ですの」
上条「大分進んだな、黒子のおかげだよ」
黒子「いえ、当麻さんが頑張ったからですの」
上条「おっと、そろそろ晩飯の準備をするか」
黒子「そうですわね、えっとエプロンをつけてと」
上条「おおー」
黒子「当麻さん、どうかなさいましたの?」
上条「ああ自分の彼女のエプロン姿っていうのは、男の憧れの一つなのさ、上条さんも例外じゃないんですよ」ウンウン
黒子「そういうものですの?」
上条「そういうものなんです」
黒子「ふーむ……、わかるような、わからないような?」
上条「まあとりあえず始めようぜ」
黒子「そうですわね、じゃあまずは野菜を切ってと」
上条「米も炊かなきゃな」
黒子「ふんふーん」トントン
上条「手際良いな、これは期待して良さそうだな」トントン
黒子「当麻さんもすごいと思いますの、むしろ私よりも上手な気が」トントン
上条「そんな事はないと思うけどな、よしこれで終わりっと」
黒子「では早速炒めましょうか、えーとお鍋は」
上条「そこの下の所にあるぞ」
黒子「ここですのね、……えーと当麻さん?この巨大な土鍋はいったい?」ガチャ
上条「ああそれか、インデックスの奴が食べると、普通の鍋じゃ全く足りないんだよ、それで知り合いが探してくれたんだ」
黒子「こんなのが必要とは、お姉様から大食いシスターと聞いてましたが、すごいですわね」
上条「そこにおかわりが入るけどな」
黒子「訂正しますの、すごいどころじゃありませんの」
上条「まあとりあえず、今はカレー作ろうぜ」
黒子「そうですわね、ではこのお鍋で」グイッ
上条「油はこれな」ヒョイ
黒子「ありがとうですの、では火にかけてと」カチッ
黒子「大分煮えてきましたわね」クルクル
上条「そろそろ完成だな、うーん楽しみだな」
黒子「では最後にルウを入れてと、これで完成ですわね」クルクル
上条「米ももう炊けるな」
黒子「ではお皿を用意してと、この辺ですの?」ガチャ
上条「深めの皿があるだろ?」
黒子「これですわね」スッ
ピー
上条「おっ炊けたな、じゃあさっそく食べるか」
黒子「そうですわね」
上・黒「「いただきます」」
上条「ふむふむ、美味い!美味いぜ黒子!」ガツガツ
黒子「一緒に作った訳ですし、私だけではありませんのよ?」
上条「ほとんどは黒子がやってくれたじゃないか、だからこれでいいんだよ」モグモグ
黒子「ふふっ、ありがとうございますの」ニコッ
上条「うーんいいなぁこういう感じ、彼女の手料理かぁ」
黒子「あ、あんまり言われると、ちょっと恥ずかしいですの」カァ
上条「だって本当に嬉しいんだぜ、黒子が彼女ってのが特に嬉しい!」
黒子「も、もう当麻さんたら、いい加減にして下さいな!」マッカ
上条「悪い、照れる黒子が可愛いからさ」
黒子「あうー」プシュー
上条「ごちそうさま」
黒子「お粗末様でした」ムスッ
上条「なあ機嫌直してくれよ」
黒子「別にそんなこと」フイッ
上条「悪かったって、ちょっとやりすぎたよ」
黒子「むうわかりましたの(まあただの照れ隠しですし)」フゥ
上条「よかった、黒子が怒ったままで帰るとかは、絶対嫌だからさ」ハハッ
黒子「そういえば、そろそろ門限の時間ですの」
上条「だろ?寮の近くまで送っていくよ」
黒子「ですが私は瞬間移動が」
上条「俺が黒子を送りたいんだよ」
黒子「……わかりましたの、ではよろしくお願いしますの」カァ
上条「おうっ」
黒子(本当はまだ帰りたくありませんが)
上条(もっと一緒に居たいけど)
上・黒((今は我慢だ(ですの)))
上条「じゃあ行こうか」
黒子「ええ」
【常盤台学生寮付近】
黒子「ここまででいいですの」
上条「あまり近くまでは行けないしな」
黒子「……」
上条「ん?どうした?」
黒子「あの、当麻さん、私……」ジー
上条「……あー、こうかな?」スッ
黒子「……」メヲトジ
上条「黒子」スッ
黒子「当麻さん」スッ
チュッ
上条「じゃあまた明日な黒子」マッカ
黒子「ですの」マッカ
上条「……へへっ」マッカ
黒子「……ふふっ」マッカ
episode35 終わり
今日は以上です。
ずいぶん待たせてしまってすみませんでした、今後はもう少し早く投下できるように頑張ります。
お勧めスレで上黒教えてくださった方々、見にきてくださっていた方もいたので、ここでもお礼を言わせて下さい、どうもありがとうございました。
ではまた次回に、次回はまだ未定ですが。
もう一週間なんだが
ちゃんと上黒と番外通行見せてくれるんだろうな
どうも1です。
いまから投下できそうなので投下します。
episode36 とある二人の閑話休題
【黄泉川家】
一方通行「……」ペラペラ
黄泉川「ん?何見てるじゃん?」スタスタ
一方通行「!何でもねえよ」サッ
黄泉川「いやその様子だと、完全に何かあるじゃんよ」
一方通行「別にお前には関係ねえだろうが」
黄泉川「……まあいいじゃん」スタスタ
一方通行「ふン」
黄泉川「と見せかけて!」ババッ
一方通行「ぬあっ」
黄泉川「……これは、なる程ねえ」ニヤニヤ
一方通行「うっせえ!ニヤニヤすンな!返せ!」パシッ
黄泉川「……一方通行」
一方通行「何だよ、文句あンのか?」
黄泉川「頑張るじゃんよ、私は応援してるじゃん」ニヤニヤ
一方通行「うるせえ!まずはそのにやけ顔をやめろ!」
黄泉川「さてと、晩ご飯の準備をするじゃん」スタスタ
一方通行「人の話しを聞け!」
芳川「まあいいじゃない、愛穂は言いふらしたりしないし、それよりも問題はこの雑誌の方よ」パラパラ
インデックス「そうなんだよ、この雑誌に載ってるお店が美味しそうなんだよ」パラパラ
一方通行「……お前らいつからいやがった?」
芳川「何見てるじゃん?からかしら?」
一方通行「最初からじゃねェか!」
インデックス「落ち着いてあくせられーた、今問題なのはどのお店が一番美味しそうかなんだよ」
一方通行「違えよ!てめえらが勝手に見てる事だろうが!」パシッ
インデックス「ああっ、ケーキ食べ放題のお店の記事が!」
一方通行「うるせえ!あっちいってろよ!」
芳川「ねえ一方通行、その雑誌どうしたの?」
一方通行「何だよ俺が何見てようが別にいいだろうが、何か問題があるのか?」
芳川「問題はないわよ」
一方通行「だろうが」
芳川「でも気になるのよね、その雑誌の見出しが」
インデックス「おすすめのデートコース、おさえておきたい7つのポイントって書いてあるんだよ」
芳川「この雑誌を読むって事は、誰かとデートをするって事よね?」
一方通行「はァ?違いますー、この雑誌はただ拾っただけだしー、そもそも適当に流し読みしてただけだしー」
芳川「かれこれ30分位読みふけってたじゃない」ジー
インデックス「ずっと読んでたよね」ジー
一方通行「……」
番外個体「……」ペラペラ
黄泉川「ん?何見てる……ん?」
番外個体「なっ、急に出てこないでよ」ササッ
黄泉川「何読んでるかちょっと気になったじゃん、まあもう分かったけど」
番外個体「?別に何読んでてもいいでしょ?早くあっちいってよ」
黄泉川「うーんまあいいじゃん、私は応援してるじゃんよ番外個体」スタスタ
番外個体「応援って何を?別に応援される事なんて」
打ち止め「ふんふんなる程、デートコースの特集なんだね、ってミサカはミサカは雑誌の内容を確認してみる」パラパラ
番外個体「っておチビ!?いつの間に来たの!」
打ち止め「何見てる……ん?位からかな?ってミサカはミサカは答えてみる」
番外個体「始めからじゃん!というか返してよ!」パシッ
打ち止め「ねえ番外個体、その雑誌どうしたの?ってミサカはミサカはたずねてみる」
番外個体「別に何でもいいでしょ、おチビには関係ないんだし」
打ち止め「でも気になるよ、その雑誌の見出し!おすすめのデートコース、おさえておきたい7つのポイントなんて。
そんなの読むって事は、もしかしてあの人とデートするの?ってミサカはミサカはストレートに聞いてみたり!」
番外個体「なっちっ違うし!別にそんなんじゃないし、ただその雑誌に載ってるアクセサリー屋が気になったから、ちょっと見てただけで」
打ち止め「でも真剣な顔で、30分はこの雑誌を見てたよね?ってミサカはミサカは確認してみる」
番外個体「ちょっと欲しいのがあっただけで、べっ別にデートしたい訳じゃないからね!」
打ち止め「ふーんそうなんだぁ、ってミサカはミサカは墓穴を掘ってる事を言わないでみる」
番外個体「いや言ってるし、というか墓穴なんて掘ってないよ?ミサカはただ雑誌を読んでただけだもん」
打ち止め「じゃあミサカがあの人をデートに誘ってみる、ってミサカはミサカは末妹を挑発してみる」
番外個体「ダメっ……じゃないよ別に、ミサカはあの人の事なんて別に」
打ち止め「じゃあいってくるね!ってミサカはミサカはあの人の所へ走り出してみる!」タタッ
番外個体「あっ……、別に好きにすればいいじゃん」
芳川「ふーん」
インデックス「お腹減ったんだよ」グギュルルルル
黄泉川「……ご飯ができた訳だけど」
一方通行「……」イライラ
番外個体「……」チラッチラッ
打ち止め「むー」ムスッ
芳川「……」ニヤニヤ
インデックス「早く食べたいんだよ」ワクワク
黄泉川「これはどういう状況じゃん?」
打ち止め「聞いてよ黄泉川!ミサカがこの人をデートに誘ったの!なのに断られたの!ってミサカはミサカは説明してみる」
一方通行「当たり前だろうが、ガキがデートなンざ十年早えよ」
インデックス「そんな事よりお腹減ったんだよ」
黄泉川「なる程ね、それで番外個体はどうしたじゃん?」
番外個体「えっ?別にどうもしてないよ?ミサカはいつも通りだし、何も気にしてないよ!」アセアセ
芳川「どう見ても普通じゃないわよ」
インデックス「だからお腹が減ったんだよ」グギュルルルル
番外個体「いつも通りだってば、別に何もしてないし」
打ち止め「あれ?さっき雑誌読んでたよね?デートコースの特集の雑誌、ってミサカはミサカは暴露してみる」
番外個体「ちょっおチビ!違うよ!あれは載ってたお店が気になっただけで、別にデートコースなんか見てないからね!」アセアセ
黄泉川「ああさっきの、一方通行が読んでたのと同じ雑誌じゃん」
番・打「「え?」」
一方通行「てめえ黄泉川!勝手な事言ってンじゃねえ!大体あの雑誌は拾ったって言っただろうが!」
黄泉川「にしてはずっと読んでたじゃん?」
一方通行「拾ったからには、しっかり読んでから捨てようとしただけですー、別に他意はありませンー」
打ち止め「もしかしてまたデートするの!?ミサカにはダメって言ったのに!ってミサカはミサカは抗議してみる!」
番外個体「同じ雑誌……デート……、いやまさかね……期待なんて別に……」ボソボソ
芳川「面白くなってきたわね」ニヤニヤ
インデックス「お腹が減ったんだよ!早くご飯が食べたいんだよ!」ウガー
打ち止め「誰とデートする気なの!?ってミサカはミサカはあなたに追及してみる」
一方通行「だから違うって言ってンだろうが!」
番外個体「……やっぱり有り得ないよね」ハァ
黄泉川「まったく一方通行も素直になればいいのにじゃん」
芳川「その通りね」
インデックス「話しを聞いて欲しいんだよ!」
episode36 終わり
episode37 とある少女の環境変化
【常盤台学生寮前】
黒子「当麻さん……」ポヤー
寮監「門限ギリギリだな白井」
黒子「ひゃっ!りょ寮監様!?ただいま戻りましたの」
寮監「ああお帰り」
黒子「ではこれで」スッ
寮監「まあ待て白井」ガシッ
黒子「はい!?」ビクッ
寮監「ちょっと聞きたい事があるんだが、そうさっきの少年の事だ」
黒子「あ、あれはその」アセアセ
寮監「そんなに怖がらなくてもいいだろう、何も取って喰おうという訳じゃない、詳しく聞きたいだけだ」
黒子「……(終わりましたの)」ガクッ
寮監「さあ私の部屋まで来てもらおうか」ズルズル
黒子(さようなら当麻さん、黒子はあなたが大好きでした)ズルラレ
寮監「さて、単刀直入に聞くが、あの少年はお前の何だ?」
黒子「それはその(ごまかす事はできますが)」
寮監「どうした?答えられないのか?」
黒子「……あの方は私の、恋人ですの」
寮監「ほう?この私を前にいい度胸だな、規則をしらん訳じゃあるまい」ユラァ
黒子「分かっていますの(寮監様の背後が何やら揺らいでますの)」ガクガク
寮監「分かっていてなおか、面白いな」ハハハ
黒子(目が笑ってませんの)
寮監「まあ遺言位は聞いてやろうか」
黒子「……私はごまかしたくなかったんですの、たとえ寮監様が相手でも……私の気持ちを」ブルブル
寮監「……」
黒子「私はあの方を、当麻さんを愛していますから」ガクブル
寮監「……そうか」
黒子「罰なら甘んじてうけますの、この想いを隠す位なら」ガタガタ
寮監「……ふっ、まずは震えを止めろ、お前がそこまで想っているというなら、私は何もしないさ」
黒子「寮監様?」
寮監「おめでとう白井、まあハメを外さないようにな」
黒子「ありがとうございますの!」ペコッ
寮監「だがまあ」ガシッ
黒子「あの……寮監様?」
寮監「規則は規則だからな、悪く思うなよ白井」グイッ
黒子「はぎゅっ」パタリ
寮監「……まったく、私は何をしてるんだか」ポリポリ
ドア「ガチャッ」
美琴「お帰り黒子って」
寮監「あいにく白井は気絶しているがな」
黒子「……」プラーン
美琴「えっとあの、黒子が何かしたんですか?」
寮監「ああとんでもない事をな」
美琴「なっ何をしたんですか?」
寮監「……白井に恋人ができたそうだな」
美琴「そっそれは」
寮監「やはり知っていたか、相手の男も知っているのか?」
美琴「あの……その」ガタガタ
寮監「……ふっ、そんなに怯えなくていい、あの少年なら多分大丈夫だろうしな」
美琴「へ?」
寮監「あの少年は結構な有名人でな、危ない目にあった女生徒を助けたり、助けた後に寮まで送ったり」
美琴「ああ……なる程」
寮監「そんな訳でな、私も何回かは話した事があるんだよ、まあ私が言うのもなんだが」
美琴「?」
寮監「かなりの朴念仁みたいだな、少ない接点でも分かるくらいに」
美琴「ええまあ」
寮監「そんな男を振り向かせた訳だな白井は、しかもあんな事まで言って」
美琴「何を言ったんですか?」
寮監「私に向かってな、あの少年は自分の恋人だと、愛しているとな」
美琴「……」ポカーン
寮監「私も呆気にとられたよ、まさかそこまで正直に言ってくるとは思わなかったからな」
美琴「黒子ったら」
寮監「でだ、私の立場上咎める必要がある訳だが、私個人としてはなむしろ応援してやりたいのさ、白井の真っ直ぐな想いをな」
美琴「……」
寮監「だが規則は規則だ、だから今後も罰を与えなければいかん、白井が起きたら伝えておけ」
美琴「はい」
寮監「今度からは私の見てない所でな、それから一度あの少年と二人で会いに来いと、白井に伝えておいてくれ」
美琴「分かりました!」ビシッ
寮監「……まったく、さっきから私らしくないな」ポリポリガチャバタン
美琴「……はあー、緊張した」グテー
黒子「うーん」
美琴「まったく無茶しすぎよ、……まあそれだけ本気って事か、頑張りなさいよ」
黒子「うーん当麻さん、危ないですの」ウーンウーン
episode37 終わり
今日は以上です。
>>397久しぶりに軽く番外通行入れたんですが、あなたはエスパーですか?
ここ最近時間がとれなかったり、書いてると邪魔されたりで、なかなか書けませんでした。
とりあえず次回は未定ですがなんとか頑張ります、ではまた次回。
どうも1です。
今日はepisode2つ分投下する予定でしたが、時間が微妙になってきたので、1つだけ先に投下します。
2つ目は今日中に書きおえたら、夜にでも投下しにきます。
ではとりあえずepisode38を投下します。
episode38 とある二人の予想外
【常盤台女子寮】
黒子「うーん……、はっ」ガバッ
美琴「あ、起きた?痛い所とかない?」
黒子「お姉様?えっと私は……!寮監様!」アワワ
美琴「落ち着きなさい、寮監は怒ってないから」
黒子「確か私は寮監様に気絶させられて、その後はどうなったんですの?」
美琴「寮監が気絶した黒子を運んで来たのよ、それから伝言もね」
黒子「伝言ですの?」
美琴「今度からは私の見てない所で会えって、それともう一つ、一度上条さんを連れて会いに来いってさ」
黒子「当麻さんをですの?」
美琴「立場上おおっぴらには出来ないけど、応援したいからって」
黒子「では簡単なお小言辺りでしょうか?」
美琴「まあ何にしても、上条さんと相談して、なるべく早く会いに行きなさいよね」
黒子「分かりましたの」
美琴「じゃあ朝食食べに行きましょ、それから今日は風紀委員があるのよね?」
黒子「?ありますけど、それがどうかしたんですの?」
美琴「じゃあ昨日の事は、支部でゆっくり聞かせてね」ニヤニヤ
黒子「またそれですの!?」
美琴「今から楽しみね」
黒子「私は憂鬱ですの」ガクッ
【教室】
黒子「おはようございますの」ガラッ
モブ1「おはようございます、あの……白井さん、ちょっといいかしら?」モジモジ
黒子「あらどうしましたの?」
モブ2「実は昨日見てしまったんです、白井さんと男の人が一緒に居るの」ボソボソ
黒子「へ?」
モブ1「しかも寮の前でその、キッ……キスをして」カァボソボソ
黒子(寮監様以外にも見られていたんですの!?)
モブ2「それでその、あの方はやっぱり白井さんの彼氏なんですか?」ボソボソ
黒子「……誰にも言わないで欲しいんですの」ボソボソ
モブ1「それは勿論です、私達しか知りません」ボソボソ
黒子「……あの方は私の恋人で、とても大切な方ですの」ボソボソ
モブ2「やっぱり」
モブ1「おめでとうございます」
黒子「そう言われると、ちょっと照れますの」カァ
教師「授業を始めますよー」ガラッ
【放課後】
黒子「はぁ……支部に行くのがこんなに憂鬱とは、またあんな風になるんですのね」スタスタ
佐天「あれ?白井さんだ」
黒子「へ?佐天さんと初春?」
初春「こんにちは白井さん、今日は瞬間移動はしないんですか?」
黒子「支部に行くのが憂鬱なんですの、今日もまたこの間のように」ハァ
佐天「だって気になるじゃないですか、何でも昨日は上条さんを名前で呼んでたとか」ニヤニヤ
初春「一体何があったんですかね?」ニヤニヤ
黒子「くっ……、今日は負けませんの、何でも話すと思ったら大間違いですの!」
佐天「その強がりがどこまで続きますかね?」ニヤリ
黒子「私は「あれ?黒子じゃないか」って、その声は当麻さん!?」
上条「今から風紀委員か?」
黒子「ええそうですの、当麻さんはここで何を?」
上条「今日は黒子が風紀委員だし、土御門達も用事があってさ、暇だからタイムセールまでぶらつこうと思って」
佐天「じゃあ上条さんしばらく時間あるんですね?」ニヤリ
上条「へ?まあそうだけど」
黒子「何だか嫌な予感が」
初春「じゃあせっかくですし、上条さんも一緒に来ませんか?白井さんとの話しも聞きたいですし」ニヤニヤ
上条「あーつまりそれって」チラッ
黒子「質問責めですの」ハァ
佐天「せっかくのチャンスですし、白井さんだけじゃなくて、上条さんからも色々聞きたいんですよ」ニッコリ
初春「変な事は聞きませんから安心して下さいね」ニッコリ
上条「はぁ……まあ分かったよ、その様子だと今日やらなくても、次に会った時に聞かれそうだしな」
黒子「ごめんなさいですの当麻さん」
上条「黒子が謝る必要は無いさ、それに黒子と一緒に居れるんだし、悪いばかりじゃないよ」ハハッ
黒子「なっ何をそんな……、私も一緒に居れて嬉しいですの」カァァ
佐天「ねえ初春、コートぬいだら寒いかな?」
初春「ここだけ暑いですね」
上条「そういえば--」
黒子「あら私も--」
初春「いつの間にか二人の世界ですね、どうします佐天さん?」
佐天「ちょっと羨ましいな、私もいつか垣根さんと」グッ
初春「……私も相手探そうかな?」ハァ
??「ん?あれは上条か?佐天も居るな、何やってるんだ?」
初春「はいはいそこまでです!とりあえず支部まで行きませんか?」
佐天「あっそうだった、そういえば白井さん、御坂さんは一緒じゃないんですか?」
黒子「お姉様でしたら後から来ますの、学校を出る時に先生に声を掛けられてまして、先に行っておいてと言ってましたの」
上条「御坂の事だから実験や研究か?俺なら大抵は補習かなんかだな」
初春「まあ支部で少し待ちましょうか、のんびりお茶でも飲みながら」
??「おーい上条!佐天!こんな所で何やってんだ?」
初春「ひいっ」ビクッ
佐天「垣根さん!」キラキラ
上条「ちょっと話してただけだよ、垣根こそ何やってるんだ?」
垣根「今日は暇でな、適当にぶらついてた、そしたら見かけたから声掛けた」
黒子「大丈夫ですの初春?」
初春「はっはいなんとか、いきなりでびっくりしただけです」
佐天「垣根さんも暇なんですね?じゃあ垣根さんも一緒にどうですか?今から白井さんと上条さんに色々質問するんですけど」
垣根「この二人に?」チラッ
上条(できれば止めてくれ)ブンブン
垣根「……」コクッ
上条(おおっ)
垣根「じゃあまずは何から訊くんだ?」
上条「垣根ー!」ガーン
垣根「あれ?気にせずやれって事じゃないのか?」
上条「んな訳あるか!普通に考えたら止めて欲しいって分かるだろ!」
垣根「俺に常識は通用しねえ!俺はいつでもメルヘンな事に全力投球だ!」ビシィッ
上条「これのどこがメルヘンなんだよ!?」
垣根「メルヘンってのはなぁ、奥が深いが懐は浅いんだ」ウンウン
上条「上条さんには言ってる意味が分かりませんの事よ」ハァ
垣根「メルヘンは一日にして成らず!千個のメルヘンも一個から!」
黒子「無茶苦茶ですの、なんですのそのおかしな諺は」
佐天「なる程!メルヘンには日々の発見と、些細な事でも見逃さない観察力が大事なんですね」
初春「佐天さん!?」
垣根「流石は俺の弟子だな、よく分かってるな」
上・黒・初「「「何で分かったんだ(んですの(か))!?」」」
佐天「勿論ですよ、私にも常識は通用しませんから」
垣・佐「「レッツメルヘーン!」」
上条「……行くか」
黒子「ですの」
初春「佐天さんがあんなに遠くに……」シュン
垣・佐「「メルヘーン!」」バサァ
【風紀委員第177支部】
上条「俺が言うのもなんだけど、入ってきて良かったのか?俺達」
黒子「まあ当麻さんに関してはともかく、あちらは少々問題がありますわね」
佐天「さあ垣根さん座って下さい、初春ーお茶お願い」
初春「大丈夫大丈夫、今の垣根さんは大丈夫」スタスタ
垣根「いやーこんな風になってんだな、中に入ったの初めてだぜ」
固法「なる程、あれが佐天さんの……、でも今日はやっぱり白井さんと上条君よね」ニヤリ
黒子「あうっ、目が怖いですの固法先輩」
上条「……不幸だ」ガクッ
初春「皆さんお茶をどうぞ、……今の垣根さんは大丈夫大……、ううやっぱり怖い」ビクビク
佐天「垣根さんどうぞ!」ササッ
垣根「おうサンキューな、それじゃあそろそろ始めるか」ニヤニヤ
固法「そうね、それじゃあまずは馴れ初めからかしら?」ニヤニヤ
佐天「いやいやまずは上条さんが、白井さんのどこが好きかじゃないですか?」
初春「えっと……、昨日の事を訊くんじゃないんですか?」
佐天「まだ御坂さんが来てないじゃない、メインディッシュは揃ってからだよ初春」
固法「まあ順番に質問しましょう、じゃあまずは--」
-----
美琴「遅くなってごめんね、今どんな感じに」ガチャ
黒子「お姉様!」
上条「助けてくれ御坂!」
垣根「待てよ上条!まだ初キッスの場所を聞いてないぜ!」
佐天「そうですよ!ちゃんと答えて下さい!」
黒子「そんなの恥ずかしくて言えませんの!」カァァ
固法「恥ずかしい場所なのかしら?」
黒子「違いますの!デートの帰りに公園ってはうあっ」カァァ
初春「白井さん相変わらず自爆してますね」ズズー
上条「さっきからずっとこんな感じなんだよ!なんとかしてくれ」
美琴「そうねわかったわ、じゃあまずは昨日の出来事を教えて、話しはそれからよ」
上・黒「「ふ……不幸だぁぁぁぁぁぁー(ですのぉぉぉぉぉー)!!」」
episode38 終わり
とりあえずここまで、39は書けたら投下します。
しかしネタ不足がきついです、しかも書いてる途中で急に垣根が出てくるし、本当に常識が通用しませんね彼は。
とりあえず何かネタがありましたらお願いします、些細なものでいいんです。
ではまた……、初春どうしよう?
1さん今日も乙なのですよ
ネタ…ネタ…
■純粋にエピソードとして
パシリ中の浜面と遭遇イベントとか
■初春のお相手
男性キャラで空いていそうなのは☆と青ピか…接点もなにもないな
いっそ初絹とかどや?
同年代だしなにより見てみたい
■ネタ報酬
と言うことで五和とレッサー貰っていきますね
>>438
ネタ感謝です、浜面ありですね、初絹……絹旗さえ書ければ、自分のキャパの低さが憎い、まあ考えてみます。
関連してネタが出てきそうです、ネタは随時受付中です、好きなだけ言ってみて下さい、言うだけならただですし。
使えるかどうかは自分が決めますが、色々参考にさせて頂きます。
所で五和はかなり凶暴化してましたが、あれ?>>438さん?
追記
episode39はもう少しかかります、ネタはあるんですが(というか38を書いてる途中で浮かんだ)まとめるのにもう少し時間を下さい。
ただ遅くても明日の夜までには書いて投下できると思います、ではまた。
乙
上黒と番外通行と垣根佐天で食事とかは>
あとは垣根とか上条を風紀委員にするとか
最終的に黒子に上条と風紀委員のどちらを選ぶかを強制するような展開とか
同棲とか少し時間進めて大学をどうするかとか
とりあえず初春は(女と上やんの場合のみ)いつでもどこでも出てくる青ピとくっつけようぜ
とゆうことで最愛ちゃんはもらっていきますね
どうも1です。
>>442>>443
食事は使うなら土曜のデートかな?あるいは来週の平日ネタかな?
上条垣根がジャッジメントと、大学は書くとしたらepisode編の後ですね、一応ラストは決まっているので。
黒子が選ぶ……、まあこれもすぐには書けないかな?
とまあこんな感じでしょうか?いただいたネタは大事に熟考します、ありがとうございます。
>>444
なんというタイミング、青ピですか……接点がなぁ、……いや待てよ?青ピならあれが使えそうですね。
とりあえず初春の事は青ピか☆か絹旗で考えてみます(フリーがそいつらしかいない)。
ではまた。
1いたのか。ベタだが上黒の喧嘩ものとか
学祭
上条さん公開処刑の巻
どうも1です。
今日ギリギリになりましたが、39が書けたので投下に来ました。
>>447 喧嘩ですかなる程、……なる程。
>>448 学祭は時期と準備期間的なものがありますので、これも書くとしたらepisode編が終わってからですね。
では39だけですが投下します。
episode39 とある宿敵の呉越同舟
【夕方・商店街】
上条「疲れた」ハァ
黒子「大丈夫ですの?」
上条「大丈夫だよ、まああそこまで勢いがあるとは思ってなかったけど」ハハハ
黒子「全く初春も佐天さんも固法先輩まで悪ノリして、あんな事やこんな事まで」ブツブツ
上条「まあいいじゃないか、結果的に早く帰れて、こうして一緒に晩飯食べれるんだし」
黒子「むう……、まあそうですわね、それで今日はどうしますの?」
上条「そうだなぁ、昨日はカレーだったし「ハンバーグにしようぜ!」……なあ、なんで付いてくるの?」クルッ
垣根「おうっ今日も泊めてくれよ、なんか嫌な予感がしてさぁ、家に帰りたくねえんだ」
黒子「……空気を読んでいただけます?」イライラ
垣根「俺に常識は通用しねえ、それに上条が言ってたぜ、いつでも来いよって」
上条「言ったけどさぁ、時と場合によるだろ?」
垣根「心配するな自覚はある」
黒子「尚更ダメですの!」
垣根「ほらほら早く買い物しようぜ、おろしのっけて和風ハンバーグだな」
上・黒「「はあ……」」
【学生寮】
上条「さて着いたって、……不幸だ」
黒・垣「「……」」
一方通行「人の顔見るなり不幸だ無言だァ、人をなンだと思ってンだ?」
上条「もやし」ヒョイ
黒子「アスパラガス」ヒョイ
垣根「ロリコン」グッ
一方通行「よォし全員愉快なオブジェなァ」カチッ
上条「というより何でここに居るんだ?」
一方通行「……なァ上条、今日泊めろ」カチッ
上条「お前もかよ!」
垣根「いきなり来てんじゃねえ!事前に連絡しやがれ!」
上条「そういう問題じゃねえよ!それからお前が言うな!」
一方通行「つうか何でテメエが居るンだ?かァきねくーン?」
垣根「俺も泊まるんだよ!だから帰れ!」
一方通行「テメエが帰れ!」
上条「さあ上がってくれ黒子」ガチャ
黒子「お邪魔しますの」バタン
一・垣「「……ちょっ開けろー!」」ドンドン
上条「つまり訳あって、家の中に居づらいから泊めて欲しいと、そういう事な」
一方通行「はいそォでーす」
黒子「いきなり来ておいてその態度はなんですの!」
一方通行「はいはい」
上条「なあ黒子、一方通行の服だけ瞬間移動できるか?」
黒子「むしろ中身だけ飛ばす方が早いですの」
垣根「全裸で街中に出現、へへへ変態だぁぁぁ」
一方通行「その辺にしとかねェと、本当にオブジェにすンぞ!」
上条「まあ垣根も居るし今更か、今日だけだからな」
黒子「当麻さんたら甘いですの」
一方通行「ちっ、ありがとよ」
上条「じゃあさっそくハンバーグ作るか、黒子手伝ってくれ」
黒子「勿論ですの」
上条「二人は待っててくれよ」スタスタ
一・垣「「おう」」
一方通行「……で?お前何でここに居るンだ?」
垣根「何か今日は帰らない方がいい気がしてな、お前こそ家に居づらいって、何があったんだよ?」
一方通行「家の女連中がやかましいンだよ、やれデートが何だ飯が何だってよォ」
垣根「うーんよく分からん」
一方通行「……二代目鈍感王だからなァ」
垣根「?」
上条「おーい二人共、机拭いたりとかしといてくれ」
一・垣「「おーう」」
黒子「それではそろそろ帰りますの」
上条「送ってくよ」
黒子「ありがとうですの」ニコッ
上条「二人共留守番頼むな」
一方通行「おうコーヒー飲ンでるわ」
垣根「俺も紅茶飲んでるわ」
上条「じゃあ行ってくる」ガチャバタン
一・垣((……やべえ、話題が何もねェ(ぇ)))ズズー
一方通行(大体こいつと何話せってンだよ)ズズー
垣根(流石にここで戦ったらまずいよな、上条に怒られる)ズズー
一・垣((早く帰ってこい上条!))
黒子「当麻さん、この後少しよろしくて?」
上条「ん?何かあるのか?」
黒子「実は昨日の事、寮監に見られてましたの」
上条「へ?寮監ってたしか、御坂を瞬殺するっていうあの?」
黒子「そうですの、それで一度二人で会いに来いと」
上条「さっ流石に殺されないよな?というか黒子は無事だったのか?」
黒子「一応説明はしましたし、分かって下さいましたの、……まあ気絶させられましたが」
上条「なっ、大丈夫なのか?どっか怪我とかは」アセアセ
黒子「あの寮監はそんなヘマはしませんの、まあその分余計に恐ろしくはありますが」ブルブル
上条「黒子……よし、覚悟は決めたぞ、俺は黒子を愛してるからな、誰が相手でもそれを曲げはしない」
黒子「当麻さん」カァァ
上条「ちゃんと話せばいいだけだよな、なにも悪い事してる訳じゃないんだし」
黒子「……ですの、私も当麻さんの事愛していますの」カァァ
上条「黒子……、よし行くか」
黒子「はいですの」
episode39 終わり
とりあえずここまでです。
いやー危なかった、またやる所でしたサブタイのつけ忘れ、ギリギリで気づいて直しました。
しかし後日談的に始めたepisode、気がつけばもう40になるんですね、ネタが無くなる訳ですね、元々24までしか考えてなかったのにいつの間にやら。
とりあえず次はまだ未定ですが、書く速度が少しは早くなりそうです、……なるといいな。
ではまた次回に、皆さんネタ感謝です、今使えないものも、episode編終わってから第3部があれば使わせていただきます、……あればですが。
困っているならネタ投下
・上黒で風邪引き・看病(片方ずつ順番に風邪引いて片方が看病)
・シリアスにするなら片方が片方を守って重体に→もう片方が助けるために奔走、或いはもう片方が精神崩壊
・番外通行でどちらかが素直になるように努力
・黒子と番外と佐天が三人だけで色々話す
今思いついたのはこれくらいだな
番外通行が読むのに邪魔、別立て推奨。
どうも1です。
書いてみたら予定よりも短かった、まあ少ないですがとりあえず投下です。
>>475番外通行で立てる度胸も、単体で書き上げる技量も気力も足りんのです、まあその辺はおいおい何とかなりますので、とりあえず今のままでお願いします。
episode40 とある女傑の品定め
黒子「寮監様只今帰りましたの」
寮監「白井か、御坂から話しは聞いてるか?」
黒子「はいですの、それで今日は……、当麻さんを連れて来ましたの」
寮監「ほう……、では私の部屋に行くとしよう、ここで話す訳にもいかないからな」
黒子「分かりましたの、当麻さん入って大丈夫ですの」
上条「しっ失礼します」
寮監「そんなに緊張しないで構わん、軽く話しをするだけだ」
上条「えっあっはい」
寮監「ついてこい」スタスタ
上条「よし!大丈夫大丈夫、こんなのアックアやフィアンマと比べたら……」チラッ
寮監「……」ユラァ
上条(何か寮監さんの向こう側が、歪んで見えてるー!?)ガビーン
黒子(あわあわあわ)ガタガタガタ
寮監「さあここだ、二人共入りなさい」ガチャ
上・黒「「お、お邪魔します」」ビクビク
バタリ
??「今のは……、まあ大丈夫よね……多分」オロオロ
-----
寮監「まあお茶でも飲みなさい、安物ですまんがな」コトッ
上条「はっはい!ありがとうございます」
黒子「いっいただきますの」
寮監「だから緊張しなくてもいいと言うに、まあいい……、上条君だったな、以前ウチの生徒が世話になったな」
上条「え?あーそういえば、助けた後に何人かここまで送ったような」
黒子「当麻さん?私はそんな話しは聞いてないですの」ムッ
上条「いや大分前の話しだよ、最近はそんな事無かったし」
黒子「そうですの、ならよろしいんですの」ホッ
上条「安心してくれよ、俺は黒子一筋だからさ」ポリポリ
黒子「ひゃうっ、そっそんな突然言わないで下さいまし」カァァ
上条「いやー正直な気持ちを言っただけなんだが」
黒子「あうっ」ボンッ
上条「はははっ」
黒子「もうっ、笑わないで下さいまし!」マッカ
寮監「あーおほん」
上・黒「「あ……」」
寮監「私は別に構わんが……、そういう話しは二人きりの時にしたらどうだ?」
上・黒「「……はい」」マッカッカ
寮監「話しを戻そう、以前会った時に思ったのだが、君は相当に鈍感な人間のようだな」
上条「ええっ!?寮監さんまでそれを言いますか!?」
黒子「それはそうですの、なにせ学園都市一の、鈍感王ですもの」
寮監「その鈍感王を、白井が振り向かせた訳だな」
黒子「寮監様までそれですの!?」
寮監「それでだ……、白井がどうやって君を振り向かせたのか、聞いてもいいかな?」
上条「えっとその、実は告白したのは俺なんです、ちょっとしたきっかけがあって、それで黒子の事が好きだって気付いて」
黒子「あうぅ」プシュー
寮監「なる程な……、そこが少々疑問だったんだ」
上条「えっと、俺を呼んだ理由って」
寮監「……君は真面目で誠実な男のようだからな、私個人は応援してやりたいが、立場上無理なうえに、下手な前例を作ると真似する者が出かねんのだ」
上条「なる程」
寮監「それで君の覚悟を聞いてみたくてな」ユラァ
上・黒((また向こう側が歪んで))ゾクッ
寮監「どんな状況でも、白井を離さずに、一緒に居る覚悟はあるか?」ユラァ
上条「……はい、断言します、俺は一生黒子だけを愛します」キリッ
黒子「ふわわわわ」ボボボンッ
寮監「……そうか、違えるなよ上条、もし破ったら私は容赦しないからな」
上条「はい!」
黒子「一生愛し、愛し愛愛……」プシュー
寮監「……何とかしてやれ上条」
上条「おーい黒子!しっかりしろ!戻ってこーい!」
黒子「えへへ、私も当麻さんが」カァァモジモジ
上条「黒子さーん!?」
-----
黒子「失礼しましたの、少々取り乱しましたの」マッカッカ
上条「ははは」
寮監「まあとりあえず私の話しは終わりだ、外で心配してる奴を安心させてやれ」
上条「外?」ガチャ
美琴「わわっ」ドテッ
黒子「お姉様!?」
寮監「盗み聞きとは感心しないな御坂、ちょっとお仕置きが必要か?」
美琴「ひいっ」
寮監「冗談だよ、今日はもう部屋に帰りなさい、上条君も早く帰るんだぞ」
上・黒・美「「「はい!失礼します!」」」ガチャバタン
寮監「……二人共いい顔をしていたな、……鬼の寮監か、もう少しみんなに優しくした方が……、そうすれば私にも……」
episode40 終わり
episode40.5 とある幕間の牽制合戦
【学生寮・上条の部屋】
一方通行(遅ェよ!何やってンだよあの三下は!ちっコーヒー無くなりやがった)スクッ
垣根(いやいやコーヒー飲みすぎだろ!もう15杯目だぞ!?いくら気まずいからってよぉ、って紅茶無くなった)スクッ
一方通行(コイツ何杯飲む気だァ?もう8杯目だろ?しかも紅茶ばっかり飲みやがって、まさか俺への当てつけのつもりか?)チラッ
垣根(しかしどんだけコーヒー好きなんだよ、紅茶に飽きてきたけど、コーヒー飲みにくいんだよ!このコーヒー馬鹿が!)チラッ
一方通行(さっきからチラチラと、言いたい事があるならはっきり言いやがれ!)ズズー
垣根(何だよチラチラ見やがって、……ああそうか俺がイケメンだからか)ズズー
一方通行(何か今急にムカついたな、やっぱり実力行使で追い出すか?)チラッ
垣根(しかし何話せばいいんだ?もう気まずいってレベルじゃねえぞ?)チラッ
一・垣((だからチラチラ見るなよ!何か言えよ!))ズズー
一方通行(あっコーヒー無くなった)スクッ
垣根(飲むの早すぎだろ!?)ズズー
一・垣((上条!早く帰って来い!頼むから!))
-----
土御門(何だか上やんの部屋から、妙なプレッシャーを感じるにゃー)
episode40.5 終わり
とりあえずここまで。
……おかしい、予定では4レスと2レスになるはずだったのに、まあこんな感じです、ではまた次回に……、ラストまであとepisodeいくつかな?
べたでありきたりだけど、結婚式ネタはいつかやってくれると信じてる
episode41 とある悪党の珈琲談義
【常盤台学生寮前】
上条「じゃあな黒子、明日もよろしくな」
黒子「はいですの、おやすみなさい当麻さん」
上条「ああお休み黒子」クルッ
黒子「あっ当麻さん……その」モジモジ
上条「?なんだ?どうかしたのか?」
黒子「……その……、お別れのキ……、いえ何でもんっ」チュッ
上条「これでいいかな?」カァァ
黒子「あう……、お、おやすみなさいですの」カァァ
上条「ああお休み黒子」
寮監「全くあいつらは、私の見ていない所でやらんか」コソコソ
-----
上条「……明後日のデート、あんまり人目につく場所は避けるべきかな?でも今更な気もするし」スタスタ
コーノフネーヲコイデイケー
上条「ん?電話?何だ土御門かもしもし?」ピッ
土御門『おい上やん!今どこに居るんだ!?俺がどんな目に、って止めろ!俺が何をしたって言うんだ!?止め……!』プツ ツーツーツー
上条「土御門?おい土御門?くそっ何があったんだ?とりあえず土御門の部屋に!」ダッ
【学生寮】
上条「おい土御門!いるのか?」ピンポーン
シーン
上条「くそっどうすれば」
土御門「かっ上やん」ガチャ
上条「土御門!?何で俺の部屋に?」
土御門「上やんに用事があったんだにゃー、でも部屋に居たのは……」
一方通行「遅ェぞ三下ァ!」
垣根「気ま……暇すぎて死ぬ所だったぜ」
土御門「……こいつらだったぜよ」
上条「あーうん、何かごめんな」
土御門「居心地が悪すぎて、胃が痛くなったにゃー」
一方通行「つゥちみかどくゥゥン!どォいう意味ですかァ?そいつはよォ!」カチッ
垣根「俺達に喧嘩売ってんのか?」バサァ
土御門「何でそうなる!?そんな事は言ってないだろう!?」
上条「いや土御門、言葉遣いが変……いや、むしろ普通なんだが」
一方通行「……まァいい、それよりも三下、コーヒー飲ませろ」カチッ
垣根「まだ飲むのかよ!?20杯は飲んだだろ!?」
一方通行「うっせェ!テメェも紅茶ばっかし10杯も飲ンでンじゃねェか!」
上条「落ち着け二人共、とりあえずコーヒーは淹れてやるから」
土御門「……さすが上やんだぜい、この二人相手に物怖じしないとは」
上条「それで?土御門は俺に何の用だ?」
土御門「ああ大した事じゃないんだにゃー、単に明後日の上やんのデートについて、ちょっと訊きたかったんだぜい」
上条「……何でだよ」
一方通行「いや問題はそこじゃねェな」
垣根「だな、ここで大事なのは」
一・垣「「何でデートの事を黙ってたん(ン)だ?上条(三下)!」」
上条「何でお前らに言わなきゃいけないんだよ!どっちも前科持ちだろうが!」
一・垣「「……」」フイッ
上条「自覚はあるみたいだな」
土御門「この二人が何をしたんだにゃー?」
上条「それは言わないでおくけどな(下手に話したら土御門が悪ノリして、この二人に殺されそうな気がするし)」
一方通行「まあいい、とりあえずコーヒー淹れろ」
上条「はいはい、ちょっと待ってろよ」スタスタ
垣根「じゃあ俺もついでに、……紅茶にするか」スタスタ
土・一「「……」」
土御門「えっと……、それじゃあ俺は帰るにゃー」スクッ
一方通行「おい土御門」
土御門「何だ?」
一方通行「……ありがとよ」
土御門「……一方通行がお礼を言った……だと?おのれ魔術師!」
一方通行「うっせェぞ!俺が言ったら何か問題があンのか?」
土御門「いや大丈夫だにゃー、だが何の礼だ?」
一方通行「……気にすンな、こっちの話だァ」
土御門「?まあいい、おい上やん!俺は帰るぜい!また明日なぁ」スタスタガチャバタン
上条「おうまたなって、もういないし、ほら一方通行コーヒー」
一方通行「ン」グビグビ
垣根「そろそろ風呂にするか」
一方通行「俺は最後な」
上条「おう分かった、じゃあ垣根から」
垣根「行ってくるぜ!」
一方通行「……なあ、最近どうだ?うまくいってンのか?」
上条「ん?黒子とならうまくいってるぞ」
一方通行「まァそうだよな、さっきオマエの事を名前で呼んでたしなァ」
上条「まあまだ色々やらないといけないけどな」
一方通行「親に紹介すンのか?」ズズー
上条「……それなんだよな、俺の両親は多分大丈夫だけど、黒子の両親への挨拶がなぁ」ウーン
一方通行「はっ、贅沢な悩みだなァおい」
上条「……まあどんな事を言われようが、黒子と別れたりなんて絶対にしない、それだけは確実ですよ」
一方通行「……ご立派、さすがヒーローだな」ズズー
上条「そういう一方通行はどうなんだ?番外個体の……いや美和さんの事、どうなったんだ?」
一方通行「……あ、コーヒー無くなった、上条コーヒー淹れろ」ズズ
上条「このタイミングで!?あーもう、カップ渡せ」スタスタ
一方通行「……これでも感謝してるンだぜ、三下にもな」ボソリ
上条「お待たせ、ほらコーヒー」
一方通行「ン……」
垣根「出たぜ上条!」ダダッ
上条「お?じゃあ入るか、先に寝ててもいいぜ垣根」スタスタ
垣根「……何の話し?」
一方通行「……三下があれからうまくいってるかって話しだよ」
垣根「それなら今日ネタを仕入れたぜ、特別に聞かせてやるよ、まず昨日--」
一方通行(コーヒーうめェ)ズズー
垣根「--なんだぜって、コーヒー飲んでんじゃねえよ!」
一方通行「あァ?コーヒー馬鹿にすンのか?」
垣根「んな事言ってねえよ!」
一方通行「上っ等だァこらァ!コーヒーの素晴らしさを三日三晩かけて叩き込ンでやる!」
垣根「徹夜!?ていうか何?お前三日も泊まる気!?」
一方通行「まず始めにコーヒーとは--」
垣根「勝手に始めんな!」
上条「両親に挨拶……やっぱり正月かな?黒子の実家か俺の実家か、どっちがいいかな?」
episode41 終わり
episode41.5 とある幕間の食虫植物
【学生寮】
アニキーデンワダゾーアニキー ピッ
土御門「なんだアレイスター?」
アレイスター『土御門、君に頼みがある、上条当麻に土曜日の予定を確認してみてくれ』
土御門「そんなの素直に答えはしないだろう、それにさっきから、……上やんの部屋から異様なプレッシャーが」
アレイスター『では頼んだぞ』プツ
土御門「アレイスター?おいアレイスター!ちっあいつめ……仕方ないか」スタスタガチャ
ピンポーン ダレダヨ
土御門(ん?今何か……嫌な予感が)
垣根「いらっしゃい!……誰だ?どっかで見た気がするけど」ガチャ
一方通行「誰だよ?ン?土御門じゃねェか」
土御門「なっ!?一方通行に垣根帝督!?(何でこの二人が上やんの部屋に居る!?)」
一方通行「ちょうど良かったぜェ」ガシッ
垣根「さっきから話題が無くてな」ガシッ
土御門「しまっ!?」
一方通行「テメェが話題を出しやがれ!」ズリズリ
垣根「一名様御案なーい!」ズリズリ
土御門「なっ離せっ!お前たちハエとり草か何かか!?」ズリズリ
バタン
episode41.5 終わり
土御門「終わるな!誰か助け--」
終わり
ここまでです。
日曜日のはずが火曜日に、今度からもう少し書き終わる寸前に投下予告した方がいいですかね?
とりあえず次回をお待ち下さい、ではまた。
どうも1です。
長らくお待たせしました、他のスレも含め煮詰まっていましたが、某上黒スレで上黒分を補充できたので、少しですが何とか書けました。
次から投下します。
episode42 とある邂逅の使い走り
上条「おーい出たぞって、何だこれ?」
一方通行「であるからして、コーヒーに含まれるカフェインはってもう出たのか」
垣根「上条さん!助けて!助けて下さい!一方通行を止めて下さい!」ドゲザ
上条「え?本気で何?」
一方通行「じゃあ風呂入るわ、先に寝てていィぜ」
垣根「助かった……マジで死ぬかと思った」
上条「一方通行のコーヒー講座か……、考えただけで頭が痛くなりそうだ」
垣根「だよなぁ……」
上条「……そろそろ寝る準備するか、布団出すの手伝ってくれ」
垣根「あいよ!今日も俺のお泊まりセットが活躍するぜ!」バッ
上条「相変わらずどこから……、あれ?何か気のせいか?この間と色が違わないか?」
垣根「ふっよく気付いたな、実はこいつはこの間とは別物!新しく手に入れた、お泊まりセット12色バリューセットの一つ!ホワイトさんだ!」ババッ
上条「12色……、また泊まりに来いよ」グスッ
垣根「何でまた泣くんだ?」
上条「とりあえず布団敷いて、一方通行には悪いけど、俺がベッド使わせてもらうか」
垣根「上条の家だし、気にすんなって」
上条「さてとそれじゃ寝るかな、お休み垣根」
垣根「おうお休み」
一方通行「ふィーいい湯だったぜ」スタスタ
一方通行「ン?もう寝てンのか……俺も寝るかァ」ゴソゴソ
一方通行「……お休み」ボソッ
上・垣「「お休み」」
一方通行「起きてンじゃねェか!この三下共がァ!」
上条「寝てます」
垣根「完全に熟睡中です」
一方通行「オーケイ喧嘩なら買ってやンよ」カチッ
ギャー サンシタガァッ ソゲブッ
土御門「何も聞こえないぜい、俺には何も聞こえないんだにゃー」
上条「ん?もう朝か、ふぁーぁ……おーい一方通行、垣根起きろー」ボー
垣根「おーうおはよう」
一方通行「ンー上条ーコーヒー」フワァ
上条「おうっと、あー何かダルいな?疲れでも溜まってるのかな?」
垣根「昨日は誰かさんのせいで寝るのが遅くなったしな」
一方通行「なンだ?朝っぱらからケンカ売ってンのかァ?」
上条「はいはいケンカすんなって、とりあえず朝飯にしようぜ」
一・垣「「おーう」」
-----
上条「さてと学校行くかな」
垣根「俺もちょっとぶらつくかな」
一方通行「俺は留守番しててやるよ、ありがたくおもいな」ゴロン
上条「いやいや一方通行さん?留守番は要りませんよ?つうか帰らないのか?」
一方通行「一回帰ってもやることがねェよ、そもそもまたこっちに来ンのが面倒くせェ」
上条「今日も泊まるのかよ!?まあ泊まるのはともかく、一回家に帰っておけよ」
一方通行「帰ンのダリィ」
上条「……美和さんに心配かけるなよ?」
一方通行「……ちっ、分かったよ一回帰って来る」ムクリ
上条「おう、じゃあな二人共」
-----
上条「さてと改めて学校に、ん?」フラッ
上条「おっとっと、あーやっぱり疲れてんだな、……明日はデートだし気をつけるか」
-----
【学校】
青ピ「なぁ上やん、今日はどないしたんや?何か元気がないみたいやけど」
上条「ん?ちょっと体がダルい感じがしてな」
土御門「おいおい明日は愛しの彼女とデートだぜい?大丈夫か?」
上条「大丈夫だよ、熱がある訳じゃないし、ただ疲れが溜まってるんだろ」
土御門「ならいいけどにゃー」
青ピ「彼女さんとデート、くうっ!上やんめえっ!爆発せえ!」
吹寄「上条、体調が悪いならこのパンをやろう、これ一つで一日分の栄養素をとることが出来るわよ」
上条「……味は?」
吹寄「……さあ食べなさい!」
上条「目をそらすなよ!明らかに不味かったんだろ!」
姫神「私の出番。これだけ?」
【放課後】
上条「さてと公園にって、メール?黒子からか?」アーメーフラレーコイニフラレー ピッ
土御門「何かあったのかにゃー」
上条「何か呼び出しくらったらしい、少し遅れるってさ、分かったっと先に買い物を済ますか」ピッピッ
土御門「俺も買うものがあるから一緒にいくぜい」
上条「おお分かったっとと」フラ
土御門「おいおい本当に大丈夫か?」
上条「うーん……まあ早めに買い物を済ませれば、多分大丈夫だろ」
土御門「不安だにゃー(それに彼女の呼び出しの方も気になるな、上やんとの関係がバレたか?)」チラッ
上条「今日は何にするかな?鍋もいいしまたカレーか、おでんもありか?」ウーン
土御門(まあいずれにしても、今の上やんには言わない方がいいだろうな、無理して倒れそうだ)
【スーパー】
上条「やっぱり鍋かな?しっかり暖まって」
浜面「あれ?大将じゃないか?」
上条「ん?浜面か、買い物か?」
浜面「ああ鮭弁と鯖缶とまあ他にも色々とな、大将は晩飯の材料か?」
上条「まあな、今日は鍋にしようと思ってさ」
浜面「鍋かいいなぁ、今度家もやるかな、せっかくだしみんな呼んで鍋パーティーでもするか」
上条「いいなそれ、楽しみにしてるよ」
土御門「まったくだぜい」
浜面「あれ?土御門もいたのか?」
上条「どこ行ってたんだ?」
土御門「ちょっと野暮用だぜい、それよりも鍋パーティーならちょうどいいんじゃないか?」
浜面「何がだ?」
土御門「上やんの彼女の紹介だにゃー」
浜面「へー……へ?彼女って、上条彼女が出来たのか!?」
上条「ああそういえば、まだ言ってなかったな」
浜面「おいマジかよ、てっきりあと三年はかかると思ってたぜ、それで?相手は誰だ?あのシスターか?それとも超電磁砲か?」
上条「どっちも違うよ、というか何故その二人?」
浜面「だってシスターは一緒に住んでたし、超電磁砲はあの通り丸分かりだし」
土御門「気付いてなかったのは上やんくらいだにゃー」
上条「何も言い返せない」ガクッ
浜面「それで?違うって事は相手は誰「当麻さーん」って?」
上条「おお黒子、もう終わったのか?」
黒子「はいですの!当麻さんに早く会いたくて、瞬間移動で目一杯飛ばしてきましたの」
土御門「あれがそうだぜい」
浜面「ん?あの子どっかで見た気が?」
黒子「あら?当麻さん、こちらの方はどなたですの?」
上条「ああ紹介するよ、こいつは浜面仕上、俺の友達だ」
浜面「浜面です、大将にはいつもお世話になってます」ペコ
上条「それでこっちがさっき言ってた俺の彼女、白井黒子だ」
黒子「白井黒子ですの、こちらこそ当麻さんがお世話になってますの」ペコ
浜面「いやーしかし、大将がこんな可愛い彼女捕まえるとはなぁ」
上条「まあな、そういえばさっき話してたんだけど、今度鍋パーティーをやらないかって、それで黒子も来てくれないかな?俺の彼女だって紹介したいから」ポリポリ
黒子「勿論行かせていただきますの、当麻さんの彼女……ふふっ」ニコッ
浜面「おうおう熱いねー、羨ましいぜ」
上条「お前だって彼女居るだろ」
浜面「一緒に買い物してるのが羨ましいんだよ、俺も滝壺と来るようにするかな」
土御門「……ふん、俺には舞夏がいるからいいんだにゃー」
黒子「当麻さんの友達……、他にどんな方がいらっしゃるのでしょうか?「どっどいて下さい!」へ?」
上条「危ない黒子!」グイッ
黒子「ひゃっ」バシャアッ
上条「大丈夫か黒子?」ポタポタ
黒子「私は大丈夫ですの、でも当麻さんが」
上条「なーにこれくらいはっはっはっくしょん!あれ?」
店員「すみません!今すぐタオルをお持ちしますので」
土御門「そういえば上やん、体調くずしてたんだったにゃー」
浜面「それでずぶ濡れはマズくないか?買い物は俺たちが済ませておくから、急いで帰った方がいいぞ大将」
上条「ああ悪い、頼めるか」
黒子「当麻さんは私が」
土御門「頼んだぜい」
店員「どうぞタオルです!」
黒子「どうもですのさあ当麻さん、行きましょう」
上条「ああはっくしょん」
土御門「……体を暖めるなら寄せ鍋かにゃー?」
浜面「栄養のあるものがいいよな」
土御門(上やん明日のデート大丈夫か?)
episode42 終わり
episode42.5 とある幕間の質疑応答
【常盤台・教室】
黒子(さて授業も終わりましたし、いつもの公園に)スクッ
先生「白井さんちょっといいかしら?」
黒子「え?私が何か?(まさか当麻さんとの事が?)」
先生「少し時間を貰えるかしら?確認したい事があるのよ」
黒子「……分かりましたの、待ち合わせがありますので、遅れるとメールしても?」
先生「あらそうだったの?ごめんなさいねすぐにすむから」
黒子「では失礼して(まだ決まった訳ではありませんわね)これで大丈夫ですの」ピッピッ
先生「じゃあ行きましょう」
-----
黒子「それで聞きたい事というのはなんですの?」
先生「実はlevel4以上の生徒を対象に、簡単なアンケートをとっているのよ」
黒子「アンケートですの?」
先生「校則に関する物よ、まあ以前から色々と違反やら何やらあったから、もう少し緩くしてもいいんじゃないかとか、生徒達から声もあがっていたから」
黒子「それで見直しを?」
先生「まだ決まった訳じゃないけど、ある程度は反映されるかもしれないわ、それじゃ始めるわよ」
黒子「はいですの」
-----
先生「じゃあ最後の質問ね、校外での服装について、私服での外出を望むかしら?」
黒子「そうですわね、たまには私服で歩きたくなりますの」
先生「そう分かったわ、協力ありがとうね、もういいわよ」
黒子「では失礼しますの」スタスタガチャパタン
先生「ふむふむ……、なる程ね」ピッピップルルルルガチャ
先生「今終わりました、やはり予想通りですね、……はい分かりました」ピッ
先生「さてと……次は誰だったかしら?」
episode42.5 終わり
今日はここまでです、色々ネタや上黒分の補充が出来たので、枯渇しないうちに続きを書きたいです。
ではまた次回に。
どうも1です。
遅くなってすみません、いざ書いてみたらとあるキャラが予定と違う動きをしたもので、先の展開も含め調整していたらこんなに間が。
とりあえず少しですが今から投下します。
episode43 とある少女の看病作戦
【学生寮前】
黒子「しっかりしてくださいまし当麻さん、もうつきましたわ」
上条「あーありがとう黒子、えっと鍵は」ゴソゴソ
一方通行「おう上条、早かったじゃねェか」
黒子「あら白もやしさんですの?申し訳ありませんが、今はあなたの相手はしていられませんの」
一方通行「そんなに愉快なオブって何だ?よく見りゃァ随分と辛そうじゃねェか」
上条「あーと一方通行か、ちょっとな……ん、あったあった」スッ
黒子「失礼しますの、はいどうぞ当麻さん」カチッガチャ
上条「おうありがとな黒子」
黒子「とりあえず着替えてベッドに、あなたも手伝ってくださいな」
一方通行「ちっしょうがねェな、おい上条氷枕はあンのか?」
上条「そこの戸棚に」
一方通行「ン……これか、ちょっと待ってな」
上条「ああ……」
黒子「着替えは適当でもよろしいですの?」
上条「あー黒子、流石に恥ずかしいから、風呂場で着替えてくるよ」ゴソゴソ
黒子「分かりましたの、では私は何か温かいものでも」
上条「ありがとな、じゃあ着替えてくる」スタスタガチャバタン
黒子「えっと今ある材料は」スタスタ
一方通行「どうだ?大丈夫そうか?」
黒子「どうでしょうか?ここまで少し距離がありましたので」
一方通行「何があったンだ?」
黒子「スーパーの鮮魚コーナーで、店員さんが転んでバケツの水が」
一方通行「なる程なァ、……よしこれでいいな、俺はコンビニ行ってくる、アイスか何か買ってきてやるよ」スタスタ
黒子「ありがとうですの、野菜はありますし簡単なスープ辺りでしょうか?それともお粥の方が?」
上条「あー寒かった」ガチャ
黒子「あっ当麻さん、スープとお粥のどちらにしますの?」スタスタ
上条「そうだな……、とりあえずスープで頼む」モゾモゾ
黒子「分かりましたの、それとこれが氷枕ですの」
上条「ありがとう、一方通行は?」
黒子「コンビニに行くそうですの」
上条「そっか、ならすぐに帰ってくるはっはっくしょん!」
黒子「すぐに作りますから、当麻さんは熱を計ってから、少し寝ててくださいな」
上条「ああそうさせてもらうよ」
黒子「さてと、まずは野菜から」
黒子「ふむ……、まあこんなものでしょうか?当麻さん出来ましたの」カチャ
上条「ん?ああ……ありがとう」ムクリ
黒子「調子は如何ですの?」
上条「体がダルいな、それと熱は38.7℃だった」
黒子「大分高いですわね、とりあえずスープを飲んだら、もう少しお休みになってくださいまし」
上条「ありがとう黒子、お皿とスプーン貸してくれ」スッ
黒子「は……」ピタッ
上条「黒子?」
黒子「……えっと……その、今当麻さんは体調を崩してますの、もしひっくり返したりしたら大変ですの」カァ
上条「へ?ああまあそうだな、不幸な上条さんならあり得る話しだよな」
黒子「ですから!ここは私がたっ……食べさせて差し上げますの」カァァ
上条「へ?あのー黒子さん?それってつまりもしかして」
黒子「あ……あーん」スッ
上条「……」
黒子「あの……当麻さん?早く食べて欲しいですの」カァァ
上条「あっああ、あーんっ……うんうまい(味なんて分かんねー)」カァァ
黒子「それは良かったですの、はいあーん(思い切ってやってみましたが、思った以上に恥ずかしいですの)」カァァ
上条「ああ、あーん」カァァ
-----
上条「ごちそうさま」カァァ
黒子「お粗末様ですの」カァァ
上条「えっとじゃあ、もう少し寝てるよ」モゾモゾ
黒子「私はお皿を片付けてきますの」カチャカチャ
上・黒((恥ずかしい……でも嬉しい(ですの)))
黒子「さてと……さっさと洗ってしまいましょう、……当麻さん大丈夫でしょうか?できれば私が様子を看たいのですが」ゴシゴシ
黒子(門限破りはまだしも、流石に無断外泊はマズいですの、……でも当麻さんの事は寮監様も知ってますし、説明すればなんとか)ジャー
黒子(とりあえずお姉様には連絡しておいて、当麻さんの様子を見てから決めましょう)カチャカチャ
黒子「これでよし……後は、タオルを……タオル……そうですの」
-----
上条「ん?」ムクリ
黒子「起きましたの当麻さん、具合は如何ですの?」
上条「少し楽になったかな、黒子のおかげだよ」
黒子「そっそんな事は……それよりも、汗をかいてるんじゃありませんの?」
上条「ああまあな」
黒子「でしたら、私が拭いて差し上げますの」
上条「拭いてってえっ?」
上条「えっいやそれは、流石に恥ずかしいんですが」カァ
黒子「それは私もですの、こういう時に病人は、黙って言うことを聞いていればいいんですの」カァ
上条「うーん……、分かったよじゃあ上だけ」ヌギヌギ
黒子「じゃあ拭きますの(とっ当麻さんが上半身裸で)」カァァ
一方通行「買ってきたぞ」ガチャ
上・黒「「へ?」」
一方通行「あァ?……あーなンだ、ごゆっくり」パタン
上条「ちょっ待て一方通行!」
黒子「誤解ですの!そういうのじゃないんですの!」
-----
一方通行「ンだよ、体拭いてただけならそう言えよな」カコッグイッ
上条「体調悪いのに、そんな事考えてる訳ないだろ?なぁ黒子」
黒子「えっええもちろんですの」ゴシゴシ
黒子「さあ終わりましたの」チャプン
上条「ありがとな」モゾモゾ
黒子「では片付けてきますの」スタスタ
一方通行「……なァ、本当に意識してなかったのか?」
上条「……黙秘権を主張します」フイッ
一方通行「はっそォかよ」グイッ
黒子(当麻さんの裸……、すみません当麻さん、私完全に下心がありましたの)ガクッ
-----
一方通行「俺はそろそろ帰るわ」
上条「今日も泊まっていくんじゃなかったのか?」
一方通行「流石に今日は泊まれねェよ」チラッ
黒子「えっと……、どなたか当麻さんの看病をしていただけると助かるんですが」
一方通行「テメエがやればいいだろォが」
黒子「ですが外泊はちょっと、門限もありますし」
一方通行「それは自分で何とかするンだな、じゃあな上条」ガチャバタン
黒子「……」ムムム
上条「黒子?俺は大丈夫だぞ?そっちは寮の規則もあるしな」
黒子「……ちょっと待ってて下さいな」スタスタガチャバタン
上条「黒子……、できれば泊まっていって欲しいけど、流石に常盤台の規則は厳しいよなぁ」
黒子「お待たせしましたの」ガチャバタン
上条「いや全然、門限とかは大丈夫か?」
黒子「……許可がおりましたの」ニコッ
上条「へ?」
黒子「寮監様が当麻さんの看病をするのならと、特別に許可をしてくださいましたの」
上条「という事は」
黒子「私が付きっきりで、当麻さんを看病しますの」
上条「おおそうか、そいつはありがたいぜ」
黒子「では晩御飯の準備を……と、そういえばあのお二方に買い物を任せたんでしたわね」
上条「じゃあのんびり待つか」
黒子「そうですわね、何かして欲しい事はありませんの?」
上条「今は少し楽になったし、黒子も休んでてくれよ」
黒子「分かりましたの」ポスッ
上条「えっと……、何故にベッドの脇にお座りになられてるんでせうか?」
黒子「それは……、少しでも当麻さんの近くに居たいんですの」カァ
上条「おふ……」カァ
黒子(それに今日は初めてのお泊まりですの……、もしかしたらあんな事やそんな事も……って何考えてますの!?
そもそも当麻さんはそんな事が出来る体調ではありませんの、いえ体調が万全ならという訳ではありませんが、とにかく私はその看病の為に居る訳で……。
まあ殿方の部屋……、それも当麻さんの部屋に泊まるなんて……、なんだか意識したら、きゅっ急に緊張してきましたの)ドキドキ
上条(何か表情が色々変わるな、何を考えてるんだ?……しかし黒子が俺の部屋に泊まるのか……。
くうっ体調さえ完璧なら、って違うだろ!黒子はまだ中学生だぞ俺!そもそも俺がこんな状況だから、看病の為に泊まっていく訳で、そんな事は……だあっ!考えるな俺!)モンモン
黒子「当麻さん?どうかしたんですの?」
上条「あっいや何でもないぞ、ちょっと考え事してただけだ」アセアセ
黒子「何かあったらすぐに言ってくださいまし」
上条(そうだよな、黒子は俺を心配して泊まっているんだしな、もう変な事は考えるな!)
黒子(当麻さんどうしたのでしょうか?ちょっと気になりますの、やはり変な事なんて考えないで、しっかり看病しないといけませんの)
上・黒((……そういうのはまた今度……、って違ーう!(違いますの!)))
episode43 終わり
episode43.5 とある幕間の特別許可
【常盤台学生寮】
美琴「うーんする事がないわね、門限まではまだ時間があるし、立ち読みにでも行こうかしら、ん?」
サガシモノハナンデスカー ピッ
美琴「もしもし黒子?どうかしたの?」
黒子『あっお姉様、実は先程当麻さんがスーパーで水を掛けられてしまって』
美琴「えっ大丈夫なの?」
黒子『今はとりあえず、当麻さんの家で休んでもらっていますの』
美琴「そう……、とりあえず寮監には私から説明しておくから、上条さんの事よろしくね」
黒子『もちろんですの、ではまた後程』ガチャ
美琴「大丈夫かしらね?まあ黒子がついてるし心配いらないとは思うけど、スーパーで水かぶるって何があったのかしら?」ウーム
美琴「まあいいか、それよりもまずは寮監に言っておかなきゃ」スタスタ
-----
寮監「なるほど……、分かったそういう事ならいいだろう」
美琴「ありがとうございます、それじゃあ失礼します」スタスタ
寮監「……風邪か」
-----
プルルルル ガチャ
寮監「はい、こちらは常盤台学生寮ですが」
黒子『あっ寮監様、白井ですの』
寮監「なんだ白井か、御坂から話は聞いている、門限に関してはあまり気にするな」
黒子『ありがとうございますの、その事でちょっとご相談があるんですが』
寮監「何だ?」
黒子『実はその……、当麻さんを一人にするのが不安なので、その……私が看病してさしあげたいのですが』
寮監「つまり外泊の許可が欲しいと?」
黒子『はい』
寮監「……今回だけだぞ、次は無いと思え」
黒子『はい!ありがとうございます!それでは失礼しますの』ガチャ
寮監「……はぁ、鬼の寮監も随分と甘くなったものだな」スタスタ
-----
美琴「明日はどうしようかな?佐天さん達とどっか行こうかしら?」
コンコン ガチャ
寮監「御坂居るか?」
美琴「えっはいいます!何か用ですか?」
寮監「ああ実は白井がな、看病の為に向こうに泊まる事になった、それを伝えにな」
美琴「えっ黒子が?」
寮監「今回だけだがな、私からはそれだけだじゃあな」スタスタバタン
美琴「黒子ったら、……また聞かないといけない事が増えたわね」ハァ
episode43.5 終わり
無理だな
/ ..-‐
/{ ∠ -‐≦-―…¬ヤ
_〈::レ:´:::::::::::::::::::::::::::::::<
sageろーー!! ,. ::´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::≧._
∠. -ァ::::::,イ:!:::lヽ::::::::::::::::::::::::<.  ̄
, - 、 ,.ヘ、 /イ :::ハ|ヽ! !ヽ::::!:::::::::::::::\ `
r´ 「三三三l ! ト、 / l::,イ !7::ヽ!::::::::::: '. ̄
(( .l.三三三l . ノ! / \ |/ ヽ - ィ\!::::::::.ト、::::!
ヾ≧彡' ,/ /} _..-‐¬‐- . ,rー≦マ,. イ Y⌒',、! \!
, - 、 / ,.r:´ ヘ イ イ ヘ厶イ.! ヘ
{ \ Y . : :´ }、 ',. h_, .< 〈 /.l ./ D ! ハ
、 、 ’、 ′ ’ ; ∧ | . : :´ 1 ;r‐' _, -‐ `ヽ.' l/ l ハ,
.. ’ ’、 ′ ’ . { \. : :´ \ ,ノ } ~廴ぅ'´ i l.-‐Tフ
、′・ ’、.・”; ” ’、 . : :´ ヘ√. ;. ' 7.l l
,;′ ’、 (;;ノ;; (′‘ ・. ’、′”; . : :´ ,’ .' ,' ! l
’、 ・ .(; (´;^`⌒)∴⌒`.・ ” ; . : :´ 厶イ / ム ! l
.、 ’・ 、´⌒,;y'⌒((´;;;;;;ノ、"'人 ,.r: ´ ___弖丕二ニ=/1-- ‐ \¨  ̄ 〈 ハ,_! l__
、(⌒ ;;;:;´'从 ;' ;:;;) ;⌒ ;; :) )、 ̄ ̄ ̄ ヘ / 〉 | √ }ー-.. __,.∠.イ ! l_,∠
( ´;`ヾ,;⌒)>>602从⌒ ;) `⌒ )⌒:`.・ Y く_,ノ ∨⌒′ / ! l ! ヘ ! l,.イ
‘:;゜+° ′、:::::. ::: ´⌒(,ゞ、⌒) ;;:::)::ノ /. l l ', ∨l !
`:::、 ノ ...;:;_) ...::ノ ソ ...::ノ 廴_!__!__,..-ィ! ヘ
l ! ヘ マ-‐'′
l ! ヽ 丶
l l ヽ ’.
あんまり書けなかった、とりあえず投下します。
episode44 とある検温の額合わせ
黒子「……遅いですわね」
上条「浜面も買い物してたし、他にもどっか寄ってるんじゃないか?」
黒子「まあ今日はおっ……お泊まりですから、別に遅くても構わないのですが」カァ
上条「あっああそうだな」カァ
上・黒「「……」」
上条「あーなぁ黒子」
黒子「はっはいなんですの?」
上条「今日は本当にありがとな、助かったよ」
黒子「そんな……恋人として、当然の事ですの」
上条「恋人か……、そうだな……黒子が風邪ひいたら、おれもこうするだろうしな」
黒子「あら……常盤台の寮に泊まるおつもりですの?」
上条「あっいや……それはさすがに無理……か?」
黒子「ですわね」クスッ
上条「まあとにかく、こうやって看病してくれて、とても嬉しいよ」ニッ
黒子「あぅっ、もっ勿論ですの!」カァァ
上条「ははっ真っ赤だぞ黒子」
黒子「なっうぅ、当麻さんは意地悪ですの」ムゥー
上条「いやぁ黒子が可愛いからついな」
黒子「むっむぅぅ……ずるいですの」カァァ
上条「はははっ」
黒子「むぅ……!そうですの」ニヤリ
上条「ん?どうした?」
黒子「そろそろ熱を計りましょう」スクッ
上条「ん?ああそうだな、じゃあ体温計を」
黒子「い、いりませんの」
上条「へ?」
黒子「これで十分ですの」スッピトッ
上条「え?(こっこれはまさか!)」
黒子「ふむ……まだ熱がありますわね」
上条(おっおでこで熱をっ)
黒子「あらどうしましたの?なんだか余計に熱が上がってますわよ?」クスクス
上条「おまっ、この状況じゃ「お邪魔するぜい」ガチャりま……」
土御門「……」
黒子「……」
浜面「ん?どうしたんだ?早く入……」
土・浜「「ごゆっくり」」パタン
上・黒「「誤解だ(ですの)ー!」」
土御門「本当によかったのか?上やん」
浜面「なんなら後30分くらい、時間潰してくるぜ?」
上条「だから違うっての!熱を見てただけだよ!」
土御門「まあそういう事にしておくぜい」
浜面「安心しな大将、誰にも言わないからよ」
上条「だあっかあっらあっ」
黒子「……ぅぅぅ」マッカ
土御門「まあいいぜい、俺達はこれで帰るにゃー」
浜面「俺も帰らないとな」
上条「浜面はまだしも、土御門は隣だし飯くらい食ってけよ、黒子の作る飯はうまいんだぜ」
土御門「魅力的な話だが、遠慮しておくぜい、二人でいる方が嬉しいだろうしな、まあ一人だと大変だろうから、夜は俺が見にきてやるにゃー」
上条「ああいや、一人じゃないから大丈夫だ」
土御門「ん?まさか一方通行や垣根がまた来るのか?」
浜面「は?何その空間、居るだけで死にそうだな」
土御門「まったくだぜい、おかげで今日もまだ胃が……」
浜面「えっ?マジでなの?」
上条「一方通行はさっき帰ったし、垣根も今日は来ないだろ、今日泊まるのは黒子だよ、なあ黒子」
黒子「ひぇっ?え?ああはいそうですの、当麻さんの看病をしなければいけないので」
土御門「ほうほう」ニヤニヤ
浜面「ふーんほーんへー」ニヤニヤ
上条「何だよ二人共、そのにやけ面は」
土御門「いやいや別に、なあ浜面」
浜面「そうそう別になぁ、何でもないぜ」
上・黒「「?」」
土御門「まあ一言だけ言っておくにゃー、二人共ほどほどにな」
上条「何もしねえよ!」
黒子「そうですの!大体当麻さんは風邪をひいてますの!」
土御門「おやおや?俺は何をとは言ってないぜい?」ニヤリ
上・黒「「あっ」」
浜面「いったい何を想像したんだ?」ニヤニヤ
上・黒「「いやその」」マッカ
土御門「まあこの辺で、邪魔者は退散するにゃー」ガチャ
浜面「またな大将!」バタン
上・黒「「……」」チラッバッ
上・黒((きっ気まずい(ですの)!))
上条(あの野郎なんて事しやがっ……ん?待てよ?黒子もアレを浮かべて……いやいや待て待て、仮にそうでも中学生だっての!)
黒子(あぅぅ……当麻さんと、ま……まあ恋人ですし、そりゃあそんなのも考えますの、さっきの反応ですと当麻さんも同じようですし)
上・黒「「……」」チラッバッ
上条(あーくそっ!何か……何か話題を、空気を変える話題を)
黒子(このままではさすがに、何か話題が……空気を変える話題を)
上条(何か……ん?買い物袋?あっ)
黒子(何かありませんの……あら?買い物袋が……そうですの)
上・黒「「晩御飯……あっ」」
上条「えっと頼めるか?」ポリポリ
黒子「ええ、作りますの」クスッ
上条「ああじゃあよろしく頼む」
黒子「はいですの」スクッ
上条(ふうーなんとか空気が戻ったかな?)
黒子(これでお互いに、落ち着けそうですの)
上条(後は待つだけか、……さすがにもうそんなに眠くないな、かと言って何かする事がある訳じゃないしなぁ)ウーン
黒子(当麻さんはお粥でしょうか?でもお鍋で暖まるのもありですわね)ウーン
上条(むむむ……やっぱり黒子のエプロン姿はいいな)
黒子(うーん……やはりここは、お鍋にしますの)
episode44 終わり
とりあえずこれだけ。
次はもっとしっかり書きたいぜい。
ではまた次回、……また投下予告で自分に追い込みかけるべきか……。
乙でした
犬がかわいいなら仕方がない
でも、ネコミミ黒子もかわいいと思う
>>628
GJ
どうも1です。
一月も待たせて申し訳ありませんでした。
今からepisode45を投下します。
episode45 とある少女の脳内会議
トントントングツグツ
上条(やっぱり眠れないな、さっきので完全に眠気が飛んだな)
黒子「フーフンフフフーン」トントントン
上条(まだ時間がかかるだろうし、こんな時スフィンクスがいれば)
黒子「フンフンフフフーン」カチャカチャ
上条(いや待てよ?病気の時にペットがいると良くないんだっけ?病状が悪化……いやペットに移るからだったか?)ハテ
黒子「そろそろでしょうか?」クルクル
上条(どっちだったか?いや別に大丈夫なんだっけ?むしろ心配して寄ってくるとかなんとか)
黒子「良さそうですわね、残りはバットに入れて」ヒョイヒョイ
上条(まあどっちでも、今いないから関係ないか)
黒子「出来ましたの」スタスタ
上条「おっもう出来たのか?」
黒子「ほとんど材料を切るだけですので、それよりも体の方はどうですの?」
上条「ああ問題ないと思うぜ」
黒子「……そうですの?ですが……」
上条「いやいや大丈夫だって、食べるくらいは何の問題も」
黒子「いえ!心配ですの、ですから……その……あーん」スッ
上条「……えっと黒子さん?まさか晩飯もでせうか?」
黒子「はっ早くして下さいまし」カァァ
上条「あっああ……んむっ、うん美味いよ」カァァ
黒子「よっ良かったですの、さあどんどん召し上がって下さいな」スッ
上条「ああ……んむっ」
-----
上条「ごちそうさま」マッカ
黒子「おっお粗末様ですの」マッカッカ
上条「いやあ……美味かったなぁ」ハハハ
黒子「えっええ……かっ片付けてきますの」カチャカチャスタスタ
上条「あっああ」
黒子(すっ少し強引でしたかしら?まあ誰も見ていませんし、ちょっとくらいはいいですわよね)カァァ
上条(……やっぱり恥ずかしくて、味が分からなかった……いやまあ美味かったのは確かだけど)カァァ
黒子「さて……お風呂はどうしますの?」
上条「ん?ああまあ、体調が悪い訳だし、入らない方が」
黒子「当麻さん?それは間違いですのよ?」
上条「え?でも風邪ひいた時は昔から」
黒子「それは昔のお風呂場が寒かったからですの、湯船が温かくても周りが寒い、昔のお風呂はそんなでしたのよ」
上条「そうか……寒い所で服を脱ぐからかえって風邪が悪化したのか」
黒子「実際はお風呂に入って、体をしっかりと温めた方が早く治りますの」
上条「なるほど……じゃあ風呂場をある程度温めて、湯冷めとかしないようにすればいいんだな」
黒子「そうですの、更に言えば風邪をひいたらお風呂に入らない、なんて言うのは日本くらいかと」
上条「そっか、じゃあしっかり温まっておくか」
黒子「ええそうする……!」
この時白井黒子に電流が走る!上条当麻は風邪をひいている……つまり一人での入浴は100%安全とは言えない。
更に言えばすでに食事等を手伝っている以上、ここで入浴の手伝いを申し出るのは決しておかしい事ではない!(はず)。
あくまでも念の為、何かあった時の為であり、別にやましい事など何もない!
ここまで僅か0.5秒、level4の頭脳をフル回転させ、達した結論は……。
黒子(って!私はな・に・を!考えていますの!流石にそれはマズいですの!当麻さんに断られる可能性100%ですの!)カァァ
ギリギリで理性が勝ったのだった。
上条「黒子?どうかしたのか?」
黒子「いっいえ、私がお風呂を準備してさしあげますので、しっかり温まってくださいまし」スクッ
上条「おうありがとな」
黒子「では少しお待ちくださいな」スタスタ
上条「着替えの用意位は自分でしとくか」
黒子「……はぁぁぁ……、私の意気地なし……例え断られるにしても、言うだけ言えば良かったですの」ハァ
……理性が勝った……はず?
黒子「ああ……当麻さんとお風呂……あぅ」カァァ
黒子「……」スタスタ
黒子「……」ピタッチラッ
黒子「……」スタスタ
黒子「……」ピタッチラッ
黒子「……あそこには当麻さんが……裸の当麻さんが……」カァァ
黒子「……今からでもお背中を流しに行けば、いえですが……今日は水着も持っていませんし」ブツブツ
黒子「……ですがこんなチャンスはなかなか……いえでもそれが原因で体調が悪化したら……」ウーン
黒子「……」
黒子「よし!決めましたの!」
上条「何をだ?」
黒子「ひゃう!?とっ当麻さん!?いつの間に!?」
上条「いや今上がった所だよ、しっかり温まってきたぜ」
黒子(よく見れば当麻さんがお風呂に入ってから、もう30分も経ってますの……気が付きませんでしたわ)
上条「それじゃあちょっと早いけど、湯冷めしない内に寝るかな」
黒子「そっそうですわね……!あっ私もお風呂に入ってきますの」
上条「おうって……でもよく考えたら、黒子の着替えが無いんだよな?」
黒子「ご心配なく!近くのコンビニで下着を買ってきますの、服は当麻さんのを貸していただければ問題はありませんの」
上条「そうか?じゃあスウェットか何か、まあ適当に選んでおくか」
黒子「ではちょっと行って来ますの」
上条「あっそうだ、ちょっと待ってくれ」
黒子「?どうかしましたの?」
上条「えっとここに……あったあった、ほら黒子これ」チャリ
黒子「鍵?まさかこれ」
上条「この部屋の合い鍵、黒子は俺の恋人だからな」ポリポリ
黒子「当麻さん……ありがとうございますの」ニコッ
上条「あっでも……よく考えたら、黒子には別に必要ないか?瞬間移動があるし」
黒子「いくら当麻さんのお部屋でも、そんなはしたないマネはしませんの」
上条「そっか?まあいい……とにかく黒子が持っててくれよ」
黒子「はいですの、では行ってきますわ」
-----
黒子「確かこっちにコンビニが」ヒュン
黒子「……」チラッヒュン
黒子「……ふふっ」チャリヒュン
黒子「ただいま帰りましたの」カチャ
黒子「当麻さん?」
上条「……」スゥ
黒子(寝てますわね……では今の内にお風呂に……当麻さんが入ったお風呂に)カァァ
黒子(はっ違いますの!別に変な意味はありませんの!ただ私もお風呂に入らないといけないだけで、普通にお風呂に入るだけですの)スタスタ
黒子(……当麻さんの入ったお風呂)カァァ
-----
黒子(ふぅ……いいお湯でしたの)ホッコリ
上条「……」スゥ
黒子(よく見たら布団が敷いてありますの、当麻さんたら……)スタスタ
黒子「おやすみなさいませ当麻さん」チュッ
上条「……」
黒子「何だか恥ずかしいですわね、私ももう寝ましょう」モゾモゾ
上条「……」
黒子「……」
上条(黒子が風呂から出た音で目が覚めたが、何か言い出せない雰囲気だな)カァァ
黒子「……ぅん……当麻さん」スゥ
上条(……寝付けないかも……)
episode45 終わり
とりあえずここまでで。
某上黒スレが終わってから、上黒分が不足してます、どなたか上黒を書いて上黒分の供給をしていただけませんか?
ではまた次回に……episode編終了まで後少しだ!
メーラーの未送信に置いておくとかメモ形のアプリに書いてくとかしておいてコピペするとか色々ある
episode46 とある少女の完全勝利
トントントン
上条「ん?朝か?」
トントントン
上条「この音……あっそうだ」ムクッ
黒子「あら当麻さん、おはようございますの」トントントン
上条「おはよう黒子、朝飯か?」
黒子「ええ、もう出来る所ですの、当麻さんは体の具合はいかがですの?」サッサッ
上条「んー……問題なさそうだな、黒子のおかげですっかり元気だよ」
黒子「それは良かったですの、でも大事をとって今日は家で大人しくしていましょう」スタスタ
上条「いや大丈夫だって、今日はせっかくのデートなのに」
黒子「それが原因でぶり返したりしたら、目も当てられませんの」
上条「うっそれは……悪いな黒子、こんな事になっちまって」
黒子「別に当麻さんが悪い訳ではありませんの、それに……その」
上条「ん?」
黒子「当麻さんと一緒ならそれだけで私は幸せですの」カァァ
上条「黒子……」カァ
黒子「おっ……お味噌汁がっ、今朝食の準備をしますの!」カァァスタスタ
上条「……うん、俺今幸せだな……」
黒子「あぅぅ……私何だか恥ずかしい事を……うぅ……」カァァ
上条「ごちそうさま」
黒子「お粗末様ですの」
上条「うーんやっぱり黒子の飯は美味いなぁ」
黒子「ふふっ、ありがとうございますの」
上条「そう言えばこの後は黒子はどうするんだ?」
黒子「?今日はここで、当麻さんと一緒にいるつもりですが」
上条「ああいやそうじゃなくて、一度寮に帰っておいた方がよくないか?」
黒子「それもそうですわね……お姉様や寮監に昨日の御礼もしなくては」
上条「おかげで俺も元気になった訳だし、俺の分も御礼言っておいてくれるか?」
黒子「分かりましたの、では洗い物を終えたら一度寮に顔を出して来ますの」
上条「ああ分かった」
黒子「その後また来ますので、待っていてくださいな」
上条「のんびりとしてるよ」
黒子「ええ、それではまずは洗い物を」スクッスタスタ
上条「うーん黒子がいない間何してようかな?」
ーーーーー
黒子「それでは行ってきますの」
上条「ああ気をつけてな」
黒子「はい、ではまた後で」パタン
上条「ふーむ……本でも読むか……」
コーノフネーヲコイデイケー
上条「ん?電話?誰だろ?……もしもし」ピッ
上条「あっはいそうです……本当ですか!分かりました……はい、じゃあ明日……はい」ピッ
上条「よし!これで後は……」
黒子「当麻さん!お邪魔……」ガチャ
上条「おういらっしゃい黒子……どうした?」
黒子「いえ……ちょっと、改めてただいま帰りましたの」ニコッ
上条「えっあー、うんお帰り」
黒子「ふふっ」
上条「急にどうしたんだ?」
黒子「いえ……昨日の夜は当麻さんが寝てましたから、お帰りと言って貰いたくて」モジモジ
上条「ああそっか」
黒子「それにその……、私にとっては当麻さんのいる場所が、もう自分の家の様なものですし」カァァ
上条「おふっ」カァァ
黒子「えっと……とりあえず、……どうしましょうか?」カァァ
上条「あっああそうだな、とりあえずトランプでもやるか?」カァァ
黒子「そうですわね」カァァ
上条「それじゃあーー
ーーーーー
ーー何でだ?ちっとも勝てない」ガクッ
黒子「ふふっ、また私の勝ちですわね」
上条「くそう……ポーカーで一度もワンペア以上にならないなんて……不幸だ」
黒子「本当にスゴいですわね」クスッ
上条「はぁ……あっそうだ、なあ黒子」
黒子「何ですの?」
上条「来週のさ……金曜日って、会えるかな?」
黒子「!勿論ですの!その日は風紀委員もありませんし、丸一日フリーですの」
上条「そうか……じゃあ金曜日にまたデートしてもらえるかな?」
黒子「分かりましたの、楽しみにしてますわ当麻さん」
上条「ああ!今度は風邪なんかひかないさ」
黒子「ふふっ」クスッ
上条「ははっ」
フフフアハハ
episode46 終わり
とりあえずここまで。
何だかいつもよりも文量が……1レス当たりが少ないな。
まあその内慣れるとは思います、>>671さんありがとう!
では今日はこの辺で、また次回に。
episode47 とある少年の下準備
上条「ごちそうさま」
黒子「お粗末様ですの」
上条「美味かったよ黒子」
黒子「ふふっ、ありがとうですの」
上条「うーんやっぱりいいなぁこういうの」
黒子「そうですの?」
上条「そりゃそうさ、こんな可愛くて料理も上手い彼女なんて、上条さんは幸せ者ですよ」ウンウン
黒子「とっ当麻さん!そんな事言われますと……恥ずかしいですの」カァァ
上条「俺は恥ずかしくないぞ、本音だからな」
黒子「もう!あら?もうこんな時間ですの、そろそろ帰りますの」
上条「送り……たいけどさすがに」
黒子「させませんわよ?」ジトー
上条「はい……」
黒子「まぁそのお気持ちは嬉しいですけども、今日ばかりは家に居て下さいまし」
上条「分かったよ、それじゃあな黒子……デート出来なくてごめんな」
黒子「……まぁ二人で一緒にいることがデートなら、今日はデートと言えるのでは?」
上条「むっ確かにそうかもしれない、あれか?お家デートって奴か?」
黒子「ええまぁ、そうなるのではないかと」
上条「……やっぱり黒子は可愛いな」
黒子「だから!もぅ……恥ずかしいですの」カァ
上条「悪い悪い」
黒子「全く……では当麻さん、今日はこれで……来週の金曜日、楽しみにしてますわ」
上条「ああ俺もだよ」
黒子「ふふっでは」ガチャパタン
上条「……よしっ、色々準備しないとな」
ーーーーー
黒子「今日も平和ですわね、些か退屈ではありますが……まぁ私達が暇なのは良いことですの」
ガヤガヤ サンドイッチ デアル
黒子「特に問題無しと、あら?あれは」ヒュン
上条「さてと……これでいいかな?」スタスタ
黒子「当麻さん!」ヒュン
上条「うおって黒子か、脅かすなよ」
黒子「あらごめんあそばせ、それよりも体の調子はどうですの?」
上条「問題ないぞ、黒子のおかげですっかり元通りだよ」
黒子「なら良かったですの、所でセブンスミストで何をしてましたの?」
上条「ん?あぁちょっと買い物をな」ヒョイ
黒子「買い物?何を買ったんですの?」
上条「それは内緒」
黒子「あら、何だか怪しいですの」
上条「その内分かるさ」
黒子「むぅ……まぁいいですの、当麻さんの事は信頼してますから」
上条「それは俺もだぞ」
黒子「ふふっ、今は警邏の途中ですので、名残惜しいですがこのあたりで」
上条「あぁ頑張ってな黒子」
黒子「ええそれでは」ヒュン
上条「またなー」
黒子「こんな所で当麻さんに会えるなんて、今日はいい日ですの」
黒子(でも買い物って何なのでしょうか?)
ーーーーー
上条「……ふぅ危ない危ない、バレる所だったな……まぁこれで準備はOKだし、後は当日を待つだけか、ん?」
一方通行「げ……三下かよ」
上条「一方通行がここにいるって事は、お前もか?」
一方通行「ちっめンどくせェな」
上条「そんな反応するなよ」
一方通行「ンで?体はどうなンだ?」
上条「もうすっかり元通りだよ、黒子のおかげさ」
一方通行「はいはいノロケ頂きましたー」
上条「お前の方はどうなんだよ?」
一方通行「……ちっうるせェなァ」
上条「ふーん……まぁお前も頑張れよ」
一方通行「喧しいわ」
上条「じゃあな一方通行」
一方通行「おゥ」
上条「……アイツも上手くいくといいな……いや上手くいくか、まず間違いなく」スタスタ
episode47 終わり
とりあえずここまで。
いつもと違い直接書いてましたが、何かあれかな?シーンのせいかブランクのせいか、糖分が足りてないなぁ。
まぁぼちぼち修正していきます。
それでは今日はこれで……今年の年越しは夜勤だぜひゃっはー!
episode48 とある権力の有効活用
黒子「ただいま戻りましたの」
美琴「お帰り黒子、今日は早かったわね」
黒子「ええ、特に問題もありませんでしたので」
美琴「ふーん」
コンコン
美琴「ん?」
『御坂、白井二人ともいるか?』
黒子「寮監様?」
美琴「はいいます!」
寮監「少しいいか?」ガチャ
黒子「何か御用ですの?」
寮監「ちょっとした連絡があってな」
美琴「私達にですか?」
寮監「そうだ、この間行われたアンケートを覚えているか?」
美琴「アンケートって、確か制服の着用の義務とか校則について聞かれた奴ですか?」
寮監「そうだ、それでアンケートの結果を受けて、条件付きでだが校則の緩和などを試すらしい」
黒子「校則の緩和ですの?」
寮監「まぁ簡単に言えば、私服での外出や外泊などの部分だな」
美琴「本当ですか!?」
寮監「本当だ、他にもいくつかあるらしいが、主にこの二つがお前たちに関係する事になる、具体的な説明もするが、時間は大丈夫だな?」
美・黒「「はい」」
寮監「まず私服での外出についてだが、知っての通り常盤台では外出時の制服着用が義務付けられている、それを学生証の所持と新たに発行する常盤台のエンブレムを身に付ける事で、私服での外出を許可するという事だ」
美琴「エンブレムですか?」
寮監「要は制服の代わりだな、バッチか何かはまだ分からないが、そのエンブレムを胸または肩に付けるのが制服着用と同じ意味になる」
黒子「それならあまり制限はされませんわね」
寮監「もっとも各行事や、風紀委員の活動などは今まで通り制服着用が義務付けられるがな」
美琴「つまり普段の外出時のみって事ですね?」
寮監「そうなるな、それとこのエンブレムはlevel4以上かつ成績優秀な一部の生徒にのみ配られるそうだ」
黒子「level4以上ですの?寮監様が私にも話したという事は、私もその中に含まれているんですの?」
寮監「そういう事だな、それと外泊についてだが、こちらも同じ生徒にのみ許可される事になる」
美琴「外泊したいときにきちんと連絡すればいいんですか?」
寮監「まさか、これは事前に許可を申請しておく必要がある、多少時間がかかる事もあるかもしれんからな、数日……最低でも2日以上前には申請するように」
黒子「数日……」
寮監「まあ私は立場上こういう事はあまり言ってはいけないが、白井には渡りに船という奴だな」
黒子「へ?」
美琴「今度からデートは私服でいけるしね?」
黒子「あっいえそれは」
寮監「申請が通れば泊まりがけも可能だからな」
黒子「あぅ……」カァ
美琴「良かったわね?黒子?」ニヤニヤ
黒子「お二人とも意地が悪いですの」ムー
寮監「だが言うまでも無い事だが、これはあくまで試験的なものだからな?何か問題があればすぐに元に戻す事になる」
美琴「ちゃんと常盤台の生徒らしく振る舞えと言うことですか?」
寮監「そうだ、白井もあまり羽目を外しすぎるなよ?」
黒子「はいですの」
寮監「つまらん問題を起こして、せっかくの私服や泊まりを無くしてはつまらんだろう?」ニヤニヤ
黒子「うっ……」
寮監「まぁとりあえず連絡事項は以上だ、おそらく明日の授業の後にでも、更に詳しい説明があるだろうからしっかりと聞いておくように、いいな?」
美・黒「「はい!」」
美琴「でもずいぶんと早いですね?アンケートなんてついこの間だったのに」
黒子「そうですわね、今までは頑なに校則を変えなかったのに」
寮監「まぁな私も疑問は残るが、だが決まった以上はとやかく言っても仕方ないからな、お前たちこそ問題など起こすなよ?」
美琴「はい分かりました」
黒子「肝に銘じておきますの」
寮監「ん、では私はこれで失礼する」ガチャパタン
美琴「しっかし本当に急に決まったわね、まぁ私達には嬉しい事だけどね」
黒子「そうですわね、お姉様私ちょっと電話をしてきますの」
美琴「はいはい、上条さんによろしくね」
黒子「うっ……何故バレてますの?」ガチャパタン
美琴「そりゃバレるわよ……」
ーーーーー
アレイスター「ふむ……どうやら間に合ったようだな、色々と手を回した甲斐があったな」
土御門「全く……おかげで大分苦労したぞ?」
アレイスター「まぁいいではないか、これで今まで以上に……フッフッフ」
土御門「……あとは上やんが上手くやればいいが」
アレイスター「そこまで気にする必要はあるまい、それよりも次の作戦だ」
土御門「今度はなんだ?」
アレイスター「デートの邪魔をしないように、スキルアウトを全員事前に捕まえておいて」
土御門「だからやりすぎだアレイスター!」
episode48 終わり
次回予告
ある者は戦い
美琴「邪魔をしないで!」
ーーーーー
御坂妹「狙撃準備OKです、とミサカはお姉様に報告します」
ーーーーー
ある者は暴れ
番外個体「みんな死んじゃえー!」
ーーーーー
一方通行「てめェら全員!愉快なオブジェ決定だァ!」
ーーーーー
ある者は求め
垣根「俺は!俺はまだ!自由でいたいんだ!」
ーーーーー
佐天「逃がさない!絶対に逃がしませんよ!」
ーーーーー
心理定規「ふふっありがとう」
ーーーーー
ある者はサンドイッチを売り
アックア「そこまでなのである」
ーーーーー
ある者は言葉を紡ぎ
上条「聞いてほしいことがあるんだ」
ーーーーー
ある者は……
黒子「私は……私もですの」
ーーーーー
想いを告げる
次回episode編最終回
lastepisode とある○○の○○○
乞うご期待
本日は以上です。
とりあえず意味もなく次回予告などしてみました……このセリフたちは全部使う予定なので、どんな話か、サブタイは何かなどを考えながらのんびりとお待ちくださると嬉しいです。
それではまた次回。
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このSSまとめへのコメント
あけおめです。
期待して待っています。