『_どか……けて……』
まどか「さやかちゃん、何か聞こえない?」
さやか「え、何が?」
『助けてっ! まどか!』
__そこにいたのは、力なく横たわる、真っ白い生き物でした。
まどか「だ、大丈夫?」
__そう尋ねても、弱々しく震えるばかり……
まどか「あなたが、わたしを呼んだの?」
「そいつから離れなさい」
__そこには今朝の転校生、ほむらちゃんがたたずんでいました。
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さやか「まどかッ! こっち!」
__さやかちゃんがほむらちゃんに消火器を噴射し、わたしの腕を取って駆け出します。
さやか「え……?」
__突然、空間がねじまがっていき、まるで、誰かの悪い夢に迷い込んでしまったような……
まどか「い、嫌……」
__無数のよくわからない、悪意だけをみなぎらせたような生き物たちが、雀卓を運び込みます。
さやか「じょ……冗談だよね、あたしたち、悪い夢でも見てるんだよね?」
__その生き物たちが、わたしたちを無理矢理席に着かせます。
ほむら「待ちなさいっ!」
__空いている席に、ほむらちゃんが滑り込むように座ります。
ほむら「……まどか、美樹さやか、絶対に振り込んではダメよ。麻雀少女じゃないあなた達は、一撃で致命傷だから」
東一局 ドラ『中』
東家
使い麻『25000点』
南家
暁美ほむら『25000点』
西家
美樹さやか『25000点』
北家
鹿目まどか『25000点』
使い麻「リーチ!」
__勢いよく北を切ります。
さやか「(一発を消さなきゃ)ポン!」
ほむら「(不味いわね……)」
__さやかちゃんが3萬を切ると…—
使い麻「ロn」
__その生き物がロンを宣言しようとした刹那、一発の銃声が響きました。
その生き物の眉間に風穴が開き、その場に倒れて牌山を崩します。
「山を崩したわね、チョンボよ」
__その生き物は光となって消えていって……
「麻女は逃げたようね、仕留めたいなら追いかけなさい。今回は譲ってあげる」
__現れたのは、硝煙をあげるマスケット銃を抱えた少女でした。
ほむら「私が用があるのは__」
「察しが悪いのね、見逃してあげるって言ってるの
お互い、余計なトラブルとは無縁でいたいと思わない?」
__その後、マミさんが何かを耳打ちすると、ほむらちゃんは何も言わずに去っていきました。
「助かったよマミ」
__白い生き物がそう言うと、
マミ「私は通りかかっただけよ。お礼はこの子たちに言って」
__マミと呼ばれた少女が答えます。
「ありがとう、鹿目まどか、美樹さやか。おかげで助かったよ!」
まどか「なんで、わたしたちの名前を?」
「僕の名前はキュウべえ」
__キュウべえはさらに続けます。
QB「僕と契約して、麻雀少女になってよ!」
ーマミ家ー
マミ「どうぞ」
__にっこりと微笑んで差し出されたのは、ハーブティーとシフォンケーキでした。
裏返すと雀卓にもなるテーブルを囲むように三人で座ると、マミさんはまた優しく微笑みます。
マミ「一人暮らしだから遠慮しないで。ろくにおもてなしの準備も無いんだけど……」
さやか「じゃあ遠慮なくいただきまーす! うん、めっちゃウマっすよ」
__わたしは、さっきの出来事が頭から離れなくて、ここもまだ夢じゃないのかなって……
マミ「キュウベエに選ばれた以上、あなた達にとっても他人事じゃないものね。
ある程度の説明は必要かと思って」
さやか「うんうん、何でも聞いてくれたまえ」
まどか「さやかちゃん、それ逆……」
マミ「うふふ」
__マミさんはまた微笑むと、淡く輝く卵形の、『30000点』と表示された石を差し出します。
まどか「わぁ、綺麗」
マミ「これがソウルテンボウ。キュウべえに選ばれた女の子が、契約によって生み出す宝石よ。
麻雀力の源でもあり、麻雀少女である証でもあるの」
さやか「契約って?」
QB「僕は、君たちの願い事を何でもひとつ叶えてあげる」
さやか「えっ、本当?」
QB「なんだって構わない。どんな奇跡だって起こしてあげられるよ」
さやか「うお……金銀財宝とか、不老不死とか、満漢全席とか!?」
まどか「えっと……さやかちゃん、最後のはちょっと……」
QB「それと引き換えにでき上がるのがソウルテンボウ。 この石を手にした者は、麻女と対局する使命を課されるんだ」
まどか「麻女……? 魔女じゃなくて?」
QB「……発音だけで、よく漢字まで判別できるね」
さやか「麻女ってなんなの? 麻雀少女とは違うの?」
QB「メンゼンでリーチをかけるのが麻雀少女だとするば、麻女は喰いタンヤオのような存在なんだ。
麻雀少女が正攻法で打つように、麻女は鳴いて場をかき乱す」
まどか「ごめん、ぜんぜんわかんないから三行で」
QB「人々を呪って悪さをする麻女を
麻雀で倒して
街の平和を守って欲しいんだ」
マミ「けっこう危ないところだったのよ。アレに飲み込まれた人は、普通は生きて帰れないから」
さやか「そんなヤバかったんですか!?」
マミ「ええ、麻雀少女は多少は大丈夫だけど、普通の人はタンヤオのノミ手でも致命傷なのよ」
さやか「どういうことですか?」
マミ「点数を削られる時、物理的な攻撃を受ける、だから普通の人は危険なの」
さやか「ゲームで物理的な攻撃を受けるって……なんか某遊戯王みたいですね」
まどか「マミさんはそんなこわいものと戦っているんですか?」
マミ「そう、命懸けよ。だからあなたたちも慎重に選んだ方がいい。
キュウベえに選ばれた貴方達にはどんな願いでも叶えられるチャンスがある。でも、それは死と隣り合わせなの」
まどか「ふえぇ……」
さやか「うわぁ、悩むな……」
マミ「そこで提案なのだけど、二人ともしばらく私の麻女退治に付き合ってみない?」
まどか さやか「ええっ!?」
マミ「麻女との対局がどういうものか、その目で確かめてみればいいわ。
その上で、危険を冒してまで叶えたい願いがあるのかどうか、じっくり考えて見るべきだと思うの」
__そこで、ピンポーンと不意にインターホンが鳴ります。
マミ「はーい、いらっしゃーい」
__と言って、マミさんはパタパタと玄関までかけていきます。
「……お邪魔します」
__と言って入ってきたのは、ほむらちゃんでした。
マミ「すぐお茶とケーキをだすから、その辺に座っててね」
ほむら「必要ないわ、本題に入りましょう」
__そう言って、ファサッと髪をかき揚げます。
さやか「え……うっ、ああ!?」
__突然の来訪者に、さやかちゃんは混乱してしまいました。
まどか「な……なんでほむらちゃんがここに?」
マミ「麻雀少女のローカルルールよ」
__と言いながら、テーブルの上のお皿を片付けていきます。
ほむら「出会った麻雀少女は、必ず対局する。見滝原のルールよ」
__ほむらちゃんがテキパキと雀卓と雀牌の用意をします。
マミ「この子たちもいるから、アリアリナシで良いわね?」
ほむら「……構わないわ」
__わたしたちも面子に入ること前提なんですか……
さやか「あ、アリアリナシってなに?」
マミ「喰いタン、喰い替えありの麻法なしのルールよ」
まどか「ま、麻法!?」
マミ「ええ、点棒を消費して使う、必殺技みたいなものかな」
東一局 ドラ『北』
東家
巴マミ『25000点』
南家
暁美ほむら『25000点』
西家
美樹さやか『25000点』
北家
鹿目まどか『25000点』
まどか「(マミさんの河、ヤオ九牌が無い……まさか国士狙い?)」
__すると、ほむらちゃんが突然立ち上がり、牌山から数枚を引っ掴んで……
ほむら「はい、ドーン☆」
マミ「へぶっ!?」
__マミさんの顔面に叩き付けました。
さやか「はあ!? 何やってんの!?」
ほむら「……巴マミの手牌を見てみなさい」
__国士無双十三面待ちでテンパイしていました。そして、次にマミさんが引くはずだった牌は筒子の一で……
さやか「なっ!? だからってチョンボして防いだっての!?」
ほむら「ええ、そうよ」
__悪びれもせずに答えます。
さやか「卑怯者!! そこまでして勝ちたいか!!」
マミ「美樹さん、落ち着いて」
__マミさんがさやかちゃんを制止します。
さやか「で、でも……」
マミ「麻雀少女はね、麻女との対局で負けたら死んでしまうの。暁美さんの行動は、麻雀少女としては正しいわ」
さやか「そ、そんな……」
ほむら「どんな手を使ってでも勝つ。その覚悟が無いなら、麻雀少女にはなれない」
__対局は、うやむやの内に終わってしまいました。
そして、わたしの心の中には、『どんな手を使ってでも勝つ覚悟が無いなら、麻雀少女にはなれない』という言葉だけが渦巻いていました。
投下終了
週一くらいの頻度で更新
ーファーストフード店ー
マミ「さて、それじゃ麻雀少女体験コース第一弾。張り切って行ってみましょうか。アーユーレディ?」
さやか「こっそり体育倉庫からパチッてきたよ。何もないよりはマシかと思って」
__さやかちゃんは木製バットを取り出します。
マミ「まぁ、そういう覚悟でいてくれるのは助かるわ」
__麻雀をするのに木製バットって、どんな覚悟なのでしょうか?
さやか「で、まどかは? 何かもってきた?」
まどか「え、えっと、わたしは」
__さやかちゃんが期待に満ちた視線をかけてくるので、仕方なくわたしは鞄からノートを取り出します。
まどか「とりあえず、衣装だけでも考えておこうかと思って」
__そこには、わたしの数学と英語の授業時間を犠牲にして作成された、麻雀少女のイラストが満載でした。
マミ「うん、意気込みとしては十分ね」
さやか「こりゃ参った……あんたにゃ負けるわ」
マミ「さて、そろそろ行きましょうか」
ーモール街 改装エリアー
マミ「これが麻雀力の痕跡。基本的に魔女探しは足頼みよ。こうしてソウルテンボウの捉える麻女の気配を辿っていくわけ」
さやか「意外と地味ですね……」
__そこまで話したところで、急にソウルテンボウが点滅を始めます。
マミ「かなり強い麻雀力の波動だわ。近いかも」
__そして、光の反応が強い方へ進んで行きます。
マミ「間違いない、ここよ」
__とある廃ビルの前にたどり着きました。
マミ「今度は逃がさない」
__たちまち、辺りが昨日と同じ気味の悪い空間へと変わっていきます。
ー麻女の結界内ー
マミ「ただのバットでは、ダメージ覚悟で掴まれる危険性があるわ」
__そう言って、マミさんがさやかちゃんのバットに触れると、たちまち釘バットに変わりました。
さやか「おおっ! マミさんスゲェー!」
マミ「気休めだけど、これで身を守る程度の役には立つわ。絶対に私の側を離れないでね」
__何て言うかその釘バットは、さやかちゃんにとても似合っていました。
するとわたしは、ある疑問が頭に浮かびます。
まどか「麻雀少女って、麻女と麻雀するんですよね?」
マミ「ええ、そうよ?」
まどか「なんで物理的な攻撃力が必要なんですか?」
マミ「……」
まどか「なんで物理的な攻撃力が必要なんですか?」
__気まずい沈黙が流れます。
マミ「気休めだけど、これで身を守る程度の役には立つわ。絶対に私の側を離れないでね」
__わたしが質問する前に話を戻した!?
マミ「じゃあ、結界の奥へ進むわよ!」
__少し進んだところで、雀卓を用意した麻女たちに遭遇しました。
東一局 ドラ『二萬』
東家
造園の使い麻『25000点』
南家
巴マミ『25000点』
西家
警戒の使い麻『25000点』
北家
薔薇園の麻女『25000点』
__五巡目、マミさんが三萬を切ると
麻女「ロン、純正九連宝ト__」
__すると、マミさんがおもむろに雀卓を掴み……
マミ「イッテツ・バスター!!」
__思いきりひっくり返します。
マミ「ふう、私のチョンボ。満貫払いね」
__えげつないです。手段を一切選びません。
マミ「未来の後輩たちの前で、あんまり格好悪いとこ見せられないものね」
__そう言った後、マミさんがさやかちゃんに目配せをします。
すると、さやかちゃんは釘バットを構えて、ゆっくりと歩き始めました。
この時、わたしはまだ知らなかったのです。麻雀という競技の恐ろしさを……
__次の局が始まり、数巡したところで、マミさんがリーチをかけます。
マミ「今よっ!」
さやか「おらぁぁぁぁっ!」
__麻女の後頭部に釘バットが降り下ろされます。なんとも形容し難いおぞましい悲鳴をあげる麻女。
マミ「ティロ__」
__マミさんがメリケンサックをつけた拳を大きくふりかぶって……
マミ「フィナーレッ!!」
__その鉄拳が、麻女の顔面を正確にとらえます。
まどか「ひ、ひどい……」
__マミさんは、倒れた麻女のマウントポジションをとり、なおも執拗に顔面を殴り続けます。
さやか「ひゃっはーっ!」
__何て言うか、その……地獄絵図でした。
__歪んだ景色が元の廃ビルへと戻っていきます、どうやら麻女を倒せたようです。
マミ「良い対局だったわ。円環の理でまた打ちましょう」
__と、返り血まみれのマミさんが決め顔でそう言います。
さやか「あれ、なんか落ちてる?」
__さやかちゃんが手に取ったのは、黒い宝石のようなものでした。
マミ「それは、グリーフシード。麻女の卵よ。
運がよければ時々魔女が持ち歩いていることがあるの」
まどか「たまごっ!?」
キュウベエ「大丈夫。その状態では安全だよ。むしろ役に立つ貴重なものだ」
さやか「そっかー」
__と言いながら、おもむろにホカホカご飯を取り出します。
さやか「あ、まどか醤油とってー」
QB「……美樹さやか、つかぬことを聞くけど、そのホカホカご飯はなんのつもりだい?」
さやか「卵なんでしょ?」
マミ「はい?」
さやか「新鮮な卵があったらホカホカご飯にかけないと、それは因果に対する反逆ですよ!!」
マミ「あー……うん、違うの、これはね」
__そう言って、ソウルテンボウを取り出します。
マミ「私のソウルテンボウ。昨日よりちょっと点数が減っているでしょ?」
__昨日は30000点だったのが、今は20000点になっています。
8000点がチョンボの分で、残りは麻法を使った分でしょうか?
マミ「でも、グリーフシードを使えば、ほら」
__ソウルテンボウの点数が、30000点まで上昇します。
マミ「ね、これで消耗した私の麻雀力も元通りよ」
マミ「そこにいるのは誰っ!」
__不意にマミさんが大きくふりかぶって、グリーフシードを明後日の方向にぶん投げます。
「ぎゃっ!?」
__誰かに当たったようです。
さやか「あ、あいつ!!」
__それは、見滝原中学の制服を着た、ほむらちゃんでした。
マミ「あと一度くらいは使えるはずよ。あなたにあげるわ。暁美ほむらさん」
__しかし、ほむらちゃんは何の反応も示しません。
マミ「それとも、人と分け合うんじゃ不服かしら? 丸ごと自分のものにしたかった?」
__それでもほむらちゃんは無言をつらぬき……あれ?
__そう、ほむらちゃんは倒れ、頭に大きなタンコブをつくって気絶していたのです。おそらくグリーフシードが頭に当たったのでしょう。
マミ さやか まどか「……」
__なにやら、いたたまれない空気が流れます。そう、敵対してる雰囲気を出してたマミさんが、まるでさや…バカみたいに……
マミ「気休めだけど、これで身を守る程度の役には立つわ。絶対に私の側を離れないでね」
__どこまで話を戻そうとしてるんですか!?
__ほむらちゃんは何であそこにいたんだろう。そんな疑問を抱きながら、家への帰路につきました。
投下終了
>出会った麻雀少女は、必ず対局する。
このルールは、マミさんが麻雀少女と仲良くなるきっかけを作るために広めたルールですが、お互いの実力を測る意味で広まりました。
修正>>36
×キュウベエ「大丈夫。その状態では安全だよ。むしろ役に立つ貴重なものだ」
○QB「大丈夫。その状態では安全だよ。むしろ役に立つ貴重なものだ」
南三局 ドラ『西』
東家
使い麻A『18000点』
南家
使い麻B『28000点』
西家
巴マミ『32000点』
北家
使い麻C『22000点』
マミ「リーチ!」
使い麻A「あ、それロン」
__マミさんは突然立ち上がり、右手で使い麻Aの胸ぐらを掴みます。
マミ「イカサマよ」
使い麻A「何を言ってるんだ、言いがかりはよしな」
使い麻B「いちゃもん付けんな!」
__その刹那、乾いた銃声が鳴り響きます。マミさんの左手には、硝煙のあがるマスケット銃……
マミ「聞き分けの悪い子は、お仕置きよ?」
__マミさんは、血を流して倒れた使い麻Bの頭蓋に、マスケット銃の銃床を降り下ろします。
脳漿が飛び散り、使い麻の断末魔が響き渡ります。
使い麻A「き、貴様っ! お前たち、殺ってしまえ!」
__しかし、誰一人として反応しません。
使い麻A「おいどうした、殺ってしまえ!」
さやか「お前たちって、コイツらのこと?」
__そこにいたのは、無数の屍を足蹴にして血塗れの釘バットを担いで、狂ったようにケタケタ笑っているさやかちゃんでした。
マミ「さあ、後はアナタだけよ。観念しなさい」
__マミさんは使い麻Aの眉間に、マスケット銃をつき付けます。
使い麻A「テメェら……麻雀少女としてのプライドは無いのか?」
マミ「勝つための手段は選ばない。それが私のプライドよ」
__そう言って、一切の躊躇なく引き金を引きました。
__結界が解け、空が晴れていきます。
さやか「あれ? グリーフシードは?」
QB「ただの使い麻だからね、グリーフシードは持ってないよ」
さやか「なんだ、ハズレかー」
マミ「使い麻でも成長すれば麻女になるから、見逃せないのよ」
まどか「__いよ……」
さやか「どーしたの?」
まどか「こんなの、絶対おかしいよっ!」
マミ「か、鹿目さん落ち着いて!」
まどか「落ち着けないよ! 少しツッコミ放棄してたらコレだよっ!!」
さやか「え……えーと、コレって?」
まどか「物理攻撃で倒すなんて麻雀少女でもなんでもないよ!!」
マミ「あのね、鹿目さん」
まどか「……なんですか」
マミ「麻雀は運が絡む競技なのよ。だから、正当な麻雀少女はまず生き残れない」
まどか「……」
マミ「宮永さんも、片岡さんも、高鴨さんも、みんな良い子だったんだけどね……」
※良い子とか言ってますが、マミさんの方が年下です。
まどか「で……でも、そんな……」
マミ「理想と現実のギャップを知って、人は強くなっていくのよ」
__マミさんは、優しく微笑みます。返り血まみれの顔で……
__わたしは家に帰ってから、ママに聞いてみました。
まどか「麻雀って、なんなのかな?」
詢子「殺るか、殺られるか」
__わたしはもう、深く考えるのをやめました。
投下終了
ちなみに麻雀少女同士の対局は、ソウルテンボウを使わずに普通の点棒を使用します。
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