苗木「ダンガンロンパって楽しいねー」


霧切「そうね」


苗木「ところで霧切さん、何してるの？」


霧切「保険体育の勉強よ」


苗木「そういうのどうかと思う」

霧切「何を想像したのかはあえて聞かないけれど、保険体育のテストが近いことを忘れているのかしら？」


苗木「あ、そうだったね。僕も勉強しなきゃ……」


苗木「ふむふむ」ペラペラ


苗木「えっ……？」




高校生の平均身長
男子：約170cm
女子：約158cm


霧切「どうしたの、苗木くん。凄い汗よ」






苗木「う、うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

霧切「苗木くん！？」


苗木「おかしいよ！おかしいよ！！みんな平均身長以上だなんておかしいよおおおおおおおおおおおおおお」


霧切「苗木くん！何がどうしたというの！？」


苗木「あっあぁぁあっ、どうしてっ！？超高校級の人達ってみんな身長も高いの！？小さいの僕と不二咲クンだけじゃないかああああああああ！！ンホォォォオオオオオオ」シコシコシコシコ



霧切「な、苗木くん！？落ち着きなさい！下半身のものをしまいなさい！」



葉隠「なにごとだべ！」タタッ

霧切「苗木くんが急に、訳の分からないことを言いながらマスターベーションをはじめて……！」


葉隠「霧切っちにはまだ言ってなかったな……。苗木っちは定期的にシコらないと発作が起きるんだべ。幻覚を見ちまうんだ！」


霧切「なんですって……！」



苗木「あぁぶるぁぁああ！？でも不二咲クンは超高校級のプログラマーじゃないの！？超高校級なのになんで低身長なのさぁぁああああああ！ぎゃあああああああああ」ビュゥーーーーーンッ


苗木「ふぅ、ぅ」ビクビク



葉隠「どうやら収まったべ」

不二咲「どうしたの？凄い声が聞こえたよぉ」


大和田「うわ、なんだここイカくせぇ」


苗木「」ピクピク


不二咲「ま、まさか……」


大和田「また苗木の発作か……！」


苗木「あっ、あぁぁ……小さい人だぁ……超高校級なのに、小さい人だぁ……」プルプル


不二咲「えっ……僕のこと？ふぇぇ」グスッ

苗木「分からない……分からない……分からないよぉぉおおお！なんでみんな大きいんだよぉぉおお！かと思えば小さいのもいるしよぉぉおお」ガクガク


大和田「おい、これって……」


葉隠「あぁ、発作だべ……」


霧切「さっきシたばかりなのに、何故！」


葉隠「発作の間隔が、短くなっちまってる」


霧切「なんですって……！苗木くん！？苗木くん！急いで陰茎をこするのよ！！」



苗木「うわぁっ、ああぁぁあぁ、そういえば……」ペラペラ


高校生の平均胸囲
男子：約86cm
女子：約81cm



苗木「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああにょひぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」

大和田「や、やばい！早くシコれ！苗木ィ！！」



苗木「なんで、なんでみんな女の子はおっぱい大っきいんだよおおおおおおおおおおおおおお一番ガリガリな腐川さんが79cmって、あんだけガリガリなのに79cmって！！」シコシコシコシコ


苗木「おかしいよぉおおおこんなの絶対おかしいよおおおおお！！戦刃さんはド貧乳設定なのに80cmもあるよおおおおおお！！ほとんど平均値だよおおおお！！ぬぷぇぇええええ」シコシコシコシコ





霧切「さっきから苗木くんが何を言っているのか全然わからないわ……これが、発作だというの……？」


葉隠「あぁ……恐ろしい病だべ」ゾッ

苗木「あぁぁぁああぁっ、朝日奈さんは……朝日奈さんは見た目の割に小さすぎるよおおおお！！88cmじゃあんな谷間なかなかできないよおおおお！だいたい、なんでスイマーなのに巨乳なんだよぉぉおお！なんでそこ欲張っちゃったんだぁぁあああ」シコシコシコシコ


苗木「逆に男子はおっぱい小さすぎだ ろぉがよおぉぉぉおおお！！こんなにムキムキな大和田くんが胸囲86cmだなんて、そんなのおかしいだろぉぉおおお！！しかもなんで日向先輩と田中先輩は90cm超えてんだよぉぉおおお！！大和田くんのショボさが増すだろぉぉおお」ブビャビーーーーンッッ


苗木「はぁ……っはぁ…」ビクビク




霧切「収まったようね」


大和田「相変わらず、何を言ってんのかさっぱり分かんねーな……」

葉隠「苗木っち……今日はもう部屋で休んだほうがいいべ」


大和田「そうだぞ。ちゃんとシコって寝ろよ」


苗木「うん。ごめん、みんな、迷惑かけて。こんな病気、早く治さなきゃ……」プルプル


不二咲「気にしないで、苗木くん！友達なんだからさ！」ニコニコ


霧切「そうよ。焦らずゆっくり治療していきましょう」



苗木「ありがとうっ……ありがとう、みんな」ポロポロ

霧切「みんな、集まってもらったのは他でもない、苗木くんの発作についてよ」


舞園「発作……ですか？」


十神「フン、女子にはまだ伝えてなかったな」


石丸「症状がアレだからな……。とても見ていられない」


霧切「苗木くんは、定期的にマスターベーションをしないと、発作を起こしてしまうの。その間、幻覚を見て訳の分からないことを叫んでしまうわ」


女子「！？！？」

霧切「私は今日、初めてその場面を目撃した。……衝撃、だったわ」


霧切「彼、訳の分からないことを叫び続けて……私、なにもできなかった……！！」


葉隠「問題はそれだけじゃないべ……」


霧切「えぇ、そうね。一番問題なのは、発作の間隔が短くなっていることよ。このまま、症状が悪化すると、」







セレス「テクノ……ブレイク……！！」


ざわ……ざわ……


（その日は静寂と悲しみに包まれ、解散となった）

（ある日）


苗木「ふっふんふーん♪」（鼻歌）


十神「……機嫌がいいな」


苗木「あ、十神くん！今日は僕、なんだか調子がよくってさ」ニコニコ


十神「そうか」


苗木「えへへ、気分がいいからダンガンロンパでもやろうかなー」ポチポチ





～四章～


十神「あの足跡はスニーカーで、苗木のじゃないってことは朝日奈のでうんたらかんたらry」





苗木「あっ、あっ、あぁぁあああぎょぇええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ」

十神「な、苗木！」


十神（くそッ！さっきまで機嫌良くダンガンロンパをプレイしていたというのに！）



苗木「変だよ、しょぼいよしょぼすぎるんだひょぉおおおぉお！！十神家の跡取りがあんな足跡のことも分からずに馬鹿キャラの朝日奈さんに騙されるなんてえぇぇぇえええ！！」シコシコシコシコ



十神「苗木！苗木、目を覚ませ！」


苗木「目を覚ますのはテメェらだろうがいつもいつもよぉぉおおおお！！曖昧なとこから目そらしてんじゃねぇええぞぉぉおおお！！」シコシコシコシコ



十神（駄目だ、完全に幻覚にやられている。こちらの言葉が届かない……！）

苗木「あの足跡は、どう見ても粉が巻かれた後に来た人のものじゃないかぁぁぁあ！！なんで不特定多数のゲームプレイヤーが気付いて十神家次期党首が気付かないんだぁぁああ！！次期党首の座を奪い合う戦いはどんだけしょぼいんだよおぉぉおおお！ひぁぁああああああんっ」ジャブゥゥウーーンッッ




大神「どうしたのだ」タタッ


朝日奈「すごい音がしたよ」タタッ





苗木「」ビクビク


十神「収まった……ようだ……！」

十神「クッ……あの発作の前では、どんな言葉も苗木に届くことはない」



大神「射精を待つのみ、か」ギリッ



朝日奈「そんな、そんなことって！」ポロポロ

苗木「ごめん、また僕……」シュン


大神「苗木、気にするでない。一番辛いのはお主なのだ」


朝日奈「そうだよ、苗木！元気出して！」


十神「フン、貴様の世話など造作もない」


苗木「ありがとう……ありがとうみんな……僕、こんな友達ができて、幸せだったよ」


朝日奈「なんで過去形なの！？」


苗木「僕、分かるんだ……もうすぐ発作がくる。最期の、発作が……うぐっ、いひぁんみゃあああああっぽぉぉおおお」

十神「嘘、だろ……苗木！正気に戻れ、苗木！！」


大神「いかん！！テクノブレイクがはじまってしまう！！」





苗木「だぁかぁらぁああ、正気じゃねーのはテメェらなんだよぉぉおおお！うっひょぉおおおおんっっ」シコシコシコシコ



苗木「なんでだ、なんで山田クンの髪の毛は感情に合わせて伸び縮みすんだぁぁあああっっわっかんねぇえええよおおおおお」シコシコシコシコ



苗木「石丸くんはどうして白髪になっちゃったのぉおおおおっ！なんで目が燃えてるのぉおお！！おかしいよぉっおかしいよぉっ、おかしくなっちゃったよぉおおおっ」シコシコシコシコ



苗木「しかもなんでこいつ、いっつも左敬礼なんだぁぁぁああ！！さては馬鹿だなあいつ！！成績優秀とか言われてんのマジで嘘だろぉぉおおおおおおイっぐぅぅうううううううううううん！！」ビュグビュグビュゥウウウウ

朝日奈「なえ、ぎ……？うそ、だよね？」


大神「クッ……なにも、できなかった。我は無力だ」


十神「苗木！苗木！苗木！」ユッサユッサ







苗木「」



（こうして苗木誠はこの世を去ったのである）

数ヶ月後



舞園「苗木くんは、私達の心の中で生きてますよね」


不二咲「そうだよね、そうだよね」ポロポロ




桑田「……そういえばあいつ、ダンガンロンパ大好きだったよな」

つ【PSvita】



桑田「……」ポチポチ

桑田「……なんでだ」ワナワナ


山田「どうしたのですか、桑田怜恩殿」





桑田「わかんねー……わっかんねえぇぇええんだよぉぉおおお！！なんでダイイングメッセージをアルファベットにしたんだぁあああ！！死ぬ間際なんだぞぉおおおお！！カタカナが一番書きやすいだろぉぉがぁぁああああ！！ンホォォオオオオオオオオオオオ」シコシコシコシコ





END