■R2 TURN23 シュナイゼルの仮面 / ナナリーとの再会シーンより
ナナリー「……私は知りました、お兄様がゼロだったのですね……!」
ルルーシュ「グッ……」
ナナリー「どうして……それは、私のためですか!?」
「もしそうなら、私h」
ルルーシュ「フハハハッ、お前のためだと?我が妹ながら図々しいことだ…………」
ナナリー「!!」
C.C.(ルルーシュ……!)
ルルーシュ「人からおめぐみを頂くことが当たり前だと考えているのか?」
「自らは手を汚さず、他人の行動だけを責める……」
ルル(…………ナナリー、すまないッ……)プルプル
ルルーシュ「……お前は、俺が否定した旧い貴族そのものだな」
ナナリー「そん……な……!」
※成分はC.C.&ルルが98%。独自解釈あり。
初SSです、つたない部分はお許しください。
■アヴァロン艦内 ルルーシュ自室
C.C.(いない……ベッドルームか?)シュイン
ルル「……………………」ドヨーン
C.C.(何とも痛々しいな…………)
C.C.「よく仮面を被り続けたな、ナナリーの前で」トテトテ
ルル「いくつルートを探っても、答えは同じだったからな……」
「あの時の結論は間違いではなかった」
C.C.「…………ルルーシュ、もう十分じゃないのか?」ギシッ
「お前はよくやったよ」
ルル「何をやったというんだ」
C.C.「シャルルを倒し、ブリタニアを壊した」
ルル「…………」
C.C.「当初の目的は果たしたじゃないか?」
ルル「…………C.C.、俺が悪を成さねばならない理由はわかっているだr」
C.C.「知らんな」
ルル「なっ!?」
C.C.「なあルルーシュ……」
ルル「なんだ」
C.C.「お前、"アーカーシャーの剣"でシャルルに殺されようとしてた私に何と言った?」
ルル「最後くらい、笑って死ねと……」
C.C.「そうだ、お前はそう言った」
ルル「それがどうした?」
C.C.「このままゼロレクイエムが果たされたら、私はまたひとりぼっちになる」
ルル「……」
C.C.「また誰かにギアスを与えて育てなければならなくなる、私のためにな」
「ルルーシュ、お前が、私の最後を看取ってくれるんじゃなかったのか?」
ルル「……果たされた暁には、優しい世界がもたらされる……」
「それはお前にとっても、優しい世界であるはずだ」
「その中で、永遠を生きればいいじゃないか」
C.C.「とすると契約不履行ということになるが……それはどうしてくれるんだ?」
ルル「……そういう問答はしないぞ」
C.C.「ふん、相変わらず頭の固いやつだな」
C.C.「第一、お前は今までナナリーのために頑張ってきたんだろう?」
ルル「……いや、特別扱いはできない」キリッ
「消えていった数多の命のためにも、俺たちh」
C.C.「……その数多の命が皆、お前を許してるといったらどうする?」ボソッ
ルル「止まることは許さ……はぁ?」
C.C.「いやなに、お前の行為についてユフィがCの世界で"意識"を問うてみたらしいんだがな」
「大多数が「お前を許した」……と、マリアンヌが教えてくれたよ」
ルル「…………フフッ、ついに脳が老化現象を起こしたか」
C.C.「花も恥じらう麗しき美少女をつかまえて老婆呼ばわりするか、この生涯一童貞め」
ルル「俺の性経験の有無はこの際関係ないだろう」
C.C.「ふん、まあいい……たぶん、ユフィなりの優しさから、そういうことをしたんじゃないか?」
「Cの世界からはこの世のことが色々と見えるからな、お前の苦悩を理解してるようだぞ」
ルル「何をバカなことを……」
C.C.「本当だぞ?ユフィはもちろんのこと、マリアンヌやシャルル、あとついでにクロヴィスも「もう許した」って」
ルル「…………C.C.、いくらナナリーのことがあったとはいえ、俺はそんな戯言を信じるほど参ってはいない」
「第一、Cの世界は終着点だ、みなそう言うとしても不思議ではなかろう……」
C.C.「シャーリーも「許すってかルル大好き」だったそうだ」
ルル「やめろッ!言っていい嘘と悪い嘘があるだろうが!」
C.C.「ロロは「兄さん待ってる早くきて」だったそうだが」
ルル「……………………」
C.C.「………………」
ルル「……いや、」
C.C.「ん?」
ルル「死んだ連中はどうでもいいんだ」
C.C.「ひどい言い草だな」
C.C.「ルルーシュ、お前が死んだら、ナナリーはさぞかし嘆き悲しむだろうなぁ」ギッシギッシ
ルル「………………」
C.C.「ゼロレクイエムの瞬間、お前はきっと、涼しい顔をして玉座に座っているだろう」
「そしてお前のことだ、形としては奴隷だが、ナナリーをすぐ傍にはべらしているに違いない」
ルル(……まあ、そうする予定だが)
C.C.「そこに、スザク扮するゼロが現れる」
「その行く手を阻もうとするジェレミア、しかしその時ゲフィオンディスターバーが作動し回路不能に陥る……」
ルル(スザクはジェレミアを飛び越える予定だったが、そちらのが民衆にもわかりやすいか?)
C.C.「ジェレミアの左目には「ゼロで除算しました」の文字が……そしてそのすぐ背後に、お前の姿があった」
「切っ先煌めく長剣を携え、お前の前にすっくと立ちはだかるゼロ」
「悪逆童帝の命運もここまでか……驚愕で目を見開くルルーシュ、息をのむナナリー」
ルル(……ナナリー……すまない、それが俺の贖罪なんだよ……)ウルッ
C.C.「しかしその瞬間、お前は叫ぶ、「こんなこともあろうかと!!!」」
ルル「何ッ!?」
C.C.「突き出した右手に装着していたのは、なんと小型化に成功した輻射波動砲だった」
ルル「」
C.C.「たじろぐゼロの頭部を鋭い爪ががっしと掴み、「弾けろブリタニアァァ!」」
「どーん!木端微塵に飛び散るゼロ、返り血を浴び哄笑するルルーシュ、呆然とするナナリー」
「こうして悪は栄え、ゼロの伝説は朽ちてゆくのだった……」
ルル「…………おい」
C.C.「どうした?」
ルル「ジェレミアのOSなら、エラーコードは"Division By Zero"だと思うが」
C.C.「なんだその小姑のようなツッコミは」
C.C.「思うんだが」
ルル「いや思わなくていい」
C.C.「まあ聞け、お前がその命で罪を贖おうとする気持ちはよくわかる」
ルル「わかってるなら……」
C.C.「わかるが、別の方法はないのかと言いたいんだよ」
ルル「……それも何度も話しただろう、俺は想定可能なあらゆるルートについて考察した」
ルル「しかし、世界中の悪意を一身に集める対象として最も適切なのは俺しかいない」
「悪の帝王、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアしか、な」
ルル「それに、俺は罪を重ねすぎた……」
「"稀代の暴虐王"と後々まで呼ばれるに相応しいほどの罪を……」
C.C.「…………」
ルル「数時間前にも俺は、スザクを使い"民主主義"を捻じ曲げようとしただろう?」
「カレンにも…………別れを告げてきた」
ルル「事態はすでに分水嶺を越えている、後は転がり落ちるように状況を進めるしかないんだ」
C.C.「そうかな……」
C.C.「……ルルーシュ、ナナリーが生きてた、というルートも想定済みだったのか?」
ルル「いや、それは想定したくとも結局理性が拒んだ」
「嬉しい誤算だったが……スザクの言ったとおり、戦略目標は依然変わらないからな」
C.C.「ほらみろ、お前が想定していない事態はまだ山ほどあるじゃないか」
ルル「…………何が言いたい?」
C.C.「例えばだ……」
ルル「たとえば?」
C.C.「…………私が、お前の子を身ごもったとしよう」
ルル「ぶほっ!っごほ、ごほっ!」
C.C.「どうした、カゼをひいたか?侍従を呼んで薬を持ってこさせるか?」ニヤッ
ルル「ごほっ、ごほ…………そっ、そのルートは想定する必要すらない!」
C.C.「そこまで喜ぶか、私もがんばった甲斐があるというものだ」ニヤニヤ
ルル「喜んでなどないぞ!!それ以前に、子ができるようなことをしていない!する気もない!」
C.C.「まあ、ゼロレクイエムまでは時間もあるし、可能性としては十分にあり得るじゃないか」
ルル「勝手に言ってろ!」
C.C.「で、だ……どうするんだ、ルルーシュ?」
ルル「何がだ」
C.C.「お前は私を、昼夜問わず寂しい身体を持て余す未亡人にする気か?」
「もしくは、日々育児とパートに埋没する、首筋の湿布が似合うシングルマザーにする気か?」
ルル「為さざる罪で俺を苛むのはやめてくれないか」
C.C.「そうだ、私なら双子までは対応可能だと言っておこう…………ふむ、三つ子もいけるかな?」スリスリ
ルル「……己の尻をさするな」
C.C.「それで、そうなった場合にルルーシュ、お前は妻と子を残してゆくのか?」
ルル「……お前とそうなる可能性は全くないという前提で言うが、」
「誰が相手にしろ万が一にもそうならないよう、全ての者との関係を断つ手筈は整えている」
C.C.「しかし、私とスザクは別だな、最後までお前に付き合う」
ルル「当然だ、二人ともゼロレクイエムの実現に欠かせない駒だからな」
C.C.「特に私は、お前の"共犯者"であり」
ルル「ああ」
C.C.「そして──────妻だ」
ルル「いつお前と祝言を挙げた」
C.C.「ルルーシュは無駄に形式に拘るんだな、肝心なのは本人たちの心じゃないか」
ルル「ならなおさらだ!」
ルル「ハァっ…………C.C.、一体どうしたんだ」
C.C.「ん?」
ルル「シャルルとの因縁に決着をつけて以降、お前は俺の考えに賛同し、ずっと従ってきたじゃないか」
C.C.「……そうだな」
ルル「なぜ今になって、そのようなことを……」
C.C.「…………」
「……自分でもよくわからないんだ」
ルル「そうか」
C.C.「…………」
ルル「まあ、それがいかにもお前らし」
C.C.「いや、正直に言おう」
ルル「いところ……ほう?」
C.C.「こっちを向くなよ、ちょっと恥ずかしい理由なんだ」
ルル「……ああ、早く言え」
C.C.「お前が…………可哀そうでならないのさ……」
ルル「…………………………」
C.C.「…………………………」
ルル「…………フッ、」
ルル「この俺が哀れだと?…………ハッ、フハハハハハッ!」
C.C.「ルルーシュ……」
ルル「ギアスの力に翻弄される人生が哀れだと言うか?」
「それとも、愛する妹すらこの手にかけようという愚かさが哀れだとッ!?」ガバッ!
ルル「C.C.、俺を見ろC.C.!お前もよくわかっているはずだ!」
「俺は、相手が何者であろうと、無用の憐みを受けることほどこの世で忌み嫌う行為はないと!お前とて例外ではない!」
ルル「可哀そう?ハッ、この俺が、己の思い通りにゆかぬ現実に打ちのめされた哀れな、驢馬の如く愚鈍な男に見えたか!」
「俺を見るんだC.C.!どうだ、俺は哀れな子犬か!?」
C.C.「……」ジロッ
ルル「理不尽な運命を呪うことはあれど、俺は今まで、俺自身が下した決断を悔いたり嘆いたことはない!」
「それこそが俺の、何者にも負けない強みだからだ……ッ!」ギリッ…
ルル「クロヴィスを撃ったこと、そしてユフィをこの手にかけたことさえ俺は後悔していない!」
「俺が信じる明日のためなら、いかなる犠牲だろうと俺は踏み越える覚悟がある!」
ルル「俺は世界を壊し、世界を創る者だ!決して立ち止まることなどない!」
「たとえ行く手を阻む者がナナリーであろうとも、俺は…………俺は…………!!」
C.C.「そうじゃない……そうじゃないんだよ、ルルーシュ……」スッ
ルル「何がだ!お前はたった今、俺が哀れだと……」
C.C.「よく聞け、私は………………」
「……お前が、とても愛おしいんだ」ウルッ…
ルル「シ……!!!」
ルル(なっ、まさか、C.C.がオレに…………何の酔狂だ!?)
(こんなこと……あり得ない……断じてあり得るはずが…………!)
C.C.「……ルルーシュ………………」ダキッ…!!
ルル(ぬあ!?)
ルル「……お、俺はこういう冗談は嫌いだ」
C.C.「冗談などではない、これは私の本心だ……」
ルル「お前……ッ!」
ルル(バカな、最終的には俺と全ての事象の関係を断たないことには、ゼロレクイエムは失敗に終わる!)
(C.C.との関係も、不要に深くならないよう注意を払っていたはずが……!?)
ルル(クソッ、俺は一体どこで選択を間違えた?)
(出会いは不可避、C.C.の来訪も不可避、学園祭イベントも不可避だしKMFの同乗とて必然だ!)
ルル(同居がそもそも間違いだったのか?否、俺のギアスがバレないためにもC.C.は手元に置くしかなかった!)
(それにこいつは、放っておくと何をしでかすかわからない爆弾だ!)
ルル(ではC.C.を俺の右腕として使い続けたことか?)
(いやそれは共犯者として当然だ、たまに素っ頓狂なことをやらかすがC.C.は俺の優秀な駒でもあった!)
ルル(まさか、シャルルから救い出したことが過ちか!?)
(バカな、あの時点でゼロの影武者を失うのは今後に差し支えたしカレンでは胸がデカすぎてゼロの影武者になれん!)
C.C.「……………………」ウルウル
ルル(あるいは記憶喪失中の扱いが問題だったか!?)
(優しかったか?俺は優しすぎたのか!?奴隷らしく、ムチをしならせC.C.の肢体を打ち据えた方が良かったのか!?)
ルル(しかし俺はC.C.に元に戻って欲しかった!)
(過去にさらに追い込めるようなことをして目的を果たせるわけもなく、そもそも俺にはそんな趣味がない!)
ルル(わからん、いくら考えてもこの事態に陥った理由がわからないが、)
(このままC.C.の体温を感じていると、不覚にも不測の事態が起こってしまいかねない!)ムックリクリ!
ルル(とっ、ともかくにもC.C.と和平交渉だ!落ち着け、落ち着くんだルルーシュ、)
(素数だ素数を数えろ、いちにーさんしーごーろくしちはち……)
ルル「…………こほん、C.C.……離れろ……」ドキドキ
C.C.「いやだ……っ」ギュ-ッ
ルル「おい!……いいから離れるんだ!」
C.C.「私はC.C.だぞ……お前の思い通りになると思うのか?」ギュギュ-
ルル「」
C.C.「これは私にとっての、一世一代の大博打なんだぞ……撤退はあり得ない」ンギュンギュ
ルル(ま、まさか……以降選択肢が一切出現しないルートに突入ッ!?)
C.C.「……ルルーシュ、私がなぜ記憶喪失に陥ったか、まだわかってないだろう?」
ルル「まるで、俺に因果関係があるかのような口ぶりじゃないか」ドキドキ
C.C.「大ありだよ」
ルル「ほう?」
C.C.「そして、さっき私も"それ"に確信を持った」
「お前は、私に、最後には笑顔を与えてくれるのだよな?あれだよ」
ルル「さっぱりわからん」
(というか、C.C.が温かすぎて考えがまとまらないッ!)
C.C.「わからないのか?少しは考えろ……この童貞が」
ルル「……記憶喪失に陥る、ということは、それほどに嫌な言葉だったのか?」
C.C.「ルルーシュ、いま本当に考えたのか?1秒も間がなかったぞ?」
「お前は、合理的解釈という名の悪魔に心底魅入られてるな」
ルル「他にどう解釈しろというんだ……いいから、離れろ」
C.C.「いーやーだー」ギュギュー
ルル(クッ、我が下半身部隊は前線よりしなやかに後退!)
(ハドロン砲の砲身がC.C.に接触しないよう細心の注意を払え!)ギンギン
C.C.「つまり、あれで私は、私自身の本当の望みに気付いたのさ」
ルル「……」
C.C.「言うなれば、人ならざる者から人に戻ったんだ」
ルル「ふむ、そうか」
C.C.「ただ、それは私にとってショックでもあった」
「甘美な死という幻想が打ち砕かれた瞬間でもあったからな」
ルル「……」
C.C.「ゲシュタルト崩壊、とでも言うべき衝撃だった」
ルル「それは…………死にたくなくなった、と?」
C.C.「簡潔に言いすぎだ馬鹿///」ギュウウッ
ルル「ぐえ!」
C.C.「まあ、それだけではなく、他にも色々と気づいてな……」
C.C.「何百年も生き永らえながら、この世の理を静かに見守ってきた私だが、」
「自分が抱いた欲求に未だ気付いてなかったんだからな……」
「灯台下暗しとはよく言ったものだ」
ルル「ふうむ」
ルル(うっ……C.C.の髪の香りが俺の欲求を刺激する!)
(抱きしめたい!いやダメだ、ゼロレクイエムのために耐えろ、耐えるんだ!)
C.C.「それで、一旦記憶喪失状態に陥ることで、私の内的世界での混乱を収め、気持ちを整理してたのさ」ス…ッ
「全部整理をつける前に、マリアンヌに叩き起こされたんだがな」
ルル「なるほど……」
ルル(や、やっと離れてくれたか……!)
(全身、早急に陣形を立て直し、考え得るC.C.の再度の来襲に備えよ!)
ルル「……で、それが今の状況と何の関係があるんだ?」シレーッ
C.C.「………先ほどの、ナナリーとの通信……」
ルル「!!」
C.C.「横で聞いてた私も、思わず顔をそむけざるを得なかったよ……」ジー
ルル「もういい、それは言うな」
C.C.「ギアスの力……黒の騎士団……」
「そしてブラックリベリオン……超合衆国……」ジーッ
C.C.「お前は、ナナリーのために全てを捧げてきたのにな」
ルル「……黙れ、魔女が」プイッ
C.C.「最愛の者を突き放すつらさ……その気持ちが私にも伝わったよ」
ルル「やめろ!黙れと言っている!」
C.C.「その瞬間に思ったんだ……お前は、笑顔で死ねるのかな、って」
ルル「構わんッ、俺には笑顔など必要ない!」
C.C.「今お前は、何もかも失おうとしている……」
C.C.「ブリタニア皇帝という他に比類なき権力を持ち、しかも絶対遵守のギアスまでも持ちながら、」
「最後まで大切にしていたものさえも敵に回すお前は、いま……限りなく空虚だ…………!」ガバッ
ルル「なっ……!やめ……」ドサッ!
ルル(俺が、押し倒された────!?)
(おのれッ、全ての戦力を突撃に投じるとは完璧に想定外だ!!)
C.C.「先ほど廊下で、スザクはお前の"剣になる"、と言った」
「私には、お前の盾になれと……ふん、小僧が偉そうに言っていたが」
ルル「そっ、それが……!?」
C.C.「おかげで、私も最後のふんぎりがついた」
「ルルーシュ、私はお前の盾として、お前に仇を成す全ての事象から守ってやるよ……」ニコリ
ルル(スザクウゥゥゥ!お前は、お前はまたしても俺を裏切ったのかあぁぁぁッ!?)
ルル「おお、お前は何を言っている!いいからどけ、俺の上からどくんだ!!」
C.C.「好きな相手には笑顔でいてほしい……」
「ふふっ、当然の気持ちだったよな、やっと思い出したよ」
ルル「だっ、だから俺にはそんなものッ!」ジタバタ
C.C.「前々からお前が好きなのは自覚していたのだが、どうやらそんなレベルじゃなかったよ」
ルル「クソッ!お前はっ、お前はこの期に及んで……!」
C.C.「ルルーシュ……私は、お前を愛してる」スイッ
ルル「シー……!!!」
C.C.「……」チュッ
ルル「!!!!!!」
ルル(くっ、こ……こんな……やめ…………………………!)
C.C.「………ルル…………………シュ…………」ムチュッ、チュ、チュ…
ルル「…ん……………あ……」
C.C.「……んっ、ぷはぁ…………」…ンチュッ
ルル「………………………………くっ…………」
C.C.「ふうっ…………///」
ルル「はあっ、はあっ……………はあ…………」
C.C.「…………」
ルル「……………………シーt」
C.C.「ルルーシュ!///……んっ!」ムチュ!
ルル(のわぁ!だっ、第2ラウンドだとっ!?)
C.C.「んふ…………ん……………」チュウッ、チュバッ、チュプ…
ルル(……シー……ツー…………!)
C.C.「…………あふ……はぁ…………」レロッ、クチュッ、チュ
ルル(むぐっ!こっ、これはまさか………………舌!!!)
C.C.「んっ…………んっ…………」ヌリュッ、ルチュッ、クチュクチュ、チュプ
ルル「んう………」
ルル(も……ダメ、だ…………堕ち……て……ゆく…………)
C.C.「はっ、はあっ…………あ…………ん…………」チュ…チュバッ、ニュルッ、ムチュ、ヌチュ…
ルル(ナ……ナナリー………済まな……い……)
(愚かな……兄を…………許し……て……く…………れ…………)
C.C.「……ん……………んっ……………ふぅ……///」…チュポ
ルル「………………………………」ボ-ゼン
C.C.「………………おい」
ルル「…………」
C.C.「……おいルルーシュ」
「私の、生まれて初めての告白だぞ……何か反応を示したらどうだ」
ルル「…………」
C.C.「言っておくがマオはノーカンだからな、マオに対しての気持ちは家族愛だった」
ルル「…………」
レモンって呼んだら駄目なの?
何のキャラ?
C.C.「それに、愛されギアスのおかげで私は常に、告白される側、勝ち組だったからな」
「歴史上初めて、C.C.に愛を告白された男という栄誉を誇りに思っていいぞ」ドヤァ
ルル「…………」
C.C.「……ん?ここまで情熱的なキスはしたことがなかったか?童貞にはキツかったか?」
ルル「…………」
C.C.「それとも、まだキスをし足りないのか?」
ルル「…………」
C.C.「お前のは……より逞しく私を求めているようだが」チラッ
ハドロン砲「…………」ギンギン
C.C.「もし、これ以上を望むなら、せめてルルーシュがエスコートして欲しいものだがなぁ」ニヤリ
ルル「…………お、お前っ……」
C.C.「ん?」
ルル「………………想定すべきルートが300以上増えたじゃないか……」
C.C.「それは大変なことだな、だが私は知らん」ニヤニヤ
ルル「」
C.C.「私は人間に戻ったんだよ、ルルーシュ」
ルル「それはメタファーに過ぎないだろうが」
C.C.「違うな、間違っているぞ」ニヤ
ルル「!?」
C.C.「精神医学的に、と言うべきだな」
ルル「はあ?」
C.C.「ツンとすました、いつもクールな魔女C.C.様は、先ほど過去へと消え去った」
「今ここにいるのは、ルルーシュに恋をする一人の世界的美少女、C.C.様だ」
C.C.「これからの私は、無理なワガママも平気で言うし、お前を独占したくて度々駄々をこねる」
ルル「随分と迷惑な美少女だな」
C.C.「かと思えばお前のカードを勝手に使い、クオーターピザを5枚注文したりもする」
ルル「というか、今までとさほど変わらないように聞こえるが」
C.C.「しかし、注文する前に一応お前の希望も聞き、うち1枚はお前の好みのものを取り寄せる」
ルル「……ふむ」
>>41 「コードギアス CC」で検索を。
C.C.「家事もひととおりがんばるぞ」
ルル「それは宮廷の召使い達がするだろう」
C.C.「そして、夜はお前のお情けをいただくために……」サワサワ
ルル「やめろ、そこをなでるな!」
C.C.「泣いたり笑ったりと、それはもう全力でお騒がせ美少女C.C.様になるわけだ」
「だから、ゼロレクイエムが行われた日には、夜な夜な私は泣きながら、」
「ナナリーのわら人形に釘をみだれ打ちするかもしれない」
ルル「お前はまた俺の悩みの種を増やすのか……」
C.C.「あるいはお前を刺し殺したスザクへの怒りに、我を忘れるかもしれない」
「「真説・ゼロレクイエム -妹(きみ)は僕(ゼロ)の腕の中で花開く-」なんて本を、」
「思わず自費出版するかもしれない」
ルル「なっ……!!!」
C.C.「なあに、お前が死にさえしなければいいじゃないか……」
「それだけで問題はクリアーされる」ニヤニヤ
ルル「C.C.……お前ってやつは……」
C.C.「そして、話は最初に戻る」
ルル「ん?」
C.C.「ルルーシュ、お前は私を未亡人にするのか?シングルマザーにするのか?」
ルル「シングルマザーはまだルート上に現れていないだろう」
C.C.「なるほど、未亡人はすでに想定済みか」
ルル「」
C.C.「どちらも想定しておけ、そしてどちらも全力で回避だ、当然ながらな」スリスリ
ルル「……やれやれだ……………………」
C.C.「フフン♪」スリスリ
ルル(なんてことだ……もう否定しようがない、俺の心もC.C.を求めている……!)
(否、むしろ、深層心理ではこれを望んでいたがゆえ、無意識のうちに的確にフラグを選んでいたのか……)
ルル(そもそも、ナナリーとの通信がこのような事態をもたらすきっかけになってしまった!)
(ここまで展開を読んでいたならまさに恐るべき兄だと言わざるを得ない……)
(おのれシュナイゼル、シュナイゼルめ!)
ルル(……む?……ちょっと待てよ?)
(ここで俺とC.C.が結ばれた場合……スザクは…………?)
C.C.「先ほどから、何をそんなに澄ましているんだ?」
「照れ隠しのつもりなのか?」ニヤニヤ
ルル(…………えっ、まさか!?)
(確率が1桁……場合によっては2桁上がるのか?いや本当か?…………)
C.C.「ルルーシュ?…………おい?」
ルル(過信はできないが、少なくとも今までよりは率が上がる!)
(となると、あるいはシュナイゼルは……まさか、まさか…………ッ!?)
C.C.「…………まさか、本気で怒っているのか?」
ルル(後でシミュレートして確証を得るとして、であれば黒の騎士団も……)
(いや、黒の騎士団だけではない、あるいは世界連合も!?)
C.C.「…………なあ……私は、別にお前を困らせたかったわけじゃないんだ……」
「ただ純粋に、お前がとても痛々しくて…………何とか、私にも…………」
ルル(おのれ、俺が童貞でさえなければこのルートも早々に見切っていたはず……!)
(だがまだ取り返しはつく、刃の上を渡るような危うさだが今からでも十分に可能、すなわち)
C.C.「………………済まない、ルル……シュ…………私としたことが……」グスッ
ルル「…………ゼロレクイエムの全面見直し、か……」
C.C.「今のは忘れ……て……………………」
ルル「…………」
C.C.「ル、ルルーシュ?」
ルル「なんだ?」
C.C.「ほっ、本当に、か?」
ルル「?」
C.C.「その、いま言っただろう、見直し、って…………」
ルル「ああ」
C.C.「…………ルルーシュ……」ポロッ
ルル(ドキッ)「かっ、考えたのだが、やはり俺にはナナリーを殺すことなどできない」
C.C.「…………」
ルル「それに、ゼロレクイエムは言わば、フレイヤで死んだと思っていたナナリーへのレクイエムでもあったんだが、」
「実際にはナナリーが生きていて、しかも依然シュナイゼルの手札となっていた」
ルル「ゼロレクイエムで解き放たれる世界の怒りが、俺の妹であるナナリーをも生贄として求める可能性が残ってしまった」
「真っ赤に焼け爛れた民衆の怒りがどこへ向かってゆくのかは、さすがの俺でも予測し難いからな」
ルル「少なくともナナリーの安全を確保するまでは、俺は死ねなくなった」
C.C.「なるほどな……」
ルル「それと、シュナイゼルは俺が取り得るルートを全て読み切ったと思っているはずだ」
「ナナリーという俺に対しての強力な手札を手中に収めてるからな……」
C.C.「ふむ」
ルル「だが、ちょっと視点を変えれば、そんな優位などたちまち無意味と化す」
C.C.「??」
ルル「世界は、恐怖による支配に嫌気がさしている」
ルル「本当はゼロレクイエムがそれを終わらせるはずだったんだが……」
「あの男、シュナイゼルはそれに気づいていない」
ルル「あいつは基本的に、人は等しく無価値だと思っているからな……」
「だから、たとえキングでも俺に平気で差し出す、奴が見据える局面で"正しい"ならな」
C.C.「ふむ」
ルル「世界も同様に、俺たちを"正しい"かどうかで判断すると思っている。
「しかし違う、世界の国々は俺とシュナイゼルを、どちらがより"恐怖"であるか、という視点で見ている」
ルル「そして、2発のフレイヤはいずれも、シュナイゼルが放ったものだ」
「奴は、俺にその威力を見せ付けるように振る舞ったが、同時に世界をも恫喝した」
「空前絶後の火力の下にひれ伏せ……お前たちの生殺与奪は私が握った、とな」
C.C.「なんともひどいやつだな」
ルル「そのひどさを、おそらく奴は自覚していないがな……」
「フッ、醜悪さについては俺も奴のことは言えないか」
ルル「ともかく、世界が密かに抱いた恐怖心を掘り起し、シュナイゼルとフレイヤへの憎悪に繋げれば……」
「俺とシュナイゼルの間で繰り広げてきたゲームは途端に雲散霧消する」
ルル「シュナイゼルとフレイヤを頂点とした恐怖の支配に、世界が反旗を翻す……」
「世界規模の、ブラックリベリオンの再来だ」
C.C.「ふうん……」
「まあ、お前はいつだって、お前が思うようにうまく事を運ぶからな」
ルル「そう努力しているのさ」
C.C.「しかし、私には別の疑問が浮かんだぞ」
ルル「ん?なんだ?」
C.C.「…………つまり、」ガバッ
C.C.「私の、愛の告白という最終兵器まで繰り出した、捨て身の説得は、」
「ほとんど意味がなかったのか?」キッ!
ルル「ほえ?」
※BGM: 0(ZERO)
C.C.「お前は先ほどから、ナナリーだのシュナイゼルだのと語ってくれたが」
ルル「いや、ちょっと待て」ガバッ
C.C.「私の告白を受ける前は何と言っていた?」
「「ナナリーといえど特別扱いはできない!」キリッ」
ルル「おいC.C.」
C.C.「お前は私の、思い返せば耳朶まで紅く染まるほどに熱烈な愛情表現を受けながら……」
「その頭の中では、シュナイゼルとチェスをいじくっていたのか?」
ルル「いや待て、俺の話をk」
C.C.「嘘偽りなく、この告白が一世一代の大博打だと私は言った、わかってるのかお前は」
ルル「だから……」
C.C.「お前の、心からの叫びに呼び覚まされた私の気持ちに、私自身もひどく驚いた」
「そして、それをどうしたものか困ったから深層心理に隠れたというのに」
ルル「なあC.C.、ちょっといいk」
C.C.「記憶が過去に戻ってた間も、心の水底から私はお前を見ていた……」
「"私"ではなくなった私に対するお前の態度……お前の言葉には偽りがなかった」
ルル「頼む話を聞いてくれ!」
C.C.「正直、嬉しかったよ私は、嬉しかったんだ……だがしかし」
「それほどまでに私の心を揺り動かしておいて、お前は「世界規模のブラックリベリオンだ!」キリッ」
ルル「お願いだ……お願いします…………!」
C.C.「そんなにナナリーが好きなら、ナナリーと結婚してしまえ」
ルル「なっ……そんなこと、できるわけがないだろう!」
C.C.「ギアスで何とかすればいいじゃないか、ナナリーがうんと頷けば問題ない」
「目をこじ開けてキュィィンとやってしまえ」
ルル「確かに俺はナナリーを愛しているが、家族としてだな……!」
C.C.「ひとりでできないなら私にも手伝わせるか?いいだろう、何しろ私は共犯者だ」
「私がナナリーの背後からまぶたをこじ開けてる間にギアスをかけるがいい」
ルル「いい加減にしろ、C.C.!」
C.C.「ああそうか、そういえばあれはシャルルがかけたギアスだった」
「じゃあジェレミアの出番だ、私は不要だな」
ルル「俺はそんなことを言ってるんじゃ……」
C.C.「もう知らん、私の気持ちを返してくれ、あとついでにギアスも返せ、のしつけて返せ」
ルル「んなっ!?」
C.C.「本当に、私は心底驚いたよ、お前はどれだけ私を惑わせれば気が済むんだ」
「人類史上最高レベルの美少女にして、春風に舞い散る桜のように儚いこの私を」
ルル「C.C.……!」
C.C.「あと今後二度と私の本当の名を呼ぶことを許さない、絶対にだ」プイッ
ルル「おい…………!」
C.C.「……」ツーン
C.C.「…………」ツーン
ルル「………………C.C.?」
C.C.「…………」ツーン
ルル(……はぁ…………)
C.C.「…………」ツーン
ルル「……おい、一回しか言わないぞ?」
C.C.「なら言うな」
ルル「C.C.!」
C.C.「…………」ツーン
ルル「……」
ルル「………………愛している」ボソッ
C.C.「…………」ツーン
ルル(さすがに安易に過ぎるか……これではダメか……)
C.C.「…………」ツーン
ルル(全く、やっと事態に光明が見えたかと思ったら、その本人が岩戸に隠れるとは……!)
(今さらながらこの気まぐれっぷりには呆れを通り越して感心すら覚える!)
C.C.「…………」ツーン
ルル(あるいは、こんな奴だからこそ俺はこのルートに気付けなかったのだろうが……)
(それはともかくこの状況はまずい、わずかに開かれた未来への扉がまた閉じてしまう……)
C.C.「…………」ツーン
ルル(後方からの支援射撃もなく、突破力を誇る左翼や前線を確実に押しやる右翼もない)
(これほど孤立無援の戦場は、今まで経験したことがないぞ……!)
C.C.「…………」ツーン
ルル(……やはり資料をあたるか…………あるいは、先達に意見を聞くことも重要か?)
C.C.「…………」ツーン
ルル(……調べてみるか…………)スタスタッ
C.C.「…………」
C.C.「……………………」
(私を放って、ルルーシュは隣の部屋で何をしているんだ……)
ルル「…………」カタカタカタ
C.C.(……まあ大方予想はつく、事態の打開策をネットで調べているんだろう……)
ルル「…………」カタカタカタ
C.C.(「恋人 怒らせた」とかのキーワードで必死にググってる悪逆皇帝か……)
(フフッ、ちょっと笑えるじゃないか)
ルル「…………」カタカタカタ
C.C.(……さて、どうしたら許すかな……)
ルル「…………」カタカタカタ
C.C.(本当は、さっきの「愛してる」でも良かったんだが……)
(全く、もっと気持ちを込めて言えないのか、だから童貞は……)
ルル「……!!……」カタカタカタカタカタカタ
C.C.(とりあえず「ピザ」はNGワードだな、うん)
(今回は、それを言ったら死亡フラグとしよう)
ルル「…………」カタカタカタカタカタカタ
C.C.(しかし、ルルーシュ……ちゃんと、私に反応をしてたな…………///)
ルル「……!!」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
C.C.(あれだけアピールしても無反応だったらどうしようかと……)
(ちょっと怖かったが……安心したよ……///)
ルル「…………」カタカタカタカタカタカタカタ
C.C.(……じっ、実際に求められたら、私はどう応じたらいいんだろう?///)
ルル「…………」カタカタカタカタ
C.C.(不老不死の私が実は受け入れるのは初めてだとか、奴は相当驚くに違いない)
ルル「…………」カタカタカタカタ
C.C.(あ、あのキスだって……)
(ルルーシュに告白したことでテンションが上がって、無我夢中で……)
ルル「…………」カタカタ…カタ
C.C.(ギアスのあった頃はそういう要求を受け流したって皆愛してくれたし……)
(コードを得て以降はそんな関係とは無縁だったんだよ……)
ルル「…………」
C.C.(……って、私はさっきから何を考えているんだ!?///)
ルル「…………!!」カタカタカタカタ
C.C.(……というかあいつは、一体どうしてるんだ、いつまで私を放っておく気だ)
ルル「…………」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
C.C.(…………ちょっと覗いてみよう)ギシッ
--------
C.C.(……うまい具合に、こちらに背を向けているじゃないか)
ルル「…………」カタカタカタ
C.C.(やはりネットで調べてるのか……)
ルル「…………」カタカタカタ
C.C.「…………………………」ソローリ ソローリ
ルル「…………」カタカタカタ
C.C.(さあ、お前の赤裸々な本心を私に見せてくれ……どれどれ…………?)
■どうしてあと一歩で童貞を捨てれないのか
90 名前:1 :2021/03/13 15:08:47.57 ID:U/6BdE2x
>>89
だから最終的な戦略では星刻はルルーシュに勝てない
あいつは戦術的に克服できない弱点があるからな
天子をさらって縛り上げた映像を見せれば、あいつは血を吐きながら悶絶死する
ルルーシュは冷酷だ、たとえ妹でも縛り上げるぞきっと
91 名前:ブリタニアのVIPさん :2021/03/13 15:09:04.87 ID:oTIBF36T
騎士団さんこいつです
92 名前:ブリタニアのVIPさん :2021/03/13 15:10:05.11 ID:qDJXbZnW
>>90
てかおまい、仲直りしたいって話はどうしたんだよw
93 名前:ブリタニアのVIPさん :2021/03/13 15:13:08.85 ID:cc7fGaaS
>>1はスペック詐称してるだろ
ピザ好きのニート女とかガチでクソデブじゃねえか
ブタ同士養豚場でブヒブヒまぐわってろブヒwwwwww
94 名前:1 :2021/03/13 15:15:57.23 ID:U/6BdE2x
>>92
そうそれ、本当に参っている
確かピザの新作がHPに載ってた気がする、やっぱり相方の鉱物を取り寄せるのがいいんだろうか
でも今までもけっこうそれで誤魔化してきたから状況の中での戦術として間違っている気もするんだ
>>93
マジで細腰の美少女だよ、ストレートのロン毛で超神秘的
というかオレの相方を豚とかちょっとイラッときた、後でお前の家にフレイヤ撃ち込むから
95 名前:ブリタニアのVIPさん :2021/03/13 15:17:01.63 ID:75WNKlr1
>>94
鉱物か、オーストラリアの鉄鉱石あたりどうだ?
96 名前:ブリタニアのVIPさん :2021/03/13 15:19:53.14 ID:MwP6/dRd
>>95
そこはダイヤモンドでしょ、って完璧にノロケじゃんこれ
ていうかさっきからベロチューとかなんとか>>1がマジむかつくんですけど
リア充弾けろ、はてブでもしてろ
期待してたけどなんかくせぇな
97 名前:1 :2021/03/13 15:22:03.70 ID:U/6BdE2x
×鉱物 ○好物
謀略とかは得意なんだが、こういうことは本当に苦手なんだ
特に、今までそういう意識を持ったことのない相手だったから余計に参ってる
>>96
はあ?リア充?リア充どころかいろいろと失いまくりなんだが
君は充実したニート生活を送ってそうで羨ましい限りだ
98 名前:ブリタニアのVIPさん :2021/03/13 15:23:51.72 ID:MwP6/dRd
なんだこの童貞、マジむかつく
てかピザ女とか星刻とか、>>1はルルーシュだろ絶対
クラブハウスで私の純情をガン無視しやがって絶対許せない
今すぐアッシュフォードに来い5秒で来い
ぼこぼこに殴り倒して輻射波動食らわせた後で小一時間説教してやる
99 名前:1 :2021/03/13 15:24:43.70 ID:U/6BdE2x
>>98
ごめんなさい無理です
ルル「……」カタカタ
C.C.「……………………ルルーシュ」
ルル「ほわぁ!?」プチッ
>>66 期待させてごめんなさい……
C.C.「お前は、掲示板で相談スレッドを立てるほど頭の弱い子だったのか?」
ルル「ちっ、違うな、間違っているぞC.C.!」
C.C.「今のはどうみてもどこぞの掲示板だったじゃないか」
ルル「いや、興味の湧いたスレッドを読んでいただけだ!」
C.C.「………………ふうん」
ルル「…………」ヒヤアセ
C.C.「童貞を捨てるまであと一歩、か」
ルル「」
C.C.「誰で童貞を捨てるのかな、お前は」
ルル「いや、戦術としてスレタイは刺激的な方が……」
C.C.「少なくとも私ではないよな、お前自らそのルートを否定していた」
ルル「なあC.C.、俺の話を」
C.C.「いまアヴァロンにいて近しい者では、セシルあたりかな?」
「あいつ、顔に似合わず胸もあるし、優しいお姉さまに色々世話してもらうのもいいだろうな」
ルル「C.C.……」
C.C.「そうだ、ギアスを使えばよりどりみどりじゃないか、「私に貞操を捧げよ!」キュイイン」
「しかしギアスは返してもらいたんだがな、特にそういうことには使わないでほしい」
ルル「…………」
C.C.「そういえばカレンはお前を崇拝していた、奴ならギアスすら必要ないんじゃないのか?」
「黒の騎士団の戸を叩き、「カレンをください」と言えばあいつは即座に飛びついてくるぞ」
ルル「………………」ガタッ、スタスタ
C.C.「ん、どこへ行く?早速黒の騎士団へ向かうか?善は急げと言うからな」
ルル「…………」ドスン
C.C.「なんだ、ソファーか……そこで黙って俯いてても相手は寄ってこないぞ、」
「ペンドラゴン……は消えてしまったから、トウキョウ租界あたりへ出向いて……」
ルル「……そっちへ座ってくれ」
C.C.「……どうして私がソファーに座らねばならないんだ」
ルル「座ってくれ」
C.C.「いやだ、どうしても座って欲しいなら、そうだな……」
ルル「……お願いだから、座ってくれ」
C.C.「………………」ジーッ
ルル「…………」
C.C.「……………………」トテトテ、ストッ
ルル「…………」
C.C.「…………」ジーッ
ルル「……………………」
C.C.「……………………」ジーッ
ルル「…………」
C.C.「…………話がないなr」
ルル「俺はな、」
C.C.「ん?」
ルル「本当に融通がきかないんだ」
C.C.「ああ、そうだな」
ルル「俺は俺以外の何者にも人生を委ねたくない
「だから俺のギアスは、絶対遵守の力として発現した」
C.C.「多分そういうことだろうな」
ルル「いま俺がここにこうしているのも、ギアスの力のおかげだ」
「これがなければ、今でも俺はナナリーと共に、日の当たらぬ人生を送っていただろう」
C.C.「ふうん……」プイッ
ルル「あるいはこの性格が災いし……」
「遅かれ早かれ、シンジュクゲットーの時のような目に遭い、死んでいたかもしれない」
C.C.「そうかもなー」(髪をクリクリ)
ルル「フッ……何しろ、敵を作るのは得意だからな、俺は」
C.C.「…………」
ルル「なあ、C.C.?」スッ
C.C.「…………」
ルル「お前、本当に俺でいいのか?」ジー
C.C.「何の話だ」プイー
ルル「戦略も戦術もなし、駆け引きもなしだ、俺は、お前という女に正面から問う」
C.C.「………………」チラッ
ルル「俺みたいな男で、本当にいいのか……?」
C.C.(本当に融通のきかないヤツだな……)
C.C.「………………何の話かはわからないが、」
「ルルーシュは変わりようがないんだな、というのはよく分かったよ」
ルル「……そうだな」
C.C.「私がギアスを与えてなかったら、ほんとに何度死んでてもおかしくないよお前は」
ルル「ああ」
C.C.「もう少し、私に感謝してもらいたいものだ」
ルル「………………」
C.C.「……まあ素直に感謝できないのがお前の性格だし、今さら……」
ルル「C.C.、」スクッ
C.C.「……なっ、何だルルーシュ、いきなり立ち上がって……」
ルル「ありがとう、お前のおかげだ」ニコッ
C.C.「…………」ホケッ
C.C.(なっ……何が、戦術もなし、だ!)
ルル「……」ニコニコッ
C.C.(こいつ、兵を引いたと見せ、蜃気楼を単騎で駆り私に挑んでくるとは……!///)
C.C.「あ、ああ、そういう風に素直だと非常にいいな……」
ルル「これからは、C.C.の前ではなるべく素直でいるよう、努力しよう」ニコッ
C.C.「そうかそうか、では早速、私はピザーラの新作を所望s」
ルル「C.C.」
C.C.「な、なんだ?」
ルル「これからも、俺の"共犯者"として」
C.C.「………………」ムスッ
「ああ、わかってるさ……私はお前の」スクッ
ルル「……そしてかけがえのない伴侶として」
C.C.「共犯」
ルル「ずっと俺の傍にいてほしい……」キリ
C.C.「者………………」
ルル「…………」
C.C.「……ワンモアセッ」
ルル「」
ルル「よかろう…………ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが問う!」バッ!
「C.C.よ、俺の……良き妻になってくれないか!」キュィィイン!
C.C.「」
C.C.「……うん、いいよ…………」トテトテ
ルル「し、C.C.ッ!」
C.C.「元々は、私が望んだことだ、当然異論はない」ダキッ
ルル「済まない……俺もいまようやっと気づいたんだ、」
「先のことはわからない、しかし今、俺にはお前が必要だ……!」ギュッ
C.C.「それは、共犯者として、か……?」ニヤッ
ルル「これからは、"人生の"という言葉がついてくるけどな」
C.C.「……///」テレテレ
ルル「おい……本当の名を呼んでも、いいか?」
C.C.「……だっ、だめだ!」
ルル「なにっ!なぜだ!?」
C.C.「いま呼ばれたら!…………」
「私はきっと、とろけるチーズのように溶けてしまう……///」ギュ-ッ
ルル「ほう?」
C.C.「だから……その、呼ぶのは許さないぞ…………///」
ルル「我が妻、───────よ……」
C.C.「!!!!ルルゥシュうぅぅ……!///」ギュウウウ!!
ルル(フ、フフッ……フハハハハハハハハハ!これで前提条件はクリアーされた!)
(さあ、壮大なるシュナイゼルレクイエムの開幕だ……覚悟するがいい、シュナイゼル……!)
ルル(ナナリーが生きていたことを知った瞬間、俺は内心、ゼロレクイエムへの情熱を失っていた……)
(可能ならば、他の手段にて優しい世界を実現させ、ナナリーと共に平和に暮らしくなったのだ)
ルル(だがこれまでの状況では、それはほぼ不可能だった……俺の動揺を知った時のスザクのあの怒り……)
(シュナイゼルはどうにか対処できたとしても、スザクはどうあれ最後は必ず、俺を殺すはずだからだ)
ルル(ところが、完璧に想定外であったC.C.の恋慕!)
(これこそが、俺をシュナイゼルレクイエムの到達点へといざなう道しるべとなった!)
ルル(俺がゼロレクイエムを実行しないと分かれば、スザクは憤慨するだろう)
(しかし、C.C.と俺が結ばれ子ができるとなると、奴は混乱し、同時に奴が抱く俺への殺意に躊躇が生まれる)
ルル(そこで、奴に自分がシュナイゼルに利用されたこと、奴によるフレイヤ発射はシュナイゼルの謀略であったと信じ込ませる)
(また、俺が死なずとも"優しい世界"が訪れる手段があることを納得させる)
ルル(奴も今や、手段よりも結果を求めるようになった……俺の新しい計画が確実となれば、奴も妥協する可能性がある)
(そして最終的には、シュナイゼルレクイエムへの同意を必ずや引き出す!)
ルル(しかし、シュナイゼルレクイエムの筋書きを聞いたC.C.に意表を突かれ、)
(我が陣形が崩れた時は本当に焦ったが……)
(一騎打ちという奇手が功を奏し、形勢逆転に成功した!)
ルル(C.C.が最後までマオを始末できなかったのも、あの危険なほどの純粋さがゆえ……)
(C.C.は、不純物の混じらぬ気持ちに意外と弱い、という読みに殉じるつもりで挑んだが、見事に当たった!)
ルル(後は、新たな計画を綿密に練り上げ、シュナイゼルが手足も出せなくなる状況に追い込めば……)
(俺の勝ちだ……!)
ルル(ただし、シュナイゼルレクイエムを果たすには、おそらく俺も相当の力を失わないとならないだろう)
ルル(想定では、ブリタニアは建国当時に近い領域まで領土を失う)
(国力も、イレブン侵攻時のイレブンレベルにまで落ち込むはずだ……)
ルル(だが……逆に言えば、"たったそれだけ"の失点だ)
(それでシュナイゼルに俺の役割を肩代わりさせ、しかもナナリーと一緒に平和な世界で暮らせるなら、)
(是非もない話だ)
ルル(しかも俺は、強大な国家が広大な領土を支配するモデルの終焉を見越して、)
(先に超合衆国を産み出してある……)
(シュナイゼルとの決戦で、将来的な軍事費の削減も果たすという一石二鳥の戦略だ)
ルル(そして、これからは経済力が世界を総べる力となる……)
(すなわち、俺の頭脳だけで世界を動かすことすら可能となる!)
ルル(後はC.C.と子を儲け、幸せな家庭を築くことでシャルルへの復讐も完遂する……)
ルル(完璧だ、完璧すぎる計画だ!フハハハハハハハ!待っていろ世界よ……)
(俺は、世界を壊し、世界を創る者だ!なのでまずは、C.C.と子作りを行う!)
ルル(一足先に俺は……俺は、童貞をやめるぞォォォ!スザアァァァアアク!)
C.C.(まったく……ルルーシュが「素直になる」だって?)
(天地がひっくり返るほどの嘘を、よくも言えるものだ……)
C.C.(こいつは、息絶える最後の瞬間まで謀り事を巡らせる男だ……そのくらい、私もわかっているさ)
(きっと、私をうまく言いくるめた気になっているんだろうが……今回は、私が引いてやろう)
C.C.(悔しいが、奴が私を呼ぶ時の声の響きは最高だ、あれはちょっとゾクゾクする)
C.C.(それに、奴が想定外の事態に出くわした時の表情が面白いんだよな……)
(こいつの驚愕した顔を見ることが、私にとってはたまらなく愉快な娯楽だ)
C.C.(おまけに、奴が言い訳をしている時の顔といったら……)
(子供の頃、スザク相手に意地を張っていたあの顔つきそのままだ)
(かわいらしいったらありゃしない……)
C.C.(頭脳明晰で、決断力に溢れていて、意地っぱりで、寂しがり屋で……)
(そして鈍感なようでいて妙なところで人の気持ちがわかるというこの面白い男)
C.C.(私とこいつで子を作ったら、それはさぞかし面白い子に育つだろう)
C.C.(ルルーシュが私を殺してくれるのか、それとも他の誰かなのかはわからないが……)
(その瞬間までの"人生"を楽しく過ごせるならば、私は喜んでこの身を与えよう)
C.C.(そしてそれが奴の人生も、愉快で豊かなものにするならば……)
(それはきっと、この上なく幸せなことじゃないか?なあ、マリアンヌ……?)
C.C.(……お前も、VVに殺されるまでは、シャルル相手に同じことを感じていたのだろう?よくわかるよ)
C.C.(ああ、遅ればせながら私も……人並みの幸せ、ってやつを手に入れることにするよ……)
(我ながら呆れるほどに、随分と遅れたものだがな)
C.C.(それが相手がルルーシュなら最良さ……フフッ、文句は言わせないぞ、"お義母さま"?)
C.C.(何しろ私は…………C.C.だからな)
ルル「C.C.……」
C.C.「ルルーシュ……優しくしろ……///」ギュッ
ルル「ああ、わかってるさ……」ニコッ
C.C.「それと、約束しろ、後悔はさせない、と……///」
ルル「それも勿論だ」
C.C.「あと、ええと……最初から三つ子は勘弁してくれ///」アセアセ
ルル「フッ……努力目標としよう」
C.C.「あとそれと……他に……///」
ルル「まだ注文があるのか?」
C.C.「……私に、あまり過剰に期待するな……ええと……他には……///」
ルル「愛してる、だろう?」
C.C.「その……今の間だけは、ほ、本当の名は……呼ばないでくれ……///」
ルル「ふむ……残念だったな、ひとつ前のでラストオーダーだ」ニヤリ
C.C.「~~~~!!!///」
─── おしまい ───
最後の最後で連投規制食らいました。
ご意見や途中のご支援、心から感謝いたしております。
最後までご拝読いただき、ありがとうございました。
エロはもっと勉強してからチャレンジしたいです。
好きって気持ちだけじゃ、SSって書けないですね……
難しいです……
このSSまとめへのコメント
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