亜美「いぇーい! 亜美が王様だよ!」 (118)

亜美「んっふっふ~。さぁて、どんな命令をしちゃおっかなぁ~」

春香「あ、亜美? あんまり過激なのは……ね?」

雪歩「そ、そうだよ亜美ちゃん……お手柔らかに……」

亜美「わーかってるってー! 亜美だっておにちくじゃないんだしー」

伊織「それをいうなら鬼畜でしょ……」

美希「もー、命令するならするでとっととしてほしいの。あふぅ」

亜美「んじゃねー、 >>5 番の人と >>8 番の人が……手をつなぐ!」

※765プロアイドル全員参加

やよい

亜美「はーい! じゃあ5番は誰かなー?」

P「あ、俺だ」

美希「!」

亜美「おー! これは願ってもない展開に! じゃあ8番はー?」

やよい「わ、私ですー」

美希「…………ほっ」

春香「? どうしたの? 美希?」

美希「え? な、なんでもないのー。あはっ」

春香「…………?」

亜美「はーいはいはいじゃあ早速! 兄ちゃんとやよいっちは手をつないでねー」

P「お、おう。じゃあやよい。手を」

やよい「は、はい」

ギュッ

P(……小さいな、やよいの手……)

やよい(プロデューサーの手……すっごく大きくて、男の人、って感じかも……)

P「…………」

やよい「…………」

P「はは、な、なんか変な感じだな……」

やよい「そ、そーですねー……えへへ……」

P「…………」

やよい「…………」

亜美「はい! じゃあ兄ちゃんとやよいっちはそのまま続けといてね!」

P・やよい「えっ!」

亜美「だってすぐやめちゃったら面白くないかんねー。次にどっちかが別の命令受けるまではそのままケイゾクってことで!」

P「き、聞いてないぞ!」

やよい「あ、でも……」

P「? どうした? やよい」

やよい「べ、別に私は……このままでもいいかなーって……」

P「……やよい……」

やよい「え、えへへ……」

亜美「よーし! じゃあ次の王様決めちゃうよ~!」

真美「王様だーれだっ!」

千早「……あ。私だわ」

春香「千早ちゃんかー。なんかすごく安心したよ」

真「千早ならまず変な命令はしないからね」

亜美「あ、亜美だって普通だったじゃんかー!」

あずさ「まあまあ亜美ちゃん」

響「じゃあ早速命令してよね! 千早!」

千早「そうねぇ……。じゃあ、>>20 番と >>23 番がデュエットをする、というのはどうかしら?」

8

千早

やよい「あ、20番、私だ……」

亜美「ってことは、やよいっちと兄ちゃんの手つなぎはここで終了だね~」

やよい「あ、あう……」

真美「あれあれ~? やよいっち~?」

亜美「心なしか、寂しそうですなあ~?」

やよい「そ、そんなことないもん!」

P「こらこらお前ら。あんまりやよいをからかうんじゃない。それにやよいも、手くらいまたいつでもつないでやるから。なっ?」

やよい「! は、はい! プロデューサー!」

春香「えっと、じゃあ次はやよいと……23番なんてあったっけ?」

貴音「そのような番号は無かったかと」

千早「あら、そうだったかしら。 ……じゃあ、私が歌うわ」

美希「えっ」

千早「別に構わないでしょう? 王様の命令は絶対ということらしいし……」

春香「ま、まあ……いいんじゃないかな? 千早ちゃんがいいなら……」

千早「では私と高槻さんがデュエットする曲は……そうね、>>37 にするわ」

つるぺったん

千早「つるぺったんにするわ」

一同「!?」

千早「あら? 皆どうしたの? 一様に顔面を蒼白させて……」

春香「え、いや別にそんなことは別に……」

美希「み、ミキ的には、ベリーグッドなチョイスって思うな!」

千早「ふふっ。そう? じゃあ早速歌いましょうか、高槻さん」

やよい「はっ、はい! よろしくお願いします! 千早さん!」

千早「ぺったん、ぺったん つるペったん♪」

やよい「ぺったん、ぺったん つるペったん♪」

千早「ぺったん、ぺったん 餅ペったん♪」

やよい「ぺったん、ぺったん 胸ペったん♪」

千早「まだまだいくぉ~」

一同「!?」

千早「ぺったん、ぺったん つるペったん♪」

やよい「ぺったん、ぺったん つるペったん♪」

春香「……な、なんていうかこう、なんだろう? このやるせない気持ちは……」

響「自分、こういうとき、どんな顔していいのか分からないぞ……」

律子「わ、笑えばいいんじゃないかしら……」

小鳥「…………」(動画撮影中)

P(ブレないなー音無さん)

千早「ふぅ……素晴らしいデュエットになったわね。高槻さん」

やよい「はい! とっても楽しかったかなーって!」

千早「ふふっ。そう言ってもらえると嬉しいわ」

やよい「あ、じゃあ千早さん!」

千早「? 何かしら?」

やよい「デュエットの大成功を祝って~はい! たーっち!」

やよい・千早「いぇいっ!」パンッ

やよい「えへへっ」

千早「ふふふっ」

美希「あんなに嬉しそうな千早さん、初めて見たかも……」

雪歩「なんか、すごく生き生きしてるね……」

亜美「さーさー! 次で最後の王様決めだよ!」

真美「皆、引いた引いた~!」

亜美「王様だーれだっ!」

美希「! ミキなの!」

春香「さ、最後に美希かぁ……なんか嫌な予感……」

伊織「アンタ……一応言っとくけど、節度を弁えた内容にしなさいよ?」

美希「んふふ……もちろん分かってるの!」

あずさ「じゃあ美希ちゃん、お願いね~♪」

美希「わかったの! えっとねぇ……それじゃあ……」

一同「…………」

美希「 >>50 番が >>55 番に >>65 をするの!」

真美

P

三角締め

真美「! ま、真美が……」

P「お、俺に……」

春香「三角締めですよ! 三角締め!」

響「……真。三角締めって何?」

真「ああ、三角絞めは格闘技の寝技で使用される絞め技の一種で、その名の通り三角形に組んだ両足の中に相手の首と腕を捕らえ足の力で締め付けることにより、内腿で相手の片側の頚動脈を、相手自身の肩で反対の頚動脈を絞める技だよ」

響「へ、へー……なんかすごそうな技だな……」

貴音「面妖な……」

美希「……なんか、思ったよりやらしい感じの技なの……」

春香「美希、自分で命令しといて……」

亜美「んじゃまあ、早速いきまっしょい!」

真美「よ、よーし! 兄ちゃん、覚悟ー!」

P「お、おう! 来い! 真美!」

P「じゃあ真美、寝転がってくれ」

真美「え?」

P「いや、そういう技だろ……三角締めって」

真美「あ、ああ……そ、そうだね。じゃあ、ほいっと」ゴロン

P「えーっと、で、俺が真美の脚の間に……」ヒョイ

真美「うぎゃあ!! に、兄ちゃん何やってんの!!」

P「え、だってこうしないと……」

真美「じゃなくて! そ、そんなに真美の脚持ち上げたら、そ、その……」

P「え? ……あっ」

真美「見るなぁ!」ドゴッ

P「ぶふっ!」

真「おー! 見事なカカト落とし!」

美希「ちょっと真美! 命令してない技やっちゃだめなの!」

真美「だ、だって……!(思いっきりスカートの中見られちゃったし……うあうあー!)」

真美「ぜぇ~ったいに、目、開けちゃだめだかんね!?」

P「わ、分かってるって……」

真美「じゃ、じゃあ……いいよ」

P「見えない状態でやるのも難しいんだが……よっと」ヒョイ

真美「!」

P「えーっと、こうやって真美の脚を首に掛けて……」

真美(み、見られてないって分かってても……うぅ……やっぱチョー恥ずかしいよぉ……)

P「……ま、こんなとこか。よし真美、締めていいぞ」

真美「えっ?」

P「いや、締めないと技にならないだろ」

真美「う、うん……そうだね。じゃあ、えい」ギュッ

P「……全然締まってないんだが……」

真美「だ、だって……」

真「……もう、仕方ないなあ。ボクが手伝ってあげるよ」スッ

真美「え?」

真「もっとこう、ぐっと!」グッ

P「!」

真美「ひゃっ!?」

美希「ま、真クン!? み、ミキ的にはそこまで本格的にしなくてもいいって思うな!?」

真「何言ってるんだよ美希。命令した以上はちゃんと最後まで責任持たないと!」

美希「で、でも……」

真「よし! 真美、この状態で締めて!」

真美「う、うん……!」ギュッ

P「…………!(こ、これは……)」

真美(うぅ……こ、これ、兄ちゃんが真美のスカートの中にほぼ完全に頭つっこんでる状態じゃん……)

真美(一応、兄ちゃんの腕が間に入ってるから、兄ちゃんの顔が直接触れてはいないけど……うぅ~!)

真美(てかそうじゃなくても、太ももはもう完全に兄ちゃんの顔にくっついちゃってるし……)

P(な、なんだこれ……妙に熱い……このすべすべしたのは……真美の太ももか……?)

P「……ま、真美……もう、そろそろ……」

真美「えっ! あ、ああ、そうだね! み、ミキミキ! もう十分っしょ!?」

美希「! も、もちろんなの! しゅーりょー! しゅーりょーなの!」

P「……ふぅ……」

真美「…………」ドキドキドキドキ

亜美「んっふっふ~」

真美「な、何さ?」

亜美「思春期のお姉ちゃんには、ちょっとシゲキが強すぎたようですな~?」

真美「は、はあ!? べ、別にこんなの全然余裕だし!」

亜美「あれあれ~? その割には、おカオが真っ赤みたいだけど~?」

真美「う、うるさい! 亜美!」

亜美「は~い! というわけで、第1回765プロオールスターズ王様ゲームは、これにてめでたく終了~!」

真美「…………」

亜美「って真美? まだハツジョーしてんの?」

真美「は、はぁ!? そ、そんなんしてないよ! 何言ってんの!?」

亜美「じゃあまあいいけどー」

真美「ぐぬぬ……」

春香「まあでも、なかなか面白かったですよね!」

千早「ええ。高槻さんとのデュエットは最高だったわ」

やよい「私も、とっても楽しかったかなーって!」

P「お、俺は……まあ、なんともいえない感じかな……はは……」

美希「ミキ的には、もうちょっとハニーといちゃいちゃしたかったの」

P「よし、今日はもう遅い。皆早く帰って、明日の仕事に備えるんだ」

一同「はーい!」

美希「ちょっとハニー! スルーなんてあんまりなの!」

P「はいはい。また今度遊んでやるからな」

美希「むぅー。絶対だよ?」

P「ああ。絶対だ」

美希「約束だからね! じゃあねハニー! また明日!」

P「おう、また明日な」

真美「……………」

真美「……兄ちゃん」

P「あれ? 真美? 亜美達と一緒に帰らなかったのか?」

真美「…………これ」スッ

P「へっ? これ……さっきの王様ゲームで使ってた割り箸じゃないか。何でこんな物を……」

真美「……続き、しよ?」

P「え? いや、でもお前……二人しかいなかったら王様ゲームの意味が……」

真美「……だめ? 兄ちゃん……」

P「…………」

真美「…………」

P「……わかったよ。一回だけだからな?」

真美「! 兄ちゃん!」

P「じゃあ引くぞ? せーの……」

真美「あ、待って。兄ちゃん」

P「え?」

真美「この割り箸……よく見て」

P「……これ、上下逆じゃないか……」

真美「…………」

P「……………」

真美「…………」

P「……はぁ。わかったよ。引くぞ」スッ

真美「! 兄ちゃん……」

P「ほら、残った方が真美だ」

真美「うん……あっ! 真美が王様だ!」

P「おお、良かったなー真美」

真美「もう! もっと感情込めてよ兄ちゃん!」

P「……はいはい。悪うございましたね、王様」

真美「うむ。よきにはからえ」

P「なんだそりゃ。……それで、命令は? 王様?」

真美「んっふっふ~、じゃあね~。1番のヒトは、王様に―――……」







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