~阿笠博士宅~
コナン「おーい博士ー。麻酔針の補充をしたいんだけどー」
「・・・・・・」
「なんだ? 誰もいねえのか。ったく、鍵をしめねえなんて無用心だな」
「しょうがねえ。博士が帰ってくるまで待つか」
コナン「・・・・・・しかし、暇だな。暇つぶしに変声機で遊んでっか」ゴソゴソ
「光彦の声に合わせて・・・・・・」キキキ
光彦『元太くぅん/// そ、そんなところに入るわけないじゃないですかやめてくださいよぉ!///』
コナン「えっと、元太の声は・・・・・・」キキキ
元太『うっせーな! 掘らせろよ!!!』
光彦『僕たち、男同士じゃないですかぁ・・・・・・ンッ!/// アッツア///』
元太『そんなことカンケーねーだろ! ほら、アナルかき回すぞっ!』
光彦『はぁう!!! お、オナラが出ちゃいますぅ!!!』
コナン「ん? そういえば・・・・・・」
(蝶ネクタイ型変声機って、オナラを通すとどうなるんだ?)
「おし、試してみっか」
~数分後~
コナン「・・・・・・・・・いざ出そうと思うと、なかなか出ねえな」
「食物繊維の豊富なもんを食べれば・・・・・・」ゴソゴソ
「おっ、冷蔵庫の中にサツマイモとゴボウが。牛乳もあるな。いいぞ、おあつらえ向きじゃねーか」
「こいつを茹でて・・・・・・」グツグツ
「できた。よーし」モグモグ ゴクゴク
「とりあえず、おっちゃんの声でやってみっか」
小五郎『・・・・・・』
コナン「・・・・・・」
(・・・・・・・・・・・・出るっ!)
小五郎『・・・・・・ブボッ』
コナン「できるじゃねえか!!! スッゲー! さすが博士の発明品だ」
コナン「次は蘭の声に合わせて・・・・・・」キキキ
蘭『・・・・・・ブボッ ブブッ』
コナン「すごい・・・・・・! こいつは大発見だ!」
「すかしっ屁だとどうなるんだ?」
蘭『・・・・・・・・・・・・』
『・・・・・・すぅーーーーー』
コナン「穏やかな寝息みたいになるのか」
「よーし、次は・・・・・・」
灰原「なにやってるの?」
コナン「!?」
灰原「他人の家でお尻を出して、蝶ネクタイを肛門に擦り付けるなんて。正気とは思えないわね」
「場合によっては警察を呼ぶわよ」
コナン「な、なんだ灰原、いたのか。いや、これは何でもねえんだ」
灰原「なんでもない人間はそんなことしないと思うけど」
コナン「ちょっとした実験だよ」
「この変声機は放屁にも反応するのかって、疑問に思ってな」
灰原「・・・・・・・・・・・・そう。有意義な実験ね」
「で? どうだったの?」
コナン「ああ、俺の思った通りの結果さ(ニヤリ」
「こいつは見事に屁を声として認識し、変えてくれたよ」
灰原「ふぅーん」
コナン「見るか?」ヌギッ
灰原「見たくはないわよ」
コナン「音だけでも聞いてみろって。すげえから」
「ちょっと待ってろ」モグモグ
「今度は、博士の声に合わせて・・・・・・」キキキ
灰原「・・・・・・」
コナン「・・・・・・」
灰原「・・・・・・・・・・・・」
コナン「・・・・・・・・・・・・」
灰原「・・・・・・ねえ」
コナン「シッ! 静かにしろ!」
灰原「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
コナン(出るっ!)
博士『ブピピッ プヒュー』
コナン「なっ! なっ! スゲーだろ?」
本日、大便をした。
どうも食べすぎでガスが溜まっているらしく、パンツを脱ぐと同時に
きばると「スフレ」と音がした。
それは音声に近かった。
大便は出ず、放屁のみに終わったのだが、わたくしは確かに聞いた。
「スフレ」
肛門が声帯の役割を果たしたのだろう。
さすがに「レ」の部分は微妙だったが、「スフ」までは確かに
人の声であった。
比較的やせ型の、30代前半の男性。
性格は温厚で、人当たりもいいが、しっかりと自分を持っていて
人前で自分の意見はしっかりと言う……そんなタイプだと思う。
この、わたくしの肛門から発せられた「スフレ」という声。
これはもう、人格が形成されていると判断し、見えざる声の主に
三田 信弘という名前をつけた。
条件さえ揃えば、、三田君は再びその美声を聞かせてくれると思う。
灰原「っぷ・・・・・・! っく、ククク・・・・・・っぷ、フフッ」
コナン「おめえ、すげえ笑ってるじゃねえか」
灰原「そ、そんなこと・・・・・・フフ、な、ないわよっ」
コナン「次は光彦に合わせて」キキキ
灰原「も、もういいわ」
光彦『ブピーーーーッ!!!』
灰原「ブフッ!!!」
コナン「おい灰原、大丈夫か? なんか口から飛んだぞ」
灰原「だ、だ・・・・・・大丈夫ふっ、っく フフフフフ、クククク・・・・・・! はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・」
「・・・・・・お腹痛い」
コナン「な? すげえだろ?」
灰原「え、ええ。博士の発明も大したものね」
コナン「他の人にも聞かせてえな」
「・・・・・・よーし。次は服部の声で・・・・・・」キキキ
灰原「何する気?」
コナン「実験だよ、実験。非通知で電話を・・・・・・」
ピピピ プルルルル
和葉『はいもしもし』
コナン「・・・・・・」
和葉『・・・・・・・・・・・・? もしもし?』
コナン「・・・・・・・・・」
和葉「もぉーしもーし。どちらさーん?」
コナン(くそっ! あとちょっとで屁が出そうなのに・・・・・・!)
和葉『・・・・・・? いたずら?』
コナン(うおおおおおおおおおおおおおおおお)
服部『ブッ ブピッ』
コナン(出た!!!)
ひでえwwwwww
~大阪~
和葉「その声、平次? ぶぴってなに?」
服部『ブピピピピピピッ ブピッ』
和葉「え、っちょお、なんやの平次?」
服部『・・・・・・ブピッ』
プツン ツー ツー
和葉「えー。な、なにぃ? こ、こわいわ」
コナン「聞いたか灰原。『なんやの平次?』だってよ」
「『平次』じゃなくて『屁』なんだけどな」
灰原「ぶふっ~っ!」
「・・・・・・っく」ガバッ
コナン「おい灰原。なんでクッションに顔をうずめてんだよ」
灰原「は、はなし、かけないで・・・・・・!」プルプル
コナン「おめえ、けっこう下品なネタがツボなんだな」
灰原「べ、べつに笑ってなんか・・・・・・」
光彦『ブッ ブビビ』
灰原「アハハハハハハハ」バンバン
コナン「は、灰原・・・・・・」
~大阪~
和葉「平次ぃ~」
服部「ん? なんや和葉」
和葉「さっきのブピピってなに?」
服部「あん?」
和葉「ブピピってなんや聞いてんの」
服部「ぶぴぴ? ブラピやのうて?」
和葉「ちゃうわ。ブピピ。ブピピピピピゆーてたやん」
服部「『ゆーてたやん』て、ゆーてないわ。アホか」
和葉「うそ! ゆーてたよ! ブピピブピピ! さっき非通知でかけてきたやろ?」
服部「ケータイか? かけてへんで」
和葉「あっれー?」
コナン「次は・・・・・・」キキキ
灰原「も、もう、ホントやめて・・・・・・お腹がよじれそう」
ブブブブブブ
灰原「プハハハハハハアハハ」
コナン「いや、今のは屁じゃなくてケータイのバイブだぞ・・・・・・」
(灰原が壊れちまった・・・・・・)
ピッ
コナン「はいもしもし」
服部『おまえ、なにしたんや』
コナン「え?」
服部『和葉に俺の声で電話したやろ! あの声変えるネクタイつこて!』
コナン「バーロ。知らねーよ」
服部『ほんまか?』
コナン「ああ」
服部『せやかて工藤』
コナン「くだんねーことで電話かけてくんなよな。じゃ」
ピッ
コナン「あっぶねー。あんまり無茶なことするもんじゃねえな」
博士「ふぅ、ただいま。おや、新一じゃないか。なにしとるんじゃ?」
コナン「お、おお博士。麻酔銃の針をもらいに来たんだ」
博士「そうか。ちょっと待っとれ」
「ん? なんで哀くんはソファで寝とるんじゃ?」
コナン「笑い疲れたんだろ」
博士「?」
哀ちゃんかわいい
~翌日・小学校~
キーンコーンカーンコーン
元太「やっべ、授業始まるぞ」
歩美「はやく席つこっ」
光彦「じゃあ、また後で」
コナン「おう」
(光彦、わりいな。ちょっと実験台にさせてもらうぜ)
先生「はーい。じゃあ授業をはじめまーす」
小林先生に期待
確かにまともだな
コナン(パンツのケツの部分に仕込んだ蝶ネクタイ変声機)
(今朝も蘭に頼んで芋とゴボウに煮てもらったから、バッチリだ)
(よぉし)ニヤリ
先生「はい、では書き取りはじめっ」
シーン
カリカリカリカリ
コナン(うまい具合に静まり返ったな)
(そして、こっちもいいタイミングだ・・・・・・!)
光彦『ブボッ! ブビビビビビビ!』
歩美「え?」
元太「なんだぁ?」
先生「どうしたの? 円谷くん」
光彦「え? え? い、いや? あれ?」
哀ちゃん大丈夫か?
先生「なにかあったの?」
光彦「い、いえ。別に」
先生「そう。授業中は静かにね」
光彦「は、はい・・・・・・」
元太「おい、どうしたんだよ光彦。おめえ気持ち悪い声だしやがって」
歩美「大丈夫?」
光彦「だ、大丈夫です! 気にしないでください」
灰原「・・・・・・ちょっと、江戸川くん」
コナン「ん? なんだ?」
灰原「あなた、まさか・・・・・・」
コナン「・・・・・・まあな」
灰原「! な、なんてことしてるのっ。今すぐやめなさ」
光彦『ブピーーーーーーーー!』
灰原「ぶほっ」
先生「円谷くん!!!」
光彦「ご、ごめんなさい!?!?」
歩美「どうしたの光彦くん。なんかおかしいよ」
元太「オナラみてえな声だして、芋でも食ったんじゃねえのか?」
コナン(バーロ、それは俺だ)
灰原「・・・っ、っ、ふふ・・・・・・っ ふひ」
歩美「あ、哀ちゃん?」
灰原「な、なんでもないわ。大丈夫」
「ちょっと工藤くんっ」
コナン「ば、バカッ 人前では江戸川だろっ・・・・・・!」
光彦『ブブッ ブブ』
コナン(バーロ、驚いて屁が出ちまったよ)
先生「円谷くんは後で先生のとこに来てね」
光彦「は、はい・・・・・・」
灰原「・・・・・・」プルプル
~下校~
コナン「そう落ち込むなって、光彦。疲れてるんだよ」
光彦「はい・・・・・・小林先生も、きっと疲れてるんだろうって言ってましたけど」
歩美「そうだよ。明日になれば、その変な病気も治るって」
元太「うな重でも食って元気出せって、な?」
光彦「そ、そうですね」
コナン「ほら。灰原も慰めてやれよ」
灰原「つ、円谷くん・・・・・・」
光彦「は、はい!」
灰原「・・・・・・」
(落ち着いて。思い出してはダメよ)
(冷静さを欠いてはダメ。心を落ち着けて・・・・・・)
光彦「あのぉ?」
灰原「ブッ フフフフフフフフッ!」
コナン(灰原のやつ、光彦の声だけで笑えるようになっちまった)
~毛利探偵事務所~
コナン「ただいまー」
「あれ? 蘭ねえちゃん? おじさーん?」
「なんだ。おっちゃん、またパチンコにでもでかけたな? ったく」
ブブブブブブ
コナン「ん? 新一の方に、蘭からか」
ピッ
新一『もしもし』
蘭『あ、新一?』
新一『おう、なんか用か?』
蘭『特に用があるってわけじゃないんだけど・・・・・・声を聴きたくなって。ごめんね、急に』
新一『そ、そうか・・・・・・』
コナン「・・・・・・・・・」
(蘭・・・・・・)
(蘭にも、聴かせてやりてえな)
新一『なあ、蘭』
蘭『なあに?』
新一『実はさ。俺、ある特技を覚えたんだ』
蘭『えー、なにそれ教えてよ』
新一『ちょっと待ってろ・・・・・・今聴かせるから』
コナン「・・・・・・・・・」
蘭『・・・・・・・・・・・・』
コナン「・・・・・・・・・・・・・・・」
蘭『・・・・・・・・・新一?』
コナン(くそ、出ねえ!)
新一『わりい、蘭。ちょっとタイミングが合わねえから、後でまたかけ直す』
蘭『え? ちょ、ちょっとしんい』
プツン
コナン「くそっ、授業中はいっぱい出たじゃねえか!」バチン ペチペチ
コナン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・あっ、今出そう!」
ピピピピピピ プルルルル
コナン(蘭出ろ・・・・・・出ろ・・・・・・はやく電話に出ろ・・・・・・出ちまう)
(蘭、蘭、蘭、蘭、蘭・・・・・・!!!)
プルルルルル プルルルル
コナン「らぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!」
新一『ブピッ』
コナン「くそ!!! 蘭が電話に出る前に出ちまった!!!」
蘭『はい、もしもし新一?』
新一『バーロ!!! なんでもっとはやく電話に出なかったんだ!!!』
蘭『えっ?・・・・・・ご、ごめんなさい、ちょっと今電波が悪いとこにいて』
新一『また一からやりなしだ! ったく、一度出るとなかなか・・・・・・』
コナン(・・・・・・ん? きた!)
新一『怒ったら出そうになったぜ』
蘭『え? な、なにが出そうなの? 新一なに言ってるの?』
新一『ブピッ ブピピピ!』
蘭『え?』
新一『どうだ、蘭。オナラみたいだろ?』
蘭『・・・・・・新一、どうしたの?』
新一『どうもしねえよ。それだけだ。じゃあな』
プツン
コナン「ふぅ・・・・・・」
(蘭のやつ、喜んでくれたかな?)
~夕食~
コナン「いただきまーす」
蘭「・・・・・・」
小五郎「ん? どうした、蘭。なんかあったのか?」
蘭「え? あ、いや、別に・・・・・・」
コナン(たしかに、蘭のやつ、元気ねえな。どうしたんだろう)
(・・・・・・ははぁん。なるほど、生理か)
(ったく、おっちゃんはデリカシーがねえな。娘を持ちながら)
(よーし、ここは俺が気分を紛らわしてやるか)
「うわーい。お芋がいっぱいだねー。これじゃ僕、おならがいっぱいでちゃうよ」
蘭「!!! そ、そうだね。アハハ」
(新一・・・・・・何があったんだろう。急にオナラの真似なんて・・・・・・)
コナン(よーし笑った笑った。蘭には笑顔でいてほしいからな)
小五郎「きたねえな食事中に」
~数日後~
小五郎『この中に、犯人はいます』
容疑者1「な、なんだって! つまり、この中に妻を殺した犯人が!?」
容疑者2「そ、そんなバカな・・・・・・!」
犯人「いったい誰なんだ・・・・・・?」
目暮「毛利くん! その犯人は、いったい誰なんだね!?」
小五郎『まあ落ち着いてください。今回の事件で重要な要素となるのは、手すりに残ったピアノ線の跡だ』
目暮「ピアノ線の跡?」
小五郎『はい。被害者の寝室、そのベランダの手すりの根元に、深い跡が残っていましたよ』
コナン(あー。腹いてえ。芋を食いすぎたな。はやく終わらせよう)
小五郎『おそらく、犯人は窓に結びつけたピアノ線を外から下へ降ろし、それをある部屋から引っ張ることで窓を閉めた』
『その残った跡が示していましたよ、部屋の在り処をね! その部屋には決定的な証拠が残っているはずです』
コナン(あー、オナラが出そうだ・・・・・・)
(・・・・・・・・・・・・オナラ?)
コナン(ここでオナラを、変声機を通して出したら、どうなるんだろう・・・・・・)
(・・・・・・・・・・・・)
(バ、バーロ。んなことできっかよ。おっちゃんがバカみてえじゃねえか)
(・・・・・・・・・試したい。・・・・・・)ウズウズ
(い、一回ぐらいなら、いつも手柄をおっちゃんに取られてるんだし・・・・・・な)
目暮「で、犯人は誰なんだね!? そのトリックを仕掛けた犯人は!」
小五郎『その犯人は・・・・・・』
コナン「・・・・・・」スッ
(いくぜ・・・・・・おっちゃん!)
(おらぁ!!!)
小五郎『ブピーーーーーーーーーー!!! メリメリメリ!!!』
コナン「わっ!」
(やっべえ!!!)ドテッ
小五郎『ウンコまで盛大に出しちまった!!!』
コナン(やべえやべえ!!! トイレ!!!)ダッ
ボタッ ボタボタ ビチャ
目暮「な、なんだね毛利くん」
蘭「お、お父さん? 寝てるの?」
(あれ? なんだろう、この茶色いの)
目暮「ら、蘭くん! そ、それはウンコだ!!!」
蘭「え!?!?」
「や、やだお父さん! ウンコしてるの!?」
目暮「毛利くん!!!」
容疑者1「な、なんてやつだ! 私の妻が死んだというのに!」
「居眠りをするどころか、脱糞で妻の寝室を汚すとは!!!」
「不謹慎どころではないぞ!!! 許せん!!!」
犯人「最低だ!!!」
俺がトイレから戻ってきたころには時すでに遅く、犯人の手によって証拠は隠滅されてしまった。
そのミスにより、事件は迷宮入り。
おっちゃんの信頼は地に落ちることとなった・・・・・・。
『眠りの小五郎! 脱糞! 事件未解決のまま!』
小五郎「お、俺がなにをしたってんだよ・・・・・・」
蘭「ごめんなさい、お父さん。もうついていけないよ」
「私、お母さんのとこにいくね。さようなら」
小五郎「ら、蘭!!!」
コナン「さよなら・・・・・・おじさん」
小五郎「らぁぁぁぁぁぁん!!!」
蘭「コナンくん。私、大事な電話をかけてくるから、ちょっと待っててね」
コナン「うん!」
(誰に電話するんだ?)
プルルルル
コナン「俺かよ!」
新一『はい、もしもし』
蘭『新一? ちょっと、話があるんだけど』
新一『おう、どうした?』
蘭『実はね・・・・・・私・・・・・・』
新一『お、俺と別れたい!?!?! ど、どうして!!!』
蘭『ずっと悩んでたの、前に電話で話したとき以来、ずっと』
『私たち、もうずっと会ってないよね。その間、不安だった。新一と私の感覚がずれていくみたいで』
『それでも、新一なら変わらない。新一のままでいてくれると思って・・・・・・思っていたのに・・・・・・!』
『もう、私の知ってる新一じゃないみたいで・・・・・・』
新一『そ、そんなことねえよ! ほら、前に聴かせたように、オナラの真似をもう一度!』
コナン「・・・・・・!」
(くそ! でねえ! なんで出ねえんだよ! くそぉ!!!)
新一『ちょ、ちょっと待ってろ蘭! 今、今オナラを・・・・・・!』
蘭『・・・・・・・・・・・・もう。もういいの』
蘭『お母さんね。お父さんの脱糞事件を機に、正式に離婚届を請求したの』
『お父さんと縁を切ったんだよ。私も、それに賛成した。もう無理だもん、あんなことになっちゃったら』
『だからね、私も、習ってみようと思って・・・・・・』
新一『ちょ、ちょっとまてよ!!! 待ってくれ蘭!!! 蘭!!!』
蘭『オナラのモノマネ、すっごく上手だった。だけど・・・・・・ついていけないよ』
新一『蘭!!!!』
蘭『さようなら、新一。今までありがとう。警察に捕まらないように、趣味は室内でね』
プツン
新一『らぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!』
コナン「なんでだぁああぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああぁ!!!!!!!!」
―その後、新一の番号に、蘭からの電話がかかってくることはなかった―
END
/. ノ、i.|i 、、 ヽ
i | ミ.\ヾヽ、___ヾヽヾ |
| i 、ヽ_ヽ、_i , / `__,;―'彡-i |
i ,'i/ `,ニ=ミ`-、ヾ三''―-―' / .|
iイ | |' ;'(( ,;/ '~ ゛  ̄`;)" c ミ i.
.i i.| ' ,|| i| ._ _-i ||:i | r-、 ヽ、 / / / | _|_ ― // ̄7l l _|_
丿 `| (( _゛_i__`' (( ; ノ// i |ヽi. _/| _/| / | | ― / \/ | ―――
/ i || i` - -、` i ノノ 'i /ヽ | ヽ | | / | 丿 _/ / 丿
'ノ .. i )) '--、_`7 (( , 'i ノノ ヽ
ノ Y `-- " )) ノ ""i ヽ
ノヽ、 ノノ _/ i \
/ヽ ヽヽ、___,;//--'";;" ,/ヽ、 ヾヽ
ビクン…ビクン…ビクン…!
恋は!(ブピッ!) スリル!(ブピッ!)ショック!(ブピッ!)サァーースペェーーンス!!(ブピピッ!)
見えーない力 、頼ーーりにーー!!(ブボッ!)
心の扉(ブピッ) 閉ざ(プッ)さーーずに!(ブピー!)
強くぅ~~~・・・強くぅ~~~!!!!(ブボォ!)
灰原「ひぃー!」
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