エレン「アニとケンカした」(25)
医務室
エレン「ケンカした」←ベッドで寝てる
アルミン「ケンカっていうかボコボコにされたんだろ?」
エレン「俺も攻撃したからケンカだ!」
アルミン「その攻撃は当たったの?」
エレン「…………」
アルミン「ほら」
エレン「俺も攻撃したんだからケンカだ!!!」
アルミン「で、何でケンカしたの?」
エレン「パンツ何色か聞いたらいきなり殴られた」
アルミン「ん?それってさ。『いきなりパンツ何色か聞いたから殴られた』の間違いじゃない?」
エレン「は?どっちも同じだろ」
アルミン「違うよ。エレンの言い方だとアニが悪いように聞こえるけど言い直した方だとキミの方が悪いってわかるよ」
エレン「は?何で俺が悪いんだよ。パンツの色聞いただけだぞ?盗んだワケでもねぇのに医務室担ぎ込まれる程殴るか?」
アルミン「アニのパンツ色聞いてどうするつもりだったの?」
エレン「気になるから」
アルミン「それだけ?」
エレン「アイツさ、スカート履かねぇだろ?確認できねぇんだよ。後アイツだけなんだよ!それでコンプリートなんだ!」
アルミン「女子全員のパンツ見たの!?」
エレン「あぁ、ユミルが強敵だったけど着替えてる所を偶々目撃してバッチリだ」
アルミン「キミのパンツへの飽くなき探究心に脱帽したよ」
エレン「後はアニだけ……。しかし、流石はアニだ……隙が無い」
エレン「ここ一ヶ月間アニをマークしていたがパンティラインすら拝めない……鉄壁だ」
エレン「むしろ履いてないんじゃないか?とすら思う」
アルミン「で、聞いたら殴られたと?」
エレン「そうだ」
アルミン「バカだなぁ。黙って監視を続ければいつか見れたかもしれないのに。そんなことしたら余計にガードが堅くなっちゃうよ」
エレン「くっ……道を誤ったか……」
アルミン「どうしても見れないならミカサに頼めば?」
エレン「ミカサに?」
アルミン「ミカサにアニのパンツ見てもらって何色か聞けばいいんじゃないの?」
エレン「流石はアルミンだ!自分の目で確かめられないのは悔しいがパンツ図鑑を埋められる!」
アルミン「クリスタのパンツってどんなだった?」
エレン「ん?えーっと水色だったな」
エレン「白を履いてるのも見たぞ!」
バキッ!!!
エレン「痛ってぇ……。何で殴るんだよ!!!」
アルミン「うるさい!!!何か腹が立ったんだ!!!クリスタのパンツは白と水色で間違いないんだな!?」
エレン「間違いねぇよ!!!」
アルミン「よし!!!」
翌日 医務室
アルミン「昨日より酷くなってない?」
エレン「ミカサともケンカしたんだ」
アルミン「そうなんだ。ワンパン喰らって倒れた臭いがプンプンするけど。どうしてケンカになったの?」
エレン「俺はただミカサにアニのパンツの色聞いただけだぞ!」
エレン「そしたらアイツ『この前のアレは何だったの?』て言い出して殴ってきたんだ」
アルミン「この前のアレって何なの?」
エレン「は?そんなの関係ねぇだろ?」
エレン「んでガードまで貫く右ストレートを俺の頬に抉りこむように打って来やがった」
アルミン「それはさぞかし痛かっただろうね」
エレン「痛いなんてもんじゃねぇよ」
アルミン「顏ズレてるもんね」
エレン「アニのパンツを見るのは至難の技だな。いや、すでに万策尽きたか……ミカサもダメだったし」
アルミン「ところでミカサの言う『この前のアレ』って何なの?」
エレン「今そんなこと聞いてどうするんだ?アニのパンツを見る事考えるのに専念しろよ」
アルミン「アニ以外の女子のパンツは見たんだよね?」
エレン「あぁ、見たぜ」
アルミン「クリスタのパンツってさ…どれくらいの頻度で見れるの?」
エレン「なんだ?この業界に興味あるのか?」
アルミン「業界ってなんだよ気持ち悪いな」
エレン「いくら親友でも俺が必死で掻き集めたパンツ情報を簡単に横流しできねぇな。とくにクリスタのパンツなんて門外不出の代物だ」
エレン「まぁ、アニのパンツを見るのに協力するなら教えてやってもいいぞ?」
アルミン「クリスタのパンツを自分の物のように言ってる所がキモいね。協力するけどさ」
エレン「そうか、なら教えてやるよ」
エレン「クリスタのパンツが見たけりゃサシャを監視するんだ」
アルミン「サシャを!?何で!?」
エレン「そう思うだろ?でも、闇雲にサシャを見張るワケじゃねぇ。条件が揃った時に見張るんだ」
アルミン「条件?」
エレン「そうだ、条件1クリスタが膝丈くらいのスカートを履いてる時。条件2サシャが罰で死ぬ寸前まで走らされている時。条件3走り終わるのが寝る前になる時」
エレン「この三つの条件が揃った時はクリスタのパンツが拝める可能性が高いぞ」
アルミン「ん?関係あるのってスカートの丈だけじゃない?」
エレン「ミニスカートでもない限り普通に見るのは困難だ。しかし膝丈くらいのスカートならしゃがんでくれれば何とか拝めるんだよ」
エレン「サシャが行き倒れたら良い子のクリスタは助けに行くだろ?その時がチャンスだ。食物を与える時にしゃがむのとサシャを担ぐ時にしゃがむ」
エレン「結果。クリスタのパンツを見れる!どうだ?」
アルミン「憲兵さん。こっちです」
エレン「おい!やめろ!!」
アルミン「この人怖い」
エレン「お前が聞いたんだろ!!」
アルミン「もっと偶々見えてラッキーみたいなのを想像してたのに……明らかに覗きだよこれは」
エレン「じゃあクリスタのパンツは見たくないんだな?」
アルミン「見たい」
エレン「だったら文句言うな」
アルミン「ごめんよ…」
アルミン「他の人のも教えてよ」
エレン「アルミンよ。お前も相当の変態だな」
アルミン「いえいえ、イェーガー様ほどでは~」
エレン「よかろう。俺のオススメはサシャだな」
アルミン「サシャ?」
エレン「この前ライナーのベッドでトランプしただろ?」
アルミン「うん、サシャも来てたね」
エレン「んで、消灯前にサシャが帰る時に梯子降りててさ、梯子の釘の出っ張りにサシャのスカートの裾が引っかかってよ。下に居た俺からはパンツ丸見えだったんだよ」
アルミン「ズルい!何で教えてくれなかったんだ!!」
エレン「そんなもん知るか!それでよ、ビックリしたサシャが見られたか周囲確認したんだ。当然俺が居たから見られてるワケで」
エレン「その後恥ずかしそうにしてるサシャが……たまりませんな…速攻でシコッた」
アルミン「なんて羨ましい……て、何色だ!?何色だったんだ!?」
エレン「こっから先はトップシークレットだぞ?」
アルミン「そこまで言っておいて出し惜しみなんて卑怯だぞ!!!柄と色教えてよ!!!」
エレン「後こんなこともあったぞ」
エレン「サシャと一緒に歩いてた時にリンゴの木見つけてよ。リンゴ取ろうとして俺が台になったんだよ」
アルミン「まさか……」
エレン「そう、スカートの中丸見えだ」
アルミン「何て羨ましいんだ!!!(憤怒)」
アルミン「で、柄と色はトップシークレット?」
エレン「当たり前だ」
エレン「それにまだ続きがある」
アルミン「!?」
エレン「リンゴ取ったサシャは喜び過ぎて落ちたんだ。そんで尻餅ついてるサシャはパンツ丸見えな」
アルミン「しね!もう死んでしまえ!」
エレン「そんで、見られてるのに気付いたサシャは恥ずかしそうに『また私のパンツ見たな!エッチ!エレンはエッチや!!』って言いながらポカポカ殴ってきたんだ」
アルミン「それ何てエロ本?」
エレン「悪いが現実だ。そしてその後近くの小屋で何やして、今では頼めばパンツくらいお安い御用って話だ」
アルミン「ん?その『何やして』ってとこの詳細は?」
エレン「あ?何やしては何やしてだよ。俺としては恥ずかしそうにしてるのが好きだったから今の状況はイマイチだな」
アルミン「シガンシナ陥落した時ハンネスさん呼ばなきゃよかったよ」
エレン「話を戻すが、アニのパンツを見る方法だ」
アルミン「サシャに頼めばいいんじゃないの?」
エレン「そうか!サシャなら教えてくれるかもしれねぇな!!」
アルミン「そうだよ!きっとサシャなら教えてくれるよ」
エレン「直接見れないのは悔やまれるが仕方ない。色だけでも把握しておきたいからな」
アルミン「そうなれば善は急げだね」
エレン「よし行ってくる!!」ダッ
アルミン「さよならエレン。爆発しろ」
10分後
エレン「話が違うぞアルミン……」ジンジンヒリヒリ
アルミン「すごい綺麗なモミジだね」
アルミン「何て言ったの?」
エレン「そのまんまだよ」
~~~~~~
ガチャ
エレン「サシャ!」
サシャ「どうしたんですか?」
エレン「頼みがあるんだ」
サシャ「え、でもまだお昼ですよ?そういうのは夜に……」
エレン「アニのパンツの色と柄を教えて欲しいんだ!」
サシャ「…………」
パン!!!!!
エレン「痛ってぇ……」
サシャ「そんなにパンツが好きなら下着売り場にでも住みゃあええんじゃ!!!」
~~~~~~~
エレン「てワケだ」
アルミン「うん、知ってた」
エレン「これじゃアニのパンツ見れねぇぞ」
アルミン「僕的には他の人のエピソードが聞きたいんだけど」
エレン「アニのパンツを見ずに語れねぇな」
このSSまとめへのコメント
面白いです。