穂乃果「デスノート・・・?何これ?」 (53)

第1話「小鳥のおやつにされた女」





穂乃果「英語ばっかで読めないなぁ」



海未「ちょっと見せて下さい。どれどれ・・・」



(・8・)チュンチュン



海未「・・・穂乃果にも分かりやすく説明すると、このノートに名前を書かれた人間が死亡するようで

す」



(・8・)コワイチュン

穂乃果「あはは!そんなわけないじゃん。例えばここにことりちゃんの名前を書いたって・・・」サラサラ


(・8・)why?


穂乃果「・・・ほら死なない」


海未「・・・そうですね。やはりただのいたずらですか」


(・8・)ヂュンッ!!




穂乃果「・・・え?ことり・・・ちゃん?」


(ー8ー)死ーン

穂乃果「穂乃果が・・・穂乃果がことりちゃんを・・・」

海未「穂乃果っ!!」ダキシメッ

穂乃果「海未・・・ちゃん・・・?」ダキシメラレッ

海未「穂乃果のせいではありません・・・これは不幸な事故なんです・・・」

穂乃果「・・・うん」

海未「しかし困りましたね・・・」

穂乃果「え?」

海未「実はこのノートに名前を書いた人物は13日周期で名前を書き続けないと死んでしまうらしいので

す」


穂乃果「なんだとっ!?」

第2話「タイトルワカンナイ」


~翌日~

絵里「・・・そう。そんなことがあったの」

穂乃果「どうしよう絵里ちゃん・・・これじゃ穂乃果は死ぬまで誰かを殺し続けなきゃいけないことに

・・・」

凛「おいおいマジかよ・・・」

真姫「イミワカンナイ」

花陽「プランクトンはこれから二人で頑張りましょうね!!」


海未「・・・殺し続けるしかないでしょう」

穂乃果「そんなことできないよ!!」

海未「では穂乃果は死んでもいいのですか!?」

穂乃果「・・・いやだ・・・穂乃果、死にたくないよぉ」オモヒデポロポロ

海未「私も穂乃果に死んでほしくありません・・・」

海未「こうしましょう。凶悪犯罪者をノートに書いて殺していく」

絵里「なーる。犯罪者なら死んで当然」

花陽「警察がどうにもできない犯罪者を殺すのならむしろヒーローです!!」


凛「考えたじゃねぇか。こいつは妙案だぜ」

希「それに殺害方法がノートなら誰にも気付かれない・・・」

真姫「カンゼンハンザイイミワカル」

リューク「俺も意味分かる」

穂乃果「でも例え犯罪者だとしても殺すなんて・・・」

海未「もうこれしか方法がありません」

穂乃果「・・・うん」

~数ヶ月後~

絵里「穂乃果が犯罪者を裁き始めてから随分経ったけど、世界は良い方向に進んでいる・・・」


希「そうやね。だって悪いことしたら穂乃果ちゃんが即殺しちゃうし」

穂乃果「目標をセンターに入れて削除目標をセンターに入れて削除目標をセンターに入れて削除目標を

センターに入れて削除目標をセンターに入れて削除目標をセンターに入れて削除目標をセンターに入れ

て削除目標をセンターに入れて削除目標をセンターに入れて削除・・・」カリカリ

凛「穂乃果のやつ、まるで神様だぜ」

海未「そうですね・・・」

花陽「にこちゃん林檎食べる?」

リューク「おう」

絵里「それにしても真姫のことは残念だったわね」

海未「ええ・・・まさか交通事故で死んでしまうなんて」

希「・・・」

第3話「上カルビハラミの事件簿」


希「・・・ねぇ、真姫ちゃんってホントに事故で死んだんかな?」

凛「どういうことだよ?」


希「デスノートは死の前の行動を操れる」

海未「っ!!どこでそれを!?」

希「ウチだって英語くらい読めるんよ・・・?」

絵里「・・・」

希「ウチやったら、ノートの秘密を知る人間は生かしてはおかんけどなぁ?」

凛「・・・」

花陽「にこちゃん桃食べる?」

リューク「あ、それはいいです」

海未「・・・しかし、ノートは穂乃果が肌身離さず持っている。穂乃果が私たちの名前を書くとも思え

ません」



希「例えば切れ端」



絵里「・・・!?」

希「そのノートの切れ端ってどうなるん?ただの切れ端?」


凛「・・・なるほどな。何らかの方法でデスノートの紙の部分を持ってる奴がいれば」



リューク「そいつにも人を殺せる力があるってこった」



花陽「わーにこちゃんかしこーい」


リューク「照れるし」

海未「・・・ですから、穂乃果はノートを拾った時からそれを手離していません。だから切れ端を手に

入れることだって」

希「・・・なぁ、そもそもノートが落ちてたってのは偶然?」

絵里「・・・!?」

希「例えば・・・前のノートの持ち主が何らかの意図があってノートを「わざと」落とした、とか」



凛「・・・」ゴクリ

希「ありえへん・・・?」

穂乃果「目標をセンターに入れて削除目標をセンターに入れて削除目標をセンターに入れて削除目標を

センターに入れて削除目標をセンターに入れて削除目標をセンターに入れて削除目標をセンターに入れ

て削除目標をセンターに入れて削除・・・」カリカリ

希「・・・ま、今言ったことは全部ウチの推測やから本気にせんでもええよ」

凛「・・・よく言うぜ」

希「ウチはもう帰るから・・・アデュー」


残された民達「・・・」

ドォォォォォン!!!!!!



残された民達「!?」

~翌日~

絵里「・・・希が死んだ」

海未「まさか床が彼女の重さに耐えられずに抜けてしまうとは・・・」

花陽「転落死だそうです」

リューク「不幸な事故だったな」

凛「へっ、よく言うぜ」

全員「・・・」

凛「ここには誰一人として希が事故死だと思ってる奴なんていねぇ・・・そうだろ?」

全員「・・・」

海未「殺人ノート・・・まさか私たちの友情すら殺してしまうとは・・・」

絵里「希・・・貴女の仇は私が・・・!!」

第4話「復活のハラショー!!エリーとチカ」


絵里「あらにこ、早いのね」

リューク「俺たちはアイドルだ。時間にルーズなようではいけないな」

絵里「そうね、ところで・・・」

絵里「アナタ、にこじゃないわね」

リューク「・・・なぜ分かった?」

絵里「決め手は身長よ。あの子の身長はアナタのようにdiggestじゃない・・・まあ、これを見逃してい

たら私も気付けなかったわ」

リューク「ほう・・・なかなかの洞察眼だ」

絵里「アナタが誰かは関係ない。でも・・・」

リューク「・・・戦わねばならぬ、か」

絵里「ザッツライト」

リューク「だが止めておけ・・・お前の力(りき)では俺には勝てない」

絵里「これを見てもそう言えるかしら・・・ハァッ!!」バシュウッ!!

リューク「ッ!?」

絵里「これが「超(スーパー)エリーチカ」よ・・・」シュインシュインシュイン

リューク「バカな・・・奴の戦闘力が上がっただと・・・!?」

絵里「そしてこれが「超エリーチカ2」・・・!!」ドバシュイェンッ!!!シュインシュインシュイン

リューク「また上がった・・・だと・・・」

絵里「この先を見せるのはアナタが初めてよ・・・フンッ!!!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

リューク「ウソだろ・・・!!ここからさらに上昇する・・・!?」

絵里「ぬぉぉぉぉぉ・・・!!!!カァアッ!!!!!!」ブリバッシュイエンワァァァンッ!!

絵里「これが「超エリーチカ4」・・・待たせたわね、まだ体がこの変化に慣れていないの・・・」シュインシュインシュイン

リューク「先手必勝だ!!死神ブレス!!」ハァァァァ!!

絵里「カァッ!!!!」バシュンッ

リューク「気合だけで俺の必殺技をかき消したぁ!!!?」

絵里「ウヌでは役不足だ・・・」

リューク「あわわわわ・・・」ガクガク

絵里「喰らえ!!エリチカッ!!!!流星けぇぇぇぇんっ!!!!!!」ダーキシメターコーコロノコスゥモー!!

リューク「グワァァァァァ!!!!」バタッ

絵里「ふ・・・悪は去った・・・」

花陽「・・・」

花陽「みんなー!!絵里ちゃんがにこちゃん殺しちゃったー!!」

絵里「!?」

第5話「お前ぇの見せ場ねぇから!!」


海未「絵里は逮捕され刑務所で自殺しました。これで事件は解決ですね」

凛「本当にそうかよ?」

花陽「え?どういこと!?」

凛「たしかににこは絵里に撲殺された・・・しかし、本当にそれは絵里の意思か?」

海未「・・・!?」

花陽「そっか・・・ノートは死の前の行動を操れる・・・」

凛「そうだ・・・例えばこうやって・・・」ザクッ

花陽「・・・え?」ザックリ

凛「俺が花陽を刺すことも、ノートに操られてるせいかもしれない」

花陽「ぁ・・・」バタッ

海未「凛・・・なんてことを・・・!!」

凛「そして俺が・・・」ウミノホウチラッ


海未「や、止めて・・・」

ザクッ

・・・ポタポタ

凛「こ、こうし・・・て・・・自殺・・・す、する・・・こ・・・も・・・」バタッ

海未「・・・」

最終話「僕らNO LIFE 君とNO LIFE」


穂乃果「・・・海未ちゃんだったんだね」

海未「・・・どうしてそう思うのです、穂乃果」

穂乃果「だってもう海未ちゃんしかいないよ」

海未「・・・最初にノートを拾った時、私は選ばれた人間だと思いました」

海未「そしてこのノートを使い、新世界の神になろうと思った」

海未「世の中は腐っています。だから誰もが悪いことをできないようにし、平和な世界を作る・・・まあ後は漫画のデスノートを読んで下さい」

穂乃果「うん」

海未「でもね穂乃果・・・私には1つだけ怖いことがあった・・・」

穂乃果「・・・」

海未「それは貴女に嫌われてしまうこと。殺人鬼となった私から、貴女が離れていってしまうこと」

海未「私は穂乃果を愛しているから」

海未「だから私はノートをわざと貴女に拾わせた」

穂乃果「そうか・・・穂乃果を共犯者にしたんだ。逃げられないように」

海未「穂乃果にしては冴えてますね。その通りです」

穂乃果「穂乃果はもう殺人鬼だ・・・海未ちゃんと同じ・・・」

海未「新世界の夫婦です」


穂乃果「なんで皆を殺したの?」

海未「だってあの人たち邪魔だったんですもの。私と穂乃果の間に我が物顔で入ってきて・・・」

海未「特にあの焼肉臭のキツいデブ。あいつは飛び抜けて目障りでした」

海未「私がノートの数ページを事前に隠し持っていたことを見抜いて余計なことを言って・・・まあ、

あのデブは私が手を下すことなく勝手に事故で死んでしまいましたが」


穂乃果「・・・」

海未「さあ穂乃果、邪魔者は全て消し去りました。ノートのことを知っている人間ももはや私たちだけ・・・」

海未「一緒に新世界を生きましょう?」

海未「嫌だ、なんて言いませんよね?」

海未「だって貴女ももう殺人鬼」

海未「私と同じ」

海未「私からはもう」

海未「逃げられない」

穂乃果「・・・」


???「そういうことやったんやね」

海未「!!?」


希「話は全て聞かせてもらったで」

海未「バカな・・・」

海未「何故生きているぅぅぅ!!!!とおぅじゅをぉのぉぞぉみぃぃぃぃぃぃいいいい!!!!!!!!」

希「簡単なことやね。ノートに書かれる前に死ねばノートに名前は書かれない」

穂乃果「そうか・・・自分を生かす為に自分を殺したんだ・・・」

海未「あの時の事故は偽造工作だったのか・・・なら今名前を書けば!!」ペントノートノキレハシトリダシ

???「させぬわ!!」ボゥッ!!

海未「なんだとっ!?」


絵里「お前の持っていたノートのページは全て燃やさしてもらった」

海未「絵里・・・!?バカな!!お前はしっかりとノートに名前を書いたはずだ!!」

絵里「我の名はエリーチカ。絵里などではない」

海未「そ、そんな・・・」

絵里「諦めろ、ウヌでは我に勝てん」

希「チェックメイトやね」

海未「嘘だぁぁぁ!!私の完璧な計画がぁぁぁぁぁああああ!!!!!!」

絵里「海未よ、お前は警察に・・・ヌゥッ!?」バタッ

希「どうしたん絵里ち・・・うっ!?」バタッ

海未「し、死んだ?これは一体・・・はっ」

海未「穂乃果ですね!?この2人の名前をノートに書いたのは!!」

穂乃果「・・・そうだよ」

海未「穂乃果・・・穂乃果もやはり私のことを・・・」

穂乃果「海未ちゃんの名前も書いた」

海未「・・・え?」

穂乃果「穂乃果の名前も書いた」

海未「穂乃果・・・何を言って・・・」

穂乃果「ねえ海未ちゃん・・・人間って悲しいね」

海未「穂乃果・・・」

穂乃果「どうして、皆で傷つけあうんだろ?」

海未「・・・グゥッ!!」ドクンッ

穂乃果「穂乃果ね、海未ちゃんが皆を殺したって知った時すごく許せなかった」

穂乃果「だって穂乃果は、絵里ちゃんも真姫ちゃんも凛ちゃんも花陽ちゃんも希ちゃんもにこちゃんも皆のことが好きだったから」

海未「・・・ほの・・・か」

穂乃果「でも、どうしたらいいか分からなかった」

穂乃果「だって・・・海未ちゃんのことだって、穂乃果は大好きだったから」

穂乃果「どうしてこんなことになっちゃったんだろう・・・穂乃果は皆でアイドルになりたかっただけなのに・・・」

穂乃果「世の中って難しいなぁ」

穂乃果「ねぇ海未ちゃん」

海未「・・・」

穂乃果「穂乃果たち、生まれ変わってもまた一緒になれるかな?」

穂乃果「ううん、生まれ変わってもみんな一緒になろうね・・・?」

穂乃果「またみんなで一緒に・・・ライブ、できるかな?」ポロポロ

穂乃果「またみんなで・・・」ポロポロ

穂乃果「・・・うぇ・・・ひぐっ・・・み・・・みな・・・っで・・・えぐっ」ポロポロ


穂乃果「み・・・な・・・だいす・・・だ・・・よ・・・」パタッ

高坂穂乃果 部屋にいる全ての人間の死を看取った後、再会の約束をして死亡



にこ「こうして、彼女たちのラブライブは終わった・・・」





すなおにおーいかーけーてー ゆうきでおーいかーけーてー・・・





おしまい

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年10月03日 (金) 15:52:01   ID: yr5-Yo1N

凛の口調www

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