モバP「智絵里が積極的になった」 (35)
P「君、名前は?」
智絵里「えっと......緒方...智絵里です......あの...その...頑張ります」
P「あ、ああ、よろしくな」
P(ずいぶんおどおどした子だな...)
P「それじゃあ早速だけど君の曲を作ってもらいにいこうかな。その曲でレッスンとかするからね」
智絵里「えっと...わかりました...」
P「よし、それじゃあ車に乗ってくれ」
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帰りの車内
ブロロロロロ
P「良い曲ができるといいな」
智絵里「は、はい...そ、そうですね」
P「......」
智絵里「......」
P「...そ、そうだ、智絵里ちゃんは趣味とかあるのかい?」
智絵里「その...クローバーを...集めてます」
P「クローバー?四葉のクローバーを集めてるの?」
智絵里「はい...幸せの象徴なんです」
P「そうなのか」
智絵里「......」
P「......」
P(会話が続かんなぁ)
智絵里「......あの」
P「あ、ああ、なんだい?」
智絵里「えぇと...その...見捨てないでくださいね...?」
P「ち、智絵里ちゃん...」
智絵里「......」
P(自信が無さ過ぎるのか?なんとかしなくちゃな...)
P「とりあえず、帰ったらレッスンだからね」
智絵里「あ、はい...」
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レッスン後
P「どうですか、智絵里ちゃんは」
トレーナー「そうですね...素質はあるんですが、なにせ引っ込み思案で...」
P「そうですか...わかりました」
智絵里「...あの、見捨てたりしないですよね...?」
P「...智絵里ちゃん!」
智絵里「!...な、なんですか?」
P「特訓をするぞ!俺が一ヶ月特訓する!俺がアイドルとして智絵里ちゃんをしっかりプロデュースしてやるからな!」
智絵里「は、はい...よろしくお願いします...」
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P「特訓とは!!自分自身と!!向き合うことだッ!!」
智絵里「は、はい...それで、具体的には何をすればいいんですか...?」
P「そうだな、まずは自分のことをよく見るんだ」
智絵里「自分を...ですか?」
P「ああ、まずは自分自身の理解から始めるんだ」
智絵里「わかりました、頑張ってみます...」
P(鏡と真剣に向き合う智絵里ちゃん可愛い)
━━━━
P「次は街頭でパフォーマンスだ。昨日できたこの曲を流しながら、智絵里ちゃんをアピールするんだ」
智絵里「や、やってみます...あ、あの......あ、行っちゃった...」
P「智絵里ちゃん、笑顔が足りないな。ほら、笑って!」
智絵里「こ、こうですか?」
P「いや、まだだ。もっとにっこり笑ってみてくれ」
智絵里「にっこり...え、えへ」
P「よし!そのまま、そのまま!」
━━━━
P「よし、CDを売るぞ。智絵里ちゃんが手渡しするんだ」
智絵里「て、手渡しですか...?」
P「ああ、そのほうが印象に残って、覚えてもらえる」
智絵里「わ、わかりました」
P「ほんとはお店に置いてくれるといいんだけど、まだ知名度が低くてな...これから頑張ろうな」
智絵里「はい...あ、来ました...えと、あの、私のCD......」
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一ヵ月後
P「よし、特訓終わりだ!一ヶ月頑張ったな!」
智絵里「Pさんのおかげです!あの...これからもよろしくお願いします」
P「おう、よろしくな、智絵里ちゃん」
智絵里「あの...」
P「なんだ?」
智絵里「その...ち、智絵里って呼んでくださいっ」
P「おう、わかったぞ智絵里」
智絵里「えへへっ♪」
続きは寝てから書きます
二級チエリストとして期待だわ
>>14
一級はどこで取得できますか
いろいろあって、今日はたぶん無理なので、明日か明後日に続き書きます
>>6の智絵里の「〜〜私のCD......」は、「わたしのCD」でした
P「よし、そろそろレッスンだったな。頑張れよ」
智絵里「はいっ...いってきます!」
P「いってらっしゃい」
バタン
P「『Pさん』か...プロデューサー、と呼ばれてたころよりは打ち解けてきたのかなぁ」
P「まぁなんにせよ積極的なのは良い事だな」
ガチャ
智絵里「Pさんっ」
P「...ずいぶん早いな。というか今でていったばかりじゃないか」
智絵里「あの...これ渡したかったんです」
P「ほう、四葉のクローバーか」
智絵里「はい、クローバーです。Pさんにも...幸せがあるようにって」
P「ありがとうな、智絵里」
智絵里「えへ...Pさん、クローバーですよ」
P「ああ、クローバーだな」
智絵里「...CLOVERですっ」ズイッ
P「あ、ああ...顔近いぞ」
智絵里「もう...レッスン行ってきますっ」
バタン
P「...クローバー...CLOVERか...花言葉はなんだったかな」
P「さて、これは栞にでもしようかな」
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とあるオフの日
智絵里「Pさんと四葉のクローバー探し...楽しみです」
P「たまにはこういうのもいいなぁ」
智絵里「四葉探しにはこつがあるんですよっ」
P「ほう、じゃあ教えてもらおうかな」
智絵里「はい...えっと、中心に向かって円を描くように探すといいんですよ」
智絵里「あとは...ひとつ見つかるといくつか見つかることが多いです...あ!ほらっ」
P「おお、綺麗な四葉のクローバーだ」
智絵里「それじゃ...幸せを探しましょうね、Pさん」
P「おう。さて、どこにあるかな...」
━━━
P(うーん、意外と見つからないな...)
智絵里「ラ〜〜♪ラララ〜〜〜♪」
P(智絵里もだいぶ変わったよな...)
P(人見知りもだいぶ減ってきたし...まだ少しおどおどしてるがそこもまた可愛い)
P(だが、最近俺に近づきすぎな気がする)
智絵里「Pさん、ありましたか...?」
P「うおぉ!びっくりした...」
智絵里「ご、ごめんなさい...」
P「いや、別にいいよ...クローバーはまだ見つからないよ」
智絵里「そうですか...じゃ、じゃあわたしも一緒に探しますっ」ピトッ
P「ああ、頼むよ。それはそうと、そんなにくっつく必要はないんじゃないかな」
智絵里「こ、こうしたほうが...その、見つけやすいんです!」
P「そ、そうか」
智絵里「はいっ...どこかな...」
P(やばい、いろいろと。智絵里ってこんな子だったっけ...)
智絵里「あ、ありました!...ほら、ここ」
P「お、あったあった。ん?二本あるな」
智絵里「ほんとだ...わたしとPさんみたい...幸せです」
P「そ、そうか、それは良かった」
>>15
ばかやろう、一級チエリストはSRの時に自引き三枚したやつのことさ
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某日
P「......」カタカタ
智絵里「......」
P「......」カタカタ
智絵里「...あの、Pさん」
P「んー?」カタカタ
智絵里「その...チョ...チョ...」
P「?...なんだ?」
智絵里「チョップです、えいっ」ペシ
P「いたっ」
智絵里「ご、ごめんなさい...痛かったですか?」
P「いや、全然痛くないよ。でもなんで急にチョップなんか」
智絵里「チョップは関係なくって...あの...こ、これ!バレンタインのチョコですっ...受け取ってくれますか...?」
P「ああ、ありがとう!それじゃ失礼して...ふむ、ハート型が四つか」
智絵里「それはクローバーですっ!」
P「おっと、すまんすまん。智絵里といえばクローバーだったな」
智絵里「Pさん、知ってますか?四葉のクローバーには、一枚一枚に意味があるんです...」
P「知らなかったなぁ」
智絵里「それでですね...四枚揃っても意味があるんです」
P「ほう、それはすごいな。どんな意味なんだ?」
智絵里「『True Love』ですっ...そ、それじゃあお仕事行ってきますね!」
バタン
P「...ふぅ、なんだこの胸の高鳴り......それにしても、真実の愛か」
P「チョコ食べようかな......お、四つとも味が違うのか」
P「...おいしい」
今日中には完結させる
>>23
じゃあ三級なら・・・
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某日
P「......」カタカタ
智絵里「......」
P「......ふぅ」カタカタ
智絵里「......」
P「...智絵里、そろそろ帰ったら?」
智絵里「...今日は...帰りたくないです...」
P「ほう、なにかあったのか...あったんだろうな」
智絵里「...は、はい...とにかく今は...」
P「ふむ...近所に宿泊施設は無いしな...すまないが事務所で我慢してくれ」
P「毛布と布団はあるから、向こうの部屋で寝てくれ。あと、シャワーはレッスン場のを使ってくれ」
智絵里「あの...Pさんは帰っちゃうんですか...?」
P「え、いや、まあそれは...」
智絵里「一人は寂しいから...Pさんもいてくれませんか...?」
P「し、仕方ないな、でも俺は事務所のソファで寝るからな」
智絵里「...ありがとうございますっ」
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智絵里「Pさん...どうですか、わたしのパジャマ...」
P「おお、可愛いな。髪を下ろした智絵里も良いな」
智絵里「えへへ...♪」
P「よし、明日も早いし、もう寝ようか」
智絵里「あ...布団ありがとうございます」
P「おう、お休み。良い夢見ろよ」
智絵里「はいっ...おやすみなさい...」
バタン
P「......」
P(最近、智絵里が積極的じゃないか)
P(こないだ手をつないでくれって言われたときはどうしようかと...嬉しいけど)
P(ただ...なんでチョップなんだろう)
P(さて、そろそろ俺も寝よう)
━━━━
P「......」
P「......グー」
......サン...テ...
P「...ん...グー」
...P......キテ...
P「...んー...」
智絵里「...Pさん...起きて...」
P「...なんだ、どうした智絵里」
智絵里「えぇと...その......レが...」
P「レ?」
智絵里「...トイレが怖くって...あうぅ...」
P「...十六歳なんだからそのくらい一人で...」
智絵里「...お願い...Pさん...」
P「仕方ないなぁ...」
━━━━
智絵里『Pさん...いますか...?』
P「ああ、いるよ...ふあぁ」
智絵里『あの...置いていかないでくださいね...』
P「ああ...ねむ」
P(ああ...なんか心地良い水音が...眠くなる...)フラッ
カチ
智絵里『きゃっ!Pさんっ...暗いです...!』
P「...グー」
智絵里『...Pさん...?あの...怖いですっ』
P「...はっ!おっと、すまんすまん」
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智絵里「もうっ...すっごく怖かったんですよ...?」
P「すまんな...ついうっかり」
智絵里「...チョップです。えいっ」ペシ
P「あはは、それじゃあおやすみ」
智絵里「...おやすみなさい」
P「...智絵里、寝る部屋は向こうだぞ」
智絵里「怖いんですっ...電気が急に消えたから...だから...一緒に寝てください!」
P「え、いや流石にそれはちょっと」
智絵里「お願いしますっ...ダメですか...?」
P「う...し、仕方ない...布団持ってくるか...」
智絵里「やったぁ!...えへへ」
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P「よし、こんどこそおやすみ」
智絵里「...おやすみなさいっ」
P「......」
智絵里「......」
P(ふぅ...最近の智絵里はぐいぐいくるな...)
P(それよりも、ご家族となにかあったんだろうか...場合によっちゃ訪問も考えなくちゃな)
智絵里「......Pさんは寝たかな...」
P(おやっ?)
智絵里「...えへへ、四葉のクローバーは幸せの象徴でした」
智絵里「たぶん...Pさんに会えたのもクローバーのおかげ、です」
智絵里「わたし...とっても幸せですよっ」
P(智絵里...良い子だ...)
智絵里「...今なら...」モゾモゾ
P(...ん?近づいてきた?)
智絵里「ちょっとずるいかも...だけど今なら...」
P(...これはまずい...どのタイミングで起きるか...)
智絵里「ほっぺたなら...Pさんっ...」スッ
P(今か...起きるか)
.
智絵里「...やっぱりチョップですっ...えいっ」ペシ
P「いて」
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