八幡「えっとだな、俺と由比ヶ浜付き合うことになった」 (34)

雪乃「え?」

雪乃「聞こえなかったから、もう一度言ってくれないかしら」

八幡「だから、由比ヶ浜と付き合うことになったんだよ」

雪乃「...そ、そう」

雪乃「い、いつからなの?」

八幡「夏休みにあいつに誘われて、お祭りいったんだけど」

八幡「そんとき告白されてな、そこから」

雪乃「じゃあ、まだ2週間といったところね」

八幡「まあ、そうなるな」

雪乃「でも、由比ヶ浜さんは何も言ってなかったわ」

八幡「俺が言うから黙っとけって、口止めしてたんだ」

八幡「あいつが言って、お前と仲違いさせるの嫌だったしな」

雪乃「別に、そんなことにはならないと思うけれど」

八幡「俺と由比ヶ浜が付き合うこと歓迎してくれるか?」

雪乃「い、いいんじゃないかしら」

雪乃「あなたを受け入れてくれそうな女の子なんて」

雪乃「由比ヶ浜さんぐらいでしょうし」

雪乃「あなたも由比ヶ浜さんのこと嫌いじゃないでしょう」

八幡「ああ、大好きだ」

雪乃「うっ」

雪乃「恥ずかしげもなく言うのね」

八幡「当たり前だ」

雪乃「・・・」

八幡「それでだ、今日で俺は奉仕部を辞めようと思う」

雪乃「え?」

八幡「多分、由比ヶ浜も辞める」

雪乃「ちょ」

八幡「俺ら二人がいちゃついてたら、お前も気分悪いだろ」

雪乃「ひ、比企谷君にしては変なところに気を回すのね」

八幡「あくまで効率を重視しだけだ」

雪乃「では、勝負はどうするの?」

雪乃「あなたと私、まだ勝者は決まってないでしょう」

八幡「ああ、あれは俺の不戦敗でいい」

雪乃「な、なんですって」

八幡「平塚先生にも、そう伝えてくれ」

雪乃「比企谷君!」

八幡「な、なんだよ・・・」

雪乃「本気で言っているの?」

八幡「ああ」

雪乃「ぼっち、シスコン、ひねくれもの」

雪乃「あなたに、褒めるべきところなんてないけれど」

雪乃「一度引き受けたことは、最後までやり通す人だと思っていたわ」

八幡「・・・」

雪乃「私の見込み違いだったようね」

八幡「何とでも言ってくれ」

雪乃「帰ってちょうだい」

八幡「雪ノ下」

雪乃「いいから早く出て行って!」

八幡「・・・分かった、じゃあな」

雪乃「ええ」

雪乃「さようなら」

ガラガラ、ピシャ

平塚「比企谷君、ホントにあれで良かったのか?」

八幡「良くも悪くも、あれが一番手っとり早い」

八幡「効率のいい方法です」

平塚「しかし、君の気持ちはどうなる」

八幡「俺の気持ちなんて、どうだったていいです」

平塚「教師の立場からじゃなく、一人の女の立場から言わせてもらうがね」

平塚「君のやってること、正直全然嬉しくないよ」

八幡「・・・」

平塚「正直に打ち明けたほうがいい」

八幡「話はそれだけですか」

八幡「失礼します」

平塚「比企谷君」

平塚「君はホントに大馬鹿だ」

おわり

くぅ~疲w
あとは脳内補完で

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年02月14日 (金) 23:18:50   ID: 9z5EfniJ

君付けでしたってけ?

2 :  SS好きの774さん   2014年03月07日 (金) 21:52:27   ID: 81j06qqV

意味不明過ぎて脳内補完とか無理です。

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