雪乃「え?」
雪乃「聞こえなかったから、もう一度言ってくれないかしら」
八幡「だから、由比ヶ浜と付き合うことになったんだよ」
雪乃「...そ、そう」
雪乃「い、いつからなの?」
八幡「夏休みにあいつに誘われて、お祭りいったんだけど」
八幡「そんとき告白されてな、そこから」
雪乃「じゃあ、まだ2週間といったところね」
八幡「まあ、そうなるな」
雪乃「でも、由比ヶ浜さんは何も言ってなかったわ」
八幡「俺が言うから黙っとけって、口止めしてたんだ」
八幡「あいつが言って、お前と仲違いさせるの嫌だったしな」
雪乃「別に、そんなことにはならないと思うけれど」
八幡「俺と由比ヶ浜が付き合うこと歓迎してくれるか?」
雪乃「い、いいんじゃないかしら」
雪乃「あなたを受け入れてくれそうな女の子なんて」
雪乃「由比ヶ浜さんぐらいでしょうし」
雪乃「あなたも由比ヶ浜さんのこと嫌いじゃないでしょう」
八幡「ああ、大好きだ」
雪乃「うっ」
雪乃「恥ずかしげもなく言うのね」
八幡「当たり前だ」
雪乃「・・・」
八幡「それでだ、今日で俺は奉仕部を辞めようと思う」
雪乃「え?」
八幡「多分、由比ヶ浜も辞める」
雪乃「ちょ」
八幡「俺ら二人がいちゃついてたら、お前も気分悪いだろ」
雪乃「ひ、比企谷君にしては変なところに気を回すのね」
八幡「あくまで効率を重視しだけだ」
雪乃「では、勝負はどうするの?」
雪乃「あなたと私、まだ勝者は決まってないでしょう」
八幡「ああ、あれは俺の不戦敗でいい」
雪乃「な、なんですって」
八幡「平塚先生にも、そう伝えてくれ」
雪乃「比企谷君!」
八幡「な、なんだよ・・・」
雪乃「本気で言っているの?」
八幡「ああ」
雪乃「ぼっち、シスコン、ひねくれもの」
雪乃「あなたに、褒めるべきところなんてないけれど」
雪乃「一度引き受けたことは、最後までやり通す人だと思っていたわ」
八幡「・・・」
雪乃「私の見込み違いだったようね」
八幡「何とでも言ってくれ」
雪乃「帰ってちょうだい」
八幡「雪ノ下」
雪乃「いいから早く出て行って!」
八幡「・・・分かった、じゃあな」
雪乃「ええ」
雪乃「さようなら」
ガラガラ、ピシャ
平塚「比企谷君、ホントにあれで良かったのか?」
八幡「良くも悪くも、あれが一番手っとり早い」
八幡「効率のいい方法です」
平塚「しかし、君の気持ちはどうなる」
八幡「俺の気持ちなんて、どうだったていいです」
平塚「教師の立場からじゃなく、一人の女の立場から言わせてもらうがね」
平塚「君のやってること、正直全然嬉しくないよ」
八幡「・・・」
平塚「正直に打ち明けたほうがいい」
八幡「話はそれだけですか」
八幡「失礼します」
平塚「比企谷君」
平塚「君はホントに大馬鹿だ」
おわり
くぅ~疲w
あとは脳内補完で
このSSまとめへのコメント
君付けでしたってけ?
意味不明過ぎて脳内補完とか無理です。