――円環の理
まど神「なにそれ?」
ほむら「決め台詞よ。何かあった時に必要でしょう?」
まど神「けど、ほむらちゃん以外には私は見えないから・・・」
まど神「ほむらちゃんが百合ップルか周りの人にはわからないんじゃ?」
ほむら「・・・」
まど神「・・・」
ほむら「やめましょうか」
まど神「うん」
ほむら「私達よりも強い百合ップルに会いに行く」の続きのようなもの
ほむら「さて、あと6組の百合ップルに会う必要があるのよね?」
まどか「ごめんね、私のせいで・・・」
ほむら「まどかのせいじゃないわ。元はといえば、私のワガママのせいだもの」
まどか「ほむらちゃん・・・」
ほむら「さぁ、次の百合ップルに会いに行きましょう」
まどか「うん!」
ほむら「最初は>>15なんてどうかしら」
1.ひだまりスケッチのカップル
2.ゆるゆりのカップル
3.プリキュアのカップル
4.その他
4 やすニャ
ほむら「やすなさんとソーニャさんに会いに行きましょう」
まどか「キルミーベイベーの二人だね」
ほむら「最初から最後まで(ある意味)二人の世界を作っていたのは素晴らしいわ」
まどか「EDの歌詞も結構意味深だったなぁ」
ほむら「ホントのキモチは秘密だよ。確かに、思わせぶりなフレーズね」
まどか「それじゃあ、キルミーベイベーの世界に行こう!」
ほむら「ええ」
――キルミーベイベーの世界
ほむら「例によって、私の役目は学生みたいね」
まどか「学園モノが多いもんね、この界隈って」
ほむら「やはり、甘酸っぱい恋愛を描きやすいんじゃないかしら」
まどか「なるほどねー・・・あ、ほむらちゃん!」
やすな「ソーニャちゃーん!」
ゴッ!!
やすな「ゴホォッ!? ・・・今日はまだ何もしてないのに・・・」
ソーニャ「その今にも抱きつこうとしている手を下げてから言え」
ほむら「早速やっているようね」
まどか「い、今鳩尾に入ったよね? もうピンピンしてる・・・」
ほむら「この世界の住人は耐久力が高いのよ。きっと」
まどか「そ、それで、今回はどういうアプローチをかけるの?」
ほむら「そうね。今までは不本意ながらサポート役を引き受けることが多かったし・・・」
ほむら「ここは何も考えず、正面から行きましょう」
やすな「これは私なりの愛情表現なのに!」
ソーニャ「正確だけでなく愛情表現までウザいのな」
やすな「ヒドイ!」
ほむら「相変わらず、仲がいいのね」
ソーニャ「? 誰だ?」
やすな「ソーニャちゃんの知り合い?」
ソーニャ「んなわけねーだろ」
ほむら「隣のクラスの暁美ほむらよ。知らなくて当然だわ」
ソーニャ(こんなヤツ、うちの学校に居たか・・・? まさか、コイツも刺客・・・)
やすな「おおお! 髪長ッ! 黒ッ! ツヤツヤッ!!」
ソーニャ「お、おい。やすな」
やすな「見てみてソーニャちゃん! 呪いの日本人形みたいだよ!!」
ほむら「・・・」
ソーニャ「フンッ!!」ゴッ
やすな「タコスッ!!」
やすな「ゴミンナサイ・・・」フルフル
ソーニャ「悪かったな、うちのバカが」
ほむら「いえ、ちょっとだけ似ているのを知っているから大丈夫よ」
ソーニャ「そうか、お互い苦労するな」
ほむら「ええ。それより、『うちの』だなんて・・・」クク
ソーニャ「なんだよ?」
ほむら「いえ、まるで自分の物だって言っているようだったから」
ソーニャ「はぁ?」
やすな「失礼だよほむらちゃん! それじゃあ私が物みたいな言い方じゃん!」
ソーニャ「人を呪いの人形呼ばわりしていて何いってんだお前は」
ほむら「ごめんなさい。そう聞こえただけだから、気にしないで」
まどか(私は呪いの人形だろうと、ほむらちゃんを愛する覚悟があるけどね)
ほむら(まどか・・・///)キュン
ソーニャ「(顔が赤くなってる・・・)お前、何が言いたいんだ?」
ほむら「そうね。端的に言えば、あなた達すごく仲が良くて羨ましいと思って」
ソーニャ「私がこのバカと?」
やすな「おぉー!! そう見える!? ほむらちゃん!」
ほむら「ええ、とってもお似合いよ」
やすな「だってソーニャちゃん! 私とお似合いなんて嬉しいでしょ!? ねえ!」
ソーニャ「・・・」
やすな「イッツ無表情ッ!」
ソーニャ「何を持ってしてその結論に至ったんだお前は」
ほむら「そうね、聞きたいかしら?」
ソーニャ「・・・いや、やっぱり心底どうでも」
やすな「聞きたい!!」
ソーニャ「オイ!」
やすな「いいじゃんきこーよー。聞くだけ只なんだからさー」
ソーニャ「知るか。私はもう帰・・・」
ほむら「まず一点目は」
ソーニャ「聞けよ!」
ほむら「二人がいつも一緒ということころね」
やすな「いやー照れるなー」
ソーニャ「それはコイツが勝手にくっついてくるからで・・・」
ほむら「二点目は、ソーニャさんがやすなさんかまってあげていること」
やすな「そういえば、なんだかんだでソーニャちゃんってノッて来てくれるよね」
ソーニャ「放っておいたらそれはそれでお前が面倒だからだよ」
ほむら「そして三点目」
ソーニャ「まだあるのかよ・・・」
ほむら「本当に嫌なら、普通こんなウザったい子とは縁を切っているわ」
やすな「そうだよね! ・・・ん? 私遠回しにバカにされてる?」
ソーニャ「おお、今気がついたか」
やすな「くそう、くそう・・・」
ほむら「というわけで、あなた達は仲がいいと私は判断したわ」
ソーニャ「どれもこれも曖昧な理由だな・・・」
ほむら「好きな人と一緒にいるなんて、そういうものよ」
ソーニャ「そういうもんか・・・?」
ほむら「あら、否定しないのね」
ソーニャ「何を?」
ほむら「私、今『好きな人と一緒にいる』って言ったのだけれど」
ソーニャ「ッ!」
ほむら「ふぅん、やっぱり・・・」
ソーニャ「い、今のは話の流れでだな!!」
やすな「へぇー、ソーニャちゃん、そーだったんだー」ニヤニヤ
ソーニャ「お前はそのムカつく顔をやめろ!!」ギュウゥ
やすな「ぞ、ゾーニャぢゃん・・・く、首がぐるじい・・・」
ほむら「あらあら、見せつけてくれるわね」
ソーニャ「・・・///!!」ギュウウウゥゥ!
やすな「じ・・・じ、ぬぅ・・・」
やすな「し、死ぬかと思った・・・」
ソーニャ「お前が余計なマネするからだろうが」
ほむら「それじゃあ、邪魔者は退散させてもらうわ」
ソーニャ「文字通りだな」
やすな「ほむらちゃん! ありがとう!」
ほむら「ええ、お幸せに。次はもっと面白くいじれるように頑張るわ」
ソーニャ「帰れー!!」バチコーン
ソーニャ「たく・・・なんだったんだあいつは・・・」
やすな「ふーん、ふーん」ニヤニヤ
ソーニャ「・・・んだよ」
やすな「いやー? なんでもー?」プププ
ソーニャ「次笑ったら首と体がオサラバするからな?」
やすな「すんませんっしたッ!!」
やすな(・・・けどまぁ)
やすな(ソーニャちゃんのキモチがちょっと分かったし)
やすな(ホントにありがとう、ほむらちゃん!)
やすな「私も大好きだよ! ソーニャちゃーん!」ガバッ
ソーニャ「うわっ! 離れろ! だから違うっつってんだろ!!」
――円環の理
ほむら「叩かれて育まれる愛! そういうのもあるのね」
まどか「ほむらちゃん、それちょっと違う」
ほむら「まどかも叩かれてみたい?」
まどか「・・・ちょ、ちょっとだけ///」
ほむら「それじゃあ、レパートリーに追加しておくわね」ホムホム
まどか「レパートリーってなんの!?」
ほむら「さて、レパートリーが充実したところで、次に行きましょうか」
まどか「う、うん。次は>>58なんてどうかな?」
1.プリキュア
2.舞HiME
3.東方
4.その他
結衣京子綾乃の三角関係
ほむら「船見結衣と歳納京子。そこに杉浦綾乃を加えて・・・」
まどか「三角関係!?」
ほむら「思えば、今までの百合ップル達は決まった相手が居たものね」
まどか「しかも、ゆるゆりの中でもここだけは成立させるのがかなり難しいんだよね」
ほむら「京結を立てれば京綾が立たず、京綾を立てれば京結が立たず」
ほむら「厳しい戦いになりそうね・・・」
まどか「私も出来る限りサポートするよ、ほむらちゃん」
ほむら「ええ、お願いね。まどか」
まどか「うん。それじゃあ、行こう!」
――ゆるゆりの世界
ほむら「ここは・・・レストラン?」
ほむら「姿からして、私はウェイトレスのようね」
まどか「似合ってるよ、ほむらちゃん!」
ほむら「ありが・・・・・・ まどか!?」
まどか「えへへ、似合うかな・・・///?」
ほむら(まどかが私と同じウェイトレスの制服、しかもミニを着ている!)
ほむら(絶対領域から覗くまどかの太もも! 見滝原の制服とは違う、何かこう)
ほむら(職業制服特有のクるものがある!!)
ほむら「に、似合っているんじゃないかしら」ファファファファサー
まどか「ティヒヒ。ありがとうほむらちゃん!」
ほむら(こちらこそありがとうございます!!)
カランカラン
ほむら「いらっしゃいませ」キリッ
結衣「あ、すみません。遅れて1名来るんですが」
ほむら「(来たわね・・・)それでしたら、ボックス席の方へどうぞ」
結衣「ありがとうございます」
ほむら(後から一人。誰かと待ち合わせかしら)
まどか(京子ちゃんかな?)
ほむら(おそらくは)
結衣「全く、自分から誘っておいて遅刻なんて」
ほむら(ほぼ確定ね)
結衣「来たらとっちめて・・・」
ピリリリ
結衣「? 京子から・・・?」ピ
ほむら(ほむ?)
結衣「もしもし。全く、遅かったじゃないか」
結衣「はいはい、言い訳は後で・・・」
結衣「ん? ふん、ふん」
結衣「あー、了解。じゃあ、一人増えるのんか」
結衣「いや、カウンター席じゃないから大丈夫だろう」
結衣「分かった。待ってる」
結衣「ああ、また後でな」
ほむら(あの口ぶりからして、どうやらもう一人の役者も揃いつつあるようね)
カランカラン
京子「いやー、おまたせおまたせ!」
結衣「15分遅刻だぞ」
京子「めんごめんご。家の時計10分進んでてさー」
結衣「全く。綾乃もごめんね、急に」
綾乃「わ、私はいいんだけれど・・・本当に同席してもいいのかしら?」
京子「遠慮するなって、な!」
結衣「ああ、別に特別何かしようってわけでもなかったしな」
ほむら「ほむほむ・・・」
ほむら(ここに向かう途中ばったり出くわし、一緒に来ないかと誘った流れのようね)
ほむら(・・・ん?)
千鶴「へ、へへ・・・うへへ・・・」ダバダバダハ
ほむら(・・・私と同じ方向を見て鼻血を・・・)
ほむら(・・・)
ほむら(・・・見なかったことにしましょう)
黒子
ほむら
○○○←に入る人名を答えなしゃれ。正解者にはもれなく俺が今食ったばかりのうまい棒の包装をプレゼント。
(・ω・ )かまきり拳法 νヽν | < <
ヘ(・ω・
ヽν | < <
ほむら(ん? あっちの席にも同じ顔の子が・・・双子?)
千歳「うひ、うひひひ・・・」ダバダバダバ
ほむら(・・・)
ほむら(やっぱり見なかったことにしましょう)
結衣「二人共、何頼むか決まったか?」
綾乃「そうね・・・」
京子「私ハンバーグとステーキ!」
結衣「そんなに食べきれるのかよ」
京子「よゆーよゆー! 今日はこのために朝抜いてきたから!」
結衣「まぁいいけど。綾乃は?」
綾乃「それじゃあ、このエビピラフを」
ほむら(今のところ平和ね)
ジュー
京子「おお! キタキタキタ!」
結衣「がっついて火傷するなよ」
京子「あちぃ!!」
結衣「言ってる側から・・・」
綾乃「もう、何やってるのよ。ほら、水」
京子「ズビバゼン・・・」ゴクゴク
京子「ほれ綾乃! あーん!」
綾乃「は、はぁ!? べ、別に欲しくないわよ!!」
京子「そう? じゃあ結衣」
結衣「おお、サンキュ。あーん」パク
綾乃「!」
結衣「ん、うまいな」
京子「だろー? 綾乃も食べてって」
綾乃「・・・じゃあ、お、お言葉に甘えさせてもらうわ!」
結衣(こいつ、食い切れないから周りに移し始めたな・・・)
京子「でさー、そのシーンのミラクるんの可愛さと言ったら」
結衣「おい、口にご飯粒着いてるぞ」
京子「え? どこどこ?」
綾乃「ほら、ここよここ」ヒョイ
京子「ホントだ、全然気が付かなかった」
結衣「全く、本当に京子はそそっかしいな」
綾乃「全くね。ちょっとは改善しなさい、歳納京子」
京子「何をー! 二人して私を改造する気か!?」
結衣「改造してどうする」
ハハハ・・・
ほむら(・・・)
ほむら(・・・・・)
ほむら(・・・・・・・)
ほむら(私の知っている三角関係と違う)
ほむら(あ、ありのまま起こったことを話すわ・・・)
ほむら(私はこれから美樹さやか達のようなどろどろの人間関係を見せられると思っていたが・・・)
ほむら(『三人は仲良くご飯を食べているだけだった』)
ほむら(な、何を言っているか分からないと思うけれど、私もわけが分からなかった)
ほむら(愛憎劇とかそんなちゃちなものじゃない。もっとほのぼのしたものを見せられた気分だったわ・・・)
まどか「ほむらちゃん」
ほむら「まどか?」
まどか「もう一度、この漫画のタイトルを思い出してみて」
ほむら「タイトルって、それはゆるゆ・・・ハッ!」
まどか「そう。この漫画は『ゆるゆり』。文字通り、緩い百合なんだよ」
まどか「ガチ百合回も確かにあるけれど、基本は仲のいい女の子達のキャッキャウフフを楽しむもの」
ほむら「・・・そうね、そうだったわね」
ほむら「出直しましょうか、まどか」
まどか「いいの?」
ほむら「ええ。幸せそうなところに水を指すわけにはいかないし、それに・・・」
綾乃「そんなことを言うと、罰金バッキンガムよ!」
結衣「~~~ッ!」ブルブル
京子「結衣ー、生きてるかー?」
ほむら「私たちのような悲恋だけではないということを、教えてもらったわ」
まどか「・・・そうだね」
――円環の理
ほむら「戻ってきたわね」
まどか「これで6組。とりあえず、半分は超えたね」
ほむら「ええ。この調子で頑張りましょう」
まどか「そうだね。次回は今回寝落ちした分も頑張らないと」
ほむら「寝落ち・・・?」
まどか「あ、なんでもないよ。忘れて」
ほむら「そう。それよりまどか」グイッ
まどか「きゃ・・・///」
ほむら「唐之杜さんから極意を教わってきたの」
まどか「い、いつの間に?」
ほむら「そんな細かいことはいいの。それより、この極意が正しいかどうか試させてもらえないかしら」
まどか「理由はそれだけ?」
ほむら「いいえ。単にまどかが、欲しくなったの」キリッ
まどか「・・・いいよ///」ズキューン
――
ほむら「ここでまた、私とまどかの物語は一区切り」
ほむら「ここから先はまたもR指定なの。ごめんなさいね」
ほむら「また会うこともあるでしょうから、その時にでも詳しく」
ほむら「まどかの許しが出ればの話だけれど」
まどか「ほむらちゃん! 次の世界なんだけれど」
ほむら「ええ、今行くわ」
全てを破壊し、全てを繋げ!
つづく
予定では今回3組やるつもりだったんですが、寝落ちしました。すみません。
また近いうちに建てたいと思います。
それでは、ありがとうございました。
会社行ってきます。
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