宥「みんなが服を着なくなった」 (121)

宥「トイレに行くまではみんな服を着てたのに・・・」

宥「出るとみんな服を着てない、それどころか」

怜「あれ阿知賀の次鋒やん、なんで服なんて着てるんやろ?」ヒソヒソ

竜華「怜、あんな変人見たらあかんで」ヒソヒソ

宥「私が変人扱いされてる・・・」

宥「とにかく部屋に戻らないと、視線が」

宥「ただいm」

玄「ひゃあ!?お、お姉ちゃんが変態になったのです!」

宥「く、玄ちゃん!なんで服着てないの!」

玄「お姉ちゃんがおかしいのです!みんなで脱がせるのです!」

宥「ちょっと待って玄ちゃん!ちょっと」

玄「服なんか着てたら変態だと思われるのに!早く脱いで!」

宥「玄ちゃんもみんなおかしくなっちゃったの!?」バタバタ

玄「抵抗したら脱がせないよ・・・よしスカートもとれた」

宥「いやあああ!!こんなの間違ってるよおおお!!」ダダダダ

玄「お、お姉ちゃん!待つのです!下着だけでも変質者扱いなのです!」

宥「さ、寒いよぅ・・・」ブルブル

宥「下着にマフラーだなんて、本当に変質者になっちゃった」

宥「周りを見ても裸の人ばっかりで、誰も恥ずかしがらないだなんて」

宥「玄ちゃんもダメだったし、誰を頼ればいいんだろう」



宥「白糸台の菫さんなら大丈夫かな?」

宥「菫さんなら厳格そうだし、絶対に服を着てるはず」

宥「あの、弘世さんいますか?」

淡「テルー!変な人が来たよ!」

照「下着だけ・・・そんな恰好で何しに来たの?」

宥「(うわぁ・・・この人たちもすっぽんぽんだ)」

宥「(それに上も下も隠す気がないから丸見え)」

宥「(それでも菫さんなら・・・菫さんなら服を着てるはず)」

照「菫ならさっき出て行ったぞ、もう帰ってくるはず」

照「あと菫と話をするなら下着くらい脱いだほうがいい、そんな恰好だと菫に怒られる」

宥「だ、大丈夫に決まってます!服を着ていないほうがおかしいのに!あなたたちのほうが」

照淡「「?」」

菫「(部屋の外まで宥の声が聞こえてくる)どうしたんだ?何があ――」

菫「」プルプル

宥「す、菫さんまで・・・何も着てないんですか・・・」

菫「お前ら宥に何をしたーーー!!人をこんなはしたない格好にして!」

淡「何もしてない!何もしてないから!」

照「そうだ菫!その格好で入ってきたんだ!」

菫「宥、いや松見さんがこの格好で!?バカなことを言うな!」

宥「待ってください・・・この格好で入ってきたのは本当です」

菫「・・・ちょっとここを出よう。何か大事な話でもあるんだろう?」





菫「たぶんこの辺ならだれも来ないだろう」

宥「ありがとうございます、話というのは」

菫「まさか君が露出狂になるとは思わなかった」

宥「違います!これは玄ちゃんが!」

宥「服ならさっきまで着てましたよ」

菫「服だと!?君がそんなものを着ていただなんて!」

宥「服を着ることの何がダメなんですか!?」

菫「服など変態が身につけるものだ!その下着だってグレーゾーンだぞ!」

宥「嘘つかないでください!あなただって制服を着てたじゃないですか!」

菫「制服だと!?いつ私がそんなものを」

宥「私と準決勝で戦ったときもちゃんと服着てたじゃないですか!!」

菫「バカなことを言うな!ちょっと待ってろ」

菫「これは準決勝の録画を携帯機器に収めたものだ」

菫「次鋒戦でも決勝でも何でもいいから見てみろ」

宥「あの時はみんな服を着ていましたよ」ピッピ


照『ツモ』ペターン

玄『・・・・・・』プルン

菫『ロン』プルン



宥「わ・・・み、みんな裸に///」

宥「なんでこんなことに」

菫「さあわかっただろ。服を着ていることの異常性を」

菫「早く脱ぐんだ下着なんか、君に変質者なんかになってほしくない」

菫「それにな・・・そんな恰好見てたら・・・いや、何でもない」

宥「で、でもこれを脱いだら」

菫「ああもう物わかりが悪い。私が脱がせてやる」

宥「ちょ、ちょっと待って!今下着しか着てないのに・・・きゃあ!?」プルン

菫「ほらマフラーは残しとくから」

宥「う、うぅう・・・」ブルブル

宥「どうして服を着なくても恥ずかしくないんですか・・・」

菫「服など着ているだけで恥ずかしいだろ」

菫「身に着けるにしてもマフラーかスカーフか、まあそういったものだ」

宥「む、胸とかもさらけ出しても平気なんですか!?」

菫「平気もなにも・・・これが普通だろう?」

宥「だったら・・・こうやっても平気なんですか!?」ガバッ

ムニッ

菫「?」ムニムニ

宥「へ?平気なんですか?」

菫「いやただ体触ってるだけだし・・・」

宥「じゃ、じゃあここも?」ワサ

菫「まあ、ちょっとくすぐったいが」

宥「(胸も股間の部分を触っても大丈夫ってどういうことなの・・・)」

宥「(菫さんのあそこ、あんなに毛が///)」

宥「(それも一切隠さないで///)」

宥「(もしかして、もうそういう世界になっちゃったのかな?)」

宥「(なら私も)あの、菫さん」

宥「私の胸、揉んでください!」

菫「は、はぁ?」

宥「(世界観が変わったなら、ここで胸を揉まれても何も感じないはず)」

菫「まあ、そういうなら」

ムニィ

宥「ひゃ、ひゃあああ///」ビクン

菫「!?」

菫「ど、どうした!?そんなに強く揉ん出ないぞ!」

宥「ふぁ、いあ(玄ちゃんより強いよぅ///)」ハアハア

宥「・・・あの、もう一度、菫さんの胸揉んでいいですか?」

菫「あ、ああ。いいけど、大丈夫か?」

宥「それじゃあ」ムニムニ

菫「?」

宥「(揉んでもだめなら)」グッ

菫「うわっ、流石につねると痛いぞ」

宥「あ、ごめんなさい(乳首をつねってもこの程度の反応か)」

宥「(つまり服だけじゃなくて、私以外は恥部を触られても平気ってことだよね)」

宥「(じゃあ、私以外がおかしくなっちゃったってことかな・・・)」

宥「(それとも私が元からおかしかったのかな・・・)」

宥「菫さん、私もしかしたら別の世界から迷い込んだのかも」

菫「何を馬鹿なことを言い出すんだ!そんなわけあるか!」

宥「でも私、服を着ないと恥ずかしいんです!」

宥「胸も股間を触られると感じてしまうんです!」

宥「ここでは私だけみんなと違うんですよ!」

菫「それは大体の変質者が言う言葉と同じだろ!」

菫「それに服を着る変な人もまあいることはいる、確かあれは龍門渕だったな」

菫「なんかもう、どう表現したらいいかわからないなあれは」

菫「さあ落ち着いて、妹も心配してるだろ。帰らないと」

宥「帰りません!何が何でも服を着るまで!」

宥「それに・・・何も着ていないと寒いんですよ」

菫「はぁ、そういわれても服を着るとなあ」

菫「2度目だが君が服を着るなんて想像しただけでこっちが恥ずかしいんだ」

宥「う、うぅ・・・」ヒグ

菫「おいおい何も泣き出すことないだろう」

宥「だって・・・みんな・・・」

菫「・・・・・・」

菫「・・・わかったよ。君の言うことを信じる」

宥「え、それじゃあ」

菫「どうしてこうなったか一緒に考えるよ」

宥「じゃあ服も」

菫「(宥の下着姿か、まあ見たい気持ちもある///)」

菫「服を着てもいいぞ」

菫「(あんなもの身に着けるのが普通の世界か・・・///)」

菫「よし、じゃあいつみんなが服を着なくなったか教えてくれ」

宥「ええと、トイレに行った後で・・・そこから阿知賀と白糸台の部屋に行ったから・・・」

宥「菫さんが部屋にやってくる5,6分前だと思います」

菫「そうか、だったら君に会う5,6分前だな」

菫「そのあたりで世界が変わるようなことか・・・ないな」

宥「いきなり服を着てて驚くことも?」

菫「ないない、ただそのあたりを散歩してただけ」

菫「いや、なんか変なのがいたな」

菫「ピンク色の髪の女が、以上に興奮しながら部屋を出ていくのを見た」

菫「あれは清澄の・・・原村和か」

宥「和って玄ちゃんが言ってたあの」

宥「みんなが言ってました、久々にあったら角のある少女を追っかけてたって」

菫「(角のある少女って照じゃないか)」

宥「何かあるかもしれません。うちの憧ちゃんもたまに変になることがあるし」





宥「ここは永水女子ですね」

菫「永水女子といえば、神代小蒔が時折神を憑依させるというが、まさかな」

菫「いやいやそんな神様はいないだろそんな都合のいい神様は」

菫「確認するだけしておくか。鍵はかかって・・・おいおい壊れてるのか」

菫「仕方ない、このままけり破ってやる」

宥「(わぁ///足を上げたら大事なところが///)」

菫「たあああああらぁ!!」バキィ

小蒔「ん゙ー」ジタバタ

宥「きゃああああ!!裸で縛られた人が5人も!」

菫「おいなんだこれは!何があった!?」

霞「ん゙ーん゙ーん゙ー」ジタバタ

菫「何がどうなったらこんなことになるんだ」

菫「何がどうなってこうなった?」

春「」ガタガタ

宥「怖がらないで、私たちは何も」

初美「ぜ、全裸の痴女が二人いるのですよー!!」

菫「お前も全裸だろう・・・いや、驚くということは宥、じゃなかった松見さんと同じく」

宥「何があったか詳しく教えてください」

小蒔「ええっと・・・」

>>65
漢字間違えた

菫「何がどうなってこうなった?」

春「」ガタガタ

宥「怖がらないで、私たちは何も」

初美「ぜ、全裸の痴女が二人いるのですよー!!」

菫「お前も全裸だろう・・・いや、驚くということは宥、じゃなかった松実さんと同じく」

宥「何があったか詳しく教えてください」

小蒔「ええっと・・・」

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

和「咲さんのおおおおおおおお!!!!」

和「咲さんの裸が見たいんですよおおおおおおお!!!」

霞「あらあらついに脳が沸騰したのね。裸なんてお風呂でも」

和「咲さんが一緒にお風呂に入ってくれないんです!!」

霞「自業自得だからおとなしくぅ」バタ

小蒔「ひ、ひぃいいい!!」ガタガタ

和「さあおとなしく咲さんの裸が見れるiPSの神様を憑依しなさい、さもないと――」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

菫「で、憑依したのが」

小蒔「逆転の神様です。世の中の事柄を逆転させる」

小蒔「iPSの神様は京都の大学の現人神のY教授なので憑依できませんので」

菫「それで・・・服を着ない、生器は露出するようになったと」

小蒔「はい。男は見苦しいので女だけ逆転させろと」

宥「和ちゃん、好きな人がいるからってそんなことを」

菫「よしじゃあその神様を追い払う方法は?」

小蒔「追い払いというか、次に何かを憑依させるまで効力が続くので」

菫「じゃあ憑依させる方法は?」

小蒔「麻雀をすればそのうち何かが」

菫「よしじゃあ宥・・・松実さん、君も」

宥「もう宥でいいですよ菫さん」

ジャラジャラ

宥「今日は私の為に付き合ってもらってありがとうございます」

菫「いやいや、私も最初は信じてやれなくて済まなかった」

宥「これで神様が憑依すれば、みんな服を着るようになるんですね」

菫「そうだな、いや、そのほうが宥にとっては自然だからな」

宥「(でも・・・この世界だと菫さんのあんな所やこんなところが見れるんですよね)」

宥「(そこだけはちょっともったいないような)」


初美「お、この感じ――来ましたよー」

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

宥「(ちょっと前が見えなくなったけど、戻ったのかな)」

霞「これで元通りになりました。仮の服は今お持ちします」

宥「ありがとうございます」

宥「これで、みんなもとに」

菫「う、うわぁあああああああ!!??」

菫「ななななななんで裸なんだ私は///」

菫「ふ、服はどこだ!?な、なんで何も身に着けてないんだ///」

宥「落ち着いてください菫さん!」

菫「ぅうえ!?宥も裸か///」

宥「裸も何もここに入るとき下着は脱いだんです。ほらここに」

菫「は、早く身につけろ///大事なところが///」

宥「(さっきまで服着たら文句言ってたのに)」

宥「(でも、裸でうろたえてる菫さんも可愛くて・・・いやらしいです///)」

宥「菫さん、落ち着いて」

菫「お落ち着いてといわれても服が」

宥「元の世界に戻ったか、確かめますよ」ニヤ

菫「元の世界って、今恥ずかしいだからこれが正しい世界なんじゃ、ひゃあぁ///」ムニ

宥「あ、揉まれたら感じるってことは菫さんもちゃんと戻ったんですね」

菫「ぁあ・・・いいから服を///」

宥「それ!」ガバ

菫「ま、待つんだ宥!いきなり乗っかって何を!?」

宥「さっきまで服着てなかったせいで寒かったんです」

宥「菫さんはそれでも服も着せてくれなかったし」

菫「いや、あの時は世界観が」

宥「じゃあ、服が来るまであったかいこと、したっていいですよね?」

菫「あ、あったかいことって・・・ああぁあ///」

宥「服が来るまで、付き合ってください」ムニムニ

菫「ま、待て宥!今はそんなとこ触ると」

宥「触るとどうなるんですか?」グッ

菫「ああぁあ///つ、つねるな・・・ふぁあ///」ジワ

菫「も・・・もう元に戻ったから、やめ・・・///」

宥「さっきまで全裸にしといて・・・」チュ

菫「んん~(舌が中に///)」

菫「ぷはぁ・・・ひゃ、ひゃからま」

宥「人の目なんて気にしなくていいですよ」

宥「ここの人はみんな服を取りに行ったりあたりの騒ぎを収拾したり」

宥「だ~か~ら~大丈夫です」サワサワ

宥「ふふ、菫さんもやっぱり女の子」



??「ま、待つのですよ///」

宥「く、玄ちゃん?」

玄「気づいたら裸になってて、お姉ちゃんの服持ってたから何かあったと思ったら///」

照「なんか菫の服が置いてあったから全裸で徘徊してると思ったらこんなとこに」

菫「て、照・・・これはな・・・///」

照「ドアが壊れてるんだ。そういうことはせめてホテルかどこかでやってくれ」

照「服だけおいていくから」

菫「おい待て勘違いだぞ照、おい」

玄「私は何も見ていないので、それでは」スタタタ





宥「・・・・・・」

菫「・・・・・・」

宥「あの、ごめんなさい!あの時は頭がどうにかしてて」

菫「いや、いいんだ///」

宥「それでも、服を着てない世界も寒いことろ以外はよかったです」

菫「普段は人前で脱ぐことはないから・・・な」

菫「じゃあ私は戻るぞ、照の誤解を解く必要が」

宥「待ってください」

宥「まだ終わってないですよ」

菫「まだって・・・何が?」

宥「菫さん、まだイッてないですよね」

菫「イッてないってまさか・・・」

宥「はい、今度は」



宥「服を着なくても大丈夫なところでしましょう」ニコ



―槓―

最後はちょっとスレタイからそれたけど、見ていただいてありがとうございました
途中で松実の字が間違っててすみませんでした



おまけみたいなのはあるけど、時間が時間なので需要があれば

おまけ行きます



和「」ハアハア

咲「(さっきから和ちゃんが怖い)」ガタガタ

美穂子「さっきから宮永さんが震えてますけど」

久「最近和が近寄るとああなってるのよね。原因はわからないわ」

和「(ふふふ、手に入れました。咲さんの裸を鑑賞できる世界が)」

和「(お風呂と違って謎の湯気も出ません。これで見放題)」ハアハア

和「(あの女たちはしばりつけた以上私が縄をほどかない限りこの状態が続く)」ハアハア

和「(ビデオカメラは後々服を着てるように修正されても、私の記憶は)」

和「――っ!(ま、前が見えない!?)」

和「な、なんだったんでしょう?今のは」

咲「きゃああああ!?なんで服がないの!?」

和「(な、なんですって!?次の神様を憑依させるまでこの状態は)」

咲「和ちゃん!私の服どこにやったの!?」

和「いや、私にはさっぱり・・・(くそ、こうなったら今のうちに目に焼き付けておくしか)」

久「わからないけど、龍門渕の差し入れに服を脱ぎたくなる何かでも入ってたんじゃないの?」

美穂子「服なら宮永さんの後ろに(上埜さんの裸が見れるなんて///)」

咲「和ちゃんはあっち見てて!見られたくないから!」

和「きえぇぇえぇえええええええあああああああああ!!!!!」ダダダダ

和「こんなことは許されません!私の、私の咲さん鑑賞計画がああああ!!!」ダダダダダ

和「あの女どもにはきっちりとわけを」

霞「あらあら、わけならお話ししましょうか、は・ら・む・ら・の・ど・か」

和「どけえええええええ!!!」ダダダ

霞「不意打ちじゃないなら」ドゴォ

和「ぐふぅ」バタ

霞「どうやら阿知賀の松実さんだけは異常に気が付いたみたいですね」

霞「服を着込んでいたから影響を受けなかったのかもしれません」

和「ま・・・つ・・・み・・・?」

和「あのおっぱい星人ならこの状況だと喜んで」

霞「何を勘違いしているかは知りませんけど」

霞「姫様を裸にしてしばりつけた罰、きっちり受けてもらいますからね」ニコ

霞「どうせ殴っても聞かないんですから、あなたが好む咲さんとやらに罵ってもらいましょう」




和「(・・・それもありですね)」


―もいっこ、槓―

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom