春香「わっ、しずくちゃんのシュシュ可愛いね」

しずく「これ、お気に入りなんだ」

春香「へぇぇ、すごく似合ってるよー」

しずく「……ありがとう」

春香「私もしずくちゃんみたいにシュシュしてみようかなー」

しずく「良いと思う、きっと似合うよ」

春香「そっかなー、えへへへ」





優「……春香はシュシュより髪飾りの方がいいもん」

ことね「ねえ春ぽっぽ」

春香「どうしたの？」

ことね「もうちょっと近く来て、小声で話そう」

春香「え？　うん」

ことね「さっきから優ちゃんを放っておいてるのはなにかしら」

春香「あ、ばれてた？」

ことね「その反応ってことは……それじゃあ私も手伝おうかな」

ぎゅっ

春香「わわっ、ことねちゃんっ」




優「あああああああ！！！　は、春香のバカっ！　なんでことねちゃんと……もーっ！！！」

春香「体育かー……」

ゆず「楽しみだなー体育」

春香「ゆずちゃんは運動得意だからちょっと羨ましいな」

ゆず「あたしからしたら勉強出来る春香が羨ましいよ」

楓「あと、体育で肩凝るのも羨ましい」

春香「肩？　きゃっ」

ゆず「あたしらは凝らないもんな……はあ」

楓「はあ……」

ゆず「……早く体育で動いて忘れよう」

優「……」

春香「ゆ、優ちゃん？　いきなりどうしたの？」

優「……」

春香「ほら体育始まっちゃうよ？　空き教室なんかに入ってないで行かないと」

優「……」

春香「きっとみんな待って――んっ……」

優「んっ、んんっ！　んぅっ！」

春香「ゆ、優ちゃ、激しっ……んんんっ！」

優「ヤなんだもん」

春香「え？」

優「春香が私以外の子を褒めたりくっついたりするの禁止なんだもんっ！」

春香「えー、どうしてー？」

優「わ、わかるでしょ！　わかるよね！？　わかってて聞いてるよね！？」

春香「ううん、言ってくれないと、わかんない」

優「……春香と私は、特別なんだよね？　特別な関係なんだよね……？」

春香「うん、そうだよ優ちゃん」

優「だったら、私以外の子にあんな風にしないでよぉっ！」

ぎゅううう

春香「優ちゃん……」

春香（優ちゃんがここまでヤキモチ焼いてくれたなんて……）

春香「ねえ優ちゃん」

優「……なに？」

春香「わたし、優ちゃんだけじゃなくてみんなが大好きなんだよね」

優「え？　は、春香？」

春香「もしかしたらことねちゃんやしずくちゃんとも、特別なことしちゃうかも」

優「やだ、嫌だよ春香ぁっ！」

ぎゅううう

春香「……でもね優ちゃん」

優「……」

ぎゅううう

春香「他の子のこと考えられなくなるくらいにしてくれたら、優ちゃん以外見えなくなっちゃうかも」

優「！！！」

優「んっ、んむ……ちゅっ」

春香「んぅ……優ひゃん……」

優「春香の口、どこが弱いか知ってるもん……ここと」

れろっ

春香「ふぅっ！？」

優「……ここも」

れろっれろっ

春香「んひゅっ、ゆ、優ひゃっ……んぅ……」

優「春香の好きなとこ、全部、全部知ってるもん……だから」

春香「だ、だから？」

優「私以外何にも考えられなくするなんて、簡単だもん！　んぅっ！」

春香「ふぁっ、んむっ……ゆ、優ちゃ、んんはぁっ！　あ、や、は、激しすぎて……んんぅ……」