禁書「あれ? 私のキャラデザって可愛くない……?」(163)

禁書「……」ポーッ

上条「?」

禁書「……」ポーッ

上条(なにしてんだあいつ? 鏡なんてじっと見つめちゃって……)

「かわいくない」なのか「かわいくない?」なのか

禁書(やっぱり可愛い。どう見ても、私は可愛い)コクッ コクッ

禁書「……」

禁書(でも……同じ部屋で一緒に暮らしているっていうのに、とうまは特になにもしてこないよね……)

禁書(一番異性を求める年代だろうに……)

禁書「……」

禁書(もしかして、日本人には可愛く見えないのかな……?)

禁書(どうなんだろう……)

禁書「……」

禁書(ちょっと色々試してみよう)

禁書「……」クルッ


上条「?」

禁書「とうま」

上条「? なんだよ」

禁書「ちょっとこっちに来て」床ポンポン

上条「そっちに? 別に良いけど……」スッ

上条「……」スタスタ

上条「よ……っと」ドサッ

禁書「……」

上条「どうしたんだよ?」

禁書「ちょっと…」

上条「ちょっと?」

禁書「横に寝転がってみて?」

上条「……寝転がる?」

禁書「うん」

上条「普通に……床に寝れば良いのか?」

禁書「うん」

上条(よくわかんねぇけど……)スッ

禁書「頭はこっちね」膝ポンポン

上条「そっち?」

禁書「うん」

上条「インデックスの膝のすぐ前に下ろせって事か?」

禁書「……」

禁書「……ううん。前じゃなくて……」

上条「前じゃなくて?」

禁書「上だよ」

上条「!」

上条「う、上!?」

禁書「うん」コクッ

上条「そ、それはつまり……」

禁書「そう、膝枕をしてあげるって事だよ」

上条「えぇ!? ど、どうしたんだよいきなり……」

禁書「良いから!」プクッ

上条「良いからって言われても……」

禁書「お、女の子が膝枕してあげるって言ってるんだよ? どうして有り難く素直に受け入れないのかな?」

上条(なにちょっと顔赤らめながらわけのわかんない事を言ってるんだこのシスターは……)

禁書「良いから早くするんだよ!」膝ポンポン

上条「……へーいへい (まぁ、別にこっちとしてもなにか困る事があるわけではないので……)」スーッ

禁書「……」

上条「よっと」ポフッ

上条「……」

禁書「……」

上条「……」

禁書「……」

上条「……んで」

禁書「……」

上条「……これでなにがしたいんだ?」ジトーッ

禁書「……」ムッ

禁書(やっぱりとうま……なんとも思ってないみたい)

禁書(膝枕は、男の子が女の子にされて嬉しい事ランキングで常に上位にくる行為のはずなのに)

禁書「……」プクーッ

上条(一体なにを怒ってるんだ……)

禁書(でもまだ続きがあるんだよ)

禁書「とうま」

上条「ん?」

禁書「上じゃなくて横向いて」

上条「横? ……こうか?」ゴロンッ

禁書「うん、そうだね」

上条「……これでなんなんだよ?」

禁書「……」手スッ

上条「……?」

禁書「とうまや~」ナデナデ

上条「!」

禁書「よーしよし」ナデナデ

上条「……なんなんですかこれ」

禁書「良いから、良いから」ナデナデ

上条(まぁ、ちょっとなんか……癒されるけど)

禁書(ここで母性ってやつを見せるんだよ)ナデナデ

上条「……」

禁書(シスターでもある私の、あふれ出る母性を……)ナデナデ

上条「……」

禁書(これできっととうまも、私の事を女の子として意識するんじゃ…)ナデナデ

上条「……」z

禁書「……?」ナデナデ

上条「……」zz

禁書「……」ナデナデ

上条「……」zzZ

禁書「…………」

禁書「すーーーーーっ」

上条「……」zzZ


禁書「 と う ま ! ! 」

上条「!」パチッ


上条「あっ……寝ちまってたか……」クラクラ

禁書「もう……っ」プクッ

上条「悪い、悪い。あんまり心地良くて……」ポリポリ

禁書「!」

禁書(こ、これは……プラスの評価って事で良いのかな?)

上条「なんつうか……」

禁書「……」

上条「いつもおふくろに撫でられながら寝てた小さい頃を思い出したよ」

禁書「……」

禁書(なんかちょっと……違うかも)ウーン

禁書「もう良いよ。とうま、降りて」

上条「えぇ?」

禁書「早く降りるんだよ」

上条(なんなんだよ……いきなり乗せてきて、いきなり降りろって……)スッ


禁書「……」ウーン

上条(今度はなに難しい顔してんだ……?)


禁書(じゃあ……次はギャップ作戦だね)

上条(なにを企んでやがんだ……?)


禁書「……っしょ」ファサッ

上条「? (いつもかぶってる帽子的なのを取った……?)」

禁書(これで……)スッ

上条「……」

禁書「……」スタスタ

上条(棚の方に……)

禁書(確かここに髪ゴムが……)カチャカチャ

禁書(……あったあった)スッ

上条(? なにかを手に取った)

禁書(これで……後ろ髪を……)スッ

上条(髪ゴムか)

禁書(まとめて……ポニーテールに……)クルクル

上条(髪をまとめてる……?)

禁書(……よし)キュッ


禁書「じゃじゃーん」クルッ

上条「!」

禁書「ふふん」

禁書(髪留めで髪を上げた所は見せた事あったと思うけど……)

禁書(多分、ポニーテールを見せるのは初めてなんだよ)

禁書(反応はどうかな?)チラッ


上条「……」ジーッ

禁書「!」


禁書(とうま……私をじっと見つめてる……!)

禁書(ギャップにドキッとしちゃったのかな……?)


禁書「ど、どう?」ドキドキ

上条「!」

上条「な、なんか、いつもと違って良いんじゃねぇか? (可愛いな……)」

禁書「!」

禁書(ちょっと手応えあったかも……!)

禁書(でもまだまだだね……)

上条「ふわぁっ」

禁書(もう私の所見るの飽きて、あくびしちゃってる始末だよ……)

禁書「……」

禁書(次はどうしようかな……)

禁書(母性、ギャップの次は……)

禁書(うーん……)

禁書「!」

禁書(そうだ!)

禁書(この間、ゲーセンっていう所に行って……)スタスタ

上条「? (今度は押し入れの方に……)」

禁書「……」ガサゴソ

上条(あんな所になにが入ってんだ……?)

禁書(ゆーふぉーきゃっちゃーっていうので……)ガサゴソ

禁書(セーラー服っていうコスプレ衣装を取ったんだよ)ガサゴソ

禁書(あったあった)スッ

上条(? なんだあれ……?)

禁書「……とうま」クルッ

上条「ん?」

禁書「ちょっと、私が良いって言うまでお風呂場行ってて」

上条「え? なんでだよ?」

禁書「着替えるから」

上条「着替える? なににだよ?」

禁書「良いから!」

上条(一体なんだってんだ……)トボトボ

バタンッ


禁書「……」

禁書「……よし」

禁書(よく考えて見れば、普段「歩く教会」以外の服を着る事ってあまりないし……)ヌギヌギ

禁書(ましてや日本の学校の制服を着る事なんてまず無いから……)ヌギヌギ

禁書(私もちょっと楽しみなんだよ)ヌギヌギ

禁書「……」カシッ

禁書「これが上だね。ボタンとかは無いから……そのまま上から被って着れば良いんだよね」スッ

禁書「ふぅ」ポフッ

禁書「それで……襟を下ろして……」パタンッ

禁書「ほう」

禁書「海兵さんみたいでかっこ可愛いんだね」

禁書「それで次に、スカートを穿いて……」ハキハキ

禁書「腰のボタンをとめて……」パチッ

禁書「!」

禁書「け、結構短いんだね……」

禁書「すーすーしてちょっと落ち着かないかも」アセアセ

禁書「……」

禁書「最後に、ハイソックスを穿いて……」ハキハキ

禁書「ふぅ」

禁書「これで完成だね」

禁書「これで一回、鏡の前に……」スタスタ

禁書「……」ゴクッ

禁書「……」クルッ


禁書「!!」


禁書「……」

禁書(や、やっぱり……)

禁書(やっぱり私って……)

禁書(すっごく可愛いかも……!)

上条さん「水兵のコスプレなんてしてどうしたんだ?」

禁書(髪型はポニーテールのままで良いかな)

禁書「……」ポンポン

禁書「……よし」


禁書「とうまー! もう良いよー!」


上条「へーい」


ガチャッ

上条(一体なんだったんだ……?)スタスタ


禁書「えへへ」

上条「!」


禁書「ど、どうかな?」テレッ

上条「っ……」

上条(な、なんですかこの美少女は……!?)

禁書「似合ってるかな……?」クルクル

上条「ちょ、ちょ、無闇に動くな!」

禁書「? なんで?」

上条「そ、その…スカートが……ふわりと……」

禁書「あ」カシッ

禁書「これ、ちょっと短いんだよね」エヘヘ

上条「っ……」ドキッ

禁書「に、似合ってるかな?」

上条「お、おう。似合ってると思うぞ」ドキドキ

禁書「そっかぁ。良かったんだよ」ニコッ

上条「……っ」ドキドキ

上条(なんていうか……これがいつも見ているインデックスとは思えない……)ドキドキ

上条「……」チラッ チラッ

上条(くっ……ちらちら見てしまう……)

上条(た、単純に可愛いぞあれは……)


禁書(とうま……今度は結構見てくれてるね)

禁書(コスプレ作戦は結構良いみたい)

禁書「……」

禁書(よーし。じゃあここで追い打ちをかけよう)


禁書「とうま」

上条「! ど、どうした?」ドキッ

禁書「もう一回お風呂行って」

上条「……もう一回?」

上条(くそ……なんでちょっと楽しみにしてんだ俺……)スタスタ

バタンッ


禁書「……よし」

禁書(もう1つ、制服のコスプレ衣装があるんだよね)スタスタ

禁書「……」押し入れガラッ

禁書(確か、お嬢様学校シリーズとかいうので……)ガサゴソ

禁書(お、あったあった)スッ

禁書「……」

禁書「常盤台中学校制服」

禁書(……あの短髪と同じっていうのが少しなんかあれだけど)ジトーッ

禁書「こっちはボタンがついてるシャツなんだね」

禁書「袖に腕を通して……」ススッ

禁書「ボタンをしめて……」パチパチ

禁書「上にベストだね」スッ

禁書「ふぅ」

禁書「それで、スカートだけど……」カシッ

禁書「こ、これまた短いんだね……」

禁書「……」

禁書(……でも)

禁書(今度はちょっとセクシーな所も出したいから……)

禁書「……」

禁書(とりあえず穿いて……)ハキハキ

禁書「……」

禁書(少し……折って……)

禁書(今度は、髪は下ろして……)ファサッ

禁書「……よし」ポンポン

禁書「とりあえず、鏡で……」スタスタ

禁書「……」ゴクッ

禁書「……」クルッ


禁書「!」


禁書(や、やっぱり……)

禁書(私ってすっごく可愛いかも……!!)

禁書(短髪なんかよりずっと似合ってるんだよ!)

禁書「……」

禁書(でも……)

禁書(スカートすっごく短いんだよ)アセアセ

禁書「……よし」

禁書「とうまー! もう良いよー!」


上条「へ、へーい!」

ガチャッ

上条「……」ドキドキ

上条「……」チラッ


禁書「えへへ」テレッ

上条「!!」


禁書「ど、どうかな?」

上条「……っ」

上条(こ、これまた……破壊力抜群な……)

禁書「今度は、お嬢様仕様なんだよ」

上条(完璧なお嬢様じゃないですか……!)ドキドキ

禁書「似合ってるかな?」

上条(や、やばいな……これは……)

上条(見た目だけで言ったら……完全無欠な清楚お嬢様だ……)ドキドキ

禁書「えへへ」スカート フワッ

上条「!」

上条(いや待て、上条当麻。本当に完全無欠なのか? いや、「清楚なお嬢様」とは決定的に異なる部分があるぞ?)

禁書「制服ってこんなに身軽なんだねぇ」クルクル

上条(そう! スカートが短過ぎるのだ!)

禁書「歩く教会は動き辛いのが欠点なんだよね」クルクル スカート フワッ

上条(うっ……)

上条(こ、これは……)ドキドキ

上条(中々……下半身にも来るぞ……)ドキドキ

上条(それにしても……インデックスのやつ)

上条(歩く教会みたいな、仰々しい服を着てない状態で見ると……)

上条(小さくて華奢で真っ白で……)

上条(なんつうか……儚な気さえある、可憐な女の子なんだな)


禁書(これでどうしようかな……)

禁書「……」ウーン

禁書「!」

禁書(……そうだ)

禁書(これで、またさっきのをやってみても良いかも!)


禁書「とうま!」

当麻「!」ドキッ

当麻「ん、ん?」ドキドキ

禁書「もう一回横になってよ!」

>>118
なにこれ?

上条「よ、横に……?」

禁書「うん!」

上条「な、なんでだよ……? (まさか……)」ドキドキ

禁書「また膝枕してあげるんだよ!」

上条「!」

上条(い、いやいやいや……! そ、その短いスカートで膝枕なんてしたら……)ドキドキ

禁書「早く横になるんだよ!」

上条(い、良いのか? そんな事して貰っちゃって本当に良いのか?)アセアセ

禁書「早く!」グイッ

上条「! 痛てて……」

禁書「横になるんだよ!」グーッ

上条「わかった、わかったから! (い、良いのかー?)」

くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ

まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」

マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」

ほむら「・・・ありがと」ファサ

では、

まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」



まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に終わり

>>124
電撃の公式海賊本に収録されている番外編ssだよ

禁書「はい。膝の上に頭を乗せるんだよ」ポンポン

上条「お、おう」ドキドキ

上条(もちろん、あれが見えちゃう方向とは逆を向いた状態でだけど……)スーッ

上条(さっきとは違って……)

上条(インデックスの生太ももに……顔を……)

上条「……」ゴクッ

禁書「なにしてるの? 早く頭を下ろすんだよ」

上条「あ、あぁ」

上条「……っ」スッ


上条「……」ピタッ


上条「……」ドキドキドキドキ

上条(やばいやばいやばい……!)

上条(か……か……下半身が……!)モゾモゾ

禁書「?」

上条(はぁー……)

上条(インデックスの生太もも……)

上条(ひんやりしてて……しっとりしてて……)

上条(なんて気持ち良いんだ……)

上条「……」

上条(そして……)

上条「……」

上条(なんて……下半身に刺激的なんだ……)モゾモゾ

禁書「とうま? さっきからなにもぞもぞ動いてるのかな?」

上条「! あ、いや、その……」アセアセ

禁書「もしかして、その体勢じゃ体のどこかが痛いの?」

上条「いや、別にそういうわけじゃ…… (まぁ、あの部分が張って痛いんですが……)」

禁書「じゃあ逆を向いてみれば良いんだよ」

「私は、自分より強い『人間』が存在するのが許せないの。
 それだけあれば理由は十分。
 あ、佐天さんは別よ」

「けどアンタもバカにしてるわよね。私は超能力者なのよ?
 何の力も持たない無能力者相手に気張ると思ってんの?
 弱者の料理方ぐらい覚えてるわよ。
 あ、佐天さんは別よ」

「うっさい。血管に直接クスリ打って耳の穴から
 脳直で電極ぶっ刺して、そんな変人じみた事して
 スプーンの一つも曲げられないんじゃ、
 ソイツは才能不足って呼ぶしかないじゃない。
 あ、佐天さんは別よ」

>>155

                     __
                    ´ : : : : : `⌒丶
                  /: : : : : : : / : : : : : >:\
                    /:/: : :/ / : /: :/ : : ハ{: : : :ヽ
              ,′: /: |: |: :/l :/! : :/|:i|㍉ :ヽ '.

                : ト、| : l/Ⅳ-|イ{: :/`トリ ミ: : i: |
                  {: :lヽ|:! :!ィア行 ∨ ィ行ト }: :!:|V
              '; :V八_{ 弋)ソ   弋.ソ ハ:.N  さすがの私もこれは引くわ

                } :( ∧       '    , )!
                 / : : ーヘ   t‐一ァ  厶i:│
             /イ :! : V 个 、 ー   イ.:/|八
              |八 : :{ : !:.:r}>‐ 'l∨L{_リ }}ヽ

              ∨ \{⌒{  ̄>rく  } 「 }\
              /   ∨ {_/ 孑 ∨  Ⅵ  ヽ
              {    |i rく \  〉 /   |i ,/゙ハ
              〉  (\ ヽ\ Y゙i/  _,  ||/ //)
                ∧ __ヽ`ー  ∨/  ( ヽ/ `∠-っ
             {  ‘ー‐ュ `/    }   }  \  (工_
              レ个ー-、    _ノ   人_   _x-r┬ '
                \|  /`ー /  /   ∧  \∨
                   { '´  //  /   / ハ    }
                   人   /        /  \  ノ

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