村上巴「P、うちの家まで挨拶に来るんじゃ」モバP「挨拶?」(139)

P「どうしたんだ急に」

巴「こないだ電話があっての、親父がPの顔見たいと言うちょるんじゃ」

P「……俺の顔?あ、もしかしてPヘッドを見たがってるのか?」

巴「そういう意味じゃなか」

P「え?違うの?Pヘッド見たくないの?」

巴「それは脱いじょくれや、親父はPの直の面を拝みたいんじゃけえ」

P「聞けば聞くほど不思議だな、Pヘッドならともかく俺の顔見たって面白くないのに」

巴「…Pのそのおかしな頭への執着が気になーけど、とにかくじゃ」

P「(そんなに変かな…)」

巴「こないだの事、話してしもうたんじゃ」

P「この間?」

巴「あの…うち嬉しゅーて…その、浮かれとったら、つい口が滑ってのぅ」

P「(あ、アレの事か)別にいいんじゃないか?」

巴「っ!し、しかしじゃ!Pもうちもまだ…」

P「隠す事でもないだろ?」

巴「…P」

P「それにあの約束したなら親御さんにも何時かは会う訳だし」

P「遅いか早いかだけの違いだ気にするなって」

巴「…おう!ええ返事じゃP!それでこそウチが見込んだ男じゃけん」

P「ははは、ありがとうな」

巴「そん時はうちも一緒じゃけえ安心していのうな!」

P「ああ、しっかり挨拶するよ、大事な娘さんを預からせて貰ってる身だ」

巴「へっへへ…ばり楽しみじゃ」

P「しかしこの時期じゃ流石に難しいな、休み日がほとんどない」

P「正月辺りなら開いてるけど…流石にまずいよなあ」

巴「せやぁーないよPなら正月でもきっと歓迎じゃ」

P「え、そうなのか?」

巴「勿論じゃ…それに他の衆のにも顔見せとかんとPが危ないけん」

P「え、巴今何て」

巴「Pがそこまで覚悟決めたんじゃ、うちも腹くくったる」

P「えーと…」

巴「っだらゆうのがおってもだーれもPに手出しさせんわ!」

P「あ、ああ(手出し?挨拶に行くだけだよね?)」

巴「のうP、うちはなぁ─」

P「(巴何か勘違いしてないか?いやでもこんな真剣な顔してるし水を差すのは)」





桃華「お待ちなさい」

巴「………ッチ」

P「?」

桃華「御機嫌ようPちゃま、それに巴さん」

P「おう、おはよう桃華」

巴「…おはようあります桃華」

巴「で、なんしょーるね、今Pはウチと大事な話をしとるんじゃ」

桃華「そのお話を今耳にしたからこそですわ」

桃華「Pちゃまが実家にご挨拶…そんな事見過ごすわけにはいきません」

巴「それがおどれに関係あるんか?あ?」

桃華「ええ勿論ですわ」
グイッ

P「ん?どうした桃華、腕なんか掴んで」

桃華「いいじゃありませんこと、それともお嫌でした?」

P「そりゃそんな事は無いが」

桃華「じゃあいいですわね」
ギュウウ

P「おおう(柔らけー)」

桃華「…鼻の下が伸びてますわよ」

P「えっ!?流石にそういう気持ちじゃないぞ!?」

桃華「冗談ですわ…でもPちゃまがそうならわたくしは、ふふっ」

P「は、ははははは(何だ…やけに今日は押しが強いぞ)」



巴「ピキッ」

巴「…らちもなぁーことを」

桃華「あら下らなくなんてありません」

桃華「『わたくしの』プロデューサーなのですからこれくらい当然ですわ」
スリスリ

P「こ、こらこら(いい匂いだなあ)」

巴「…桃華ぁ、おどりゃーたいがいにせぇよ?うちに喧嘩売っとるんか?」

桃華「あら?わたくしは普段通りPちゃまと接してるだけですのに」

桃華「巴さんにそう見えるのならば…あらあら?一体どういう事でしょう?」

巴「ピキピキピキ」

P「(え、何この空気)」

巴「いい度胸じゃのう…」

桃華「女は度胸ですわ」

P「(これ以上はヤバイ)も、桃華!一体どうしたんだ?今日はちょっとおかしいぞ」

桃華「……………」

桃華「…ええ、そうですわね、そろそろおふざけは止しましょう」

巴「あ゛?」

桃華「そろそろ私も本題に入りますわ」

P「本題?」

桃華「ええ、実に奇遇な話なんですけれども」

桃華「わたくしのお父様とお母様の事ですわ」

P「…あ、もしかして」

桃華「ええ、お察しの通り」

桃華「巴さんのご両親と同じく、Pちゃまのお顔を拝見したいと」

P「Pヘッドを?」

桃華「違いますわ」

P「そう」

桃華「『わたくしの』Pちゃまに是非お会いになってみたい、と」

巴「…うちのPじゃ」
ボソッ

P「へー俺の顔人気だなー(Pヘッドじゃないのか…)」

桃華「そういう訳でご理解頂きまして?」

P「まあ話は解ったが今は忙し」

巴「っか!寝言は寝てから言うんじゃな、Pがそげな事に首ふる訳なか!」

P「いや予定を合わせれば何と」

巴「Pは黙っとれや!」

P「お、おう」

桃華「ならいい事を聞かせてあげますわ」

巴「ええ事?」

桃華「とてもいい事でしてよ?うふふ」

巴「…そりゃあなんじゃね?」

桃華「少し前の事…Pちゃまはわたくしに」

桃華「その身を預けてくれると約束してくれたのです!」

巴「っ!?」

P「?」

~回想~

桃華『ねえPちゃま一つ聞きたい事がありますの』

P「ん?いいぞ、俺で答えられることで良ければ」

桃華「ありがとうございますわ、でわ」

桃華「将来の事…をお聞きしたいのです」

P「将来…か」

P「まずはほとんど無名な皆を高ランクアイドルにするのが第一だから」

P「そのためにもっと仕事を取ってきて知名度を上げないといけない」

P「ただ知名度だけでなく質も向上しないと仕事は上手くいかない」

P「だからちゃんとレッスンも練りこんで、何処かに先走り過ぎないようにして」

P「普段のライブバトルも手を抜かないように…」

桃華「…………………」

P「それで…あ」

桃華「うふふ」

P「すまんな、こんな感じで今の事で手一杯だ」

桃華「Pちゃまらしいこと…ふふっ」

P「ははは、ただ先の事考えるより今をしっかいやれば」

P「将来は皆間違いなくアイドルとして」

桃華「ありがとうございますわ…でも、そうじゃありませんの」

P「え?」

桃華「わたくしが聞きたいのはPちゃま自信の将来ですわ」

P「…俺?」

桃華「ええ、Pちゃまは先ほどのようにわたくし達の事ばかりで」

桃華「ご自信の将来という物を全く気にしてないのです」

桃華「わたくしは、それはが不安なのです」

P「あーそうだな、確かにお前たちの事で一杯一杯で」

P「俺自身の事は考えたことも無かったなあ」

桃華「Pちゃまはそれでよろしいのでしょうか?」

P「…………」

P「ああ、構わないぞ」

P「さっきも言ったが今の事で手一杯だけど」

P「それが楽しくて仕方ないからな」

P「走れなくなるまで走ってるよきっと」

桃華「…Pちゃま」

P「心配するなって、これでも体は異常なくらい丈夫だし」

桃華「ですが…不意の事故や病気、人生とは解らないものでしてよ?」

P「…そりゃそう言われたらそうかもしれんが」

桃華「Pちゃまの猪突猛進は素敵ですけれど、一寸先は闇という言葉もありますわ」

P「…ううむ(やけに心配性だな…まあちょっと考えてみよう)」

P「(ただ…俺未だに独り身だし…貯金も無いし…)

P「(実家は遠いし…病気したら一人だし…いつまでも若いままじゃないし…)」

P「……え?(あれ、俺もしかして結構危ない?)」

桃華「申し訳ありませんこんな不安を煽る様な…」

P「い、いや、いいよいいよ桃華は俺を心配してくれたんだから」

桃華「………………」

P「俺もいい大人だからある程度保険という事も考えておくべき──」

桃華「わ、わたくしがどうにかして差し上げますわ!!」

P「わっ」

桃華「申し訳ありません大きな声を出してしまって…はしたない…」

P「桃華?」

桃華「でも…わたくしに…Pちゃまの身を預からせてください!」

P「えーと何言って」

桃華「Pちゃまが薄給で休日のない激務のせいで後戻りできないままくたびれたおじさんになっても!」

P「酷くない?」

桃華「それは皆のために頑張ってくれた結果ですから…わたくしが面倒を見るのは当然ですわ!」

P「(つまり…桃華は櫻井財閥のお嬢様…俺が路頭に迷ったら就職先でも紹介してくれるのか)」

P「それは助かるな、でもそんな迷惑をかけるには」

桃華「迷惑だなんて!他の誰が何を言おうとも、このわたくしが決して!!」

P「…まあ落ち着け」
ナデナデ

桃華「あっ」

P「ありがとな、そんなに親身になってくれて」
ナデナデ

桃華「んん…っ…も、もう…レディーの頭をそんな気安く…」

P「責任取らなきゃか?」

桃華「そうですわ!………え?」

P「そこまで誘われたら断るのが失礼だ」

桃華「っ!」

P「そうなったら桃華に俺の身を任せるよ」

桃華「Pちゃま…!」

P「桃華がいてくれたら将来は何があっても安心できるからな」

桃華「はい…わたくしはPちゃまがおそばに居てくださったらそれで他は何も…」

P「それはそれでちょっと困るな、何もしないのも退屈しそうだし」

桃華「いえ、それだけで本当に」

P「そうなったなら桃華をずっとプロデュースする訳か」

桃華「っっっ?!!?!」

P「(執事みたいな感じかね)」

桃華「ほ、本当ですの?!」

P「ああ(ずっとここでプロデューサーしてると思うけど)」

桃華「約束…ですわよ?」

P「ああ約束だ(これで死ぬかもってくらいプロデューサー業に専念できそうだ…ありがとう桃華)」

~回想終了~


桃華「そうPちゃまはわたくしを優しく抱きしめ、耳元でそっと…」

P「してないからな、頭撫でてただけだろ」

桃華「んもう…意地悪ですわね」

巴「嘘、じゃ」

桃華「本当の事ですわ。」

P「ああ、本当だ」

巴「Pっ!?」

桃華「ちなみにお父様にお母様、一族の皆がこの事を知っています」

P「そうなのか?(気が早いなあ、俺がクビなると決まったわけでもないのに)」

桃華「ふふ…Pちゃまが望むなら明日にだって…」

P「ははは冗談が上手いな」

巴「……………っ!」

桃華「お解かりになりまして?もうPちゃまはわたくしの…」

P「まだだっての、そんなに俺をクビにしたいか」

桃華「ええ、まだ、ですわね(照れてるのですわね、可愛いですわPちゃま)」

巴「うちだって…うちだって…のう!」

P「?」

桃華「あら?何ですの?わたくしとPちゃまのこの絆以上に何があられると?」

巴「Pとうちは…っ」

巴「将来、盃を交わすと契り合った仲じゃけぇ!」

桃華「っ!?」

P「(あ、アレか)」

~回想~

キャートモエチャンカワイイー!

トモエチャーン!フンデー!ミクダシテー!

オジョウー!サイコウジャケェー!



P「よっし、今回のライブも大成功だったな」

巴「当然じゃ、やると決めたからにはとことん上まで行く」

P「ははは始めはぷりぷり怒ってばかりだったお前がな」

巴「っは、親父に無理やりつれられてこがな事させられたらな」

P「それでも真面目にやってたくれたじゃないか」

巴「やるからには全力なだけじゃ」

巴「仕事取ってきたPの顔つぶす訳にもいかんしの」

P「そういう所が真面目なんだよ」

巴「………」

P「ただそれでもあの頃は今みたいに楽しんでやってくれては無かったから」

P「こうしてお前自信が楽しんでくれてて本当に嬉しいよ」

巴「だーっとれ」

P「歌は楽しいんだっけ?歌ってるときのお前は本当にいい顔してるぞ」

P「可愛くてー魅力的でーもうはぴはぴー☆でずっきゅん☆にょわー☆なー」

巴「…じゃかましいわ!へらへらせーなこんの馬鹿!」
ドスッ

P「い、痛っ!殴るなって!」

P「んじゃあ帰るか」

巴「…なあP」

P「お?」

巴「さっきはああ言うたがPに世話なってんのは事実じゃ」

P「どうした改まって」

巴「ええから聞いちょくれ」

巴「…うちにこーまで近づいたんはPが初めてじゃ」

P「そうかもな」

P「(詳しくは聞いてないが巴の親父さんはいい所の人らしく)」

巴「昔からどいつもこいつもうちにはビビりくさってばかりでのう」

P「ああ(そして相当な過保護だったらしい)」

P「(アイドルをやらせたのも自分の娘の可愛さをアピールしたく、そして女らしさを身につけて欲しい…との事らしい)」

巴「だからPのみょうちくりんさにはほんまにたまげたんじゃぞ?」

P「ははは」

巴「うちにびびらずおびえず、みょうちくりんな格好させて歌わさせて」

P「可愛かったぞ」

巴「なんじゃこのお調子いはと思ったんじゃが」

巴「今こがーな気持ちになるとは思わんかった」

巴「ありがとのP、おまんが居なければ今のうちはなか」

P「なにこちらこそ、ありがとう巴」

巴「………………」

P「さ、今度こそ帰るぞもう時間が…」



巴「P」

巴「───ウチと盃を交わせ」

P「さかずき?」(盃…?杯…?広島の…なんだろう?)」

巴「…………っ…ぁ」

P「…………(お酒を飲める様になったら一緒に飲めって事…か?)」

P「巴、それって」

巴「っ…べ、別に今じゃなくええ!それにうちはまだ飲めん!」

P「(あ、やっぱり酒か)」

巴「大人になった後でええ!どうなんじゃ!」

巴「ウチも女じゃ、どんな答えじゃろうが…」

P「ああ勿論いいぞ、断る理由が無い」

巴「…あ、え?」

P「将来の約束だ、さかずき…?を交わそう」

巴「……………っ!」

巴「P!う、嘘ゆーてたらなぁ!」

P「付かないって」
ナデナデ

巴「あっ…ん…頭撫で…そ、そがな事すなやあ!」

P「(どういう意味かはっきり解らないけど…きっと俺を信用してるから言ってくれてんだよな)」

P「嬉しいよ巴」
ナデナデ

巴「………う…おう…あ、じゃ、じゃからその手…」

P「大人になるまで待ってるからなーいい女になれよー」
ナデナデ

巴「ぐ…ガキ扱いしよーて…Pのバカが…」

P「実際子供だろうが(巴はお酒に強くなりそうだな、まだまだずっと先の話だけど楽しみだ)」

巴「…まっとれや、すぐにPが腰抜かすような女になったる」

P「ああ楽しみにしてるぞ」

~回想終了~



巴「ど、どうじゃ!っかー!恥ずかしいのう!」

P「(あったなそんな事も)」

桃華「っっっ…!!!」

桃華「Pちゃま!本当ですの!」

P「ああ、確かに約束した」

桃華「そ、そんな…」

P「???」

巴「わーったら去ねや、もうPはウチのもんじゃ」

桃華「………いいえ!違いますわ!」

桃華「…だって!それならわたくしの約束はどうなりますの!」

P「え?え?」

巴「やっぱり…ホラじゃないけん…Pどういうことじゃ?」

巴「P!」

桃華「Pちゃま!」

巴「ウチとあがいな約束した癖に!」

桃華「これはどういう事ですの!」

P「いやその」

巴「ええとこずきたーええかげんにしーよ!」

桃華「幾らPちゃまでも許せません!」

P「とにかく二人落ち着いて…ん?」


桃華SP1(ガチムチスキンヘッド)「…………ポキポキ」

桃華SP2(グラサン髭モッサリ)「…………コキコキ」


桃華「Pちゃま…まさかわたくしの事はお遊びで…」

P「(気づけば物影にスタントマンみたいな外国人が)」


巴護衛1(パンチパーマにダブルスーツ)「…………スッ」

巴護衛2(オールバック、顔には刀傷)「…………チャキッ」


巴「何時だって泣かされるんは女なんじゃ…っ!」

P「(え?ヤ○ザ?後あの刀と拳銃は小道具だよね?)」

P「」

桃華「Pちゃま…この際です、今までの事は水に流してもいいですわ」

桃華「だから、今ここではっきりとお選びになって下さい!」

巴「同じ意見なのは気にいらんが…P、白黒つけーや」



P「……………?」





P「どっちて…そりゃ俺が選ぶのは決まってる」

巴「ッ!」

桃華「っ!」

P「どちらの家にも挨拶に行く」






巴「えっ?」

桃華「はい?」

P「えっ?」

桃華「…ご自分が何を仰っているのか意味を解ってらして?」

巴「Pたいがいにせぇ、そげな事許されっと」

P「そんな事は無い、やってやるよ(別の日に行くだけだ)」

巴「やれる訳が…!(100ぺん死のうが命が足らんわ)」

P「そりゃ確かに難しいかもしれない(年末で忙しいし)」

桃華「Pちゃま、それは難しい何て物じゃないですわよ?(わたくしの一族でそんな事をしたら…)」

P「けどお前らのためならやれない事何てない(大事なアイドルだからな)」

巴・桃華『あ……う…』

P「そもそもお前らどちらかしか選べないのがおかしいだろ?(二人ともどうしてそこでムキになってるんだ)」

巴「……………」

桃華「……………」

P「俺は二人とも大好きだからな」

桃華SP2「ファック」

桃華SP2「クレイジー」

巴護衛1「アノスケコマシヤロウ…」

巴護衛2「オジョウフビンジャケェノゥ」


桃華・巴『ブシュー』

P「えーと…?(二人とも顔真っ赤…って)」

P「あ!そりゃ大好きとは言ったけどそれはだな!」

巴「P、みなまで言わんでええ」

桃華「英雄は色を好むとおっしゃいますけど…ふふ」

P「???」

巴「ここまではっきり言われたらしょうがなか」

桃華「ですわね」

桃華「何時だって泣くのは女ですわ…けれど」

巴「Pがそこまで言うんなら信じたる」

P「お、おお!ありがとう!解ってくれたか!」


P「じゃ早速予定組むかー」

P「正月三が日辺りでちょっと非常識だけど───」

P「ふんふんふーん」


巴「はん、浮気は男の甲斐性じゃけえ…最後に本妻に戻ってくるならそれでええ」

桃華「目が赤いですわよ?」

巴「じゃかあしぃ!ゴミが入っただけじゃ!」

桃華「仲良くしましょう?これからは…うふ」

桃華「Pちゃま…期待してますわよ、あなたと、そして私のこれからを…」

巴「ここまで言い切ったんじゃ、うちを…皆を幸せにせえよ」

P「ん?何か言ったか?」

桃華「いいえ何も」
ギュー

P「おい桃華…動きにくいぞ─」

巴「だからおどれは─」

桃華「あら?巴さんもしたいならしたいと─」

巴「う、うちはそんな─」

しばらくたって



P「ちひろさん!コレ見てください!」


週刊誌

日本有数の櫻井財閥の一人娘…櫻井桃華…
日本で最も勢力があると言われている
暴○団、村上組の一人娘…村上巴…

その二人が現在アイドルとして
それも同じ事務所で活躍している
それだけでもかなりの衝撃だが…

P「その二人には付き合ってる恋人!それも同じ相手!」

P「くそっ酷いゴシップです、桃華にも巴にもそんな輩がいるはずないのに!」

ちひろ「………………」

P「二人とも人気が出てこれからなのに…誰がこんなデマを…っ!」

ちひろ「プロデューサーさん?お正月に二人の実家にご挨拶に行ったそうですね?」

P「え?ああはい、親御さんは両者とも気に入ってくれたみたいで良かったです、前人未到の度胸だとか何とか」

P「いやー正月に行くのは流石に失礼でしたかね?」

ちひろ「では…前回のお休みはナニを?」

P「え?確か前回は…巴と遊園地に、あいつああいう所一度行ってみたかったらしくて」

P「歳相応にはしゃいで可愛かったですよ」

ちひろ「……ではその前は?」

P「桃華と買い物ですね、俺がいけて買えるものじゃつまらないとも思ったんですが」

P「『Pちゃまがいればわたくしはそれで…』って本当気の利く奴ですよ」

ちひろ「………………」

P「それで、一体どうして誰がこんなデマを…っ!」

ちひろ「一回東京湾にでも沈めて貰ったらどうです?」



おしまい

支援ありがとうございました

13歳と12歳だからそういう目で見てないし同時攻略も許されるよね

>>122の間にコレ入ります

巴『P…観覧車というんは、その向かい合うじゃなうて…隣同士で…な?』

年齢でちょっと思いついたおまけ

>>90

ッバーン!!!
光「二人とも喧嘩は止すんだ!」

桃華・巴『っ!?』

P「光?」

桃華「…光さん申し訳ないですけど引っ込んでてくれません?」

巴「…ああ、おまんみたいな奴が出る幕じゃなか」

光「いやそうはいかない!」

光「仲間同士の争い何てお天道様が許してもこのアタシが許さない!」

桃華「ですからアナタみたいな人では」

光「だって…アタシはお姉さんだからな!」

桃華「」←12歳

巴「」←13歳


光「ふっ…」←14歳

光「ふっふふふ…さあ見事に解決してみせるぜ!二人とも!喧嘩の原因をアタシにぶつけるんだ!」

光「…………?」

P「……………」
ナデナデ

光「え?」

桃華「…………」
ナデナデ

光「え、えっと?

巴「……………」
ナデナデ

光「お、おお?な、何だか解らないけど…ヒーロー光!争いをバッチリ解決だぜ!」


おわり


桃華も巴も中身は実年齢+5くらいされてると思う、だから合法
光は中身実年齢-5くらいされてると思う

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom