QB「平行世界の窓」(350)
私は目を覚ます
鹿目まどかを助けるため
でも、ここは病室では無かった
至って普通の部屋で、普通のベッドに寝ていた
…見知らぬゲーム機がある
ほむら「NASU…?」
ふぅ~シコりましたw これにて早漏です!
実は、オナニーしたらセックスの話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は今夜のオカズなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのオナネタで挑んでみた所存ですw
以下、チンコ達のみんなへのメッセジをどぞ
チンコ「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと包茎なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
アナル「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
金玉「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
乳首「見てくれありがとな!
正直、オナニーでイった私の気持ちは本当だよ!」
陰毛「・・・ありがと」モサ
では、
チンコ、アナル、金玉、乳首、陰毛、俺「皆さんありがとうございました!」
終
チンコ、アナル、金玉、乳首、陰毛「って、なんで糞俺が!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に射精
ベランダに出てみる
…どうやら夜のようだ
ほむら「ここは…何なの?」
QB「ここは空間の狭間だよ」
背後で見覚えのある生物がいた
QB「君の能力、時間遡行」
QB「その能力を使って何度も平行世界を造り上げた結果」
QB「君はどれでも無い世界に到達した」
QB「いや、世界といっていいのかも分からない」
QB「空間のほこりの様なものだ」
QB「恐らく因果律が歪んで、概念ともつかない世界に辿り着いたのだろう」
そんな難しい話を半分ほど飲み込みつつ
ほむらはキュゥべえに訴える
ほむら「まどかは、鹿目まどかは、どこなの?」
QB「彼女は、存在しない」
QB「彼女はどこかの時間軸で契約し、世界の法則をねじ曲げた」
QB「その結果、宇宙が再構成されて」
QB「暁美ほむらも、鹿目まどかも救われるという結果に行き着いた」
私は心の中で狂喜した
そうだ、鹿目まどかを無事に救える世界
私は、いつか必ずそれを成し遂げる事が保証されたのだ
しかし、次の言葉は冷たかった
QB「彼女が世界を救ったかわりにできあがったのが」
QB「この混沌とした世界」
QB「君は、ここから逃げることは不可能だ」
ほむら「…なんですって」
QB「ここは鹿目まどかの生み出した、どれでも無い世界」
QB「場所も、時間も曖昧で」
QB「現に、ここから外に出ることはできない」
…ここで、気づいた
盾が、消えている
だが、ソウルジェムは残っていた
一応魔法少女としての姿には変身できるようである
QB「君がここから出られる確率は僕にも分からない」
QB「ただ常識的に考えて不可能さ」
QB「そして、もう一つ」
QB「この世界は、まどかが生み出した理想の世界と対になっている」
QB「つまりこの世界は、どう足掻いても絶望だ」
ゆめにっき?
>>11大 正 解
ゆめにっきは解釈の仕方が広いので
このSSもオリジナル色が強いです
ほむら「…それだけ聞けば十分よ」
QB「そうかい?…まあ、この世界は何をしても自由だ」
QB「この世界でのバイパスは、夢を見ること」
QB「現実があてにならない以上、君自身の夢の中を探すべきだと思うよ」
そんな話が信じられる筈は無い
だがコイツの言うことは8割9割本当だ
とりあえず、部屋をいろいろ調べてみる
ほむら「……」
普通のベッド
普通の勉強机
そして、普通の部屋
ただ何となく、薄気味悪いのが気になる
カラーバーのテレビ
そして、見覚えの無いゲーム機
ほむら「…飽きそうね」
とりあえず、NASUをプレイしてみる
……これまた、ハまりそうで、すぐ飽きるゲームの典型だった
本棚も当たり障りのないものばかり
そして、問題のドア
いくら引っ張っても、押しても、ビクともしない
盾が無いため、銃や爆弾で壊すこともできない
でも、何だか扉の向こうには
恐ろしい「何か」がいる
…そう思えた
早くも気が滅入ってしまったのだろうか
さて、あらかた見尽くした後で
散らかった紙切れを整理してベッドに横になる
…眠れない
ふと側に目をやると、睡眠薬があった
消耗品だ、大事に使っていこう
ほむら「…」ゴクリ
かつて私も長いこと病院にいただけあって
こういう薬を飲むのにも、そんなに迷いは無かった
…ゆっくりと、急速に瞼が重くなる
待ってて、まどか
この世界から、繋がった糸口を探し出してみせる
…気づくと、私はベランダにいた
特に現実と変わりは無い
ただ、テレビに映った眼が、夢であることを実感させた
とりあえず、部屋からゲームが消えている
ほむら「…でも、ここからどうすれば良いのかしら」
ベッドにまた横になったり
とりあえずウロチョロして5分…
…あったではないか
長い、終わらない旅への入り口が
…そこは、魔女の結界に似た、嫌な世界
数えて12の扉が、円形に並べられている
私も、そこまで怖くは無かった
きっと魔女の結界に慣れてしまったと思うと、今度は自分が嫌な気分になる
…いけない、それこそ、この世界の思う壺よ
と自分を励ますと、重要な事に気づいた
…グリーフシードは、どこだろう
ソウルジェムは、グリーフシードで浄化しなければ、魔女化してしまう
グリーフシードはいつも盾に保管していたのだ
QB「心配する事は無い」
振り返ると、憎らしい生き物がちょこんと座っている
ほむら「…どういうことよ」
QB「夢は所詮夢だから、ソウルジェムが濁ることはないんだ」
QB「だから、グリーフシードという存在は無い」
QB「よって、魔女が現れるわけではない」
その変わり…とキュゥべえは念を押す
QB「この世界はグリーフシードが無いから」
QB「ソウルジェムの濁りも、輝きも、全て君自身の気持ちに委ねられている」
…そう、この世界はグリーフシードはおろか、魔女という存在が無いため
私の心も持ちようによって私の命は左右されると言うことだ
前に聞いた、マイナス思考は寿命が縮むとか言うのは
まさしくコレではないかと思った
ほむら「心配する必要は無いわ」
ほむら「私は鹿目まどかを救える保証がある」
ほむら「何が何でも、この世界を抜け出してみせるわよ」
…正直に打ち明ける、私は鹿目さんとの約束が、重石になっていた
時折、どうでも良くなってしまうことがあった
でも、私は絶対にまどかを救えるのだ
やるしかないではないか
…それが、途方も無い巨大な十字架となって、私を苦しめることは
まだ想像できなかった、したくもなかった
ほむら「…どの扉から入ろうかしら」
12個の扉、少し迷いがあった
どこにいけば一番理想の脱出に近いのか
考えあぐんで、私は7時の方向の扉を選んだ
おそるおそる、扉を開くと同時に
猛烈な寒さが私を襲った…はずだった
…寒くない
そこは、一面が銀色の、雪原の世界
ものすごく寒いはずなのに、まるで寒く無かった
蓋を開ければ、大したことの無い世界だった
…ただ、この広さ、この雪の中では確実に迷子になってしまう
周りの木の配置を覚えて、しばらく歩いた
…広い
始まったばかりの私の不安を、示しているようだった
まあ一応言っとくとあとがきは書くな、わかったな
お前がコピペになりたいなら構わんが
…なんだろう
近づくと、かまくらがあった
その近くには、妙な生き物
私がいつかの時間軸で見た使い魔Gotzと、似ても似つかぬ…
…鳥か、人間か
これが、私が鳥人間を最初に見た時に思った感想である
…そして、肝心のかまくらには何も無かった
どうやら鳥人間は人畜無害のようである
ほっといて、私はまた歩き始める
>>53了解、というか何というか
…どうやら戻ってきてしまったようだ
人間は迷うとまっすぐ進んでいても実は回っているとか
今度はいっそ本当にブラブラしてみよう
大丈夫、これは夢だ
頬でもつねれば起きるはずだろう
そして、ただ当てもなく彷徨っていると…
…なんと雪女がいた
ほむら「あの…」
ほむら「ちょっと、良いですか?」
…我ながら何をしているのだろう
雪女とは会話が通じなかった
QB「おめでとう、君は雪女のエフェクトを手に入れたよ」
…またも、雪の色に紛れてコイツがいた
ほむら「…エフェクトって何よ?」
QB「簡単に言うと、夢の中だけで使える君の能力さ」
QB「僕等も調査したが、全部で24個あるみたいだ」
QB「当面は、コレらを集めて見るのも手の一つだね」
気がつくと、盾がまた復活している
だが、出てきたのはグリーフシードでも銃火器でも無く…
一つのタマゴの様な物だった
白く、つぶつぶしている
ほむら「…これは?」
QB「今君が手に入れた『ゆきおんな』のエフェクトさ」
QB「これは、ほぼ魔法が使えない君に残された新しい能力と言ってもいい」
確かに、よく見ると時間の砂が無くなっている
…集めていくしかなさそうだ
当ても無いので、また歩き出す
キュゥべえは知ったこっちゃない
どうせ嫌でもヒョッコリ出てくるに決まっている
…集落かと思えば、全てかまくらだった
5つのかまくらがある
その一つには鳥人間がいた
そっちはどうでもいいが、もう一つのかまくらの中には、見覚えのある少女がいた
…美樹さやかである
私は、嬉しかった
私の、知っている人がいたのが、素直に嬉しかった
そして、彼女が膝を抱えて寝ていることにも気づいた
ほむら「さやか!さやか!!」ユサユサ
こんなところで寝たら凍死してしまう!
防寒対策をしているところを見ると、彼女も迷ったのだろうか…
だが、さやかは全く起きない
息があるのが、なおさら私を急かす
ほむら「さやか!!ねえ起きて!起きて!!」ユッサユッサ
さっきよりも強く揺さぶり、声を張り上げる
頬をパチン!と叩いても起きないとは、全くあきれた神経の持ち主だ
ほむら「起きて!さやかぁ!!」パチン!パチン!
…私がどんなに一生懸命揺すっても、体育座りの姿勢を保ったまま動かない
それは奇跡と言うか、何ともさやからしい
でも、起きて、私に文句の一つを言って貰わなければいけない
そうじゃなければ…そうでなくては…!
…どれだけの時間が経ったのか
息はあれども、決して眼を開けてはくれない美樹さやか
とうとう私が根負けして、ガクリと膝を折った
彼女の頬は腫れ上がり、それは生きている証だった
でもなぜ、そのボーイッシュな瞳を開けてくれないのか…
…嫌だが、コイツに頼るしかない
ほむら「キュゥべえ、どうしてさやかは目を覚まさないの?」
QB「僕にも分からない」
…そんな、そんなバカな
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ
まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
ほむら「・・・ありがと」ファサ
では、
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」
終
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
…悔しいが
この世界の事情を一番知っているのは
そして、今マトモに会話できるのはコイツしかいない
…それが、分からないなんて
QB「一応、彼女は安定した呼吸を保っている」
QB「おそらく君と同じで、寒さなど感じてはいないのだろう」
QB「防寒具のおかげで、心地よい睡眠をとれているようだしね」
ほむら「…彼女は、目を覚ますの?」
QB「さあ、この世界は僕もそんなに分かっていないんだ」
取り敢えず、命の保障はあるらしい
今はコイツを信じるほかない
ここで取り乱していたら先に進まないでは無いか
少し濁ったソウルジェムを気合で輝かし
私はもう少し探索を続ける
ほむら「…美樹さやか、必ずまた戻ってくるわ」
涙をこらえるのも、そんなに難しい事では無くなった
しかし、そこからの進展は無かった
やはり扉に戻ってきてしまった
私は、また一つ気づいた
どうやら夢の世界は、全く持って疲れない
魔法少女姿でも、多少は息が上がったりするが、どうやらそれすらも無い
これは、探索に都合が良かった
あらかた見尽くしたなと、さやかとの再会を誓って
私は頬をつねる
………
…私は目覚めた
だが、目が覚めても、特にやることはない
やっぱりNASUを少しやって、本棚から本を取り出し
読み進めていたら、また眠くなった
…そういえば、ご飯を食べていないが
部屋から出られないし、外の様子も分からないのでしょうがない
魔力で空腹を満たし、今度はぐっすりと眠った
風呂入ってきます
ほ
しゅありがとう
クソ、にんぽーちょーめ…
…12の扉
その1つには、さやかがいた
これは幸運と捉えるべきだ
さて、まだ11戸も残っている訳だが…
私は、また見知らぬ扉を開け
そして今度こそ度肝を抜かれた
そこは、よくわからないカラフルな物体が
下を見れば、巨大で、異形の何かが
あった
恐らく昔の私だったら
ショックで死んだと思われるほど
おぞましい光景だった
扉を中心に正方形に
模様というか物体が揺れており
踏むと何か音をたてる
それにしても、扉を開けてコレは反則だ
…落ち着き払い、注意して進む
…何かの絵だろうか
ごちゃごちゃした所を通りすぎて
物体が一本の線になっている所を見つけた
とりあえず、こいつを辿っていくと
…巨大な顔に遭遇した
それは物体が作り出した床絵だった
何とも悪趣味な夢だ
目的が無ければすぐに頬をつねりたい
…何かある
私は、床絵から1つ線が
はみ出ている事に気づいた
…果たして、それは自転車だった
QB「おめでとう、それは『じてんしゃ』のエフェクトだ」
ほむら「……」
確かに、これは使えそうだ
自転車ならば移動も早いだろう
またもキュゥべえは置き去りにして
さっきの一本線をもう一度進む
大分進むと、女子トイレがあった
…何故だ
おや、遠くに何かある
…それは地下への入口だった
中に入ると、エスカレーターがある
薄暗くて、なんとも気分が悪い
私は、逆に考えて
地下へと歩みを進めた
…駅、なのだろうか
私は萎えた、狼狽えた
何かゴトンゴトンと鈍く響いた
遠くに、電車の走る音がする
そして、息も詰まりそうな
張りつめた空気
都会の、あの殺伐とした感じは
大の苦手だった
思わず、ずっと隠していた
臆病で、弱虫な私が顔を覗かせる
…動揺を隠して
張り裂けそうな思いを掻き消し
おっかなびっくり進んでいく…
扉、と思わしきものを見つける
中に、立ち入った
四角い、奇妙なのがいた
赤い液体を中に入れている
ハッキリいって、コイツはなんだ
…と思っていたら、体を傾けて
液体をトクトクと流した
…もう、いい加減にしてほしかった
もう逃げ帰りたかったが
隅々まで調べる
もしかしたら、まどかが…
と思うと頑張れる
単色の人らしきものを
なるべく見ないようにして
…どうやらエントランスに到着した
受付は、鳥人間が担当していた
だが、何だか眼が血走っている
…きっと担当業務がご不満なのだろう
左に進むと、笛が置いてある
これはエフェクトで間違いなさそうだ
いっそ曲でも吹いて、気分を盛り上げようか
と思ったら、吹ける曲が無かった
eのような顔の人を横目に
さっとエントランスを飛び出した
…もう長居する必要は無いだろう
ここにいるだけで寿命が縮みそうだ
私は、少しでも早く目覚めたくて
強く頬をつねった
もう寝ます
都合で、明日の午後に来ると思います
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\────ミヽ ── ノノノノ /彡__─ / ヽ;;;;;;;;;;,,,
\;;;;;;;ュ::::::::::;;:::::::iu:::::::::l ;::n:\_───\\ J( ゚、ゝ゚)し/___ / ┐;;;;;;;;;;,
ドコ (::::::/ι、ノ ""‐ '::::::;i\__─_\ ⌒\/ /__─ .イ ヽ;;;;;;;;;;,
ドン |:::::;' ,.....、 ,- 、 ';:::| \___── ) 神速/__─ / / r´ ̄""ヽ ヽ;;;;;;;;;
ドコ >.ノ l O i i ∩| r< ドン \──/ /─______/ /  ̄`ヽ、 ヽ |;;;;;;;;;;
ドン. ( i ヽ,,ノ (´ ` |.|´ ト" ドコ \、/\/\──/-‐´ \| |;;;;;;;;;;;
ドコ `-、 /⌒ヽ | |./ ドンドコ ∧∧∧∧∧/|;;;;| - ,,,,- |;;;;;;;;;;;
ドンドコ ヽ、 `ー:._';-f  ̄⌒-―, ..-< ゆ >|;;;;| ┌´ `''''''''" / |;;;;;;;;;;
ドンドコ ./~'''7'''''x / ) フ,,,,....< の め >|;;;;;| ヽ、 / |;;;;;;;;;;
───────────────<. 悪 に >────────────
/⌒ ̄ ̄ヽ、 うおおぉぉおお < 寒 っ > ,:' ,,, `: キュキュキュ
/ : : : : : : : : : : | エフェクト <. !!! き > ;' ;''';'; ,;;:'''':; '; キュキュキュ
Σ | i i\i i i i / | ジャンプ!! < > ; :;:;': :;:,,,..;' ; キュキュッ
ノ i  ̄  ̄|/ ぐぬぉ! /∨∨∨∨\ : ,: //
ノ ) | ̄ ̄| |ヽ エフェクト ./ i i\i i i i / |:\ ;' ':':;:;:.,, , ;.;;';' ,.//
(;,;,;ノ~`>-\__/ノ、ノ 連打!! /マトメ i  ̄  ̄|/:::::::\ ' ' ':';';';;;;;;';;';':' //
/ ┌──┐) /サイトヲ (´∀` ) ̄| |ヽ::::::::::::\ .//:
/ /⌒) (⌒) / ツクロウ ⊂ ⊂ )_/ノ、ノ:::::::::::::::\ (( /⌒)/ ))';
ただいま
…名付けて「ボーNASUモード」
ゲーム機の裏に貼ってあったコマンドだ
…でも、それは操作キャラがナスの頭になり
毎回赤いナスが出るようになるだけで、やっぱり刺激の無いゲームである
…もう一度寝よう
外の様子はずっと暗いままだ
寝過ぎてないかな…と思うが、無理にでも眼を閉じる
…さて、今度はどこから入れば良いのか
この際、適当に決めてしまおう
私は、自分の左側にあった一番近いドア
時計でいえば、1時の方角にあたるドアを選択する
中々メカニカルなドアだ
SFのような世界をチラと想像して、お邪魔する
…その世界は、SFとは凡そかけ離れた空間だった
壁には顔のついたファスナーらしきもの
床下にも同じような空間が広がる
通路というのが相応しい場所だった
私は壁伝いに進んでいく
眼下には、赤い数字の羅列が現れている
…覚えても、使わないだろう
しばらくして、赤から青へ点滅する扉があった
入ってみると、真っ暗だった
統一感の欠片も無く配置された電灯
光っているのと消えているのが混じっている
闇雲に歩くと、また同じような扉を見つけた
…行き止まりだった
…電灯が、歩いている
駆け寄って触れると、やはりエフェクトだった
QB「その力で、暗い通路を十分に照らすことが可能だ」
ほむら「…いかにも、らしいわね」
私は始めて、要所攻略のエフェクトを手に入れた
…ただ、電灯を頭に被るというのは、どうも頂けない
また歩みを進め、見尽くしたろうと思ったとき
…小さい電灯を発見した
今まで見てきた電灯は、点いた、点かないは別として
普通の電灯であったが
この電灯は、私より5㎝ほど高いだけで、他のと比べると小さかった
…と突然、私の目に映る暗闇が、またも異質な空間へと変わっていく
…眼前には紫の背景
…床は白と紫のタイル
さっきとは打って変わって
でもやはり変な場所にいた
…タンスがある
ガチャンと開けて、言葉を失った
…タンスには、私がいた
…本当である
その私は、髪にリボンをつけ、うずくまっていた
私のリボンでは無いと気づくのに、時間はかからなかった
このリボンは、鹿目まどかが身につけていたリボンである
…一体なぜ、もう一人の私がこんな所にいるのか
…なぜ、まどかのリボンを持っているのか
私はそれよりも、うれしさがこみ上げた
鹿目まどかの痕跡が見つかったのだから
ホッとして、力が抜けた
…次の瞬間、タンスはバタンと力強く閉まった
私は焦った、「まどか」が消えてしまうと思った
何とかこじ開け、タンスの中の私を確認し
つかんで思いっ切り引っ張り上げ…られなかった
ほむら「なっ…!?」
私は理解した
もう一人の私は、手が届かない場所に存在することを
QB「無駄だ、暁美ほむら」
思いを捨てきれない私にトドメを刺すようにキュゥべえは言う
ほむら「…」
QB「あの暁美ほむらは、前にも言った『まどかとほむらが救われた世界』のほむらだ」
…だったら、尚更
QB「だが、この世界はその副産物であり、決して交わることがないんだ」
QB「だから、すぐ近くにいるのに、触ることが出来ないのさ」
でも、それで向こうの世界が幸せなら
こちら側にいる私にとっては、どれほどの皮肉だろう
タンスを閉め、背の低い電灯に触れる
また、世界が歪み…
気がつくと、またあの暗闇に戻っていた
私は元来た道が分からず、右往左往して
入り口の扉に戻ってきた
…そこからは、やはり何も変わること無く
奇妙な紋様をした生物がいただけで
気づけば最初の扉
ゆっくり扉を開け、広間に帰ってきた
次に入ったドアは、いよいよエフェクトが役に立つようだ
真っ暗で、何も見えない
すかさずエフェクトの「でんとう」を使う
…明るくなり、ぼんやりと床絵が確認できる
私は、適当に進み始める
…包丁だ
私が拾い上げるや否や、奥で声がした
QB「それは『ほうちょう』のエフェクトだね」
QB「使い道は…」
ほむら「貴方のようなものを刺し殺すためでしょ」
…そうだ
私には分かった
人を傷つけて、自分を守るための武器
これで、戦う事が出来る
…進めば、何かに通じる入り口がある
大体、こういう変なところにある異質な入り口は
ロクな場所に行き着かない
今回も、私の推測は間違ってはいなかった
そこは、ゼンマイが無数に生える荒野のような場所だった
本当に、変な夢である
私が好んで毎回この夢を見るのなら
病院は病院でも精神外科送りだろう
…ただっ広い荒野を
私は一歩一歩踏みしめて進んでいく
…無造作におかれた、顔の描かれている箱
ありがちな緑のフェンス
荒野には似合わぬものが、目立って浮いている
…穴の開いた箱
私は、恐る恐る中を覗く
何も無い
…訳では無かった
ほむら「ひッ…!!」
突然、私の脳裏には異形の絵画が浮かんだ
妙な音楽が聞こえ、眼を閉じても見え
点滅して私をパニックに陥れる
ほむら「ひぃいい!」
頭をブンブン振り回し、その幻覚、幻聴から逃れようとする
頭があり、手があり、渦巻く尾があり
そのどれにも顔がついていた
古代エジプトの壁画に描かれてそうな異質な感じをしている
ほむら「ふうぅ…うう…」
やっと正気に戻った…と言っていいのか分からないが
私は冷や汗を浮かべ、立て膝をつき
頭を抱えて震えていた
…荒い呼吸を整え
内心ドキドキしながら私は進み始める
…大荒野
大と名のつくだけあり、とても広かった
足が疲れないのが唯一の救いか
…と思っていたら、怪しげな家を見つけた
どうやらバラックのようである
真っ暗だ
でんとうを点けて、辺りを見回す
コイツは、何だ
人ではない赤を基調とした何かが
液体を穴の中に注いでいる
こちらを見ると、体色が青になった
お邪魔しましたと声を掛け、私はバラックとは思えない部屋を飛び出した
今来た道を引き返す
大分、ゼンマイが増えてきた
逃げるように、私は歩く
…またもフェンスがあった
奥には、さっきのバラックがたくさんあった
意を決して入ってみる
ところで「バイバイさるさん」
って何?
投下できないよ…
書き込みすぎって事
>>231なるほど
…黒くて、よく分からない人
みんな同じバラック
何か、魂を持って行かれそうな気がする場所だ
ただ、人に当たると心地よい音がするのは何故だろう
バラックはどこも閉まっている
奥には、何かうにょうにょした青い物体が見える
ここだけ、何か隔離されたような場所だ
一つだけ、戸が開いているバラックを見つけた
入ったら、暗い場所だった
正方形の形をしているにも関わらず
やたら縦に長いのは不自然である
やはり夢ならではだろうか
とここまで考えて、気づいた
…イヤだ、見ないでっ…
暗闇の中で
無数のバラックの窓が
こっちを
こっちを
じっと見つめる
まるで、私の心を炙り出すかのように…
足をガクガク震わして、足早に進む
バラックはその眼で私を追いかける
…気持ち悪い
逃げるように駆け出すと、光が見える
…出口だ
私は、集落を脱出した
ご飯食べます
保守ありがとう
抜け出た世界は、またさっきと似たような場所だった
何か人のようなものが描かれた壁画が
あらゆるところに飾ってある
神秘的な音楽と共に、私は出来うる限りの探索を続ける
…マンホール
中は下水道である
お構いなしに梯子を下りる
…何か、スライムのような物体がいる
刺したら怒ってしまった
無視して、反対の道を進むと
何故か外に出た
工場だろうか、巨大な建物がそびえている
…下水処理施設か?
……
……
…あれは、紛れもなくオバケ
昔の私は大嫌いだったな…と懐かしみつつ
オバケに近づき、触れてみる
QB「おめでとう、君は『のっぺらぼう』のエフェクトを手に入れた」
コイツの声が、久しぶりに思えたのは気のせいだろうか
…顔が無い
それは、のっぺらぼうだから当たり前だが
どうして周りが見えているのかは…
QB「それより、普通の姿に戻って…」
QB「そばにある小穴を、覗いてごらんよ」
…顔、だ
…目からは手が突き出し
…髪は変形して手になり
…顔から、直に足が生えている
私は、声も出なかった
ただ、鼓動が痛むほど早くなるのを感じた
未プレイの俺からするといきなりあれは紛れもなくお化けとか言われても何が何だか
>>273ごめん
俺が知ってるから説明を省略してた
これからちょっと状況説明増やすね
掠れた声で、私はキュゥべえに問い詰める
ほむら「これは…何?」
QB「おや?」
QB「下水道美術館の絵を見せつけられて、まだそこまで平常心が保てるとは…」
ほむら「…下水道、美術館?」
QB「この下水道には、感情を持つ生命体なら6割が何らかの動揺をおこすという…」
QB「そういうデータがある絵が展示されているんだ」
ほむら「…当然、あなた達は…」
QB「僕等もこの絵で驚けるなら、君と出会ってなんかいないのさ」キュップイ
QB「それから…もう一つ君に有益な知らせだ」
QB「現在、鹿目まどかは君のことを探している」
その言葉を聞いて、体中の毛が逆立つ
QB「でも、それは所詮無理な話だ」
ほむら「…なぜなの」
QB「もう何回も話したが…」
QB「この世界は、まどかの願い事の副産物として生まれ」
QB「決して交わることの無い空間の埃」
QB「だから、たとえ世界の全てが見えたとして」
QB「その『世界』の裏側にあるんだから、無理な話だと思わないかい?」
私は、何を間違ったのだ
彼女が平和を祈り、その代償の世界で私が苦しんでいるなら…
…ダメだ、彼女を信じなければ
…私は、キュゥべえに連れられ、この美術館を見学する
全てが、身の毛のよだつ絵画であった
恐らく、弾みで思い出したら眠れなくなるだろう
…だが、何故、こんな絵があるのだろう
その考えに正解を告げたのは、私の肩にのる悪魔だった
QB「この絵画は、魔法少女の絶望が絵になったのだと推定されているよ」
ほむら「あなた達は…」
私の拳にグッと力が入る
ほむら「何とも思わないの…?」
QB「さぁ、契約したのは相手側の自由だし、僕等はそれに従って…」
ほむら「…もう良いわ」
やはり、違う意味で話の通じない相手である
美術館を、ずっと右に進む
…私が見たのは
私が、見るべきでは無かったものは…
巨大な口
巨大で、真っ赤な顔が、大口を開けている
QB「暁美ほむら、君は、この恐怖と向き合う勇気はあるかい?」
…無理だった
目を瞑って、私は顔に
食われた
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ
まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
ほむら「・・・ありがと」ファサ
では、
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」
終
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
…ここは、あの怪物の腹の中…だろうか
キュゥべえは何時の間にか消え…
それより何より、私の心を食いつぶすような何かが
私の、床下にいる
線はグチャグチャ、それは内面をえぐる様に私の心に突き刺さった
ここは、絶望…しかない
ほむら「もう、イヤよ…」グスン
この、なにでも無い世界で、私は初めて泣いた
まどか「ほむらちゃん…どこ?」
…同じ頃、どこかの時間軸で
宇宙の全てを総動員して、一人の友達を探す少女がいた
彼女は、鹿目まどか
彼女は、概念
なんで概念が意志もってんの?
色々おかしすぎるだろ
…気がついたら、私は橋の上にいた
どうしてそうなったかは、自分でも覆えていない
橋の周りには、和風の電灯が立ち並び
お化けが、宙に浮いている
…薄暗い、一本道だ
やっぱss速報の方が良いのかな…?
でもコレは長くなる予感がする
>>293オリジナル設定が強いって最初に断ったよ
…ずっと、歩いたら自販機を発見した
…お金は、持っていなかった
すぐ隣にあった階段を下りると
またも下水道美術館だ
私は元来た道を、出来事を忘れるように引き返す
んじゃ、ここで落ちるまでやるわ
落ちたら加筆修正もかねてSS速報でやることにしよう
…薄暗い沈殿池にいた白いオバケを通り過ぎ
…連なる灰色の工場をぬけ
…下水道の梯子を登り
私は、壁画の世界へ戻った
…壁画は、不気味なほど統一されていた
同じ一枚の絵をパターン化して続かせている
そんな不可解な世界をしばらく歩いて…
血だまりを発見した
うわつまんね
見てないけど
…これまでのとは、また違って、リアルだった
振り返ると、私の背後には
金髪で口を開けた生物が動いていた
…きっと誰か食べたのだろう
いざとなれば包丁がある
私は、そのヘンテコな生物に触れる
QB「それは『ウンコヘアー』だね」
……果たして、これがジョークなら良いのだが
私は変身し、そのエフェクトを試してみる
とぐろを巻いた茶色い髪型に頭が変化した
一生使うまい…と思った
果たして「エフェクト」と呼べるのだろうか?
一人で何回も支援してる奴は荒らしに見える
…何か見える
近づいて見ると、白い扉だった
いい加減ハエがしつこいので追い払い、扉を開ける
私は広場に戻ってきてしまった
ちょうど区切りが良かったので
私は目を覚まそうと思った
まどかが、私を探してくれている
私を、助け出してくれる未来を描きながら
スーッと、夢の世界が消えた
…現実
私は、今更ながら、空間に囚われている事を理解する
…ベランダに出て、少し夜風を浴びる
涼しくて、気持ちいい
濁りかけたソウルジェム=私の気持ちを
リフレッシュして気分を持ち直す
もう一度、寝る
俺も寝る
書きながら気づいたんだが
壁画の世界で手に入るのはウンコヘアーじゃなくて
ブロンドとロングヘアーだった
知らねーよそんなもん
無駄口叩いてる暇あったらはよ寝ろ
明日も残っていたら午後にくると思う
まあ、落ちたら落ちたでSS速報に行くから
保守する必要は無いんじゃないかな
早く寝ろよ
最初から思ってたけど構ってちゃん臭がすごい
396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2011/10/07(金) 02:15:48.07 ID:P/bO3VYOo
新章は近々始めますが、それにあたって作者からお願いがあります。
といっても、単に「作品の連載中、読んでる人は随時コメントをして欲しい」という、それだけです。
連載が終わってから纏めて、とかではなくて、“連載中に”コメントが欲しいのです。
ここでもmixiのコミュニティでも再三言ってることですが、私はSSの作者として、
「SSとは読者とのインタラクションの中で作っていくものである」というポリシーを持っています。
つまり、読者からの声がなく、作者が淡々と書いて投下しているだけという状況では、全く意味がないということです。
それなら「書かない方がマシ」といっても大袈裟ではありません。
特にこの都道府県SSは、本来3年前に終わっている作品を、需要があると言われて新たに書き続けているものです。
投下しても1件2件しかコメントが付かないのでは、その「需要」があるのか否かさえ曖昧になります。
全ての読者にレスを求めるのは酷な事だと思いますが、出来る限り「ROM専」というのはやめて下さい。
少なくとも、一夜投下する度に10~20件くらいのレスは付いてほしいです。
この数字は、私の考える、SSが正常に連載の体裁を保てる最低限度のレス数です。
連載を続けるにあたり、そのことだけは、皆さんにお願いします。
397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/10/08(土) 11:45:51.88 ID:zR80sq/vo
で、無視……と。
このスレで連載する必要はもうなさそうですね。
以後はmixiとサイトだけでやっていきます。
保守
>>331落として下さい
SS速報で続きをやります
>>332
頑張れー
今日中に立てるか?
寝る宣言して40分経つわけだが
お前本当になんなの?
>>333明日の午後立てます
おやすみ
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