少女「魔法少女……?」QB「そうさ」【安価】 (82)

世界観はまどマギに準拠しています

QBを除き本編やスピンオフのキャラは出てきません

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1367087527

少女「嘘……でしょ」

少女「なに、これ」



?「ヒトヨヒトエニヒトミゴロ、ヒトヨヒトエニヒトミゴロ」



?「53/'70+8[@3015>/]�96368444>_)554」




少女「なんなの、この空間……!?」

?「*+%%%ゲ%%>=kfds66778531�'+0」

少女「夢……だよね」

??「残念ながら現実さ」

少女「だ、誰!?」

QB「やあ、僕はキュウべぇ」

QB「あそこにいるのは魔女さ、君はあの魔女の結界に閉じ込められてしまったんだ」

少女「ど、どうしたら出られるの?」

QB「魔女を倒すしか方法は無いね」

少女「こんなのどうやって……」

QB「僕と契約して魔法少女になれば、あいつを倒すことができる」

少女「魔法少女……?」

QB「そうさ」

QB「魔法少女となれば、なんでも願い事を叶えてあげるよ」

QB「それに、あの魔女を倒すチカラを手にすることができる」

QB「その代わり、魔女と戦う使命が与えられるけどね」

少女「そんなの……選択肢がないじゃない」

QB「魔法少女になれば助かるんだ、幸運だろう?」

少女「……そうね、わかった。契約する」

QB「その言葉を待っていたよ。願い事はどうする?」

少女『↓』

少女「この世からすべての魔女を消し去って」

QB「それは無理だね、世界の法則をねじ曲げることになる」

QB「それに、魔女がいなくなれば魔法少女は困るからね」

少女「どういう事?」

QB「説明してもいいけど、長くなるよ?」

魔女「5�&/0|*.557_38*」バシュウ

少女「きゃ、っ……!?」

QB「早く、別の願い事を!」

少女「今日、私が魔女に出会ったという事実を無かったことにして!」

QB「君が魔法少女となる結果は避けられないけど、それでもいいのかい?」

少女「
1 それでいいから! 早く!
2 それなら○○にするわ!
↓」

QB「君の願いはエントロピーを凌駕した……」


———


少女「ーー!?」ガバッ

少女「はぁ、はぁ……」

少女「すごい汗」

少女「なにか、とてつもない悪夢を見ていたような……」

少女「……あれ、ここって……病院?」

??「あら、気がついたかしら?」

少女「!?」ビク

??「驚かせちゃった?」

少女「あ、あなたは」

先輩「通りすがりの中学三年生よ」

先輩「あなたと同じ学校ね、制服が一緒だし」

先輩「リボンの色からして二年生かしら?」

少女「あ、あの」

先輩「あら、ごめんなさいね喋りすぎちゃったかしら」

少女「いえ、そういうわけではなく」

先輩「大丈夫? 路上に倒れてるんですもの」

少女「え、そうなんですか」

先輩「貧血? 寝不足? 無理しちゃダメよ?」

先輩「こんなかわいい子が倒れてたらお姫様抱っこで連れてかれちゃうわよ?」

少女「か、かわいいって!」

先輩「ま、私が連れてきちゃったんだけどね♪」

少女「お姫様抱っこでどすか!?」

先輩「秘密♪」

少女(わ、なんか訛ったみたいになっちゃった……)

先輩「ふふ、元気取り戻してきたみたいね?」

少女「あ、そうかもです……」

先輩「お家の人に連絡しておく?」

少女「大丈夫です、もう少し休めば帰れそうです」

先輩「そう? 無理しないでね?」

先輩「あ、家まで送っていってあげよっか?」

少女「そ、そんな」

先輩「お姫様抱っこで」

少女「ええええええ!?」


———

アリガトウゴザイマシタ-!



先輩「さて、無事家についたわね」

先輩「……いるんでしょ? キュウべえ」

QB「流石だね、君の洞察力の良さには感服するよ」

先輩「いろいろ聞きたいことはあるけれど」

先輩「……あの子、契約したの」

QB「この街の魔法少女は君だけだよ?」

先輩「それはおかしいわ。彼女、魔力を感じたもの」

QB「気のせいじゃないのかい?」

先輩「……そう、キュウべえは契約していないのね」

QB「僕が契約する以外に魔法少女が生まれる手段は無いよ」

先輩「分かったわ、ありがとう」

QB(なぜ、彼女はこんなことを言い出したんだろう?)

QB(孵化した魔女の様子を見に行ったら、一般人の少女が巻き込まれていた)

QB(確かに僕は契約を持ちかけようとした、緊急だったからね)

QB(そこに、先輩が現れて魔女を倒し、少女を介抱した)

QB(魔女の結界に巻き込まれた一般人、ただそれだけだ)

QB(……何か僕の認識していないことが起きているのかな?)

先輩「さて、帰って取りためたアニメの続きでも……うん?」

先輩「この反応……また魔女!?」

先輩「グリーフシードのストックが切れてる……魔力は足りるかしら」

先輩「さっきの魔女は落とさなかったし……うーん、でも……」

先輩「……!? あれは!?」

OL「シニタイシニタイシニタイ」

先輩「だめ、そっちに入っちゃ……!!」

OL「シニタイシニタイシニタイシニタイ」シュゥ…

先輩「結界に飲み込まれた……っ」

先輩「放っておけないよ、こんなの!!」シュゥ…

『自殺願望の魔女』

先輩「至るところにロープのわっかがぶら下がってる……」

使い魔「シニタイシニタイシニタイシニタイ」

使い魔「シニタイシニタイシニタイシニタイ」

先輩「く、死ぬなら勝手に死んでよ!」

先輩「とりあえず、こいつらを片付けないと……!」

先輩の用いる魔法↓

先輩「とりあえず、辺りを一掃しましょう」ゴウッ

先輩(私の魔法……液体を操る魔法)

先輩(あらゆる液体を操ったり)

先輩(生み出したりできる……生み出すのは水だけだけど)

先輩(カッターのように飛ばせば、なかなか切れ味がいいのよ)ザシュ

使い魔「シニタ……」キュウウ

先輩「良かったわね、望み通り死ねて」

先輩「ここが結界の最深部ね……随分と大きな魔女」

魔女「死にたい死にたい死にたい」ドゴォ

先輩「あーもう、なんで死にたいのに攻撃してくんのよ!」

先輩「きゃ、私の水バリヤーまで突破してくるなんて!」

魔女「死死死死死死死死死死」

先輩「もう一気に決めるわよ! 超水圧砲(ハイドロカノン)!」ゴォ

魔女「死イイイイイイイ!」

先輩「さすがにこの名前は痛いかしら? もう一発……て、ちょっと!」

OL「死ニタイイイイイイイイ」

先輩「あなた、そっちに行っちゃ駄目!!」ダッ

魔女「死イイイイイイイイイイイイイイ」ガッ

先輩「きゃ、っ!?」ドゴォ

先輩「痛い……死ぬのかな、私」

ザッ…

先輩「あれ、貴方は……」

先輩「
1 さっきの少女さん……!?
2 (他の)魔法少女……?
3 キュウべぇ……
」↓

友好or敵対↓

あと、名前を決めたいです
固有名詞ではなく、身体的特徴とか立場とかで↓3

巫女

先輩「巫女……?」

巫女「祓め給へ」ブンッ

シュウウウ……

OL「あれ、私……」

先輩「魔女の口づけがとれた!?」

巫女「貴方も大丈夫ですの? こちらをお使いになってくださいませ」

先輩「グリーフシード……ありがとう」

巫女「さて、魔女さんを倒さなくてはいけませんわね」

巫女「……滅!」ボウッ

魔女「ギイイイイイイイイイイ!」

先輩「すごい威力……」

先輩「私も負けてられないわね!」ゴォ

魔女「グウウ……」

魔女「シニ……タイ……ッ」

シュウウウ……

先輩「倒した……」

巫女「お疲れさまですわ」

先輩「ありがと、助かったよ」

先輩「ところで、その巫女服は魔法少女衣装なの?」

巫女「これですか? 私の私服ですわ」

先輩「本職の方かぁ」

巫女「隣街の神社から来ましたの」

先輩「隣町……どうしてそんなところから?」

巫女「↓」

巫女「そう囁くのですわ、私のゴーストが」

先輩(はぐらかされてる……?)

巫女「また会うことがあればそのときは宜しくお願いしますわ、それではごきげんよう」

先輩「う、うん……」

先輩「なんだか今日は変わったことばかり起きるなぁ…」

———

少女「それにしてもなんだったんだろう……」

少女「倒れていたと言うけど、その前の時間のことがどうも思い出せない」

少女「ん……? なんだろ、これ? 指輪?」

少女「わたし指輪なんて持ってないし、つけた覚えもないんだけど……」

少女「これもさっきの事と関係あるのかな……」

QB「ちょっと失礼するよ」

少女「だ、誰!?」

QB「やあ、僕はキュウべぇ」

少女「しゃべる猫……?」

QB「猫にはほど遠いと思うんだけど」

少女「な、何者なの」

QB「その指輪について知ってるもの、といえばいいのかな」

少女「!?」

QB「話をしてもいいかい?」

少女「……詳しく聞かせて」

———

QB「僕は魔法少女のスカウトをしている物さ」

少女「魔法少女」

QB「願い事をひとつ叶えてあげる代わりに、魔法少女となってもらうんだ」

QB「そのかわり、魔女と呼ばれる怪物と戦う運命を背負ってもらうけどね」

少女「にわかには信じられないけど、あなたの存在がある意味証明してるわね」

QB「本題に入ろう。君は、僕と魔法少女の契約をした記憶はあるかい?」

少女「え」

QB「不思議なことに、僕もないんだ」

少女「話が見えないんだけど……」

QB「君がつけてるその指輪、魔法少女だけが持つことを許される“ソウルジェム”だ」

少女「ソウルジェム……」

QB「僕が契約しないと魔法少女は生まれないはずなのに、なぜ君は魔法少女となっているんだい?」

少女「私も今知ったから……」

QB「考えられるのは、記憶操作か他の魔法少女の魔法によるもの、かな」

少女「……」

QB「あとは、君が“こうなるように祈った”という可能性もあるけれど」

QB「いずれにせよ、興味深い事例ではあるけれどね」

QB「僕の話は以上だよ、何か質問はあるかい?」

少女「↓」

少女「今、願い事なんてなにもないんだけど」

QB「ん? 君はすでに契約済みという状態だから、残念ながら願い事を叶えることはできないけど」

少女「いや、そういうことじゃなくて……」

QB「うん?」

少女「ま、いいわ。ようするにこれから死ぬまで魔女と戦っていけばいいんでしょ?」

QB「やけに悲観的だね」

少女「そうもなるわよ、私にメリットが一つもないんだもの」

QB「まぁ、仕方ないさ」

少女「で、どうやって戦うの」

QB「早速魔女退治に行くかい?ちょうど近くで魔女が生まれた」

少女「↓」

少女「ちゃんとサポートしてよね」

QB「勿論さ」

———

QB「魔女の結界が近づくとソウルジェムが反応する」

少女「!」ブゥン

QB「近くなってきたよ」

少女「ここ……?」

QB「うん、ここから入れるよ」

少女「なんだろう、この雰囲気」

QB「ん?」

少女「どこかで経験したことがあるような……」

QB「一般人が迷い混んだら、まず生きては出れないよ」

少女「ずいぶん怖いのね……」

QB「長話しても仕方ない、入ろうか」

少女「ええ」

少女「悪趣味な空間……」

QB「これが魔女の結界さ」

少女「どの魔女もこんな感じなの?」

QB「それぞれ魔女の個性があるね、ただ異常な空間というのは共通してる」

少女「ふうん……」

QB「これは、『↓』の魔女だね」

QB「vari�t�、娯楽の魔女だね」

少女「なるほどね、確かにチカチカして派手だものね」

QB「さて、戦うために、変身しようか」

少女「どうやるの?」

QB「ソウルジェムを掲げて、返信したいと強く念じるんだ」

少女「……」

キュイーン

少女「うーん、こんなキャピキャピした衣装は性に会わないんだけど」

QB「そうかい? 似合ってると思うけど……」

少女「お上手なのね」

QB「……危ない! 後ろ!」

少女「!?」

??「♪♪♪」ドッ

少女「くっ!」

QB「使い魔だね、攻撃力は低いけど」

少女「攻撃方法は!?」

QB「普通は契約するときに固有魔法がわかるんだけど……君はそれが無かったから」

少女「もっと早く言ってよ!!」

QB「とにかくいろんな武器をイメージしてみて、何かしら出せるはずだ」

少女「うーん……色々色々」

QB「でたみたいだね、『↓』か」

わかりづらかったらごめんなさい、出現武器安価です
安価↓

少女「よりによって鉈……」

QB「うーん、固有魔法を知る手がかりになると思ったけど」

少女「ま、とりあえずはこれで戦うわ」ブン

使い魔「キュウウ…」

少女「切れ味は抜群ね」

———

魔女【welcome to the amusement park】


QB「魔女だ! 気を付けて」

少女「気を付けるも何も」

QB「魔女の中では弱い部類だけど、油断は禁物だ」

少女「所詮で油断なんてしないわよ!」ダッ

魔女「 G A M E S T A R T 」ビイイイ

使い魔「♪♪♪」

使い魔「♪♪♪」

使い魔「♪♪♪」

少女「く、随分と多いわね!」ザシュ、ザシュ

使い魔「「キュウウ…」」

QB「初戦にしてはなかなかの動きだね」

魔女「BOSS STAGE」バシュウ

少女「きゃ、っ!」

QB「受けた傷は魔力で回復するんだ!」

少女「……!」

少女「すごい、ほんとに回復できてる!」

魔女「cheat mode start」スチャ

魔女「XXXXXXXXXXXXX」ガガガガガカ

少女「くっ!」カキン,ガガガガガカ

QB(鉈で銃弾を弾いた?)

魔女「warning! bullets are empty」

少女「今だ!」ダッ

QB「弱点は電源スイッチを模した部分だ!」

少女「了解、っ!」バキッ

魔女「GGGGGGG……」ドサッ

魔女【GAME CLEAR】……シュウウウ


少女「た、倒した……!」

QB「お疲れさま、見事だったよ」

少女「あれ、倒したところに……置物?」

QB「それはグリーフシードだね、魔女の種さ」

少女「ま、魔女の種!?」

QB「大丈夫。それには、ソウルジェムの穢れを浄化する働きがある」

少女「穢れ?」

QB「魔力を使っていくほど、穢れが貯まっていくんだ」

QB「二つを近づけると、浄化が行われるよ」

少女「こう? ……わっ!」ジュウウ

QB「浄化完了だ、使い終わったグリーフシードは僕が処理するよ」

———少女自宅

QB「うーん、結局君の固有魔法は分からずじまいだったね」

少女「でも、鉈だけで戦うわけにもいかないよね……」

QB「極力早く知りたいところだね」

少女「あ、それなら……」

少女「
1 家でいろんな魔法を試してみよう!
2 他の魔法少女っていないの?いるならその人に相談してみたいな
3 その他
」↓

少女「他の魔法少女っていないの? その人に聞いてみるとか……」

QB「この町だと、さっき君を助けた“先輩”が魔法少女だよ」

少女「あ、そうだったの?」

QB「うん、テレパシーで連絡をとろうか?」

少女「テレパシーなんて使えるの?」

QB「僕を見ることができる人間ならテレパシーを仲介できるよ」

少女「お願いしてもいい?」

QB「勿論さ」

QB『聞こえる?』

先輩『あ、QBどうしたの?』

QB『さっきの少女、君のいった通り魔法少女だったよ』

先輩『……』

QB『それで、色々相談したいことがあるらしいんだけど、会えるかい?』

先輩『分かった、今から噴水広場に集合でいいかしら』

QB『伝えておくよ』

QB「会ってくれるみたいだよ」

少女「本当!?」

QB「今から噴水広場で集合と言っていた、すぐ行こう」

少女「あ、先輩さん!」

先輩「やほ」

少女「すいません、お待たせしてしまって……」

先輩「私も今来たところだから」

QB「……」

少女「先輩も、魔法少女だったんですね……」

先輩「契約して二年目になるわ」

少女「ベテランなんですね……」

先輩「わたし的には、貴方も魔法少女だったの?って感じなんだけど」

少女「それなんですけど……」

———

先輩「ふむ、知らぬ間に魔法少女になってたと」

少女「はい……」

先輩「知らぬ間に、か……」

少女「……っ」

先輩「……」

ギュ

少女「!?」

先輩「大丈夫、私がついててあげるから」

少女「先輩さん……」

先輩「魔女は二人で協力して倒しましょ、そうすれば怖くないわ」

少女「…ありがとうございます」

———

先輩「固有魔法かぁ、確かにそんな状況じゃ分からないわよね」

少女「鉈は出すことができたんですか……」

先輩「鉈」

少女「どういう風に魔法を使えばいいか分からなくて」

先輩「うーん、試しに変身して色々魔法試してみる?」

少女「でも、魔力が無駄に……」

先輩「グリーフシードなら余ってるから大丈夫よ?」

少女「い、いえそんな!」

先輩「だーいじょぶだって! それに、早く戦えるようになればわたしも助かるし、ね?」

少女「ではお言葉に甘えて……」

———

先輩「という訳で変身完了!」

先輩「場所も移動して、私の家なうです」

少女「広いお部屋ですね」

先輩「まあね」

先輩「それじゃ、色々やってみましょーか!」

先輩「まずは……うーん、どうしよ」

QB「ノープランだったのかい?」

先輩「う、うるさいわね!」

少女「あの、『↓』なんてどうでしょうか」

少女「なかったことにする」

先輩「……?」

QB「なるほど、さっきいった三つの可能性を考慮したんだね」

先輩「というと?」

QB「少女がこのような状態で魔法少女になった原因さ」

QB「記憶操作を受けた可能性、自分または他者の祈りによるもの」

少女「私がある災厄に見舞われて、これをなかったことにしたいと願った、とすれば辻褄が合うんです」

先輩「なるほどね」

少女「ただ、私が怖いのは戻りすぎてしまうこと」

QB「魔力の浪費にもなるしね」

先輩「魔力に関しては問題ないよ、さっきいった通り」

QB「やってみたらいい、それが使えるとなればすごい戦力になるよ」

少女「……わかりました、やってみます」

少女「それなら、『↓』をなかったことにしてみます」

少女【ソウルジェムの穢れを無かったことに】

ギュイン———

少女「はっ、ここは……」

QB「魔女の結界が近づくとソウルジェムが反応する」

少女「娯楽の魔女に、出会う前……」

QB「どうしたんだい? 魔女は近いよ」

少女「穢れは……多少穢れてるね」

少女「穢れてる前の状態に戻って、その魔法を使った分の穢れが生まれたのかな」

QB「独り言かい? ほら、魔女が近い!」

少女「また同じことしなくちゃいけないのね……」ハァ

QB「ん?」

———

少女「ふう、魔女退治完了」

QB「はじめてにしてはとても手慣れていたね」

少女「実は、私の固有魔法は“時を巻き戻せる”魔法らしいの」

QB「時を巻き戻せる魔法か、なかなか強力な魔法だね」

少女「今までにこういう魔法の子はいた?」

QB「前例がない訳じゃないよ」

少女「どういう風に戦ってた?」

QB「致命傷を受けたら巻き戻したり、一撃必殺技が外れたときに巻き戻したりとか」

少女「武器は?」

QB「武器は固有魔法に関連してるものが多いね、あとは好みの問題だけど……」

少女「時間巻き戻しに関連してる武器……といえば『↓』とか?」

少女「歯車!」ジャン

QB「固有魔法でできることはイメージに強く依存するからね」

少女「うん、これを投げればなかなか威力ありそうだね」

QB(そうかなぁ)

少女「うん、魔法も分かってきたことだし」

少女「
1 どんどん魔女を狩りに行こう!
2 他の魔法少女に会いに行こう
3 今日は疲れたし帰ろうかなぁ
4 その他

少女「どんどん魔女を倒しに行こう!」

QB「魔女はいつでも現れる訳じゃないよ、それに魔力だって無限じゃない」

少女「でも、魔女を倒せばグリーフシードを落とすんでしょ?」

QB「必ず落とす訳じゃないよ」

少女「そ、そうなの!?」

QB「まぁ、大体の魔女は落とすから心配しなくていいよ」

少女「なんだか理不尽だなぁ」

QB「それだけの対価を得てるわけだからね、受け入れるしかない」

少女「私にはその“対価”がわからないんだけどね……」

QB「別の君が何かしら得てるということは間違いないだろう」

QB「他の魔法少女の祈りとは考えにくいからね」

少女「そう、だよね」

QB「今日はもう疲れただろう、はやく帰ったらいいんじゃないかな」

少女「そうする……」

視点変更
1少女(帰宅後)
2先輩
3巫女
4QB

QB「未知の魔法少女についてはあらかた分かった」

QB「彼女の性格をふまえれば、システムの驚異となる確率は低いだろう」

QB「もうひとつの懸念……隣町から来た魔法少女」

QB「彼女の来たタイミング……偶然にしては出来すぎている」

QB「少し、話を聞いてみようかな」

———

QB「“巫女”のところについた、彼女は『↓』をしているみたいだ」

巫女「あらキュウべぇ、レディーの入浴中に入ってくるとは失礼ではないですの?」

QB「君なら気にしないだろう? それに僕には性別という概念は無いしね」

巫女「まぁ、そうですわね」ザパアア

QB「本題に入ろう、どうしてこの町に来たんだい? この町にはすでに強力な魔法少女が居るのに」

巫女「強力な魔法少女? 先輩さんのことですの? 低級の魔女にやられそうになっていましたわよ」

QB「彼女は一般人を救おうとしていた、彼女の優しさが招いた結果だったね」

巫女「私たち魔法少女には要らないものですわね」

QB「人間はそういう感情を大事にする生き物じゃないのかい?」

巫女「
1 皆がそうとは限りませんのよ
2 魔法少女は人間では無いですもの
3 その他


巫女「魔法少女は人間では無いですもの」

QB「でも、持つ感情は人間のものと大差ないだろう?」

巫女「このような事実を告げられれば、人生観も変わりますわ」

QB「ふうん、興味深いね」

巫女「未知の生物を観察できてさぞかし面白いでしょうね」

QB「全くその通りだよ」

巫女「……人間では、貴方のような方を“食えない奴”といいますわ」

QB「それは皮肉が通じない人を例えた比喩だろう?」

巫女「分かってるんじゃない」

QB「皮肉、という概念はうまく理解できないけどね」

巫女「まぁわからないでしょうね」

QB「だいぶ話がそれたね、君の目的を聞きたい」

巫女「↓」

巫女「私の目的は新人さんを“絶望”させないこと」

巫女「訊くまでもなく分かっているのではなくて? “インキュベーター”」

QB「結果的にあの子を殺してしまったわけだからね、君がそういう行動に走る理由はわかるよ」

巫女「……用事はそれだけですの?」

QB「僕としては君と雑談したいのたけれど」

巫女「不愉快ですわ、消えてくださいまし」

巫女『大神之結界』

———

QB「感情に任せて魔力を無駄にするなんてね、彼女らしくもない」

QB「しかし、彼女の魔法『禊ぎ』もとい浄化魔法は便利だね、僕さえも近寄れないとは」

QB「暫くは様子見とさせてもらうよ」

視点変更
1少女
2先輩
3巫女
4QB

———

隣町、巫女の住む神社

巫女「最悪の魔女、」

巫女「あの子にそんな素質があるとは思えないけれど」

巫女「あの人が言うのなら間違いないのでしょうね」

巫女(私たちには要らない感情……か)

巫女(分かっているけれど、割り切れはしませんわ)

巫女(“魔法少女のまま殺す”という最悪の展開を避けるためにも)

巫女(インキュベーターの思い通りにはさせませんわ)

巫女「……ふぅ、魔女退治、完了ですわ」

巫女「浄化魔法……ソウルジェムを浄化できたら便利ですのに」

———
———





学校
二日目 15:20

少女「ふう、やっと終わったぁ」

友「遊びいこーぜー!」

少女「あ、友ちゃん……ごめんね、今日は用事があるの」

友「そかー、じゃあまたねぇ」

少女「うん、またね!」

少女「……さて、↓しないとね」

1 魔女を探さないと……!
2 魔女との戦いに備えてトレーニング!
3 先輩さんに会いに行こう
4 その他

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