あかり「ひとりぼっちで退屈だよぉ」(148)

ごらく部

あかり「……誰も来ない」

あかり「せっかく一番乗りだったのに」

あかり「おかしいなぁ、みんな用事なのかなぁ」

あかり「退屈だよぉ」

あかり「たいくつたいくつー」ゴロゴロゴロ

あかり「あいたっ」ガツン

あかり「うう……なにやってるんだろ」

あかり「我ながらおバカすぎる/// 誰かに見られてたら気まずいよねぇ。気をつけないと」

あかり「ふあぁ。誰も来ないよぉ」

あかり「もう。退屈しのぎに>>5でもしようかな?」

押入れで昼寝してたら結衣と京子が2人っきり

あかり「もう。退屈しのぎに押入れで昼ねでもしようかな?」

あかり「実はけっこう好きなんだよねぇ」

あかり「おうちでもたまにしちゃったり……えへへ」

ゴソゴソ

あかり「よし、それじゃちょっとだけおやすみなさーい」

スゥスゥ

――――
―――
――

あかり「……ぅん」

あかり「あれ?話し声が聞こえる……?」

あかり「ふあぁ、もう誰か来てたんだ。隙間から見てみよっと」ソー

あかり「……あ、京子ちゃんと結衣ちゃんだ」

あかり「何話してるのかなぁ?」

京子「>>10

結衣「>>13

実はあかりが好きやねん

後ろとび2回半ひねり前方かかえ込み宙返り転

京子「実はあかりが好きやねん」

あかり(え!?)

結衣「……」シュッ

クルクルクルンッ  トンッ

あかり(えええ!?結衣ちゃんすごっ!!)

結衣「び、びっくりしたぁ……!」

京子「どんな驚き方だよ!」

京子「でも、なかなか……よかったよ?」ニコッ

結衣「お前、天井に突き刺さるリアクション期待してたからな」

結衣「ちょっとがんばってみた」

京子「おお!すげえ!」

結衣「で?ほんとにあかりのことが好きなの?」

京子「うん///大好き」

あかり(この表情。友達としての好きじゃないよね!?)

あかり(どうしよう!?>>18

ただの杞憂。友達としての好きだったでござる

あかり(どうしよう!?)

結衣「しかし意外だったな。お前があかりに惚れてるなんてさ」

京子「は?なに言ってんの?」

結衣「ん?だからお前あかりのこと好きなんだろ?」

京子「うん。でもなんで惚れてるってことになるの?」

結衣「え、じゃあどういう意味で言ったんだ?」

京子「友達として、幼馴染としての好きだよー」

結衣「そ、そうか」

あかり(友達としてかぁ。どきどきしちゃったよぉ)

結衣「なんで今さら改めてそんなこと言ってるんだ?」

京子「>>30

(この前アイス奢ってもらったからだなんて言えない……)

京子(この前アイス奢ってもらったからだなんて言えない……)

京子「い、いやあ。あかりっていい子じゃん?」

京子「私、いつもいじってからかっちゃってるけどさ」

京子「最近ちょっとあかりとすごした時間を思い返してたんだよね」

京子(アイス奢ってくれること多いなぁって)

京子「いい子で健気でかわいくて(なによりアイス奢ってくれるのが最高)」

京子「こんな天使が私たちの幼馴染なんて最高だって思ったんだ」

あかり(京子ちゃん!あかりをそんな風に思っててくれたなんて!)

結衣「そうか。京子も京子なりにあかりをちゃんと見てたんだな」

京子(よし、なんとかそれっぽいセリフで誤魔化せたぞ)

結衣(でもわざわざ好きって宣言した意図はわからんままだな。いいけど)

あかり(今すぐにでも京子ちゃんにありがとうを言いたい!)

あかり(でも盗み聞きしてたのがばれちゃうよねぇ。どうしよう)

あかり(>>37

とりあえず電話

あかり(そうだ!携帯ならばれないよ)

あかり(押入れのお布団に頭を突っ込めば)

あかり(京子ちゃんたちには直接あかりの声は聞こえないよね?)

あかり(それじゃさっそくかけるよぉ)ピッピッピッ

京子「ん?あかりからだ」

結衣「そういえばまだ着てないな」

京子「みんなのアイドル京子ちゃんですよん」

あかり「京子ちゃん、えっと、えっとね!」

あかり「>>41

大好きだよ////

あかり「大好きだよ////」

京子「え……!?」

結衣「おい、なんて言ってるんだ?お前顔強張ってるぞ?」

京子「いや、あかりが大好きだって……」

京子「あかり、ちょっと待ってて?」

京子「この好きはさ、さっきの私みたいな意味合い……だよね?」

結衣「普通わざわざ携帯にかけてきて友達として好きだなんて言うか?」

結衣(まあ告白にしても唐突な気もするけど)

結衣「たぶん恋愛的な意味として捉えていいんじゃない?」

京子「えええ!?ど、どうしたらいい?」

結衣「普通に返事してやれよ」

京子「……クールっすね、結衣さん」

結衣「ほら。きっとあかり、ドキドキしながら待ってるぞ?」

京子「そ、そうだね……(緊張してきたっ)」

京子「あかり?えっと、>>47

私にはもう……大切な人がいるから……

京子「あかり?えっと……」

京子「私にはもう……大切な人がいるから……」

京子「ごめん!」

あかり「え?大切な人?」

京子「うん///」

結衣(マジかよ!?意外な展開だな……)

結衣(第三者としては割りと面白いけど)

あかり「そっかぁ。京子ちゃん、好きな人いたんだぁ」

京子「だから私」

あかり「誰なのかわからないけれど、その人とうまくいくといいね!」

京子「あかり……」

あかり「あかり精一杯応援するよぉ!」

京子(振られたばかりだっていうのに、無理して元気な声出して応援してくれるなんて……)

京子「あかりぃ、私がんばるよ!あかりのためにもがんばる!」ポロポロ

結衣(うわっ、泣き出したぞ!?)

ピッ
京子「……」グスッ

京子「あかりは本当に天使だったよ……」スンスン

結衣「そ、そうか」

結衣「で?京子に好きな相手いるなんて初耳なんだけど?」ニタァ

結衣「幼馴染として聞いておかないとな!」

京子「え……、いいじゃん別に///」

結衣「聞かせろよー、おりゃっ」コチョコチョ

京子「ちょっと結衣さんテンションおかしいよ?あはははは」

結衣「確かにそうだな」ピタッ

結衣「あかりと京子が話してて、なんかのけ者にされた気分だったのかも」

京子「あはは、仕方ないなぁ、結衣は」

京子「私の好きな人は……>>55!」

結衣

京子「私の好きな人は……、結衣だよ!」

結衣「え?」

京子「……///」

京子「結衣が言わせたんだぞ!その、引いたりしたら……だめなんだから!」

結衣「う、うん///」

結衣(まさか私だったとは……。この顔はからかってる顔じゃないよな)

結衣(どうしたらいいんだこれ?私恋愛なんて考えたこと無いぞ?)

京子「……」

京子「な、なんかしゃべってよ。心細くなっちゃうじゃんかぁ!」

結衣「お、おう」

結衣「えーっと、あれだ。うん」

結衣「>>65

それはお前の本心じゃない。私にはわかる

結衣「それはお前の本心じゃない。私にはわかる」

京子「え?何言ってるの……?」

結衣「いつものおふざけなんだろ?」

結衣「それともあれか。さっきあかりのこと好きだって言ったから」

結衣「私にも言っておかないと不公平だと思ったのか」

結衣「そういえば私のけ者にされた気分とか言っちゃったもんなぁ」

結衣「気を使わせて悪い!このとおり!ラムレーズン奢ってやるから許して!」

京子「結衣……」

京子「……」ジワ

京子「そ、そうだよ!本気にするかと思ったのに、なーんだ、ひっかからなかったかぁ」

結衣「だろう?」

京子「さすが結衣さんだよね!参りましたー」

京子「……あ。ちょっとトイレ行ってくるね」

結衣「うん、わかった。走るなよ?」

京子「わかってるってー」タッタッタッ

あかり(え?え?なんでそんなこと言うの結衣ちゃん)

あかり(京子ちゃん絶対本気だったよ?)

あかり(あかりにはわかるもん)

あかり(勇気出して告白したのに、こんなのって……)グス

あかり(元気な振りした京子ちゃんの気持ちを考えると)

あかり(つらいよ……)

あかり(あかりに何か出来ないかな?)

あかり(お願い!何かひらめいて!)

あかり(そうだ、>>77をしたらどうかな?)

生徒会と合コン

あかり(そうだ、生徒会と合コンしたらどうかな?)

あかり(……合コンてあれだよね?)

あかり(みんなで仲良くお食事会みたいなことして)

あかり(それでちょっといい雰囲気になっちゃったりするって奴だよね?)

あかり(合コンの場で京子ちゃんが結衣ちゃんにアタックしまくっちゃえばいいんだよ!)

あかり(だって合コンはそういう場のはずだから)

あかり(そこで結衣ちゃんが京子ちゃんの魅力に気付けば……)

あかり(うん!全部解決だよぉ)

あかり(よし!合コン実現できるようにあかりがんばるよぉ)

――――
―――
――

なんだかんだであかりはがんばった
がんばってがんばって
ついに合コンを実現したのだった

――カラオケ店

あかり「えー、本日は赤座あかり主催の合コン」

綾乃「赤座さん、合コンって響きはいかがわしいからダメって言ったでしょ?」

あかり「そ、そうでした。えっと、交流会に参加していただきまして」

櫻子「あかりちゃん、そういう硬いのいいからはじめちゃおうよー」

あかり「えー」

向日葵「赤座さんも一生懸命なんですから、変な横槍入れないの!」

千歳「まぁまぁ、仲良くなぁ?」

ちなつ「ぐだぐだになっちゃったし、はじめちゃおうよ」

あかり「う、うん。それじゃみなさん、楽しんでいってくださいねぇ」

結衣(あれから微妙に気まずいんだよなぁ。今日でなんとか解決できたらいいんだけど)

京子(結衣……)

京子「>>84

あれから考えたけどやっぱり別の人が好きかも。気づいちゃった

京子「あれから考えたけどやっぱり別の人が好きかも。気づいちゃった」

結衣「え……?あ、そうなんだ。誰だその幸せ者は」

あかり(いきなり何言ってるの京子ちゃん!?)ハラハラ

あかり(結衣ちゃんも白々しいよぉ……!)

千歳「ねぇねぇ、綾乃ちゃん。なにやら歳納さんのほうから好きだのなんだの聞こえてきとるで?」

綾乃「え?」

千歳「場所変わってあげるから、ちょっとまぜてもらうとええんちゃう?」

綾乃「で、でも」

千歳「女は度胸やで!」グイグイ

綾乃「ちょ、ちょっと千歳……!」

千歳「はいはい、ちょいとごめんな~。綾乃ちゃん、空調の風が苦手みたいでなぁ」

綾乃「ご、ごめんなさいね?」

結衣「ぜんぜんかまわないよ?な?」

京子「>>88

うん。やっと好きな人の隣になれるもの

京子「うん。やっと好きな人の隣になれるもの」

綾乃「え?そ、それって、あの……。え!?」

あかり(ちょちょちょちょっと京子ちゃん!?)

結衣「……ああ、そういうことか」

結衣「……」

結衣「京子を頼んだぞっ、綾乃!」ポンッ

綾乃「え、えっと、その……、歳納京子の好きな人って」ドキドキ

京子「今私が見てる人……って言えば分かる?」

綾乃「……!///」

京子「あ・や・の!」

綾乃「うそ……!」ウル

綾乃「私が歳納京子の……。う、嬉しい……」

あかり(ちょっと京子ちゃん!いいの!?これもう後戻りできないよ!?)

あかり「>>93

kskst

あかり「……っ」

あかり(だめ!きっと京子ちゃんも京子ちゃんなりに考えた末の行動のはず)

あかり(京子ちゃんの本当の気持ちを知らないあかりが)

あかり(中途半端な気持ちで口出しなんて出来ないよ……)

あかり(これが京子ちゃんの選んだ道なら、あかりはそれを尊重したい)

あかり(でも……)

あかり(結衣ちゃんは……どう思ってるの?)

結衣「>>100

嫌だ。京子は渡さない。

結衣「嫌だ。京子は渡さない」

綾乃「え!?」

京子「結衣……?」

あかり(結衣ちゃん……!)

結衣「やっぱり……やっぱりダメだ」

結衣「この間、冗談だってことで済ませた京子からの好きが」

結衣「どうしても頭から離れなくて、自分でもどうしてだか分からなかったけど」

結衣「今分かったよ」

結衣「私、京子のこと、好きだ」

京子「結衣……!」

結衣「綾乃なら、京子を任せられる、さっきはそう思った」

綾乃「船見さん……」

結衣「ううん。今でも思ってる」

結衣「でも……、頭じゃなくて心が……、私のほうが京子と上手くやれるって」

結衣「抑えられないくらい騒いでしかたないんだよ!」

ちなつ「~♪」ググッ

櫻子「ひゅーひゅー!」イエーイ

向日葵「お上手ですわ、吉川さん」パチパチパチ

千歳(なんか修羅場っとるなぁ……)

結衣「綾乃のとなりに幸せそうな京子がいる、そんな風景を想像したら」

結衣「言っちゃってた……」

結衣「嫌だって」

結衣「京子は渡さないって」

結衣「ごめん……綾乃」

綾乃「謝らないで、船見さん」

綾乃「湧き上がる気持ちが抑えられないのは、私もよく知ってるもの……」

結衣「綾乃……」

綾乃「でも歳納京子を船見さんに譲る気は無いわよ?」

結衣「……ああ!」

あかり(結衣ちゃんは思いの全部をぶつけたよ!)

あかり(京子ちゃんはどうなの?)

あかり(どう応えるの!?)

京子「綾乃……、結衣……」

京子「>>114

やっぱりあかりがいい

京子「やっぱりあかりがいい」

結綾「は?」

あかり「はひ?」

京子「やっぱりあかりだよねー!」ギュー

あかり「ぐえ」

京子「あかりアイス奢ってくれるしー」ギュッギュー

あかり「く、くるし」ジタバタ

結衣「京子、お前……」

綾乃「歳納京子、あなた……」

京子「あかり好き好きー」ギュギュギュー

あかり「」

薄れ行く意識の中、恋に疎いあかりでも
ひとつの事実に気がつきました
京子ちゃん……

   逃げたな

って

――その後


京子「あかりぃ、膝枕してやるからこっちこいよー」

あかり「い、いいよぉ」

京子「遠慮すんなって~」グイ

あかり「も、もう、京子ちゃんってばぁ///」


あの日、あかりを好きと宣言した京子ちゃんは、

撤回もせず、飽きずにあかりを可愛がってくれています。

京子ちゃんは、当然だけどあかりに本気で恋してるわけではありません。

だけど、あかりはこのままでいいかな、って思ってたりもして。

京子ちゃんが優しくしてくれるから?

それもあります。

でも、本当の理由は――

綾乃「としのーきょうこー!」バーン

綾乃「ほらっ、赤座さんが困ってるでしょ!」ギュッ

京子「うわー、抱きついてひっぱるなよー」グイグイ

結衣「そうだぞ京子。綾乃の言うとおりだ」

結衣「いいかげんにしろ」ギュッ

京子「結衣もひっつきすぎー」

綾乃「赤座さんっ、私たちが歳納京子を抑えてるから」

結衣「今のうちに逃げるんだ!」

あかり「うん!残念でした京子ちゃん」

あかり「あかりはこの隙に逃げちゃうもんねぇ」アハハ


――あかりを理由に、京子ちゃん、結衣ちゃん、杉浦先輩が
楽しそうにイチャイチャできるから。

幸せそうな3人を見るのは、けっこう好きだったり。

だから、思いのほかヘタレだった京子ちゃんが、
いつか決断できるその日まで
あかりはお付き合いしてあげようかと思います。




おわり








ちなつ「ひとりぼっちで退屈だなぁ」

あかり「ち、ちなつちゃんもおいで!」

おっつ

最近見た中で一番うまい気がする
よかったら過去作教えて

方向性決めてない安価スレやってみたかった
いい安価のおかげでなんとか終われた


付き合ってくれたひとありがとう


>>133
最近書いたのは櫻子「パンツ見せて」とか
あとは、安価で○○したい、とか○○してみたいなタイトルの奴

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