春香「プロデューサーさんが元Aランクアイドル?あはは、まさか~」(170)

ねーよ

あると思います


春香「プロデューサーさんが元Aランクアイドル?あはは、まさか?」

小鳥「えっ!春香ちゃん知らない…ってそりゃそうよね」

小鳥「プロデューサーさんがアイドルやってた頃は、赤ちゃんぐらいの年齢だもんね」

春香「そんなに凄かったんですか?」

小鳥「そりゃもう、私も乙女の時代には憧れたわ」

春香「乙女って」

小鳥「コホン…まぁ、当時は絶大な人気があったのは本当よ?」

小鳥「バレンタインチョコだって、トラック何十台分とか伝説もあるし…」

春香「確かに、カッコイイとは思いますけど…」

P「おいーっす」

春香「あんまり、オーラが…」


うーん

いかりや長介さんレベルか・・・


P「どうした?」

春香「さっき小鳥さんから聞いたんですけど、プロデューサーさんって昔Aランクアイドルだったんですか?」

P「あぁ、そうだけど。言ってなかったっけ?」

春香「聞いてないですよ!」

小鳥「あっ、じゃあこの曲知ってる?」

小鳥「~♪」

春香「あっ、はい!」

P「それ、俺の曲だよ。今は、いろんなアイドルグループがカヴァーしてるから、原曲知られてないけど」

春香「そ、そうだったんですか…」


春香「……なら、どうしてやめたんですか?」

P「っ!」

P「まっ、まぁ、この話は終わりにして、今日のレッスンでもしようじゃないか!」

小鳥「確か…、当時、人気アイドルに手を出して、干されたって聞きましたね」

P「こっ、小鳥さん!」

小鳥「しかも、一人じゃなくて、複数…。しかも、その娘たちが、プロデューサーさんの家で鉢合わせして警察沙汰に…」

P「……良く知ってますね」

小鳥「さらにさらに、その事件が起こった時に、別のアイドルの娘の家に居たという」

春香「プロデューサーさん…」

P「やめろ、春香。そんな目で俺を見るな」


P「ちょっとした、若気の至りだよ…」

P「流石に、干されたけど」

春香「よく、この世界に復帰できましたね…」

P「まぁ、そこそこ名前はあったから、いろいろ頼んでな」

小鳥「結局、何人とお付き合いしてたんですか?」

P「さ、さぁ…?間違えたら修羅場だし、それぞれ名前呼ばなかったからなぁ…」

春香「…ちょっと、プロデューサーさんを見る目が変わりそうです」

P「それよりも、小鳥さんがそこまで俺のことを知ってたなんてびっくりですよ」

小鳥「あはは、若気の至りで…」


春香「もしかして、小鳥さんはバレンタインチョコとか贈ってたんですか?」

小鳥「今考えると、食べてくれるはずないのにねぇ…。うら若き10代…いや、もっと前かしら」

P「へぇ、そうだったんですか」

春香「そのチョコは?」

P「甘いもの嫌いだしなぁ。髪の毛入ってても嫌だし、破棄」

春香「酷っ!」

P「贈ってくれるのが健全なファンだけなら、いろいろ寄付したりできるんだけど…な?」

小鳥「今なら、破棄する気持ちもわかりますね」

春香「私達のバレンタインチョコって…」

P「まぁ、お前たちは女だから、ほとんどこないし。…真を除いて」

小鳥「検査や変なところがないか見て、大体事務所で開けますもんね」

P「手作りは破棄。開封後があっても破棄」

P「業者経由最高、だな」

送られてくるカミソリ美味しいです


春香「なんか、裏側聞いちゃうと、ちょっとショックです…」

小鳥「申し訳ないけど、皆を守るためだからしょうがない。って思うしかないわね…」

P「うーん…食べ物は無理でも、贈られてきた花を事務所に飾ったりはしてたぞ」

小鳥「あの花も、この間ファンの方から頂いたんだけどね」

P「あと、手紙とかなら読んでたけどな」

P「忙しい時にはもちろん無理だけど、さっきみたいなことがあって、バッシングを受けて辛い時には救われたよ」

春香「…そう聞くと、ちょっと、いい話ですね」

P「だろ?こんな俺でも、まだ応援してくれる人がいるなら、心入れ替えようって思ったし」


P「ただ、表舞台に戻ってもトラブルを起こすだけだし」

P「こうなったら裏方のプロデューサーとして、俺のアイドル時代に学んだこと全てを、これからのやつに伝えようって考えたんだ」

春香「プロデューサーさん…」

P「だから、お前たちを叱りつけたりするときはあるが、それ以上に期待してるんだからな?」

春香「はいっ!」

P「あっ、そういえば、さっきの手紙で思い出したけど…」


P「今でも、手紙を誕生日には年一でも贈ってくれる人がいるんだ」

春香「えっ、今もですか?」

P「あぁ、手紙曰く、昔からファンだったらしくて、よく贈ってくれたんだと」

P「忙しかった頃は見てもなかったけど、スキャンダルで、まぁ色んな手紙が来てたんだけど…」

P「そんな中『頑張ってください。私は、どんな時でも応援します』って書いてくれてたんだ」

春香「そんなファンの方が居たんですね」

P「実は、嬉しくって、その時に返信の手紙を書いたんだけど…結局出してないな」

春香「ダメじゃないですか!」

P「今更出しても、恥ずかしいだろ…」

春香「なんて言う人ですか?」

P「さぁ?いつも、名前書いてないからな…」

P「あぁ、一つだけ最後に書いてるわ」

春香「何をですか?」

P「確か、サイン崩したみたいな、小鳥の絵を…」


終わり

こまけぇことは(ry

30超えのプロデューサーで書いてた

えっ

次はどの元AランクPさんが書くんでしょうか

アイドル達「プロデューサーさんが元Aランクアイドル?あはは、まさか~」


春香(ど……通りであんなに格好いいわけだよ!)

真美・亜美(ひと目惚れしちゃうくらいだもん……)

伊織(惹きつけられるのも無理ないわよ……)

真(本物の……王子様だったんだ……!)

律子(元アイドル同士……。 気が合うわけだわ……)

あずさ(あらあら、これが運命ってものなのね~)

やよい(……元Aランクのアイドル……ってことは!)

千早(みっちり個人レッスンとかしてもらったり……!)

雪歩(……ごご、ご指導……してもらったり……)

響(も、もしかして自分……飼いならされちゃうのか……!?)

貴音(あの方になら……私……)


小鳥「……あら。 こんな所にアイドル時代のPの写真が」


―――瞬間、アイドル達の目がギラリと光った。 続かない。

>>76
どうぞ続けて

>>76
つづけて

ってことは、30代どころか、40代辺りなのか
このPは

>>85
13歳でSランクも可能な世界だしもっと若いってことも

普通に数年前までロックなアイドルだったけど今は黒髪メガネ+スーツで印象変わりすぎて誰も気づかなかった的なね!

>>94
そういうのもいいな
芸名聞いてひっくり返る的な

>>97
うむ
軽く椅子から転げ落ちるくらいのビッグネームだと面白い

書けください

P 「信用してないな?」

春香「だって、その髪型とか性格とかじゃあ
   100歩譲ってもゴミ収集車の回収員ですよー」

P 「色々とひどいな・・・
  プロデューサーになって半年も経ってないのに、
  色々仕事を取ってこれるのは何故だと思う?」

春香「え、プロデューサーさん・・・まさか・・・」

P 「なーんてな、冗談だ冗談」

春香「あはは、ですよねー
   (でもよくよく考えると・・・本当に冗談だったのかな?)



こんな感じで

ほうほう

ちょっとだけな、ちょっとだけ・・・



春香「なんてことがあったの」

千早「ふーん・・・」

春香「プロデューサーさんは結局否定してたけど、
   私は本当だと思うんだよね!」

千早「ありえないわ
   あんな箒とチリトリが似合うアイドルなんて見たことないもの」

春香「だよねー!私もそう思う!」

千早「春香、そういうのを日和るっていうのよ」


P 「おーい、千早ー!春香ー!あずささーん!
  レッスンの時間だぞー!」

千早「丁度いいわ、次のレッスンで確かめてあげる」

春香「おお!何かわかんないけど頑張って!千早ちゃん!」

ボーカルレッスン

♪~

春香「ガッとやって」
あずさ「チュッと吸って」
千早「はーん」

春香「どうでしたか?プロデューサーさん!」

P 「個人個人はいいんだがな、三人の連携がまだまだだ
  千早は・・・結構練習したろ?」

千早「そうですが・・・何か気に触りました?」

P 「練習しすぎだ
  あそこは照れが入って見ているやつをうぎゃーってさせる部分だ
  だが、今の千早には照れも恥ずかしさも何もない!」

千早「プロデューサー・・・確かにプロデューサーのいうことも一理あります
   ですが、一介のプロデューサーが何故そこまで言えるのでしょうか?」

P 「ほぉ・・・」

あずさ「ち、千早ちゃん・・・落ち着きましょう?」

千早「歌も踊りも出来ない一般人が、アイドルに助言など甚だしいです」

P 「今日はやけに突っかかってくるな・・・
  何があったのか?」

千早「何もありません!
   ですが、プロデューサーが私よりも高い能力を示せる、というのであれば話は別です」

P 「いきなり歌えって言われても無理だぞ」

千早「そうでしょうね・・・
   では、発声練習で勝負です!
   私達よりも、長い間声を出せていたら、能力があると認めましょう」

春香「千早ちゃん!プロデューサーさんにそんなの無理だよ!」

P 「いや、春香・・・その勝負、受けて立とう!」

千早「ちょろい」

あずさ「えっとぉ・・・つまり、あの”あーーー”っていう発声練習を
    一番長くできた人の勝ち、って事でいいかしらー?」

千早「はい、その通りです」

春香「千早ちゃん!頑張って!」

千早「あなたもやるのよ、春香」

春香「えー?!聞いてないよー?!」

あずさ「うふふ、春香ちゃん頑張って!」

千早「あずささんもです」

あずさ「あらあら」

P 「さて、準備はいいか?俺はできてる」

千早「もちろん」

春香「えっ、ちょっとまって!」

千早「せーのっ」すぅ

千早「あーーーーー」
あずさ「あーーーーー♪」
P 「あーーーーー」
春香「あーー・・・ごほっ」

春香「てへっ、失敗しちゃった」

3人「あーーーーー」

春香「それにしても・・・プロデューサーさんの声って通るなぁ
   3人の声が調度良く・・・えっと・・・シンクロニシティ?して・・・その
   綺麗なフィル・・・フィル?ハーモニーを醸し出してて・・・」

千早「ブフッ」

春香「千早ちゃん!」

P 「あーーーーー」
あずさ「あーーーーー♪」

P 「あーーーー・・・あふぅ」
あずさ「あーーーーーーーー♪」


春香「決まったね」

千早「シンクロニシティ・・・」ガタガタ

P 「いやぁ、やっぱり現役のアイドルには勝てなかったな」

あずさ「いえ、プロデューサーさんも良いお手並みでしたよ♪」

千早「フィルハーモニー・・・」ガタガタ

春香「千早ちゃん!」

千早「すみませんでした、プロデューサーを試すような事をして・・・」

P 「まったくだ
  千早が牙をむいた時は、どうしようかと混乱したぞ」

春香「したぞ!」

千早「くっ・・・!
   ですが、これで疑惑は晴れました
   プロデューサー、あなたは、元Aランクアイドルですね!」

P 「・・・春香から聞いたのか?
  だからあれは冗談だって」

春香「だって!」

千早「まだシラを切るつもりですか?
   ですが、私は確信しました・・・
   元といえど、Aランクアイドルから学べることは多いはず!」

P 「参ったな・・・」

春香「参ったね」

千早「春香は黙ってて!」

春香「プロデューサーさんって昔ロックバンド組んでたんですか?」

P「ああ、昔イカ天って番組があってな」

雪歩「うう、ひどいー」


あずさ「あらあら、プロデューサーさんも大変ですねー♪」

P 「あはは、大変そうでしょう?」

千早「プロデューサー!次のレッスンはどうすればいいんですか?!」

P 「いや、もう終わりだ レッスン場の使用時間も過ぎたしな」

千早「困ります!もっともっと教えてもらわないと!」

P 「じゃあ・・・」ズズズイッ

千早「うっ・・・ど、どうしたんですかプロデューサー・・・
   顔をそんなに近づけて・・・」

P 「いいか、千早
  ”はぁーん”と言ってみなさい」

千早「は、はぁ~ん・・・///」

P 「それでよし!」

春香「・・・」ゲシッ

P 「春香さん蹴らないで下さい」

あずさ「あらあら、プロデューサーさんも大変ですねー♪」

~事務所~

P 「はぁ、疲れた・・・」

あずさ「プロデューサーさん、お疲れ様でした
    粗茶ですが、どうぞ」

P 「あぁ、あずささん、ありがとうございます」

あずさ「若い子に振り回されて、大変ですねぇ」

P 「いやいや、若い子って、あずささんも十分若いじゃないですか」

あずさ「うふふ、お世辞でもありがとうございます♪」

P 「お世辞じゃあないんですがね」

あずさ「若い子達があの調子じゃあ、
    当分元アイドルって事を秘密にしなきゃいけませんねー」

P 「千早も春香も、流行に敏感すぎるんだよな」

あずさ「安心してくださいね、プロデューサーが元Aランクアイドルだってこと、
    他の子達には言わないですからー♪」

P 「あー・・・やっぱりあずささんは知ってましたか
  あぁなることが予想できたから、このことは社長と俺だけの秘密だったんですけどね」

あずさ「そうだったんですかー」

P 「まったくもう・・・
  ところで、あずささんは俺の事いつ知ったんですか?」

あずさ「今ですけど」

P 「・・・あれ?」

亜美「真美ー、今の聞いたー?」

真美「もち!録音も成功したよ!」

亜美「あずさお姉ちゃんに机の下に潜ってろって言われたと思ったら・・・」

真美「まさか兄ちゃんが元”S”ランクアイドルだったとはねー」

亜美「んっふっふー♪これは皆の携帯に送るしかないっしょー」

真美「もう送ったよーん」





P 「あずささん・・・本当に他のアイドル達には言わないで下さいね・・・」

あずさ「大丈夫ですよー、うふふ・・・」



Pおわり

お目汚し失礼いたしましたぁー!!!
次のPよろしくおにゃーしゃー

くっ・・・書き終わってすっげくシーンとしてたから
心細かったでありますよ、隊長・・・

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