4　テイッシュくじ引き

部長「よし、決まったぞ両津　××日の夜に、スターサイドホテルに行くんだ」

両津「そこで何があるんですか？」

部長「わしにも分からんがどうやら鬱な事が起きるらしい」

両津「わかりましたよ　まったく人使いの荒い・・・」

部長「鬱フラグを壊せなかったらクビだからな」ﾎﾟﾝ

両津「せ、殺生な・・・」

麗子「両ちゃん、頑張ってね！」

～スターサイドホテル～

両津「うむ、ここか・・・」

両津「全員死んだような目をしてるな・・・まったく嘆かわしいことだ」

黒服「ククク・・・ようこそスターサイドホテルへ・・・！」

～中略～

黒服「では第一陣・・・　先にギャンブルへ参加する12人を希望する方は・・・　挙手を・・・！」

両津「なにっ　ギャンブルだと！そうか、つまりここでのギャンブルに参加者が負けてしまうことが欝なんだな！」

両津「ギャンブルならわしの出番だ　全員救ってあげよう」ﾜﾊﾊ

両津「はいっ！私（わたくし）が一番に参加します！」ﾋﾞｼｯ

黒服「では第一陣が決まりました・・・　ゼッケンを付け、番号順に行進してください」


黒服「それでは各自　ゼッケンの部屋に入ること」

カイジ（うっ・・・！）

それは部屋と言うより・・・棺・・・！

カイジ（おいおい、どうなってんだ・・・！）

両津「ほうほう、ここに入ればいいんだな・・・　まったく最近のギャンブルは変わってるぜ」

カイジ（あいつはバカだ）

～～～
黒服「それでは・・・放たれよっ・・・！　勇者達の道・・・！」

黒服「Brave men roadへ・・・！」

ﾜｰﾜｰ

カイジ「なっ・・・！」

カイジ（なんてことっ・・・！こいつら・・・こいつら・・・）

カイジ（賭けていやがる・・・！）

カイジ（馬・・・！オレたちは馬・・・！これは人間競馬っ・・・！）

観客「は・し・れ！は・し・れ！」

カイジ「く・・・！」

動き出せない・・・　皆・・・面を喰らい　動き出せない・・・・！
ただ一人以外は・・・！

両津「なにっ　この橋を渡るだけで金をくれるのか！」

両津「うおおわしが独り占めだ！鬱フラグなんて知るか！どけぇ！」

石田「ひっ！」

両津「うおおおお！」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

佐藤「鉄骨の上を走ってやがる・・・」

両津「わはははわしが一番乗りだ！」

ｺﾞﾝ　ﾍﾞﾁｬ

両津「うおお！いてぇ！なんだこれは　トマトか！？」

観客「おいおい俺は9番に賭けてるんだからよ～！ゴリラが金貰っても使えね～だろ！」

ﾜﾊﾊ

両津「いい度胸してるぜお前・・・」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

両津「死ね！お前みたいなやつは日本の癌だ！今この場で殺してやる！」ｶﾁｬ

ﾄﾞﾝ！ﾄﾞﾝ！ﾄﾞﾝ！

観客「ひぃぃぃ！！実銃だぁぁぁ！！」

利根川「おいっ　あいつを止めろ！」

両津「くそっ　弾が切れた！」

両津「しかしわしのしつこさは蛇以上だ！」ﾀｯ

佐藤「お、おい　あいつ、飛び降りたぞ！」

ﾄﾞﾝ！

両津「さぁて・・・　出てきやがれ！バブルから時間が止まったような格好しやがって・・・」

観客「ひ、ひぃいいいい！オ、オレが悪かった！勘弁してくれ！」

両津「だめだこのやろう！！」ﾎﾞｶﾄﾞｺｽｶ

観客「ぎゃあああああああ！！」

佐藤「今の見たか！？ここから飛び降りても怪我ひとつないぞ！この橋は思ったより低いんだ！」

佐藤「いける、この橋は渡れるぞ！」

カイジ（あいつとは漫画のジャンルが違うからじゃないのか・・・？）

両津「・・・ってしまった！勢いで橋から落ちてしまった！」

観客「・・・」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

両津「うおお今復帰するぞおおお」

カイジ「・・・あの壁、ほとんど垂直なんだがどうやって登ってるんだ・・・」

両津「ゴール！わしが一番乗りだ！」

佐原「え・・・？」

石田「ん・・・？」

両津「」

両津「き、きさまら！わしが悪者を成敗している間に！卑怯だぞ！」

佐原「というか落ちた時点で失格だし・・・」

黒服「ご苦労様でした・・・　それではさっそくレースの入賞者の方にお約束のものをお渡しします」

黒服「権利者の方　前へ・・・」

両津「ちくしょう・・・　わしの前で賞金の受け渡しをやるとは・・・」

黒服「おめでとうございます」

佐原「なんだよっ・・・これっ・・・！？」

黒服「2千万及び1千万チケットでございます」

佐原「ばか野郎っ・・・！　ふざけるなっ・・・！」

両津「プ・・・プププ・・・」

両津「ﾜﾊﾊ　欲張った罰だ　まったく強欲なやつは困るね」