セシリア「それはなんですの?」
ラウラ「バラエティ番組の企画だな。シャルロット、一緒に観たのを覚えてないか?」
シャル「うん、覚えてるよ。あの辛そうな番組だよね?」
ラウラ「うむ。前半は割と出演者も楽しそうなのだが、後半は……」
セシリア「後半は……?」
ラウラ「まさに地獄だ」
セシリア「地獄……ですか」
鈴「それをあたしらがこれからやるってわけね」
『そういうことだ』
ラウラ「この声は……」
シャル「織斑先生だよね?」
『さっそくルール説明を行うぞ』
『ルールは本家の帰れま10とだいたい一緒だ』
鈴「だいたい、ということは異なる点もあるというわけね」
『ああ。それは料理はお前ら自身が作るという点だ』
セシリア「あら、楽しそうですわね」
シャル「……」
ラウラ「……」
鈴「……」
『作った料理は一夏のいる部屋……そうだな、一夏ルームとでも言おうか。そこに運んでもらう』
セシリア「一夏さんルーム……ひ、卑猥な響きがしますわね」
鈴「あんただけよ」
シャル「運んでいってどうするんですか?」
『一夏に食べてもらえ』
ラウラ「そ、それはつまり……」
『ふ……そういうことだ。しかも二人きりで、だ』
鈴「二人きり……」
セシリア「俄然やる気が出てきましたわ!!」
『わかっているとは思うが、一夏ルームにいけるのはランクインしている料理を当てた者だけだからな』
シャル「やっぱりそうなんだ……フランス料理がランクインしてるといいなぁ」
ラウラ「シャルロットはなんでも作れるではないか。教官、外した場合はどうなるんです?」
『特に罰はない。外した料理を作って食べる、それだけだ。もちろん、食べるのは一夏ではなくお前らだからな』
セシリア「罰はないんですか。幸運ですわね」
シャル「……」
ラウラ「……」
鈴「……」
『では、一品目からスタートだ』
一夏ルーム
一夏「はぁ……千冬姉もいくら暇だからって、こんなしょうもない企画を思いつかなくてもいいのに」
一夏「それにしても……」
1カレー
2焼き肉
3シチュー
4ビーフシチュー
5味噌ラーメン
6鶏の唐揚げ
7イカ刺し
8タコ刺し
9サンドイッチ
10親子丼
一夏「我ながら庶民的なランキングだな」
一夏「あいつら大丈夫かな?当てられるといいけど……」
シャル「あ、メニューリストがあるよ」
鈴「良かった~。いくら幼なじみとはいえ、候補なしで当てるのは厳しいもん」
ラウラ「料理の数は50といったところか」
シャル「結構多いね……」
鈴「ま、無いよりはマシよ」
セシリア「みなさん、一番手は誰がいきますか?」
鈴「とりあえずセシリア、あんたはラストね」
セシリア「え?どうしてですの?」
鈴「意識が正常なうちに一夏ルームへ行きたいからよ」
セシリア「シャルロットさん、どういう意味ですの?」
シャル「う、う~ん、僕にはわからないよ」
ラウラ「簡単にいえば、セシリアの料理はマズ―――」
シャル「わー!!!い、一番は鈴、お願い!!」
鈴「お、オッケー!!当てるわよ~!」
鈴「一品目は>>24よ!」
酢豚でもええんやで
酢豚
鈴「酢豚よ!」
セシリア「鈴さんの得意料理ですわね!」
シャル「これは絶対入ってるよ!」
ラウラ「置きにいったな?」
鈴「ふふん、まあね~」
『酢豚の順位は……第……』
鈴「……」ゴクリ
『ランク外!!』
鈴「!!!」
シャル「ラ、ランク外!?」
セシリア「一体どういうことですの!?」
ラウラ「教官、ランク外とは?」
『ああ、そのメニューリストはだな、一夏が選んだ10品以外は私が選んだのだ。だから順位などない』
ラウラ「つまり、酢豚は外れだと」
『そういうことだ』
鈴「ランク外……酢豚がランク外……」
シャル「鈴……」
セシリア「鈴さん……」
鈴「なんかもう……嫌になるわね……はは、なんか笑えてきた」
ラウラ「鈴」
鈴「なによ」
ラウラ「私はお前の酢豚が大好きだぞ。早く作ってこい」チンチン
シャル「行儀悪いよラウラ!」
ラウラ「すーぶーたー」チンチン
鈴「……わかったわよ、作ってくればいいんでしょ!!」
ラウラ「うむ、美味い」
セシリア「本当ですわね」
シャル「ねえ鈴、僕にもレシピを教えてよ!」
鈴「だーめ。あんたに教えたらあたしより美味く作っちゃうだろうし」
シャル「えー、鈴のけち!」
ラウラ「これがランク外とはな。嫁は馬鹿舌なのか?」
セシリア「まったくですわ」
鈴「……ありがとね」
『青春だな』
『さあ、次は誰だ?』
ラウラ「私がいこう。シャルロット、かまわないか?」
シャル「うん、いいよ」
セシリア「わたくしにはきいてくれませんのね……」
『では、選んでもらおうか』
ラウラ「2品目は>>41だ!!」
箒
ラウラ「2品目は……」
箒「ちょっと待ったあああああああああ!」
シャル「ふぇっ!?」
セシリア「きゃっ!?」
鈴「な、何事よ!?」
箒「2品目は……私が……選ぶ!」
ラウラ「む、箒ではないか」
鈴「そういえば、いなかったわね。なにしてたの?」
箒「……今日のことが楽しみすぎて眠れなくてな」
シャル「つまり、寝坊?」
箒「あ、ああ。遅れてすまなかった」
セシリア「それは構いませんけど、箒さんはわたくしの後にまわってもらいますわ。遅刻したのですから」
箒「そうだな、そうしよう」
シャル(箒……)
鈴(セシリアが当てることを願ってなさい……)
もうキャラ追加は勘弁してください
2品目>>50
のほほんさん
再安価>>54
のほほん
再安価>>60
のほほんさん
再安価>>66
人物だった場合、安価したでいいんじゃないかな(チラッ)
安価なら糸ミミズバーガー
ラウラ「糸ミミズバーガーでいこうと思う」
シャル「え……」
セシリア「糸ミミズバーガー……ですの?」
鈴「嘘でしょ……?」
『ボーデヴィッヒ、お前正気か?』
シャル「たまらず織斑先生がツッコミをいれた!」
セシリア「まあ、リストに糸ミミズバーガーをいれたのは他ならぬ織斑先生……なんですわよね?」
鈴「あの反応からしてそうでしょ」
ラウラ「では作りにいくとしよう」スタスタ
鈴「やる気満々じゃない!」
シャル「ラウラ!順位きくの忘れてるよ!」
セシリア「ランク外でしたわね」
鈴「まあ当然よね……」
ラウラ「むぅ、残念だ」
シャル「ね、ねえ、ランク外ってことは……」
ラウラ「私たちが糸ミミズバーガーを食べるんだな。よし、作ってこよう」
鈴「だからなんであんたは妙に乗り気なのよ!?」
ウジャウジャ
ラウラ「ほう、こいつらが糸ミミズか」
ラウラ「糸ミミズバーガーというくらいだから、こいつらが具となるのだろう」
ラウラ「熱々のフライパンに投入!」
ジュージュー
ラウラ「そしてパンで挟む!」
ラウラ「……ふむ、完成だな」
ラウラ「我ながら上出来だ」
一夏ルーム
一夏「オェ……」
一夏「調理過程をみてたら気持ち悪くなってきた……」
一夏「ラウラはどこか抜けてるんだよな。糸ミミズバーガーなんかランクインするわけないじゃないか」
一夏「でも、どこかの店のハンバーガーにはミミズが入ってるってきいたことあるな……」
一夏「……食欲もなくなってきた」
箒「オェ……」
シャル「ラウラ……これどうやって作ったの?」
ラウラ「焼いて挟んだ。それだけだ」
鈴「焼いて挟んだって……調味料とかは?」
ラウラ「使ってないな」
鈴「使いなさいよ!これじゃただのミミズパンじゃない!オェ……」
セシリア「これは……食べなければいけないのでしょうか?」
『……いや、廃棄して構わん。オェ……』
ラウラ「そんな勿体無いです、教官」
ラウラ「意外とイケたぞ」
鈴「あんた凄いわ……」
『気を取り直して、三人目にいこうか』
セシリア「シャルロットさんの番ですわね」
シャル「う、うん」
箒「私がヒントを出してやろうか?」
シャル「ううん、気持ちは嬉しいけど、自分で考えてみるね」
箒「そうか」
シャル「えっと、三品目は>>81にします!!」
馬のちんぽと睾丸
シャル「う、馬のチンポと睾丸ッ!!!」
『おい、誰かコイツを連れていけ』
箒「いや、いっそこの場で斬りきざんでやりましょう」
『頼む』
シャル「え?」
箒「覚悟!」
鈴「す、ストップストップ!!」
セシリア「箒さん、早まってはいけませんわ!」
ラウラ「シャルロットも、冗談がすぎるぞ?馬のチンポなんぞメニューリストにさえ入っていないではないか」
シャル「そ、そうだね、ごめん……」
再安価>>87
豚と馬の精液
リストを先に公開するのはまずかったんじゃね?
>>91
リストを公開すれば安価でも当たりハズレでバランスよく進むかなと思ったけど、甘かったみたいです
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