一夏「うおぉっ！」ﾄﾞﾝｶﾞﾗｼｬｰﾝ！

ラウラ「・・・ふんっ」

「きゃーーっ！」

一夏「・・・いててて」

箒「お、おい一夏！大丈夫か！？」

一夏「・・・ちっ」

ラウラ「」ｽﾀｽﾀｽﾀ

一夏「おい！待ちな！てめぇ！」

ラウラ「なんだ？」

一夏「初対面のよぉ、相手にいきなりビンタぶちかますとか」ﾌﾗ

一夏「一体どうゆう教育受けてきてんだコラァァァァッ！」

ラウラ「ふん、教育だと？一体誰に対して教育を受けると言うんだ？」

ラウラ「あいにく虫けらの扱いは教わってないんだ。悪いなこの便所虫が」

箒「い、一夏・・・」

一夏「・・・そうかい」

一夏「なら、悪かったなぁ、知らなかったんだもなぁ」

一夏「でもよ、日本にはこういう言葉があるんだ？知ってるか？」

一夏「一寸の虫にも五分の魂ってよぉ」ﾋﾞｷﾋﾞｷﾋﾞｷ

一夏「んなこと言われて我慢できるか！ああッ！」

一夏「内臓引きずりだしてハンマー投げでナチスの国まで送り返してやるぜぇぇッ！」ｸﾞｱ！

箒「一夏！」

「きゃぁぁぁぁぁっ！」

ラウラ「・・・ふん」

ｶﾞｷｨｨｨｨﾝｯ！


一夏「ッ！？」

千冬「・・・」

ラウラ「教官ッ！」ﾋﾞｼ

千冬「転校早々問題を起こすんじゃない、ボーディヴィッヒ」

ラウラ「ハッ！」ﾊﾞｯ

一夏「おい・・・おりむら先生よぉ」

千冬「・・・貴様も席に戻れ」

一夏「我慢しろってのか！？この状況を！？」

一夏「人に便所虫と呼ばれて！我慢しろって言うのかぁぁぁぁぁ！？」

千冬「そうだ、よくわかってるじゃないか、席につけ」

一夏「・・・」

一夏「はいはい、わかりましたよ」ﾁﾗ

ラウラ「ふん」

一夏「・・・なーんていうとでも思ったか！このクソチビがぁッ！」

一夏「俺がこの世で一番嫌いなことは対してかわいくもねぇ女に飯をおごること！」

一夏「ましてや虫けら扱いされた女にパンチ一発ご馳走様なんて死んでも納得できるかぁっ！ダボ！」ｽﾞｫｫｫｫｵｵｵｯ！


ﾊﾞｼｨｨｨｨｯ！

ラウラ「・・・まったくの単細胞だな貴様は、まるでわかりやすい」

一夏「・・・てめぇ」ｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞ

ラウラ「ハエが止まるようなパンチだ、箸があればつかんでやる所だったぞ？」

ラウラ「たしか昔の侍がそうやったんだったな？虫けら相手に？」

一夏「・・・くっくっく」

ラウラ「なにがおかしい？」

一夏「なに人の手をつかんで喜んでるんだよてめぇは？思春期真っ盛りのチェリーボーイかよ？」

ラウラ「見苦しいやつだ、かなわないと悟ったら今度は口先か？」

一夏「俺は左利きなんだよ！バカが！」

ラウラ「それがどうした？」

一夏「野球で言う所のサインプレイ！右でのストレートは相手へ送るコールサインだ！」

ラウラ「なに！？」

ﾊﾞｶｰｰｰｰﾝ！！！

「きゃぁぁぁぁぁっ！」

箒「・・・」ﾎﾟﾀﾎﾟﾀﾎﾟﾀ

ラウラ「ぐ、ぉぉぉぉぉぉおおおおおおっ！！！」ﾌﾗﾌﾗ

一夏「１ℓの水がたっぷり入った重さ４キロの花瓶だぁ！脳震盪じゃあすまねぇぞ！脳髄ぶちまけなあああッ！」

ラウラ「こ、殺してやるッ！」ﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸ

千冬「やめろといってるのがわからんのか貴様ら！」

ラウラ「教官・・・申し訳ありませんがわたしにもプライドと言うものがある」

ラウラ「ここまでされて黙って引き下がるほど、わ、わたしは・・・」ﾌﾗ

ラウラ「っ！？」

ﾄﾞｻﾝ！

ラウラ「」

千冬「ちっ！誰か医者を呼べ！」

山田「は、はいぃぃぃっ！」

～

ラウラ「・・・ぐっ」

ラウラ「・・・ここは、医務室か」

ラウラ「く、くそぉっ！あんなやつにわたしはっ！？」

ラウラ「このままでは済まさん！報いを受けさせてやる！」


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ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ

ﾄﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ

鈴「・・・ふぅ」

セシリア「今日はこの辺りでよさそうですわね」

「ちっ、ここにはいないか」

セシリア「あら？上のほうに何かいますわ・・・あの方は？」

ラウラ「・・・」

鈴「あいつって確か一夏に手を出して返り討ちにあったって転校生じゃない？なにしてんのかしらあんな所で？」

ラウラ「」ﾋﾟｸ

ラウラ「なんだ？下に何かいると思ったらゴミ虫が２匹」

ラウラ「訓練場とは言え清掃はちゃんと行き届かないとすぐに虫がわくからな」

鈴「あ？あんたなんか言った？」

ラウラ「ボランティアで清掃をしてやろうといったのだ」

ラウラ「こんな汚いところで今後練習はできないからな！」ｼﾞｬｷﾝ

セシリア「あらあら品のないことですわ」

セシリア「それにどうしてご自分の方が原因だとは思わないのかしら？」

鈴「気づかないんじゃないの？ほら、ワキガのやつって自分の臭いはわからないみたいだし」

鈴「あんたワキガぁ？」

鈴「ワキガにゃ虫がよってくるもんよ」ｸｽｸｽ

ラウラ「[ﾋﾟｰｰｰ]」ｼﾞｬ

ﾄﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ


～

山田「お、織斑先生！大変です！」

千冬「どうした？」

山田「く、訓練場で生徒達が暴れてます！」

千冬「なに？」

一夏「やらせときゃいいんじゃねーの？暴れたいやつは暴れりゃさ」

千冬「馬鹿か貴様は？一つ弟として忠告しておいてやる」

一夏「あん？」

ﾊﾞｼｬｱ

一夏「おぉぉぉおおおおおん！俺のトリッカーズにはちみつレモンがああああああああっ！」

一夏「て、てめぇっ！８万のブーツになにしやがる！」

千冬「少しは物を壊される痛みを知るんだな。あの花瓶は私の持ってきたお気に入りだった」

一夏「クソっ！こういう根に持つ女は嫌になるぜ！しかもそれが姉だなんてな！」

山田「せ、先生！はやくしてくださいぃぃぃ！」

千冬「しばらく」

～


鈴「ぜぇぜぇ」

ラウラ「ふん、口ほどにもない」

鈴「なにかおかしい、あいつに近づくと途端にうごけなくなる！」

鈴「なにをやってるのかはしらないけれど！」

鈴「やっかいなもんじゃないの」

鈴「動けなきゃボコボコにされても文句いえないって、そういう理屈なわけね」

ラウラ「なにをしようともこのＡＩＣからは逃れられん！絶対に！」

鈴「うるさいわね！絶対なんてものがこの世にあるわけないでしょ！」

ラウラ「なら言い変えてやろう、お前は地面に這い蹲る・・・１００％だ！」

鈴「・・・お前はムカツクやつだ」」

鈴「絶対にぃぃぃぃぃぃぃぃいいいいッ！ヴチ[ﾋﾟｰｰｰ]っ！」