ほむら「今日こそはまどかと…」(92)
放課後
ほむら「…」
ほむら「…っ」
まどか「ほむらちゃーん帰ろー」
ほむら「え、ええ」
まどか「でも教室も涼しいからあまり帰りたくないね」
ほむら「…あの、まどか」
まどか「なに?」
ほむら「…………その」
まどか「あ、何か悩み事? わたしで良かったら相談に乗るよ」
ほむら「そういうわけでは…ないのだけれど」ファサッ
まどか「もしかして…おトイレ? それならすぐ…」
ほむら「…違うわ」
まどか「?」
ほむら「…その、これから、もし良かったら――
さやか「まーーどか!」ダキッ
まどか「きゃぁ! さ、さやかちゃん…びっくりさせないでよー」
さやか「へへー悪い悪い! イチャイチャ中邪魔しちゃってごめんねー」
まどか「もう、さやかちゃんたら」
ほむら (…ばか)
まどか「そうだ、さっきほむらちゃん何か言いかけてなかった?」
ほむら「…」キッ
さやか「えっ怖っ」
ほむら「ごめんなさい何でもないわ、帰りましょう」
まどか「…?」
さやか「あ、ねーねーみんなでどっか行かない? 明日何にもないし」
まどか「…いいけどさやかちゃん、ちょっと暑いな」
さやか「おうごめんごめん」パッ
ほむら (…全く)
仁美「あら、みなさんここにいましたのね」
さやか「仁美ー、今日暇? これからどっか行かない?」
仁美「これから…はい、ぜひ…」ハッ
仁美 (ほむらさんとまどかさん…この組み合わせは)
仁美「…」
仁美「…さやかさん、酷いですわ!」
さやか「へ?」
仁美「私との大・切な約束を忘れるだなんて…悲しいですわ…」
さやか「ちょちょ待って仁美、約s「言い訳はたーっぷり聞かせてもらいますからー!」グイー
さやか「訳が分からないよー!」
ガラガラ ピシャンッ
まどか「えぇー…」
ほむら (仁美…)
ほむら (ありがとう)
ほむら「…まどか、この後に用事等はないかしら」
まどか「大丈夫だよ」
ほむら「まどかさえ良かったら…どこか、行きましょう」
まどか「! うん!」ニコッ
ほむら「――!」
ほむら「…///」フイッ
――
さやか「…なるほどねぇ」
仁美「乙女ですわねー」
まどか「早く行こほむらちゃん!」
ほむら「ええ」
まどか「あ、でもさやかちゃん達はいいのかな?」
ほむら「…そっとしておいたほうがいいのかも」
まどか「そっか、大切な約束って言ってたから、二人きりの方がいいよねきっと」
ほむら (そうだわ二人きり…これから二人きりで…)
ほむら (仁美ありがとう、ついでにさやかも…)
さやか「よく気付いたねぇ仁美さん」
仁美「ほむらさんはまどかさんをとっても大切にしてらっしゃいますから」
さやか「でもちょーっと過保護すぎない?」
仁美「そこもいい所ですわ」
さやか「よし、ほむらに応援メールでも送ってあげるか」
仁美「ところでさやかさん、今日はお暇ということですがお茶でもしませんか?」
さやか「いいね、今日は仁美も暇なの?」
仁美「今日も予定があったのですが、運よく無くなりましたの」
さやか「よーし行きますかぁ! いつものカフェでいいかな」
仁美「オッケー、ですわ」ニコ
まどか「暑いねー…」
ほむら「そうね、早く涼しい所に行きたいわ」
まどか「ほむらちゃんは行きたい場所とかある?」
ほむら「全く考えてなかったわ…とりあえず涼しくて座れる所ね」
まどか「んー、じゃあこの前できたカフェとかどう?」
ほむら「決定ね」
ほむら「うどんはダシが命」
マミ「はい!」
ほむら「もっと胸でうどんを練りなさい!」
まどか「くっ」
ほむら「大丈夫!これを使って!」
マミ「ココハワタシニマカセテクダサーイ」
まどか「パンツがぶって、パワーアップグレード!」
ほむら「さあ!ラーメンを排水溝に流して!」
まどか「~♪」
ほむら「ご機嫌そうね、まどか」
まどか「ほむらちゃんが誘ってくれたんだもん、なんだか嬉しくなっちゃって」
ほむら「ほ、本当…?」
ほむら (嬉しいわ…)
まどか「うん、それに何だか新鮮だなって」
ほむら「…確かに初めてだものね」
まどか「あ、そろそろ到着かな」
ほむら「意外と近いのね」
ブーッブーッ
ほむら (…メール?)
inカフェ
まどか「ちょっとおトイレいってくるね」
ほむら「いってらっしゃい」
ほむら (そういえばさっきメールが…誰かしら)
美樹さやか
Sub
―――――――――――――――――
襲うなよ☆
-END-
―――――――――――――――――
ほむら「…………」
ほむら「…全く」
ほむら (私は別にそういう感情は…ただ好きなだけで…そうよ、健全な感情しかない)
でも一回くらいぎゅーってしてみたいわ…やっぱりダメ、自然にできそうにないわ
なんでさやかはあんな普通にハグができるのよ羨ましい…もしかしたらまどか達は
あの行いに慣れてる…?となると私にもチャンスが…って)
ほむら「はぁ…何を考えているのかしら」
まどか「ただいまー」
ほむら「お帰り」
まどか「よかった、まだ来てなくて」
ほむら「ふふ、もうすぐよ」
まどか「あ、ほむらちゃん笑った」クスッ
ほむら「そんなに珍しいかしら…」
まどか「ほむらちゃんは美人さんなんだからもっと笑ったほうがいいよ」
ほむら「美人…えっ?」
まどか「知ってる? ほむらちゃんって結構人気あるんだよ」
ほむら「すごくどうでもいいわね」
まどか「えー? わたし憧れちゃうな」
ほむら「むしろまどかの方こそ人気があると思うわ」
まどか「わたしなんて…全然だよ」
ほむら「その奥ゆかしさが可愛くて好きよ」
まどか「…………え、え///」
ほむら「」ハッ
ほむら「…そ、そ、そういう意味じゃなくて、あああの、その///」
まどか「そ、そうだよね、で、でもちょっと恥ずかしいかな…///」
ほむら (何言ってるのよ私!)
店員 (何故か近寄れない)
ほむら「ごちそうさまでした」
まどか「美味しかったね!」
ほむら「この紅茶も中々美味しいわ」
まどか「何だかマミさんのお家にいるみたい…」
ほむら「マミ、杏子も元気にしてるかしら」
まどか「あの二人もなんだかんだで仲いいよね」
ほむら「まあ元々が元々だし当然かもね」
まどか「元々?」
ほむら「マミから聞いた話だけど…どうやら杏子はマミに一目惚れをしたそうよ」
まどか「あの杏子ちゃんが…?」
ほむら「詳しい事は知らないけど…おそらく魔法少女絡みだと思うわ」
まどか「何だか素敵だね」
ほむら「でもこれは秘密にしておいてね、あの子照れ屋だから何されるか」
まどか「あはは…」
ほむら「ここの気温はちょうどいいわね」
まどか「ずっとここにいたくなっちゃうね」
ほむら「このクッションは昼寝にちょうどいい気がするわ」
まどか「ほむらちゃんもお昼寝するんだー」
ほむら「時々白いのに妨害されるけど」
まどか「キュゥべえって時々タイミング悪いよね」
ほむら「!? 何かされたの!?」
まどか「されてはないけど、朝の着替えの時とかに…///」
ほむら (50…いや100くらいは葬っておくべきかしら…)
まどか「次はどこに行こっか」
ほむら「まだ時間は大丈夫?」
まどか「19時くらいまでなら平気だよ」
ほむら「それじゃあ、ちょっとお買いものに付き合ってもらってもいいかしら」
まどか「うん、いいよ」
まどか「そうだ、ほむらちゃん何買うの?」
ほむら「食材とかエイミーの餌とかよ」
まどか「えっ、あの子飼い始めたの?」
ほむら「どうにも世話してたら懐いてしまって…一人暮らしだしね」
まどか「いいなーわたしも猫ちゃん欲しいなぁ」
ほむら「まどかは猫が大好きだものね」
まどか「ぎゅーってしてあげたくなるよね」
ほむら (私もそうしたいわ)
まどか「ねね、見に行ってもいいかな」
ほむら「いいけど…大丈夫?」
まどか「連絡入れれば大丈夫だよきっと」
ほむら (…って)
ほむら (まどかが家に来るってことは…二人っきり…!?)
ほむら「そ、そう…ならオッケーね」
まどか「やった!」
ほむら (平常心…平常心)
わっふるわっふる
スーパー
ほむら「鶏肉、人参、リンゴ、もやし…あとは餌ね」
まどか「いつも大変だね」
ほむら「慣れれば大したことはないわ」
まどか「ほむらちゃんはすごいなぁ…」
ほむら「でも最初は失敗ばっかりだったわ」
まどか「何だか想像しにくいな」
ほむら「ふふ…あ、ここだわ」
まどか「餌って結構たくさんあるんだね」
ほむら「悪かったわね、付き合ってもらっちゃって」
まどか「ううんいっぱいお話できて楽しかったよ」
ほむら「雑貨屋とかそういう所に行くべきだったかしら」
まどか「あ、じゃあ今度行かない?」
ほむら「今度…ふふっ、是非行きたいわ」
まどか「わたし新しいぬいぐるみが欲しいなー」
ほむら (また今度もまどかと一緒に行けるのね…)
まどか「荷物重くない?」
ほむら「大丈夫よ、ありがとう」
まどか「でも…」
ほむら「さすがにまどかに持たせるのは悪いわ」
まどか「じゃ、じゃあ半分持つよ!」
ほむら「優しいのね…じゃあお言葉に甘えさせていただくね」
まどか「うん!」
inほむら家
まどか「お邪魔しまーす」
ほむら「ふふ、私しかいないのに」
まどか「あ…い、一応ね、えへへ」
ほむら「…かわいいわ」ボソッ
まどか「え、だ、だからそんなことないってば…」カァァ
エイミー「」トテトテ
まどか「あ、エイミー! 久しぶりー」
エイミー「ニャー」
ほむら「ゆっくりしてて」
まどか「よしよし」ナデナデ
エイミー「」ゴロゴロ
まどか「ウェヒヒヒ」
ほむら「ふふっ」
ほむら (まどかも…エイミーも最初は運命的な出会いだったよね)
ほむら (私達の出会いも…運命と言えるのかしら)
エイミー「ニャー」
まどか「あ…ほむらちゃんのとこにいっちゃった」
ほむら「おなかが空いたのね」
まどか「人懐っこい子だよね、エイミーって」
ほむら「元はまどかが助けた命だし、まどかに懐くのは当たり前かもしれないわ」
まどか「そ、そうなのかな?」
ほむら「ええ」
ちょっと落ちます
∧_∧
( ゚ω゚ ) 保守は任せろー
バリバリC□l丶l丶
/ ( ) やめて!
(ノ ̄と、 i
しーJ
ほしゅ
HOSHU
,.へ
___ ム i
「 ヒ_i〉 ゝ 〈
ト ノ iニ(()
i { ____ | ヽ
i i /__, , ‐-\ i }
| i /(●) ( ● )\ {、 λ
ト-┤. / (__人__) \ ,ノ  ̄ ,!
i ゝ、_ | ´ ̄` | ,. '´ハ ,!
. ヽ、 `` 、,__\ /" \ ヽ/
\ノ ノ ハ ̄r/:::r―--―/::7 ノ /
ヽ. ヽ::〈; . '::. :' |::/ / ,. "
`ー 、 \ヽ::. ;:::|/ r'"
/ ̄二二二二二二二二二二二二二二二二ヽ
\_二二二二二二二二二二二二二二二二ノ
ーd8
ありがとうございます
再開します
まどか「すっかり遅くなっちゃった」
ほむら「送っていくわよ」
まどか「ありがと、でも大丈夫、パパが迎えに来てくれるから」
ほむら「あら、それなら安心ね」
まどか「でも一応着いてきてもらえるかな?」
ほむら「いいわよ」
まどか「夜だと結構涼しいね」
ほむら「風が気持ちいいわ…」
まどか「…ねぇ、ほむらちゃん?」
ほむら「なぁに」
まどか「色々、その、ありがとね」
ほむら「どうしたのいきなり」
まどか「うーん…何となく、えへへっ」
ほむら「まどか…」ギュッ
まどか「ほむらちゃ――
inほむら家
パタン
ほむら「…///」
ほむら「…」ボフ
ほむら「~~!!」バタバタ
QB「やぁほむら、何をしているんだい」
ほむら「な、何よ! 何もしてないわよ!」
QB「そういえば少し気になることがあるんだが…」
ほむら「…言ってごらんなさい」
QB「さっきまどかとは何をしていたんだい?」
ほむら「…エイミー、やってしまいなさい」
エイミー「フシャー」
QB「わ、訳が分からないよ!」
おわり
なん・・・だと
終わりです
しえんありがとございましたー
まどほむ増えるといいな
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません