P「エッチまでしたのにふざけるなよ!!」(265)

P「別れたいってどういう意味だよ!!」

春香「……もう私たちは終わりです」

P「俺はまだ諦めきれないよ!!」

春香「……」

P「おい。黙ってないでなんとか言えよ!!」

春香「プロデューサーさんには関係ないですよ」

P「!?」

春香「プロデューサーさんはわたしのまんこの毒で死にます」
P「そんな…なんで…」

春香「口出ししてこないでください」

P「あん?」

春香「私がどこの男の人と寝ようと勝手じゃないですか」

P「春香!!」

春香「殴るんですか? なら好きなだけ叩けばいいじゃないですか!!」

P「くっ……」

これで春香はしんでしまうわけだ

夜9時の刑事ドラマみたいになるんだよ


P「春香、おまえは最低だ」

春香「若いうちに遊んでおかないと人生つまらないじゃないですか」

P「でもな……俺はおまえの将来が心配なんだ」

春香「私の同級生だって色んな男の人と寝てるんですよ?」

P「……そうだとしても。そういうのは良くないよ」

春香「まるで私の両親みたいなこと言うんですね」

P「……」

春香「とにかくあまり話しかけてこないでくださいね?
    仕事ならいつも通り頑張りますから」


P「どうしてだよ……どうしてこんなことになったんだ……?」


俺は床に両手をついて涙を流した。

誰よりも優しくて思いやりのある春香。
あの少女はもういない。

春香は、同級生たちにたぶらかされて悪い女の子になっちまった。
いわゆる不良少女だよ。

どうしたら春香を正常に戻せるんだ?

分からない。駄目なプロデューサーの俺には分からない。


P「ぶおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」


俺は声にならない叫び声をあげた。

┌┴┐┌┴┐┌┴┐ -┼-  ̄Tフ ̄Tフ __ / /
  _ノ   _ノ   _ノ ヽ/|    ノ    ノ       。。

       /\___/ヽ
    /ノヽ       ヽ、
    / ⌒''ヽ,,,)ii(,,,r'''''' :::ヘ
    | ン(○),ン <、(○)<::|  |`ヽ、
    |  `⌒,,ノ(、_, )ヽ⌒´ ::l  |::::ヽl  
.   ヽ ヽ il´トェェェイ`li r ;/  .|:::::i |
   /ヽ  !l |,r-r-| l!   /ヽ  |:::::l |
  /  |^|ヽ、 `ニニ´一/|^|`,r-|:「 ̄

  /   | .|           | .| ,U(ニ 、)ヽ
 /    | .|           | .|人(_(ニ、ノノ



いおりんへ


最近竜宮のお仕事大変そうだよね→♪

会える機会がへちゃったからお手紙書いちゃっった♪
あえてメールじゃなくて手紙なとこが良いでしょ→?

んで相談なんだけどさ→、最近兄ちゃんが落ち込んでんだよねー。

聴いた話によるとはるるんに振られたらしいYO?

びっくりだよね!?


兄ちゃんがかわいそうだから慰めてあげようと思うんだぁ!!
よかったらいおりんも協力してよ

                            真美より☆

春香「まんこかゆいよ~あはははは!」



真美「にーちゃん♪」ダキッ

P「すまん、今ちょっと落ち込んでるからあとにしてくれ」

真美「なんか嫌なことでもあったのぉ?」

P「最近の女子高生の性の乱れについてな」

貴音「まあ、そんなことで悩んでいたのですか」

P「最悪だよ。俺は何を信じて生きたらいいんだ?」

真美「何言ってんの~。兄ちゃん暗いYO?」

貴音「伊織からも何か言ってあげてください」

伊織「え? そ、そうねえ……」

伊織(春香に社長と寝るように誘ったのあたしなんだけど……
    ばれたら殺されるかしら?)


貴音「それは知られたらまずいですね」

伊織「でしょう? ってなんで知ってんのよ」

貴音「心の中を覗き込みました」

伊織「ちょ……絶対秘密にしなさいよ!?」

貴音「分かっております。大事にしたくありませんから」


P「ん? おまえらコソコソ何話してんだ?」

貴音「いえ、なんでもありません」

P「そっか。それよりさ。俺、この仕事辞めるかもしれない」

伊織「!?」

真美「!?」

やよい「!?」

律子「!?」


律子「早まってはいけませんよ!!」

P「分かってる。だけど、もう駄目かもしれない」

伊織「あんたが辞めたら、あたしも辞めるわ!!」

真美「真美もだYO!!」

やよい「私もです!!」

社長「ワシもだ!!」

美希「美希もなの!!」

千早「私もです!!」

北斗「チャオ☆」


P「待ってくれ。今、変な奴いたよな?」

伊織「き、気のせいよ!!」

貴音「じ、実に面妖な空耳です!!」

P「そうか? 疲れてるからかな」

小鳥「プロデューサーさんは女の子に絶望しちゃったんですね?」

P「はい。もう生きてるのが嫌になりました」

美希「ハニーには美希がいるから問題ないよね? 元気出してなの」

P「美希。おまえはこんな駄目な俺を慰めてくれるのか?」

美希「当然なの!! だって美希はハニーのこと……好きだから///」

真美「……」イラッ

千早「……」イラッ

伊織「美希、あっちで真が呼んでるわよ?」



あのあと美希は粛清されたらしい。

フルボッコにされた美希の断末魔の叫びが聞こえた。

なんて事務所だ……。

俺はもう辞めた方がいいのかもしれない。


春香から送られたメールを見る。

  『仕事上必要な会話以外したくありませんから。
   携帯でもできるだけ連絡してこないで下さいね?』

美希から送られたメールを見る。

   『美希のこと、一生覚えててね』


「うおあああああああああああああああああああ!!」

俺は声にならない叫びをあげた。


春香はビッチだったんだ。

あいつは俺の純情を踏みにじったんだ!!


P(この世に救いはないのか?)


アイドルたちの顔を思い浮かべる。


俺と同じように純情無垢だった美希は粛清された……。

真や伊織は何を考えてるか分からない。

真美は可愛いけど、手を出したら犯罪だ……。

千早は72だ……。


P(くそっ……どうしたらいい?)


諦めたら試合終了だ!!

まだ他にもアイドルはいるじゃないか!!


P「そうだ。雪歩だ!!」


萩原雪歩。別名ゆりしー。

あの娘は男性恐怖症だ。しかも内気な性格。


なら、浮気の心配もないじゃないか。


「うほほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおいい!!」


俺は歓喜の声を上げたのだった。



P「雪歩……。最近はレッスン頑張ってるじゃないか」

雪歩「はい。プロデューサーに褒めてもらいたくて
    頑張っちゃいました///」

P「そっ、そうか。偉いぞ。雪歩は良い子だなぁ」ナデナデ

雪歩「えへへ///」

P(やっぱりこの子は素直だ。俺は雪歩を選ぶことにしよう)

雪歩「……」ニコニコ


真美「にーちゃんったら最近ゆきぴょんのことばっか見てる~」

P「そ、そうかな?」

伊織「いっつも雪歩と視線合わせてニヤニヤしてるじゃない?」

P「やっぱりばれてたか///」

亜美「にーちゃんは節操がなさすぎるよ→」

P「う、うるさい/// 好きなんだからしょうがないだろ。
  おかげ様で仕事は勤まってるしな///」



真美(真美のことも見てくれないとつまんないよ……)

伊織(次の粛清対象が決まったわね)


P「雪歩。良かったら休日一緒に会わないか?」

雪歩「ごめんなさいですぅ。
    その日は家族と出かける予定があって……」

P「そっか。残念だけどしょうがないな」

雪歩「本当にごめんなさい。また今度誘ってくださいです」

P「おう」


雪歩の言っていたことが嘘だと分かったのはその数日後だ。

何気ない顔で廊下を歩いてると、携帯で電話してる雪歩の姿が。

俺はつい立ち止まって聞き耳を立ててしまった。



雪歩「聞いてくださいよ春香ちゃん。プロデューサーったら、
    私がちょっと色目つかっただけで簡単に落ちそうになるんですよ?」

春香『あのプロデューサーはバカだからしょうがないよ』

雪歩「しかも同年代の女の人と付き合ったことないそうですよ。
    これだから童貞野郎は困りますぅ」

春香「童貞じゃないってwwwあれでも私とエッチしたことあるからwww」

雪歩「あっそうでしたね。あはははwww あくまでお仕事上の
    付き合いなのに、勝手に勘違いしてくれるから笑っちゃいますぅw」



P「」


自殺用のロープってどこで買える?



(死んじゃ駄目だよ兄ちゃん)


テレパシーを……感じた。

そうだ。まだ死ねない。

こんなことで死んでどうする。



俺は事務所に飛び込んでソファに寝転る。

そして泣くに泣いた。

男泣きだ。

音無さんが奇異な目で見てくるにも関わらず声を上げて泣いた。



「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」


春香「ねえwwwwさっきからPの叫び声が聞こえない?」

雪歩「なんか事務所で泣いてるみたいですよwww
    もしかしたら私たちの会話に気づいたのかもwww」

春香「なにそれwww最高に笑えるんだけどwww」

雪歩「あとで写メ撮って送ってあげますぅwwww」

春香「いいねそれwwwネットで晒しちゃおっかwwww」

雪歩「そしたらPが余計泣いちゃいますねwwwww」



その会話は、事務所の中まで筒抜けだった。


P「うおおおおあああああああああああああ!!」


真美(兄ちゃんには真美がついてるから安心して)

伊織(どうやら粛清の必要はなかったようね)


小鳥「Pさん、そろそろ泣き止んでください」

P「ひっ……うぐっ……はっ……えぐっ……」

伊織「あんたwww泣き方キモいわよwww」

P「だって……裏切られたんだもん……うっ……ひぐっ……」

真美「真美たちは兄ちゃんを裏切らないよ?」

P「ほっ……本当に?」

貴音「春香や雪歩のことは諦めたほうがよろしいかと。
    もはや再起不能な状態まで堕ちてしまいました」

P「うっ……うん。ぐすっ……わ……分かった」

貴音「かわいそうなあなた様……。どうか泣き止んでください」

P「抱っこして」

貴音「は?」

P「さみしいんだ。頼む。誰か抱きしめてくれ」

伊織「し、しかたないわねぇ。
    あたしがしてあげるからこっち来なさいよ?」


伊織にギュッてされた。

暖かい。

俺も伊織も顔が真っ赤だ。


伊織「……何か言いなさいよ」

P「……ごめん。言葉が出てこないんだ」


真美(コメントしづらいYO)

貴音(なんと面妖な……)

小鳥(幼児退行現象でしょうか?)


雪歩「ちょwwww見てくださいよwwwPが伊織ちゃんに甘えてますwww」

春香「ないくらなんでもキモすぎでしょwwwww警察に通報したらwww?」


美希「雪歩、さっきから誰と話してるの?」

雪歩「え? 美希ちゃん、いつからそこに? 
    粛清されて入院したと思ってましたけど……?」

美希「退院したの。それより誰と話してるの?」

雪歩「春香ちゃんですよ。なにか問題でもあります?」

美希「ハニーの悪口が聞こえたから気になったの」

雪歩「ぷっ……」

美希「……?」

雪歩「ハニーとか言い方がすでにキモイです……ぷっ……くくっ……」

美希「は?」

雪歩「中学生のくせに大人に色目使うなですぅ。
    ちょっと発育が良いからって調子に乗りすぎですよ?
    アイドルよりキャバ嬢のが向いてるんじゃないですかぁ?」


美希「あなた、本当に雪歩だよね?」

雪歩「これが私の素ですが何か? 今どき男性恐怖症の
    女子高生なんていると思いましたか?
    美希ちゃんもP並のおバカさんなんですか?」

美希「社長に言ってやるの。雪歩はとんでもないビッチって」

雪歩「やってみろですぅ。言っておきますけど、
    社長なら春香ちゃんの愛人ですよ。知ってましたか?」

美希「嘘なの……。そんなの信じられないの」


真「おい雪歩。美希を苛めてやるなよ」

雪歩「でも美希ちゃんをからかうと面白んだもん……ぷっ……くすくす」

美希「……真君からも何か言ってほしいの。
    ハニーは雪歩たちに騙されてたの」

真「……」

美希「真君?」

真「騙される方が悪いんじゃないかな?」

美希「え?」

真「今どきwwwww純情な女子高生なんているわけないだろwww
   ましてアイドルが清純なんて有りえないしwwwww」

雪歩「ほんとだよねwwwファンのみんなも私の笑顔に
    騙されてくれるから笑いが止まらないよwww」


美希「お客さんは大切にしないとダメだってハニーが言ってたよ?」

真「客とかwwwwwキモヲタばっかじゃんwww」

雪歩「しかも冴えない男ばっかりだよねwww
    みんな独身っぽいから困るよねwwww」

真「奥さんがいたら僕たちのライブに来れるわけないじゃんwww」

雪歩「握手する時とかマジ最悪ですぅwww
    害虫のくせに私と握手したいだなんてwwww」

美希「ファンにこの姿見せてあげたいの」

雪歩「無理だよwwテレビの前ならぶりっこするもんwww」

真「オタクなんてちょろいよねwwww」


やよい「うっうー。そんなことないですよー」

真「やよいも話聞いてたのか」

雪歩「今事務所でムサイおじさんが
    わんわん泣いてるから行かない方がいいよ?」

やよい「プロデューサーはおじさんって年じゃないです」

真「似たようなもんだろ? あの人一生結婚できなさそうだし」

雪歩「しかも私がお茶淹れてあげると本気で喜んでるんですよ?
    ぷっ……思い出しただけでも笑いが……ぷぷっ……」

真「大丈夫か雪歩www?」

雪歩「くっ……くくっ……誰が好き好んでお茶なんか淹れてると
    思いましたか? Pの機嫌取りのために嫌々やっただけなのに」



美希「ハニーはみんなのこと大切に思ってるんだよ?
    アイドルのことは自分の娘と思って仕事してるんだって」

雪歩「ぷっ……あはははははは!! 今の聞きましたか真ちゃん!!」

真「自分の……娘とか……まじっ……かんべんっ……笑いすぎて腹が…」

雪歩「……あははっ……くくくっ……セクハラを通り越して
   即通報モノですよ……私もお腹が痛いですぅ……」

やよい「そんな言い方しなくてもいいじゃないですか。
     雪歩さんたち、ひどいですよ」

雪歩「はぁはぁ……あなたこそ、変なぶりっこしなくていいんだよ?」

真「14にもなってうっうーとか頭おかしいだろwww」

雪歩「やよいちゃん、黄色い救急車呼んであげようか?」

真「それチョー受けるwwやよいにぴったりだなwww」

やよいと結婚したい


美希「やよい、こんな奴らと話さなくていいの」

やよい「でも……」

雪歩「ほらほら。うっうーって言ってごらん? いつもの調子で」

やよい「……うぅ」

真「言えてないぞー? ほらどうした。しっかりしろよ」

やよい「……」ポロポロ

雪歩「泣いちゃった……」

真「そうだね……」

やよい「どうしてこんなことするんですか?
     いつもの雪歩さん達に戻ってくださいよ」ポロポロ

美希(やよい……)


雪歩「やよいちゃん、ごめん」

真「一つだけ言っていいか?」

やよい「え?」


美希(まさか……)



雪歩「今の泣き顔、写メに撮っちゃった」

真「ネットで全世界に晒してもいいか?」

やよい「え?」


雪歩「ぷっ……あははっ……そしたらファンが幻滅しちゃいますねっ♪」

真「泣き虫アイドルなんて幻滅必至だろうなぁ。やーい泣き虫」

やよい「うっうー……」ポロポロ

俺「やよいを虐めるなあああ!」

やよい「プロデューサー…」キュン


春香「おはよー二人とも。楽しそうだから私も来ちゃったよ」

真「長距離通勤のくせにやるじゃないかwww」

雪歩「家で休んでても良かったんですよww?」

春香「だってこんなに楽しそうなカモがいるんだもんw」


やよい「春香……さん? 嘘ですよね? 何言ってるんですか?」

美希「無駄なの。春香もクズだから」

春香「おい美希、年上には敬語使いなさいよ」

美希「え?」

春香「あんたさ、前から思ってたけど常識足りないよね?」

雪歩「中学生のくせに生意気ですぅ。穴掘って埋まってろです」

真「池沼のやよいですら敬語使えてるのになww」


やよい「うっ……ひぐっ……ぐすっ……」

春香「言うこと聞かないと雪歩のスコップが黙ってないよ?」

雪歩「今までの無礼を土下座して謝れですぅ」

美希「……確かに律子にもよく敬語使えって言われるよ?
    でも春香たちに敬語なんて必要ないの!!」

真「あはははっ……怒ってるよwww」

春香「年下のくせにバカじゃないのwww」

雪歩「そもそも話し方が気持ち悪いですよねww」

美希「……」

春香「語尾になのって付けるの痛すぎっ」

真「こいつの精神年齢は幼稚園で止まってるんじゃないの?」


美希「美希は春香たちみたいにクズじゃないだけマシなの。
    お客さんの前ではしっかり自分を出せてるの」

春香「はぁ? だから何? 
    プロなんだから頑張るのは当たり前でしょ?
    そろそろ自分を偽るの止めたら?」

雪歩「たまには素の声で話したらどうです?」

美希「美希はこれが素なの。美希は美希なの。
    一度も自分を偽ったことなんてないの」

真「なるほどwwwだからバカなんだなww」

雪歩「美希ちゃんがバカなのって
    キャラ作ってるのかと思いましたww」

春香「言っちゃだめだよww美希がかわいそうだよww」

美希「……」


美希「アイドルは人の悪口なんて言っちゃ駄目なの」

春香「あはははwwwバーカwwwアイドルに何幻想抱いてんの?」

雪歩「女の子同士の会話なのに、
    悪口で盛り上がらないわけないじゃないww」

春香「もうこいつをイジるの飽きてきたよ。
    それよりプロデューサーの様子見に行こうよ」

真「いいね。伊織と変態行為したPを通報しようぜ」

美希「だ、ダメなの。今ハニーは傷心中なの」

春香「だから行くんじゃないwww」

雪歩「傷跡をえぐるのって楽しいですよねww」

真「二度と再起できないようにしてやろうぜww」


事務所にて

春香「おはようございまーっす」

雪歩「Pはお元気ですかぁ?」

真「変態を通報しに来ましたー」


小鳥「は、春香ちゃんたち。来ちゃったのね……」

P「……」スヤスヤ

伊織「Pならやっと寝付いたとこなのよ。
    起こさないであげて?」


春香「なんでソファで寝てるんですかwwww」

雪歩「ぷっ……あははっははははっはははっはっ……!!
    もうだめぇ……笑いすぎて死んじゃいますぅ……!!」


真「大人じゃなくて幼稚園児だったのかwww
   それならやよい達と仲良しなのも納得ww」

春香「765プロって幼稚園児の集団だったんだねwww」

雪歩「腹筋がどうにかしちゃうよぉ……!!
    あはははあはは!! 誰か助けてぇ!!」


やよい「プロデューサーは大丈夫なんですか!?」タタタッ

伊織「泣くだけ泣いたら疲れて寝ちゃったわ」

貴音「強い精神的ショックを受けたせいでしょう」

美希「ハニー、可哀そうなの」

真美「心配だよね。お医者さんに診てもらった方が良いかな→?」


春香「それより精神科に行ったらww?」

雪歩「ププっ……!! たぶん手遅れだと思いますけどね」


真美「はるるん達がうるさいから兄ちゃんが起きちゃうよ」

貴音「あなた達、いい加減にしなさい」


真「いい加減にしなさいwwwwとか言われたぞwwww」

春香「面妖なwww面妖なwwww」

雪歩「いい加減にしましょうかwwww貴音さんって何考えてるか
    分からないから、あとが怖いですよwwwww」


貴音「私はそのような真似はしません」

雪歩「どうですかねぇ? あなたみたいな人ほど
    裏で何やってるか分かったもんじゃないですぅ」

春香「履歴書にも空白が多いんでしょ?」

真「どこ出身なのかも分からない」

雪歩「そんな人と今まで仕事してたなんて信じられないですぅ」


貴音「……Pは私のことを受け入れてくれました」

伊織「差別するのは良くないわ。あたし達は仲間じゃない」


春香「仲間www私たちって仲間だったのwww?」

雪歩「ライバルの間違いじゃないですかwww?」

真「お互いに仕事奪い合う関係なのに綺麗ごと言わないでよwww」


伊織「何よ……。そんな言い方しなくてもいいじゃない!!」


春香「うわわっ。竜宮小町のリーダー様が怒ってるよ」

雪歩「早く謝らないと大変だねw」

真「竜宮小町と言えば、もう一人の双子が大活躍だよなw」


真美「え?」

伊織「あんたたち、まさか……」


雪歩「真美ちゃんは最近お仕事忙しそうだよね→?」

春香「人気アイドルは大変だよね→?」

真「亜美が知ったら嫉妬しちゃうだろうね→?」


真美「う……」


美希「真美だって精一杯頑張ってるの!!」


春香「そうだよねーwwその結果、テレビより
    雑誌系の仕事が多くなったよねー」

雪歩「ライブとかに出なくて楽そうですよねぇ。
    うらやましいですぅ」

真「おい真美。僕と変わってよww」


真美「……みんな……ひどいよぉ……真美だって頑張ってるのにぃ」ポロポロ


雪歩「また泣いてますよっ。ぷぷっ……ははっ……くくjくっ……」

春香「雪歩笑いすぎだよww」

雪歩「だって同僚を蹴落とすのって最高じゃないですかw」

真「うちのアイドルはバカばっかだなw」


雪歩「この前、亜美ちゃんが悪口言ってましたよ?」

真美「え?」

雪歩「双子なのに片方は使えない奴だって笑ってましたw」

真美「うそでしょ? 亜美がそんなこと言うわけないもん」

春香「やーい、双子の劣化版☆」


伊織「騙されちゃ駄目よ。亜美はそんな奴じゃないわ」

春香「でも実際うちのアイドルって正体が分からないよねw」

伊織「あんた達がクズなだけでしょ」

真「社長もクズだから安心してね♪」


貴音「なんて面妖な……。よく今まで仕事が成り立っていたことです」

真「ほんとだよねー♪」

小鳥(就職先間違えたかな……?)


美希「春香たち三人が辞めてくれたら助かるの」

雪歩「そういう美希ちゃんこそ、嫌なら辞めたらどうですかぁ?」

春香「よその事務所は枕しないと活躍できないけどね」

雪歩「アイドル戦国時代ですからね♪」

春香「男の人と寝るなら美希の得意分野じゃん」

雪歩「よかったね、美希ちゃん☆」

美希「……美希はハニー以外の人とそういうことしないの」


真「でも美希なら誰にでも股を開きそうじゃない?」

雪歩「中学でモテモテなんでしょう? うらやましいですぅ」

春香「雪歩だって学校でラブレター何枚も貰ってるんでしょ?」

雪歩「うん。うざったいから焼却炉にポイですけどね♪」

真「さすが雪歩wwwモテる女は違うなww」

春香「私も見習いたいよwww」

雪歩「中には本気で書いたラブレターもありましたw
    ムカついたんで本人の実家に送ってあげましたよw」

真「何やってんだww」

春香「それってちょー恥ずかしいじゃんww」


美希「こいつらは人の心を踏みにじる悪魔なの」

貴音「気にすることはありません。
    このような者たちの言うことは無視するべきです」

伊織「あんた達、本当にどうしちゃったのよ?」


春香「えー? 伊織ちゃんこそどうしたの?」

雪歩「これが私たちの素の姿なんですけどぉ?」

真「真美はまだ泣いてるの? ダメな奴だねぇ?」


真美「うっ……ひぐっ……」シクシク

雪歩「よくPに抱き着いてますけど、Pは嫌がってますよ?」

真美「え?」

春香「Pは真美ちゃんのこと恋愛対象じゃないからww残念でした→www」


真美「そ……そんなっ……」シクシク

真「当たり前だろww真美みたいな子供と付き合えるわけないジャンwww」

雪歩「いくらPが変態でもそこはわきまえますよね→ww」

春香「超えてはいけない一線ってあるよね→www」


美希「それ以上真美を悪く言うのは止めるの」

春香「いやでーすwww」

雪歩「あれれ? そういえば春香ちゃんには手を
    出してるんですよね、Pは」

真「真美は初めから恋愛対象外ってことだなwww
   あれだけアピールしてるのにお気の毒にww」

雪歩「報われない恋って辛いですよねぇ?」ニコニコ


真美「……」

P「……ん? さっきから何の騒ぎだ?」ムクッ

小鳥「あっ、まだ寝てないと駄目ですよっ!!」

伊織「ちょ、こんなタイミングの悪い時に……」


春香「ついにPさんお目覚めですよww」

雪歩「盛り上がってきましたねぇw」


P「あん? おまえら何してんだ?
  真美はなんで泣いてるんだ?」


やよい「雪歩さん達に泣かされたんです」

美希「あいつらがクズすぎるの」


真「ええっ。真美が豆腐メンタルなのがいけないんでしょ?」

雪歩「精神力鍛えないとアイドルとしてやっていけないですぅ」


P「そっか。俺はまたこの地獄に戻ってきちまったのか」


春香「ちなみにやよいもさっきまで泣いてましたよ」

雪歩「うっうーとか言ってるのがバカらしくてつい……w」

真「あいつが一番のバカだねww」


P「もういい。争うのは終わりだ」


春香「あれれ? もしかして怒ってます?」

真「うわー。僕たち暴力振るわれちゃうよー」ボーヨミ

雪歩「私のお父さんが知ったらどうなるんでしょう?」

春香「ドラム缶にコンクリ詰めで山中に投棄ですかねw」


P(ちっ。それに法的にも俺が負けるのは確実。
  殴ったら分が悪い。どうすればいいんだよ?)


春香「日本が法治国家でよかったねw」

雪歩「プロデューサーも言いたいことが有るなら
    はっきり言ったらどうですかぁ?」

真「おっと、偶然ここにICレコーダーが有るのは気にしないで下さいねw」


P(この屑どもめ……俺を本気で怒らせやがったな……)ワナワナ

貴音「あなた様、拳を降ろしてください」

伊織「こんな奴らの相手してもしょうがないわ」

やよい「今日は帰りましょう。これじゃ仕事にならないです」

小鳥「Pさん……」

P「ああ。そうだな。皆の言うとおりだ。冷静になった方がいいよな」


春香「もう帰っちゃうんですか?」

雪歩「お仕事しなくていいんですか?」


P「そんな気分じゃないんだよ。
  また俺が幼児退行したらどうする?
  今日は家に帰ってゆっくり休むことにするよ」


Pの自宅にて


P「ふぅ。自宅はやっぱり落ち着くな」


ベッドに横になり、今日のことを回想した。

恥ずかしいことだが、俺は精神の均衡を
崩して伊織に甘えてしまったらしい。

あの時の感触は今でも覚えてる。


P(ばっ……俺はPなんだぞ? 何考えてんだ……)


でも伊織は優しかった。

春香たちにコケにされた俺を抱きしめ、頭を撫でてくれた。

その優しさに、俺がどれだけ救われたことか。


俺には幼児時代の記憶が残っていた。

小鳥さんが布団を用意してくれたことも、、
貴音が子守唄を歌ってくれたことも覚えてる。


P(俺は独りじゃない。仲間がいる)


そう思うたびに、救われた気持ちになるのだ。

人間にはいろいろな奴がいる。

人生に絶望するのはまだ早すぎるんじゃないかと思う。


P(だから俺は、これからも戦うんだ)


伊織から送られたメールを見る。


『あんた、明日オフだから暇でしょ?
 もし良かったら買い物に付き合いなさいよ』


俺は光の速さでオーケーの返事を出す。

あの伊織が俺を誘ってくれてるんだ。

断われるわけないだろ?



P(たとえどんな苦難が待ち受けているとしても、戦い続けてやる!!)
                 

俺の心には一本の柱があった。

これが折れない限り、幼児退行は繰り返さない。            


翌日

ショッピングモールにて


伊織「今日は来てくれてありがと///」

P「こっちこそ誘ってくれてうれしいよ///」

伊織「あんた、思ってたより元気ね。
    もっと落ち込んでるかと思ったわ」

P「伊織と買い物できると思うとうれしくってさ///」

伊織「ばっ……なに恥ずかしいこと言ってんのよ///」


俺たちはカップル同然だった。

そう思うだろ?  


P「そういえばあずさんに最近会ってないな」

伊織「あずさならもちろんマトモだから安心して」

P「そっか。伊織は竜宮で一緒だもんな」

伊織「うん♪ あと亜美も良い子だからね」



P「手……繋ごうか?」

伊織「そうね///」



まさにカップル同然だった。

俺は心の中で歓喜の雄たけびをあげるのだった。


P「買い物って言ってたけど、何買いに来たの?」

伊織「で……」

P「で?」

伊織「電動バイブ……」


俺は耐えきれず、飲んでいたコーヒーを霧状に噴出した。


P「聴き間違えじゃないよね?」

伊織「うん。地下の店で売ってるらしいのよ。
    で……電動バイブが///」


恥ずかしいなら口に出すなよ。


あずさ「あらあら。二人とも楽しそうね~」ホワホワ

P(まさかのあずささん登場?)

伊織(くっ。せっかくPと二人だけで
    電動バイブが選べると思ってたのに)

あずさ「電動バイブなら私もメーカーとか詳しいですよ?」

伊織(心の中を読まれた!?)

あずさ「私も一緒に選んでもいいですか?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


欄外

姉「バーミヤンで食べ放題やってるわ」

親父「おし、今日は外食にするぞ」

俺「分かった」

  ↑実話。このスレは好きにしろ

屑春「ちょwwwwwwwwww幼児退行PがロリとBBAつれて歩いてるwwwwwwwwwww」

屑マッコリン「ロリ&BBAとかどっちなんだよwwwwwww」

屑歩「尾行してみましょうよwwwwwwwwww」

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