れんげ「お年玉もらったから駄菓子屋いくんっ!」 (226)
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『
れんげ「駄菓子屋ー駄菓子屋ーお菓子買いに来たん!」
楓「あー、いらっしゃい」
れんげ「あんな、お年玉ためてきたから今回は買えるん!」
楓「おーそうか、で予算はいくらで?」
れんげ「五千円なん!」
楓「うぉ…そりゃなんとも…」
れんげ「駄菓子屋はお年玉いくらもらったん?」
楓「あのなあれんげ、大人になったらもらえなくなっちまうんだよ」
れんげ「そうなん?」
楓「本当はあたしだってお年玉の一万や二万、もらいたいよ」
れんげ「…」
楓「ん?なんだ?」
れんげ「じゃあ駄菓子屋はお年玉あげるほうなん?」
楓「えーっと、いやそのーなんていうか」
れんげ「じゃあうちにお年玉くれるん!」
楓「あー、あはは…」
れんげ「くれないん?」
楓「…」
れんげ「だめなん?」
楓「うっ…」
れんげ「うち、駄菓子屋のこと大好きなん」
楓「…」
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れんげ「駄菓子屋はうちのこと嫌いだったん?」
楓「その目やめろって…」
れんげ「うち、すっごく悲しいん」
楓「いやだから、れんげのことが嫌いなわけじゃ」
れんげ「うち、駄菓子屋にいやなことしてたん?」
れんげ「謝るん!だから、うちのこと嫌いになってほしくないん…」
楓「おいちょっとまて、勝手に話を進めるなって」
れんげ「??」
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楓「ったく…あー、はーっ…しょうがねーな、ほらお年玉やるよ(ペラッ」
れんげ「!!駄菓子屋、うちのこと嫌いじゃなかったん?」
楓「き、嫌いなわけあるかよ!っていうか…」
れんげ「っていうか、なんなん?」
楓「あー!うるせー!おら、やった分買い物していけよな」
れんげ「駄菓子屋ありがとなん!うち、一万円札はじめて触るん!感動なのんっ!」
楓「だいじにつかうんだz…って、え?い、いいいい一万?おいちょっとまてよこせ返せ」
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れんげ「…」
れんげ「やっぱり駄菓子屋うちのこと嫌いなん?」
楓「ちげーよ、間違ったんだ、はい千円札」
れんげ「0が一つ減ったん」
楓「0は0なんだからいくつあろうと関係ないだろ。知ってるかれんげ、0にはなどんな数をかけても0になるんだぞ?」
楓「あっ、掛け算とかまだ習わねーか、ははは」
れんげ「…あきれてものも言えませんな」
れんげ「駄菓子屋の理屈だったら、それこそうちに一万円札を渡しても、駄菓子屋にとっては同じことになるはずなのん」
楓「うっ…」
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れんげ「まあいいのん。駄菓子屋本当にありがとなのんっ!」
楓「おお。あと、ほかのやつらにはいうなよ。たかってくるからな」
れんげ「言わないのん!」
楓「約束だぞ」
れんげ「約束なのんっ!」
楓「指切りできるか?」
れんげ「指切りできるん!」
楓「指切りげんまん、嘘ついたら針せんぼーん、のーます」
れんげ「ゆびきったん!」
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楓「ふう…」
れんげ「約束したん!」
れんげ「じゃあお菓子買うん!うおおおおおおおおおおおおおお」
楓「おお、たくさん買ってけ」
れんげ「駄菓子屋!おすすめどれなん?」
楓「ん?んーと…これだな」
れんげ「いくらなん?」
楓「五十万円だ」
れんげ「ちんちんかいかいぱおーん」
楓「...」
れんげ「にゃん...ちんちんかいかいぱおーん」
楓「お、お前...」
楓「ちんちんかいかいぱおーん」
小鞠夏海れんげ楓日陰卓「ちんちんかいかいぱおーん」
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れんげ「もうそれ飽きたん…万つけるの駄菓子屋の中でブームなん?」
楓「五十円です」
れんげ「おいしいん?」
楓「ああ?よくわかんねーけど、どーだろ」
れんげ「わからないのになんでおすすめしたん」
楓「まあ、駄菓子屋を長くやってるとみただけでいい商品かどうかわかるようになるもんさ」
れんげ「そういうものなん?」
楓「ああ、そういうものだ」
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れんげ「駄菓子屋のこと信じるん!一つ買うん!」
楓「うぃー、50円な」
れんげ「…やっぱり二つにするん!」
楓「?そっか、じゃあ100円な」
れんげ「はい、100円玉なん(チャリン」
楓「まいどありー」
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れんげ「…」
れんげ「はい!駄菓子屋!」
楓「ん?なんだ?」
れんげ「駄菓子屋も一つ食べるん!」
楓「え、い、いいのか?せっかくのお年玉で」
れんげ「いいん!うちの金なん!誰にも文句は言わせません!」
楓「れんげ…」
れんげ「一緒に食べるん!」
楓「おお」
れんげ「これなんなのん?」
楓「おーそれはうまい棒って奴だなー
いろんな味があるなーまあオーソドックスにコンポタをすすめる」
れんげ「へー」グシャッ
楓「おーわかってるじゃないかー!そうそう!そうやって粉々に潰してから魚の出汁に浸して食うと上手いんだよなあ!!子供の頃よくやったよ」
れんげ「夏海に教えてもらったん!」
楓「へーその調子だともしかして漫画にポテチかけてページめくりやすくするとかも知ってんのか?」
れんげ「当たり前なん!!」
楓「へーやるなー」
れんげ「神経衰弱やるん!!!」
楓「おーいいぜー我輩に勝てるならなー」
れんげ「やったーー!!もうすぐ上がりそうなのーん!」
れんげ「ん...漏れそうなのん...トイレット...」
楓(ククククク.....)
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れんげ「(スハーッ、パクッ、モグムグッ」
楓「ふふ…(モグモグ」
れんげ「…(モグモグ」
楓「…(ゴクン」
れんげ「…モニュモニュのん(ゴクンッ」
楓「ん?のんしか聞き取れなかったぞ」
れんげ「なあ駄菓子屋」
楓「うん?なんだ?っていうか、のんの要素ねーじゃねーか」
楓(たまにはれんげの真似でもしてみるか...)
楓「今いくの....あっ...」
ガララ
夏海「えっ...駄菓子屋...今なんて...?」
楓「な///なんでもない!!」
小鞠「ほたるんかわいい...」
蛍「卓君....///」
卓「ちんちんかいかいぱおーん!!!」
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れんげ「ぶっちゃけあまりおいしくのうござんした」
楓「…」
楓「…ああ、そうだな…なんていうか、ごめん」
れんげ「でも、駄菓子屋と一緒に食べられてよかったのん」
楓「…ニヒヒ」
れんげ「駄菓子屋、なんか不気味なのん…」
楓「いやー、なんでもないさ」
楓「いや、やっぱなんでもなくない!!もう決めた.....れんげ....
れんげ「ど、どうしたのん?駄菓子屋なんか怖いのん.........」
楓「お前が....お前が....お前の.....
ちんちんかいかいぱおーん!!!
フォオオオオオオオオオオゥゥゥッ!!!!!
フォオオオオオオオオオオゥゥゥッ!!!!!
俺「駄菓子屋ー!」
楓「おぉお前か」
俺「またちんちんしゃぶって欲しいん」
楓「あぃよ一万な」
俺「今日は給料日だからいっぱい持ってるん!ハイ!」ボロン
楓「相変わらずくせぇな」
俺「チンカスいっぱい溜めてきたん!」
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れんげ「そういえば駄菓子屋」
楓「おお?今度はどうした?」
れんげ「他のお菓子もこれくらいの値段なん?」
楓「うちは駄菓子屋だから。まあそれくらいだな」
れんげ「うちのお金でこの店を買い占めることできないん?」
楓「いや、そりゃさすがに無理だな」
れんげ「そうなんか」
俺「お尻の穴にうまい棒ぶっさして欲しいん!!!!」クパァ
れんげ「いくのん!!!」ズボッ
楓「おーおーアルフォート尿道に突っ込んでみるか」
小鞠「OH!!!WONDERFUL!!」
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楓「買い占めてどうするつもりだ?お菓子の家でも作る気か?」
れんげ「そんな子供っぽいことしないんよ」
楓「うぐ」
れんげ「この駄菓子屋を買い占めれば、もれなく駄菓子屋もついてくるん」
れんげ「だから、いつでも駄菓子屋と一緒にいれるん」
楓「…おいおいれんげ」
れんげ「そしたらグレートマンごっこやるん!」
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楓「ははは、うれしいんだけど、まあ、むりだなそりゃ」
れんげ「無理なん…」
楓「うんそうだな」
れんげ「…」
れんげ「ちょっと不思議なことがあるん」
楓「ん?今度はどうした?話題がコロコロ変わるな」
れんげ「駄菓子屋のお菓子50円とかなん」
楓「ああ」
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れんげ「店にはいつも誰もいないん」
楓「おいおい馬鹿にする気か」
れんげ「お菓子を仕入れるのもタダではないん」
楓「どこでそんなことを」
れんげ「おかしいん」
楓「なにがだ?」
れんげ「駄菓子屋、どうやって生計を立ててるん?」
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楓「生計を立てるなんてそんな言葉どこで」
れんげ「どうやって駄菓子屋はお金を稼いでるん?」
楓「いや、それはだな、その…」
れんげ「…その?なんなん?」
楓「なんつーか、うちは別に駄菓子だけじゃなくてだな、通販とか日用雑貨とかもだな」
れんげ「客いないん!」
楓「み、みんな学校に行ってる間にだな」
れんげ「怪しいん!」
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楓「うぐっ」
れんげ「もしかして駄菓子屋、悪いことしてるん?」
楓「…!」
れんげ「ねーねーがいってたん、金稼ぐには悪いことするんが一番だって」
楓「なんてこと教えるんだよ…」
れんげ「駄菓子屋もまさか悪いことしてるん?」
楓「そ、そんなこと」
れんげ「今目が泳いだのをうちは見逃しませんでした」
楓「うっ…」
れんげ「…」
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楓「別に、わるいことなんて…」
れんげ「誓えるん?」
楓「ち、誓うって…」
れんげ「悪いことしてお金を稼いでいないって」
れんげ「うちと指切りできるん?」
楓「…そ、そんな大げさな」
れんげ「駄菓子屋がやってることを、うちにもさせていいと、構わないと思えるん?」
楓「…」
れんげ「…」
俺「駄菓子屋ー!今日は本番もさせて欲しいん!」
楓「本番は追加料金二万だ」
俺「わかってるん今日はお金で駄菓子屋全部買うん」
楓「全部って…私は心までは売らないぞ」
俺「駄菓子屋肉便器のくせに生意気なこと言うのんなー」
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楓「い、いや…」
れんげ「…(ジーッ」
楓「う…」
れんげ「誓えないんな」
楓「…」
れんげ「駄菓子屋からもらったこの千円札は返すん」
楓「お、おい」
れんげ「胸をはってうちに渡せるようになったら、もらってあげるん」
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楓「な、なんなんだよ!!!勝手に!」
楓「お年玉くれっていったり、悪人呼ばわりしたり、勝手に金を返したり!!!」
楓「やめてくれよ!頼むよ…」
れんげ「駄菓子屋がはっきりしないのが悪いん」
楓「しょうがないだろ!人には人の事情が!」
れんげ「…」
れんげ「わかったん。うちが悪かったん」
れんげ「勝手なこと言って悪かったん」
楓「…あ、ああ」
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れんげ「うち帰るん、駄菓子屋、今までありがとなん」
楓「って、おい!」
楓「…」
楓「くそ、行きやがって…」
楓「この千円札…わたせねーよ…」
楓「しまっとくか」
楓「…」
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楓「はあ…」
楓「なにやってんだろ私」
楓「れんげのやつ…」
楓「私のこと見抜いてんのかな…」
楓「…」
楓「ちぇっ…」
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れんげ「今日は祝日!学校はないのん!」
一穂「んー、そうだなー」
れんげ「駄菓子屋行ってくるん!」
一穂「おー、そっかー。いっておいで」
れんげ「ねーねー、いつもゴロゴロしてるん…」
一穂「ちがうよー。ゴロゴロしてるんじゃないよ、幸せを噛みしめているんだよー」
れんげ「意味不明なん」
一穂「れんちょんも大人になればわかるさー」
れんげ「わかるん?」
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一穂「あーそうだよーこのこたつってやつが悪魔だってことになー」
れんげ「ねーねーみたいに怠惰になりたくないん」
一穂「れんちょんは難しい言葉しってるねー」
れんげ「とにかく駄菓子屋いってくるん」
一穂「またお菓子買うのかい」
一穂「一週間くらいいってないでしょれんちょん」
れんげ「謝ってくるん」
一穂「謝る?」
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れんげ「うちな、駄菓子屋にひどいこといっちゃったん」
れんげ「でも、うち駄菓子屋のこと好きだから謝るん!」
一穂「謝るん?」
れんげ「謝るんっ!」
一穂「おーそーか。謝罪は大事だからなー」
一穂「頭をさげりゃあ多少のアレは…どうにかなる…から…なー…zzz」
れんげ「だめな大人なん」
一穂「zzz」
れんげ「ねーねー、もうだめかもしれないん…」
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れんげ「駄菓子屋そろそろ着くん」
れんげ「駄菓子屋の絵をもってきたん!」
れんげ「駄菓子屋を上下左右同時に眺めた姿を一つの視点にしたん!」
れんげ「この絵、お気に入りなん!」
れんげ「きっと駄菓子屋も許してくれるん!」
れんげ「!!あれは駄菓子屋なのん!」
れんげ「…?」
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れんげ「どこかにでかけるん」
れんげ「今日、駄菓子屋お休みなのん?」
れんげ「…」
れんげ「なんか顔おかしいん!いつもよりきれいなん!」
れんげ「怪しいのん!」
れんげ「尾行するのんな!」
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…
れんげ「バスに乗るん」
れんげ「ばれないように気を付けるん」
…
れんげ「駅についたん」
れんげ「電車に乗るん」
れんげ「お年玉もってきてよかったのん」
れんげ「駄菓子屋ー!うち生理用ナプキン欲しいん」
楓「おーれんげももうそんな歳か」
れんげ「んふふーうちも立派なレディーなのん」
楓「そうかじゃあ立派なレディーになったお祝いにこれおまけしてやる」
れんげ「これ前にうちが欲しかった大人の風船なのん!駄菓子屋ありがとなのん!」
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…
れんげ「結局、ばれずについてしまいました」
れんげ「ここは…と、都会なのんっ!」
れんげ「こんなところで駄菓子屋、なにするつもりなのんっ!?」
…
れんげ「駄菓子屋、さっきからあたりを気にしてるん」
れんげ「これはもしかして、駄菓子屋にも春がきたんでしょーか!」
れんげ「むむむ」
うち、また貼って支援するん。
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>>1がんばるのん
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おっさん「ねえねえ、君、カエデちゃん?」
楓「あ、…はい」
おっさん「あーよかったあ。すぐにわかったよ」
楓「そうですか、えへへ」
おっさん「かわいくて安心したよ、ふふふ」
楓「えへへ」
おっさん「じゃあさっそく行こうか」
楓「はい…」
おっさん「そこにあるからさ」
楓「はい(ギュッ」
き…きっと就活だよ…
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れんげ「ムフォーーーーーーーーー」
れんげ「駄菓子屋、知らないおじさんと手をつないでるん!」
れんげ「なんなん?なんなん!?」
れんげ「これはとんでもない現場を目撃してしまいましたなあ」
れんげ「あとでみんなに報告するんっ!」
れんげ「あとをつけるのんっ!!」
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…
れんげ「へんなところに二人とも入っていったん…」
れんげ「ホテル…?」
れんげ「おかしいん、ホテルは旅行の時に泊まるところなん」
れんげ「駄菓子屋、旅行してないん」
れんげ「むむむ」
れんげ「うちの手持ちのお金じゃ多分入れないん…」
れんげ「張り込みするんっ」
鬱展開になりそう(小並感)
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…
れんげ「ふわー…」
れんげ「だいぶたったのん…」
れんげ「駄菓子屋、なにやってるん?」
れんげ「…(ガサゴソ」
れんげ「駄菓子屋の絵、我ながらうまくかけてるん」
れんげ「ほれぼれしますなあ」
れんげ「…」
れんげ「うちの絵もここに書き加えるんっ!」
ほのぼのかと思ったらこれだよ。
ニャンパスー(絶望)
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れんげ「道具は持ち歩いているのです」
れんげ「うおおおおおおおおおおおお(カキカキカキ」
れんげ「魂が叫んでるんんんんんんんんんん(ヌリヌリ」
れんげ「心が唸ってるんんんんんんんんんん(ヌリヌリ」
れんげ「できたん!」
れんげ「駄菓子屋とうち、手をつながさせてみました」
れんげ「いい出来栄えなん」
れんげ「…」
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れんげ「…駄菓子屋おそいん…」
れんげ「まだ…なん…(コクッコクッ」
れんげ「ねむいん…(コクッ」
れんげ「…ハッ!!」
れんげ「駄菓子屋、でてきたん!」
れんげ「かくれなky」
楓「…!え…う、うそだろ…」
楓「れ、れんげ…!」
れんげ「みつかったん!」
鬱真っしぐら
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楓「おま、なんでこんなところに」
おっさん「ん?妹かい?まずいところ見られたねー。もしかして娘さんとか」
楓「れんげ、ちょ、まて!」
れんげ「怒られるん!逃げるん!(ダッ」
楓「れんげ!待て!待ってくれ!」
楓「やばい、なんてとこみられちまったんだ…これじゃ…」
楓「どうしよ…やばい…れんげに嫌われちまう…!」
俺「駄菓子屋相変わらずしまりいいのんなー」パンパン
楓「そりゃどーも」
俺「駄菓子屋気持ちよくないん?」パンパン
楓「私のことなんてどうだっていいだろ早く逝けよ」
俺「大人の余裕見せてられるのも今のうちだけなのんうち知ってるん駄菓子屋ボルチオ責められるとすぐイクん」グリグリグリ
楓「あっぁっそこはやめろバカ」
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れんげ「大変なん!大ピンチなん!」
れんげ「駄菓子屋に駄菓子屋を尾行しているところみつかったん!」
れんげ「怒られるん!」
れんげ「駄菓子屋に嫌われちゃうん!」
れんげ「うちそんなのいやなん!」
れんげ「駄菓子屋に嫌われるの、いやなん!(ダダダッ」
これはワンチャンある。
あってください
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楓「れんげのやつ、いったいどこへ行ったんだ…」
楓「どうしよ…どうしよ…」
楓「あっ!!いたっ!れんげえええええええ!!」
れんげ「!!!!!!!やっぱり駄菓子屋怒ってるん!!(ダダダッ」
楓「くそっ!すばしっこいな!」
れんげ「どうしたらいいん…このまま逃げるしかないんっ」
楓「おい、れんげ!おい!!!!馬鹿!そっちは!!」
れんげ「駄菓子屋に嫌われるのはいやなん!」
…
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れんげ「こんな状況じゃ謝れないんっ!(ダダダッ」
れんげ「うちの絵を渡すことができないんっ!!(ダダダッ」
楓「馬鹿!れんげ!とまれ!」
楓「ここはあっちみたいな田舎じゃ―――」
キキーーーーッ ドンッ ガゴッ
楓「―――!!!」
楓「あ…ああ…」
楓「そ、そんな…れ、れんげ…れんげええええええ(バタッ」
誰だよ止めたとかいったやつ!!
止まってないじゃないか!!
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…
一穂「もう大丈夫なんかい?」
楓「あ、ああ」
一穂「無理しなくてもええんよ?」
楓「れんげの葬式くらい、でてやらねーとな」
一穂「ありがとね」
一穂「あの子もきっと喜んでるよ」
一穂「あんたにすっごくなついていたからね」
楓「…」
え?死んだの?
いや…あの超学生がしぬ筈がないッッ…
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一穂「あの日…あの日のこと聞いてもいいかい?」
楓「…ああ…」
一穂「…あの日、あの子、れんちょんな、『駄菓子屋のところにいくんっ!』っていって外を出て行ったんよ」
楓「…そうなのか」
一穂「『謝るん』だーっていってね」
楓「…」
一穂「あの日、なんでれんちょんはあんな、ここから遠い街にいたんだい?」
楓「…」
一穂「いやー、ごめんね、こんなこときいて…」
楓「わ、わたしが…」
一穂「うん?」
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楓「わたしが…連れてったんだ…買い物しようっていって」
一穂「うん」
楓「…目を離したすきにさ、ほらここだと車ほとんど通らないだろ?」
一穂「…」
楓「だから、それとおんなじ感覚であっちでも道路を渡ろうとしてさ」
一穂「…」
楓「そしたら、その…ひかれて」
一穂「うん。ごめんね、つらい思いさせて」
一穂「あのときのこと、思い出させてごめんなー」
一穂「知りたかったんよ」
一穂「大事な、大切な妹がどうやって死んだのか」
一穂「はっきりさせたかったんよ」
一穂「でも、そのときのことが聞けてよかった。安心したよ」
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楓「―――!…あの、実は、その…」
一穂「…ん?実は…?どうしたんだい?」
楓「…その…」
一穂「うん」
楓「…」
一穂「…」
楓「いや、なんでもないんだ…」
一穂「そうかい…いいよ…わかったよ」
楓「ごめん…」
一穂「なーんで謝るかねー。れんちょんが道路に飛び出しちゃったのが原因だから、なーんも悪くないんだよ」
一穂さん…なんか怖いっすよ
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楓「そうじゃなくて!」
一穂「うん?」
楓「じゃなくて、じゃなくて…」
一穂「…」
楓「ごめんなさい…」
一穂「…」
楓「…」
一穂「で、あの子は謝れたのかい?」
楓「え?」
一穂「あの子の最後にしたかったことは、叶ったのかい?」
目が線のキャラってやっぱり怖えな
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楓「あ、ああ…」
楓「れんげのやつ、私にちゃんと謝ってくれたよ…ハハ…」
一穂「そうかい、ならよかった」
楓「…」
一穂「…」
楓「あ、あのこれ…」
一穂「ん?お香典かい?だったら受付で」
楓「いや、じゃなくて…お年玉…」
一穂「?」
楓「れんげのやつに渡せなくてしまってたんだ…棺の中に入れてもいいか?」
一穂「…うん、別にかまわないよ」
楓「本当は渡せる身分じゃねーんだけどな、ははは」
(あかん。中は見ちゃあかん。)
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一穂「…」
一穂「あ、そういえば」
楓「?」
一穂「れんちょん、こんなの握りしめてたんだ(ピラッ」
楓「!!!」
楓「こ、これって…わたしと…」
一穂「うん、れんちょんの絵だね」
一穂「『だがしやへ』って書いてあるから、あげるよ」
楓「ううっ…形見の品だろ…だって、これ…」
一穂「だからやるんだよ」
一穂「大事にするんだよ」
絶対声のトーン下がってますよ姉さん
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楓「うう、くそっ!くそっ!なんで私はっ!」
一穂「最後の最後にさ」
一穂「れんちょんの願い通り、仲直りして、それで逝けたってのはさ」
一穂「あの子にとって、幸せだったと思うよ」
楓「ううっ…ううっ…れんげ…れんげぇ…」
楓「れんげ…れんげ…ごめんな…れんげぇ…」
楓「ううっ…ううっ…」
(終)
』
偉大な奴ほど早く逝く
希望はないんですか
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れんげ「っていう物語つくったん!」
楓「なんつーもの正月から読ますんだよ!」
れんげ「いんすぴれーしょんが湧いてきたん」
楓「なんだよこの私、どんだけお前のこと大好きなんだよ」
れんげ「うちのこと嫌いなん?」
楓「い、いや、き、嫌いじゃねーけどさあ」
れんげ「うち、駄菓子屋好きなん!」
楓「あー、もういいってそういうの!」
っしゃおらああああああああああああああああああああああああああいやほおおおおおおおおおい
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れんげ「で、本当はどうやって稼いでるん?」
楓「ああ?」
楓「お前、そりゃこの辺一体の商業を寡占してるようなもんだからな」
楓「駄菓子屋なんて暇つぶしみたいなもんよ」
れんげ「駄菓子屋すごいん?」
楓「まーな
れんげ「そんなことより駄菓子屋!うちにお年玉ちょうだい!」
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れんげ「…」
楓「な、なんだよ…」
れんげ「駄菓子屋お年玉くれないん?」
楓「…お、おい…」
れんげ「物語に登場させてあげたん!」
楓「ずいぶんひどい役どころだったぞ」
れんげ「お菓子買うん!」
楓「ちぇっ…しょうがないな…ほら…(ペラッ」
れんげ「おお!一万円とは太っ腹なのん!」
楓「げっ!!っておい、千円じゃねーか」
れんげ「ひっかかったのん」
>>185
そんな馬鹿なと思ったらマジだった
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楓「はあ…」
れんげ「はい(チャリン」
楓「ん?」
れんげ「100円なん!これでお菓子2つかうん!一緒に食べるん!」
楓「ったくしょーがねーな、ほれ」
れんげ「うおおおおおおおおおおお(モグモグモグ」
楓「ふふ…まったく…(モグッゴクッ」
れんげ「もにょもにょのん!(モグモグモグ」
のんしか聞き取れないな
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楓「なんだって?」
れんげ「あとな!うち、絵描いてきたん!」
れんげ「駄菓子屋とうちの絵なん!駄菓子屋にあげるん!」
楓「あー、はい、ありがとな」
れんげ「飾っとくといいん!」
楓「はいはい」
れんげ「…!駄菓子屋!今何時なん!」
楓「ん?もうそろそろ3時だな」
れんげ「グレートマンのお正月スペシャルがやるんっ!」
平和っていいな
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楓「へー、そうなのか」
れんげ「そうなんっ!」
楓「…」
楓「一緒にみるか?」
れんげ「一緒にみるんっ!」
楓「じゃあ奥いくか」
れんげ「いくんっ!」
楓「はーあ。今日はこれで店じまいか」
楓「テレビ見ながらせんべいも食われて」
楓「…」
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楓「ま、こういう日もいいかもな」
れんげ「駄菓子屋!はやくくるんっ!」
楓「あーはいはーい」
楓「れんげー、お雑煮くうかー?」
れんげ「食べるんっ!」
れんげ「お餅は2個でいいんっ!」
楓「はいよーっと」
楓「よっこらせっと」
今回はここまで
乙。
なんか色々凄かった
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