シズ「最近・・憧のセクハラがひどいんです」玄「え?」(157)

はい

穏乃「最初はほっぺにキスするぐらいだったんです……」

玄「いきなりハードル高いよ!?」

穏乃「そのぐらいならまあ、よかったんですが」

灼「いいんだ……」

穏乃「その内、口にキスするようになってきて」

宥「2人は……、そういう関係なのかな?」

穏乃「ち、違いますよー!」

穏乃「で、口にキスぐらいなら、私もそう嫌じゃなかったんですけど……」

玄「ここから更にエスカレートするの!?」

穏乃「その……、だんだん、舌を入れてくるように……」

灼「ぶうううううっ!」

玄「わっ!? お茶かかった!」

灼「ごほっ、ごほ、ごほ! ご、ごめん玄、驚きすぎてむせた」

穏乃「今はインターハイだから、私と憧はホテルで同室じゃないですか」

玄「うん……」

穏乃「ひと目がないからって、ことあるごとにキスしてきて」

灼「もう憧のことを前と同じには見れない」

穏乃「なんだかだんだん私も、口に舌を入れられるのが癖になってきちゃって……」

穏乃「どうしよー!?」

宥「と、当人同士が幸せなら、私はそれでもいいんじゃないかなって」

穏乃「それでも、口だけで済めばよかったんです」

玄「もう既に安全ラインを超えちゃってるのに、まだこれ以上があるの!?」

穏乃「あれは昨日の夜のこと」

灼「具体的に時間を言われると、なんとなく生々しい……」

穏乃「そろそろ寝ようと私が言うと、憧は当然のように同じ布団に入ってきました」

宥「あ。それなら私と玄ちゃんもだよー。あったかぁいよね!」

玄「お、お姉ちゃん! 恥ずかしいから秘密って言ったのにー……」

宥「えへへ」

灼「それで、何があったの?」

穏乃「えっと……」

穏乃「……」

穏乃「や、やっぱりこの話は無しで!」

灼「ここまで言いかけてそれはあんまりじゃ」

玄「私も気になる気になるよ!」

穏乃「うー……。私が話したこと、憧には内緒にしてくれる?」

宥「もちろんだよ」

穏乃「それなら……」

5人はどういう集まりなんだっけ?

玄「それでそれで! 何がどうなったの?」

穏乃「まず憧は、私のゆかたの帯に手をかけてきました」

灼「脱がせに……。まあ、そうなるか……」

宥「穏乃ちゃんは抵抗しなかったの?」

穏乃「もちろん嫌だったので、止めてと強く言いました!」

穏乃「そしたら……」

穏乃「憧、帯から手を離して、私の背中に手を回してきて」

穏乃「私をギュッと抱きしめながら、ごめんねシズ、ごめんねって、何度も謝ってきたんです」

穏乃「さすがに強く拒絶しすぎたかなーって、申し訳無くなってきました」

灼「よかった。さすがに見境なしってわけじゃないんだ」

穏乃「それで、申し訳なさで居た堪れなくなった私は……」

玄「ふんふん」

穏乃「こっちもキツく言い過ぎたよって、憧に謝ったんです」

玄「おおー。仲直りだね!」

穏乃「すると憧は、私の耳元に口を当ててきて、そのままそっと囁くような声で……」

穏乃「好きだよ、シズ。好き。大好き……、って!」

穏乃「ああもーっ!」

穏乃「あんなこと言われたら、ドキドキして抵抗できなくなっちゃうってば!」

灼「ねえもうこれ、ただの惚気じゃない?」

宥「私がのんびり眠ってる間に、すぐ傍でこんなことが起きてたんだぁ……」

うむよいぞ

玄「それでそれでそれで!?」

穏乃「えっと……、それで……」

穏乃「あー……」

穏乃「……」

穏乃「突然だけど、憧って……、かっ、可愛くないですか!?」

玄「うん。モテモテ女の子ーって感じだよね!」

灼「まあ……。雑誌とかに載ってそうなタイプ」

宥「お化粧をしなくても目がぱっちりしてるよね」

穏乃「ですよねですよね!」

穏乃「憧に好きって言われたことで、そういう憧可愛いよーって気持ちが爆発しちゃって!」

穏乃「つ、ついその……、私から憧の口に、キスしちゃって」

玄「ほほー!」

宥「わぁー……」

灼「いいなあ……」



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穏乃「そしたら憧ったら、自分からは何度もキスしてきてるくせに、様子がおかしくなったんです」

宥「おかしく? どんな風になったのかな?」

穏乃「えーと。突然、黙りこくったかと思ったら……」

穏乃「しばらくしてから涙声で、シズからしてくれて嬉しい……、って」

玄「憧ちゃん可愛いですなー」

灼「だからもうセクハラでもなんでもない……」

穏乃「それからしばらくは、憧と色々な思い出話をしました」

穏乃「ちっちゃい頃、山をかけずりまわったこととか」

穏乃「秘密基地づくりで上級生と縄張り争いをしたこと」

穏乃「夏の川遊び」

穏乃「自由工作での合作が金賞をとったこと」

穏乃「理科の宿題だった星座観察を一緒にしたこと」

玄「2人とも仲良しだったもんねー」

灼「一方私は、孤独に受け付けの手伝いをしていた」

2828してる俺の顔がデスクトップに写って気持ち悪いんだが

穏乃「思い出話が一段落したところで……」

穏乃「憧が声のトーンを変えて、こう呟きました」

穏乃「もっとずっとシズと一緒にいたい」

玄「ここっ、告白だよそれ! 告白告白! 一大事!」

玄「むしろプロポーズ!」

玄「新婚旅行のご予約は松実館で!」

宥「玄ちゃん。落ち着いて……」

玄「はわわわわわ!!」

灼「それで……、続きは?」

穏乃「はっ、はい! えっと、どこまで話しましたっけ」

灼「憧が穏乃に、もっと一緒にいたいって言ったところ」

穏乃「そうだったそうだった!」

早く書くのです!!

穏乃「それで、私も憧と一緒にいるのは好きなので……」

穏乃「ずっと一緒だよ、って返しました」

玄「ひゅーひゅー!」

穏乃「だけど憧は悲しそうに、無理だよ……、と」

玄「なんと!」

穏乃「憧は話をこう続けました」

穏乃「シズのこと、小学生の頃には既に好きだった」

穏乃「だけど、違う中学に入っても、シズと1番の仲良しを続けられる自信があったから……」

穏乃「だからこそ、中学選びでは麻雀を優先して、別の中学を選んだ」

玄「ふむふむ」

穏乃「だけど実際には、思いは忙しい日常の中に埋没していって、いつしかシズと疎遠になっていた」

穏乃「一度疎遠になると、ますます連絡取るのに勇気が必要になって」

穏乃「シズのこと好きなままでいたいのに、思い出す機会が減っていって」

穏乃「3年経つ頃には、シズは思い出になっていた、と」

灼「なんか……。少し、分からなくもない」

灼「あ^~いいっすねぇ^~」

穏乃「そして憧は、こう言ったんです」

穏乃「今はまた元の仲良しになれたけれど、いつまた2人が離れてしまうかは分からない」

穏乃「あたし達は同性だから、同じ家庭に入ることもできない」

穏乃「いつか必ず距離が離れる時はくる」

穏乃「そうなる前に、シズの傍でシズのことを好きでいられる内に、少しでも大好きを表現したい」

穏乃「2度目の恋こそは精一杯の気持ちを伝えたいから……、と」

宥「憧ちゃん、本当に穏乃ちゃんのことが好きなんだねー」

灼「数年以上先の関係まで考えてるみたいだからね……」

オランダにいけば結婚できるよ(提案)

玄「穏乃ちゃんは……、憧ちゃんにどうお返事したの?」

穏乃「バーカバーカ!」

玄「え?」

穏乃「あ。違うんです! 玄さんに言ったんじゃなくて!」

穏乃「これ、憧にした返事です!」

玄「あっ、ああー! びっくりした!」

灼「とはいえあながち間違っても……」

玄「へ?」

灼「……なんでも」

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穏乃「私に馬鹿にされた憧は、ポカンとしてました」

宥「それはそうなるかも……」

穏乃「このままだとただ馬鹿にしただけになるので、私は憧にこう続けました」

穏乃「いつか必ず離れなくちゃならないんて、そんなの、お前の勝手な思い込みだ」

穏乃「2人が一緒にいたいと強く思えば、絶対一緒にいつづけられる……、って」

玄「そしたら憧ちゃんはどう言ったの?」

穏乃「えーと、確か……」

穏乃「きっと将来、色々大変だよ」

穏乃「周りの目だって厳しいはずだよ」

穏乃「シズ、後悔するかもよ」

穏乃「それでもいいの……?、だったかな」

玄「ふぅーむ。悩みどころですな」

穏乃「だから私、こう即答しました」

玄「おっとこれは失礼をば!」

玄「で、どうお返事したのかな?」

穏乃「それがですねー」

穏乃「今考えれば、色々もっと上手い言い方もあったと思うんだけど……」

穏乃「私は難しい理屈をこねるのは苦手なんで……」

穏乃「ほらその……、あー、なんか恥ずいなー」

灼「今更照れることないって」

穏乃「そ、そうですよね!」

穏乃「んじゃ……、こほん!」

穏乃「愛してるよ、憧……、って言いました」

宥「わぁー……」

玄「なんだか私までドキドキしちゃったよー!」

穏乃「すると憧は、私の胸に顔を埋めて……」

穏乃「馬鹿、馬鹿、馬鹿! ……って、さっきの仕返しかよってぐらいに言ってから」

穏乃「あたしもシズのこと愛してる、と」

玄「どひゃー!」

穏乃「で、あんまり憧が可愛いので、ついつい頭を撫でたんです」

穏乃「そうしたら、大人しく撫でられるがままになってるので、ますます可愛くなってきて!」

穏乃「つ、つつ、つい……、憧のパジャマのボタンに、手が伸びてしまって……」

灼「セクハラ被害の話を聞いていると思っていたのにいつの間にか逆転していた」

穏乃「せっ、セクハラななんじゃないですよ!」

穏乃「だって憧は憧で……」

穏乃「いいよ。シズになら何されても、とか、言ってくるんですよ!」

灼「……ひょっとして真にセクハラを受けているのは、現在進行形で私達なのかも」

憧「あれ?4人が集まって話してる、なんだろう」コソコソ



憧「ファッ!?」

穏乃「憧の奴、ガキの頃は私よりチビだったくせに、パジャマをとったら胸が膨らんでて!」

玄「おもちならウチのお姉ちゃんにおまかせだよー」

宥「くっ、玄ちゃん!」

灼「……ちっ」

穏乃「それで……」

憧「たっだいまー!じゃんけん敗者が買い出しから帰還したよー!」

憧「あーもう、外は暑かった。ここは涼しくていいねー」

玄「あ。憧ちゃん! 今ね、ちょうど憧ちゃんの話を」

憧「へ? あたしの話?」

穏乃「わああああああ! なんでもない!!」

灼「憧が何を買ってくるんだろうって、みんなで話してただけ」

憧「あ。そういうこと」

玄「え、違うよ? 憧ちゃんと穏乃ちゃんの」

宥「玄ちゃん。めっ」

玄「あれー?」

穏乃「にしても腹減ったー。ラーメン食べたい!」

憧「だと思った」

憧「はいこれ、カップ麺だけど我慢してよ」

穏乃「おおー! さっすが憧!」

憧「あと、一応アンパンと、シズのすきなお菓子と、ジュースも」

穏乃「サンキュ憧! さっそくカップ麺食ーべよっと!」

穏乃「って、あら? お湯が出ない」

灼「そういえば昨日、ハルちゃんがお茶をたくさん飲んでたから、それで切れたのかも」

憧「んじゃ、あたし達の部屋のポットを使ってきなさいな」

穏乃「はーい。いってきまーす」

いいよいいよー

レジェンゴ「う~トイレトイレ」

憧「ふうっ。シズの子供っぽさにも困ったものよね」

憧「……って、あれ? どうしたの皆、あたしの顔に何かついてる?」

玄「目と鼻と口がついてるよー」

宥「なっ、何もついてないよ」

憧「そう? その割には、3人ともあたしの顔を妙に見てるような」

憧「あ。まさか日焼け止め塗り忘れたから、顔の肌が赤くなってるとか!?」

灼「……本当に気のせいだよ」

憧「んー。そうかなあ」

玄「ところで憧ちゃん! 穏乃ちゃんにパジャマを脱がされてからはどうなったの?」

憧「え?」

憧「……え?」

灼「あちゃー……」

宥「玄ちゃぁん……」

玄「ぜひお聞きたいしたいです!」

やめるのです玄ちゃん!!!


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憧「え、な、なんで……、えっ?」

憧「そういえばさっき玄が、あたしの話をしていたとかなんとか口走って……」

憧「……」

憧「……」

憧「うううぅ……」

灼(ちょっと!? 赤くなって俯いちゃうとか、憧ってそんなキャラだっけ!?)

憧「シズの馬鹿ぁ……」

宥「あ、あのね憧ちゃん。穏乃ちゃんも悪気があってのことでは……」

憧「そんなこと、宥姉に言われなくても分かってる……」

憧「でも……、でも……」

玄「穏乃ちゃんね! 憧ちゃんのこと何度も可愛いって褒めてたよ!」

憧「え……?」

憧「ほ、本当?」

玄「うん!」

シズとかいうチンパン


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    ./::(!、___ノ-! _!:;〈
    ヾv;ゝ"ー-‐"ノ'iノ

     / つ=O===|__)ミ.・
     し―‐J       ミ∵>>113
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憧「……」

憧「……シズったら、もう」

灼(よかった。なんとか持ち直した)

穏乃「たっだいまー!」

玄「おおー! 早いね!」

穏乃「お湯を入れてきただけで食べるのはこの部屋だからねー」

灼(げ。私とハルちゃんの部屋にラーメン臭がつく)

憧「……」

穏乃「ん? あれ?」

穏乃「憧、なんか様子が変だ」

憧「誰のせいだと思って……、馬鹿シズ」

穏乃「いきなり馬鹿って言われてもなんのことだか」

憧「……なんで昨夜のこと話しちゃうの?」

穏乃「げっ! バレてる!? やっぱ玄さん!?」

玄「え? あれ、言っちゃ駄目なことだったの……?」

宥「玄ちゃん……」

玄「ご、ごめんね穏乃ちゃん!」

穏乃「憧……、やっぱり怒ってる、よね……?」

憧「怒ってるに決まってる」

穏乃「や、やっぱりー……」

憧「だから罰として、その……、ごにょごにょごにょ」

穏乃「あ、うん! これからも一緒に寝るぐらいお安いご用だよ!」

憧「ちょっ!? せっかく小声で言ったのに! シズの馬鹿ー!」

灼「なんだかんだで……」

宥「ラブラブだね……」

玄「雨降って地固まるですな!」


その晩、憧と穏乃の部屋の室温は、他室より3度高かったという


おわり

乙です
憧シズもっと増えろ

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