宮藤「催眠術?」 (50)
作戦室
宮藤「催眠術ですか?」
ルッキーニ「ウクィー!!! なにそれ!オモシロそーー!」
シャーリー「おいおい遊びじゃないぞルッキーニ」
ミーナ「ええ、最近前線の兵士にストレスからくる問題が増えてるって報告があるの」
ミーナ「長い緊張状態やトラウマからくる精神的な障害ね」
バルクホルン「・・・。」
ミーナ「それを催眠術でやわらげたり、取り除こうって試みがあって・・・」
エーリカ「501が実験に選ばれたって事? なんで501なのさー」
ペリーヌ「ふん! ウィッチは最前線でネウロイと戦うのにそんな軟弱者が
リーネ「(ペリーヌさん!)」ヒソヒソ
ペリーヌ「あ・・・」
バルクホルン「・・・いや、気にしなくていい」
宮藤(バルクホルンさん・・・)
宮藤「何も終わっちゃいねえ!!! 何も! 言葉なんかじゃ終われねえんだよ!俺の戦争じゃなかった! あんたにやれって言われたんだ!
俺は勝つためにベストを尽くした!だが誰かが勝つのをを邪魔したんだ!
戦争が終わって国に戻ってみりゃ空港に蛆虫見てえな連中がぞろぞろといやがって訳のわからねえ抗議しやがる!
俺のこと赤ん坊殺しだとかなんとか聞くに堪えない事を言いたい放題! 奴等に何が言えるんだ!戦争が何か解って言ってるか!?
ええっ!俺と同じあっちにいて同じ思いをして言ってるのか!」
坂本「あの時の風潮だったんだ。もう過ぎたことだ」
宮藤「あんたにはな!俺にはシャバでの人生なんか何もありゃしねえんだ!
戦場仲間にゃ仁義や礼儀ってもんがあった!助け合い支えあっていた。だがここじゃ何もねえ!」
坂本「おまえは私にとって最後の一人だ。無駄死にをするな」
宮藤「あっちじゃヘリも飛ばした!戦車にも乗れたよ!100万もする武器を自由に使えた!
なのに国に戻ってみれば駐車場の係員にだってなれやしねえんだ!!!」
坂本「オホン! 我々501は最前線のウィッチ部隊の一つだ それだけ重要視されていると言うことだ」
エーリカ「そーかぁ?」
エイラ「でも催眠術ー?そんな怪しげな方法で大丈夫カ?」
サーニャ(エイラがそれ言うんだ・・・)
ミーナ「ええ、本部からは最高の人材を派遣して貰ってるから腕は確かなはずよ」
坂本「今日の午後には先生が到着する。期間は未定だがしばらくは滞在して頂けるだろう」
シャーリー「ふ~ん でもまぁ私やルッキーニには関係なさそうな話だなぁ」
ルッキーニ「つまんなーい」
坂本「街でも引っ張りダコの経験豊富な女性の先生だからな、みんな気楽に相談に行くと良いぞ」
ミーナ「先生からもなるべく多くの隊員に来て欲しいとの要望を聞いています」
ミーナ「暇な時に遊びに行ってみてもいいわよ♪」
ルッキーニ「ホント!?」
ミーナ「 暇 な ら ね ? 訓練さぼっちゃダメよ? 」ズイッ
ルッキーニ「フーンフフーンフーン ハイハイー♪」
坂本「では今朝のミーティングは以上だ 解散!」
ガヤガヤガヤ ネムー、モウイッカイネヨー ネルナハルトマン! ガヤガヤガヤ
坂本「優しいな、ミーナは」
ミーナ「トゥルーデはまだ辛いはずよ・・・あの子、まだたまに泣いているもの それに他の子も・・・」
坂本「まぁ、ウチの隊員はああ見えて“根は”真面目な奴が多いからなぁ」
坂本「ミーナが無理矢理上層部に認めさせたかいがあれば良いんだが」
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臨時カウンセリングルーム前
宮藤「あはは 結構みなさん興味シンシンだったんですね」
シャーリー「そりゃあ気になるだろう!」
ルッキーニ「ナリュー!」
エーリカ「まー先生も気軽に来ていいって言ってたみたいだし 後学も兼ねてねー」
ペリーヌ「はぁ もうこの人達は・・・ さっさと入りますわよ」
ガチャリ
コブウラ「あら、ずいぶん沢山で来てくれたのね いらっしゃい」
宮藤「お邪魔しまーす あれ、先生扶桑の人ですか?」
コブウラ「ああそうだよ~ あたしはコブウラ、よろしくね」
ルッキーニ「ねーねー催眠術見ってどうやるの!?見せて見せて!」
シャーリー「こらこらルッキーニ」
コブウラ「ほほほ 元気のいい娘だねぇ 悩みがありそうには見えないけど」
コブウラ「あたしは出し惜しみはしないからいいけどね 受診したいなら順番だよ順番」
ペリーヌ「ではワタクシから」 アーズルイゾペリーヌ!
ペリーヌ「ワタクシは遊びで来たんじゃないんですのよ! オホン、それでは・・・」
ペリーヌ「先生、ワタクシのお慕いしているウィッチが・・・成長に伴う魔力減衰が始まってしまいまして・・・」
ペリーヌ「扶桑では『病は気から』というと聞きます」
ペリーヌ「先生の催眠術でもしその方が自分が15歳くらいだと思い込めばもしや!」
コブウラ「残念だけどそれは無理だよ さすがにね」
ペリーヌ「そんな! ・・・はぁ」
コブウラ「すまないねぇ まあ本人が悩んでるならココに来るように言っといて頂戴」
エーリカ「じゃあ次は私ね!まず催眠術でトゥルーデをもうチョット軍規にゆるくして昼まで寝てても--
宮藤(ハルトマンさん・・・後学の為にきたんじゃ・・・)
コブウラ「駄目だよ アタシも医者の端くれだからね」
コブウラ「他人の人格を自分に都合よく書き換えるなんて認められないよ」
エーリカ「ちぇー」
ルッキーニ「え~ツマンナーイ」
エーリカ「ふぁぁぁぁ なら帰ってもう一眠りしようっかなー」
宮藤(催眠術って聞いた時は心配だったけど結構ちゃんとした人なんだ)
コブウラ「でも自分が夢を見る分には相談に乗るよ? どんな願いも叶えられるよ」
宮藤(!?)
シャーリー「どういう事だ?」
コブウラ「私の催眠術のテクを使えば望み通りの夢を見れるのさ」
カズフサはいくつになったんだ
コブウラ「もとはそれが本業だからね」
コブウラ「恋愛モノでもサクセスストーリーでもなんでもござれさ」
コブウラ「あんた達は好きな物語の主人公となり最高の世界を体験できるよ」
シャーリー「噂に聞いたことあるよそんな店が扶桑にあるって 確か・・・追憶ショップ・・・」
コブウラ「有名になったもんだねぇ、そうさね『追憶ショップ風速3m』のコブウラってのはアタシの事さ」
エーリカ「チョットまった!」
エーリカ「(ミヤフジどう思う? すごい胡散臭くないか?)」ヒソヒソ
宮藤「(分かりません・・・でも・・・)」ヒソヒソ
ペリーヌ「・・・・。(ゴクリ)」
>>13
18歳と数百ヶ月かな
ルッキーニ「コブウラスゴーイ!アタシにやってー!」
コブウラ「ちなみに気になる料金設定はこんな感じだよ」パネルどん!
シャーリー「金とんのかよ!」
コブウラ「なにが悲しくてわざわざ欧州くんだりまで店ほっぽらかして来たとおもってるんだい 稼いでるんだから文句言わない」
シャーリー「ぅ・・・まあ結構安いけどさ」
コブウラ「くれぐれも隊長さん達には内緒だよ 長く楽しみたいならね」
ルッキーニ「内緒ね!いいよー! 早く早くー」
コブウラ「じゃあまず自分の見たい夢をこの紙に書いてね」
ルッキーニ「はーい!」カキカキ
コブウラ「じゃあそこのベッドに横になって はい楽にしてねー」
ルッキーニ「ニャハハハハ タッノシミー!」
コブウラ「----じゃあこのコインを目で追ってー(プラプラ) だんだん眠くなるー 」
コブウラ「 えーっとナニナニ『シャーリー並みのバインバインのナイスボディになってーロマーニャでケーキをー
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シャーリー「おーい ルッキーニー 起きろー」
ルッキーニ「うにゃ~ ・・・・。 ・・・・!!!??」
ルッキーニ「すごーい!今の夢だったのー!? 全然わかんなかった!」
シャーリー「へぇーどうだった?楽しかったか?」
ルッキーニ「凄いんだよ!ナイスバディになってね!ロマーニャでケーキセット食べてたのー!」
ルッキーニ「それからね!マリアが遊びにきてねー!パンナコッタ食べ放題でねー!」
エーリカ「ケーキ・・・パンナコッタ・・・いいなぁ」
シャーリー「アハハハお前の書いた物語そのものだなぁ~大したもんだ~」
宮藤「へぇ~すごーい」
シャーリー「じゃあせっかくだし私もやってもらおうかなぁ」カキカキ
宮藤「ジー」(シャーリーさんまで・・・シャーリーさんの夢ってなんだろう)
シャーリー「そんなに見るなよ宮藤 恥ずかしいだろ///」
宮藤「あ!すいません」
ルッキーニ「えー早くみたいよー」
シャーリー「まあ、どうせバレるんだけどさ///」
コブウラ「えーはいはい じゃあ嬢ちゃんと同じようにそこに寝てコインみててね」
コブウラ「えっと・・・本国宣伝省の映画の主演に選ばれた私は~銀幕デビューを大盛況で飾り」
コブウラ「その後も映画に歌に大活躍、雑誌の表紙に乗らない週はないほどの人気ぶり---
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エーリカ「おーい 起きろー 終わったよー」
シャーリー「んフガ うぅん っは! 夢か!」
ペリーヌ「どうでしたの大尉?」
ルッキーニ「シャーリー楽しかった!?」
シャーリー「先生ぇ!!! あんた天才だよ! 凄いなコレ!」
コブウラ「出すもん出す限りは良い仕事するよ」
エーリカ「じゃあつぎはー」
コブウラ「いやいや、今日はもう店じまいだからね 出てった出てった」
エーリカ「え~! もう終わり?」
コブウラ「そりゃ催眠術だって体力使うんだよ 1日に1・2人が限界さ」
宮藤「ハルトマンさん、先生しばらくいらっしゃるようですから今日は--
ワイワイガヤガヤ
???(これは・・・これは・・・)
<天井裏> ???(凄い事になった・・・)
<床 下> ???(んダナ!!!)
翌日 昼食後
廊下
エイラ「ゲ!」
エーリカ「ゲ!とはナンダヨー」ムスー
エイラ「いやぁ~ゴメンゴメン アハハハハ・・・」アセアセ
エイラ「でもメズラシイじゃないか中尉 いつもなら昼寝してるダロー」
エーリカ「うーんちょっとね エイラは?」
エイラ「ワワワワワタシは アレだヨ アレ ・・・散歩ダヨ」ナハハハ
エーリカ「ふ~ん」テクテク
エイラ「・・・。」テクテク
エーリカ「でもさ、どうせ散歩するなら外のほうが--テクテク
エイラ「中尉も暇なら部屋の掃除したほうが--テクテク
エーリカ(・・・どうやら目的は同じみたいだね)
エーリカ「昨日から言ってたから私が先--テクテクテクテクテク
エイラ「私が終わったら呼びに行ってヤルカラ--テクテクテクテクテク
カウンセリングルーム前
ガヤガヤガヤガヤ
エーリカ・エイラ「ん?」
宮藤「ペリーヌさんしっかり!」ポワワワワ
リーネ「あ!ハルトマンさーん!助けて下さい!ペリーヌさんが!」
エーリカ「どうしたの!?」ッダ!
エイラ「うわー酷いなコリャ! 床が血まみれダゾ」
リーネ「分かりません、見つけた時には大量の鼻血を出しながらドアの前に倒れてて・・・」
リーネ「芳佳ちゃんがいま治療してるんですけど血が止まらなくて・・・」
ペリーヌ「ショウサァ ショウサァ ニャフフフフ ゴポポポ」
エーリカ「宮藤! まずうつぶせにして! リーネはタオルもってきて!」
宮藤・リーネ「はい!」
エイラ「んん? なにか手に持ってるゾ・・・紙?」ガサゴソ
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--------それは遠からず実現する夢--いや、運命-------
念願のガリア開放を成し遂げたワタクシは英雄としてガリアを象徴する存在に
しかしそれが仇となって501解散後は復興特命大使となり多忙な日々で孤独を感じている
政府要職の立場から、外国に居るかつての仲間とも連絡を取りにくいのです あゝ
そんな時にガリアに扶桑大使館が再建設されるとの一報が入る
そこに新たに赴任してきた駐ガリア武官が中佐となった坂本美緒だったのだ
邪魔者はもう居ない かつての上官との再開に急速に距離を縮める二人
再建パーティーで交わすシャンパン、壮大とは言えないが復興の光が眼下にきらめいている
互いに思いを告げ、将来を誓い、二人の影が重なる
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エイラ「…ムリダナ」
エイラ(でも羨ましいゾ・・・ワタシも早くサーニャとの・・・)
バルクホルン「む、来ていたのかお前達、いったいどうした!?」タタタタ
宮藤「バルクホルンさん!ペリーヌさんが大変なんです!」
エーリカ(トゥルーデがカウンセリングに?・・いや偶然・・・じゃないよね・・・やっぱりまだクリスのこと)
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夕食後 食堂
宮藤「ミーナ隊長も坂本さんも自室にかえりましたよ ハルトマンさん」
シャーリー「どうかしたのかー、ハルトマンが皆を呼ぶなんて珍しいな」
エーリカ・バルクホルン・エイラ・宮藤・リーネ・ペリーヌ・シャーリー・ルッキーニ
エーリカ「あれ? サーニャンは?」
エイラ「カウンセリングにも催眠術にも興味ないからもう寝るってさ」
エーリカ「そっか それならそれで良いけどさ」
エーリカ「・・・みんなもうコブウラ先生のあのワザについてはもう知ってるよね」
宮藤「わたしも早くおっぱいがいっぱいで501は大変です!」
シャーリー「ああ!最高だったよありゃ!」
エーリカ「みたいだね ・・・でもあれは麻薬だよ!」
リーネ「麻薬!?」
エーリカ「そうだよ・・・先生はあのワザでいろんな夢をみせてくれる・・・だけどそれは夢!」
エーリカ「夢でしかないんだよ! 夢にハマり、夢の世界にのみ遊ぶというのもいいかもしれない・・・」
エーリカ「でもそれは現実からの逃避でしかないんだよ!!!」
エーリカ「目が覚めた時には全部消えちゃって 夢とは違う自分を再認識する事になるんだ!」
エーリカ「夢に遊んでても 現実は変わらず 時だけが過ぎ去っていくんだよ」
エーリカ「それに先生が来たのはもともとは心のケアの為だろ?」
エーリカ「あんなに人が一杯いたんじゃ悩んでる人が居ても相談しにいけないじゃん!」
バルクホルン「フラウ・・・」
一同「・・・。」
シャーリー「ハルトマンに正論言われる日が来るなんてなぁ でも確かに その通りかもな」
ペリーヌ「夢は夢でしかない・・・悔しいですがその通りですわね」
ルッキーニ「えーーまたやりたかったなー」
エイラ「ん~~」
リーネ(ちょっとやってみたかったかも)
宮藤(ハルトマンさん!見直しました!)
エーリカ「でもさまあ確かに、娯楽のない前線には丁度いい気分転換にはいいかもしれないし?」
エーリカ「ストレス解消程度に留めるなら 役に立つと思う・・・ だから提案なんだけどさ」
エーリカ「コブウラ先生の所に行くのは順番で一日一人づつ!」
エーリカ「そんで、悩みがない人でも順番がきたら必ず先生の所に行くこと!」チラッ
バルクホルン(! ・・・あいつめ)グスッ
ルッキーニ「ヤッター!」
エイラ「まぁ そういう事なら・・・ それでイイんじゃないカ?」
シャーリー「アタシもそれでいいと思うよ」
リーネ「私もとっても良い案だと思います」フフ♪
バルクホルン「無論異論はない」
数日後 食堂
ミーナ「エーリカ、トゥルーデが見当たらないんだけど知らないかしら」
エーリカ「んーどうしたのー」
坂本「バルクホルンに客が来ているのだ」
クリス「ハルトマンさんこんにちは♪」
エーリカ「クリスじゃないかー!」
ミーナ「妹のクリスさんが大分回復してね トゥルーデにはサプライズで招待したのよ」
坂本「奴の非番に合わせてな はっはっは! たまにはこういうのもいいだろう」
エーリカ「基地に招待なんてミーナもやるじゃ~ん? トゥルーデなら・・・あ」
ペリーヌ「バルクホルン大尉なら先ほどカウンセリングルームに」
クリス「え? お姉ちゃんどこか悪いんですか!?」
エーリカ「いやいや実はカクカクシカジカで!」
ミーナ「あら素晴らしい取り決めじゃない!」
坂本「むぅ まあミーナが良いというならいいのだが」
坂本「ま、奴も悩があったとしても吹っ飛ぶだろうがな 妹さんがこれだけ元気になったんだからな はっはっは!」
ミーナ「じゃあ行きましょうか♪コッチよクリスさん」
エーリカ「あーまってよ!アタシも行く~」タタタタ
宮藤「あれがクリスちゃんかー」
ペリーヌ「家族・・・ですか・・・」
リーネ「少し羨ましいですね」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
カウンセリングルーム
ミーナ「トゥルーデ、嬉しいお客さんよ!」
坂本「喜べバルクホルン!」
クリス「お姉ちゃん!会いに来たよ!!!」
ドア「 ガチャ! 」
バルクホルン「ニャァァァ!!! 芳佳のウィッチ●ポおっきいニャーーー!!!!」ガクガクガクガク
ミーナ「・・・。」
坂本「・・・。」
バルクホルン「ッヒン! ハニャ! まってニャ! ゆっくりニャ コワレちゃうニャぁ!」ガクガクガクガク
エーリカ「・・・。」
コブウラ「・・・。」
バルクホルン「ニャニャ!? そ!そこはチガウ穴ニャァ~~~!!!」グリン!
ミーナ「 」サブイボ!
エーリカ「 」サブイボ!
クリス「キュウ」パタリ
坂本「セェェェイ!!!」蹴り!
バルクホルン「ニャ!」
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30分前
バルクホルン「 私は猫耳ウィッチなんだ 」
コブウラ「 ・・・・・・・・・はあ。 あの大尉さん、夢の希望なら紙に--
バルクホルン「猫耳ウィッチなのだ 使い魔は可愛くて非力なネコなのだ」
コブウラ「・・・。」
バルクホルン「けっして筋力強化のジャーマンポインターではないのだ」
バルクホルン「ウィッチーズでも人気ナンバーワンの美女かつ頼られる姉ポジションにいる私」
バルクホルン「ある日、目をかけていた妹達から一斉にコクられる・・・」
バルクホルン「『お姉ちゃんはみんなのものなんだニャー』そう言ってごまかすも皆もう・・・昂っちゃって・・・」
バルクホルン「もろびとこぞりて眼の色変えて襲い掛かってくる ・・・そして・・・」
バルクホルン「とうとう血の繋がらない妹のひとり、『芳佳』に捕まってしまう」
バルクホルン「そして芳佳の股間には伝説のウィッチ●ポが」
バルクホルン「はんば無理矢理につながる芳佳と私 ---こんな方向で頼む」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
コブウラ「アタシに任せな!」ズバァン
バルクホルン「信じていました先生!」
コブウラ「・・・え~あんたは美女になーる」
バルクホルン「違う! 猫耳ウィッチで頼れる姉ポジだぁ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
坂本「起きろ!起きんかバルクホルン!」
バルクホルン「ん・・・む? ミーナ、一体どうした」
ミーナ「どうしたですって!? それはコッチのセリフよ! 何てこと口走ってるのよ!」
エーリカ「この変態シスコン!見損なったよ!」
バルクホルン「そうか 見られてしまっては仕方ない いいかよく聞いてくれ」
バルクホルン「クリスから離れて暮らし圧倒的に『妹成分』が不足する日々」
バルクホルン「先日はそのあまりの乾きから作戦に支障をきたす始末」
バルクホルン「そこに現れた血の繋がらない妹、宮藤」
バルクホルン「私の楽園物語に奴が出演するのは自然な事だ」
坂本「しかしだな・・・ その・・・夢とはいえ宮藤とあのような行為まで及ぶ必要が--
バルクホルン「私が彼女を愛する様に、彼女も私の事を愛して欲しい」
バルクホルン「そう考えるのは責められる事ではないはずだ」キリッ!
クリス「お姉ちゃん・・・」ドンビキ
バルクホルン「クリス!!!? どうしてクリスがここに!?」アタフタ
クリス「イヤ! コッチ来ないで!」後ずさり
バルクホルン「な! 何故だ! 何故なんだクリスゥゥゥ!!!」ガーン
エーリカ「当たり前だよ!!! も~面倒だなぁ・・・」
エーリカ「こうなったら荒療治で矯正するしかないね」
エーリカ「トゥルーデが妹に迫ると妹は全員淫乱テディベアに変身する夢を見てもらうよ」
エーリカ「コブウラ先生!?」怒
コブウラ「乗りかかった船、あたしに任せな!」
バルクホルン「オイ!ヤメロ! それはあんまりだ!」ダダッ
坂本「観念しろバルクホルン!」ガシッ
コブウラ「さあ~このコインを見て あなたは段々眠くなる~」
バルクホルン「むん!」目閉じ!
コブウラ「なにぃ!?」
ミーナ「観念しなさいトゥルーデ!」無理やり目開け!
バルクホルン「ウオォォォ!」
???「待って下さい!!!」
ミーナ「その声は!」
宮藤「とう!」ガシャーーン!
窓ガラスを割って部屋に飛び入ってきた宮藤!
坂本「宮藤!なぜココに!」
宮藤「せいっ!」シュビ!
坂本「オフウ」パタリ
宮藤「やあっ!」シュバ!
ミーナ「アフウ」コロリ
宮藤「せいっ!やあっ!」シュビ!シュバ!
エーリカ・コブウラ「ガフフウ」コロリ
宮藤「大丈夫ですかバルクホルンさん!」
バルクホルン「ああ助かった!感謝する!」
宮藤「話は後です!まずここから逃げましょう!」タタタ
バルクホルン「わ、わかった!」タタタ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
ペリーヌの花壇
宮藤「ふーーー ここまで来たらひとまず大丈夫ですね」
バルクホルン「宮藤 なぜ私を助けたのだ・・・」
宮藤「だって あれは皆さん流石にやり過ぎだと思います」
宮藤「私達は家族なのに・・・家族だったらバルクホルンさんの寂しさとか・・・」
宮藤「心の隙間を埋める事が大切なんだと思うんです!」
バルクホルン「宮藤・・・」ウルウル
宮藤「それに・・・みんなバルクホルンさんの事もっと信じてあげるべきです」
宮藤「そりゃ今は・・・年下と見るや妹認定するシスコンで・・・それにちょと変態かもしれませんけど」
宮藤「私だって至らない所があるし、それにバルクホルンさんみたいなお姉ちゃんが居たら嬉しいです!」
バルクホルン「ぉぉぉぉ・・・・」
宮藤「ちょっと変態な妄想さえなければ理想的な・・・」
バルクホルン「じゃ、じゃあ宮藤! もし私が妹好きも節度をわきまえて・・・変な妄想なんかも辞めたら・・・」
バルクホルン「私の妹になってくれるか?」
宮藤「・・・・」
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