姉「弟ちゃん!久しぶり!」弟「ぬぉっ⁉」(452)

姉「弟ちゃん弟ちゃん弟ちゃん弟ちゃん!」

弟「ちょっ…姉さん…離れてよ、暑苦しい」

弟(お、おっぱいが…!)

姉「えー、弟ちゃん冷たいなあ…。せっかく3年ぶりの再会なのに」

弟「いいから、離れてよ…」

弟(柔らかい感触が…やべえ…)

~~~

爺「よく来たな孫よ」

弟「久しぶりだな爺さん」

爺「元気そうで何よりだ。それよりも、どうだ?久しぶりのこっちは」

弟「空気がうまい。やっぱり田舎はいいね。元気が出る」

爺「そりゃ良かった。まぁ久しぶりだし、ゆっくりしていくといい」

弟「あぁ。ありがと」

爺「んで、お前…姉さんにはもう会ったか?」

弟「あぁ、駅から出た瞬間に抱きつかれた」

爺「綺麗になってたろ?」

弟「…あぁ。ちょっと、びっくりした」

弟(胸の成長具合にな…)

爺「そうだろ。ここら辺の女の子ん中では一番の美人だ」

弟「女の子自体、この辺には住んでないだろ」

爺「女の子だけじゃなく、男の子も住んどらんぞ」

弟「………姉さん…よく、こんなところで暮らしてるな」

爺「まぁ、大学は都市部の方に通ってるからな。問題はない」

弟「…通学に何時間かけてんだろ」

爺「ま、人は住んでいなくとも…ここには有り余る自然がある。お前もこっちにいる間は、姉さんと一緒に綺麗な空気を満喫するといい」

弟「あぁ、そのためにわざわざ来たんだからな。言われなくても、満喫させてもらうよ」

姉「お爺ちゃん~!弟ちゃん~!」

爺「お、帰って来たな」

姉「ほら!見て見て!弟ちゃんが来るって聞いたから、近くの川でスイカ冷やしてたの!」

弟「おー!ありがとう姉さん!」

爺「川で冷やしたスイカはうまいぞ。キンキンに冷えるからな」

弟「どれどれ?」サワッ

ヒヤァーッ

弟「んほぉっ!マジだ!つめてぇ~!」

姉「んふふ~。今、切ったげるからね~」

シャリシャリシャリッ!

弟「……うめえ…!冷たい…!」

爺「…うむ。うまいな」

姉「んふふ~、そうでしょ~?」

チリーン…

弟「…風鈴…」

弟(……いい音色……懐かしいな…)シャリ…

姉「弟ちゃん!」

弟「…えっ?なに…」

プッ!

弟「いてっ!」

姉「ふははは!必殺!種飛ばし~!」

弟「……………くっ」

姉「ふはははは!」

弟「あっ!姉さん、ゴキブ…」

姉「⁉⁉⁉」

弟「隙ありっ!くらえ!種マシンガ…!」

姉「いやぁああああああああああああッ!!!!!」

ガバッ

弟「のわぁッ⁉」

姉「いやっいやっいやぁああああああ!!!きゃああああああああああっ!」

弟「ね、姉さん…苦し…!」

弟(おっぱいが…おっぱいがぁ…顔に押し付けられて……!)

爺「シャリシャリシャリ」

爺「…ゴキブリなんておらんよ」シャリ

姉「にゃあぁああああああああっ…!!って……へ?」

チリーン…

姉「……い、いない…」

姉「…ハッ!」

姉「弟ちゃん!どうしてそんな嘘……!」

弟「」

~~~

弟「……ん……?」

プーン……ポトリ…

弟(蚊取り線香……。…懐かしい…いい香り…)

弟「…てか…何で俺寝て…」

弟「……!」

弟「……そうだ…俺…姉さんの胸で…窒息…」

弟(……。…柔らかかったなぁ…)

ムラムラムラムラムラムラ

弟「………いかん」

弟「…散歩してこよう」

弟「雲一つ無い青空!」

ミンミンミンミン…!

弟「蝉の声!さんさんと降り注ぐ太陽の光!」

弟「……………」

弟「…あつ…」

弟「まぁ、でも都会の暑さに比べたら大分マシか…」

「~~~~♪」

弟「………ん?」

弟(川の方…誰か…歌ってる…?)

弟「………お?」

弟「あれは…姉さん…?」

姉「~~~~♪」

弟(…川辺で…本を読みながら、歌ってる…)

姉「~~♪…およっ?」

弟「よ、よう」

姉「もう、目が覚めたんだ」

弟「あぁ」

姉「弟ちゃんったら…どうしてあんな嘘ついたの?」

弟「すまん」

姉「ま、いいけどさ~」

弟「……だけど、気絶させるのはやり過ぎじゃない?」

姉「わざとじゃないもん」

弟「爺さんは?」

姉「診療所」

弟「あれ、もう辞めたって聞いたけど」

姉「うん、辞めたわよ。まだ、診療所の中の片付けが残ってるんだって」

弟「ふぅん」

サラサラサラサラ…

弟「…………川…綺麗だな」

姉「そうね…。だから私、よくここに来るんだ」

姉「嫌なことなんか…この綺麗な景色を見てると…全部忘れちゃう」

弟「…何となく分かるよ」

姉「……ねぇ?」

弟「ん?」

姉「覚えてる?」

弟「何を」

姉「昔、私がここで溺れたとき…弟ちゃんが助けてくれたこと」

弟「…んなこと、あったけか?」

姉「あったよ」

弟「覚えてないな」

姉「私は覚えてるよ」

姉「あの時の弟ちゃん…すごくカッコよかった」

弟「……気のせいだよ」

姉「そんなことないよ」

弟「……………」

姉「ねぇ、明日…空いてる?」

弟「あぁ、予定なんて何にも無いよ」

姉「じゃあさ、明日、弟ちゃんがここの事、どこまで覚えてるかテストしよ?」

弟「テスト?」

姉「うん、この辺を私と一緒に散歩して…覚えてるか、テスト」

~~~

弟「ごちそうさま」

姉「お粗末さまでした」

弟「姉さんの料理、やっぱ美味いな」

姉「えへへ、まあね」

弟「そういや、爺さんは?」

姉「食後の運動」

弟「診療所も辞めたってのに…あの爺さん元気だな」

姉「元気が無いより、マシでしょ?」

姉「それにしても暑いねぇ」パタパタ

弟「おうっ⁉」

弟(ふ、服の胸元をパタパタさせて…た、谷間が…!)

姉「ん…?」

弟「………ゴクッ」ジー…

姉「…ふふーん…」ニタァ

弟「ところで…チラってるよ」

姉「なにが?」

弟「胸。貧乳だからって、ノーブラはよくないと思うよ」

姉「だって、暑いし、誰も見てないから大丈夫」

弟「俺がいるけど」

姉「あんた弟だし、別に気にしない」

弟「そうですか。でも、目のやり場に困るから」

姉「見ればいいじゃない。ガン見してハアハアすればいいじゃない」

弟「マジで? やった、姉おっぱい最高!」

姉「ちょ、ちょっと待って! なんで服脱いでるの!?」

弟「見ながらオナニーするからに決まってるじゃん」

姉「しながら答えるのやめて」

弟「まあまあ。俺のチンコ、ガン見していいから。むしろ見ろ」

姉「マジで? やった、弟チンコ最高! …なんて言うわけないでしょ。服着なさい」

姉「弟ちゃん!」

弟「ひゃいっ⁉」

姉「お手!」

弟「わんっ!」バッ

ガシッ!

弟「うおっ!」

ムニッ

弟「」

弟「なななななななな何してんのののののの」

姉「見てたでしょ?」

弟「え?」

姉「私の胸」

弟「んなことあるわけけけけけけけけ」

姉「正直に答えたら、揉む権利を与えよう」

弟「はい見てました」

姉「ぷっ…!あははははははっ!正直で大変よろしい!」

弟「正直が取り柄でございますゆえ」

姉「ま、揉むくらいなら許したげる」

弟「うひょおおおおおおおおお!」

姉「ただし、今から10秒間のみ!始め!」

弟「えっ?そ、そんな…!」

弟「こ、この最初で最後のチャンスを逃してたまるかぁああああああ!」モミモミモミモミ!

姉「ひゃあッ⁉ちょっ…お、弟ちゃん、激し…んっ!」

弟「うおおおおおおおおおおお!」モミモミモミモミィ!

姉「んんっ!んあっ!…はぁっぁあああん…!」

弟「うりぃいいいいいいいいいいいいいい!」モミモミモミモミ

姉「お…んんっ…お、おしま…はあっん!」

弟「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!」ドドドドドドドドドドドド

姉「い、いい加減にしなさーい!」

弟「ひっ!」バッ

姉「はぁはぁはぁ…じ、10秒って言ったのに…んっ…はぁっ…いつまで揉んでるのよ…」

弟「ご、ごめん…」

姉「まったく……」

姉「…でも…弟ちゃんが…私の事…ちゃんとそういう目で見てくれてるのは…」

弟「え?」

姉「な、何でもない!も、もうお皿洗うから!」

~~~

姉「………ダメだな…私…」

姉(もう…大丈夫だと思ってたんだけど…)

姉「やっぱり私…まだ弟ちゃんのこと…」

姉(こんなこと…ダメなのに…)

姉(私には…弟ちゃんを…いや…人を好きになる権利なんか…)

~~~

弟(俺の寝室…)

弟「3年前と何も変わってないな」

弟「それに比べて、姉さんのおっぱいはどうだ」

弟「……………」ムラムラムラムラシマムラ

弟「こんなの生殺しじゃないか…」グスッ

弟「でも…」

チリーン…

弟「夏休みを利用して、来てよかった」

弟「…3年ぶりだもんな」

弟「会いたかったよ、姉さん」

~~~

若爺『よく来たな孫よ』

チビ弟『おじいちゃん、ひさしぶりー』

若爺『全く…ワシの可愛い孫を残して、海外旅行とは…お前の両親は何を考えてるんだか…』

チビ弟『なかよしだからねー』

若爺『はぁ…お前はのんきだな』

チビ弟『よくいわれる』

『おじいちゃん!アイスかってき…』

チビ弟『…ん?』

若爺『おお、そうだそうだ忘れとった』

チビ弟『だあれ?』

若爺『お前のお姉ちゃんだよ』

チビ弟『へ?』

若爺『ほれ、こっちに来て挨拶しなさい』

幼女姉『………』トコトコ…

チビ弟『………………』

幼女姉『……こ、こんにちわ』

チビ弟『こんにちわ!』

幼女姉『………………』

幼女姉『…えへへ』

チビ弟『ねえ、おじいちゃん。なんで、ぼくにおねえちゃんができたの?』

若爺『…それは』

幼女姉『おじいちゃんのびょういんで…あたしのおかあさん…しんじゃったから…おじいちゃんが…あたしのおせわをしてくれることになったの』

チビ弟『……あ…』

チビ弟『…ごめんなさい』

幼女姉『なんで、あやまるの?』

チビ弟『……わかんない』

幼女姉『……………』

幼女姉『…よし!いっしょにアイスたべよ?』

ミンミンミンミンミンミンミンミン…!

弟「ん…」

弟「朝……か…』

弟「…ふぁあああああっ」

ドタドタドタドタ…!

弟「ん?」

ガラッ

姉「おっはよ~!弟ちゃん!清々しい朝ですよ~!」

弟「……………暑苦しい」

姉「朝ごはんもう出来てるから。顔洗って歯ァ磨いて、ラジオ体操したら、すぐに来てね~」

弟「ラジオ体操いるの?」

姉「夏休みだもん、当たり前でしょ?」

弟「俺、もう大学生なんだけど…」

姉「もう!今日はいっぱい歩くんだから!準備体操よ準備体操!」

爺「ほう、お前たち今日は出かけるのか?」モグモグ

弟「あぁ、姉さんとデート」ムグモグ

姉「こら!二人とも口に物入れたまま…って、えええええッ⁉」

弟「違うの?」

姉「ちちちちちちちちち違うわよ!テストよテスト!弟ちゃんの記憶力テスト!」

爺「ズズーッ」

爺「今日も味噌汁が美味い」

~~~

弟「あっちー…」

姉「そうだね~」

弟「で、俺らはどこに向かって歩いてるの?」

姉「海よ」

弟「海?」

姉「この道を真っ直ぐ下っていけば、海に着くの」

姉「3年前も行ったでしょ?」

弟「あぁ…行き方までは覚えてなかった」

~~~

姉「海だぁあああああっ!」

弟「おー……綺麗だ…」

ザザァ…ザザァ…

弟「…泳ぐの?」

姉「ううん。水着持ってきてないし…大体泳いじゃったら、他のとこ回れないしね。」

姉「さて弟ちゃん、何かここでの出来事は覚えていますかな?」

弟「…たしか」

弟「爺さんと姉さんと俺の3人で来て…」

姉「ふむふむ」

弟「溺れた姉さんを、爺さんと助けた」

姉「」

姉「…そそそそそんなことあったっけ?」

弟「うん」

姉「それ、川で溺れた記憶とゴッチャになってるんじゃ…」

弟「いや、海だった。浮き輪が反対になって、逆さまな足が浮き輪の上でバタバタしてて、不気味だったの覚えてるもん」

姉「不気味とか言うなあぁああああっ!」

弟「姉さん…あの時、砂浜にあげたら気絶しててさ…」

姉「……え」

弟「このまま、死んじゃったらどうしようって…すごく悲しかった」

姉「…………」

弟「まぁ、すぐに「おひょっ」とかいう意味不明な叫び声あげて、目を覚ましたけどな」

姉「」

~~~

姉「はぁ…」

弟「お、おい。どうしたんだよ、歩くの速いよ」

姉「弟ちゃんが遅いのよ!」

弟(何怒ってるんだ…?)

姉(全く…何であんなしょうもない事だけ覚えてるのよ…)

姉「さぁ着いた」

弟「随分歩いたな」

姉「ここは覚えてる?」

弟「懐かしいな、この神社。よくここでかくれんぼとかしたよな」

姉「うん、よく覚えてるじゃない」

弟「多分、一番遊んだの…ここだから」

姉「木々に囲まれてるから、神社全体が木陰になって涼しいもん。遊ぶには絶好の場所なのよね」

弟「夜中に、この境内の中に忍び込んで…2人で泣きべそかいたっけか」

姉「ははは、懐かしいね。でも、泣いてたのほとんど私だったよ?」

弟「そうだっけ」

姉「うん。弟ちゃん…ずっと私を励ましてくれてて…」

弟「むむむ……」

姉「もう!やっぱり、肝心なことだけ忘れてるんだから!」

姉「…3年も遊びにこないから、忘れちゃうんだよ…」

弟「…ごめん。高校生活が…思ってたより忙しかったから。夏休みも時間が取れなかったんだ」

姉「昔は夏休み、冬休み、春休み…全部遊びに来てくれたのに…」

弟「……………」

姉「…ずっと、待ってたんだから」

弟「姉さん…」

姉「……………はぁ」

ギュッ

弟「うおっ」

弟(手を…)

姉「ほら!次行くよ次!」

弟「ま、待って姉さん、引っ張らないで…!」






風呂入ってくる

~~~

弟「だぁああああ…っ」

姉「ふぅっ、沢山歩いたわね~」

弟「つ、疲れた…」

姉「もう、夕方…」

弟「も、もう帰ろうよ…」

姉「何言ってるの。まだ最後にとっておきの場所が残ってるんだから」

弟「うへぇええええ……⁉」

~~~

弟「ま、まだなのか…?も、もう日が暮れちまったよ…」

姉「もう少し!あと少しだから!男の子でしょ?」

弟「こ、こんな山道…お、男の子でも辛いわぁ…!」

ザザァアアアア…!

弟「…ん?」

姉「ほら、見えた!」

ザァアアアア…!

弟「……すげ……」

姉「…来て良かったでしょ?」

弟「…あぁ……」

弟(何だこれ…ただでさえ圧倒されそうな綺麗な滝なのに……!」

弟「滝壺に…星や…月が…落ちてるみたい…」

姉「夜にくると格別なんだ~、ここ」

弟「………………」

姉「で?ここについては何か覚えてる?」

弟「へ?」

姉「え?」

弟「俺…こんな滝、初めて知ったけど…?」

姉「………うそ」

弟「え?」

姉「い、いや、何でも無いわ!わ、私の勘違いだったみたい!ご、ごめんね?そうよ、初めてよね…」

弟「姉さん…?」

姉「さ、さぁ、そんなことより記念写真とろうよ!私、デジカメ持ってきたんだ~!」ガサゴソ

弟「お、おう。こんな綺麗な滝…なかなかお目にかかれないしな」

姉「そうそう。さ、撮ろ撮ろ!」

弟「でも、2人しかいないから、どっちかしか映らないよ?」

姉「こうすれば大丈夫!」ギュムッ

弟「おうっ⁉」

弟(姉さんが俺の肩を…んでカメラをこっちに向けて…なるほど、これなら2人とも…)

弟(あれ、でもこれじゃあ…)

弟「ね、姉さん…これじゃ滝が…」

姉「はい、チーズ!」

パシャッ

~~~

姉「あぁ~疲れたぁ~!」

弟「やっと戻ってこれたな」

姉「汗かいたねぇ~」

弟「風呂入りてぇ」

姉「そうだね、それじゃお風呂沸かして来るね」

弟「ありがと」

~~~

姉「…よしっ、もう沸いたかな?」

姉「…………」

姉(滝のこと…弟ちゃんが覚えてるって言ったら…私どうするつもりだったんだろう?)

姉(私と…弟ちゃんが…)

姉(そんなこと…絶対ダメなのに…)

弟「…………グーグー…」

姉「弟ちゃん~!お風呂沸いたよ~!」

弟「…ん…お、おーう…。今行くぅ…」

姉「一緒に入ろー?」

弟「おーう……」

弟「………………」

弟「」

姉「どーしたのー?早く来なよー?」

弟(……………イッショニ…?)

姉「弟ちゃ~ん?」

弟(……お、落ち着け…とりあえず落ち着け…!)

姉「あ、一緒に入ろってのは冗談だよ~?」

弟「」

カポーン…

弟「ふぅ……」

弟「……生き返る…」

弟(それにしても…今回ここに来てから…姉さん、ちょっとおかしくないか…?)

弟「…胸揉ませてくれたし」

弟(もしかして…姉さんも俺のこと…?)

弟「今回…こっちに来たのは…姉さんに…」

弟「高校時代も…ずっと姉さんのこと…忘れられなかったから…」

弟「………………」

弟「…よし」

弟「姉さん、風呂空いたよ」ホカホカ

姉「ん?早いね、感心感心。姉を汗だくのまま、待たせないとはよく出来た弟よのう」ナデナデ

弟「……………」

姉「どうした?」

弟「姉さん!」ガバッ

姉「ッ⁉」

姉「ちょ…弟ちゃん…⁉」

弟「姉さん…俺が、こっちに来たのは…姉さんに会うためだったんだ…」

姉「…え?」

弟「俺…高校時代…姉さんのこと忘れるために、こっちに来なかった」

姉「…………」

弟「姉弟で…好きになるなんて…あってはいけないことだって…思ってたから」

姉「……め…………!」





俺も眠くなってきた

弟「でも、この3年間!一度も姉さんのことを忘れる事は出来なかった!」

姉「…弟ちゃ…!」

弟「それどころか!姉さんへの思いは日に日に募っていった!」

姉「…だめ…」

弟「もう限界だったんだ!俺はもう姉さんしか…!」

姉「駄目ぇええええええッ!!!」

弟「…姉さん……?」

姉「駄目だよ…駄目なんだよ……ヒック…弟…ちゃん、は…私の事なんか…好きになっちゃ…!」

弟「…どうして…?」

姉「……ヒック…どうしても…駄目なの……!」

弟「姉さんは…俺のこと…嫌い…なの…か…?」

姉「そんなことない!!」

姉「そんなこと…ない…!好きよ…!大好きよ…!だからこそ…ヒック…弟ちゃんには…幸せになって…欲しいから…!」

弟「姉さん以外となんて幸せになれるはずが無いよ!」

姉「……ヒック……弟ちゃん……」

弟「姉さん…」

姉「…離して…?」

弟「…………」

姉「離してッ!!」

弟「…………」パッ…

姉「………ヒック………」

弟「……………」

姉「…お風呂…入ってくる…」

弟「………………」

弟「…はははははははは……」

弟「ずっと…ずっと好きだった姉さんに……」

弟「………………」

弟「………明日…帰ろう……」

弟「……………」

ガラッ

爺「……………ふん…」

弟「…じ、爺さん…」

弟「……ずっと…聞いてたのか」

爺「…すまんな」

弟「…………惨めだろ…?」

爺「いや」

弟「…………同情なんか……」

爺「んなもんしとらん」

弟「……………」

弟「…明日…帰るから…」

爺「待て」

弟「何だよ⁉」

爺「お前…本当にあの子のことが…姉さんのことが好きなのか?」

弟「……あ?」

爺「姉さんのことなら…どんな事でも受け入れる覚悟があるか?」

弟「爺さん…何言って…」

~~~

弟「………ここか…」

弟「…たしか、2つ目の引き出し…だったか…」

~~~

爺『お前が本当に、姉さんのことを愛しているなら、ワシの部屋の机の引き出しを開けろ』

弟『は…?』

爺『何を見ても、姉さんを愛し続ける覚悟が無い限り、引き出しの中身を見るんじゃないぞ』

弟『何を……』

弟「………………」

弟「…姉さん……!」

ガ……

弟「……覚悟だと……?」

弟「んなもん…最初から出来てるさ…!」

ガラッ!

弟「…なんだこれ…?」

弟「交換日記……?」

ペラッ…

弟「……………」

弟「……ッ⁉」

弟「これって……⁉」

~~~

姉「…ヒック…ウッ……あぁああっ……」グスッグスッ…

姉「弟ちゃん…ご…めん…ヒック…ね…ぇ……えぐっ…」

姉「……ヒッ……ヒッ…うっ…」

姉「あぁあああああああんっ!うわぁあああああああ……!!」ポロポロ…!

~~~

弟「……………」

弟(布団に入っても寝付けない…)

弟「姉さんが…俺を、拒絶した理由…」

弟(全て…あのノートに書いてあった…)

弟(姉さんのお母さんと…爺さんの…交換日記……)

弟「…明日…姉さんと、どう接すればいいんだろう…」

弟(……………)

弟(考えても…答えは出ない…)

弟「……頑張って寝よう…」

~~~

チビ弟『おねーちゃん…ハァハァ…まだ着かないの…?』

幼女姉『もうちょっとだから!がんばって!おとこのこでしょ!』

チビ弟『ひえぇええええ…』

幼女姉『ほら!みえてきたよ!』

ザァアアアア…!

チビ弟『うわぁあああああっ!!』

幼女姉『すごいでしょ?』

チビ弟『みずが…!すごいおちてる!おねーちゃん!これなんていうの?』

幼女姉『これは、「たき」っていうんだよ!』

チビ弟『…そんなことくらい、ぼくにもわかるよ…。このたきのなまえはなんてゆーの?」

幼女姉『……わかんない』

幼女姉『で、でも!このたきのおはなしならしってるよ!』

チビ弟『おはなし?』

幼女姉『うん!おじいちゃんにおしえてもらったんだ!』

チビ弟『じゃあ、そのおはなしきかせて?』

幼女姉『うん、いいよ!むかしね?このたきには、りゅうのかみさまがすんでたんだって』

幼女姉『りゅうのかみさまはね?たきまできたひとたちの、おねがいをかなえていたんだって』

幼女姉『そんなあるひ、かみさまのとこに、いっぴきのキツネさんがあらわれるの』

幼女姉『そのキツネさんは、いたずらずきで、いろんなものにばけては、みちゆくひとたちをおどかしていたんだって』

チビ弟『わるいキツネさんだね』

幼女姉『それでね?あるひキツネさんは、びじょにばけて、あるたびびとさんをおどろかそうとしたんだよ』

幼女姉『たびびとさんと、あるていどなかよくなってから、しょうたいをみせて、ビックリさせようとしたんだけど…』

幼女姉『たびびとさんが、とってもやさしいひとだったから…キツネさんはたびびとさんにこいしたゃったの』

チビ弟『……………』

幼女姉『でも、キツネさんとにんげんは…いっしょにはなれない』

幼女姉『こまったキツネさんは、このたきのかみさまのところにやってきて、こうおねがいするの』

幼女姉『「かみさま、どうかわたしをにんげんにしてください」』

幼女姉『キツネさんは、いっしょうけんめいおねがいしたの。すると、たきからかみさまがあらわれて、こういったの』

幼女姉『「いいだろう、おまえをにんげんにしてやる。しかし、わたしのちからでも、おまえのしっぽまでは、かんぜんにかくすことはできない」』

幼女姉『「めだたないていどにはちいさくできるが、かんぜんにはなくならない。もし、そのしっぽをにんげんにみられたばあい…おまえは、このたきつぼのあわとなるだろう」』

チビ弟『どおして、あわになっちゃうの?』

幼女姉『そんなの、わたしにもわかんないよ』

幼女姉『それで、めでたくキツネさんはにんげんになるんだけど…」

チビ弟『…たびびとさんに、しっぽをみられちゃうんだ?』

幼女姉『そのとおり!よくわかったね⁉』

チビ弟『う、うん…』

幼女姉『それでね、キツネさんはあわになって、たびびとさんのもとから、たきのほうにとんでいってしまったの』

幼女姉『たびびとさんは、そのあとをひっしにおった。そして、たきにたどりつくの』

チビ弟『……………』

幼女姉『たきで、たびびとさんはかみさまにあった。そして、キツネさんのしょうたいと、あわになっちゃったことをしるんだよ』

幼女姉『たびびとさんは、絶望した。じぶんのせいで、あいするひとはあわになってしまった、と』

チビ弟『…………』

幼女姉『そして、たびびとさんはキツネさんがねむる、たきつぼへみをなげちゃったんだって』

チビ弟『………………』

幼女姉『それいらい、かわいそうなキツネさんとたびびとさんのたましいは、ここにとどまっているんだって』

幼女姉『そして、にどとこんなことがおこらないように、このたきのまえで、あいのこくはくをすると、どんな、こんなんなれんあいでも、キツネさんたちのたましいがかなえてくれるそうだよ』

チビ弟『………ふぅん…』

幼女姉『とっても、かなしいおは
なしでしょ?』

チビ弟『……………』

幼女姉『…おとうとちゃん?』

チビ弟『……おねーちゃん』

幼女姉『ん?なぁに?』

チビ弟『すき』

幼女姉『…ふぇっ?』

チビ弟『おねーちゃん…すき』

幼女姉『おおおおおおおおおとうとちゃん⁉ななななななにを…⁉」

チビ弟『ぼく…あした、かえっちゃうから…』

幼女姉『…おとうとちゃん…?』

チビ弟『でも、ここでこくはくしたから…』

チビ弟『また、ぜったいあえるよね!』

幼女姉『……おとうとちゃん…』

幼女姉『そうだね…!また、あえるよ!ぜったい!」

チビ弟『おねーちゃんと、けっこんだってできるよね!』

幼女姉『もちろん!ぜったいに……ってえぇえええええ⁉』

チビ弟『えへへ~!おねーちゃんとけっこん、けっこん~!』





もう限界だ寝る
明日まで残ってたら、続きは絶対書くから
おやすみ

~~~

弟「…………っ……」

弟「……う…ん……ん…?」

弟「朝……か……」

弟「…俺…なんか…夢を…」

弟「………………」

弟「………ッ⁉」




残ってて、ビビった
すげーなおまいら

弟「俺…あの滝に……!」

『で?ここについては何か覚えてる?』

弟「…俺は…馬鹿じゃないのか……!」

弟「…なんで、覚えてなかったんだよ……!」

弟「……姉さん…!」バッ!

ドタドタドタドタ…!

ガラッ!

弟「姉さん!」

弟「……………」

弟(…いない……下か…?)

爺「やかましいぞ孫よ。家ん中では走るな」

弟「爺さん!姉さんはどこ行った⁉」

爺「あん?部屋にはおらんのか?」

弟「あぁ」

爺「下にもおらんぞ?第一まだ今日は見とらん」

弟「………………ッ!」

~~~

弟「……はぁっ…はっ…ハァ…!」

弟「クソッ!姉さん…どこに行ったんだよ…!」

弟「家ん中には…ハァッ…いなかったし…!外も…やみくもに探してもラチがあかねぇ…!」

弟「………ハァハァ……ッ…」

『嫌なことなんか…この綺麗な景色を見てると…全部忘れちゃう』

弟「………………!」

~~~

サラサラサラサラ…

姉「…………………」

姉「…鮮やかに…萌える緑…♪…」

姉「新しい…小さき生命…♪…」

姉「……永遠に…♪…」

ガサッ…!

姉「………………」

弟「……………姉さん…」

姉「…弟ちゃん…」

弟「ここだと思った」

姉「……………」

弟「…嫌なことは忘れられた?」

姉「…嫌なことなんて…むしろ…嬉しかった……」

姉「……………でも、私は…」

弟「俺、姉さんのことなら何でも知ってるって思ってた」

姉「弟ちゃん…?」

弟「誰よりも…姉さんのこと…分かってるって…思ってた」

姉「……………」

弟「でも、全然そんなことは…なかった」

姉「……………」

弟「姉さんが……自分の生まれについて…ずっと苦悩してたことも…知らなかった」

姉「ッ⁉⁉」

弟「……………」

姉「お、弟ちゃん…?何言って……」

弟「…昨日…あの後…交換日記を見つけたんだ」

姉「交換…日記…?」

弟「爺さんの診療所には、都市部から精神を病んだ患者が療養に来ることが多かった」

弟「爺さんは、そういう患者の心のケアのために、患者と交換日記をつけることが多かったんだ」

姉「………まさ…か…」

弟「その患者の中に……姉さんのお母さんも入ってた」

姉「…いや………!」

弟「姉さんのお母さんの交換日記に…姉さんが生まれた理由が…」

姉「いやぁああああああああッ!!!!」

弟「…………姉さん…」

姉「いや…いや……いやぁ…!」

弟「…………………」

姉「……全部……知っちゃったの……?」

弟「……………」

弟「…姉さんのお母さんが…精神を病んでしまった原因は…」

姉「………ヒック……!」

弟「ある男から、性的暴行を受けたから」

姉「…ぁああ……うぁああん……!」ポロポロ…

弟「それで…その暴行が原因で、生まれたのが…」

姉「ぁあああああああああああああッ!!!」ポロポロ…!

弟「…姉さん…なんだ…よな……」

弟「……………」

姉「……ヒック…!…うぁっ……ゴホッ…!……ッ…!」ポロ…

弟「………姉さん……」

姉「…い、一番…ヒック…知られたくない事を…一番知られたくない人に…ウッ…知られちゃった…」

弟「……………」

姉「……私の血は…汚れてるの……」

姉「…私は……生まれてくるべき人間じゃなかった」

弟「………………」

姉「…お母さんは…私が生まれたせいで……より精神を病んでしまった…」

弟「………………」

姉「あの男の血が入った私が存在するせいで…お母さんは…事件を二度と忘れることが出来なくなった…」

姉「私が生まれたせいで…お母さん…は…死んで…!」ヒック…!

弟「……ちが…!」

姉「だから、私は幸せになっちゃいけないんだ」

弟「…ッ…姉さん…」

姉「私が生まれてこなければ…お母さんは幸せな人生を送ることが出来たんだよ。私は…お母さんの人生を無茶苦茶にした…!だから…私に幸せになる資格なんか…!」

弟「違うよッ!」

姉「……弟ちゃん…」

弟「違うよ…!交換日記には…お母さんが姉さんを恨んでる事なんか…一つも書いてなかった!」

姉「……………え…?」

弟「日記には…どのページにも…姉さんのことばかり…書いてあった…!」

姉「……………」

弟「今日、初めて私のことを呼んでくれた、とか…病室のカーテンにくるまって、かくれんぼしてる様子が可愛い、とか…」

弟「そんなことばかり…書いてあった…!」

弟「そして…日記の最後のページには…」

姉「……………」

弟「私は幸せにはなれなかったけど…姉さんには…幸せになってほしい…って…!」

姉「…ッ…………!!」

姉「あ……あぁあああ……!」ポロ…ポロ…!

弟「……姉さん…」

姉「うわぁあああああああああん!!ぁああああああッ!」ガバッ!

弟「……………」ナデ…

姉「ぁああああああああああああッ………!!」

~~~

カナカナカナカナカナ…

弟「………………」

姉「……スー……スー……」

弟「………………」

姉「……んっ………」

弟「……目ぇ覚めた?」

姉「……弟…ちゃん…?」

弟「よく寝てたね?俺のせいで…昨日…寝られなかった…?」

姉「……空が…赤い…もう…夕方……?…って、弟ちゃんの膝!」

弟「…足の感覚がもう無い」

姉「ご、ゴメンッ!すぐにどく…」バッ

ゴンッ!!

弟「アゴッ⁉」

姉「あたまッ⁉」

弟「~~~ッ!」ジタバタ

姉「ぬぁあああああッ!」ゴロゴロ

弟「いってぇ…!」

姉「私の方が…!」

弟「…………」

姉「…………」

弟「……プッ!」

姉「……ふふっ!」

姉弟「はははははははははははっ…!」

姉「あはははっ………!」

弟「ははははっ………!」

姉「……なんか…スッキリした…」

弟「……そっか」

姉「うん」

弟「良かったな」

姉「お母さんの交換日記……なんで、お爺ちゃんは今まで見せてくれなかったのかな…?見せてくれてたら…私…」

弟「あれが見つかったの、診療所を閉めて片付けしてるときだったらしいから」

弟「最後のページを書いたあと…姉さんのお母さん…あのノートを隠してたんだって」

姉「どうして、そんなこと…」

弟「さぁ…?でも本来、交換日記ってのは他人には見られたくはないものだから」

姉「………そっか…」

弟「……………」

姉「……………」

弟「……姉さん…昨日の…こと…なんだけど…」

姉「…うん…」

弟「俺は…ずっと姉さんが好きだった」

姉「……………」

弟「…昨日…姉さんも…俺の事…好きだって言ってた」

姉「……うん…」

弟「…そして昨日…俺は…姉さんの…苦悩を…悩みを…知った」

姉「……………」

弟「俺は…それらを全部引っくるめて…姉さんのことを好きだと言える自信がある」

姉「……………」

弟「姉さんは…どう……かな…?」

姉「……自信………」

弟「……うん……」

姉「……………自信は……」

弟「…………」

姉「……持てない……」

弟「…どうして」

姉「私は…幸せにはなっちゃいけないと思って…ずっと弟ちゃんへの感情を閉じ込めていた…」

姉「でも…それだけが理由じゃなかった…」

弟「…他に…何か…?」

姉「私には…半分汚れた血が入ってる…。私のせいで、弟ちゃんに迷惑をかけるんじゃないかって…!」

弟「全部引っくるめて、好きだって…!」

姉「分かってる!分かってるけど…!自信が…持てないのよ…!」

弟「……………」

姉「……ごめん…なさい……」

弟「……………」

ギュッ

姉「え?」

弟「……来て」

姉「ちょっ…弟ちゃん…手を…!」

弟「いいから来て!」

~~~

姉「ちょ…っと…弟ちゃん……ハァハァ…どこ行くの……?私…もう……疲れ…」

弟「頑張って、女の子でしょ?」

姉「女の子だから…ハァハァ…いいじゃないのよ……」

姉(あれ……この道……)

ザァアアアアア…!

弟「見えた」

ザァアアアアア…!

弟「迷わずに辿り着けて良かった…」

姉「滝……」

弟「やっぱり夜は綺麗だな」

姉「…もう…日が暮れて…」

弟「姉さん昼間ずっと寝てたから、日が暮れるの早く感じるだろ?」

姉「そんなこと……ある…かな…」

姉「でも、どうして滝なんか…?」

ガシッ!

姉「ひゃいっ⁉」

姉(弟ちゃんが…私の両肩に手を…)

弟「姉さん…!」

姉「は、はい」

弟「好きだ」

姉「…へ…?」

弟「姉さん、好きだ!大好きだ!世界で一番姉さんを愛してる!誰が何と言おうと、俺は姉さんが好きなんだ!」

姉「ちょ、ちょっと弟ちゃん⁉お、落ち着いて…!」

弟「…ふぅ…」

姉「ほへ?」

弟「これで、俺たちの恋は叶うよ?」





エロ書くつもりなかったんだけど…
需要あんの?

何でもいいから姉を幸せにしろ
さもないと寝てる間にゴキブリがお前の口内で産卵する呪いをかけるぞ

姉「な、何言って…?」

弟「狐さんと旅人さんが叶えてくれる」

姉「…ッ⁉」

姉「…覚えてたの…?」

弟「今日…思い出した…」

姉「………そっか……」

弟「…忘れてて…ごめんな…?」



分かった、エロ書こう
>>300ハッピーエンドにするからやめれ

姉「ううん……思い出してくれて…嬉しい…」

弟「……自信ついたろ…?」

姉「…え…?」

弟「この滝の前で…俺は姉さんに2回も告白したんだ」

姉「あっ……」

弟「その上、両想いとなると…もう俺たちに怖いものなんかないよ?」

姉「………ふふっ…」

姉「………ホントに…私で…いいの…?」

弟「くどいよ姉さん。ずっと好きだったって言ってるじゃないか」

姉「…私…犯罪者の血が…入って……」

弟「姉さんは犯罪者じゃないだろ?」

姉「…ッ」

弟「みんな、両親は選べないんだ。どんな親を持っても…その人自身が真っ当な人間ならそれでいいじゃないか」

姉「でも…!」

弟「うるさい」チュッ…!



飯食ってくる

姉「んんんんんんッ⁉」

弟「んっ………」

弟「………はぁっ…」

姉「……はっ…はっ……」

弟「…もう、自信…ついた?」

姉「……………」

弟「……………」

姉「………んっ…」コク…

弟「じゃ、あらためて…」

姉「…………?」

弟「私は…姉さんを、世界で一番愛しています」

姉「…………」

弟「………姉さんは…どうですか…?」

ザァアアアアア…!

姉「………………」

弟「………………」

弟「……姉さ」

ガバッ!

弟「おうっ⁉」

姉「…好き…」

弟「…ね、姉さん…」

姉「好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き!大好きぃっ!」

弟「ね、姉さん…くるし…」

姉「私でいいんだよねッ⁉私なんかが、弟ちゃんのこと好きでもいいんだよねッ⁉」

弟「あ、あぁ…いいよ…いいから…くるし…!」

姉「あぁあああん!!うわぁあああああああん!!」

弟(…お、手が緩んで……)

姉「辛かったよぉおおおおお!苦しかったよぉおおおおおおおおッ!!」ボロボロ

弟「ね、姉さん…顔くしゃくしゃだよ…」

姉「うぁああああああっ!ぐじゅぐじゅ…うぁっ…!」

弟「あーあ、ほら鼻が…」ガサゴソ

弟「ほら、ポケットティッシュ。鼻に当ててやるから」

姉「ぐじゅ…ちーん!!」

弟「ばっちいなぁ」

姉「えへへ…」

エロまだー?

ポツ…

弟「おう?」

ポツポツ…

姉「雨…?」

弟「変だな…?空は、星も月もはっきり見えるのに」

ポツポツポツポツ…

姉「…きっと」

弟「ん?」

姉「狐さんみたいな…困難な恋が…叶ったから…」

弟「………あぁ…」

姉「狐の嫁入り…だね」

ポツポツポツポツ…!

弟「結構、強くなってきたな…」

姉「そうね…」

サァアアアアア……!

弟「うおっ、本格的に降りだした!」

姉「は、早く帰ろ!濡れちゃう!」

ギュッ

弟「あっ…」

姉「へへっ…早く行こっ」

~~~

姉「濡れちゃったね」

弟「あぁ……」

姉「雨やむまで…この神社の中で雨宿りかな…」

弟「そうだな…って、うぉいっ⁉」

姉「ど、どうしたの?」

弟「い、いやなな何でもない」

弟(姉さんの服が…濡れて透けてる…!)

姉「境内の中…以外に明るいわね」

弟「あ、あぁ、天気雨だから…月の光があるしな」チラッチラッ

姉「…………ん…?」

弟「………………」チラリン

姉「…………」ニヤァー


                        ,ト--ミ、、_:::::::::::::::::`:"'':―┼――――l
                        /ミミ三三ミ'ー‐-- 、、_:::::::|:::::::::::::::::::::::j
                        {ミミミ三三、     、ー=、`'┴―――fミ',
                      ,..、ミミミミミ三シ  . . . . `―' l ii l (ヲ  lミil
    ┏┓    ┏━━┓       //う{ミミミミf'"   _,,.,,_:.:.:.:..  _j_ .:.:.:.  lミリ.           ┏━┓
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                     / ヽ  lN,    /  ,ィiTTTTTト, ,}  ,/
                   , -―/   ヽ ', ヽ    {  ,/⌒'ー'‐'‐'‐',リ l  /
                /  /     ヽ'、 ヽ   l  {,ゝ、‐r‐'ン-i/ ,/ ,イ丶、、
               "i   {、     ヽヽ丶 丶 ヾ<Zェェェシ' ノ ,i'lヽ、 `ヾー-- 、
                l,   \     ヽヽ 丶、 ` ` ‐ -- ‐'"/ノ ,l  \  \  ヽ

姉「弟ちゃん!」

弟「はいっ!」

姉「お手!」

弟「ワン!」

ガシッ!

弟「ワッツ⁉」

弟(この流れは…!)

ムニッ

弟(やっぱりぃいいいい!)

姉「……ふふっ…」

弟「ま、また10秒ですか?」

姉「何秒でも…いいよ…?」

弟「え?」

姉「弟ちゃんだから…何秒でも…いいよ…?」

弟「…い、いいの?」

姉「早く…」

弟「………!」

弟(う、うひょおおおおおお!)

姉「焦らされるのは…好きじゃない…」

弟「あ、ご、ごめん…」モミッ

姉「ンンンンッ…」

.                  ___ - -―- 、
                  / ,) ) ):::::::::::::::.. ヽ
                   {  ⊂):::::::::::::::/\. ヽ
  ┏┓  ┏━━┓      |  /::::::/::::// / l:...l      ┏┓┏┓
┏┛┗┓┃┏┓┃      |  |::::/●)  (●)|::.|    .┃┃┃┃
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┏┛┗┓┃┏┓┃┃    | ̄|:::l、 (⌒ーァ ノノ'   ┃┃┃┃┃
┗┓┏┛┗┛┃┃┗━━|  ヽ/\`ー './ ━━━┛┗┛┗┛

  ┃┃      ┃┃      |   \ __フヽ         ┏┓┏┓
  ┗┛      ┗┛      |       /ヽ〉       ┗┛┗┛
                      |      〆 /
                      |      ヾ__ノ

弟「おおおおお……」モミッモミッ

姉「う…ん…っ…」

弟「…柔らかい……!」モミモミ

姉「………ふふふっ…」

弟「……姉さん…?」モミモミ

姉「…おっぱい…好き…?」ナデナデ…

弟「大好きに決まってるじゃないか」

姉「やっぱり正直ね」

姉「…そして…」

ニギッ

弟「オウフッ!」

姉「こっちも正直」

弟「ちょ…姉さん…!」

姉「…これ…どうして欲しいの…?」サワサワ…

弟「………ック……!」

姉「あれー?正直が取柄なんでしょう?」サワリサワリ

弟「コスって…欲しい…」

姉「なぁに?」サワワッ

弟「シゴいて欲しい…姉さんに…」

姉「よく言えました」ナデナデ

ジー…

弟「あぁ…姉さん…」モミモミ…

姉「あんっ……出てきた…」ボロンッ

弟「姉さん……俺も恥ずかしいとこ見せてんだから…姉さんも…」モミ

姉「…え?」

弟「おっぱい…直に触りたい…」モミモム

姉「……し、しょうがないなぁ…」

姉「…………」ヌギッ

弟「おぉおおおおおお…」

姉「ん…しょ……」ハラリ…

弟(ゆ、夢にまで見た…姉さんのおっぱいが…目の前に…!)

姉「は、はい!脱いだわよ?これで、おあいこ!」

弟「じゃ、じゃあ触るよ…?」

姉「え、ええ…」

ムニィ…

姉「あ、あぁん…ッ…!」

弟「うおぉおおおおおっ…⁉」モミモミ

弟(き、気持ちいい…!柔らかい…!何だこれ…!)モミモミ

姉「んぁあん!…んっ…わ、私だって…!」

ニギッ

弟「おうっ⁉」

姉「…こう…して…!」シコシコ

弟「おおおおうっ⁉」

姉「…ふふっ…弟ちゃん?…手が止まってるよ…と!」シコシコシコシコ!

弟「ちょ…は、激し…!」ムニィ

姉「あんっ…そう…上手だよ…いい感じ…!」シコシコシコシコシコ!!

弟「うぁあああああっ!」

姉「…弟ちゃん…揉むだけじゃ…嫌ぁ……」シコ…シコ…シコ…

弟「はっ…!はぁはぁ……え?」モミ…

姉「ち…くび…も……」シコ…

弟「え……?何て…?」

姉「ち、乳首も弄って!なんだか切ないのぉ…!」

弟「姉さん…」

弟(ヤバイ…姉さん…超可愛い…!)

弟「乳首…弄って欲しい?」

姉「……うん…」コクッ

弟「じゃあ…」

弟(乳輪の周りを…)グールグールサワワッ

姉「んにゃああッ…!はっあぁん…!」ピクピクッ

弟「ふふーん…♪」グルグルグール

姉「はぁああんっ!ぁあ…ああん…っ!じ、焦らさないでぇ…!」ビクッ

弟「フーッ…!」

姉「あひぃっ⁉んんんぁああんっ!ち…乳首に息…吹きかけないでぇええええ…!」ビクビクッ

弟「ははは、姉さんは可愛いなぁ」

姉「んぁあん…も、もう…意地悪しないでぇ……は、はやくぅ……」

弟「じゃあ触ってあげる」ツネッ

姉「あぁああああああん!んんっあぇああん…!」ビクビクッ

弟「気持ちいい?」

姉「も、もう…馬鹿ァ……わ、私だって負けないんだから…!」シコシコッ!

弟「お、おおおっ⁉」

姉「か、覚悟しなさい…ね…お返しに…おかしくなるくらい…気持ち良くしてあげるんだから…!」シコシコシコシコシコシコ!

弟「うっ…!ね、姉さん…!は、早すぎ…もう…ちょっと…優しく…!」コリュコリュ

姉「ンァアアアンッ!ち…くび…硬くなって…ンンンンンンンッ!」シコシコシコシコシコシコ!

弟「ね、姉さん…激し…お、俺…初めてだから…あんまり…持たな…い…!」ツネリッ!

姉「んんんんっ!気持ちいいぃいいいっ!お、弟…ちゃん…いいよ…アンッ…!その調子…!」シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ!

弟「あぁああああああ!ヤバイィイイイイイ!」

姉「なにがヤバイの…?弟…アンッ…ちゃん…?」シコシコシコシコシコシコシコシコ!

弟「で…射精るゥ…うぁあああっ!」

姉「射精ちゃうの?」シコシコシコシコシコシコシコシコ!

弟「も、もう我慢でき…!」

姉「ダーメ♪」ギュウウウッ!

弟「ぁあああああああッ…⁉」

弟「ハァハァ…ね、姉さん…どうして…」

姉「さっき意地悪した罰だよ~?反省するがいい」シコ…シコ…

弟「うぁあああああああっ!は、反省した!反省したからぁああああ!」

姉「んふふ~♪良きかな良きかな、じゃあ良い子にはご褒美をあげようかね」シコ…

弟「え…?」

弟(姉さんが…俺の股の間に…)

姉「んしょ…ちょっと腰…上げて…?」

弟(ま さ か )

姉「よいしょ…えいっ」ムニュ

弟「ぬぁあああああああっ⁉」

姉「んふふ~、どう?お姉さんのおっぱいに挟まれた気分は?」ムニュウ…

弟「ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ!射精る射精る射精る射精る射精るゥ!!!」

姉「射精しちゃダメよ?」ギュウウウ!

弟「うわぁあああああん!鬼!悪魔!」

姉「だって…挟んですぐに射精されちゃったら…挟みがいがないじゃない」ムニムニ

弟「ぬうううううっ…!」

姉「だから、もうチョット頑張って?お願い」むにゅむにゅ

弟(こ、これを…今にも爆発しそうなこれを我慢しろと言うのか…?)

姉「んしょ…アンッ…よっと…ん…!」ムニッサスッ

弟(拷問だろぉおおお!無理だよ!絶対無理ィイイイイ!)

姉「んっ…んっ…んっ……あんっ…」ムニムニサスサス!

弟(あ…無理…もう射精るよ、射精ちゃうよ…!)

姉「私がいいって言うまで我慢できたら…」ユッサムニュユッサムニュ

弟「………ッ⁉」

姉「…挿入れさせてあげるから…」ムニムニ!

弟「ぉおおおおおおおおおおおおっ⁉」

弟「」

姉「……はぁっ…はぁ…はぁんっ…」ユッサユッサ…!

弟「」

姉「…はぁ…っ…ふふっ…なかなか…頑張るじゃない…」ムニムニュ

弟「」

姉「あ…あと…ちょっとだよ…はぁっ…頑張れ~」ユサムニ…!

弟「」

弟「」

姉「…はァッ…んッ…アぁんッ…!」ユッサ!ユッサ!

弟「」

姉「…も、もういいかな…っと…」ユサッ…!

弟「ハッ!」

弟「もももももももう射精していいッ⁉」

姉「うん…いいよ」

姉「ただし…この中で…ね?」パラリ…

弟(姉さんが…パンツを…脱いで…)

姉「もう…グショグショなの……来て…弟ちゃん…」

弟(うりぃいいいいいいいいいいいいいいっ!!!!)

姉「……場所…分かる……?」

弟「ご、ごめん…俺…初めてだから…」

姉「仕方ないなぁ…」ニギッ

弟「~~~ッ!」ビクビクッ!

姉「ここだよ?…もう…ちょっと触っただけで、爆発しちゃいそうになってる…」

弟「ハァハァ……も、もう……いい?」グチョ…

姉「いいよ…来て…?」

グチョグチョ…!

弟「おぉおおおおおお…!」

ズブズブズブズブ…!

姉「んんんんんんんんっ!!」

ズンッ!

姉「いっ………つぅッ………!」

キュンキュンッ!

弟「うおッ⁉」

弟(し、締め付けて……!)

弟(あ、もう駄目だわ)

弟「おぉおおおおおおおぉおおおおおおおぉおおおおおおッ⁉⁉⁉」ドピュドピュドピュドピュ!!!

姉「んんんんんんぁああああああああん⁉ぅんんんぁあああああっ!!」ドクドクッドクッ!

弟「うおっ!おおおおおっ!」ドクドクドクドクッ!

姉「あっ…ぁああああああん!あぁああああああああああん!!まっだ…で、でてぇるぅううううう……!」ドクドクドクドク……!

弟「う、ぁあああああああ…!」ドク…ドク…ドク…!

姉「はぁ…はぁ…お、終わった……?」

弟「……はっ…はっ…はっ…あ、あぁ……」

弟「はぁ…はっ…ね、姉さん…ち、血が……」

姉「うん…初めて…だから…」

弟「……そっか…」

姉「はっ…くっ、はっ……はァッ…」

弟「…痛くない?」

姉「…だ、大丈夫……それより…」

姉「…これ、まだ硬いまんま…」





風呂入ってくる

!?を機種依存文字でやるのやめてくれないかなあ…
紙にするならともかくネット上で公開するならできる限り機種依存文字はやめるべき
ケータイやスマホで見てるの増えてきてるんだからさあ

>>413
スマソ
ただただ、俺の妄想を書き殴るだけのオナヌースレのつもりだったから、気が回らなかった
これからは、普通に打つから許せ

弟「ははは…早漏の上に性欲絶倫かぁ…救いようがないな…こりゃ…」

姉「ふふっ…でも嬉しいよ…私を…一人の女の子として見てくれてる証拠だもん」

弟「……姉さん…」

姉「…ねぇ?」

弟「ん?」

姉「抱きしめて…ギュッて…」

弟「お安い御用」ギュッ…

姉「……………」

弟「……………」

姉「………えへへ…」

姉「今回…弟ちゃんが来てから…色々なことがあった…」

弟「そうだな……」

姉「まさか最後にこうなるとは予想してなかったけどね」

弟「俺もだ」

姉「…………………」

弟「…………………」

姉「…ねぇ?弟ちゃん…」

弟「ん?」

姉「約束して…?」

弟「何を」

姉「……私を……絶対に…離さないで…」

弟「…姉さん…」

姉「私…こんな生い立ちだから…もう…弟ちゃんしか…好きになれそうに…ないから…」グスッ

弟「……………」

姉「絶対に…ヒック…私を一人にしないで……ウッ…は、離さないでぇ……」ポロポロ…

弟「離すわけないだろ」

姉「…ヒック…弟ちゃん…」グスグス

弟「俺も…姉さん以上に好きになれる人なんか…絶対にいないから」

姉「…弟ちゃ……あ…!」

弟「どうした?」

姉「雨…あがってる…」

弟「…え…?本当だ…いつの間に…」

姉「きっと…狐の嫁入りが完了したからだねっ…!」

弟「……ふふ、なるほど」

姉「さてと…それじゃあ帰りますか!」

弟「えぇっ!待ってくれよ…俺のムスコの処理はどうなんのさ!?」

姉「よく見てみ?私たち今、雨と汗がごっちゃになった、ベタベタでしょう?こんなんじゃ、ちっとも気持ち良くなんかならないよ?」

弟「なるよ!なりまくるよ!」

姉「うるさ~い!帰るったら帰るの!」

弟「おおおおおお…マジかよ…」

姉「…はぁ……」

姉「今日の夜、もっと気持ち良くしたげるから…」

弟「…え?」

姉「何でもない!早く帰るよ!」

~~~

姉「……綺麗な星空…」

弟「…姉さんの方が綺麗だよ」

姉「…………」

弟「…………ごめん」

姉「……………」ウデクミッ!

弟「あ…」

姉「……ありがと」

弟「………うん…」

姉「……大好き……」

弟「………ありがと」

姉「ずっと…離さないでね」





終わり

最後まで読んでくれたおまいら、とんだ暇人どもだな、ありがとう

正直、最後のエロは悪ノリしすぎた
>>333で終わるつもりだったから、なんか呆気ない終わり方になってしまった、許してくれ

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