【安価】父「そういえば紹介がまだだったな」 男「は?」 (22)

スレ立て代行

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俺は受話器を片手に、呆然と立ち尽くしていた。
だが、構わず親父は話を続ける。

父「私が再婚をしたということは知っていただろう?」

男「いや、今はじめて聞いた」

父「おや、本当かね?」

男「…………」

こいつが隣にいたら、顔面を一発殴ってやりたい。

父「まあ、ともかくだ。再婚相手の母さんには連れ子が一人いてだな……女の子なんだが」

男「ちょ、ちょっと待て!!」

父「どうした?今日はやけに落ち着けがないじゃないか」

あんたのせいだよ!
いや、今はそんなことよりも……

男「お、女の子っ!?」

父「ああ、そうだ。男よりも>>4の子だぞ」

1、年下

2、年上

3、自由安価


年下でハーフの子

父「妹ちゃんと言ってだな、年下でハーフの子だ。べっぴんさんだぞ~」

男「は、ハーフ……」

ということは、親父の再婚相手は、もしかすると外人さんなのだろうか。
そして、そんな人たちと一つ屋根の下で暮らすのか、俺は。

父「ちなみに性格は>>8だぞ。よかったな、お前の好みじゃないか」

1、真面目

2、ツンデレ

3、ヤンデレ

4、自由安価

1で堅物

父「妹ちゃんはとっても真面目な子だからな。お前の理想のタイプだろう?」

男「そうだな」

真面目な子は素直に好感が持てる。
だが……

父「ただ……」

親父は声のトーンを一段階低くして、続きの言葉を飲み込んだ。
なんだろう、ちょっと気味が悪いぞ。

父「ここだけの話だが、あの子はちょっと変わった趣味を持っているんだ。例えば>>12とかな」

エロゲ

父「男よ。エロゲというものを知っているか?簡単にいえば、恋愛シミュレーションゲームというものなんだが……」

男「は?」

急に何を言いだすかと思ったら、こいつは……
俺は顔をしかめた。

父「年頃のお前なら分かるだろう。私だって10年前は一週間に一本のペースで新作を漁っていたさ。考えてみれば、あの時代は名作ばかりだったな……」

しみじみとした様子で感慨にふけっている43歳のおっさん。
こんな大人にはなりたくないと、俺は思った。

男「……にしても」

女の子なのにエロゲをやるのか。
変な子だなあ……
ちょっとだけ彼女に対するイメージが崩れた。

父「まあ、そういうわけだから今から出かける準備をしなさい。あと10分でそっちに着くからな」

男「ちょ、ちょっと待て!どういうわけだよ!」

父「決まってるじゃないか、今日は母さんや妹ちゃんの都合も悪くはない。お前も暇そうにしている。家族で親睦を深めるにはいい機会だろう?」

男「は?」

父「まだわからんか。>>16に行くんだよ」

1、お食事会

2、新しい家族を迎えに

3、温泉

4、自由安価

2

父「今日からうちで暮らすことが決まっているんだからな。先に挨拶しておいて損はないだろう?」

男「え、おい、ちょ、ちょっと待て!!ちょっと待て!!」

男「どうして、大事なことを先に言わない!!」

俺は電話口に向かって大声で叫んだ。考えてみろ、誰にだって心の準備というやつが必要だろ。
はっきりいってエロゲのことなんかはどうでもいい。
どんな変わった趣味を持っていようが、それは妹ちゃんの勝手だ。

父「どうしてって……言ったら、お前は絶対に反対するだろう?」

男「当たり前だ!あんたのやってることはいつも無茶苦茶なんだよ!第一、人の迷惑というものをだなあ……!」

父「だから言わなかったんだよ……」

親父は電話口に向かって溜め息をついた。
つまり、俺のことを厄介者だと言いたいらしい。
横暴だ。

○   ○   ○   ○   ○

それから、車に揺られること約10分。俺たちはついに目的地へ到着した。
駅前広場にある時計台の前、そこには一人の女の子が立ち尽くしていた。

妹「あ」

髪は流れるように綺麗な金色のストレート、目は透き通るようなエメラルドグリーン、そして肌は雪のように白かった。
一言でいえば、美人だ。
俺たちが近づくと、彼女は慌てたように居住まいを正す。
ひょっとして緊張しているのだろうか。

男「えっと……妹ちゃんだよね?>>19

1、よろしく

2、母さんはどうしたの?

3、もしかして緊張してる?

4、自由安価

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