父「ママよ」母「あんじゃらほい」 (209)

説明

主な登場人物


幼女
姉←養女、白髪、あだ名はハクちゃん。
詳しくは、うまくまとめて下さった
http://minnanohimatubushi.2chblog.jp/archives/1925235.html
へ。

気が向いたら読んでやってくだせぇ。

1日10レス前後を目指してがんばりやす。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1459003236


父「はじめてのおつかいをしよう」


母「…は?」


父「だから、はじめてのおつかいをさ。」


母「あ、う、うん。聞こえてるけど‥‥さ。」


母「あーじゃあ、近所の病院に行って精神科受けてきてくれる?」


父「え?なんで?」


母「それで処方箋貰ってきて。ほら、はじめてのおつかいするんでしょ。」


父「はい!?いやいや、僕がするんじゃなくて、幼女がs」


母「いいから、ね。その歳ではじめてのおつかいをしたいって、ぶっ飛んでるわ。1度診てもらおうね。」グイグイ


父「ちょ、話をきk」


〜~〜5時間後



父「…ただいま」


母「あら、おかえり。もーどこ行ってたの?パパの分のお昼ご飯作っちゃったわ。」


父「ちょっと、病院までね...。」


母「マジに行ったのね」


父「そりゃね!?取り付く島もなかったからね!?はい!これ!診断書!!僕の精神は極めて安定してますって!!」バァン!!


父「くそ!あの受付め!来院目的欄に『はじめてのおつかい』って書いたら問答無用で精神科に通しやがって!」


母「パパ…」ホロリッ


父「あ!やめて!そんな優しい目で見ないで!!受付と同じ目しないで!変な汗出る!!」


母「お、おぉ…いや、ごめん。」


父「謝らないでよ!一層惨めになる!でもこれで僕がおかしな事言ってないって、分かってくれた!?」


母「こんな紙切れでお前の心が証明できると思う?」ピラピラ


父「もうやだ泣きそう」

ーーーーーーー



父「で、だ。」


父「ママよ。はじめてのおつかいと言う番組をどう思う。」


母「はぁ…。まぁ、ほっこりするわね。カメラワークには無理あると思うけど。」


父「そうだろう、和むだろう。他人のお子さんを観て和むんだ。これがもし。もしもだ、自分の娘だったらどうだ。」


母「永久保存版ね」


父「だろう。そうだろうとも。世界平和も夢じゃないだろう」


母「だろくない」


父「え、だろくないの?」


母「だろくない」


父「…‥‥」

母「…‥‥」


父「でもいいと思わない?」


母「思うわ」


父「では、やろう」ガタッ


母「一人でやってろ」



父「……今日という日ほど君への信頼を感じたことはない!!」


母「は、はぁ?なんだよ急に」


父「協力してはしてはくれまいか?」


母「な、何に?」


父「その名も、はじめてのおつかい!!僕と協力して幼女を撮影しようよ!!」


母「気持ち悪いわパパ」


父「そんな……。どうしてもダメ?」


母「当たり前でしょ。あんなもん子供からしたら盗撮されてるもんよ。可哀想じゃない」



父「そっか…。じゃあ、この間ママが欲しいって言ってた天然シャケを報酬として用意したんだけど、無駄になっちゃったか。」つシャケ


母「いっちょやったりますか!」パシッ


父「それでこそママだよ」


父・母「うぷぷぷぷ」

ーーーーーーーー


父「では会議を始める。」ゲンドウポーズ


母「議長。質問です。」スッ


父「うむ、作戦参謀。なんだね」


母「え、私の立ち位置って作戦参謀なの///なんかカッコいいじゃん…」テレッ


父「それで質問は?」


母「ゲンドウポーズウザいからやめろ」


take2


父「では会議を始める。」セイザ


父「まず始めに企画の概要について。作戦参謀。頼む。」


母「…は?」


父「え…と。こーゆー会議しますよーってのを簡単に説明していただけると、ありがたいかなって。」


母「オイオイオイオイ。言い出しっぺはパパだろ?私が知るわけないだろうが」


父「あ、でもほら!はじめてのおつかいの会議じゃん?流れ的なのは分かるかな~…なんて」


母「なぁなぁなぁなぁ!それを言うならパパも、はじめてのおつかいの流れは知ってるでしょ?なら言う必要ないっしょ?」


父「…うっす」


母「てか作戦参謀は言い出しっぺのパパがやれ。私は全ての決定権を有する議長をやる。」シッシッ


父「…」


take3


母「んじゃー始めるか。作戦参謀!」


父「はい!まず始めに何を買わせに行かせるか決めたいと思います!」


母「うむ。候補は?」


父「お手元にあります資料6ページをご覧ください。候補として3つご用意しました。」


母「雑貨屋とスーパーね。あ、あと本屋か。選考理由は?」


父「はい。どれもおつかいへ行かせる距離として絶妙な位置にありますし、何度も僕達と一緒に行っているので、安心感があります。」


母「ふむ。パパはどれが良いと思う。」


父「僕としては本屋を第1候補として考えております。」


母「なるほど。雑貨屋は店員が何かと推してくる傾向があるし、スーパーはあの独特のらっしゃい感があるものな。」


父「はい。その点、本屋は静かでおつかいの品をゆっくり探すことができますし、いざとなれば店員にコーナーまで連れて行ってもらえます。」


母「よし!では、本屋に決定だ!他に議論することはあるか」カンカン!


父「そうですね…資料にご不明な点はありますか。」


母「あ、うん。あるよ。24ページ下8行。費用について。」


父「はい。」ペラペラ


母「実費って書いてあるけど?どゆこと?」


父「えーと?どうとは…」


母「こーゆーのって番組側が制作費出すんじゃないの?」


父「あ、違う違う。TVに出るわけないじゃん。申し込んだりなんてしないよ。ホームビデオだよ。」


母「へぇ‥‥ホームビデオに費用120万は異常だと思うのだけれど」


父「…ねぇママ。」


母「なんぞ」


父「僕はね。幼女の成長を形として残したい。それに番組と変わらないクオリティを出したいとも思ってる。」


母「なら、番組に応募すれb」


父「そんなことしたら全国の雄共に愛娘を晒すことになるじゃないか!!」バン!!


母「」


父「幼女は可愛い!筆舌に尽くし難いほどに!もしTVに出たら、その日の内に幼女スレが立つよ!めちゃシコとか抱き枕カバーに発射しながら言ってる奴らの餌にするわけにはいかない!!それに、今のネット時代、もし一瞬でもカメラに写ったら、幼女の画像が全国の鍵フォルダに保存されて(ry」


~〜~5分後


父「つまり、幼女は僕達の愛であり全てだ!!!」←親バカ


父「そのためには120万なんて安いものだよ。でしょ?」


母「お、おう。そう…かな?」←親、バカ


父「よし!!じゃあ明日!!作戦決行だ!」

母「おう!!」

確か前作あったよな面白かったからみてたよ


今日はここまで。
明日もこのくらいの時間に会いましょう。

>>12
はい!一年前の春に書いてました!読んでくださって感謝です!今回もよろしくです!

最近、小さなチョコの小袋の端に「いつもありがとう」と書かれているのを見て泣いた1です。

始まります。

ーーーーーー

つぎの日


幼女「おつかいだぁ〜!?」


父「そう!おつかい!ちょっと近くの本屋まで頼まれてくれない?」


幼女「メリットは?」


父「‥‥え?」


幼女「われが おつかいにいって メリットがあるのかえ?」


父「え〜…と…。」チラッ


母「はぁ…。代わりな。」ボソッ


父「おなしゃす」


母「よく聞け幼女よ。」


幼女「ふむ。」


母「まず、簡単な質問をしよう…。本当に簡単な質問だ…」


幼女「ふむ?」


母「必要な物を買ってきてもらう。これが、おつかいだ。当然だ。ここまでは分かるな?」


幼女「ふむふむ。」


母「そこでだ。"誰に必要なモノ"を買ってきてもらうと思う?」ゴゴゴゴゴッ


幼女「ほぅ?そいつぁーおもしれー‥‥くわしく きこうか。」


父 (幼女をうまく乗せたぞ!さすがスーパープレゼンテーターのママだ!)


母「ふふ。じゃあお望みのメリットを提示しようかしら。」


幼女「なんぞね?」


母「おつかいの品は!」


幼女「し…しなは?」ゴクリ


母「寝る前に、幼女に読み聞かせる絵本の新作!!!」ドドン!!!!


幼女「なん…だと…!コイツぁすげぇ!!」


母「さて幼女よ。これだけのメリットがありながら、まだおつかいを拒むのかしら?」


幼女「くぅ~!でも!でもプリパラみたいのだが~!!」バタバタ


父「あれ、それって録画じゃなかった?」


幼女「いってくるわ」ショタッ


父「切り替えはや」

ーーーーーーーーー

玄関


幼女「そんじゃーいってくるぜ…。」


姉「あれ?幼女ちゃんどこか行くの?」


母「近くの本屋までおつかいに行ってもらうのよ」


姉「あ、そうなんですか。」


幼女「ふ…さすらいの ぺんぺん草ったぁ われのことよ…」フゥ‥


姉「ぺんぺん草‥‥。あ、じゃあ私も行っていいかな?ちょうど辞書買いたいな~って思ってて。」テヘヘ


母「あ~いや~…んーっと。ねぇ、パパ?」チラッ


父「行ってきなー」


姉「はい!」


母「…」ゲシゲシ


父「ママ、無言で蹴らないで。」


幼女「なんでぇ。おじょうさんも いっしょかい?」


姉「うん、よろしくね。幼女ちゃん。」


幼女「んなら いくか…」スッ


母「あ、ちょっと。お金持った?」


姉「あ!お財布忘れてた!」トテトテ


母「もーハクちゃんたら。」


父「幼女は大丈夫?ちゃんとあるか?」


幼女「げんナマくれ」


父「大丈夫だな」


姉「お、お待たせしました!!」ハァハァ


幼女「よっしゃ!んなら しゅっぱつだ!!」ゴソゴソ


姉「よ、幼女ちゃん?」


幼女「おっと!おじょうさん。それいじょうは…おしゃべりがすぎるぜ…?」スチャッ


母「とりあえず係船柱から足を下ろして、それ片付けて。」


幼女「われは、いまから たびにでる。かたづけは、たのんだぜ…あばよ…」ガチャン


母「聞けよ!旅って本屋だろうが!どこに行く気だよ!!」


白髪少女「い、行っちゃいましたね」


母「なんだ幼女のやつ!この係船柱どっっっから持ってきたんだ!!」


姉「お、落ち着いてっ!」


母「ハァハァ……。…ふぅ。」


母「パパ」


父「あははははは!!!くふ…ぶふぅ!!あっはははっはひぃぃ!!」


母「笑い過ぎ」ゴツンッ!


父「いってぇぇぇ!!!だって係船柱だよ!?」


母「だからなんだ!!幼女のボケは今に始まったことじゃないだろ!」


姉「あ!あの!私も行きますね!?」


父「あ、あぁ。…ふぅ。うん!気をつけてね!」


母「ハクちゃん。ほれ、お金。欲しい本でも辞書でも何でも買ってきなさい。」つお金


姉「え!いや、大丈夫です!お小遣いも貰ってますし、やりくりしてますし!」


父「まぁまぁまぁまぁ!くれるって言ってんだから貰っときなって!!ねぇ、ママ?」


母「そうよ、子供は貰いすぎが丁度いいのよ。それに辞書って高いじゃない。お小遣い月3000円じゃ、今月厳しいでしょ?」


姉「え‥‥3000円?7000円貰ってるんですけd」


父「ま、まぁまぁまぁ!ほら!はやく行きなって!ね!」


姉 (パパさん…)

姉「じゃ、じゃあ…ありがとうございます。それじゃあ、行ってきます!」





母・父「いってらっしゃい!」ニコッ





母「……パパ。」


父「はい。」


母「あとで話がある。」


父「…あい」ガクブル


キリがいいので今日はここまで。
明日もこのくらいの時間に会いましょ!

前作を意外と読んでもらってて驚きでした!スペシャルサンクス!

幼女「いってくるわ」ショタッ

ロリじゃないのか。

ども。爪の白いとこは限界ギリギリまで切る1です。よく深爪だねって言われます。

>>27
誤字ってた。シュタッ です。
こんな所でショタ好きなのがバレるとは。

始まります。


ーーーーーーーーーー


父「‥‥」


母「‥‥」


父「‥行ったか。」


母「そうね。」


父「そんじゃー撮影を始めますか!」


母「その前に。なぁ‥‥」


父「あ、お、お小遣いの件でしたら、あの‥‥」セイザ


母「あぁ、まぁそれはいいわ。来月からパパのお小遣い5000円になるだけだもの。それより」


父「ちょっと待って。聞き捨てならないよ。つまり来月のお小遣い、実質1000円ってこと?」


母「だから?」


父「いや~さすがに1000円じゃ過ごせないんじゃないかなーなんて‥」アハハ


母「あっれ~?なにか聞こえるなァ‥。これは来月のお小遣いが500円になる前兆かしら?」ハテ?


父「んー!パパ、来月から歩いて出勤しちゃうゾ!」


母「んなことよりいいのかよ?」


父「ん、なにが?」グスン


母「泣くなよ‥。だーら、ハクちゃんも一緒におつかい行っちゃったじゃない。幼女の撮影じゃなかったの?」


父「あぁ、いいんだよ。そりゃまぁ、最初は幼女のおつかいって話だったけどさ。何気にハクちゃんも、おつかい初めてでしょ?」


母「んーそ〜言われるとそうか?」


父「だったら一石二鳥だよ。1回で2人の愛娘を撮影できるなんて。」


母「まぁ確かに幼女を撮影するだけで馬鹿みたいにお金かけてるものね。一緒に撮れるなら家計も助かるってことかしら」


父「そーゆーこと。よし!つーことで、改めて撮影を始めるぞ!!おーー!!!」


母「おー」


父「元気ないな!おー!!!」


母「‥チッ、おー」


父「え、舌打ちした?」


母「ごめんなさい、ムシャクシャしててつい。」チッ


父「露骨にしないだけマシかな?」


母「んで?どー撮影すんの?私、なにも知らないんだが。」


父「そこは任せろ。機材は既に用意してある。」


母「あ、そう。じゃービデオカメラはどこ?早く追いかけないと幼女達行っちゃうわよ。」キョロキョロ


父「それもそうだね。そうと決まれば、付いてこーい!」スタスタ


母「パパのテンションに付いてけないわ」スタスタ


ーーーーーーー

屋上


ドジャァァァアン!!!!


母「まぁ凄い量の機材。どこで買ったのかしら。」グイッ


父「ぐっ、ママ、首締まってる!ちょ、タップ!タップしてるよ!」パンパン


母「パパが遺してくれた、この鉄くずを売ったら当面は生活できそうね。ありがとう、パパ。」グググッ


父「君たちを残して死ぬわけにはいかないッ…!!」


母「や、やだパパったら///冗談言ってもー///」パッ


父「冗談になって…ゴホッ…良かったよ…」


母「それで、説明してもらえる?」


父「ちょ、ちょっと待って。息を整えてもいいかな…」ヒューヒュー


母「はぁ‥‥気づいてるかしら?質問は既に"拷問"に変わってるのよ?」パキポキ


父「こ、この機材達は生放送のようにリアルタイムで幼女たちを観ることができる物です!」


父「また、昨日の会議でママが言ったことを元に、カメラワークを幼女達に気づかれないよう配慮した結果、こうなりました。」


母「これって、なんだっけ‥最近、話題の‥‥ドローン?だっけ?なんか形ごつくね?ハンターキラーみたい。」ジー


父「はい。このドローンにカメラと集音マイクを付け、最近、車に取り付けられている歩行者認証システムを改良!自動追尾可能にしてあります!」


母「」


父「この特殊なドローンを4台。幼女達の前後15mの位置に1台ずつと、反対車線側に1台。幼女達の頭上に1台を配置し、全方向をカバー!モニター可能にしました!」


母「おふぅ‥‥」


父「さらに!!」


母「!?」


父「歩行者を装い、至近距離からの撮影は近くの大学陸上サークルの皆様にご協力いただきます。」


父「僕の合図で全てが動き出す。」


母「ほっっんとにごめん。もーマジに勘弁して。想像を絶するキモさよ。」


父「さーやるよーママ」ワクワク


母「えぇー‥‥」


とぅるるるるん!とぅるるるるるん!


父「あ、もしもし。うん、今から撮影開始するよ。陸上サークルの皆さん、よろしくね」ピッ


母「…」


父「えぇっと…、幼女の位置を入力して…。」カタカタ


母「…な、何してんの?」


父「衛星画像から幼女達を探してドローンに送るんだよ。これで、自動追尾が始まるんだ。っと、よし!」カタンッ


父「あとはドローンの電源入れれば動き出して勝手に飛んでくよ。スイッチ押す?」


母「あ、じゃあ…せっかくなんで…はい。」ポチッ


ドローン『いやっはー!!追うぜ!超追うぜ!!』ブォーン!!


父「おお、上手く飛んだね。さて、後は高みの見物だ。ゆっくりモニターを観ようよ。」


母「……やれやれだわ」

今日はここまで。
やっと、準備編終わりです。
次回からおつかい編です。幼女達は、ちゃんと本屋に辿り着けると良いのですが。

またこのくらいの時間に会いましょ。

父と母の馴れ初めもいずれやるのかな?


どもども、お前の私服って喪服みたいだなって言われた1です。

>>39
あんじゃらほいシリーズが終わったら、いずれ…

では、今日も始まります。


ーーーーーーーー

お外


姉「いい天気だねぇ幼女ちゃん。」ポカポカ


幼女「うむ。よきにはからえ」ポカポカ


姉「幼女ちゃんは本屋で何を買うの?」


幼女「てつがくしょ」


姉「て、哲学書!?へ、へぇ…なんだかごめんね?」


幼女「ねぇねも いっしょによもーね!」


姉「えー、読めるかなぁ。ニーチェとかゲーテくらいしか哲学者知らないし…」ウーン


幼女「はーるがきーたー♪はーるがきーたー♪」


姉「どーこーにーきたー?」


幼女「ふっふっふーん♪♪ふふっふっふんっふーん♪♪」


姉「あ、続き知らない?」


幼女「ぬ!タンポポ!」ユビサシ


姉「もー自由だなぁ。でもホント、綺麗だね。」


幼女「タンポポさん、こんちゃー!」


タンポポ『はーい、こんにt』


幼女「タンポポかわいい!」ブチッ


タンポポ『ちぎゃあぁぁぁああああ!!!!!!!』


幼女「うぷぷぷぷ」ブチブチ


姉「あぁ!そんなに摘んでどーするの?」


幼女「あげる!」つタンポポ


姉「えぇー‥‥困るよ幼女ちゃん…。あぁ、一心不乱にタンポポ摘んでるし‥‥どーしよう。」


幼女「…///」ゾクゾク


ーーーーーーー

幼女『てつがくしょ』

姉『て、哲学書!?』



父「幼女ってさ、しれっとどーでもいい嘘つくよね」


母「かわいいものじゃない」


父「見栄っ張りなのかな?」


母「いいのよ。大人になったら嘘をつき続けるか、嘘を全くつかないかの二択になるのだもの。程よい嘘は子供の特権よ。」


父「そーゆーものかな…」



タンポポ『ちぎゃあぁぁぁ!!!』



母「そして花を愛でる心を持ってるなんて素敵じゃない。」ウンウン


父「え、あれって愛でてるの?ちぎって楽しんでるように見えングッ!?」パシッ


母「愛でてるのよ」ギュー


父「プハッ!い、いやでも、興奮してる感じがs」


母「愛でてるの。もう一度言うわ。愛でてるのよ。」ガシッ


父「さいですか…」


ーーーーーーーーー


姉「幼女ちゃーん。そろそろ行こうよー」


幼女「うぷぷぷ…いたかろうて…くるしかろうて...///」ブチブチ


タンポポ『』


姉 (んー全く聞こえてないや。)


姉(それに、この大量のタンポポ。どーしよっかな…。あっ、そーだ‥‥)


タンポポ1『くそ!どうして俺達が!』
タンポポ2『救いは無いのか!』
タンポポ3『神は死んだ!』


???『落ち着けお前らァ!』


タンポポ達『あ、あんた!日本のタンポポ、略してニッタン!』


ニッタン『おうよ、よく知ってたな西洋の若僧。お前らが明治以降、日本に来てから俺らは減少の道を歩んで知ってる奴なんて居ねぇと思ったんだがな。』


タンポポ2『生きてたのか‥‥』


ニッタン『お陰様でなんとか生きてるよ。だが、今日で終わりかもな‥‥見な。』チラッ


ニッタン『この女の子は俺らをムシることしか頭にねぇ。ふ、奴の足下には多くの仲間が倒れてやがる。』


タンポポ1『おい!なんとかならないのか!みてられねぇよ!』


ニッタン『‥‥覚悟を決めるんだ、お前ら西洋の覚悟を、この小さな巨人に見せてやれ!お前らの中に刀はあるか!お前らの中に!武士の魂は宿ってねぇのか!?』


タンポポ3『くそ、くそっ!死にたくねぇ!死にたくねぇよ!』


姉「あ、いいのみっけ...」エヘヘ


ニッタン『おっと…大きな嬢ちゃんに、みつかっちまったか。ふ‥‥あばよ、俺ァ先に仲間の元に行くぜ‥‥』


タンポポ1『あんた、頭が‥‥綿毛に‥‥』


ニッタン『おう、綺麗だろ。オメーさん達より開花期間が短いんでね。お前らが黄色い花を咲かせていても、この綿毛じゃあみつかっちまうよな。』


タンポポ3『待て!行くな!もっと話そう!会話に花を咲かせようぜ!やっと華やかな春が来たのに‥‥なんで、なんで今なんだよ!!』


ニッタン『ふ‥‥今度、ニホンタンポポに出会ったら花道くらい用意しとけよ...』ブチッ


タンポポ達『ニッターーーーンンン!!!』


姉「ふふ、綿毛をここに刺してっと‥‥幼女ちゃんっ!ねぇ、ほらみて!」ユサユサ


幼女「…ん?おぉ?!おはなの わっか!」


姉「花冠って言うんだよ。幼女ちゃんがくれたタンポポで作ってみたんだ」エヘヘ


幼女「ほぇ~すごかねぇ」ジー


姉「でしょ、はい!幼女ちゃんにあげる!」ポン


幼女「マジでか!いいの!?」


姉「うん!元々幼女ちゃんに貰ったタンポポだしね!」ニコッ


幼女「わぁ!ありがとーう!!」


姉「ふふ、似合ってるよ」ナデナデ


幼女「うぷぷぷ!‥‥ん、これタンポポなん?なんかフワフワしてるね」ツンツン


姉「綿毛って言って、タンポポの種が集まってるの。ふぅって息を吹きかけると、風に乗って種が飛ぶんだよ。」


幼女「ふぅぅぅ~~」フワフワ


タンポポ達『に、ニッタンが‥‥帰ってきたぞ!』


姉「あ、いいの?その綿毛、花冠のワンポイントアクセントだったんだけど…」


幼女「いいってことよ!つぎの はるに また、あいたいもん!」


タンポポ3『どーよ、俺らが作った花道は?』


ニッタン『‥‥へ、随分と綺麗な黄色の道だな』


姉「さて!じゃー本屋に行こっか!」


幼女「ひゃい!!」ピョンッ!


今日はここまで。
お花の中でタンポポは6番目くらいに好きです。この季節はたくさんのお花があって非常にベネですね。

ではでは、またこのくらいの時間に。

どうも。賞味期限が1ヶ月前の牛乳にチャレンジした1です。反省してます。

では、今日も始まります。


ーーーーーー

姉『さて!じゃー本屋に行こっか!』



父「いやーマジでハクちゃんパないっす。さすがっス。」パチパチ


母「怒ることなく、かといって無理やり振り向かせるわけでもなく、上手におつかいに戻らせたわね。」


父「しかも花冠って!乙女か!もーパパキュンっとしたわ!万能だわ~ハクちゃん万能だわぁ!」クネクネ


母「……」


父「妹思いで優しくて器用で、そのうえ機転もきくなんて!将来有望なお嫁さんだよまったく!!」


母「…ねぇ、私も花冠作れるよ?」クイクイ


父「え、あぁ、そうなんだ?」


母「料理も得意です」


父「ママが作るかき揚げ美味しいよね」


母「…裁縫も人並み以上にできるわ」


父「へぇ」


母「編み物検定2級です。」


父「OKママ、ちょっといいかな」


母「長所は、愛されると伸びる所です」チラッ


父「あ、うん。…えっと、さっきから何を伝えたいのかな…」



母「夜の方もテクニシャンだったりします!」


父「ママ落ち着いて」


ーーーーーーーー

幼女「あっるっこー!あっるっこー!わたしはーげんきー!!」


姉「幼女ちゃんってよく歌ってるよね。歌好きなんだね」


幼女「われオリジナルの グレートな うたもあるよ!」


姉「え!そうなの、すごいね幼女ちゃん!どんな歌なの?」ワクワク


幼女「われら かぞくの うたさ…」ドヤ


姉「えぇ!聞きたい!歌ってー!」


幼女「うぷぷ、しゃーない。」


幼女「たいへんながらく おまたせしました。では、おききください。」スゥ…


ーーーーーーーーー


幼女『だるんッだるんッ♪だるんッだるんッ♪ははの にのうで だるんだるん♪』



父・母「」


母「や、やめさせろぉぉぉぉぉおおおお!!!!!!アイツを止めろ!!口を塞げ!!窒息しても構わん!!!」ガタッ!!!


父「お、落ち着いてママ!!」


母「ち!違うのパパ!これは誤解よ!最近AVAをやってないから腕が鈍ってるだけなの!!見てもらえばわかるわ!!決してだるんだるんって訳では無いの!!」ヌギヌギ


父「分かってるから脱がなくていいよ!ほら、幼女って程よく嘘つくってママが言ったじゃんか!」


幼女『ちちうえの あたまはカッパよりぃ♪チェケチェケ ひぇぇい♪』



父「やめさせろぉぉぉぉぉぉぉおおお!!!!!付いていい嘘とイケナイ嘘があるだろうがァ!!!」ガタッ!!!


母「落ち着いてパパ!!」


父「ち!違うんだママ!!ハゲてない!僕はハゲてないよ!ちょっと気になってくる年頃なだけなんだよ!!決して抜けてる訳じゃ無いんだ!!!」オロオロ


母「分かってるわ!額が後退してるんじゃなくてパパが前進してるのよね!!大丈夫よ!フッサフサよ!」ワシャワシャ



幼女『ねぇねは かわゆいおねえちゃんっ♪いぇーい!!』



父・母「‥‥あぁん?」


母「オイオイ、そいつぁねぇだろ。」


父「不公平ってヤツじゃあないか。」


母「み~んなの悪口言ってたら丸く収まってたかもなァ!」バンッ!


父「まったく‥‥いい度胸してんなハクちゃんめ」ガタッ


母「私達が公共の面前で、恥を晒したのに1人だけ逃れるなんて、あんまりだハクちゃんめ」


父「しかも僕らとのギャップを狙ってか、好感度高めの歌詞だったぞ。」


母「許せんな、帰ったらお説教ねパパ」チラッ


父「あぁ、なんかする相手違う気もするが、シャクだからお説教だねママ」チラッ


父・母「…」ガシガシ グッグッ


ーーーーーーーーー

幼女「ひょうげん できたぜ‥‥。われのハートを…。うっとり…♪」ドジャアァン!!


撮影人1「二の腕‥‥クスッ」ボソ

撮影人2「カッパ寄りですって‥‥クスクス」ボソッ

撮影人3「あ、ホントだかわいい‥‥」ボソボソ


姉「………はっ!」

姉 (あまりの内容の酷さとテンポの良さで呆然としちゃったッ…!)


幼女「おうおう!もりあがってんな!2きょくめ、いっとくゥゥッ!?」スゥ…


姉「させない。」グイッ


幼女「ちょっとまって!たっか!まって、ねぇね!めっさこわい!」バタバタ


姉「暴れないで。肩車から落ちても知らないよ?」ヨイショ


幼女「うぅ…でも、ほんのすこしだけ こわいのだが…」


姉「ふふふ、本屋までダッシュしてみたりィ?」タッタッタ


撮影人「!!」タッタッタ


幼女「きゃァァ!!!ゆれとるわ!やめんかァ!」ギュー


姉「ふふ、ごめんね」スタスタ


幼女「お、おぉ…なんだ、やめちゃうのか」


姉「うん、危ないからね。落ちたら大変だし。」




高級車内「Hey! ハニー!見てごらん、あそこに肩車してる子供がいるよ」ユビサシ


高級車内「HAHAHA!ダーリン!きっとこーゆー車が買えない子なのよ!」


高級車内「oh!それじゃあ仕方ないか!Yeah!」ブーーン




幼女「…」

姉「…」


幼女「‥‥なぁーや」ツンツン


姉「うん?」


幼女「…ダッシュしとく?」


姉「うん、危ないからしっかり掴まっててね」グイッ


幼女「‥‥うーす」ギュー!!


姉「…やるしかない」グググ…ダン!


撮影人「!?」ダッ

本屋の道のりは過酷を極める!
おつかいは命懸けだと誰かが言ってた気がします。
ということで、今日はここまで。

またこのくらいの時間に会いましょ。

今回も前回と同じで、長くなるのか?

どもども、スイカの種を食べるとお腹の中で成長して、スイカが体を突き破ってくると祖母に教えられ、未だにスイカには恐怖心がある1です。

>>67
今回は前作より短めにしようと思いま‥‥おっと、誰か来たようだ。

では、始まります。


ーーーーーーーーーーー

撮影人『クスクス』


母「何笑ってんだアイツ。」ギリッ


父「誰がカッパ寄りだ。誰が!」


母「ねぇ、アイツらって撮影頼んだ陸上サークルの人達?」


父「うん。通行人を装って撮影して貰ってる奴らだよ」


母「名簿あるわよね。渡して。」


父「あぁ、いいとも。髪セレブ共め!カッパにしてやって。」つ名簿


母「もちろん、だるんだるんっにしてやんよ」パシッ



姉『させない』グイッ

幼女『ちょっとまって!たっか!まって、ねぇね!めっさこわい!』バタバタ



父「おっ!さすがのハクちゃんも、あの歌は止めたか…」


母「ふふふ、意外と力持ちなのよねぇ。この前、10kgの木炭6箱を片手で持ってきたわ」ウンウン


父「なにそれ怖い」


母「ハイスペックなのよねぇ。将来有望ないいお嫁さんになるわね。」ムスー


父「意外と根に持つタイプだよね、君って。」ナデナデ


母「ふんっ」テレッ



高級車内『Hey! ハニー!見てごらん、あそこに肩車してる子供がいるよ』ユビサシ



父「なんだ、あの2世代前の外国人を絵に書いたような奴らは。」


母「オイオイ、幼女達を煽ってるぞ?潰すか?」


父「ちょっと、ママ!結論が潰すって怖すぎるよ!」


母「あいにく私は今!虫の居所が悪いのよ。」プンスカ



幼女『…』

姉『…』


父「ほら、みてよ!幼女達もしっかりスルーしてるよ!ママも大人になろうよ!」



姉『…やるしかない』グググ…ダン!



母「さすが私の娘達だわ。けっちょんけっちょんにしちゃいな!」


父「…オーマイガッ!!」ハァ…


ーーーーーーーーーーーー

本屋前


幼女「けっちゃくゥゥゥゥゥウ!!」ドォォオォン!!!


姉「ハァハァ‥‥やったー!!」バンザイ!!


幼女「ねぇね、みた!?うぷぷぷ!!アイツらのかお!」ケタケタ


姉「見た見た!うぷぷ!すっごい顔してたね!」キャッキャ


幼女「ねぇねの『お先に失礼します』perfectだったよ!!」


姉「幼女ちゃんだって、並んで走ってた時に、『分をわきまえろ、愚民が。』って言い放ったの!すっごくカッコよかったよ!!」


幼女「よ、よせやい///てれるべ!!」テレッ


姉「ふふふ。それじゃあ、本屋さん入ろっか!」スタスタ


幼女「うむうむ!」サッサッ


姉「ちょっと幼女ちゃん。反復横飛びしながらの入店はルール違反だよ」


幼女「なんとっ!」


姉「にしても高級車って大したことないんだね」ウィン


幼女「バリキがなぁ~」ウィン


撮影人「やっと追いついた‥‥な、なんなのあの子ら‥‥」
ハァハァ


ーーーーーーー


父・母「‥‥」


父「‥‥ね、ねぇ…ハクちゃんってさ。」


母「みなまで言うな…」


父「いやでも時速70kmくらいの車を追い抜いたよ!?」


母「だからハイスペックなんだって。」


父「しかも肩車しながら走ってt」


母「だからハイスペックだっつたろ。2度同じことを言わせるなよ?」パシッ


父「ご、ごめん。驚きのあまりつい。」


姉『にしても高級車って大したことないんだね』ウィン



母「あ、おい!店内に入ってくぞ!ヤベェんじゃあねーの!?」アセアセ


父「え?なんで。」


母「バーロー!書店って大体が店内撮影禁止だろうが!バレたらやべェって!」


父「落ち着け工藤」


母「誰が工藤よ。」


父「もうこの本屋には許可を貰ってる。店長もホームビデオならって快諾してくれたよ。」


母「ほ、ほんまか!せやかて工藤。いつ許可なんて貰ったのよ?この企画、何かと準備良すぎないかしら?」


父「誰が工藤だ。いつって、ほんの少し前だよ。まぁ、準備は結構頑張ったからね!」エッヘン!!


母「ふぅ~ん。あ、これが企画書?昨日の説明資料とは随分、違う気が」ペラッ


企画書『幼女撮影計画ver 40.8 企画立案日 2015年3月28日』


母「」


父「んん~?どうしたのかなぁ?」パシッ


母「あっ、ちょっと!このおつかいって1年も前から考えてたの!?」ガタッ


父「そんな昔の話は忘れたよ。"今"の話をしよ!ね!」


母「私は納得したいだけよ!"納得"は全てに優先するのよ!ver40.8って!どんっっだけ念入りなのよ!!」


父「あ、ほら。撮影班も入ってくよ。しっかり見よ?ね、ね?」グイグイ


母「お前、マジに後で説明しろよ!絶対だかんな!」ストンッ

今日はここまで。
割とハイペースで書いてますが、意外となんとかなるものですね。

ではまた、このくらいの時間に会いましょ。

まだか

ども。三月中に終わらせるはずが、いつの間にか四月に入りました。
四月は仕事が忙しく、なかなか更新できません。あしからず。

では、始まります。


ーーーーーーーーー

店内

レラレラレラレラ~♪

店員「いらっしゃいませ~」


姉「まずは幼女ちゃんの本から探そっか」


幼女「くるしゅうない」


姉「どんなタイトルなの?哲学書のコーナーとかあるのかな…?」キョロキョロ


幼女「?てつがくしょ?」


姉「あ、検索する機械があるよ!キーワードを入力すると本が置いてある場所が分かるみたい。」


幼女「ほぇー。こんなのあったかえ?」


姉「んー、そーいえば前は、こんな便利な機械置いてなかったような‥‥。儲かってるのかな。」ハテ?


姉「ま、いっか。それで、幼女ちゃんはどんな本を探してるの?」


幼女「かつもくせよ!!」つ紙


姉「…『透明少女は3回廻る』えっと…これがタイトルなの?」


幼女「とーめーしょうじょシリーズなのだよ!マジにキてるぜ!!」グッ!!


姉「へぇ…哲学書にシリーズなんてあるんだ…」カタカタ カタン


姉「…っと。絵本コーナーにあるみたい。ん?絵本コーナー?」ジー


幼女「!やっべ」トテトテ


姉「…あー!嘘ついたなー!まてー!!」タッタッ


幼女「きゃー!!」トタトタッ


ーーーーーーーー

レラレラレラ~♪

店員「いらっしゃいま~…せ?」


撮影班「‥‥」ゾロゾロ


撮影人「さて…。全員、8m間隔で散らばり、店内全て撮影可能区域にせよ。カメラはターゲットに向け、指示があるまでその場を動くな。散開!」


ザッ!


ーーーーーーーー

姉『あ、検索する機械があるよ!キーワードを入力すると本が置いてある場所が分かるみたい。』



母「へぇ、いつの間にそんな便利なもんを設置したんだか。パパ知ってる?」


父「‥‥‥‥知らないよ?」アセダラー


母「知ってるわね、答えて。」ニコッ


父「だ、だから僕はしらn」


母「Please answer me.」パンパン


父「その手に持ってるものは何!?バットじゃない!?ねぇバットじゃない!?」


母「ジャガーズ背番号22番、星 鉑選手のホームランバットよ。答えなきゃかっ飛ばす!さぁ、答えるか、否か!」ゴゴゴゴ


父「撮影の許可と引き換えに買収しましたァァ!!」ニゲッ


母「んなことだろうと思ったわ!!逃げんな!!」ダッ!


ーーーーーーー

絵本コーナー


幼女「すィませェ~ん」トボトボ


姉「もー嘘ついちゃメッだからね!今度付いたら、髪の毛クシャクシャするからね!」


幼女「ひぇぇえっ…」


姉「うん、じゃあ探そ!」キョロキョロ


幼女「たのんだ」


姉「幼女ちゃんも探すのっ!ほら、一緒に探そ?」


幼女「ちぇ~」キョロキョロ


姉「ふふふ。素直でいい子。」ナデナデ


幼女「あっ」


姉「あったの?」チラッ


???「あら、幼女さん」


姉 (わぁ‥‥すごい美人さん‥‥)


幼女「ししょう!」


姉「え!師匠!?」


秘書「秘書です。幼女さん、いつも間違えないでくださいとアレほど言ってるじゃないですか。」


幼女「うぷぷ。フリだとおもって!」


姉「秘書さん…ですか。どうもすいません。」ペコッ


秘書「いえ、幼女さんのイタズラ好きには慣れました。えっと、ごめんなさい。あなたは…」


幼女「ねぇねだよ!われの ねぇね!」ピョンピョン!!


秘書「ねぇね‥‥と言いますと、幼女さんのお姉さんでしたか。これは初めまして。」ググッ


幼女「ち、ちぢむ…」


姉「は、初めまして!よろしくお願いします!」


秘書「はい。私は男さ…いえ、幼女さんのお父様が経営する会社で秘書をさせてもらっています。お父様はご一緒ではないのですか?」


姉「あ、パパさんはお家に居ます。私達はおつかいで本屋に。」


秘書「そうですか。」


姉「えっと、秘書さんは‥‥その、どーして絵本コーナーに?」


幼女「ぬぎゅ!?」←飛び出す絵本で目を損傷


秘書「大人も絵本を読んだりするんですよ。童心に帰るのも悪くないってことです。」


姉「そ、そうですか。そうですよね。」


幼女「ぐぎゃぁぁあ!!はっはぁぁぁあんん!!め がァ!め がァ!!」ドタバタ


秘書「さて。それでは私はここで。おつかい頑張ってください。」


姉「あ、引き止めてすいませんでした…」ペコッ


秘書「いえ…。幼女さん。」ツンツン


幼女「なんじゃ!?」チラッ


秘書「お探しの絵本はこれですね」つ絵本


幼女「おぉ!さすがっスね!」ピョンピョン!!


秘書「メモ書きがポケットから見えてますよ。」ググッ


幼女「だ、から‥‥ちぢむって…」


秘書「なら私の周りで飛び跳ねないでください」ニコッ


秘書「それでは」スタスタ


幼女「とーめーしょーじょゲッツ!」パァ!


姉「よかったね」ナデナデ


姉 (なんだか雰囲気のあるカッコいい人だったなぁ。どんな絵本を見てたんだろ。)チラッ


姉「…落語?」


幼女「さー!つぎは ねぇねの バンだぜ!!」


姉「あ、うん。目は大丈夫なの?」


幼女「うぷぷ‥‥われの めが、ターゲットをしめすッ‥‥!たぶんコッチだ!ついてこーい!」スタスタ


姉「ほんとにぃ?」スタスタ


どーも。新しい登場人物、秘書さんが出てきました。
実は前作に1行だけ出てる人です。

>>80
できるだけ日を開けないよう楽しんで更新するので、頑張って読んでください。

では、またこのくらいの時間帯に会いましょ。

どうも、早口言葉を3回以上言うと湿疹が出る1です。

始まります。

ーーーーーー

秘書「‥‥」スタスタ


撮影人「‥‥」●REC


トンッ!!


秘書「あら、すいません」スタスタ


撮影人「‥‥?」




秘書「‥‥さて。」ピタッ


秘書「このカメラ。どーしましょう。」チラッ


ーーーーーーー

母「だりぃ」ポリポリ


<ママーダシテー
<ワルカッタッテー マジデー


母「暇だし肘を舐める練習でもしようかしら」


<アイアン・メイデン ナンテ イツカッタノー?


母「‥‥くっ…ッ!と、届かねぇ…」レロレロ


<キラークイーン!!ケシトバシテヤルッ!!


ドッギャァァァアァン!!


母「!?」ビクッ


父「よっと。さて、モニターはどんな感じ?」ストン


母「ちょっと。私のアイアン・メイデン壊さないでよ。舌かんじゃったじゃない!」ベー


父「なら閉じ込めないでよ!あの中、凄く怖かったんだから!」グスン


母「うるさい!パパみたいな人には仕置きが必要なのよ!てか、どーやって出たのよ!!」


父「全国の父親には、爆破攻撃が基本能力で備わってるんだよ。」


母「‥‥ろくな死に方しないわね。きっと。」レロレロ



秘書『‥‥さて。このカメラ。どーしましょう。」チラッ



父・母「!!」ドキッ


父「じ、冗談はさておき、さすが秘書さん。見事なスリテクだね!」アセダラー


母「ちょっと、こっち見てるわよ!目が合ってる気がして怖いんだけど!」



秘書『男さん、あなた見てますねッ!』ドグチァ!!!

ザーーーッ


母「壊しやがった…」


父「ま、まぁ他にもたくさんカメラあるし、一つくらい壊されても‥‥」


母「おい、他のモニター映像が凄い勢いで消えてくぞ。」


とぅるるん!とぉるるん!


父「ちょっと、秘書さん!?カメラを潰すのやめてよ!」ピッ


秘書《どうも男さん。今日はどういった用件で電話を?》バキャッ!!


父「だーかーら!カメラを次々と壊すの…あ!今、また壊したでしょ!やめて!高かったんだから!マジで!」グスンッ


秘書《これは何の撮影ですか?仕事関連なら私の耳に入ってるはずです》


父「仕事じゃないよ!君みたいにワーカホリック(仕事中毒)じゃないからね!プライベートだもん!」プンスカ


秘書《つまり、普段の私を見たいが為に撮影をしていた。そうですね?》


父「えぇ!?違うよ!?幼女達のおつかいを撮影してたの!」


秘書《では、私の私服を見てみたいという好奇心で撮影をしていた。そうですね?》


父「違うよ!カスリもしないよ!幼女達を撮ってたの!」


秘書《でしたら、何故撮影を?》


父「‥‥はぁ、いやね?よく聞いて?」


母「パパ。チェンジ。」ツンツン


父「うー頼むよ。誤解を解いてやって」つ電話


秘書《なんですか女さん。あなたとは何も話すことなどn》


母「ただいま、電話に出ることが出来ません。ピーっと言う合図の後に、これ以上メッセージを残すと、東京湾に沈めるぞ。」ガシャンッ!ツーツー


電話『受話器はもっと優しく‥‥』ガクッ


父「え!電話切っちゃったの!?」


母「ムシャクシャしてやった。誰でもいいと思った。」フイッ


父「そんな犯人の自供みたいに言われても困るよ!」


母「うっせーなァ!また壊されたら電話すればいいじゃない!正直、めんどくせーのよ!」バンッ!


父「逆ギレだよ!とんだ暴君だ!」


母「オラ!撮影が再開したぞ!見るべ!」グイッ


父「はぁ…秘書さん、怒ってないといいけどなぁ」



ツーツー

秘書(‥‥東京湾に沈める?あの女。今度会ったら、灰にして桜の木に撒いてやる。)←激おこ


今日はここまで。
アイアン・メイデンは、鉄製でできた拷問器具です。ご利用は計画的に。

では、またこのくらいの時間帯に会いましょ。

ども。争い事やシリアス系は全力で逃げる1です。

ですが、自分自身の運命に対抗するべく行われる闘争と葛藤。
あと、芸人に襲い来る理不尽な打撃は大好きです。

では、始まります。


ーーーーーーー

語学コーナー


幼女「ここだ。ついたぞ、ユートピアだっ!」


姉「ほんと‥‥色んな辞書がいっぱいあるね‥‥」マジマジ


幼女「ぜんぶかっとく?」


姉「えぇ!?それは無理だよ!辞書1冊分しかお金持ってきてないし‥‥」ウーン


幼女「ババア‥‥、じゃなくて。ははから おカネもらったっしょ。」


姉「あ、そうだった。でも‥‥んー。国語辞典以外欲しい辞書なんて‥‥。」


秘書「でしたらいい物がありますよ。」ヒョコッ


姉「うわっ!!秘書さん!?いつから!?」


秘書「全国の秘書にはステルス機能が基本能力で備わってるんです。」ニコッ


姉「どこの戦闘機ですか」


幼女「して、よいモノとはなんぞや。」


秘書「はい、これですよ。お手を拝借。」ドンッ


姉「うぇっ!?おっも!なんですかこの鈍器は!ひろや…こうじ‥‥?なんて読むんですかコレ!?」


秘書「広辞苑です。今存在する日本語は全てココに載ってます。ついでに歴史なんかも軽く調べることが可能です。」ヒョイッ


幼女「きにいったァァー!!」


姉「で、でも!持ち運びとか!ちょっと不便じゃありませんか!?」


秘書「では、持ち運びに適している辞書をもう1冊買っておきましょう。」


幼女「これとかどーよ」つ国語辞典


秘書「馬鹿は黙ってください。持ち運びを考慮するなら紙媒体を選んでる時点でお笑い種です。電子辞書が良いでしょう。」


幼女「」


姉「で、電子辞書は高くって、お小遣いじゃ‥‥ちょっと。」エヘヘ


秘書「高い?3分ほどお時間を頂ければ手軽で汎用性が高く値段も安い品を取り寄せまs」


姉「で、でも今回は、この広辞苑にします!秘書さんのオススメぽいし、今後、何かと役に立つ気がしますし!」アセアセ


幼女「んなら、レジに行くか!」


姉「あ、"ママ"さんから貰ったお金余っちゃったな。」ピラッ


秘書「‥‥」ピクッ


幼女「お、マンサツじゃん」グヘヘ


秘書「しかもピン札です。折り目付けていいですか。ナナメに。」ジリジリ


姉「ちょっと2人ともやめてください!ナナメってなんですか!お財布の入れにくさMAXじゃないですか!」


姉「これはママさんにお返しするです!無駄な使い道はしちゃダメです!」サッ


幼女「むー!ガンコ!いけず!」ベー


姉「頑固ですー。いけずですー。それが私ですー。」プイッ


秘書「でしたら、無駄ではない使い道など、どうでしょう?」


姉「‥‥というと?なんか嫌な予感がします。」ジトー


秘書「はい。将来、確実に役に立つであろう本を購入するのです。いわゆる投資ですよ。」


姉「あ、あぁ!それなら、いいと思います!ね、幼女ちゃん!」


幼女「ししょーがマジメなこといってる…。はは いわく、きをつけろのサイン。」ジー


姉「幼女ちゃん?」


秘書「安心してください、なにもやましいことなど有りはしません。そして、秘書です。」(あの女。余計なこと吹き込みやがって)


秘書「おふた方は、何か他に欲しい本などあるのでしょうか?」


姉「んー‥‥」ナヤミ


幼女「あ、われはあるぞい!」ハイハイ!


秘書「なんでしょう?」


幼女「アレ!なんかキラキラしてるヤツ!」ユビサシ


姉「え!このコーナーにあるの?!」


秘書「これは、ユーキャンの漢字検定問題集ですね。」チッ


姉「しかも1級ですね。幼女ちゃん、これは幼女ちゃんには早すぎるよ‥‥」


幼女「なにゆえ」


姉「だって、幼女ちゃんは小学生に今年からなるんだよ?漢字はそこで覚えるの。」


幼女「うむ。」


姉「この本はね?その漢字を物凄く勉強して誰よりも漢字が得意だ!って言う人が、その証明をするために、さらに勉強するのに必要な本なの。」


幼女「うむ?」


姉「だから、スタートラインに立っててない幼女ちゃんにはまだ早いの。」


幼女「ふむむ~」アセタラー


秘書「いえ、買いましょう。」ドン!


姉「え!」


幼女「!!」


秘書「まだ幼い幼女さんだからこそ。早期に漢字に触れることで可能性を広げるべきです。」


姉「で、でも、まだ幼女ちゃんは漢字を習ってすらいないんですよ?」


秘書「時は動き続けます。昨今、固定観念を持つことのメリットが減り続けている今だからこそ、この本は買いです。買っておいて損は無いでしょう。」


姉「そうですか‥‥」


秘書「それに幼女さんが欲しいっと言った本です。この意見は最大の重みと、有らん限りの権限を持ちます。」


幼女「うぉお‥‥なんかすまん。」



秘書「さて、次はあなたの番です。なにか欲しい本はありましたか?」


姉「んー‥‥そうですね‥‥。あ!なら、秘書さんに教えてもらいたいんですけど‥」


秘書「はい、なんでしょう?」



ーーーーーー

幼女『ババア‥‥、じゃなくて。ははから おカネもらったっしょ。』



父「ママ!クールにいこう!ね!!ちょっと!待って、どこ行くの!?」ガシッ


母「散歩よ、だから離しな」


父「いや離さないよ!君こそ手に持ってるモノ離しなよ!木刀なんて持って外に出たら職質だよ!」ギュー


母「よーし、なら離すなよ。その腕、切り落としてやる」ジャキンッ!


父「しっかりするんだ!木刀じゃ"切る"じゃなくて"折る"だ!お願いだから!今日は争い事は無しにしようよ!」


母「ゴングを鳴らしたのは向こうだ。親に向かって‥‥ババアだと?教育的指導の名のもとに物理的罰を与えてやる。」ゴゴゴ


父「ダメだって!特に今の世の中で教育的指導って言葉ほど軽薄なものはないよ!ゲーム機壊しただけで炎上物なんだから!」ギュー!


母「うるさい、黙れ、頭を焼け野原にするぞ?」ガシッ


父「おっと、待って待って。そんな乱暴に髪の毛掴まないで。モニターみて。秘書さんが映ってるよ。さっきの幼女の発言どころの話じゃないよ」


母「あら、ほんと。あのヤロー。さも当然のように話に参加してやがる。」ギリギリッ


父 (ごめん、秘書さん。怒りの矛先を君にすり替えてしまった。僕も自分の髪の毛が可愛いんだ‥‥許してくれ。)



秘書『しかもピン札です。折り目付けていいですか。ナナメに。』



母「根性ひん曲がってんな。次会ったら叩き直してやろう」パンパン


父「ママからもらったお金は使わない方向なのか。ハクちゃんはやっぱりいい子だなぁ。」ホロリ


母「パァっとお金を使っちゃうことなんて一生ないでしょうね。いい子だわ。」



秘書『でしたら、無駄ではない使い道など、どうでしょう?』



父「あ、でもなんか使う方向になるっぽいよ」チラッ


母「愛娘達は、あの悪魔と一緒に居るべきじゃないわ。変な誘惑をしないで!」ガシッ!


父「ちょっとママ!モニターを掴まないで!見えないよ!」グイグイ



幼女『ししょーがマジメなこといってる…。はは いわく、きをつけろのサイン。』



母「ナイス!よく覚えてたわね!偉いわ!」


父「うーむ。確かにハクちゃんは、さっき初めて会った秘書さんの言うことを聞きすぎだな。その点、知り合いでも疑いの目を持ち続ける幼女は評価できるね。」ウンウン


母「信じる心より疑う目を持つべきとは‥‥。いやはや、複雑だわ。」


父「ふふ、でも大丈夫だよ。あの子達なら。そう信じれる。ね?」


母「‥‥えぇ、そうね!」


父「じゃあ、僕らは愛する2人の帰りを待ちますか」オー!


母「おー!!」


今日はここまで。いつもより長めに更新してしまいました。
最近、教育面での不祥事や炎上が絶えませんね。
何が正解で何を信じていいのか。

ですが、きっとこの家族のような愛があれば、それらを寄せつけることは無いと思います。

では、またこのくらいの時間帯に会いましょ。

おつ。1のssは毎回、ほっこりするな。

ども。キリギリスとナメコの間くらいの立ち位置にいる1です。

>>127
そう思ってもらえて嬉しい限りです。

では始まります。


ーーーーーー


<アリガトーゴザイマシター


幼女「かえるぞい!」ビシッ


姉「おつかいの品は買えたよね?」


幼女「ほれ!」つ絵本


姉「よし!じゃあ出発だ!」


秘書「私もご一緒します。お父様に報告することがありますから。」スタッ


姉「あ、そうなんですか。じゃあ3人で帰りましょう!」


幼女「では!しゅつじんじゃ!」


ーーーーーー

秘書『私もご一緒します。お父様に報告することがありますから。』


母「ほぅ?」ゴゴゴゴ


父 (ピーーンチ!)


母「アイツが来るみたいね。こりゃ念入りに掃除しなきゃ」ガタッ


父「あ、あぁ、うん。お願い」


母「‥‥」スタスタ


父 「‥‥ふぅ。」


父 (うぉぉお!どーする!どーするよ!考
えろ!よく考えるんだ!)


父 (ここを乗り切れば、今年の最優秀パパは僕で決まりなんだ!まずは、ママと秘書さんを会わせないことだ!)


父 (あの2人は昔から仲が悪い。しかも、今はそれに加えて機嫌が悪い!絶対に会わせちゃダメだ!)


父(そもそも秘書さんは何しに来るんだ!?報告すること?報告だと?なんの?仕事関係か?なら電話で済むだろ。)



父(…………ヒトデになりたい。)



父「‥‥ふ、もういいや。なるようになるか…考えるだけ無駄だな。無駄無駄‥‥はぁ。」ゴロン


ーーーーーー


秘書「いい天気ですね」ポカポカ


姉「お日様は偉大ですねぇ」ポカポカ


幼女「まっこと、ほんとにねぇ」ポカポカ


秘書「ところで、お2人とも行きは歩いて書店まで来たんですか?」


姉「はい。あ、でも途中いろいろあって走ったりもしましたよ。」ネー


幼女「おうよ!かたぐるま して もらったぜ!」ネー


秘書「ご自宅から書店まで少し距離があると思ったんですが、歩ける距離でしたか。」



姉「あ、全然歩けますよ!近いくらいです。」


幼女「です!」


ーーーーーーー

30分後~


秘書「‥‥近いとおっしゃいましたか。」


姉「あるぇ?」ハテ?


幼女「まいごかえ?」


姉「‥‥ハッ!知らない道だ!」キョロキョロ


秘書「行きはちゃんと来れたんですよね」


姉「んーあの時はカーチェイスに夢中で…道はあまり覚えてなくてですね‥‥」エヘヘ


幼女「まいごかえ?」


秘書「仕方ありません。天下の宝刀、スマホを使いますか。」スチャ


スマホ『いい大人が道も分からないの?ぷ。でも残念。充電切れだカス』


秘書「‥‥」ブンッ!ゴシャッ!


姉「えぇ!?なに壊してんですか!天下の宝刀、粉々ですよ!」


秘書「構いません。あんな鉄の塊に頼らずともホモサピエンスである私達には帰巣本能があります。帰れるはずです。」


幼女「まいごかえ?」


姉「もう幼女ちゃん!それ3回目だよ!分かり切ったこと言わないで!迷子だよ!」


秘書「まいごかえ?を言い続ける幼女さんは、若干、ホラーでしたよ」


幼女「ではここで!さすがようじょ のコーナー!」パァ!!


姉「え?なにて?」


秘書「さすが幼女のコーナーと聞こえました」


幼女「まず、ここに10えんがあります」つ10円玉


姉「本のお釣りだね。」


幼女「2ふんまえに とおったばしょに でんわが ありました」


姉「ありましたっけ?」


秘書「2分前と言うと公園の側を通りましたね。確か、そこに公衆電話があったはずです。」


幼女「そこでタクシーをよぼう」ドン!


姉「えぇ‥‥なんかすっごい裏ワザ感がするんだけど…」


秘書「お金はどうします?着払いにしますか?そうしますか。遠回りして行きますか?そうしますか。」


姉「あれ!秘書さんノリノリ!?」


秘書「地味に疲れました。ヒールで歩き続けるのは、足の負担が大きいんです。」


秘書(それにひっつき虫が目障りですし‥‥) チラッ


撮影人「…コソッ」●REC


幼女「そうときまれば いこーぜ!GOGO!!」トテトテ


姉「何一つ決まってない!!」

今日はここまで。
ようやくお帰り編です。長い道のりでした。
もう少しお付き合いください。

では、またこのくらいの時間帯に会いましょ。

ども、今日は諸事情により昼に更新でふ。
いつもレスくれる人も、読んでくれる人も、ありがとうございます。

始まります。


ーーーーーーーー

幼女『そうときまれば いこーぜ!GOGO!!』トテトテ



母・父「なっっがい‥‥」ハァ


父「道を間違えてから、迷子に気がつくまでが馬鹿みたいに長い‥‥」


母「最初の頃は、私達もドリフみたいに【違う違う!後ろだよ!志村!後ろォォ!】とか叫んでたのにね‥‥」


父「そんな元気20分前に無くなったよ。‥‥あと、ドリフなんて今時、言わないよ」ハァ


母「どうしてよ。私はやっと覚えたのよドリフ。」チッ


父「どうしてって‥‥。あの番組、終わってもう30年近く経つんだよ?あ、分からない人は、8時だヨ全員集合!で検索ね。」チラッ


母「どこみてんのよ。」


父「君の瞳の奥さ」キリッ


母「‥‥///」ドスッ


父「目がァ!!ちょ、目潰しは洒落にならないよ!!」バタバタ


母「…ん?てかおい!こんな馬鹿なことしてる場合じゃなくね!?タクシーに乗るとか言ってなかったか!?」ハッ!!


父「それがどーしたの?」チョンッ


母「なに目薬指してんの!タクシーにどーやってカメラが乗るのよ!あとそれ、目薬じゃなくて携帯用消毒アルコールよ!」パシッ


父「ちょ、それ早kギャァァァアァ!!!」


母「ばか!もういいわよ!」ピポッパ


母「あぁ、私。本屋からちょっと離れたとこに公園あるでしょ?そう、そこそこ。」


父「ひっひぃ‥‥みえない…」フラフラ


母「そこらへんのタクシー奪って幼女達迎えに行って。えぇ、タクシーじゃなきゃダメよ。じゃあ、シクヨロ!」ピッ


父「えっと、ママ?そこに居る?‥誰に電話を…」キョロキョロ


母「安心しな。昔の仲間に連絡して万事解決、問題ないわ」ストン


父「そう、それはよかっt」ツマヅキ


父「うわっ!?おごっはぁっ!!」ドサドサ!!


母「ドリフかよ」


ーーーーーーー


姉「タクシーきませんね」ポツーン


幼女「あぁ、こねぇな‥‥」チッ


秘書「お荷物、私が持ちますよ。どうぞ、お渡しください」


姉「い、いえ!私達のおつかいですし!秘書さんに迷惑をかけるわけにh



幼女「おう、たのむ」つ荷物


姉「ちょっと、幼女ちゃん!ダメだよ、しっかり持たなきゃ!」


秘書「いえ、気を遣わなくて結構ですよ。小さい頃は大人に甘えるものです。」


幼女「ほら〜いいってよ!」


姉「えぇ‥‥じゃあ、その、ありがとうございます」つ荷物


秘書「はい、お預かりします」


幼女「‥‥なぁ、タクシーってさぁ。」


姉「うん?どうしたの?」


幼女「こんな おそいのかえ?」


秘書「確かに若干ではありますが、遅い気がしますね。すいません、スマホを紛失してしまったので、連絡のしようがありません」ペコッ


姉「自分で壊したんじゃないですか」


幼女「たってるの つかれたぜ‥」


秘書「大丈夫です。人間、限界だと思ってから1時間は耐えれます」


姉「おんぶしよっか?」


幼女「んーおんぶー」ダキッ


姉「はいはい。よ…いしょっと」オンブ


秘書「…なにをしてるんですかね。タクシー運転手のお人は。」ハァ



キキーーー!!バタン!!


運転手「お待たせしました!色々ありまして、遅くなってしまいました!」ペコッ


秘書「‥‥」チラッ


姉「な、なかなかワイルドな‥‥タクシーの停め方でしたね」


幼女「ジェットコースターみたい!」ピョン!


運転手「ささ!お乗りください!目的地まで最速でお送りしますよ!」ガチャ


姉「よろしくお願いします」ストン


幼女「ジェットでコースターなのを、た・の・ん・だ!」ストン


秘書「‥‥」ジー


運転手「え‥‥っと、秘書さんも お乗りください」


秘書「はぁ‥、運転手さん。制服が乱れてますよ」チラッ


運転手「え?あぁ、急いで来たので‥‥。」チラッ


秘書「安全運転で頼みます」ストン


運転手「では、行きましょう!」バタン!!


ブロロローーン!!


ーーーーーーー

車内


幼女「ゆきっがーとけて♪かわっにーなって♪ながれてゆきますぅ!!」


姉「あぁ~なんだっけ、1度は聞いたことある曲だよね」ウーン


秘書「キャンディーズの春一番ですね。また懐かしい曲を歌い始めたものです。この曲は好きではありません。」


運転手「さすがお嬢!選曲が渋くて俺は好きです!」スゥ…


運転手「泣いてばかりいたってー幸せはこないからぁ♪」


幼女「おもいコートぬいっでー♪でかけませんかぁ♪」


運転手・幼女「もうすぐ はぁぁぁるでーすねぇ!!!」


姉「ちょ、ちょ!車内ですよ!もう少し静かに‥‥」


秘書「運転手さん、安全運転と私は言いました。身を持ってどういう事か教えましょうか?」グイッ


運転手「すいません!!謝りますから運転中の首締めは勘弁してください!!」パンパン

幼女「おうおう!おまえら!!こい をしてみないか!!」


姉「恋…ねぇ。私は、今が大好きだから‥‥。恋い焦がれた夢のような日々を過ごす今だからこそ言えるよ。これ以上は望めないや。」


秘書「私は仕事と結婚していますので、強いていえば、幼女さん達のお父様が私の恋人であり、夫になりますね。」


運転手「俺は、再来週、子供の入学式でして。子供がどんどん成長してく姿が嬉しい反面、恋しいです」


幼女「ほぇ〜みな よくかんがえてるんやねぇ」ウンウン


運転手「お嬢はどーなんです?好きな子とか、気になる子とか。」


姉「あ!私も気になる!どーなの?どーなの!?」ツンツン


幼女「よ、よせやい/// おるわけないやんけ!!」パシッ


秘書「私の情報によれば、幼女さんは、向かいのお家にお住まいの幼馴染くんと仲が良いとか。」ペラッ


幼女「ちょ、ししょー!!やめんか///!!」バタバタ


秘書「秘書です」キリッ


姉「えぇ!そーなの!?そーなのぉ!?ねぇ、ねぇー!」ツンツン


幼女「つつくの ダメー!!終わりじゃ!この はなし!おしまーーい!!」


ーーーーーーー

幼女『ゆきっがーとけて♪かわっにーなって♪ながれてゆきますぅ!!』


父「まった懐かしい‥‥。幼女はどこで、そーゆーのを覚えるのかな…」


母「あ、これは私よきっと。一緒にお風呂入る時、たまに歌ってるし。なにより歌詞が良いでしょ?好きなのよn」


秘書『ーーこの曲は好きではありません』



母「‥‥チッ」


父「あ、あはは‥‥。あ、運転手さんもデュエットしてるね」


母「あのバカ。後でシメてやr」


父「あ、秘書さんが首を締めて…」チラッ


母「‥‥うぷぷ。そう、そうよね。相容れないのは昔から知っていた。変なとこで意見が合うのも。」ユラァ


父「…ママ?」


母「これはね。運命よ。48手先、開始から217秒で決着をつけるわ」ガタッ


父「ママ!待って!48手先217秒て何!?やめて!」ガシッ


母「‥‥やめる?それは無理よ。さっき、持てる技術を最大限に活用した様々な仕掛けをセットし終えたわ。」


父「さっき!?あ、掃除してくるって言った時!?何セットしてんの!?掃除は!?」


母「大きなゴミ虫を掃除するのよ」チッ



秘書『私は仕事と結婚していますので、強いていえば、幼女さん達のお父様が私の恋人であり、夫になりますね。』



母「ドンパッパが!!!!お前は潰す!!絶対に!いい加減にせぇよ!社会的にも明日からお前の仕事は一切ないかんな!!」ガシャン!!


父 (秘書さーーーーん!!!!)


母「パパはな!!足の先から髪の毛一本まで私のなんだよ!!お前みたいな女が入る隙間なんて1ナノミクロンなか!!」ドカッ!!


父「ママ///!比喩だよ!!秘書さんが恋をしてるのは"仕事"だから!だからモニターを壊さないで!機材も!!」ダキッ!!


母「離して!絶対に許さない!アイツは1度、200本ほど骨を折らないと気がすまない!」


父「人体の骨の数は約200本だよ!全部折る気かい!?秘書さん、死んじゃうよ!!」


母「なに!?そんなにあの女が心配!?ダメよ!!浮気なんて嫌だもん!!」


父「あーもう!!」


チュッ


父「僕はママ一筋だよ//!!」フイッ


母「…ふん///」チラッ


父「ほら…もうすぐ幼女達が帰ってくるよ…///」


母「ま、まだ少しだけ時間あるわよ?」イジイジ


父「……え?‥‥え!?」アタフタ


母「…なによ///」


父「いやーまぁ…確かに、少しだけあるね」チラッ


母・父「うぷぷぷぷ///」


本日はここまで。
また、長く更新してしまいました。
あともう少しで終わりです。

ではでは。


ーーーーーーー

車内


運転手「そろそろ着きますよー」


姉「あ、はい。ありがとうございます」


秘書「運転手さん。家の敷地内には入らなくて結構です。門から50m手前の道沿いで下ろしてください。」


幼女「うえぇ…。あるくの やーだっべ!」


秘書「すいません。歩くのが苦痛であれば私が抱えますのでご容赦ください。」


姉「ど、どうして‥‥その。家の前までじゃダメなんですか?」キョトン


秘書「…そうですね。おそらくですが、セキュリティ上、数々の問題があるはずです。これは保険ですよ。」


姉「せ、セキュリティって。家にはそんな厳重なのは…」


秘書「すいません。こればかりはお譲り出来ません。あなた方の生命に関わります。もちろん…」


秘書「元"暴走族"のあなたも。です」ボソッ


運転手「!?」ゾクッ


姉「あ、幼女ちゃん!?もう着くから寝ちゃダメだよ!!」ユサユサ


幼女「…うっ?……だっこ。」


秘書「私がしましょう。荷物があるのでオンブでよろしいですか?」グイッ


幼女「お〜う。」ギュー


運転手「つ、着きました!」


秘書「お金は、女さんに付けといてください。なんならぼったくってもいいですよ」ガチャ


姉「ありがとうございました。」ペコッ


運転手「で、できませんよ!金なら結構です!ご利用ありがとうございました!」バタン!!


ーーーーーーー




姉「んーーー!!やっと見知った道だぁ!」ノビー


秘書「さて、ご自宅の門まで少し歩きます。着いてきてください。」スタスタ


姉「あ、さすがに、このへんは分かりますよ!」トテトテ


秘書「あなたには前科がありますから。」ピポッパ


姉「むー!ってあれ?秘書さんってスマホ2台持ちなんですか?」


秘書「これは先程の運転手さんから拝借したものです。」シレッ


姉「へぇ。」(いつの間に借りたんだろ)


父『は、はい‥‥///』ハァハァ



秘書「男さん、秘書です。実は別のスマホから電話をしていまして」



父『えっと‥‥家に着いたのかな?』



秘書「近くまで来てます。そこで聞きたいのですが、女さんが変なことしてませんでしたか?」



父『へ、変なことぉ//!?し、してないよ!ないない!』


秘書「‥‥どうしました?なにを焦ってるのでしょう?息が荒いですよ。」


父『焦ってない!焦ってないよ!』


秘書「‥‥そうですか。よく聞いてください。男さん。」イラッ


父『な、なに?』


秘書「私の背中には幼女さんが寝ています。荷物も私が持っています。お姉様も一緒に歩いています。分かりますか?」


父『う、うん。分かるよ』


秘書「このまま敷地内に入って良いのですね?なにもないのですね?万が一、何があった場合、大切な娘さん方の生命までは保証できませんよ。」


父『なんか脅迫まがいなこと言ってない!?』


秘書「私が男さんにその様なことをするはずありません。これは報告です。では、ご検討ください。」ピッ ブン!!ゴシャァ!!


姉「あ!また壊した!」


秘書「構いません。この鉄くずは私のではありませんし、少なからずストレス発散できました。」スタスタ


姉「で、電話を切るたびに壊してるんですか?」


秘書「さぁ。あまり自身の事を人に話すのは好みませんので。」


姉「ご、ごめんなさい……」


秘書「いえ。ところで、あなたは運動はお好きですか?」


姉「あーどうでしょう?走るのは結構好きかもです」


秘書「反射神経なども鋭敏ですか?」


姉「まぁ…避けるのは慣れとかもあって、得意です。」フイッ


秘書「では、最大限の注意と警戒を怠らず、時に慎重に。時に大胆な行動を心がけてください。」


姉「え?…なぜです?」




秘書「……敷地内に入りますよ」ザッ!





皆様、長い間お付き合いしてくださって、ありがとうございました。
明日、完結です。

ではでは、また明日会いましょ。

父と母の描写抜けてんぞ

ども。ドラマとかのキスシーンでも照れくさくて目をそらしてしまう1です。

>>170
すまん。↑の理由があって濡れ場は‥‥


では、始まります!!


ーーーーーーー
室内


父「ママ〜」


母「な、なによ///」テレッ


父「秘書さん達、もう門の前に居るって」


母「!!…さ……てと。荒っぽい歓迎パーティになりそうね」ガバッ!


ーーーーーーー



秘書「……」スタスタ


姉 (いつも思うけど、無駄に広いんだよなぁ。門から家の玄関まで1kmくらいあるし)スタスタ


秘書「…そこで止まってください」ピタッ


姉「え?なぜです?」ピタッ


秘書「…」ダンッ!


姉「地面がどうかしまs」ヒュン!


秘書「…」サッ!


ビーーーン!!


姉「…‥‥なんですかこれ」


秘書「矢です」


姉「だからなんで矢が飛んでくるんですか!」


秘書「私が踏んだ地面に、重量感知器があったんです。ある一定の重量を感知すると、木の上にあるボウガンから矢が発射されるごく簡単なトラップですね。」


姉「なんでそんなトラップが家にあるんですか!!死んじゃいます!」


秘書「角度的に、今回は私の太ももを狙ったトラップです。死にはしません。」


姉 (前回があったのぉぉ!?!!)


秘書「それにしても気に食わないです。この重量感知器の設定重量は重すぎます。」


姉「ど、どういうことですか?」


秘書「幼女さんやあなたが引っかからない為の設定でしょうけど、私ですら力いっぱいに地面を踏まなければ、作動しません。」


母「うぷぷ。だってお前、そのくらい重いだろ?」スッ


姉「ま、ママさん!ただいまです!!」


母「はい、お帰り」ニコッ


秘書「私の体型を知った上で、それほどまでに重いとお考えでしたか。推測もろくに出来ないゲロ以下な人だったんですね」


父「ハクちゃんおかえり〜」タッタッ


姉「パパさん!わぁ!ただいまでs」ピタッ


姉「ひ、秘書さん。パパさん達の方に行っても大丈夫ですかね?」


秘書「どうでしょう。仕掛けた本人に聞いた方が確実かと。」チラッ


母「大丈夫よ〜。早くその女から離れな」


姉「あ、え〜っと。はい。」タッタッ


秘書「さて、では私もせっかくご自宅まで伺った訳ですし、来週の会議に関する報告も兼ねて、男さんとお部屋でお話でも。」


母「出口は後ろよ。幼女と荷物を置いて消えて。」


秘書「仕事の話をするんです。消えるのは女さんの方ですよ?それとも消されたいんですか」イラッ


母「私は今、最高に機嫌がいいんだ。その私が命くらいは見逃してやるって言ってんだぞ。」イラッ


姉「2人って仲悪いんですか…?」ボソッ


父「昔から会う度に喧嘩するんだ…触れない方がいいよ」ボソボソ


秘書「話になりません。もういいです。男さん。」チラッ


父「え?僕?」


秘書「私は自宅に居ますので、いつでもいらしてください。鍵はいつもの場所に置いときますからね」


母「は?」ピキッ


父「いやいやいや。何言ってるの秘書さん」


秘書「あ、すいません。ナイショの話でしたね。うっかり口を滑らしてしまいました。」


母「あ・な・た…?」ユラァ


父「待ってよ!秘書さんの家に行ったことなんてないよ!なにプチ修羅場みたいにしようとするの!?」


姉「???」


秘書「そうですよね。すいません。嘘を言ってしまいました。ね、男さん。」ウィンク


母「あーなーたー?」ガシッ


父「ちょっと待ってよ!なんでこーゆー時だけ秘書さんの言葉を信じるのママ!!」


幼女「うるせェェェ!!!ねれねーだろボケカスぅぅぅ!!!」ガバッ!


姉「あ、起きた」


秘書「おはようございます。お家に着きましたよ。」ストン


父「よ、幼女!お帰り!!」ダッ!


幼女「ちちうえー!!」トテトテ


母「あ!おい、話はまだ終わってn」グイッ


秘書「あなたの男さんへの愛は、なんと薄っぺらいのでしょう」ボソッ


母「‥‥あ?」


秘書「男さんの言葉が信じれないのでしょう?不安なのでしょう?ですから力で男さんを縛ろうとするのでしょう?」ボソボソ


母「…は!そーゆーお前は精神的に言葉で服従させるのがお好きなようだな。かなりのゲスだわ」ペッ


秘書「…可哀想な人。」ハァ


秘書「さて。では、私は帰りますね。幼女さん方、おつかいご苦労様でした。」


姉「あ、私こそ!色々お世話になっちゃって。とっても助かりました!ありがとうございます!」


幼女「おつ」ファァ…


秘書「男さん、来週の会議での最終報告に至る事前報告は後日。会社で致しましょう。」


父「あぁ、いつもありがとう。頼むよ」


秘書「…女さん。また、会いましょう」チラッ


母「あぁ。今度はボウガンの角度をもっと上にしといてやる。」ペッ!


秘書「楽しみにしてます」クルッ スタスタ



姉「ふ、2人とも仲良くしましょーよ。ねぇパパさん?」チラッ


父「まさに水と油。犬と猿って感じだからなぁ。」


母「‥‥さて!2人はちゃんとおつかいできた!?」


幼女「できたぜ!!」


姉「あ、私も買えました!!」


母「よくやったー!!」ギュー!!


姉「ま、ママさん///苦しいですっ」


幼女「ちちうえ…たすけ…」プルプル


父「よくやったー!!」ギュー!!


幼女「ぐはっ!」ガクッ


姉「ちょ、パパさんまでっ///」


母・父「2人ともお帰りなさい!!」ニコッ


ーーーーーーー
夜中


幼女「ほんじつの せんりひん。しんさく えほんを ココへ」アクビ


母「んーっとちょっと待って。」ガサガサ


幼女「まだかえ」


母「えぇ〜っと。袋の中には漢字検定の本しか」ピラッ


幼女「なんかおちたゾ」


母「何かしら」ヒョイッ



紙『お探しの絵本なら私の手元にあります。受取人は、男さん以外不可です。分かりますか?保険はかけておくものですよ。 秘書より』



母「残念だわ。死に急ぐことなんてなかったのに。」ビリビリ


幼女「えほんはー?」


母「ごめんね。透明少女の新作はまた今度、読みましょ。今日は寝ようね」ナデナデ


幼女「ふぁあ‥‥。しかたねぇ。おなかポンポンをたのむ…」


母「はいはい」ポンポン


幼女「……」スヤァ…


ーーーーーーーー
後日


父「本当に聞くのか!今日!ここで!?」


母「ええ!やるしかないわ!!」


姉「……」スタスタ


父「ターゲット発見!」ボソッ


母「…Go!Go!」ダッ!


┣¨┣¨┣¨┣¨ドド!!!!


姉「!?」ビクッ


母・父「ハクちゃん!」


姉「え!?え!?なんですか、パパさん達!どうしたんですか?」キョロキョロ


母 (おつかいの行きに幼女が歌った、幼女作曲の歌!)


父 (僕ら2人は本当にひどい内容だったのにハクちゃんだけ褒められてた。)


母 (これは…)父(正直…)


母・父 (納得いかない!!!)


父「ハクちゃんってさ!なにか、怖い事とか、苦手な物とかないのかなって!ね、ママ!」チラッ


母「ええ!嫌いな食べ物とか、コンプレックス的なのとか!ないのかしらって!ね、パパ!」チラッ


姉「き、嫌いな食べ物は、特には無いですよ?…苦手な物も…ないと思います。」


母・父「それでそれで!?」ズズイッ


姉 (な、何なんだろう…)


姉「コンプレックス…は、うーん。この髪の毛とかはあまり…。真っ白くて。幼女ちゃんみたいに真っ黒い髪の毛には憧れます。」


母「…何言ってるの。とっても綺麗な髪よ。サラサラで濡れたような光沢のある美しい髪じゃない」ナデナデ


父「そうだよ、これはコンプレックスじゃなくて個性だ。誇りに思うべきだよ。誰がなんと言おうとパパは真っ白いハクちゃんの髪の毛が好きだよ。」ナデナデ


姉「あっ‥‥うー…///」モジモジ


幼女「なにをやっとる」トテトテ


姉「あ、幼女ちゃん!なんかね、パパさん達が色々聞いてk」


母「幼女は向こうに行ってなさい。」


父「そうだ、向こうに行きなさい。」


姉「アレ!?」


幼女「な、なんぞね!へん!いわれなくても いくもんねー!ばーか!ターコ!」スタスタ


幼女「ねぇねの えほん、よんじゃうもんねー!!」ベー


母「じゃあ再開しましょう。怖い事はないの?」


姉「いいんですか!?幼女ちゃん、拗ねちゃいましたよ!?」ユビサシ


父「いいのいいの。今はハクちゃんの怖い事は何かってのが重要だから。」


姉「え、えぇ…。怖い事…ですか。…うーん…」


姉「‥‥あ」ピンッ!


母「なになに?」


姉「えっと、勉強が新しいとこに入るので、付いていけるか怖かったり…」チラッ


父「なんだ、そのくらいパパが教えるよ。これからも勉強はずっとパパが見てあげるから心配いらないよ」ニコッ


姉「あ‥‥えへへ/// あとは…いつもお風呂は1人なんです…」


姉「あんなに大きなお風呂で1人は…怖いので、その…///」


母「今日から皆で入りましょう。楽しく仲良くお風呂に入れば怖くないわ」ニコッ


姉 (やった///!!)


父「他にも怖い事とか不安な事とかあるのかい?」


姉「あ…甘える事とか、その…どーすればいいのか分からなくて、怖いかもですね///」チラッ


母「甘えることが怖いの?」キョトン


父「なんだ、ほら。おいで。」


姉「あ、…はい///」ダキッ


父「ね?簡単でしょ?」ギュー


母「何も怖いことはないわ。家族ですもの。どんな風にでも甘えていいのよ」ナデナデ


姉「ひゃい…///」トロン


父「他には?怖くて仕方ない事とか無いの?幽霊が怖いとか、暗闇が怖いとか。」


姉「しょ、しょうで…んっん!そうですね!後は、ディズニーシーに去年行ったじゃないですか。」


父「あぁ、楽しかったよねぇ」ウンウン



幼女《んー… このかんじ…こりゃーなんてよむんだっけ。》マジマジ




姉「ランドの方も同じくらい楽しいのかなって思うと不安で!怖くて!」キラキラ



母「なんてこと!ディズニーランドに恐怖心を!?これは行かなくては!!」ワクワク


父「あぁ!そうだね!ちょうど春休みだし!来週あたり行こうか!」ワクワク


姉「はい!行きましょう!」ワクワク


母「‥‥ん?ハクちゃん怖いのにテンション上がってない?」


姉「あ」


父「え、もしかして‥さっきまでのくだりって‥」ジー


幼女「ねぇねー。これってなんて よむんだっけか?」つ絵本


母・父「〜〜〜!!もう!ハクちゃん!本当は何が怖いの!?」


姉「うぷぷ。これはね…‥‥」




姉「ここらで一杯お茶が怖い」






秘書「へくちっ!……風邪でしょうか…」チーン!


おしまい


これにておしまい。
いやー長かった。次回を書くとしたら
姉「ママさん」母「あんじゃらほい」
になると思います。その時は、またお付き合いください。

おそらく来年のこの時期になるとは思いますが。


ども。質問なんですけど
幼女は小学校にあがることになったので、漢字を使い喋ります。
そこで、幼女を少女に改名するか悩んでおります。

どうしましょ?


ども。
みなさん、様々な意見をありがとうございます。
ただ、見たところ意見が半々です。

そこでWiki先輩を見たら、小三まで幼女と書いてあったので、それに合わせていこうと思います。


様子を見ながら、その都度変更していきますので、ご理解の程を。

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