球磨川『親?もちろんいるよ』 (28)

設定とか辻褄とか全無視の[田島「チ○コ破裂するっ!」]ss

あと短いし終わり方も強引

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球磨川『戯言ばかりで周りの人がバタバタ死んでいく気持ち悪い父親と、そんな父親を心底愛してる少しだけ青い気持ち悪い母親が僕の両親だよ』


球磨川『父親の言葉は全部ナイフみたいなものでさ。心も感情もあったものじゃなかったよ。人の心臓を切り分けるような話し方だとね。』

球磨川『母親は言葉を何かと飾り付けててね。ごちゃごちゃしすぎていて耳に入れるのも痛かったなぁ』

球磨川『産まれて一番にしたことは母親の封印だったかな』『少しだけ残ってた青色こど髪が真っ白になったのは予想外だったね』『あ、そうそう』『産まれて一番にされたことは父親に殴られたことだったね』『息子より妻の髪色が大事だなんて最高の親父だよ』『吐き気するほどにね』

球磨川『母親を封印した後の話しをしようか』『いーちゃんほら髪が真っ白ーとか言って喜んでた気がするよ』『母親はその時すでに能力なんてほとんど無かったから関係なかったのかもしれないね』『まあそれこそ僕には関係のない話だ』
『でも関係ないはずなんだけど色んな奴に目は付けられたかな』『死線の蒼どうたらって幼い子供にはわかんないでしょ?』『とりあえず封印にネジこんだけど』『まぁ最終的には勝てる訳なくて捕まって殺されかけたわけだ』『その時父親みたいな派手なタトゥーの男と赤いお姉さんが助けてくれたけど』『ははっ、めだかちゃんみたいな人だね』

球磨川『赤い女の人は確か父親くらいの歳に見えたかな』『死にたくないなら潤さんって呼べって言ってたっけ』『解決解決とか言って笑ってたけどむしろをこいつを封印するべきだと僕は思ったね』『というか封印した』『赤いかみの色は抜けきらずに薄めた赤い水彩みたいな色になったかな』『隣の男が傑作だって笑った次の瞬間には潤さんにナイフを突き立ててたよ』
『さすがに僕もびっくりしたさ』『あぁ何にかって?』
『潤さんは自分を封印するためな鳩尾に突き刺さったネジでナイフを受け止めたんだよ』『そしていつの間にか僕の隣りにいた』
『お前はあいつのせがれらしいが、仲間か敵かどっちか?って』『寒気ってのはこういうものかってほど芯から味わったね』『もうネジは抜けてたし勝てる気がしなかった』
『まぁいつも勝てないのだけれど』
『確かその時だったかな』『潤さんがこのネジは‘‘正’’の力を零にする‘‘負’’、マイナスだって言ったのは』
『僕はなんで潤さんには効かないのかって聞こうとしたら先にこう言われたよ』
『正の無限大はいくら引いても零には近づかねーよって』

スマン、今書き切ろうと思ってたんだがやっぱり眠い

続きはまた後日に

球磨川『支援されてることに僕は驚いてる』
『むしろ喜んでいるよ』
『で、どこまで話したかな?』
『哀川さん』『いや、潤さんと会ったところまでは話したよね』
『そのあと僕はたびたび潤さんにくっついてマイナスの使い方を学びに行くことになった』
『まぁというか潤さんは単純な力くらべみたいな勝負が好きだったから面倒な相手は僕に押し付けてた気がしたけどね』
『その時期はそれなりに楽しかったような気がするよ』
『けどそれは正しく気だけであって本当は楽しくも何ともないってすぐ気づいた』
『結局勝つのは潤さん』
『僕はバーターもしくは手下』
『良く言えば金魚のフンってやつさ』
『結局面倒なやつにネジ込んで封印』『潤さんにとってそれ以上の価値なんてなかったのかもしれない』
『なーんてね』
『潤さんはそうじゃなかった』『一人でも余裕で完膚なきまでに圧勝に完勝できるにもかかわらず僕を連れて歩いた』
『潤さんにとって僕は仲間だったんだよ』
『愛と勇気以外友達のいなかった僕に信頼という二文字を背負わせようとした』
『逃げたよ』『僕は逃げた』
『逃亡一日目にして一歩目』
『踏み出した瞬間僕は血まみれだった』
『少女、いや傷女かな』
『僕は初めてマイナスに出会った』

球磨川『まぁその女の子がマイナスだっていうのは後から知ったんだけどね』
『セットで全てのダメージを受け流す少年にも出会ったよ』
『名前?そんなの知らなくたった同じでしょ?』
『親父は僕がマイナスだと知ってから潤さんに預けることが多くなったね』
『潤さんは昔の自分を見てるんじゃないかって言ってたっけ』
『自分か傷むのは笑顔で受け入れるくせに気に食わないことが多すぎるって注意されたね』
『お前の親父みたいになるぞって』
『潤さんの笑顔はなれっていう押し付けが見え見えだったけど』
『さて、ここまで僕の負い立ちを騙ってきたわけだが』
『何か質問はあるかな?』
『扇ちゃん?』

忍野扇「えぇ全くこれっぽっちも予想外に僕の予想通りでした、一人騙りご苦労様です。そしてこれからあなたの人生を変えた彼女の登場って訳ですよね、球磨川先輩」

球磨川『全く扇ちゃんはどこまでも知ってるんだろうね』
『それよりこの悪趣味な手首足首がんじからめな縄を外してくれないかな』
『可愛い少女に縄で縛られるなんて嬉しすぎて襲ってしまいそうになるからさ』

忍野扇「無理ですよ球磨川先輩、それは先輩自身が結び目を無かったことにした縄ですよ。もう解こうにも解けません」

球磨川『……かわいかったからつい従っちゃたなぁ』
『まぁいざとなれば縄ごと無かったことにするはずだったんだけどね』

忍野扇『それも無理ですよ、なぜならそれは縄ではない何か。むしろ最初から無い何か、だから無かったことにはなりませんよ。
そのうえ僕はバランサーですからあなたという不均衡を取り除く必要があるのですよ、先輩」

球磨川『で、なんで僕は自分の身の上話をこうも懇切丁寧に話したんだろうね』

忍野扇「知りませんよ。といえばそれまでですが僕が聞きました。僕は如何せん好奇心旺盛ですから、あなたが自分から話し始めるまでいじめていじめていじめ倒したんです、先輩。
もちろん先輩は全て無かったことにしましたから記憶にないんじゃないんですか?」

球磨川『……』

忍野扇「笑顔が引き攣ってますよ? むしろ引き攣った笑顔の方が似合ってますね。先輩は心から楽しいと思って笑ったことはありますか?」

球磨川『もちろん』『ぼくの毎日がとても楽しくて充実して満足感に笑いが止まらないに決まっているじゃないか』

忍野扇「嘘ですね、いいえ先輩なら戯言と言った方がいいですね。
ちなみに私にはないんですよ、楽しいと思って笑ったこと」

球磨川『僕もだよ』『って、そう言えればまだ無勝のグッドルーザーとして格好がつくんだけどね』『最近の僕には勝ちたい無敵の女子がいて負けられない無害の男子がいて負の方向に守りたい後輩がいる』『何より大好きな女子がいるんだ』

忍野扇「そこです、そこですよ先輩。
本来マイナスとして生まれ時に封印し時に無に帰した先輩が今では人生を楽しんでるんですよ。
これはどういう事ですかね、あなたは人生を楽しんではいけないんですよ先輩。
人を殺して解して並べて晒すために生まれてきた先輩はそんな温かい手で他人に触れてはいけないんですよ」

球磨川『言ってくれるね』『でも僕はこの生活を捨てられないし無かったことにする気はないよ?』『格好悪くてもしがみついて離さない』

忍野扇「先輩がここで消えることになっても?」

球磨川『あぁ』『その方が格好悪いでしょ?』



パッ

忍野扇「……ついに縄を消しましたか」

球磨川『世界中のこの素材で出来た何かを無かったことにした』
『ごめんね』『なにかわからなかったから素材自体無いことにしたよ』

忍野扇「構いませんよ、どうせ米軍くらいしか使ってませんから。
あなたが強攻策で来るなら僕も本来の力を出しますね、先輩」

球磨川『……あれー』『扇ちゃんってかわいい少女のはずだったのに何も無いうず?竜巻?みたいなのになった?』『これはなんだろう、暗闇?』

暗闇「えぇ、これが僕の姿。僕こそ何も無い全く何も無い存在なんです。
僕が触れたものは全て消える。
どこにもいきませんよ、ただ無くなるだけです
先輩、痛くありませんから是非飛び込んで下さい、このまま動くの疲れるんですよね」

球磨川『なるほど』『お互い無かったことにできるわけだ』
『僕らはバランサーとか均衡とか難しいことを抜きにしてただの同族嫌悪な訳だったんだね』
『いいよ』『飛び込んであげるよ』『仮にも美少女の頼みなら断る理由は全て無かったことになる』

パッ

暗闇「………馬鹿な先輩」

忍野扇「僕は最初から無かったことになっているんだから無かったことになんかならないのに」

忍野扇「………」

忍野扇「僕のバランサーとしての役目が無かったことになってる……?」

忍野扇「………」

忍野扇「バランサーとしての役目の無い僕がここにこうやって立ってるってことは僕はただの少女として生きてる、つまり僕は無き者でなくなった……」

忍野扇「最期に無かったものをそこに有るものにするなんて」

忍野扇「あなたの勝ちです、先輩」

安心院「やぁ球磨川くん」

球磨川『あ、安心院さん』

安心院「分かってると思うけどね、ここは死後の世界」

球磨川『うん、分かってる』

安心院「それに今回は死に方が悪かったね、もうすぐここは崩れて無くなる」

球磨川『うん、分かってる』

安心院「だから最期にいいこと教えてあげる」

球磨川『うん』

安心院「それなりにあなたのこと嫌いじゃなかったよ」

球磨川『わーやったー!結婚しよっ、ねっねっ!』

安心院「ちなみに僕は球磨川くんの中の意識だから全く安心院さん本人とは関係ありません」
球磨川『それでもいいよ』『ありがと、安心院さん』『さよなら』

パッ

安心院「ついにこの世界も完全に崩壊したね」

安心院「あ、球磨川くん。さっきのは嘘だから」

安心院「本当は球磨川くんが大好きだったし、僕は安心院さん本人でーす☆」

安心院「さてそろそろこの物語も終わらせよう、さよならさよなら」

パッ

一応完結

改めて見返すと誤字脱字がひどくて恥ずかしい

一応完結です。

二回言ったのはただ、間違えただけでとくに意味はないです

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