球磨川『さて飛ばされた訳だけど』

球磨川『僕を僕たらしめている過負荷は使えるのだろうか』

球磨川『んっ、可愛い猫』

猫「にゃ～」

球磨川『大嘘憑き！僕の触れている猫を「なかったこと」にした！』

球磨川『なーんだ、使えるじゃないか』

球磨川『さて、高翌嶺清麿の家にでも行こう！』

球磨川『意気揚々と言ったはいいけど連れ歩く賢者も捕まえる魔物も居ないんだぜ』

球磨川『変換をミスったぜ』

球磨川『まぁよくあることだし僕の意志じゃないから僕は悪くない』

球磨川『幼気のない猫ちゃんだって安心院さんが初めに言ってくれたら無事だったんだから僕は悪くない』

球磨川『改めて高翌嶺清麿の家に行こうかな！』

球磨川『そういう仕様なんだね』

母「清麿！また学校に行かないつもり！？」

清麿「うるせぇ！あんな所行かなくてもいーんだよ！」

球磨川『おいおい清麿ちゃん！実の母に向かっていーんだよ！はダメだろ！』

球磨川『もっと綺麗な言葉で！』

清麿「(誰だこいつ……なんか本持ってるし)」

球磨川『おっと自己紹介がまだだったね』

球磨川『僕の名前は球磨川雪』

球磨川『魔界からやってきた』

球磨川『ごめんね』

球磨川『今ローカルルールを読んだんだ』

清麿「何言ってんだてめぇ！」

球磨川『何でもないよ液晶を超えた話さ』

球磨川『それより！僕と契約して僕を魔界の王にしってよ！』

清麿「お前日本語が通じるのか？」

球磨川『どう見てもヒト化にそんなこと言わないで欲しいな流石に傷つくよ』

清麿「お前を見てると気分が悪くなるんだが」

球磨川『わぁ懐かしいその設定！』

清麿「とにかく俺は忙しいんだ！帰れ！不法侵入で警察に渡すぞ！」

球磨川『嘘はいけないぜ？清麿ちゃん』

球磨川『君は時間でお手玉が出来るくらい暇じゃないか』

球磨川『中学生にしてえむあいてーの卒論をよむなんて…ね』

清麿「おまえ…何者なんだよ…」

球磨川『言ったじゃないか！僕のn清麿「ちげーよ！」

清麿「わかった！話を聞いてやる！」

球磨川『聞かなくても話してたけどねっ』

清麿「なるほど。つまり俺はパートナーか」

球磨川『そういうことっ！恥ずかしくない話なんだけど君がいないと何も出来ないんだよ僕』

清麿「そーかい。いつまでもお前ってのもあれだから雪って呼ぶぞ」

球磨川『どうでもいいだろ』

球磨川『案外時間掛かったね』

清麿「もう10時か」

球磨川『2時間目の途中かな？』

清麿「は？」

球磨川『いやいや戦ってもらうんだよ？引き篭もられたら倒せる敵も倒せないじゃないか！』

清麿「行きたくねーんだよ」

球磨川『力に物を言わせてもいいんだぜ………？』

清麿「ほほぅ…やってみろよ」

球磨川『さぁ僕の愛とか勇気の詰まった一撃をぉぉ！』

球磨川『また勝てなかった』
這いつくばるのは久しぶりだな

清麿「超よえーじゃねーかよ！」

球磨川『雑魚と言っては魚に申し訳ないよ』

清麿「けっ！まぁ雪に免じて行ってやるよ」

球磨川『おーおー痛い痛い』

清麿「もう一度ボコるぞ」

キャラ崩壊なんかは技量が足りない分まぁ許して勘弁願いまんこ

球磨川『そろそろ学校に行こうよ』

清麿「行かねーつってんだろ」

球磨川『うーんわりかし強情なんだね
じゃあ考えてみなよ
何故学校があるのか、を』

清麿「……？そりゃ勉強するためだろ」

球磨川『そうだね普通で普遍な解答どうもありがとう』

球磨川『でも僕はそう思わない』

球磨川『だってさ、勉強するだけなら塾でも出来るじゃん』

球磨川『なんでこんな面倒なスタイルをとってると思う？』

清麿「人間関係を学ぶたm……なるほど」

球磨川『秀才の名に恥じぬ思考能力だね清麿ちゃん』

球磨川『そのとおりつまり今のままだと君は勉強が出来るだけの頭でっかちになるよ』

球磨川『いいのかい？』

清麿「…………ケッ！まぁいいよ！行ってやるよ！！」

球磨川『素直が一番さ』