～春香～


春香「ギリギリセーフ……って！？　　うわぁ！？」



ﾄﾞﾝｶﾞﾗｶﾞｯｼｬｰﾝ



春香「いたた」

教師「あ～、天海くん？」

春香「は、はい！天海春香です！」

教師「君のクラス、隣ね」

春香「あ」

春香「もう、朝から散々だよ」

女子１「ぶれないよね」

女子２「ねー」

春香「でも、持ってきたクッキーだけは死守したよ！」

男子生徒たち「「！！」」ｶﾞﾀｯ



男子1「あー甘いもんくいてえなぁ」

男子2「なにかこう、クッキー的なやつがなぁ」

男子3「誰かくれないかなぁ」


ﾔｲﾉﾔｲﾉ

春香「はい、みんなで分けて食べてね」

男子生徒たち「「！！」」




ｳｵｫｫｫｫ

ｳﾏｰｲ

ｵﾚﾆﾓﾖｺｾｰ



女子1「ほんとにまぁ優しいんだから」

女子２「ほんとにね」

春香「えへへ」



はるるんは天使

～美希～


教師「というわけで……」

美希「……ｚｚｚ」

教師「……で、あるからして」

美希「……ｚｚｚ」




教師「おーい星井！起きろー！」

美希「……ｚｚｚ」

教師「ぐぬぬ」

美希「……ご」

教師「ん？」

美希「いちごババロア……ｚｚｚ」


教師「おい！いい加減に起きるんだ！」

美希「ん～……もう、うるさいの」

教師「あの」

美希「授業中は静かにって、先生に習わなかったの？」

教師「すいません」

美希「それはそうと、黒板の問題」

教師「おお、解いてみろ」

教師「ふふふ、寝てるばかりのやつに解けるほど甘くな」

美希「二行目のところ、綴りが間違ってるの」

教師「」


美希「じゃあ、美希は寝るから、うるさくしちゃヤだからね」

教師「はい……」

美希「……ｚｚｚ」




全員(やっぱりすげぇ……)



まさに、眠り姫だ！

少し席を外す
あとはたのんだ

おお、まだ残ってた

～響～


女子１「ねぇねぇ、編み物教えてほしいんだけど」

響「よーし、まかせとけー！」



女子２「ねぇねぇ、ここの問題なんだけど」

響「ここはね、この公式を使って……」



女子３「ねぇねぇ、うちの猫が……」

響「うーん、そういうときは……」

女子１「響ちゃんってかわいいよね～」

響「そ、そう？」

女子２「ちっちゃいのにかわいいよね～」

響「うあ～！ちっちゃいって言うなぁ！」

女子３「なんか守ってあげたくなる感じだよね～」

響「あーんもう！やめてよぉ！」


女子１・２・３「「「うりうり～」」」

響「うぎゃー！」

響「もう怒ったからね！」

女子１「ごめんね？」

女子２「響ちゃんともっと仲良くなりたくて、さ」

女子３「迷惑だった？」



響「そ、そういうことなら……だいじょうぶだけど」

女子１「やった！」

女子２「さすが響ちゃん！」

女子３「もう大好き！」

響「へ、へへん！なんたって自分完璧だからな！」



自分、完璧ですから……