※一年前ぐらいのIF
めぐり「ねえねえ比企谷くん」
八幡「はぁ、なんでしょうか」
めぐり「生徒会入ってくれないかなぁ…」
八幡「嫌っす」
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めぐり「なんで?部活もなにもやってないでしょ?」
八幡「1人でいる時間を大切にしたいんです」
めぐり「大切にっていうかいつも1人だよね」
八幡「ほっといてくださいよ…」
めぐり「聞いたよ?事故のせいで友達作り失敗したんだって?」
八幡「はぁ、」
めぐり「だから生徒会という新しいコミュニティに入って友達つくっちゃおー!」
八幡「だから嫌ですって…」
めぐり「なんで?…その…私のこと、嫌い…?」
八幡「いや、先輩のこと嫌いなわけではないですが…」
めぐり「じゃあ入ってくれるよね?」
やばい寝てた…
八幡「それとこれとは話しが違います」
めぐり「むぅ…一筋縄じゃいかないなぁ」
八幡「そうですよ、いい加減あきらめてください」
めぐり「わかった!」
八幡「わかってくれましたか」
めぐり「今ならなんとお菓子とお茶がついてきます!」
八幡「は?」
めぐり「コーヒーもあります!」
八幡「いやいや、そういう問題じゃないでしょ。ていうか人の話し無視しすぎじゃないですか?」
めぐり「これでもだめかぁ…」
八幡「よくそれで来ると思ったな…」
めぐり「どうしたら来てくれるの?」
八幡「まず行く気がないんですって」
めぐり「お前の妹は預かったー!」
八幡「な、なんだってー」
めぐり「返して欲しくば生徒会に入るがいい!」
八幡「何この茶番」
めぐり「むむむ…これもだめかぁ…」
八幡「大体なんで俺なんすか。もっと有望な人員だっているでしょうに」
めぐり「あー…うんそうなんだけど…なんていうか比企谷くんを入れなくちゃいけない気がしたの」
八幡「はい?」
めぐり「一目見た時からなんか危なっかしくて見てられなくてね。平塚先生に聞いたら本当に危ないって言ってたし…」
八幡「危ないってなんだよ…」
めぐり「だからなんていうか近くで見守ろうって思ったの!仕事は出来る人間だって平塚先生に言われてたし!」
八幡「…俺に同情してんすか」
寝落ちってこわい。どばって書いて終わらそうかと思ったけどちょいちょい書こうかな
めぐり「ううん、同情なんかじゃなくて、心配してるの」
八幡「…え?」
めぐり「平塚先生もそうだけど、多分比企谷くんと知り合ってちゃんと話した人はみんなそう言うと思うよ?」
八幡「心配…」
めぐり「うん。さっきも言ったけど、危なっかしいからね」
八幡「でも生徒会には入りませんよ?」
めぐり「えぇ?!この流れは入る流れじゃないの?!!」
八幡「いやいや、先輩の話しで若干心が動かされましたが俺コミュ症なんで他の役員とうまくやれる気がしないんで」
めぐり「あ、その点は大丈夫だよ?役員あともう一人しかいないけど、その子も友達少ないみたいだから」
八幡「友達作りでコミュニティ入れって前提どうなったんだよ…というか生徒会ってぼっちの生徒を集める会だったんですか」
めぐり「そういうわけじゃないんだけど…雪ノ下さん、っていって、私の先輩の妹さんなんだけどね」
八幡「あああの完璧超人で有名な」
めぐり「確かに完璧かもね」
八幡「ならなおさら俺は行けないですよ、住む世界が違う」
めぐり「えぇー…なんだかんだ2人は気が合うと思ったのになぁ」
八幡「もういいっすか…帰りたいんですが」
めぐり「待ってよ~!せめて見て行くだけでもー」
八幡「それじゃさよなら」
めぐり「待ってって!なんでもすからぁ!」
八幡「先輩、なんでもするなんて男子に言うべき言葉じゃないっすよ。付き合ってくださいなんて言われたらどうするんですか」
めぐり「え?私比企谷くんなら別に良いけど」
八幡「え?」
めぐり「うん。じゃあ私と付き合おう!そして生徒会に入ってもらうね」
八幡「え、ちょ、なんで本気にして!」
めぐり「ほら行くよ~」
八幡「ぎゃああああああああ」
めぐり「こちら、新しい生徒会の一員にして私の彼氏になった比企谷くんでーす」
雪乃「…城廻先輩、話しがわからないのですが」
めぐり「?…そのままの意味だよ?」
雪乃「いえ、昨日までは、その…誘おうとはしていても彼氏だなんて言っていなかったので…」
めぐり「うん、だってさっき彼氏になったからね」
雪乃「話が全く見えてこないわ…」
八幡「あの…俺まだ入るなんて…」
めぐり「比企谷くん?まだそんな事を言うの?私の心を弄んだっていいふらしちゃうよ?」
八幡「…なんでもないっす」
雪乃「蚊帳の外とはこの事かしら」
めぐり「ていう事で、三人って生徒会としては少ないけど、これから頑張って行こう!」
雪乃「まぁここは素直に祝福しましょうか」
八幡「なんかじわじわ外堀を埋められてってる気がする…」
めぐり「張り切って行こう!」
八幡「…なぁ」
雪乃「なにかしら」
八幡「生徒会って暇なの?」
雪乃「そんな事はないわ。ただ…時期で言うと文化祭も終わってしまい。引き継ぎもしてしまったからやることは特にないわね」
八幡「暇なんじゃねえかよ…」
めぐり「比企谷くん?暇なのは良いことなんだよ?」
八幡「そりゃそうですけど」
雪乃「物足りない…ってところかしら」
八幡「まぁ…そうだな」
めぐり「比企谷くんも欲しがりだねぇ~お姉さんに言ってみな?受け止めてあげるよ?」
八幡「先輩キャラそんなんじゃないでしょ」
雪乃「比企谷くん。セクハラはやめなさい」
八幡「え?一部始終見てたよね?なに、俺が悪いの?」
雪乃「黙りなさい。その腐った目が何よりの証拠だわ」
八幡「俺の両親に謝れ」
雪乃「あなたこそ自分の両親に謝った方が良いのではないかしら」
八幡「えぇー…また俺のせいかよ…」
めぐり「2人とも仲いいね~お姉さん嫉妬しちゃうよ」
雪乃「そんな事ありません」
めぐり「雪乃ちゃんはあれだよね。最近流行りのツンデレさんなんだよね」
雪乃「な?!?」
八幡「いやいや、デレなんて一回も見たことないですけど」
めぐり「そんな事ないよ~でもそしたら雪乃ちゃんに比企谷くん取られちゃうかも…」
雪乃「城廻先輩。変な勘違いをしないでください」
めぐり「は~い。でもね、雪ノ下さん。欲しい物がある時に手を伸ばさなかったら。一生後悔するよ?」
雪ノ下「忠告だけ聞いておきます」
八幡「にしても暇だな」
めぐり「それなんだけどね。去年のこの時期って。もっと忙しかったんだよね」
八幡「え?でもそんなやることはなかったんですよね?」
めぐり「うん。そうなんだけど、こうやって暇にしていられるのは。2人が事務仕事をきっちりこなしてるからなんだよね」
八幡「というと?」
めぐり「去年の生徒会もまぁ確かに真面目な人達が集まってたんだけどやっぱりどこかでサボったりしちゃうんだよね。それで進行が遅れてずるずると」
雪乃「まぁ大概の人達はそうなのでしょうね」
めぐり「うん。だから2人しかいないけど100人力って感じなんだよね~」
八幡「普通にこなしてるだけですがね」
めぐり「それがすごいんだよ~」
雪乃「当たり前のことを当たり前のようにするのって結構難しい物なのよ」
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