QB「ついに等身大マミフィギュアが完成した」(287)

QB「前回の契約失敗から1週間」

QB「様々なオマケを試行錯誤し、その中でも特に好感触だった等身大マミフィギュア」

QB「これを契約のオマケに付ければきっと大丈夫だよね」

QB「さあ、暁美ほむら。君と契約させてもらうよ!」

QB「・・・」

QB「とりえず見せに行ってみようかな・・・」


※QBはメガほむ勧誘のための契約特典を試行錯誤中です

別SSのオマケでちょっと出した等身大マミフィギュアが人気だったから書いてみた

----マミホーム・リビング----

ほむら「お友達の家にお泊りなんて、わたし初めてです!」

まどか「わたしも、さやかちゃんの家には何度かお泊りしたけど」

まどか「マミさんの家は初めてかな」

マミ「ふふっ、緊張しないで。自分の家だと思って寛いで構わないのよ?」

ほむら「えっとその・・・」

まどか「ほむらちゃん、そんなに緊張してると疲れちゃうよ?」

ほむら「うん、ありがとう鹿目さん」

マミ「それじゃ、お茶にしましょうか。紅茶を淹れるわね」

まどか「やっぱりマミさんの紅茶は最高だね!」

ほむら「はい、とてもおいしいです」

マミ「そう言って貰えると嬉しいわ。そうだ、晩御飯は何にしましょうか?」

まどか「折角だからみんなで作りましょうよ!」

ほむら「えっと。わたし、あんまりお料理できなくて・・・」

まどか「そっかぁ。じゃあわたしとマミさんが作るから、ほむらちゃんはお皿並べたりしてよ」

ほむら「そのぐらいなら・・・。ごめんね鹿目さん、巴さん。」

マミ「いいのよ、誰にだって苦手な事があるもの」

ほむら(苦手な事しかない・・・)

マミ「暁美さん、良かったら今度みんなでお料理の練習会とかどうかしら?」

ほむら「え?」

まどか「いいね!やろうよ、ほむらちゃん!」

ほむら「あの、ご迷惑では・・・」

マミ「そんな事ないわ。それに、練習しないと上手くはならないわよ?」

ほむら「はい、それじゃあお願いします・・・」

ほむら「また楽しみが増えちゃったね!」

マミ「話が少し逸れちゃったけど、何を作りましょうか?」

まどか「ほむらちゃん、好きなもの何?」

ほむら「あの・・・えっと・・・」

マミ「ある程度のものなら作れるから、遠慮しないで言ってみて?」

ほむら「ちょっと子供っぽいんですけど、その・・・」

まどか「うんうん」

ほむら「・・・・・・オムライスが」ボソッ

まどか「分かったよ!オムライスだね!じゃあマミさん、買い物に行こう!」ダッシュ

マミ「鹿目さん!?ちょ、待って!」

食後

まどか「おいしかったー」

マミ「鹿目さんも大分上達したわね。最初の頃が嘘みたい」

まどか「そ、それは言わないで!」

ほむら「あの、鹿目さん・・・」

まどか「へっ!?何、ほむらちゃん」

ほむら「凄くおいしかったです。ありがとうございました・・・」

まどか「そんな、お礼なんかいいよ」

ほむら「でも、わたしの好きなものを一生懸命作ってくれたし・・・」

まどか「いいんだよ。わたしがやりたくてやった事だから」

まどか「その代わり、ほむらちゃんも料理できるようになったらわたしに作ってね?」

ほむら「うん、頑張るね」

----夜 マミホーム・ベッドルーム----

まどか「それでね、その時さやかちゃんが」

さやか『そう、仁美のシュークリームを食べた犯人はこの中に居る!』

さやか『あたしです。本当にごめんなさい』

まどか「って言うんだもん、みんなで笑っちゃったよ」

マミ「その子、随分と面白い子みたいね」

ほむら「美樹さんはいい人です。わたしの事もよく気にかけてくれるんですよ」

マミ「いい子なのね。今度会ってみたいわ」

まどか「それなら、今度さやかちゃんをここに連れてくるよ。さやかちゃんもマミさんに会いたがってたから」

マミ「あら、じゃあケーキと紅茶を用意して待ってるわね」

ほむら「ふあぁ・・・、あっ、ごめんなさい」

マミ「あら、もうこんな時間なのね。眠くなっても仕方ないわ」

まどか「ちょっと名残惜しいけど、そろそろ寝ないとね」

ほむら「今日は楽しかったです。ありがとうございました」

マミ「いいのよ、それにまだお泊り会は終わってないわ」

まどか「家に着くまでがお泊り会だよ!」

ほむら「あ、そういうのもなんですね」

マミ「それじゃあ電気消すわね?」

カチッ

まどか「おやすみなさーい」

ほむら「おやすみなさい」

マミ「えぇ、おやすみ。何かあったら起してくれて構わないから」

ほむら(今日は楽しかったな)

ほむら(こんな楽しかったの初めてかも)

ほむら(鹿目さんとお友達になれてよかった・・・)

----深夜 マミホーム・ベッドルーム----

ほむら「ん・・・っ」パチッ

ほむら(何だかお手洗い行きたくなっちゃったかも・・・)

ゴソゴソ

まどか「ん・・・うぇひー・・・ほむほむ・・・」スヤスヤ

マミ「うーん・・・パロットラ・・・マギカ・・・エドゥ・・・インフィニータ・・・」スヤスヤ

ほむら(二人とも眠ってるし、起さないように静かに・・・)

コソコソ

----マミホーム・リビング----

ジャーッ パタン

ほむら「ふぅ、危なかった。お友達の家でおねしょする訳にはいかないもんね」


ボヤァ

ほむら「!?!?!?」

ほむら(人影!?まさかオバケ・・・?)

マミ「」

ほむら「あ、あぁ、巴さん・・・」

ほむら「脅かさないでください、オバケかと思っちゃいました」

ほむら「それにしても、どうして魔法少女の姿で・・・」

マミ「」

ほむら「巴さん?」

マミ「」グラッ

ドサッ ゴロゴロゴロ

ほむら「あ・・・く、首が取れて、そんな!」

ほむら「ぎにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

バタバタバタ

マミ「今の叫び声は暁美さん!?」

まどか「ほむらちゃん、何があったの!」

ほむら「と、巴さんの首が・・・」ガタガタ

マミ「え?私?」

ほむら「あ、あれ?巴さんが二人?」

マミ?「」

まどか「これ、よく出来てるけど人形みたいだよ?」ジーッ

ほむら「人形・・・?」

マミ「こんな人形、どこから出てきたのかしら?」

QB「あれ?あー、また取れちゃったのか」

マミ「QB!?」

QB「ちょっと置いておいただけなのに、油断も隙もあったもんじゃないよ」

まどか「これ、QBが持ってきたの?」

QB「現状の所有者と言う意味では僕だね」

ほむら「そのっ、これ、あの・・・」

マミ「とりあえず暁美さんが落ち着いてから話を聞きましょうか」

20分後

まどか「ほむらちゃん、大丈夫?」

ほむら「うん、ホットミルク飲んだら落ち着いたかも」

マミ「良かったわ。大事にならなくて」

マミ「こう言っては失礼かもしれないけど、暁美さんは心臓の病気もあるんだし・・・」

ほむら「心配させてしまってごめんなさい。わたしなら大丈夫ですから」

まどか「ほむらちゃんが謝ることじゃないよ!そもそも、QBが変なもの持って来たのが悪いんだよ!」

QB「変なものとは心外だなぁ。ハイテクノロジーの塊なのに」

マミ「あれは一体何なの?」

QB「魔法少女勧誘促進用、等身大マミフィギュアだよ」

QB「いや、既にフィギュアというのには語弊があるね」

QB「原寸大 巴マミドール、といったところかな」

QB「前回の暁美ほむらの勧誘失敗以来、僕は魅力的な契約特典を追求した」

QB「その候補の中でも、特に反響が大きかったのがマミのフィギュアなんだ」

まどか「反響・・・って誰かに聞いたの?」

QB「もちろんさ。これを見るといい」

おまえら僕が巴マミの等身大フィギュア作ったらどうする?

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20XX/04/10(火) 01:01:12.90 ID:QBktkr/iJ0
どうする?

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20XX/04/10(火) 01:01:49.09 ID:XXXXXXX1X
>>1ころしてでもうばいとる

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20XX/04/10(火) 01:02:50.42 ID:XXXXXXX2X
いくら出しても買う

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20XX/04/10(火) 01:02:51.12 ID:XXXXXXX3X
造形次第だな。似てないなら買わない



148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20XX/04/10(火) 01:06:47.25 ID:Q9nkhkjR0
胸の柔らかさやあそこの感触まで再現か

149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:20XX/04/10(火) 01:06:50.15 ID:XXXXXX47X
>>148
なにそれほしい

QB「ほらね?」

まどか「・・・」

QB「このスレを立てて以来、僕はマミドールの研究に没頭した」

QB「そして苦節1週間。ついに完成したのがこれさ」

QB「通常、人体の柔らかさを出すためにはシリコンが用いられる」

QB「ただ、シリコンは油がにじみ出たりと劣化し易く。かつ裂け易いという難点がある」

QB「そこで用意したのがこの特殊素材」

QB(僕の星のテクノロジーだということは伏せておこう)

QB「この特殊素材は、人の皮膚の感触や柔らかさを99.999%再現しているんだ」

QB「そして耐久性が高く、裂けにくい。さらに極めて劣化しにくい」

QB「その素材をベースに、細部までディティールをこだわった結果がこのドールさ」

QB「ヘッドパーツだってそうだ」

QB「マミの顔写真300枚から立体映像をつくり、そこから作成していった」

QB「髪の毛についても本人の髪質を再現するのに苦労したよ」

QB「特に巻き毛の部分なんて、これだけでヘッドパーツの作成時間の6割を使ったんだ」

QB「瞳についても、単なるガラスアイだと不気味だからね」

QB「これも特殊素材を使用し、より人間らしい顔になるようにしてある」

QB「鼻や口についても、やはり限界まで追求したよ」

QB「さらには、スタンドなしで自立するという脅威の構造!」

QB「硬い素材ではない上に、アンバランスな人体」

QB「ところがこのドールには独自製法のバランサーが組み込まれていて」

QB「完全とはいかないけど自立するんだ!」

QB「これにより、飾る場所を極力限定しないようになっているよ」

QB「ということで、これはもはやマミの体そのものと言っていいね!」

QB「これほどのハイクオリティな逸品。欲しがらない魔法少女は居ない!」

QB「ちなみに採寸は、マミが寝ている間に全て済ませたよ」

QB「あ、別に服とかは脱がせてないから。僕のスキャンアイに掛かれば服なんて、着てないようなものさ」

QB「いやぁ、いい仕事をしたよ」

マミ「・・・言いたいことはそれで終わりかしら?」

QB「こだわった部分はまだ沢山あるけどね、全てを説明していたらキリがない」

QB「僕としては、この出来事を本にして出版・・・あれ?マミ、なんでハリセン・・・」

QB「」シューッ

マミ「まったく、そんなもの作られて喜ぶ子がいると思ったのかしら」

まどか(凄い、QBをハリセンで連打しているときの腕の振りが見えなかった)

まどか(そして叩かれたQBから煙が立ち上ってる・・・)

ほむら「でも、本当にソックリですね。よいしょっと」ガチャ

マミドール「」

まどか「あぁ、頭をはめ込んだんだね」

ほむら「うん、取れっぱなしだと可哀想だもん」

まどか「それにしても、見れば見るほど似てるね」

マミ「私って、こんな感じなのかしら。魔法少女服も、もっと違うような・・・」

ほむら「全く同じですよ、よくここまで・・・」

QB「ちなみに、どのぐらい似てるかを分かり易く説明するためにこんな映像を用意したよ」

マミ「映像?」

------------------

某教会跡地

ガチャ

杏子「あーあ、今日も魔女なしか。ここ数日、グリーフシードにありつけてないな」


------------------

マミ「佐倉さん!?」

ほむら「どなたですか?」

マミ「昔、コンビを組んでいた子なの。今は隣町にいるはずよ」

------------------

マミドール「」

杏子「うお!?誰だ、そこにいる奴は!」

マミドール「」

杏子「まさか・・・マミか・・・?」

マミドール「」

杏子「なんだよ。あたしを連れ戻しにでも来たか?」

マミドール「」

杏子「悪いけど、あんたとはやっていけない。それは前にも言ったはずだ」

マミドール「」

杏子「だんまり、って訳かい」

マミドール「」

杏子「ま、今更話すことなんてないよな」

マミドール「」

杏子「さっさと出てけよ・・・」

マミドール「」

杏子「はんっ、いいよ。この場はあたしが出てくから。じゃあな」

------------------

QB「と言うことさ。彼女はマミドールだということに気が付かなかった」

マミ「そんな、佐倉さんですら分からなかったなんて!」

まどか「あの子のことは良く知らないけど、確かに見間違えそうかも」

QB「当然見た目だけじゃないよ、触り心地もかなりのものだよ」

ほむら「すごいね」

QB「ためしに触ってみるといいよ」

まどか「そう?それじゃ遠慮なく・・・」

マミドール「」

ムニュ

まどか「うわぁ、凄く柔らかいね」

マミ「!?」

まどか「これはちょっと気持ちいいかも」ムニュムニュ

ほむら「その・・・鹿目さん・・・」アセアセ

QB「まどか、僕は手とかのことを言ったんだけど」

まどか「え?」

QB「まさか躊躇なく胸を触るとは思わなかったよ・・・」

マミ「これ、どうしたらいいのかしら?」

QB「だからこれは魔法少女契約促進用のオマケなんだって」

QB「今で言えば、暁美ほむらのために用意したんだよ」

ほむら「そう言われても、私まだ契約するつもりは・・・」

QB「いずれ契約するときの参考にしてもらえないか?」

まどか「ねえQB、わたしはこれ貰えないの?」

マミ「え?鹿目さん?」

QB「君は既に契約してるじゃないか。これは契約特典だから貰えないよ」

まどか「えー、わたしもマミさん欲しい!」

マミ「ちょっと鹿目さん何を・・・」

QB「分かった、特別だからね」

まどか「えっ、いいの?」

マミ「QB!?」

ほむら「よかったね、鹿目さん」

QB「君も落胆することはない。君のときはまた同じものを用意するよ」

ほむら「あ、うん。そう・・・」

ほむら(巴さんには悪いけど、貰うなら鹿目さんのほうが・・・)

ほむら(あっ、わたしったら何考えて・・・)

QB「それじゃ、後でまどかの家に運んでおくよ」

まどか「うん、よろしくね」

QB「あ、一応言っておくけど。使って汚たりしても、破断リペアだけで交換はしないからね?」

まどか「使う?」

マミ「・・・まさか!」

マミドール「」ガシッ

ダダダダダ

まどか「マミさん!?ドールを担いでどこへ行くの!?」

バタン ガチャ

ほむら「寝室に入っていったね」

まどか「しかもカギまでかけて・・・どうしたのかな?」

  ヽ- ,r, ミミ Y' ,、i 、ヽ. 、└ヽ      l
  三 { l`ヾ ゙ "! ノ リ `ヽ\ ヽ  _ノ

  ´,. ト ヽ    レ'/^}ヾ, } ミシ  `ヽ
  ノ //`ヽミ:、 _,.ノ  ,l::::( ( (     i
  _-ニ -‐ ''´ ,r ^ー' |:::::::ヽ ヽ l    l
   i` ‐ r-- '  _,〉 |:::::::::ハ  l    }   マミさんください!!
  、._i  l      ;:=ュ |:::::::i' /' /    ノ
  ヽ.`、 l    /ニ、l |::::;r'彡-'    `7
 ::::::::::\. `   l、__,)゙i |::'":::i、      フ
 ::::::/\::::`ヽ、 ` ー ' |::::::/::ヽ     ´ ̄`ヽ、_....._,.--v‐-、/⌒^`

 ::::〈   〉::::::::::`ヽ-‐':::::/:::::::i'
 ::::::::\/:::::::::::::::/::::::::::/::_. -ミ 、
 ::::::::::::::::--─O::::::::::/^    ヽ

股間の部分のクオリティを確認しているんだよ
大事な事だからね

これおいくら億円?

数分後

ガチャ

マミ「きゅ、きゅ、キュウべぇ!どういうことなのあれは!」

QB「何がだい?」

マミ「何ってその・・・あの・・・あそこ・・・が・・・」

QB「ちゃんと言ってもらわないと分からないんだけど・・・」

QB「ん?あぁ、マミ。服を脱がせたならちゃんと着せておいてよ。面倒じゃないか」

まどか「マミさん何してたの?」

マミ「なんでもないわ!何もしてないの!ただ、ちょっと確認しただけ」

ほむら「?」

マミ「とりあえず、鹿目さん。あの人形は諦めて」

QB「勿論体重も完全再現だよ、ほら床が悲鳴を上げてる」
ミシ…ミシッ!

まどか「えぇ!?どうして?」

マミ「どうしてもよ。流石にあれはダメだわ」

まどか「マミさん」キリッ

マミ「えっ、鹿目・・さん・・・?」

まどか「わたし、いつも強くて頼りになるマミさんに憧れてるの」

まどか「いつもマミさんを近くに感じて、それに近づけるように自分を諌めたいんだ」

まどか「だから、マミさんのドール。貰えないかな?」キリッ

マミ「え・・・そ、そう言われても・・・」

まどか「もちろん無理は言わないけど。でもマミさんなら、って信じてる」キリッ

ほむら「鹿目さん・・・」

マミ「くっ・・・」

マミ「分かったわ、鹿目さんがそこまで言うのなら仕方ないわね・・・」

まどか「えっ、いいの?やったぁ!」

QB「とりあえずマミ、服は着せておいておくれよ」

まどか「マミさんがいつもおうちにいるなんて夢みたい!」

マミ「そんなに喜ばれると、複雑な気分ね」

ほむら「ところで、飾る以外に使い方ってあるんですか?」

まどか「あ、そうだよね?もしかしたらお掃除してくれたりとか?」

QB「あぁ、使うって言うのはn マミ「QB!」

マミ「余計なことは言わなくていいの!」

QB「訳が分からないよ・・・」

マミ「とりあえず今日は寝ましょうか。一騒ぎしてしまったわね」

ほむら「夜はちゃんと寝ないといけませんね・・・」

まどか「じゃあQB、うちまで届けておいてね」

QB「分かった。明日の夕方には届くようにしておくから」


----------------

QB「え?実用性はどうかって?」

QB「だってスレを立てたときに『使えるか?』という質問が凄く多かったからね」

QB「質問をした以上、なるべく要望に沿えるようにするのは当然だろう?」

QB「それにしても、君達人間は非生産的なことに随分と執着するんだね」

QB「これはドールだから子孫を残すことは出来ないんだよ?」

QB「しかもこれは魔法少女用のために作ったんだから、女の子が使うわけだよね?」

QB「え?むしろそれがいい?」

QB「訳が分からないよ・・・」

----翌日深夜・まどホーム----

ガチャ

詢子「ただいまー・・・うぇっひー・・・」

詢子「流石にこの時間だとみんな寝てるわな・・・」

詢子「しっかしあのハゲ、休日出勤の後に飲みいくか普通・・・」

ボヤァ

マミドール「」

詢子「うおっ、っとぉ!?ビックリした」

マミドール「」

詢子「なんだ、まどかのお友達かい?」

マミドール「」

詢子「格好悪いとこ見せちゃったね。まぁ大人にはいろいろあんのさ」

詢子「ん?気分でも悪いのかい?」

マミドール「」

詢子「大丈夫か?」

マミドール「」グラッ

ドサッ ゴロゴロゴロ

詢子「なっ!?首が!?」

詢子「ぎにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

----翌日放課後 マミホーム・リビング----

まどか「ということで捨ててこいって・・・」

ほむら「それはしょうがないね。わたしも体験したから気持ちが分かるよ・・・」

マミ「だからって持ってこられても・・・」

マミドール「」

QB「運ばされる僕の身にもなってもらいたいよ」

マミ「ところで、どうして玄関に飾ったのかしら?」

ほむら「そういえば。貰ったときは部屋に飾るって張り切ってたのに」

まどか「えっとその・・・」チラッ

マミ「?」

まどか「実はQBが届けてくれた後、折角なんで可愛い服を着せようと思って」

まどか「張り切って買って来て着替えさせようとしたんだけど・・・」

マミ「ま さ か」

まどか「マミさん、ごめんね。全部見ちゃった・・・」

マミ「」

マミドール「」

ほむら「?」

まどか「それで恥ずかしくなっちゃって、とりあえず玄関に・・・」

まどか「あ、ちっ、違うよ!変な気があったわけじゃなくて!」

まどか「ほら、お人形って着替えさせたりするでしょ?そのつもりで・・・」

まどか「・・・ごめん」

マミ「いいの・・・知らなかったことは仕方ないもの・・・」

ほむら「???」

ほむら「えっと、どういうことですか?」

マミ「暁美さん、これは知らなくてもいいことなの」

ほむら「・・・?」

まどか「いろいろあるんだよ、魔法少女には・・・」

マミ「疑問なんだけれど、何故首ばかり外れるのかしら?」

QB「うーん、基本的に重量がかかり易いし」

QB「それに細い部分でかつ可動性を持たせてるからね。仕方ない面はある」

QB「ただ、ここまで外れるものじゃないと思うんだけどなぁ・・・」

まどか「これって欠陥じゃないの?」

QB「もうちょっと調節してみるよ」

QB「それに、別のカスタマイズもやってみよう」

QB「そうすれば、まどかの家においても問題ないかもしれない」

まどか「本当?がんばってQB!」

QB「と言うことで、首のジョイント強化と新機能を組み込んだよ」

マミ「随分と早いわね」

QB「一応基礎は用意してあったからね」

ほむら「新機能ってなんだろう?」

マミドール「コンニチハ」

ほむら「喋った!?」ビクッ

QB「あれ?ちょっとぎこちないな」

キュップィ

QB「これならどうかな」

マミドール「こんにちは、私 巴マミ」

QB「これで良さそうだ」

まどか「凄い!喋るんだ?」

QB「人を察知したり、音に反応してランダムに喋るよ」

マミドール「一人ぼっちじゃないもの!」

ほむら「凄い、口は動いてないけど喋ってるみたいだよ!」

QB「僕も似たようなものだけどね、違和感はないだろう?」

マミドール「格好悪いところ、見せられないものね!」

マミ「ねぇ、これってどこから音声を持ってきたのかしら?」スッ

QB「マミ、とりあえず落ち着くんだ。ハリセンを仕舞って」

QB「実はマミに声が良く似た知り合いが何人か居てね。頼んで録音してきたんだよ」

まどか「え?じゃあマミさんの声じゃないんだ。残念だな・・・」

QB「大丈夫。ほぼマミの声だよ」

ほむら「?」

マミドール「アハハハハハハハハ」

マミ「ほぼ、ってところが良く分からないけど。勝手に録音したわけじゃないならいいわ」

QB「これならいきなり暗闇で驚くこともないだろ?」

まどか「そうなのかな・・・別の怖さがあるような・・・」

マミドール「ティロ・フィナーレ」

マミドール「一人ぼっちちちち、ぼっち、ぼっち、ぼっち、ぼっち」

まどか「あれ、壊れちゃった……」

マミ「まぁ、鹿目さんの家が落ち着くまでウチに置いておくわね」

まどか「ごめんね、マミさん」

マミ「いいのよ。その代わりもう着替えだけは・・・」

まどか「うん・・・」

マミドール「飲みこみが悪いのね。見逃してあげるって言ってるの」

ほむら「どういうシーンならこんな言葉が必要なんだろう?」

マミ「そういえば、新しい紅茶があるの。今淹れるわね」

まどか「え?楽しみだな」

ほむら「うん、巴さんの紅茶っておいしいから・・・」

QB「マミ、僕も貰えるかい?」

マミドール「または よしこ」

マミ「今度紅茶の淹れ方も教えてあげるわね」

ほむら「えぇ、わたしには無理ですよ」

まどか「ほむらちゃん、一緒に頑張ろうよ!」

ほむら「鹿目さんがそう言うなら・・・」

マミドール「アレスターチェーン!」

まどか「うーん、いい香り」

マミ「最近フレーバーティーに凝ってるの」

ほむら「うわぁ、飲むのが勿体無い・・・」

QB「ふむ、これはラ・フランスの香りだね」

マミドール「まろかーまろかー」

マミ「ふふっ、飲んだらまた淹れてあげるから。おいしいうちに飲んでね?」

ほむら「はいっ、ありがとうございます!」

まどか「マミさん、私もっ!」

マミドール「セイクリッドブレイザー!」

マミ「モルサァァァァー」

マミ「って何なのこれは!」ガタッ

まどか「どうしたのマミさん?」

マミドール「素材はー君だー」

マミ「これよこれ!結構鬱陶しいわ!」

まどか「えぇ?いいと思うけどなぁ」

QB「ちょっと感度が高すぎたかな?」

キュップィ

QB「とりあえず止めたよ」

QB「調節してみるから、今日は持ち帰っていいかな?」

まどか「そっか、仕方ないね・・・」

----翌日放課後 見滝原中学校・教室----

さやか「まどかっ、一緒に帰ろう?」

まどか「ごめんねさやかちゃん。今日も都合が悪いの」

さやか「えーっ、最近付き合い悪いなぁ」

まどか「本当にゴメンね」

さやか「ぶーっ、前に言ってた先輩も紹介してくれないしさぁ・・・」

まどか「うーん・・・」

まどか『マミさんマミさん』

マミ『あら?どうしたの?』

まどか『今日のパトロールの後のお茶会に、さやかちゃんを呼んでいいかな?』

マミ『前に言ってた子ね?大丈夫、歓迎するわ』

さやか「まどかはあたしのこと嫌いになった?」

まどか「ううん、そんなことないよ」

まどか「そうだ、さやかちゃん。用事が済んでからになるんだけど」

まどか「いつも先輩とお茶会してるから、そこならいいよっ!」

さやか「え?いいの?」

まどか「うん、ちゃんと確認したから大丈夫」

さやか「やった!やっぱりまどかはいい奴だなぁ」

まどか「もう、さやかちゃんったら」

----パトロール後 見滝原市・路上----

マミ「と言うことは今日は4人ね」

ほむら「いつもお邪魔してすみません・・・」

マミ「いいのよ。私もみんなが来てくれて嬉しいの」

まどか「じゃあ私、さやかちゃんと合流してから行くね」

マミ「えぇ、待ってるわ」

----マミホーム前----

まどか「ここが先輩のお家だよ」

さやか「へぇ、いいところに住んでるんだなぁ」

ガチャ

まどか「マミさん、お邪魔しまーす」

さやか「ちょっ、まどか!?いきなり入っていいの?」

まどか「うん、勝手に入っていいって言われてるし」

まどか「それに、カギが開いてたんだしマミさんとほむらちゃんが先に来てるよ」

さやか「あ、転校生もいるんだ?まぁ、いいって言うならいいのかな」

----マミホーム・リビング----

まどか「マミさん、さやかちゃんを連れてきたよ」

マミ「こんにちは」

さやか「はじめまして、美樹さやかです」

マミ「巴マミよ。よろしくね」

さやか「いやぁ、いつもまどかから話を聞いてます。それにしても、こんな綺麗な人だったなんて」

マミ「あらあら、そんなに褒められるなんて。嬉しいわ」

まどか「あれ?ほむらちゃんは?」

マミ「暁美さん?今日は来てないわよ」

まどか「え?マミさんと一緒に帰ったような?」

ガチャ

「あら?カギが開いてるわ?」

「え?何で開いてるんでしょう?」


まどか「あ、ほむらちゃんが来たみたい」

さやか「入れ違いだったのかな?」

マミ「そうだったかしら?」

ほむら「あれ?鹿目さんに美樹さん。先に来てたんですね」

さやか「よっ、転校生。お邪魔してるよ」

ほむら「こんにちは、美樹さん。でもここは巴さんのおうちだから、それは巴さんに言わないと・・・」

さやか「うん、マミさんにはもう挨拶したよ」

ほむら「え?」

マミ?「あら、鹿目さんたちが来てたのね」

マミ?「もしかして、カギが開けっ放しだったかしら?」

さやか「」

まどか「あれ?何でマミさんが玄関のほうから?こっちに座ってるマミさんは?」

マミ?「え?」

マミ「こんにちは、暁美さん。巴さん」

ほむら「あ、これってもしかして・・・」

マミ→マミドール
マミ?→マミ

マミドール「こんにちは、暁美さん。久しぶりね」

まどか「え?これドール!?全然気づかなかったよ!」

マミ「QBが持ってきたのかしら?」

ほむら「とりあえず、美樹さんが固まってるので説明を・・・」

さやか「マジで!?本人ソックリじゃん!」

マミドール「そう言ってもらえると嬉しいわ」

ほむら「お喋りも、なんだか言葉が的確になった気がする」

まどか「会話になってるもんね・・・」

マミ「まさか1日でこんなに変わるなんて」

さやか「ってかさ、マミさんって何者?こんなもの作ってもらえるなんて」

さやか「もしかして、超お嬢様だったり?」

マミ「その・・・えっと・・・」

まどか「さやかちゃん、これは極秘事項なんだ。さやかちゃんには言えないよ」

さやか「えぇ!?もしかしてまどか、危ないことに首を突っ込んでるんじゃ・・・」

まどか「そんな事ないよ。でもこれはある国で研究されてることなの」

まどか「だから、迂闊に誰かには言えないんだ」

さやか「そうだったのか・・・」

さやか「誰かに言ったら消されるかもしれない・・・黙ってよう・・・」

まどか(さやかちゃんが信じ易い性格で良かった)

マミドール「大丈夫よ、美樹さん」

さやか帰宅後

まどか「まさか一晩でこんなに変わるなんて」

マミ「これは納得したと言わざるを得ないわね・・・」

QB「そう言って貰えるとはね」

ほむら「ところで、QBはなんで今頃出てきたの?」

QB「美樹さやかには会いたくないんだ・・・」

まどか「どういうこと?」

QB「彼女は魔法少女になれるか、なれないかの半端なところに居てね」

QB「うすぼんやりとしか僕の姿を認識できないみたいなんだ」

まどか「さやかちゃんって、魔法少女の才能があったんだ・・・」

QB「それで前にアプローチを掛けてみたんだけど」

QB「はっきり見えてないせいか、何かと勘違いして。ものすごい勢いで蹴られたんだ」

マミ「それは災難ね・・・」

マミドール「QB、元気出して」

QB「あのぐらいの才能だと、魔女どころか使い間も倒せないだろうし」

QB「契約を諦めたんだよ」

マミ「だから隠れていたのね」

QB「カギを開けて入ったはいいけど、彼女に蹴られたくはなかったからね」

QB「まぁ、因果が増えればいいんだけど。そうそう増えるもんじゃないし・・・」

さやかドールも作って、恭介の病室に置いてみようぜ

ほむら「ところで、このドールだけど・・・」

マミドール「私の事ね?」

QB「あぁ、昨日持ち帰ってね」

QB「感度の調節が面倒になったから、前から用意してた簡易AIを組み込んだんだよ」

まどか「ちゃんと受け答えしてるね」

マミ「ここまで来ると凄いわね」

まどか「こうなると、もっと上を目指したくなるよね」

QB「丁度僕もそう思っていたところなんだ」

QB「マミ、協力してくれないかな?」

マミ「え?私?」

QB「これはマミのドールなんだから、マミが協力してくれないとダメなんだ」

まどか「マミさんお願い!」

マミドール「お願いします!」

ほむら「私も見てみたいです」

マミ「えぇー・・・」

マミ「分かったわ、みんながそこまで言うなら・・・」



こうしてマミの協力・監修の下、ドールのカスタマイズ作業が始まった

そして一週間後

----マミホーム・リビング----

まどか「ついに完成したんだね・・・」

QB「あぁ、そうさ」

QB「AIを高度なものに積み替え。表情を作る機能を追加」

QB「それに伴って会話と口が連動するシステムの開発」

QB「音声も100%、マミの声をサンプリングした」

QB「特殊ジャイロを組み込んでの二足歩行の実現。もちろん走ることも出来る」

QB「その他諸々」

マミ「長かったわね・・・」

ほむら「そしてこれが・・・」

QB「そう、ドールを超えたドール。巴マミドールver.2だ!」

マミドール「みんな、私のためにありがとう!」

マミドール「こうしてお話できて嬉しいわ」

マミドール「よかったら、私のお友達になって!」

マミ「えぇ、もちろんよ。私たちは友達よ!」

QB「順調なようだね」

まどか「なんかマミさんより活発な印象を受けたんだけど・・・」

QB「ドールは魔法少女じゃないからね。そのあたりで性格の違いがあるのかもしれない」

ほむら「ここまで来ると見分けがつかないね」

QB「一応、ドールの方の髪飾りは赤にしてあるよ。そこで見分けてもらえるかな」

マミドール「それじゃ、お友達になれた記念に紅茶を淹れるわね」

まどか「え?マミドールさん、食べ物は無理じゃないの?」

マミドール「飲むことは無理だけど、香りは楽しめるわ。それに、みんなに飲んで欲しくて淹れるの」

まどか「なんていい人だ・・・」

マミ「すごいわ。私じゃないみたい・・・」

ほむら「マミさんとは違う人だって考えた方がいいのかな?」


まどか「うわぁ、おいしい紅茶」

マミ「確かに・・・これは素晴らしいわね」

ほむら「マミさんの淹れてくれる紅茶と甲乙つけがたいですね」

マミドール「喜んでくれて嬉しいわ。でも私よりマミさんのほうがきっと上手よ」

マミ「あら。そう言ってもらえるなんて、嬉しいわ」

まどか「早速仲良しになれたね」

ほむら「うん、そうだね」

よし、このドールと契約して魔法少女にしよう

マミ「ところで、この子は鹿目さんの家に預ける形になるのかしら?」

まどか「うーん、ここまでなっちゃうと流石に誤魔化せないかな」

マミ「それなら引き続きウチで預かるわね」

マミドール「ごめんなさい。迷惑じゃないかしら?」

マミ「いいのよ。私も話し相手が出来て嬉しいわ」

マミドール「そう言ってもらえるなら気が楽ね」

ほむら(もうどっちがどっちだか分からない・・・)

----マミホーム・リビング----

まどか達帰宅後

マミ「それじゃ、とりあえずお風呂に入りましょうか」

マミドール「私が用意するわね。マミさんは休んでて」

マミ「え?いいのかしら?」

マミドール「いいのよ。お世話になってる身ですもの」

マミ「気にしなくていいのに」

ピローン オフロガ ティロフィナーレ

マミドール「あ、沸いたみたいね。ゆっくりしてきてね」

マミ「あら。ドールさんが用意したのだから。先に入っていいのよ」

マミドール「私は入る必要はないの。だからマミさんが入ってきて」

マミ「えっ、ダメよそんなの。女の子なんだから清潔にしなくちゃ!」

マミドール「え?でも防水とはいえ、特に体を洗わなくていいのに」

マミ「それなら、気分だけでも味わったらどうかしら?」

マミ「それに、折角一緒に住むんだから。お風呂も一緒に入りましょうよ」

マミドール「うーん・・・それじゃあ気分だけでも・・・」



QB「・・・」

----マミホーム・脱衣所----

マミドール「よいしょっと・・・」ヌギッ

マミ(やだ・・・自分の体とはいえ緊張するわね・・・)

マミ(というか、私ってあんなに胸があるのね・・・)

マミ(他人目線じゃないと分からないこともあるのね)

マミドール「どうしたの?」

マミ「な、なんでもないわ!」

マミドール「?」

マミ(自分の体のはずなのに、なんでこんなに恥ずかしいのかしら・・・)

マミドール「よいしょっと…」ボロン

----マミホーム・お風呂----

マミ「あぁ、やっぱりお風呂は落ち着くわね」

マミドール「これはなかなか・・・いいものね・・・」

マミ「そうでしょう?やっぱりお風呂は必要なのよ」


マミ「ドールさんは体を洗わなくていいのね?」

マミドール「えぇ、老廃物は出ないし。そもそも強く擦ったりするのは良くないから」

マミドール「入るときに埃を水で流したし、それで十分なの」

マミ「それじゃ、私だけ洗っちゃうわね」ザパァ

マミドール「あ、それじゃあ背中を流すわ」ザパァ

ゴシゴシ

マミ「なんだか、いろいろして貰っちゃってごめんなさいね」

マミドール「いいのよ。お世話になってるんだから」

マミ「ねぇ、そういうの。やめにしましょ?」

マミドール「え?」

マミ「私とドールさんはお友達じゃない。だから対等な関係よ」

マミ「必要以上に気を使うことも要らない。だって、そんなのお友達じゃないもの」

マミドール「マミさん・・・」

マミ「ね?」

マミドール「そうね・・・ありがとう、マミさん」

----次の日の夕方 見滝原市商店街----

さやか「でさー、恭介ってばその時どうしたと思う?」

仁美「まさか・・・」

さやか「そう、まさかのクロスカウンターだよ」

仁美「まぁ、上条君は相手の攻撃に合わせることができたのですね」

さやか「あれにはあたしもビックリだよ」

さやか「あれ?マミさんだ。おーい、マミさーん!」

マミドール「あら?美樹さんだったかしら?こんにちは」

さやか「はい、美樹さやかです」

マミドール「ごめんなさいね、メモリの移行はしてあるんだけど」

マミドール「前のAIの性能が悪かったせいであんまり記憶されてないの」

さやか「えーあい?」

マミドール「ごめんなさい、気にしなくていいわ」

仁美「こんにちは。3年生の方ですか?」

さやか「えっと、巴マミさん。3年生の先輩で、まどかや転校生の知り合いなんだ」

仁美「志筑仁美です。よろしくおねがいしますわ」

マミドール<<余計な誤解を招かぬよう、オリジナルとして挨拶するのが最良と判断>>

マミドール「こんにちは。巴マミよ。よろしくね」

さやか「マミさんは買い物ですか?」

マミドール「えぇ、毎日忙しいみたいだから。おいしいものを食べて元気を出してもらわないと」

さやか「あれ?マミさんって一人暮らしじゃなかったんだ?」

マミドール「今は二人で住んでるのよ」

さやか(マミさんって大人っぽいし。もしかして彼氏とか・・・?)

仁美「それにしては・・・材料が一人分ぐらいしかないような気がしますわ」

マミドール「私は食べないもの、一人分でいいのよ」

さやか「えぇ!?そいつ、マミさんに作らせておいて食べさせないんですか!?」

さやか「とんでもない奴ですね!」

食べると床がヤバいもんな

マミドール「美樹さん?」

さやか「マミさん、そんな奴とは別れた方がいいって!」

仁美「さやかさん、どうされたんですの?」

マミドール<<美樹さやかの言動が、一般パターンから大幅に逸脱 理解不能>>

マミドール「ごめんなさい、美樹さんが何を言ってるのか分からないわ」

さやか「だから、同居人ですよ。そういうのって、絶対ロクな奴じゃないんですから」

マミドール「マm・・・彼女のことを悪く言わないで!」

さやか(彼女!?まさかマミさんってそっち方面の人なの!?)

マミドール「私が好きでやってることなの。だから大丈夫よ」

さやか「マミさんは騙されてるんですよ・・・」

マミドール「そんな事ないわ。優しくしてもらってるもの」

さやか(なっ!?既にそんなことまで!?)

仁美「さやかさん、少し落ち着いてください」

さやか「マミさんが騙されてるのに、落ち着いてらんないよ!」

マミドール「えっと・・・私なら大丈夫だから」

マミドール「あ、ほら。そろそろ行かないと。ごめんね美樹さん」

さやか「・・・」

>>136
僕の皮も伸びそうです

----少し後 見滝原市路上----

さやか「どうしたらマミさんを助けられるんだろう・・・」

仁美「さやかさんは何かを勘違いされてるのでは?」

さやか「まどか達に相談・・・いやいや、心配かけらんないし・・・」

さやか「いや、まどかや転校生は既に知ってるのかな?」

仁美「さやかさん、話を聞いてください」

さやか「うーん・・・」

仁美「さやかさん・・・」

仁美「あら?あれはまどかさん?暁美さんや巴さんもいますわ」

さやか「え?」

まどか「今日は使い魔だけだったね」

マミ「そうね。でも使い魔も人を襲うから放っては置けないわ」

ほむら「そうですね・・・」

「おーい」

まどか「あ、さやかちゃんと仁美ちゃんだ」

さやか「おっす、まどか」

仁美「皆さん、こんにちは」

マミ「あら?美樹さんと・・・鹿目さんのお友達かしら?」

さやか「え?」

仁美「あら?」

さやか「やだなぁ、マミさんってば。さっき会ったばっかりなのに」

仁美「志筑仁美ですわ、巴さん」

マミ「志筑さん・・・?」

仁美「えぇ、先程もお会いしましたのに・・・」

マミ(さっきって・・・まさか使い魔の結界の中で?)

マミ(いえ、魔法少女じゃないみたいだし。それはないわね)

マミ「えっと・・・どこで会ったかしら?」

さやか「どこ、って商店街で会ったじゃないですか」

マミ(今日は商店街に行ってないし・・・ということはドールさんのことかしら?)

さやか「それよりマミさん、さっきも言いましたけどそんなやt・・・」

さやか(まてよ、まどかが最近忙しいって言ってた理由って・・・)

さやか(いや、転校生の方かな?ううん、まどかが忙しくなり始めたのって転校生が来る前だし)

さやか(まさかまどかが・・・マミさんの事を・・・)

さやか(転校生も一緒に居るってことは二人纏めて?そういえば転校生も一人暮らしだって・・・)

さやか(どうしよう・・・まどかがそんな奴だったなんて)

さやか(ううん、まどかはいい奴だった。きっと何かがあって変わったんだ)

さやか(親友としてあたしがまどかを立ち直らせてあげないと!)

マミ「ごめんなさい、最近疲れてるみたいで。ちょっとぼんやりしてたみたい」

仁美「そうですか。それはしょうがないですわね」

まどか「マミさん、疲れてるならおうちで休んだほうが・・・」

さやか「まどか!」

まどか「どうしたのさやかちゃん?突然・・・」

さやか「そういうことさ、もうやめなよ」

まどか「そういうこと・・・?」

まどか(まさかさやかちゃん・・・魔法少女のことに気づいた!?)

まどか「ダメだよさやかちゃん。わたし、やっと変わることが出来たの」

まどか「自分に自信を持つことが出来るようになったんだよ!」

さやか「だからって・・・そんな風に変わったって意味ないでしょ!」

さやか「転校生だってそう思うでしょ?今のまどかは本当のまどかじゃないよ!」

ほむら「えっ!?その・・・わたしは今の鹿目さんのままでいいかな・・・」

さやか「ぐっ・・・すっかり虜にされてるなんて・・・」

仁美「さやかさんもちょっとお疲れのようですね。今日はもうお帰りになられた方が・・・」

さやか「あたしは大丈夫。まどかを立ち直らせないと!」

まどか「?」

マミドール「あら?みんなお揃いでどうしたの?」

マミ「あら?そっちこそどうしたの?」

マミドール「お料理をしようとしたらお醤油がなくて、買いに来たのよ」

マミ「そういえばそろそろ無くなる頃だったわね。ごめんなさい」

マミドール「大丈夫よ。たいした手間じゃないもの」

さやか「」

仁美「」

ほむら「二人とも固まっちゃった・・・どうしよう、こんな所で・・・」

ほむら「鹿目さん、この二人を一緒に運べる・・・?」

まどか「脇に抱える感じで足を引きずっていけばなんとか・・・」

----マミホール・リビング----

マミ「こんなに沢山お友達が遊びに来てくれるなんて嬉しい!」

マミドール「お夕飯を張り切って作らないとね」

マミ「えぇ、一緒に作りましょう」

さやか「」

仁美「」

まどか「はぁ・・・はぁ・・・疲れた・・・」

ほむら「鹿目さん、大丈夫?」

まどか「ほむらちゃん・・・わたしがんばったよ・・・」

まどか「マミさんたち、浮かれて手伝ってくれないんだもん・・・」

マミーsは料理中

仁美「それで・・・巴さんは双子でしたの?」

ほむら「えっと・・・」

さやか(まさか・・・あれってこの間の人形?いやいや、流石にそれはないか・・・)

まどか「親戚の人なんだよ!その、凄くよく似てるけど従姉妹なんだって!」

仁美「まぁ、そうでしたの」

仁美「赤い髪飾りの方が巴マミさんでしたわよね?では黄色の髪飾りの方のお名前は?」

まどか(何でマミドールさんはマミさんって自己紹介してるの!?)

まどか「違うよ仁美ちゃん!黄色の方がマミさんで、赤の方が・・・」

まどか「えっと、なんだっけ、その」

ほむら「あ、アミさんだよ。巴アミさん!」

仁美「あらあら、わたくしの勘違いでしたのですね。お恥ずかしい・・・」

さやか「で、実際は従姉妹と住んでるだけで、アミさんはダイエット中だったと・・・」

まどか「さやかちゃん、発想が飛びすぎだよ・・・」

さやか「むっ、自然な発想だったと思うけどなぁ」

仁美「いいえ、わたくしもそれはどうかと思いますわ」

さやか「・・・」

ほむら「美樹さん、元気出してください」

さやか「転校生はいい奴だなぁ・・・」

マミドール「出来たわよー」

マミ「遠慮しないで沢山食べてね」

さやか「うわー、凄くおいしそう!」

仁美「わたくしまでご一緒させていただいて、申し訳ありません」

マミ「いいのよ。大勢で食べた方がおいしいもの」

まどか「いただきまーす」

ほむら「鹿目さん、これおいしそうだよ」

さやか「っていうかアミさん。ダイエット中だって言っても少しは食べないとダメですよ」

マミドール「え、私のこと?」

仁美「そうですわ。無理なダイエットは禁物ですの」

マミドール「本当に大丈夫なの。実は少しつまみ食いをしちゃって。それで十分だから」

さやか「うーん。そう言うなら・・・」

マミ「私がちゃんと見てるから大丈夫よ。ほら美樹さん、こっちも食べてみて」

さやか「おぉ、これはまたおいしそう!」

みんなの帰宅後

マミドール「みんなが帰ると静かになるわね」

マミ「本当ね。でも一人ぼっちじゃないから寂しくはないかな・・・」

マミドール「マミさん・・・」

マミ「私ね、両親を事故で失ってからこの家でずっと一人だったの」

マミ「でも今はドールさんが居てくれるなら一人じゃない」

マミ「だからずっとここに居てくれると嬉しいな」

マミドール「私でよければずっと一緒よ。だってお友達ですもの」

マミ「そうだったわね。私たちはお友達なんだよね・・・」

----数日後 魔女結界内部----

マミ「鹿目さん、魔女はこっちよ!」

まどか「分かったよマミさん!」

タッタッタッタ


マミドール「あの二人ならどんな魔女が相手でも大丈夫そうね」

ほむら「えぇ、そうですね・・・」

ほむら「・・・」

マミドール「魔法少女のこと、悩んでるの?」

ほむら「はい・・・」

ほむら「私って昔から、得意な学科とか人に自慢できる才能とか何もなくて」

ほむら「このまま人の役に立てないまま生きていくのかな、って思ってたんですけど」

ほむら「魔法少女のことを知って、もしかしたら私でも何かが出来るかもしれないって思ったんです」

ほむら「でも、私が魔法少女になってもきっと鹿目さんたちに迷惑を掛けるだけかもしれないって・・・」

マミドール「そっか。自分に自信が持てなくて悩んでるのね」

ほむら「はい・・・」

マミドール「私が何かを言える事ではないんだけど、でも暁美さん」

マミドール「きっとあなたに出来ることは沢山あるはずよ」

ほむら「そうでしょうか・・・」

マミドール「魔法少女がそうかもしれないし。違うかもしれない」

マミドール「もしかしたら意外な才能があるかもしれない」

マミドール「暁美さんはまだ子供なんだから。いろいろな可能性があるのよ」

ほむら「マミドールさん・・・」

マミドール「だから、自分が役に立たないなんて思わないで?きっと暁美さんに向いてる何かがあるから」

ほむら「はい、ありがとうございます」

ほむら「あ・・・」

マミドール「どうしたの?」

ほむら「私の願い事。決まりました」

マミドール「え?」

ほむら「魔法少女になるときの願い事・・・」

ほむら「マミドールさんが人間に生まれ変われますように、ってお願いしたいです」

マミドール「暁美さん・・・凄く嬉しいけどそれはダメよ」

ほむら「どうして・・・」

マミドール「魔法少女の願い事って、きっと自分のためにあるものだと思うの」

マミドール「マミさんを見てると少し分かるの」

マミドール「毎日夜まで魔女退治。いいえ、夜遅くだって魔女が出れば飛び起きて倒しに行くわ」

マミドール「学校だって友達と疎遠になってしまったらしいし。日常生活に支障が出てる」

マミドール「魔法少女の願い事、ってそんなデメリットを負う事の対価だと思うの」

マミドール「釣り合いが取れているかは分からないけれどね」

ほむら「えっと、ちょっと話が難しいです・・・」

マミドール「そうねぇ・・・」

マミドール「例えば暁美さんが毎日遅くまで一生懸命お仕事をしたとするわね」

ほむら「はい」

マミドール「でも暁美さんはお給料を貰えないの」

マミドール「そのお給料は、暁美さんが助けたいと思った人に渡るように自分で決めたから」

ほむら「私はそれでも別に・・・」

マミドール「でも、それじゃ生きていけなくなってしまうわ」

ほむら「あ、そっか・・・」

マミドール「きっと最初のうちはそれでもいいんだと思う」

マミドール「でもね、時が経つにつれてだんだんと疑問に思うようになってくると思うの」

ほむら「なんだか悲しい話ですね・・・」

マミドール「人の心ってそうなんだと思う。私にはちゃんと理解することは出来ないんだけどね」

ほむら「マミドールさんは凄いですね。私、そんな事全然考えなかった」

マミドール「みんなが頑張って私のことを作ってくれたからよ」

グニャァ

マミドール「あら、結界が消えるわね」

ほむら「本当だ。鹿目さんたちが魔女をやっつけたのかな」


マミ「ふぅ。結構手ごわい相手だったわね」

まどか「疲れたー」

マミ「鹿目さんも大分強くなったわね。これならもうすぐ来るはずのワルプルギスの夜も・・・」

まどか「うん・・・みんなを護るためにもがんばらないと・・・」

マミドール「二人ともお疲れ様」

マミドール「水筒にアイスティーとスポーツドリンクを持ってきたの。どうかしら?」

まどか「あ、わたしスポーツドリンクがいい!」

マミ「私はアイスティーを貰うわね」

ゴクゴク

まどか「あぁー、生き返るぅ・・・」

ほむら「鹿目さん、何だか働いてるOLさんみたいだよ」

まどか「ママにちょっと似てきたのかなぁ?」

マミドール「お疲れ様、マミさん」

マミ「ありがとう。二人がサポートしてくれるようになってから随分と楽になったわ」

マミドール「そんな・・・私なんか大したことは出来ないわ」

マミ「こうして出来ることをしてくれてるじゃない」

マミドール「それが助けになってるのなら嬉しいわ」

マミ「いつもありがとう。これからもお願いね?」

マミドール「えぇ。勿論よ」

----30日目 見滝原市ビル屋上----

『本日午前7時、突発的異常気象に伴う避難指示が・・・』


マミ「怖い?鹿目さん?」

まどか「うん、すごく・・・でもマミさんが居るから平気だよ」

マミ「そうね、私も鹿目さんが居るから戦うことが出来るわ」

マミドール「二人とも、無事に帰ってきてね」

ほむら「わたしからもお願いします!絶対絶対帰ってきてください!」

マミ「・・・」

マミ「二人は逃げて。私と鹿目さんはこのまま行くから」

マミ「それで、もし私たちに何かあったら、私たちの事は忘れて平和に暮らして欲しいの」

マミ「そのときは、ドールさんが私として生きていけるようにしてあるから」

ほむら「そんなっ、巴さん!」

マミドール「そんな事になっても嬉しくない!ちゃんと帰ってきて!」

マミドール「それに、私とマミさんは友達・・・いえ、家族じゃない!」

マミドール「忘れるなんて無理よ!」

マミ「・・・もう行かなきゃ。鹿目さん」

まどか「うん・・・」

ほむら「鹿目さん・・・巴さん・・・」

マミドール「私たちに出来るのは祈ることだけなのかしら・・・」

マミドール「とりあえずここに居ると危ないわ。避難所に行きましょう」

ほむら「私、ここに残ります!」

マミドール「ダメよ!危険だわ。暁美さんに何かあったら私は二人になんて言ったらいいか」

ほむら「それでも。魔法少女のことを知ってる私が」

ほむら「二人が戦ってるのに安全な場所に居るなんて出来ないよ!」

マミドール「・・・」

マミドール「分かったわ。私も本当はそういう気持ちだし、二人を見守りましょう」

マミドール「ただ、もう少し離れた場所から。それでいいかしら?」

ほむら「はい・・・」

アハハハハハハ

ドーン チカッチカッ

ほむら「よく見えないけど、時々ピンク色に光ってるのが見える・・・」

マミドール「鹿目さんの矢の光ね・・・」

ドーン ズガーン

マミドール「あれはティロフィナーレの砲撃・・・これで今日何発目よ・・・」

ほむら「それでも魔女が死なないなんて・・・」

ブワァ キラキラキラッ

ほむら「え!?」

ほむら「凄い数の光が魔女に!」

マミドール「鹿目さんが勝負を仕掛けたみたいね・・・」

マミドール(さっきからマミさんの砲撃が見えない・・・)

マミドール(それに今の鹿目さんの攻撃・・・)

マミドール(マミさんの魔力が尽きたのか・・・あるいは・・・)

マミドール「」ブルッ

マミドール(いえ、そんな事あるはずないわ。考えるのは止めましょう・・・)

アハ・・・アハハハハ・・・

グラッ ズズズズズズズ

マミドール「魔女が堕ちていく・・・!」

ほむら「やった!鹿目さんたちが勝ったんだ!迎えに行かなきゃ!」タタッ

アハ・・・・ハハハハハハ!!

ゴゥ

ほむら「え・・・?」

マミドール(魔女の最期の攻撃!?いけない、こっちまで飛んでくるわ!)

マミドール「暁美さん!危ない!」

ズンッ

ほむら「う・・・」

ほむら「あれ・・・わたし、どうしたんだっけ・・・?」

ほむら「鹿目さんが魔女を倒して・・・?」

ほむら「あ、そうだ魔女に攻撃されて・・・」

マミドール「あら?気が付いたのね?」

ほむら「マミドールさん・・・?ごめんなさい、わたし嬉しくて」

マミドール「いいのよ、それより怪我してない?」

ほむら「はい、大丈夫みたいで・・・」

ほむら「!?」

マミドール「そっか、それなら良かったわ」

ほむら「そんな・・・なんで・・・」

マミドール「暁美さんに何もなくて本当に良かった・・・」

ほむら「良いわけないじゃないですか!」

マミドール「私のこと?気にしなくていいわよ?」

ほむら「だって・・・だって・・・」

ほむら「マミドールさん、体がなくなってるじゃないですか・・・!」

マミドール「暁美さんを護れたなら安いものよ」

マミドール「それにしても、変な偶然もあるのね」

マミドール「頭が外れ易かったおかげで、こうして最期に暁美さんとちゃんとお別れできるなんてね」

ほむら「そんなっ、最期なんて言わないでください!」

マミドール「本当は体が無くなった位じゃ何ともないんだけど」

マミドール「ちょっと衝撃が凄かったのかな。システムがダメージを受けたみたいね」

マミドール「もうあんまり長く稼動できそうにないわね・・・」

ほむら「わたしが・・・わたしのせいで・・・」

ほむら「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」ポロポロ

ほむら「わがままを言ったせいで・・・確認しないで走り出したせいで・・・」グスッ

マミドール「いいのよ。私も自分の意思でそうしたんだから」

マミドール「それに、元々生きてるわけじゃないもの。悲しむ必要もないわ」

ほむら「そんな・・・そんな悲しいこと言わないで・・・」

ほむら「お友達だったのに・・・」

マミドール「ありがとう。そう思っていてくれて嬉しいわ」

マミドール「あぁ、もうそろそろ限界かな。さぁ、暁美さん。鹿目さんのところに行ってあげて?」

ほむら「わたし・・・」

マミドール「きっと暁美さんのことを待ってるわ」

マミドール「それと、巴さんに会ったら伝えて欲しいの」

マミドール「『短い間だったけど、楽しかった』って・・・」

マミドール(きっと会えないと思うけど・・・それでも・・・)

ほむら「はい・・・私、必ず伝えます・・・」

マミドール「えぇ、お願いね」

マミドール「それじゃ暁美さん。さよなら・・・」

ほむら「マミドールさん・・・今までありがとうございました・・・」


マミドール「」

ゴソッ カチャ

ほむら「」グスッ

ゴシゴシ

ほむら「行かないと・・・鹿目さんのところに・・・」

ゴメンミス・・・大事な所で・・・


マミドール「それと、巴さんに会ったら伝えて欲しいの」

マミドール「それと、マミさんに会ったら伝えて欲しいの」

----荒廃した街----

ほむら「鹿目さん!巴さん!」

まどか「」

マミ「」

ほむら「どうして・・・!」

ほむら「こんなことって・・・!」

ほむら「わたしなんかを助けるより、みんなに生きてて欲しかったのに・・・」


QB「その言葉は本当かい?暁美ほむら」

QB「君のその祈りのために、魂を掛けられるかい?」

QB「戦いの定めを受け入れてまで、叶えたい望みがあるなら」

QB「僕が力になってあげられるよ」

ほむら「・・・あなたと契約すれば、どんな願いも叶えられるの?」

QB「そうとも、君にはその資格がある」

QB「教えてごらん?君はどんな祈りで、ソウルジェムを輝かせるのかい?」

ほむら「私は・・・」

ほむら(ごめんなさい、マミドールさん・・・)

ほむら(わたし、みんなのために願いを使います!)

ゴシゴシ

ほむら「私は・・・鹿目さん達との出会いをやり直したい!」

ほむら「彼女達に守られる私じゃなくて、彼女達を護る私になりたい!」

パァァァァ

QB「契約は成立だ!君の祈りはエントロピーを凌駕した!」

QB「さぁ!解き放ってごらん。その新しい力を!」

ガチャ ギュイイイイイイイ

QB「行ってしまったか・・・どうやら過去か・・・別世界に移動する能力だったみたいだね」

QB「なんにせよ、暁美ほむらと契約できた」

QB「想定した過程とは違ったけど、マミのドールを作ったおかげかな」

QB「あっ・・・!」

QB「マミとまどかは死んで、ほむらは居なくなった」

QB「しまった、誰からもエネルギーを回収できてない!?」

QB「これじゃほむらと契約しただけ損じゃないか!」

QB「・・・まぁ、新しい魔法少女を探しに行こうかな」

QB「ドールは効果的だったし、量産体制に入った方がいいな」

----長い長いループの果て ワルプルギスの夜を無事倒した世界----
----ほむホーム・リビング----

ほむら「・・・というのが私の契約の経緯よ」

まどか「そっか・・・そんな事があったんだね・・・」

ほむら「えぇ、分かって貰えたかしら?」

まどか「うん、ほむらちゃん。凄く辛いことがあったんだね。でも・・・」

まどかドール「ほむらちゃん、大好きだよ!うぇっひー!」

まどか「等身大まどかドールを作る理由には、ちょっとならないかな・・・」

ほむら「やっぱりダメかしら・・・?」

まどか「うん」

ほむら「まどかにも等身大ほむドールを・・・」

まどか「ごめんね、ほむらちゃんは一人で間に合ってるから・・・」

ほむら「そう言われると複雑な気分ね・・・」

まどかドール「ほむらちゃーん!一緒にお風呂に入ろうよ!」

ほむら「」ガタッ

まどか「ほむらちゃん!」

ほむら「ごめんなさい・・・」

まどか帰宅後

ほむら「まさかまどかに見つかるなんて・・・」

ほむら「はぁ・・・」

ほむら「え?大丈夫よ。まどかだって本気で怒ってるわけじゃないもの」

ほむら「だってドールをどうこうする訳でもなく帰ったでしょう?」

ほむら「別にあなたのせいじゃないわよ」

ほむら「ちゃんと説明すれば理解してもらえるわ」

ほむら「え?あぁ、それは内緒よ。だっていきなりの方がビックリするでしょ?」

ほむら「その方が面白いもの」クスッ

ほむら「それにしても、パソコンを改造した物にメモリをさすだけで会話できるなんてね・・・」

アミ『私も知らなかったわ』

ほむら「あの時メモリを持って来て良かった・・・」

ほむら「というか、そういう事態を想定してメモリにAIから何からコピーしてたんじゃないの?」

アミ『そういう訳じゃないけど・・・バックアップの一環ね』

ほむら「そう・・・」

アミ『でも、本当に私の体を作り直すつもりなの?』

ほむら「もちろんよ」

アミ『別にこのままでも私は構わないのに・・・』

ほむら「私がここまで来られたのは、ずっと励まし続けてくれた貴女のおかげでもあるもの」

ほむら「そのお礼だと思ってくれればいいわ」

アミ『そんなつもりじゃなかったのに・・・』

ほむら「それに、あなたにはやって欲しいこともあるもの」

アミ『?』

ほむら「巴マミは相変わらずメンタルが少し不安定なのよ」

ほむら「だから今後のことも考えて、誰かが支えないといけないの」

ほむら「私はまどか専門だから、貴女にそれをお願いするつもりよ」

アミ『暁美さんもなんだか随分と捻くれたわね』

ほむら「なっ!?」

アミ『まぁいいわ。マミさんが受け入れてくれるか分からないけど、がんばるわ』

ほむら「さて、じゃあ作業の続きをしましょう」

ほむら「まどかー」

まどかド-ル「ほむらちゃん、呼んだ?」

ほむら「昨日の続きをするわよ」

まどかドール「うん、分かったよ!」

アミ『材料は買ってきたの?』

ほむら「えぇ。AIの為の部品を買ってきたわ」ガサガサ

アミ『鹿目さんのドールはまだインプットされた言葉を話してるだけだから、AIを何とかしないとね』

ほむら「えぇ、そしてこれが出来れば完成よ」

アミ『それじゃ、まずは・・・』



おわり

QB「・・・」

QB「・・・本当に終わりだと思ったかい?」

QB「君達はまだ期待してることがあるんじゃないかな?」

QB「僕には何のことだか分からないけどね」

QB「とりあえずお気づきだろうか」

QB「>>122に」

QB「まぁ時間も遅いからどうしようか考えているわけなんだけどね」

QB「マミ×マミ、見たくはないかな?」

QB「見たい人が居たら『キュップぃキュップぃ』と書いて貰えないかな?」

書くわけねえだろ













キュップぃキュップぃ

QB「契約は成立だ!」

QB「>>219-225、君達の祈りはエントロピーを凌駕した」

QB「それじゃあ見せようじゃないか」

QB「>>128>>130の間にあった出来事を」

----マミホーム・脱衣所----

マミ「ふう、サッパリしたわ。やっぱりお風呂はいいわねー」

テクテク

マミドール「マミさん!バスタオル一枚って!ちゃんと服を着ないとダメよ!」

マミ「だって暑いし・・・」

マミ「ちょっとぐらいいいのよ。いつもやってるもの」

マミドール「もう・・・」

----マミホーム・リビング----

マミ「ふんふん~♪テ・ポメリアーノ~」

ゴクゴク

マミ「あー・・・やっぱりお風呂上りは良く冷えた午後ティーね」

マミドール「もう、はしたないわよ!」

マミ「ちょ!?そう言うドールさんこそ全裸じゃないの!」

マミドール「これからメンテナンスをするの。思ったより水が入っちゃったみたいだから」

マミ「メンテナンス?」

マミドール「えぇ、ちゃんとお水を拭き取っておかないと劣化の元だもの」

マミ「あぁ、それならバスタオルやタオルは洗面所の戸棚よ」

マミドール「大丈夫よ。というか専用の器具じゃないとダメだから」

マミ「専用の器具・・・って、そのきりたんぽみたいな棒のこと?」

マミドール「えぇ、白い部分は綿になってるの」

マミドール「これで拭き取るのよ」

マミ「それじゃないとダメなの?」

マミドール「えぇ、手じゃ拭けないもの」

マミ(どこを拭くのに使うのかしら・・・?)

マミドール「よいしょっと」

マミドールはソファに腰掛けると、手にした棒を自らの秘所にあてがう

マミ「ちょ!?何してるの!?」

マミは慌ててマミドールの手を止める

マミドール「何って・・・メンテナンスよ」

マミドール「人と違ってここに水が溜まるのよ」

マミ「だからって・・・」

マミは考える
確かに彼女にとっては必要なメンテナンスなのだろう
人間にとってのスキンケアに近いのかもしれない
そこに変な意図は全くないと考えるのが普通だろう

マミ「そうね・・・必要なことなら仕方ないわね」

マミドール「えぇ、すぐ終わるから大丈夫よ」

そう言うとマミドールは再び秘所にメンテナンス用の棒をあてがう

マミドール「・・・・あれ?こっちかしら・・・?」

しかしマミドールは勝手が分からないのか、上手くいかないようだ

マミ「・・・」

マミはその様子を見ていたが、
やはり彼女の手助けをするべきだと思った

マミ「ドールさん、私がやってあげるわ。その棒を貸してもらえるかしら?」

マミドール「え?いいのかしら・・・」

マミ「いいのよ。よく見えないだろうし、一人じゃ大変でしょ?」

マミドール「ごめんなさい。いろいろとありがとう・・・」

マミ「気にしないで」

マミ「とりあえず、ソファじゃやりづらいと思うし。ベッドで横になった方がいいかもね」

マミドール「そうね。じゃあそっちでお願い」

----マミホーム・ベッドールーム----

マミ「さ、横になって」

マミがそう促すと、マミドールは素直に横になる
バスタオル1枚のマミと全裸のマミドール
まるでこれから恋人同士の営みを始めるようにも見える

マミドール「それじゃ、お願いね」

マミは横になったマミドールの足側に移動し、
メンテナンスを行うべき場所を見る

マミ(まさか自分のここをこんな形で見ることになるなんて・・・)

マミドールのそこは、最初にQBが作ったときからマミのそれと全く同じだった
一体どうやってこんな精巧なものを作ったのかは分からないが
QBのスキャンアイというものが恐ろしいということだけは理解できた

マミドール「マミさん?」

マミドールに呼ばれ、マミは我に帰る
まさか秘所を眺めて呆然としていたとは言えない
ただ、思わず思考が停止するほどマミドールのそこは無垢だった

マミ「そ、それじゃ拭くわね」

マミはそう言うと、マミドールの秘所に棒をあてがう
そして気づく
中に水が溜まっていて、それを拭く
それはつまり、自らの手にした棒で無垢な彼女を汚すことだと

マミ(ど、どうしよう。ドールとはいえ女の子だし・・・そんなことできないわ・・・)

マミドール「マミさん?あの、早くしないと・・・中で乾くとあんまり良くないから・・・」

マミ(どうしよう!?どうしよう!?)

メンテナンスを引き受けるといった以上、やっぱりやめると言うことはマミには出来ない
だが、彼女の純潔を汚すこともまた出来なかった

マミドール「あの・・・やっぱり私がやるわね」

そしてマミは更に気づく
自分がやらずとも、結局は彼女自らが行ってしまうことを
それならば、自分の分身として生まれた彼女を
自分の手で責任を持って初めてを貰う、そうしたほうがいいと思った

マミ「いえ、ごめんなさい。大丈夫よ」

マミはそう言うと、ゆっくりとマミドールの秘所の中に棒を挿れていく

マミドールのそこは、本来女性が持っている
男性を受け入れるための機能がない
ただ、お風呂に入った直後の湿り気を帯びた肌は、
棒に対して抵抗することもなく、すんなりと受け入れていく

マミドール「んっ・・・」

マミドールが僅かに声をあげる

マミ「あっ、ごめんなさい。痛かったかしら!?」

その声に驚き、マミは手を止める
無理に力を入れすぎてしまったのか、そんな考えが頭をよぎる

マミドール「ううん、大丈夫」

ゆっくり、ゆっくりとマミは棒を挿れていく

マミドール「あの、マミさん。それだけだとちゃんと拭けないわ」

マミ「あっ!そうよね!ごめんなさい!」

そしてマミは恐る恐る棒を前後させる
ゆっくりと、出来る限り丁寧に

それは事情を知らない者から見れば
マミがマミドールを汚しているように見えたかもしれない

現に、マミの鼓動は高鳴り、体温が僅かに上がってきた

マミドール「あの、多分奥の方に水が溜まってると思うからそっちもお願いしていいかしら?」

マミ「え、えぇ・・・」

マミは更に棒を秘所の中に沈める
そして手に僅かな抵抗を受ける
棒が最深部まで達したのだろう

マミドール「あぁ、多分その辺りね。一番奥だと水が残り易いから、しっかりお願い」

その声が聞こえたのか、聞こえなかったのか
マミは返事をしない

マミは自分で自分を犯しているような
そんな倒錯感の中に居た

自分と全く同じ体を持つ彼女
その秘所を棒で攻めているのである
そんな精神状態になるのも無理はなかった

やがて、マミドールの中を全て拭き終わり
マミは彼女の中から棒を引き抜いた

棒に付いた綿は大分湿っていた

マミドール「ありがとう、マミさん。お礼に紅茶でも入れるわね」

マミ「え、えぇ、ありがとう・・・」

マミドールはそういうと寝室を出て行った

マミはバスタオルで隠れていた自分の秘所を見る
そこは、まるでコップの水を零したかのように溢れていた

深夜

「・・・・・!・・・!」

「・・・・っ」


マミドールは異音を察知して目が覚める
いや、目が覚めるといった表現は正しくない

一時的にスリープ状態に入っていたAIを起動させたのだ

本来彼女には睡眠は必要ない
ただ、マミが寝ている間
自分だけ起きていても仕方ないし、エネルギーの節約にもなる
そのため、マミが寝ている夜間はスリープ状態にすることに決めたのだ

ちなみに寝床はマミと同じベッド
マミ両親の使っていたベッドだったため、二人でも十分に広かった

「・・・はぁっ!・・・・っ!」

異音は更に続く

「んっ・・・」

そしてマミドールはその異音が隣で寝ていたマミの声であることに気づく

とても苦しそうな声だった
もしかして、突然体調が悪くなって苦しんでいるのではないか?

だとしたらスリープしている場合ではない
急いで助けなければ

マミドール「マミさん?どうしたの?」

マミ「!?」ビクッ

呼びかけると、起き上がってベッドの上に座っていた彼女は驚いて体を大きく跳ねさせる

マミ「どっ、ドールさん!?」

マミがこちらを向く
そしてマミドールはマミの姿を見て驚いた

寝る前はきちんと着ていたパジャマ
今は上着がはだけ、そして下には何も穿いていなかった
そう、パジャマどころか下着すら着けていなかったのだ

マミドール「え・・・?マミさん?」

マミは恥ずかしそうに俯く
マミドールには何が起こっているのかが分からず、困惑する

そしてすぐに気づく
彼女は自分を慰めていたということに

マミドール「あ・・・」

マズいものを見てしまった
マミだってお年頃だ
当然そういった事だってしていてもおかしくない
自分は見ぬ振りをするべきだった、そう後悔する

マミ「ご、ごめんなさい・・・隣にドールさんが居るのに・・・なんてことを・・・」

マミは消え入りそうな声で言う
実際、恥ずかしさと申し訳なさ
その他幾つもの感情が入り混じって、マミは涙目になっていた

マミドール「その、こっちこそ・・・」

とても気まずい

しかし、誰かが隣に居る状態で
マミがこんなことをするとは意外だった
自分のAIの基礎になってる人格
全くの他人よりは分かっているつもりだったのに・・・

そしてやはりすぐに気づく
先ほどのメンテナンスの時にマミの様子がおかしかったことに

よく考えれば、あの行為は
人間にとっては自慰に近いことではなかっただろうか?
もしかしなくとも、マミはそのせいで昂ぶってしまったのだろう
ともすれば、自分のせいでもありそうだ

マミ「・・・」

マミドール「あの・・・もしかしてさっきので・・・?」

マミは真っ赤になりながらも小さく頷く
他人に嘘がつけない性格なのはよく知ってる
やはりそうだったのだ

マミドール「ごめんなさい、私が変なことをお願いしたから・・・」

そう言ってマミの傍に寄る
自分が原因なら、せめて少しは手助けをしたい
人間としてその思考は誤ってるかもしれない
ただ、ドールである自分には正しいことのように感じた

マミを優しく押し倒し、その上に跨る

マミドール「マミさん、やめて欲しかったら言ってね・・・」

そう言ってマミの胸に触れる

マミ「んっ・・・!」

軽く触っただけなのに、マミの体が小さく跳ねる
どうやら、結構な時間
自らを慰めていたようだった

その証拠に、マミの秘所からは
まるで洪水のように液体が溢れていた

それを少し指ですくい、マミの乳首に塗る
自分は唾液が出ない、その代わりの潤滑剤だ

そしてゆっくりと口をつける

マミ「ふあっ・・・あっ・・・」

マミが満たされた声を出す
自分で慰めているだけでは足りなかったのだろう
他者から与えられる快感に体が反応する

>マミドールのそこは、本来女性が持っている
>男性を受け入れるための機能がない

実用性を重視したと言っていたのに…よくもだましてくれたな淫Qβ!

既にマミの体は大分出来上がっている
ゆっくり時間を掛けるより、
なるべく早く、この切ない気持ちから開放してあげたほうがいいだろう

そう考え、マミの秘所に手を這わす

そこは止め処なく溢れ続けていた

少し指を動かすだけで、クチュクチュと水音が出る

マミドール「こんなになって・・・辛いでしょ?すぐ気持ちよくしてあげるわね」

マミ「ん・・・うぅ・・・」

秘所への刺激と、自分の言葉に反応し
マミが体を捩らせる

そしてマミへの攻めを止め、起き上がる

マミ「あっ・・・」

マミが物足りなさそうな声をあげる

マミドール「大丈夫、ほら・・・」

そう言ってマミの足を開き、自分の体を割り込ませる
丁度自分の秘所とマミの秘所が触れる形になる

マミ「んっ・・・・」

マミドール「ね?こうするのが一番気持ちいいと思うわ」

そう言い、秘所と秘所が触れる
全く同じ形のもの同士が触れ合うことなど普通はありえない
世界でたった二人
自分とマミだけが出来ること

そしてマミを気持ちよくさせるために動く
本来なら二人がお互いに出す液体によって、動きが滑らかになるそれは
マミ一人分だけで十分なほどだった

マミドール「マミさんっ、どう?気持ちいい?」

マミ「あっ・・・あっ・・・いや・・・!」

自分達以外は居ない部屋にマミの甘い声と、
秘所と秘所がのぶつかり合う際の水音だけが響く

マミ「んう・・・っ、はっ・・・あぁっ!」

マミドール「マミさん!マミさん!」

次第にマミの声は更に甘く、大きくなっていく
響く水音も、心なしか粘度が増しているような感じがする

それに合わせてマミを高めるために腰の動きを速める

マミ「やっ・・・あっ・・・もうっ・・・」

マミドール「大丈夫っ・・・!ほらっ!イっちゃっていいわよ!」

マミ「あっ・・・やだ・・・やだ・・・ふあぁあぁ!」

マミの中で快感が膨らんでいくのが分かる
彼女は絶頂を迎えようとしてた

マミ「あっ!あぁっ!あぁぁぁぁっ!」

叫びと共にマミの体が大きく反る
迎えた絶頂のせいで体の動きを制御できないのか
何度も何度も腰が跳ねる

マミ「あんっ・・・・、あっ・・・!んっ・・・」

マミの絶頂の波はしばらく続き
ようやく収まった頃には疲れきって、眠りに落ちかけていた

マミドール「マミさん、どうだった?」

もうすぐ眠りそうなマミを抱きしめ、そう問いかける

マミ「うん・・・凄く良かったわ・・・」

マミ「でも恥ずかしいところを見せちゃったわね・・・」

マミは恥ずかしそうに答える

マミドール「いいのよ。私たちは友達だもの。もっと頼っていいの」

マミ「うん、ありがとう・・・」

そう言うとすぐにマミは寝息を立て始めた
自分もスリープしようとして、思い留まる

もう少しだけ、マミの寝顔を見ていたかった


マミドール「私たちは友達・・・いえ、家族だもの。もっと頼りにしてね、マミさん」


私の命は仮初だけど
それでも貴女と共に歩みたい


おわり

QB「以上が抜け落ちていた記録だ」

QB「何故だろう、感情のない僕だけど」

QB「何かをやりきったような感じがするよ」

QB「それと、>>267だけど」

QB「下手に『濡れる』機能をつけると逆に実用に向かないと思ってね」

QB「機能に邪魔されて構造を似せて作れなかったんだよ」

QB「だから内部構造は同じに作ったけど、そういった機能はないよ」

QB「え?何故黙ってたかって、聞かれなかったからね」

ということでオマケ終了です
こんな時間まで皆様お疲れ様でした

支援して頂いた方もありがとうございます

気が向いたらまどかドールの話もいずれ書こうかな・・・
続きかそうでないかは考えてないけど

ずっと言い忘れてた
このSSは
「QB「暁美ほむら、僕と契約して魔法少女になってよ!今なら・・・」」の続きです

前作は普通のコメディです
そしてあまり関連性はありません

居るかは分かりませんが、疑問に思った方のために一応・・・

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