響「……千早一緒にしないでほしいさー
自分には友達いっぱいいるぞ」
千早「動物は友達に入らないわよ」
響「……くっ!」
千早「我那覇さん……ちょっと携帯見せて」
響「どうしてだ?」
千早「いいから見せて」ガシッ
響「うわっ!千早やめろ!やめろーーーーー!!」
千早「……」
響「や、やめてくれよぉー……」
千早「やっぱり……少ないわね」
響「うっ…うぅっ…たまたま今日は少ないだけだぞ」ヒック
千早「……ごめんなさい」
響「……千早、千早のも見せて」
千早「えぇ、どうぞ」
千早→気難しい、近寄り難いので友達少ない
響→ウザい、臭いので友達少ない
でもぼくは我那覇くん
響「どうせ少な……」
千早「もういいかしら?」
響「……」スッ
響(千早友達多いじゃないか、あんなにいっぱい)
千早「……」パシッ
千早(みんなの名前だけ入れておいて良かったわ)
千早「……」
響「…じゃあ自分もう帰るぞ」トボトボ
千早(勝ったv^^v)
千早(違う違う、勝ち負けじゃないわ)
千早「待って我那覇さん」
響「……?」
千早「と、とも……友達に」
響「ともだち…」
千早「友達になりましょう」
響「……」
千早「……ダメかしら」
響「千早は自分と……友達じゃ……なかったのか?」グスッ
千早(……私と我那覇さんって友達だったの?)
千早(と聞きたいけどここはぐっと我慢よ私)
千早「友達ではなかったわ」
響「……そうか」
千早「だってそうでしょう?お互いそんなにしゃべらないし
番号もアドレスだって知らない
プライベートでも何も交流がないじゃない」
響「そうだよな……でも自分たち765プロの仲間だと思ってたぞ」
千早「そう……765プロの仲間ね、でも友達じゃなかったわ」
響(……みんなと友達だと思ってたの…自分だけなのか?)
千早(どうしてかしら、本音を言うほど友達から遠ざかってる)
千早(……ここからどうすればいいのかしら)
響「……」ズーン
千早(とりあえず謝っておこうかしら)
千早「ごめんなさい我那覇さん」
響「……別にいいよ」
千早(そういえば友達になってって返事まだもらってないわね)
千早「それで我那覇さんは私と友達になってくれるの?くれないの?」
響「……」
なんか千早は、春香以外とどんな風に話すのか想像しにくい
アニマスでどんな会話してたっけ?
そういう意味では響以上にぼっちっぽい
はよせい
響「うん……いいけど」
千早「…けど、何?」
響「ううん……なんでもない」
千早「……我那覇さん、友達になるのに
そうやって隠し事はよくないと思うわ」
響「……うん、ごめんな」
千早「ごめんじゃなくて、早く言って欲しいのだけど」
響「……えっとな、あの……」
響「いや、ごめん大したことじゃないんだ」ハハハ
響(言い方がきついなんて言いにくいぞ)
千早「……そう」
響「うん、変なこといってごめ…」
千早「我那覇さんは私と友達になる気がないのね」
響「ぇ……」
千早「ごめんなさい、こんなこと言いだして」
響「違う、違うぞ千早!そんなこと言ってない」
千早「だって、我那覇さんは今誤魔化したじゃない
私言ったわよね……友達になるのに隠し事はおかしいって」
響「違う!違うんだ千早」
千早「何が違うのかしら」
響「それはだな、それは……ほら、別に……
特に言うべきことじゃなくてさ!」
千早「もういいわ」
響「だからな、別に千早と友達になりたくないわけじゃ」
千早「我那覇さんもういい、黙って」
千早「ひびきん♪」
響「ちーちゃん♪」
ないな
千早「うんざりだわ……我那覇さんのそういうところ」
響「違う……違うんだ千早」
千早「さようなら、事務所ではいい仲間でいましょうね」トコトコ
響「待ってよぉ……」グスッ
千早(どうして友達ができないのかしら)
千早(我那覇さんなら私が必要だと思っていたのに)
響「千早ー!千早ぁー!話を聞いてくれー」
千早「我那覇さん」
響「千早!あのな…」
千早「ついてこないで」
響「……でも、あのさ自分な千早と…」
千早「……」トコトコ
響「……」
響(……今日は千早話聞いてくれそうにないな)
響(……みんなの世話もしないといけないし、明日改めて誤解を解こう)トボトボ
千早「……」チラッ
千早(我那覇さんもう諦めたみたい……)
千早(やっぱりポーズだけだったのね)
千早(……あなた全部嘘っぱちね)
翌日事務所
響「はいさーい」
雪歩「おはよう響ちゃん」
真「おはよ響」
千早「……我那覇さんおはよう」
響「……ね、ねぇ千早」
千早「昨日のことならもういいから」
雪真「?」
響「だって……いや、ちょっと聞いてくれよ千早」
千早「……何も、聞くことなんてないわ」
雪真(……えっ、何があったのこの二人)
響「でも、お願いきいてほ…」
千早「ちょっとトイレいくわ」
雪真(…重いなぁ)
響「……」ガクリ
真(ちょっと、雪歩!)ヒソヒソ
雪歩(何真ちゃん?)ヒソヒソ
真(僕が響から事情聞くから、千早の方よろしくね)ヒソヒソ
雪歩(えぇっー!?私が千早ちゃんの方?)ヒソヒソ
真(じゃっ!)
雪歩(ちょっと真ちゃん、待ってよぅ……)
真「響、千早と何かあったの?」
響「ううん、なんでもない」
真「でも……」
響「な、なんでもないぞ!ごめんな」
真「響……」
響「別にたいしたことないさー」
真「辛くなったら何でも言ってね
僕たち仲間……でしょ?」
響「うん、そうだな
でもほんとなんでもないんだぞ!」
真「……そっか」
響「ありがとう真」ボソッ
雪歩「……千早ちゃん」
千早「あら、萩原さんどうしたの?」
雪歩「えっとね、響ちゃんと喧嘩でもしちゃったの?」
千早「そんなことしてないわ」
雪歩「……でもさっき」
千早「……萩原さん」
雪歩「…何?千早ちゃん」
千早「もういいの、萩原さんには分からないことよ」
雪歩「…ぅぅ、でも聞いてみないと…」
千早「だって……」
千早「私と萩原さんは友達じゃないでしょ?」
雪歩「えっ……」
雪歩「私と……千早ちゃんは……」
千早「そう、友達じゃないわ」
雪歩「……」グスッ
千早「……だから、我那覇さんとのことは聞かないで」
雪歩「私は……千早ちゃんのこと……友達、だと思ってるよ」
千早「そう……ありがとう」
千早「でも私は友達だと思ってないわ」
雪歩「……ぅぅっ」
千早「でも誤解しないでね、嫌ってるわけじゃないの」
千早「ただ友達じゃないだけ、萩原さんとは765プロの仲間よ」
雪歩「……?」
千早「『友達』でなく『仲間』、そういう関係」
雪歩(……友達じゃなくて仲間)
千早「理解できるかしら?」
雪歩「はい……でも私は」
雪歩「私は……千早ちゃんのこと友達だって思ってるからね!」
雪歩「……だから、ううんそれだけ
私は千早ちゃんのこと友達だと思ってるよ」
千早「……そう、ありがとう」
雪歩「うん、千早ちゃんに認めてもらえるように
私これから頑張りますぅ」
千早(ウソツキ)
千早(……友達だと思ってる?嘘よ)
千早(だって私……萩原さんの番号もアドレスも知らないもの)
真「あっ、雪歩どうだった?」
雪歩「ご、ごめんね聞き出せなかったの」サッ
真「雪歩?」
真(……今泣いてたような)
真「ねぇ、雪歩」
雪歩「……ごめんねちょっと……
お茶でもいれてくるね」
真「雪歩」ガシッ
雪歩「ま、真ちゃん……」ブルブルッ
真「……」
雪歩「な、何でもないからね!なんでも」
真「千早が、何かしたの?」
P「えー、765女子だけでペアを組んでください」
真美 亜美
春香 千早
真 雪歩
やよい 伊織
響 貴音
あずさ 小鳥
美希「イヤなの、ミキ絶対イヤなの!律子………さんとペアなんてあんまりなの」
雪歩「何でもないよ……」
真「でも…雪歩泣いてるじゃないか」
雪歩「違うんだよ真ちゃん……私が悪いの」
真「……」
雪歩「私が……私の頑張りが足りなかったの」
真「……ごめん、ちょっと分からないよ
でも、雪歩はいつも頑張ってるよ」
雪歩「真ちゃん……」
真「いつも一生懸命やってるじゃないか
それだけは分かる」
雪歩「ありがとう……ありがと真ちゃ?」
響「ジー」ドキドキ
バッ
真「うわっ、雪歩っ!?」
雪歩(あれ、あれっ!)と指でサインを送る
真「んっ?ひ、響!?」
響「デヘー、やっぱり2人とも仲いいなぁ……」ニヤニヤ
真「ひ、響!いたんなら何か言ってよ」
響「いやぁー……他人は口を挟める空気じゃなかったぞ」
雪歩「///」
真「た、他人って!僕たちは友達じゃないか!!」
響「うわぁッ!真が怒ったぞ!!」
響(そうだよな、自分たち友達だ)
真ってVIPの男SSに出てくる友だよね。しかも後で女の子だと分かるパターンの
千早(……なんだか随分楽しそうね)
千早(……私には関係のないことか)
真「……!」
真(千早……)
千早「さてと、そろそろ準備しないと」
真「千早!」
千早「真?……何か用かしら」
真「……うん、響と雪歩と何があったのかなって」
千早「別に……何も無いわ」
真「何もないのに雪歩は泣きだしたりしないよ」
千早「……」
真「……えっと、多分」
千早「別に本当のことを言っただけ」
真「……本当のことって?」
千早「……」
真「ごめん、言いにくいことだった?」
千早「いいえ」
千早「友達じゃなくて仲間って言っただけよ」
真「……それってどういう意味?」
千早「……765プロの仲間だけどただそれだけの関係
ただの仕事仲間よ……私達は友達じゃないってこと」
真「千早は……本当にそう思ってるの?」
千早「えぇ」
真「……」
千早「真とも、我那覇さんとも……ね」
真(雪歩は自分の頑張りが足りないって言ってた)
真(自分の頑張りが足りない……から千早は自分を友達と思ってくれない……か)
千早「じゃあ私もう行くから……」
真「待ってよ千早!千早は本当に友達じゃないって思ってるの!?」
千早「えぇ、思ってるわ
私とみんなは友達じゃない」
真「……」
千早「納得してくれた?」
真「千早が今そう思ってるのは分かったよ」
真「でもね、みんな千早のこと……友達だと思ってるよ」
千早「……そう」
千早(またそうやって……萩原さんの時と同じことを)
千早(みんなが私のことを友達だと思ってる?)
千早(嘘っぱちね)
千早(じゃあ私がみんなの番号とアドレスを知らないのはなぜ?)
千早(みんなが私を遊びに誘ってくれないのはなぜ?)
千早(我那覇さんが友達になることを拒否したのはなぜなの!?)
千早(もううんざりだわ)
その日の夜
千早「お疲れさまでした」ペコリ
千早「さて、帰りましょう」
響「……千早」ボソッ
千早「……我那覇さん?
どうしてここに?」
響「自分、千早と友達になりたいんだ」
千早「そう……でも昨日」
響「なぁ千早!自分何がダメなんだ!?
ダメなら言ってくれよ!自分直すから」
千早「我那覇さん……」
響「ねぇ、千早!自分何がダメなんだ!?」
千早「……我那覇さんとは友達になれないわ」
響「何でなんだ?自分が嫌いなのか?」グスッ
千早「……我那覇さんが私のこと信用してくれないからよ」プイッ
響「ぇっ……」
千早「さようなら我那覇さん
また…明日ね……」ニコッ
響「千早……まってよぉ……」グスッ
響(何でなんだ千早ぁっ……)
響(信用してないって……そんなことないぞ)
響「信用してるぞ千早!だから待って」
千早「……」スタスタ
真「待ってよ千早」
雪歩「千早ちゃん」
千早「……何なの?あなたたち」
響(めんどくさい奴だぞ)
まぁ、あれだよな
人間強度が下がるから友達はいらないよな
真「……響が千早のこと信用してないってどういうこと?」
千早「……我那覇さんは私に隠し事してるのよ」
響「してない……してないぞ」ゥゥッ
雪歩「響ちゃん……もう大丈夫だから、ちゃんと伝わるからね」
響「雪歩ぉっ……」グスッ
真「してないって……言ってるけど」
千早「嘘ね……」
真「……どうして隠し事してるって分かるの」
千早「昨日、何かを言いかけてやめた……顔に出てたわ」
響「昨日……いいかけた……こと?」
【響(言い方がきついなんて言いにくいぞ)】
響「……ぁっ……」
千早「ほらっ」
真「響……」
千早「……隠し事してる人なんて
……信用できるわけないじゃない」
響「……」
雪歩「響ちゃん……」
響(どうすれば……いいんだ)
真「ねぇ千早、人なんだし一つや二つ隠し事があるのが普通じゃないかな?」
千早「そうね、でも私はそんなの友達じゃないと思うわ」
響「……」
雪歩「……」
真「千早」
真「そんな自分勝手な要求して何が友達だよ
友達ってそんなもんじゃないよ」
千早「……」
真「なんで響のこと信じてあげられないんだよ」
千早「……私は、信じられないわ」
響「自分は千早のこと信じてるぞ!友達だって!」
雪歩「千早ちゃん……」
千早「ウルサイ」
千早「うるさいわね、勝手な……ことばっかり」
千早「……疲れてるの、もう帰して」
真「……千早」
響「千早ぁ……」グスッ
雪歩「……千早ちゃん」
千早「通して、萩原さん」
雪歩「みんな千早ちゃんのこと友達だって思ってるよ
後は千早ちゃんが私達のこと信じてくれればいいだけ!」
千早「……」
雪歩「私頑張りますぅ……千早ちゃんが私のこと信じてくれるように」
千早「……さようなら、みんな」
それでも春香なら…
春香ならきっとなんとかしてくれる…!!
千早(我那覇さんは私のことを……友達だと……)
千早(でも……あの時、何故……)
【一つや二つ隠し事があるのが普通じゃないかな?】
千早「……でも私はそんな関係を望んでるわけじゃ」
【自分勝手な要求して何が友達だよ
友達ってそんなもんじゃないよ】
千早(萩原さんも真も……
私のことを友達、だと思ってるって言ってたけど)
千早(信じられない)
【後は千早ちゃんが私達のこと信じてくれればいいだけ】
千早「私は……どうすればいいの?」
みんなを>>164 (信じるor信じない)
信じる無い
千早「みんなを……信じる無い……」
千早「……何を言ってるのかしら私……」
千早「もう一度……私はみんなを……>>172」
信じるor信じない
それ以外は安価下
信じない
千早「私はみんなを信じない」
千早「だから……みんなとは友達になれない」
千早「どう考えても……正しいのは私の方だわ」
千早「我那覇さんが泣いちゃったりするものだから同情しているだけ」
千早「それに……私はそんな関係の人を友達にしたくないから」
千早「これまで通り……仕事上の関係を続けるだけね」
END
千早「……私、みんなのことを信じてみるわ」
千早「……あんなに私の事を思ってくれていたのだから」
千早「自分勝手……ほんとね」
翌朝
千早「みんな、おはよう」
響「千早!」
真「おはよう千早」
雪歩「千早ちゃんおはよう」
響「……千早、昨日の……」
千早「我那覇さん、みんな……ごめんなさい」
千早「私が……間違っていたわ」
千早「だから……私と」
雪歩「友達だよ、千早ちゃん……これまでも…これからも……」
真「そうだよ、友達じゃなかったらあんなことしないよ」
響「へへへっ、千早!これからもよろしくな!」
真(あっ、響復活した)
千早「みんな……ありがとう……ありがとう」
千早「じゃあ……みんなのアドレスと番号聞いていいかしら」
真・雪歩・響「えっ!?」
千早「……ダメ…かしら……」
真「いや、そうじゃなくて……」
雪歩「うん……」
千早「ううん、いいの……」
真「だって僕たち……千早のアドレス知ってるよ」
千早「えっ!?」
真「僕たちのアドレスも……というかみんなのも
ほら、まとまったのが送られてきてるでしょ?」カチカチッ
千早「……どうして、どうしてこんなことが起こったのかしら……」ガクガクブルブルッ
真・雪・響「……千早(ちゃん)」
そういえば機械ダメな子だったな
響「千早はこういうの慣れてないんだから仕方ないな」
千早「……ごめんなさい」
響「大丈夫だぞ!完璧な自分が教えてあげるからな!」ニッ
千早「えぇ、ありがとう……」
真「そうだね」
雪歩「……私達」
千響雪真「仲間だもん」
千雪真「ね!」 響「げ!」
千響雪真「……」
千早「フフ、我那覇さんとは……やっぱり友達になれないかも」
響「ウワァァァァ!さっきのナシナシにしてほしいさー!」
END
一同「それはちょっと・」
千早「そ、そうよね!ダメに決まってるわよね!」
【トイレ】
千早「じゃあどーすりゃいいんだよ…」
的な展開かと思った
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません