千早「こんばんは」美希「……は?」 (23)
千早「?どうしたの」
美希「いやそれは全体的にミキの台詞だと思うな」
千早「なら譲ってあげるわ」
美希「…………どうしたの?」
千早「昨日私仕事で美希の誕生日祝えなかったから。きちゃった」
美希「来ちゃったじゃねぇと思うの」
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こないだひびちは書いてた人?
>>2
千早誕翌日か真夜中に響が千早宅を訪れる奴なら俺かもわからんがわからん
美希「……取り敢えず上がる?」
千早「いいの?家族は?」
美希「こんな時間にぴんぽん鳴らすとか非常識なことしといて千早さんは今更何を言ってるの?…………皆爆睡なの」
千早「そう。なら遠慮なく」
美希「ミキの部屋わかる?」
千早「間取り?把握してるわよ」
美希「それはおかしいんじゃないかなぁって……」
美希「ホットミルクでいい?」
千早「ありがとう。外は寒いわ」
美希「そりゃそうなの」
千早「…………ふぅ。じゃあ何しましょうか」
美希「いやミキに言われても困るの。この時間に出来る事なんて早々ないと思うな」
千早「取り敢えずプレゼント……を忘れてきたわ」
美希「千早さん……」
千早「まぁプレゼントなんて物欲にまみれたものどうでもいいのよ」
美希「よくないの」
千早「そうね。贈り人の気持ちが篭っているのだから」
美希「それを忘れてくるの?」
千早「…………まぁ日が明けてからでいいじゃない」
美希「ミキの家に来るのもそうしてくれれば良かったなぁ……」
千早「美希もそろそろ……高校生?」
美希「なんで疑問形なの?」
千早「いえ……美希は高校入学出来るのかしら」
美希「千早さんはこの時間にミキをバカにしに来たの?」
千早「まさか、それだけならメールで済ますわ」
美希「メールもいらないから」
千早「……LINE?」
美希「違う、そうじゃないの」
千早「それにしても……本当に暇ね」
美希「家に帰った方がいいと思うの」
千早「こんな時間に出歩いていたら補導されるわよ?」
美希「千早さんはどうやってこの家に来たの?」
千早「?普通に歩いて」
美希「なんだかミキ頭が痛いの」
千早「風邪かしら?」
美希「いたってケンコーだから千早さんは気にしなくていいよ……」
千早「そうね。バースデーソングでも歌いましょうか」
美希「時間」
千早「……小声で」
美希「まぁ……それならセーフ。かな?」
千早「……………………」
美希「あ、ごめん千早さんそれ想像以上に聞こえないの」
千早「どうしろって言うのよ!」
美希「そんな事でキレられても……」
千早「…………寝ましょうか」
美希「あ、泊まるのは確定事項なんだ」
千早「美希はこんな時間の寒空の下に美少女アイドルを独り投げると言うの?」
美希「今それもいいかなって思ったけど千早さんはどうしたい?」
千早「じょ、冗談よ?」
美希「……はぁ。別に泊まるのはオールOKなの。けど来客用のお布団なんてこの家無いよ?」
千早「何を言ってるの?」
美希「日本語」
千早「一緒に寝ればいいじゃない」
美希「何を言ってるの?」
千早「同性で一つのベッドに入るくらい。変なことでは無いでしょう?」
美希「他の人はともかく千早さんとはなんか嫌なの」
千早「プロデューサーでも?」
美希「まだプロデューサーさんのが大丈夫そう」
千早「流石のあの人も隣で美希が寝ていたら狼さんだと思うけれど……」
美希「その時はプロデューサーさんの名前が性犯罪になるだけ。千早さんはなんて呼ばれたい?」
千早「出来れば人の名前のままでいたいわね……」
千早「と言うか。美希は眠くないの?」
美希「ぶっちゃけ……眠いの。千早さんは?」
千早「死ぬ程眠いわ」
美希「それなら無理して来なくてもよかったのに……あ、勿論来てくれたのはすっごい嬉しいの!」
千早「美希の困り笑顔が見たかったのよ」
美希「悪い趣味……」
千早「全くね」
美希「…………寒い?」
千早「そうね、けどそれ以上に美希が暖かいわ」
美希「うぅ……ミキの体温が千早さんに奪われて行くの……千早さん本当に手冷たい、生きてる?」
千早「多分生きてる。よく言うじゃない、手が冷たい人は心が暖かいって」
美希「それじゃあ手が暖かいミキの心が冷たいみたい」
千早「だから私が美希の手を冷やしてるのよ」
美希「なる……ほど?」
美希「そもそも無理しないで普通にエアコン付ければいいと思うの。なんの為のタイマー機能」
千早「電気代もったいないわよ。折角人肌で暖め合えるのに……ね?」
美希「……脱がないよ?」
千早「え?」
美希「え?」
千早「……美希寝るとき全裸派じゃないの?」
美希「普通にパジャマなの」
美希「んー…………お布団が幸せなの」
千早「暖かい…………」
美希「あふぅ……千早さん明日?今日?の予定は?」
千早「特にないわね」
美希「じゃあミキとお昼までおやすみコースなの」
千早「それもいいわね」
美希「じゃあ電気消すね。おやすみ」
千早「おやすみなさい」
千早「あ」
美希「んむ?どうしたの?」
千早「忘れてたわ」
美希「何を?」
千早「誕生日。おめでとう美希」
美希「…………もう、遅すぎるの。ありがとう、千早さん」
千早「ごめんなさい。これを言いに来たんだったわね」
美希「多分それ今日一番忘れちゃダメなイベントなの」
千早「ごもっとも」
美希「…………今度こそ、おやすみなさい」
千早「えぇ、おやすみ。美希」
おわり
昨日中に今書いてるやつに組み込めればよかったのにこんな即興でごめんね美希誕生日おめでとう
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