響「あっ、美希!おかえりー!」 (23)
美希誕生日おめでとう!ってことでひびみき?みきひび?SSです。
ちょっと百合入るかもしれないので、苦手な方は見ないで
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ガチャッ
美希「ただいまなのー…あふぅ」
P「おかえり美希、なんだか、随分と眠たそうだな」
美希「うん…今日はすっごく疲れたの」
美希「ミキ、ちょっと寝るね?」
P「ああ、お疲れ様。すぐに毛布、持っていくな」
美希「ありがとうなの、ハニー」
響「あっ、美希!おかえりー!」
美希「あれ、響もいたの」
響「うん!自分もさっき帰ってきたところさー」
美希「響、ミキちょっと寝たいから、つめてほしいな」
響「えっ、ソファなら反対側が空いてるだろー」
美希「ミキは、そっちがいいの」
響「でも、自分が座ってるし、寝れない…って、美希?」
美希「あふぅ……」ガバッ
響「うわぁっ!?ちょと、美希!」
美希「なに?」
響「なにって、重たいぞー!」ウガー
美希「今日は、響を抱き枕にして寝ることに決めたの」
響「なんでさー!」
響「ど、どいてよ美希…」
美希「どかないの」
響「(あう…自分、なんでこんなにドキドキしてるんだ)」
響「…うがーっ!」ジタバタ
美希「響、あきらめてミキの抱き枕になればいいって思うな」
響「いやだぞー!」
P「美希、毛布、持ってきたぞ…ってなにやってるんだ、お前たち…」
美希「あ、ハニー」
響「プロデューサー!助けてくれー!」
P「やれやれ…」
響「うがぁ…あぶなかったさー」
美希「むー、ハニーのバカ!もう少しで響を抱き枕にできたのに」
響「ならないぞっ!」
P「そういえば、この前は、あずささんを抱きながら寝てたな」
美希「うん!あずさは、なかなかの抱き心地なの」
響「たしかに、あずささんは、あったかくて、やわらかそうだなっ」
美希「でも、ミキ的には……」ジー
響「な、なんだ?」
美希「響が一番だって思うな」ズイ
響「!」ドキッ
P「そうなのか?」
美希「…それをさっき、確認できそうだったのにー!ハニーが邪魔したのっ!!」
P「ははっごめんごめん」
P「仕方ないだろ、俺には、響が襲われてるようにしか見えなかったぞ」
美希「そんなことしないの」
響「(うう…美希のやつ……ドキドキが収まらないぞ…)」
美希「あれ?響、顔が赤いよ?」
響「えっ!?」
美希「あはっ、まさか、ミキのこと意識しちゃってる?」
P「うーん、さすがにそれは」
響「な、なにいってるだよ美希!そ、そそ、そんなわけないだろーっ!!」
美希「…(わかりやすいの)」
P「…(わかりやすいな)」
美希「そういえば、響だけなの」
響「なにが…?」
美希「ミキの抱き枕にならなかったのは」
響「えっ?それ、どういうこと」
美希「他のみんなは、やってくれたよ?」
響「う、うそでしょ…、ち、千早も!伊織もか!?」
美希「うん、最初は、響みたいに嫌がってたけど」
美希「二人とも最後には『もー、しょうがないわね』って」
P「なんだかんだ、優しいからなーあいつら」
響「うっ……」
美希「響、だけなの」
P「響、だけかぁ」
響「…なにがいいたいのさ」
美希「べつに、なんでもないの」
美希「ただ、ミキは、響を抱き枕に眠れたら、すっごくうれしいよ?」
美希「それは嘘じゃないの」
P「だってさ、響」
響「じ、自分は…」
美希「……」
P「……」
響「うう……そ、そろそろ、帰らないとな!みんなお腹すかせてるだろうしっ!あはははっ」
美希「響…それはないの」
P「(空気に耐えられなかったか…)」
響「自分には、無理だぞっ!」
バタン
美希「行っちゃったの…」
美希「響、怒ってるかな」
P「ちょっと、調子にのりすぎたな」
美希「なの……」
P「心配ない、響も優しい子だから」
美希「それはわかってるの…」
P「ちゃんと謝れば大丈夫、な?」
美希「うんっ」
P「(響なら、むしろ、自分が悪いって思ってそうだけどな…)」
響「美希には、悪い事しちゃったな…」
響「でも、プロデューサーはひどいぞっ!助けてくれたと思ったら、結局、美希の味方になってたし!」
ハム蔵「ヂュイ」
響「ん?ううん、気にしなくていいぞ。ありがとな、ハム蔵」
いぬ美「ワン」
響「いぬ美……」ナデナデ
いぬ美「クゥン」
響「(そういえば、こっちに引っ越してきたばかりのとき…ひとりが寂しくて、泣いて)」
響「(よく、いぬ美たちを抱いて寝てたっけ…)」
響「…よしっ」
いぬ美「?」
ハム蔵「ヂュイ?」
P「美希!誕生日おめでとう!」
パンッ パンッ パンッ パンッ パンッ
美希「みんな、ありがとうなのー!」
春香「おめでとう美希、これ、私からっ」
美希「えっこれ、春香が作ったケーキ?…あむ、あむ……うんっ!おいしいの!」
真美「あれあれ~、真美たちと、かぶっちゃったかな?」
春香「えぇっ!?」
亜美・真美「んっふっふ~」
亜美「亜美たちからはこれっ」
真美「特製おにぎりケーキだよん」
亜美「うれしいっしょ?」
美希「う、うん…うれしいの」
ワーワーワーワー キャーキャーキャーキャー
響「あの、美希…」
美希「あ、響…」
美希「その、この前は、ごめんなさいなの…」
響「えっ?なんで美希が謝るんだ?」
美希「だって、響が嫌がってるのわかってて、ハニーと…」
響「べ、べつに、嫌なわけじゃないんだぞっ!」
美希「そうなの?」
響「うん……」
美希「……」
響「そ、そうだ!美希」
美希「なに?」
響「あとで、屋上に来てくれないか?あの…その、話があるんだ」
美希「…うん、いいよ」
美希「響!」
響「美希、もういいのか?まだパーティー、盛り上がってるみたいだけど」
美希「大丈夫なの、それより、響の話が聞きたかったから」
響「そっか、ありがと…」
響「…寒いね」
美希「そうだね」
響「美希、こっち向いてくれる?」
美希「うん?」
響「…目、閉じてて……」シュルシュル
美希「?」トジ
美希「(なんだか、首回りが、あったかいの…)」
響「もういいよ…」
美希「……!、これ…」
響「ふっふっふ、自分が編んだんだぞ」
美希「すごく、あったかいの…」
響「えへへ、そうでしょ?自分からの誕生日プレゼントさー」
響「あと、もうひとつ」
美希「え、まだあるの?」
響「う、うん……」モジモジ
美希「どうしたの?」
響「いや、その……これ、なんだけど……」テレテレ
美希「えっと、なになに?」
美希「抱き枕券……?16枚……」
響「あう……だって、ほらっ!美希、言ってたでしょ、じ、自分を抱き枕にできたら…うれしいって」
美希「…ぷ、ぷぷ」
響「美希?」
美希「あははははっ!ひ、響ぃ!だ、だめなの…ぷ、ぷくくっ…笑いがとまらないの」
響「え、え、なんで笑うんだーっ!?」
美希「だって、抱き枕券って…ぷふふ」
響「しょ、小学生のとき、親とかおばあちゃんとかに、肩たたき券、あげたりしないのかっ!?それと一緒だぞ!」
美希「…そっか、響は小学生だったの。ちっちゃいもんね」
響「ち、違う!自分は高校生だぞっ!あと、ちっちゃくないからなっ!」
美希「ふはーっ…響は完璧だねぇ」
響「うんうん、自分はカンペキだよね」
美希「んー……それじゃ、さっそく1枚、使わせてもらうのっ!」ダキッ
響「きゃあ!?」
美希「響!ありがとうなの!ミキ、とーってもうれしいの!」ギュー
響「ちょ、美希ぃ…」
美希「この券って、こういうことでしょ?」
響「うう…そうだけど」
美希「あはっ、やっぱり響の抱き心地は最高なの。ミキの予想は大当たりだったの」
響「…えへへっ」ギュー
美希「あっ…」
響「ご、ごめん、自分が抱きつくのは、なしだよね」
美希「ううん、いいよ」
響「じ、じゃあ…」ギュー
美希「ふふっあったかいの」
響「あったかいさー…」
響「そ、そろそろ、戻らないか?」
美希「んー、もったいないけど、寒いし、しかたないの…」
響「(明日から、美希の顔、まともにみれないかも……)」ドキドキ
美希「ただいまなのー!」
響「……」
P「どこいってたんだ?主役がいなくてどうする!」
美希「ごめんなさいなの」
P「あれ?響もいっしょだったのか」
響「う、うん…」
P「?」
真美「うーむ、なんだか怪しいですなぁ」
亜美「そうですな」
春香「あれ、美希、そのマフラーどうしたの?」
美希「これ?秘密なの♪」
ガチャッ
P「ただいまもどりましたー!」
小鳥「ああっ…あわわわわわっ」ボトボト
P「小鳥さん?あの、鼻血出てますよ…?」
響「うがーっ!」
P「ん?」
美希「響!おとなしく、するのっ!!」
響「ううー…」
美希「そうそう、それでいいの」
美希「…やっぱり響が一番だねぇ……」ギュー
響「恥ずかしすぎるぞっ…」
美希「もー、響ってば、顔真っ赤にしてかわいいのっ」
美希「……なんだか、眠たくなってきちゃった」
美希「あふぅ」
おわり
ぎり間に合わなかったかー…ま、終わりです。
改めて、美希、誕生日おめでとう!
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