幼馴染「じ、冗談だよね?」
男「え、何が?」
幼馴染「だからその…私を抱きしめて……ゴニョゴニョ…ってヤツ」
男「いや本気だよ」
幼馴染「ははっ、だよね!本気だよねってええぇぇぇぇぇ!?」
男「ちなみに抱き合う時は立った状態じゃなく座った状態な」
幼馴染「な、な、な…」
男「それで幼馴染は脚を俺の身体に巻き付ける。いわゆる対面座位な」
幼馴染「あわ…あわわわわ…」
男「もちろんキスはベロチューな」
幼馴染「うわーん!!」
誰か
幼馴染「男ー!起きてー!」ガチャ
幼馴染「学校遅刻しちゃうよー!……ってアレ?起きてる」
男「おはよう幼馴染」
幼馴染「え?あ、うん。おはよう…」
男「とりあえずちょっとこっち来いよ」
幼馴染「え?なんで?」
男「布団の中でイチャイチャしようぜ」
幼馴染「あぁイチャイチャねってはぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
男「そりゃもうブライダル雑誌のCMばりにイチャイチャベタベタと」
幼馴染「うわぁぁぁん!おばさぁぁぁぁぁん!」ドタドタドタ
友「二人ともおはよーっす」
男「おう、おはよう」
幼馴染「友くんおはよー!」
友「今日も朝から一緒に登校ですか。バカップルは滅んでしまえ」
幼馴染「やだぁ、そんなんじゃないよー」テレテレ
男「そうだぞ友。俺たちはバカップルなんかじゃない」
幼馴染「そうだよ!私たちはただの…」
男「将来の結婚はもう誓い合ってる。だから夫婦といっても差し支えない」
幼馴染「将来を誓い合った仲なんだから!ってひぃぃぃぃぃぃ!?」
幼馴染「男ー!ご飯食べよー!」
男「おう」
幼馴染「はい、お弁当!」
男「いつもいつもありがとな」
幼馴染「いえいえ、どーいたしましてー」テレテレ
男「じゃあいただきまーす」
幼馴染「はい召し上がれー」
男「ん」
幼馴染「?」
男「あーん」
幼馴染「!?なっ!ななななななな!」
男「はよ。あーん!」
幼馴染「んっ…!」パクッ
友「(あ、そこは食べるんだ)」
俺もご飯
料理失敗してゲロマズ
豚肉、ほうれん草、ゴマ油、ほんだし、醤油、塩胡椒
何がいけなかったんや
ゴマ油で炒めてるところにほんだし入れたらすっごい悪臭がしたわ
男「なぁ幼馴染」
幼馴染「んー?」
男「子供っていいよなー」
幼馴染「…は?」
男「可愛いよな」
幼馴染「あぁうん。確かに可愛いねー」
男「一姫二太郎って言うくらいだし、一人ずつ二人は欲しいな」
幼馴染「…ん?んん?なんの話?」
男「幼馴染似の女の子なんてそりゃもう可愛いだろうなぁ」
幼馴染「え、ちょ…ええ?」
男「でも」
男「子供が産まれても俺が一番大切なのはお前だからな、幼馴染」
幼馴染「あばっばばばばばっばばば」
幼馴染「………という事がありまして」
幼友「………へ、へぇ」
幼馴染「もう私恥ずかしくて死んじゃいそう…」
幼友「嫌なら嫌って男くんにハッキリ言った方がいいと思うよ?」
幼馴染「や、その…別に…嫌だっていう訳でも…」モジモジ
幼馴染「男の気持ちは嬉しいし……私も恥ずかしいけど正直満更でもなくはないというか……」
幼友「」イラッ
幼馴染「でっ、でもやっぱりそういうのは節度っていうか…時と場所を弁えて…」
幼馴染「あっ!だだだだからって二人っきりの時は何してもいいかっていうとそういう訳でもなくてね?」
幼馴染「だからその…」
幼馴染「……ってあれ?幼友ちゃん?」
幼馴染「私を置いていくなんてひどい!」
幼友「いやぁ…あまりにも酷い惚気だったもので」
幼馴染「私は真剣に悩んでるのに!!」
幼友「…ほぅ」
幼馴染「…ヒッ」ビクッ
幼友「そうかそうか、なら話は早い」
幼友「単刀直入に聞くよ?あなた男くんの事好きなの?」
幼馴染「そっ、それは…」
幼友「す・き・な・の!?」
幼馴染「すっ!好きです!大好きです!結婚したいです!男のお嫁さんになりたいです!男の赤ちゃん産みたいです!」
幼友「そこまで聞いてない」ペチッ
幼馴染「いたいっ」
幼友「まぁいいわ。耳を貸しなさい」ゴニョゴニョゴニョ…
ジリリリリリリリリリ
男「…ん、朝か」
男「早く着替えないと…幼馴染が来ちゃうな…」
モゾ
男「ん?モゾ?」
幼馴染「……ZZZ」
男「おっ、おおおおおお幼馴染ぃぃ!?」
幼馴染「…………ん」
男「」ビクッ
幼馴染「あ、男ぉ…おはよぉ」
男「オ、オハヨウゴザイマス」
幼馴染「もう朝かぁ、私着替えてくるね」
男「は、はひ」
スルッ
男「(はっ、はははははは裸かかかかかかか)」
友「二人ともおはよ…う?」
男「おう、友か……おはよう」
幼馴染「友くんおっはよー!今日もいい天気だね!!」ギュッ
男「ちょっ…幼馴染さん?」
友「…え?なに?お前ら本当に付き合いはじめたの?」
男「いや、ちが…」
幼馴染「もう何言ってるの友くん!私たちはちっちゃい頃から愛を誓いあった仲なんだから!」
幼馴染「これぐらい当たり前だもん!」ギュウッ
男「あの…幼馴染さん。その、慎ましいながらも確かに存在を主張する二つの膨らみが……」
幼馴染「お?お?恥ずかしいの?うりうりー」ギュッギュッ
男「あばばばばばば」
友「」
幼馴染「男ー!ご飯食べよー!」
男「お、おう」
幼馴染「今日のお弁当は自信作なんだよ!」
男「へぇー」パカッ
『おとこ☆LOVE』
男「………」カポッ
幼馴染「さぁ食べよう!」パカッ
男「あっ!ばかっ!蓋あけんなっ!」
幼馴染「おひたしおいしい?」
男「あぁ、うまいな」モッシャモッシャ
幼馴染「卵焼きおいしい?」
男「あぁ、うまいな」モッシャモッシャ
幼馴染「よかったー」
男「そんな事よりほら」
幼馴染「?」
男「はい、あーん」
幼馴染「はむっ」パクッ
男「えっ」
幼馴染「モグモグ…おいしいよぅ…モグモグ…」
男「自分で作った料理だろ」
幼馴染「ペロペロ…男の唾液がついたお箸おいしいよぅ…ペロペロ」
男「oh....」
数日後
幼友「…で、それからどうなの?」
幼馴染「もうバッチリだよ幼友ちゃん!」
幼馴染「おかげで私は自分の気持ちに正直になれたよ!」
幼友「ん?」
幼馴染「でも最近男の方からのアプローチが少なくなってきてね、ちょっと寂しいっていうか……」
幼友「えっ」
幼馴染「私の気持ちに応えてくれないの…」
幼友「(コイツ…ミイラ取りがミイラになりやがった)」チュー
幼友「(まぁいっか。楽しそうだし)」チュー
幼友「そりゃきっと幼馴染のアプローチが足りないのよ」
幼馴染「!?や、やっぱりそうなのかな!?」
幼友「もっと大胆にいきなー」チューベコッ
幼馴染「もっと…大胆に…だいたんに…」ブツブツ
数日後
男「おい」
幼友「あれ?どしたの?」
男「とぼけんな、全部幼馴染から聞いたぞ」
幼友「ありゃ、バレちまったか」
男「幼馴染に変な事吹き込みやがって」
幼友「えぇ?変な事とは心外だなー」
幼友「私は幼馴染の背中をちょーっと押してあげただけなんだけどなー」
男「それに関しては…まぁ…感謝してない事もない…」
幼友「で?どこまでいったのよ」
男「え?」
幼友「とぼけるんじゃないわよ。なにかあったんでしょ」
男「それはまぁ……確かにに何かあったかと言われれば無かった事もないとは言えなけど…」
幼友「(この言い淀み方そっくりだなー)」
幼友「ほらほら、話しちゃいなさいよ」
男「……う」
幼友「どこまでいったのよ?」
男「…………した」
幼友「へぇ!もうしたんだぁ!」
幼友「………………えっ」
幼友「も、もうキスまでしたんだ!!二人にしてはやるじゃん!!」
男「いやいや、そういう振りはいいから」
幼友「えっ」
男「だから…最後までしたんだよ」
幼友「えっ、えっ?」
男「あいつと………ックス…したっつってんだろ!!」
幼友「ははっ、なーんだ」
幼友「セックスねセックス。そこまでいったんだーってはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
男「というわけで幼馴染にいらん事を吹き込んだ苦情と幼馴染の背中を押してくれた事に対するお礼でした。ありがと」
幼友「」
男「そんだけだから。じゃあな」
幼友「あっ!まままままま待って!」
男「なんだよ」
幼友「あんた達の初体験!詳しく聞かせなさいよ!」
男「えー」
幼友「二人仲を取り持ってあげたんだから!それくらい聞かせてもらってもいいはずよ!」
幼友「(後学のために!とは死んでも言えない)」
男「んー、しょうがないなぁ」
男「まぁジュースでも飲みながらな、ほれ」
幼友「あ、ありがと」チュー
男「お前、幼馴染に『もっと大胆に攻めろ』って言ったらしいな」
幼友「う、うん」チュー
男「多分その日の晩だったんだろうな」
幼友「?」チュー
男「あいつが夜這いに来た」
幼友「ブーッ」
男「俺が布団に入ってすぐの事だったから、幸い事なきを得た」
幼友「ゲホッゲホッゲホッ」
男「続けていい?」
幼友「ガハッ……う、うん…ゲホッ」
~~~~~~~~~~~~~~
男「おやすみー」ガチャ
男「……ふぅ」
男「………ZZ」
ガラララ
?「男ー?起きてる?起きてないよねー?」
?「しつれいしまーす」モゾモゾ
男「…ZZZ……ん?……」
?「ま、まずはズボンとパンツを脱がすんだよね?」ズリズリ
ボロン
?「!?!?!?こ、これが男の……」
?「よし!………い、いただきまー…」アーン
男「こら」
幼馴染「うひゃぁぁぁぁぁ!!しっ、失礼しましたぁぁぁ!!」ドタバタ
~~~~~~~~~~~~~~
男「こんな感じだった」
幼友「早速だけどあの娘のアグレッシブさに脱帽だわ」
男「俺と幼馴染、最近二人で弁当食べるようになったじゃん?」
幼友「あぁ、昼休みになると二人で出かけてるね……ってまさかあなた達……」
~~~~~~~~~~~~~~
幼馴染「今日のお弁当は自信作だよ!」
男「おう、ありがとな」
幼馴染「へへっ、食べて食べて!」
男「んじゃいただきま「待って!」」
男「えっ?」
幼馴染「おっ、男にはわわわわ私が食べさせてあげるっ!」
幼馴染「はむっ」パクッ
男「と言いつつお前が食べるのかい」
幼馴染「モグモグモグモグ」チラッ
男「っておい、待て、待つんだ。早まるな…」
ブッチュゥゥゥゥ
~~~~~~~~~~~~~~
男「色気のないファーストキスでした」
幼友「……これが噂に名高い処女ビッチ…」
男「ちなみに」
幼友「ゴクリ」
男「俺が食べてるところを逆に吸われたりもしました」
幼友「あわわわ」
男「まぁここまでされれば『あれ、コイツ俺の事なのかなーって意識し始めちゃう訳で』」
幼友「遅いね、うん。スッゴく遅いと思う」
男「でまぁ一回意識し始めるとね、もうダメなんすよ」
幼友「なにが?」
男「俺の嫁の幼馴染に決まってんだろ。あ、『俺の嫁』ってのは本人公認なので念のため」
幼友「」イラッ
男「いやぁもうちょー可愛いのよあいつ」
男「俺の気をひこうと必死でさー」
幼友「」イライライラ
男「俺もわかってるのにその可愛いさに当てられちゃってさー」
幼友「」イライライライラ
男「あの時は理性を保つのに必死だったわ。まぁもう理性を保つ必要はないんですけどね(笑)」
幼友「あぁぁぁぁ!!うっぜぇぇぇぇぇ!!」グシャッ
幼馴染『ねぇ男、今日男の家に行っていいかなぁ?』ギュッ
男「とか言いながらさりげなく身体を俺の腕に絡めてきたり」
幼馴染『ちょっと男!!聞いてるの?そりゃあ!!』ムギュッ
男「とか言いながら俺の背中に抱き着きつつ胸を押し当ててきたり」
幼友「」
幼友「え、えーっと…」
幼友「今のやり取りは二人が事をいたす前のお話なんだよね」
男「え?うん、そうだよ?」
幼友「///」
幼友「なんていうか…その、幼馴染って結構大胆なんだね」
男「お前がけしかけたからだろうに」
幼友「いや、私もそこまでいくとは思ってなかったからさぁ」
男「『溜まりに溜まった長年の想いが爆発した』らしいぞ。本人曰く」
幼友「そう言われるとなんだかいじらしく聞こえてくるわね」
男「物は言いようだな」
幼友「…でさ」
男「?」
幼友「そろそろ…その…初めての時の話を聞きたいな…とか思ったんだけど。…………なんちゃって」
男「あぁー」
男「それは」
男「そういう夢を見たんだ」
男「まぁ別に普通だよ?」
幼友「と言いますと?」
男「幼馴染の積極的なアピールにドギマギする俺」
幼友「ふむふむ」
男「幼馴染にそこまでされても、臆病な俺は一歩踏み出す勇気が出ずに逃げ続けています」
幼友「あちゃー」
男「そんなある日、とうとう幼馴染は泣き出してしまいます」
幼友「うわ」
男「突然の出来事に慌てる俺、涙ながらに告白をする幼馴染」
幼友「あら素敵」
男「とうとう二人は結ばれ、初夜を迎えます」
幼友「お、おぅ」
男「抜かずの七連続中出しセックスをして、二人は繋がったまま眠りにつきます。めでたしめでたし」
幼友「ふむふむ。漫画のような純愛だなってえぇぇぇぇぇぇ!?七連続中出しセックスぅぅぅぅぅぅぅ!?」
男「その反応の仕方流行ってるのか」
男「それからは猿のようにヤりまくる毎日でして」
幼友「…うわ」
男「あの娘可愛い顔してむっつりスケベなのよ」
幼友「し、知りたくなかった衝撃の事実…」
男「学校でもした事あるし」
幼友「マジで!?」
男「先週幼馴染が授業中に保健室行ったじゃん?」
幼友「うん、顔赤かったから熱でもあったのかな」
男「あれ男子トイレの個室に行かせただけだから」
幼友「は、はぁぁぁぁぁ!?」
男「で、休み時間にそのままシた」
幼友「あうあうあう…」
落としどころがわからないので終わりにします
ありがとうございました
幼馴染「ああ!二人ともなにやってんの!?」
男「よう」
幼友「別になにもやってないわよ」
幼馴染「ほんとにい?私の知らない所で二人で愛を囁きあったりしてないよねえ?」ウルウル
幼友「そ、そんなわけないでしょ」
男「当たり前だ」
幼馴染「本当なんだね?じゃあ証拠にぎゅって抱きしめて大好きだよって囁きながらキスして」
男「しょうがないな・・・」ギュッ
男「愛してる」チュッ
幼馴染「えへへー、でもディープでもう一回。ね?」
男「ったく」ブッチュー
幼友「あばばばばばばばばばばば」
おわり
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