まどか「初めまして転校生の鹿目まどかです」(706)

まどか?「一昨日、こちらへ引っ越して来ました。」

ほむら(どういうこと?だってまどかは…)

ほむら(まどかは、もうこの世界にはいないはず…)

円環の理となり、魔法少女を導く存在になったまどか。

そのまどかが、目の前に現れたのだ。

まどか?「どうぞよろしくお願いします」

ほむら(あれは…いったい……誰なの?)


早乙女先生「じゃあ、志筑さんの隣が開いてるから、そこへ座って頂戴」

まどか?「はい。」テクテク


まどか?「……」チラッ

ほむら「!?」///

まどか「」ニコッ

ほむら(め、目があった……)///

>>1
代行ありがとうございます。続けます

仁美「よろしくお願いしますわ、鹿目さん」

まどか?「こ、こちらこそどうぞよろしく」///

おどおどとしながら、まどかは席についた。

ほむら(しおらしいわね……)

私は何が起きているのか、全くわからなかった。

ほむら(どういうこと?)

ほむら(泣いていいの?笑っていいの?)


ほむら(本当にあなたなの? まどか……)

~休み時間~

女子A「ねぇ、ねぇ、鹿目さんてどっから来たの?」

女子B「部活とかやってた?あたしバレー部なんだけどさ…」


ほむら(予想通り囲まれてるわね……)


ほむら(私もあんな感じでいつも迷惑していたわ)


あんな風に質問攻めにされてはどうしていいかわからない。


ほむら(とにかく、確かめなければ…)

さやか「こぉら~~!いきなり群がるな~!」

生徒「わわわ……」

さやか「しっし、しっし……」

まどかに群がる生徒たちが散っていく。

ほむら(よくやったわ、美樹さやか!)


まどか「あ、あの……」

さやか「へへ、お礼はいいよ。えっと…」

まどか「鹿目まどかです」

さやか「うん、まどか。これからよろしくね。」

さやか「私さやか。美樹さやか。呼ぶときはさやかでいいよ」

まどか「さやか……ちゃん」///

さやか「うんうん。いいよいいよ~まどか」エヘヘ

ほむら(どうやら、美樹さやかは完全にまどかのことを忘れているみたいね)

ほむら(まどかも彼女のことを忘れて……)

ほむら(つまり……)

マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」

1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
5. ファーランド サーガ1、2
6. MinDeaD BlooD
7. WAR OF GENESIS シヴァンシミター、クリムゾンクルセイド
SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

QBの魔法少女全員陵辱姙娠出産誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
QB「魔法少女は産む機械」

ほむら(私のことも……)


ほむら(……まどか)




ほむら「ちょ、ちょっといいかしら?」ドキドキ


さやか「ん、転校生?アンタから声をかけてくるなんて珍しいじゃん?」

まどか「さやかちゃん転校生って…」

さやか「ああ、こいつは暁美ほむら。アンタのちょっと前に転校してきたのさ」

ほむら「……よろしく」

まどか「えっと…よろしくね、暁美さん」

ほむら(あけ…み…さん……)

い、いや…期待なんてしていなかった。


この子が、私のことを覚えているかもなんて…

そんなことあるわけないのに…


ほむら「……それじゃ、また」サッ

まどか「あ……」

ほむら(何やってるの私?せっかくあの子に会えたかもしれないというのに…)トコトコ


さやか「気にしないでやってくれない?別に悪い奴じゃないんだ」

まどか「……」

~ほむホーム~


ほむら「結局、あの子は誰なのかしら…」

ほむら(たまたままどかと似た子が入ってきたなんて、そんな偶然はない。)

ほむら(だとすると、あの子は…)

回想----------------------------------

まどか?「……」チラッ

ほむら「!?」///

まどか「えへへ」ニコッ

----------------------------------回想

教室でまどかと目があった時の記憶が浮かんだ。

ほむら「ふふ……」

私をみて、笑いかけてくれた。

ほむら(まどか……)

やっぱり私…

あなたに会えてうれしい。


……まどか。

……待って、あの子がもしまどかだとしたら

この世界に何か異常が起こるのでは?

ほむら(念のマミぐらいには知らせた方がいいかしら)

まどかが転校してきてから数日がたった。

世界に何か異変が起きたのではないかとも考えたが、今のところ何の影響もない。

まどかの登場とともに、魔女が現れるなんてことはなかった。

だとしたら、あの子はどうやって……


まどかなぜは私の前に現れたのか?


いや…そんなことより……

~昼休み~

ほむら「はぁ…」

ほむら(まだあれから全然しゃべれてないわ…)

ほむら(今日も美樹さやかたちと一緒にご飯かしら…)

あの子のことが気になって仕方がない。


ほむら(これはそう…やっぱりあれかしら。 )

ほむら(ずっとまどかを守っていた時にあの子を見ていたせい)

ほむら(その癖がまだ抜けていないのね、きっと…)

その時、目の前に弁当箱が置かれた。

まどか「あ、あの」

ほむら「えっ、まどか?」///

まどか「え、?」

ほむら(しまったいきなり話しかけられたせいで思わず名前で……)

まどか「まど??」

ほむら(ほらみたことか。驚いてるじゃない…)

ほむら「あ…えっと。鹿目さん……」///


鹿女さん……か。

回想----------------------------------------

メガほむ「鹿目さん、ありがとう」

まどか「てぃひひ、お安い御用だよ」

----------------------------------------回想

ほむら(なんだか初めて会ったころを思い出すわ…)

まどか「……」

まどか「ふふふ…」

笑った……?

かなめ=鹿目 ぐらい辞書登録しようぜ!

まどか「暁美さんていっつもさやかちゃんのこと、美樹さやかって呼んでるのに」

まどか「しかもすごくクールに。」

まどか「なんで私と話して、そんなに慌ててるのかな?」

ほむら「なんでって……」


ほむら(そんなの自分でも……)

>>39

別のPCでは登録してたんだけど、
書いてたときは違うやつ使ってたんだわ

ほむら「ま…鹿目さんに急に声をかけられてびっくりしただけよ」

まどか「あ、もしかして…め、迷惑だったかな」

ほむら「……いえ」

ほむら「声をかけてくれて嬉しかったわ……」ボソッ

まどか「本当!? よかった!勇気だして声かけて」エヘヘ


なんだろ……

すごく新鮮な気持ちだ。

まどか「よかったら、今日みんなで一緒にお弁当食べない?」

まどか「暁美さんともっとお話ししてみたいな」ニコッ

ほむら「ええ。鹿目さんがそう言ってくれるなら」



そういえば、まどかと出会う度、私素っ気ない態度をとっていたわ。

彼女が私の話を聞いてくれないのが、ずっと許せなかった。

どんなに前の世界で分かり合えても、同じことを繰り返すまどか。

私は彼女を守りたいだけだったのに……


今は彼女を守る必要などない。

何の気負いもなく、友達になれるんだ……

まどか「さっきはびっくりしたよ。いきなり名前で呼び捨てなんだもん」

ほむら「素敵な名前の方が頭に残ってたから、そっちが咄嗟に出てしまったのよ」

まどか「あ、ありがとう///」


ほむら「よかったら、名前で呼ばせてもらっていいかしら?」


やり直せるのだろうか?

まどかとの出会いを……初めから?



ほむら(でも……まだ本物だって言い切れたわけじゃない)

ほむら(少し探りをいれてみる必要があるわね。)

ほむら「ちょっと、聞きたいことがあるんだけど…」

~帰り道~

まどか「ほむらちゃんたら、私のことなんでも当てちゃうんだよ」

さやか「どういうこと?」

まどか「私の家族のこととか、好きな食べ物のこととか…」

さやか「気をつけな、もしかしたらこいつに後ろからつけられてるかもしんないよ」

ほむら「バカなこと言わないの。たまたま当たっただけよ」

ほむら(少し探りをいれたつもりだったけど、変に疑われてしまったわね)


でも、おかげでこのまどかのことがわかった。

趣味も、思考も、家族も、今までと同じ。

まぎれもなく、鹿目まどかそのものだった。

全てが同じ…

彼女は消えてしまったというのに。


まどか「ほむらちゃん?どうかしたの?」

ほむら「いえ、なんでもないの」


まどか「悩んでることがあったら、何でも相談してね」

まどか「って、今日お友達になったばかりなのに、馴れ馴れしいかな?」



夕日を背に微笑む少女。

その微笑みに目を奪われ、一瞬時間が止まったような錯覚を覚えた。

まどか「なんかほむらちゃんとは初めて話した気がしなくて…」


ほむら(まどか?)

あなたもしかして?


まどか「そんなわけないんだけどね。」

ほむら「………」

まどか「私も遠いところから来たし、ほむらちゃんも全然違うとこから来たんだもんね」

さやか「前世で生き別れになった、友達とか?」

まどか「そんな感じかもね」クスクス

少しだけ、期待してしまった。

このまどかと、過去のつながりを。

ほむら(まさかね……)


ほむら「まどかは、ずいぶん詩人なのね?」クスクス

まどか「もう~、笑うなんてひどいなぁ~」

ほむら「そういうの素敵だと思うけれど?」

まどか「でも全然信じてないでしょ、ほむらちゃん」

さやか「こいつは超現実志向型人間だからね。仕方ないよ」


ほむら「そんなこともないわよ」ボソ

まどか「それじゃあ、私こっちだから!」

さやか「おう、またね、まどか~」

ほむら「また明日」

まどか「ばいば~い」

さやか「……」

ほむら「……」

さやか「かえろっか…」

ほむら「そうね…」


トコトコトコ……

さやか「アンタの話でさ、神様になった魔法少女ってのがあったよね?」

さやか「円環の理がどうとかって…」

さやか「……あの子なんじゃないの?」

ほむら「そうよ」

さやか「普通の女の子に見えるけれど?」

ほむら「……そうね」

さやか「……」

さやか「私はアンタが無駄に嘘をつかないって信じてるから聞くけどさ、」

さやか「……なんでその子は神様になっちゃたのかな?」

さやか「神様なんて、すごく退屈そうだよ……」

ほむら「そうね……」

ほむら「あの子が自分のために、願いをかけたことなんて一度もなかった」

ほむら「そうなる運命だったとしか言いようがないわね」


さやか「……すごい子だったんだね」

さやか「私の親友は」

ほむら「ええ…」

もう少し、自分のことを考えてくれれば、私もこんなに苦労をしなかったかもしれない。


でももし、自分のために願いを使うとしたら、

まどかはいったいどんな望みを叶えたんだろう?


ほむら(想像もつかないわ。)

~学校~

ほむら「勉強を教えて欲しい?」

まどか「……うん」

まどか「数学の進みが、前の学校より早くって…」

ほむら「そうなのね…」


ほむら(……前の学校……)

ほむら(そこを調べればなにかわかるのでは?)

ほむら「なら、今日うちに寄っていく?」

まどか「え?いいの?」

ほむら「何もないけれど、それでよければ」

まどか「やったぁ!!ほむらちゃん、ありがとう」


学校の調査はいったんおいておこう。

この笑顔をもっとたくさん見たい。

それに、この子が私を頼ってくれたという事実がうれしかった。

今はその期待に応えたい。

保守じゃ

一人語り的な淡々とした進行が心地よいな

ほむら「帰りがけに一緒にケーキでも買っていきましょうか?」

まどか「えへへ、勉強に糖分は大事だもんね」

ほむら「ええ」



ようやく取り戻せるのだろうか……

まどかとの時間が。

~商店街~

ほむら「ここのケーキ屋が、私の知り合いのいきつけで…」

まどか「へぇ~、お洒落だね。知り合いって?」


もちろん、洋菓子に詳しいマミのことだ。


ほむら「学校の先輩よ。今度紹介するわ」

まどか「うん。」

ほむら「私はこのタルトにするけど、まどかは?」


まどか「う~~ん……あ…」

まどか「ご、ごめん、ちょっと…行ってくる……」

まどか「ほむらちゃんのおすすめを買っといて」

そういって、お手洗いの方へと向かっていくまどか。

ほむら「すいません、これとこれいただけますか?」

店員「かしこまりました」



その時、後ろから肩をたたかれた。


詢子「よっ!」

ほむら「あ…どうも」


まどかのお母さんだ。

詢子「今日もひとりでブラブラしてるの?」

ほむら「いえ、今日は…」

女性「ちょっと、詢子さん!いきなりどこいっちゃうんですか?」ハァッ

息を切らせた女性がこちらへやってきた。

詢子「悪い。ちょっと知り合いが見えたもんだからさ」

女性「時間ないんですから…わかってるんですか?」

詢子「すまないね。こんな感じだから。今度会ったら、お茶でもおごるよ」

ほむら「あ…」

結局何も話せないまま去ってしまった。


まどか「おまたせ~♪」

ほむら「まどか、今あなたの…」


ちょっと待って。

私がまどかのお母さんと知り合いだというのは、不自然じゃないだろうか?

転校してきたばかりで、まどかの家に一度も上がったこともない。

どうして知っているの?という話になるわね。


まどか「私がどうかしたの?」

ほむら「あなたのケーキも買ったから、うちに行きましょう。」

まどか「うん♪」

~ほむホーム~


まどか「任意の3桁の整数の百の位、十の位、一の位をそれぞれ足して3の倍数であれば、その数は3で割り切れることを証明せよ……」

まどか「どういうこと?」


ほむら「たとえば、111だと全部の位を足したら3になるじゃない?」

ほむら「3,6,9とか3の倍数になれば、その数は3で割り切れるってことよ」

まどか「111を3で割ったら……あ、ほんとだ。37で割り切れるね」

まどか「すごい、なんでなんで?」

ほむら「それを証明するんでしょ?」


まどか「検討もつかないよ。」

ほむら「少しは考えなさいよ」

まどか「ほむらちゃん、冷たい~」ムクッ

机の上に両手を前に出して、倒れるまどか。

まどか「数学なんて、私には難しすぎるよ。算数までじゃダメなのかな?」

ほむら「そうね。社会で必ず必要になる能力ではなさそうね」

ほむら「でもそんなこといったら義務教育のほとんどの科目が不要になるわよ」

ほむら「最後まで履修しても、先生か講師にならない限り、人の役に立たないもの」


まどか「みんなの役に立てる力…か」

まどか「私には何があるんだろうな」


ほむら「……」

ほむら「あなたは、あなたでいるだけで十分よ、まどか」


まどか「……うん」

まどか「ありがとう、ほむらちゃん」

まどか「ゆっくり考えてみるよ」



ほむら「わかってくれてよかったわ」

だからもう、自分ができること以上の何も望まないで…

そんな風に思ってしまう私は、ダメなのかしら……まどか……

むら「一旦休憩して、ケーキでもいただきましょうか?」

まどか「わ~い♪」




ほむら「……」

まどか「ん~~、おいしいっ!!」ニヤニヤ

ほむら「ふふふ、気に入ってもらえてよかったわ」

といっても、まどかの好みは把握済み。

一度マミたちと同じ店に行ったときまどかが頼んでいたものだ。

まどか「こんなケーキが食べられるんなら、毎日ほむらちゃんちに来たいな」

ほむら「あら。洋菓子なんてたまに食べるからこんなにおいしくいただけるのよ」

ほむら「それに毎日食べてたらカロリーが気になって、心から楽しめないわ」

まどか「うぅ……」

まどか「……」じ~っ


ほむら(え?そんな怒らせるようなこと言ったかしら)

ほむら(………)


ほむら(……まさか)

ほむら「でも、まどかさえよければ、いつでも遊びにくるといいわ」


まどか「ほんとっ!?」キラッ

まどか「えへへ~、またお邪魔しちゃお~」ニコニコ


もしかしなくとも、私、まどかに好かれてる?

ほむら(うれしい……)///

まどかが来るなら毎日ケーキ用意するわ
…ああ、だからマミさんは…

でも……いったいどうして?

2日、3日前には口もきかなかったのに……


やっぱり、謎が多いわね。


ほむら「何か二人で遊べるものがあるといいのだけどね」

まどか「でも、将棋とかチェスはほむらちゃんに勝てる気がしないな~」

ほむら「美樹さやかたちとは昔何をして遊んでたのかしら?」

まどか「ん~~~。……ん?昔?」

ほむら「……」

ほむら「そういえば、まどかは最近転校してきたのだったわね」

まどか「う、うん……」キョロ


ほむら(目を逸らした)

やっぱり、何かあるってことかしら……

時計が18時を回った。


まどか「なるほど。だから3で割り切れるんだ!」

まどか「すっごいね~。証明って面白~い」

さっきの問題をひたすら頑張ってまどかに考えさせていた。

なんとかヒントを与えながら、半分は自力で解くことができた。

ほむら「結局今日は1問しかできなかったわね?」

まどか「え、ああ…もうこんな時間……」

ほむら「そろそろ帰らないと、ご飯に間に合わないのではなくて?」



まどか「……うん、そうだね」



まどか「じゃあ、今日はありがとうね、ほむらちゃん」

まどか「また遊びにくるから……」


ほむら「ええ、待ってるわ」


バタンッ

ほむら(なんだか、まどか少し寂しそうだったような)

気のせいだろうか?



どうしよう。

私は全面的な調査に乗り出すべきなんだろうか。

ほむら(おそらくまどかが転校してくる前の学校へ行けば、何か手がかりがつかめるはず)

世界のバランスに大きな影響を与えかねない、鹿目まどかの存在を調査しておくことは私たちには必要なことだった。

まどかが仕事を放棄したとすれば、これは大ごとだ。

魔法少女から魔女が生まれてしまうからだ。


だが今のところ魔女が生まれた気配はない。

まどかが仕事をサボっているわけではなさそうだ。


ではあの子は、いったい誰なのだ?


神まどかの現身……分身という説はどうだろう?


あれだけの力をもった魔法少女だ。

それを実現するだけの力があったとしても不思議ではない。

でも、それならば私にまで初めて会った素振りを見せる必要があるだろうか?

記憶を書き換えられた美樹さやかたちだけならともかく、

私はまどかのことをはっきりと覚えている。

それぐらい、まどか本人であれば知ってそうなものだが…


それに、彼女が神の化身であるなら、何らかの魔力を感じるはず。

そういう意味で、彼女は全く普通の人間なのだ。

ほむら(全然わからないわ……)

ほむら(まどかが、何かを隠しているような気はするのだけど……)

ほむら(無理に暴いていいものなのか、どうか…)


ほむら(どういうわけか知らないけど、まどかは私を頼ってくれているみたいだし…)

ほむら(もし秘密を暴いて、私の前から消えてしまうようなことがあれば……)


消える?

私に笑顔を向けるあの子の姿が頭によぎった。

一抹の不安が胸を焦がし、ズキズキと音を立てて痛みで締め付けられる。

………嫌だ。

そんなの絶対に嫌……

……まどか。


せっかく、やり直せると思ったのに……

せっかく、また会えたのに……

また離れてしまう…


ダメ……

そんなのダメだ。

お願い。行かないで。

行かないで…まどか!


タッタッタッタッタ…

ほむら「まどかぁ~~~~~!!」


ベランダから身を乗り出して、力いっぱい叫んだ。

下に見える、小さな通行人たちがこちらを向く。

その中に、リボンをつけた少女の姿があった。


まどかだ。


ほむら(…まだいたんだ)サッ

階段を使って、まどかのところまで走った。



心配そうにこちらを見つめている。

まどか「どうしたの、ほむらちゃん」

ほむら「……」

ほむら「夕飯食べていかないかしら?」

何言ってるんだ私、

まどかの家でご飯がもうできてるだろうに。


まどか「え? いいの?」

ほむら「え、ええ…」


まどか「うぇひひ、じゃあお言葉に甘えようかな」

ほむら「でも、ご家族に怒られないの?」

まどか「それは……」

まどか「パパに連絡しておけば大丈夫だよ」エヘヘ

ほむら「そう……」


よかった。

胸を抑えながら、息をついた。

……

神の分身でもないとするなら…

いずれこの子は……


胸の奥がまたじんじんと軋む。

~お料理タイム~


まどか「でも、びっくりしたよ」

まどか「急に呼ばれるんだもん。何か大変なことがあったのかと思ったよ」

さっきまでの不安をかき消すように、笑うまどか。


ほむら「そうね……ごめんなさい」

ほむら(杞憂にすぎないのかしら……)

まどか「ジャガイモの皮むけたよ、ほむらちゃん」

ほむら「そう。じゃあボウルの中にいれておいて頂戴」

まどか「なんだかこういうの楽しいね」エヘヘ

ほむら「楽しんでもらえてよかったわ」

まどか「いつもちゃんとお料理してるの?」

ほむら「一人だと、適当になってしまうわね」

まどか「うん、わかるわかる」

ほむら「あら、あなたはご家族と食べているのでは?」

まどか「えと…。パパもママもいないことがあるから」

まどか「そういう時は、スーパーで惣菜買ってご飯食べちゃうの」

ほむら「まどかは料理はできるのね?」

まどか「ママが、女の子は料理ができる方がモテるからって…」

なるほど、詢子さんが言いそうなことだ。

まどか「私はまだそういうのよくわからないけど」

ほむら「あなたは十分可愛いからね

ほむら「あなたのファンクラブだってあるかもしれないわよ」


まどか「………全然……そんなこと……」

……え?


ほむら「玉ねぎが目にしみたかしら?」

実際に玉ねぎを切ってるのは私なのだけれど…


まどか「ううん……なんかママとも同じようなやりとりしたなって」

まどか「ちょっと、懐かしくなっちゃって……」

ほむら(懐かしい?)

まどか「あ、ニンジンちょっと皮むきすぎちゃったかも。ごめんね」

ほむら「それはいいのだけれど」

ほむら(詢子さんと喧嘩でもしたのかしら?)

ほむら(そういえば、まどかがケーキ屋でトイレに入ってる間に詢子さんと会ったわね)

ほむら(今はその話はしない方がいいのかしら……)

まどか「ねぇねぇほむらちゃん、ずっと気になってたんだけどさ」

ほむら「何かしら」

まどか「そのリボンて、私のやつと同じものなんじゃないかな?」

ほむら「!?」

ほむら「い、言われてみれば確かによく似てるわね」

ほむら(なんてうっかりしていたのだろう…)

ほむら(まどかにもらったリボンを毎日つけるのが習慣になっていたせいだ)

まどか「ねえ、どこで買ったの?」

ほむら「ええと……これは買ったのではなくてね」

この子の前で魔法少女の話題を出すことはできるだけ避けたかった。

できれば何も知らないでいて欲しい。

でもよく考えたら、同じリボンをしているぐらいでうろたえる必要はないのではないか。


ほむら「人からの貰い物よ」

ほむら「友達から貰ったの」


まどか「……そうなんだ」

まどか「そっか…そうだったんだ……」

まどか「なんかお揃いなんて、恋人みたいで恥ずかしいね」エヘヘ

ほむら「こ、恋人!?」///

まどか「うんうん。ほら、鏡、鏡」

台所にあった鏡の前に、二人並んだ。

同じリボンをつけた者がそこに映っている。

恋人……いや、

……姉妹のようだというのが正直なところだ。

ほむら(でも、お揃いのものを身に着けるだけで仲がよさそうに見えるのね)


ほむら「私が姉かしら?」

まどか「…同じこと考えてたんだね」

まどか「ほむらちゃんの妹か。うん。いいかも……」

ほむら「似てない姉妹ね」

まどか「どうせ私はほむらちゃんみたいに美人じゃないですよ」ムク

ほむら「あら、私はあなたの方が愛らしくて可愛いと思うけど」

まどか「か、可愛い…」///


ほむら「ええ。目にいれても痛くないぐらいに。」


まどか「そ、それは言い過ぎだよ」

ほむら「あら、そうかも」

まどか「もうっ、ほむらちゃん!?」

ほむら「冗談よ。可愛いと言ったのは本当だから許して頂戴」

まどか「///」

姉妹…か。

私にも家族がいた。

兄妹はいなかったけれど……それなりに幸せだったと思う。

まどか・ほむら「いただきます」

二人で作ったシチューを口の中に入れる。

ほむら・まどか「あつつ……」


まどか「えへへ、ふぅふぅしないと熱いね…」

ほむら「もう、まどかにつられて、何も考えず食べてしまったわ」

まどか「え?私のせい?」

ほむら「そうね。一人ならこんなことしなかったわね」

まどか「つられるほむらちゃんが悪いんじゃないかな?」

ほむら「む…」

ほむら「だって、二人で一緒につくったものだから…」

ほむら「味わうのも一緒がよかったのよ」ボソッ

なんだが自分で言っていて恥ずかしくなった。


まどか「ほむらちゃんてさぁ」

まどか「実は結構可愛いよね?」


ほむら「なっ…」///

まどか「そういうところ、さやかちゃんとかの前で出していったらもっと仲良くなれるんじゃないかな?」

ほむら「大きなお世話よっ!?」


美樹さやかとは、魔獣退治があるから必要があれば話はする。

同じ役目を持った者同士だから。


でも、彼女と必要以上に近づくつもりはない。

美樹さやかが嫌いなんじゃない。

過去にいろいろありすぎて、彼女にどうやって接していいかわからないのだ。

立場上敵対することが多かったから、友達になろうという発想がそもそもなかった。

だけど、一つだけ感謝していることがあるとすれば……


今まで一度も私の話を信じてくれなかった美樹さやかだが、

彼女だけが、まどかが神になったという話を受け止めてくれたことだ。


私もどうして彼女にそんな話をする気になったのか……

ほむら「あなたはQBに騙されている。ついでに一月以内に振られるわ」

ほむら「あなたには大切な親友がいたわ」

そりゃ下は信じて都合の悪い上は信じんわ

まどかが好きじゃなくなったら、それはほむらではない別の何かだから
「ほむらが可愛い」だけで合ってる


ほむら「全く……あなたったらいつも人の気をしらないで…」ボソッ

まどか「でも、可愛いほむらちゃんを私だけが知ってるってのは嬉しいな」エヘヘ

ほむら(……全くもう)フフ

まどか「あ、ほむらちゃん笑った」

ほむら「別に普通よ」

まどか「なんだかすごく珍しい気がするよ」


まだ話して数日しか経ってないのに、ずいぶんなことを言ってくれるではないか。

ほむら「あなたのシチューをすする姿が可愛らしかったからね」

まどか「も、もう!可愛いって言えばなんでも許されると思って!」

ほむら「あら、別にバカにしてるつもりはなかったのだけど…」

まどか「それ絶対、嘘だよ」

ほむら「ふふ…バレてるなら仕方ないわね」

まどか「もう~~、子供っぽいって結構気にしてるんだからね!」


私としては、そういう反応が一番可愛らしくていいと思うのだが、

これ以上は言わないでおいた。

あまりいじめすぎて、まどかに嫌われては困る。

まどか「ねぇ、ほむらちゃんは一人暮らししててさびしいときはとかないの?」

ほむら「唐突ね。毎日それなりに忙しいから、さほど寂しいと感じることはないけど……」


あなたが来てからは……


まどか「そっか。すごいね」

ほむら「当初は今よりも心許なかったのだけどね。慣れたってのもあるわよ」

そしてほむらにほむほむされてまどまどしてるまどかが可愛すぎて俺は死ぬ

まどか「家族とは会ってないの?」


ほむら「そうね……しばらく会ってないわ」


正確な時間は全く覚えていない。

だが、顔を思い出せなくなるぐらいだから、相当な時間がたったのだと思う。

>>159
みんな死ぬしかないじゃない!
あなたも!
私も!

ほむら「まどかも家族がいるうちは、時間を大切にした方がいいわ」

ほむら「いつ会えなくなるかわからないのだからね」


こんなこと、私が言えた義理ではないのだけれど。


まどか「うん……ホント。……その通りだね」

食事、洗い物を済ませ時計を見ると8時半を過ぎようとしていた。

いい時間だし、食事を済ませたら、まどかが帰ってしまうだろう。

ほむら(………)

立ち上がり、冷蔵庫からリンゴを取り出した。

ほむら「まどか~、リンゴたべな~い?」

まどか「え?剥いてくれるの?」

ほむら「ええっ…」



リモコンでテレビをつけると動物特集がやっていたので、そこでチャンネルを止めた。

まどか「あ、わんちゃんだ!」ワクワク

ほむら「今りんご剥くわね」

まどか「うん♪」

たまたま安く売っていたのを買っておいてよかった。

……これでしばらく、まどかといられる。

キッチンに戻り、りんごを洗い果物ナイフを手に取った。

背後から、テレビの音が聞こえてくる。

それを嬉しそうに見る、まどかの姿を横目で確認した。


ほむら(なんだか……すごく懐かしい気分だわ)

誰にでもあったであろう、温かい時間。

私にもあったと思う。

かけがえのない人と、時間を分かつこと。


その人といるだけで、こんなに安心するなんて。

ナイフでりんごの皮を剥きながら、昔を思い出した。

ギリ、ギリ、ギリ、ギリ、ポタ。

ギリ、ギリ、ギリ、ギリ、ポタ。


姉妹……か。

家族なんてもう私には縁のないものだと思っていたけれど……

ほむら「ほら、剥けたわよ」

まどか「わ~い♪」

まどか「すごい、うさぎだぁ!」


ウサギ型にカットしたリンゴを見て、目を輝かせている。

まどかが喜ぶと思って、ちょっと手間をかけてみた。

予想通りの反応が見れて満足だ。

まどか「食べてもいいかな?」

ほむら「うん。」

まどか「いただきま~す♪」パクッ

ほむら「……」モグモグ

歯ごたえのある食感と、甘み、酸味が口の中に広がっていく。

まどか「おいしいね」

ほむら「うん」

同じものを食べて、同じ時間を過ごす。

魔法少女になってから、その幸せをとうに忘れていた。


……そうか。これが幸せということなんだ。

テレビを見ながら時間がゆっくりと過ぎて行った。


気づくと10時近くになっていて、さすがに家の方が心配になってきた。


でも、まどかの方は時計を気にする様子はない。

……気づいていないのだろうか?


あんまり遅いと、家の人も心配するだろう。

ほむら(言った方がいいのかしら……)

ほむら(でも、そうしたらまどかが帰ってしまうわ…)


私が迷っていると、まどかの方がそれを察したように話を切り出した。

まどか「もうこんな時間だね」

ほむら「そ、そうね…」


まどか「そろそろ帰るね」

ほむら「………」

ほむら「送っていくわ」

まどか「でも、そうしたら帰りにほむらちゃんが一人になっちゃうよ」


ほむら(私は全然問題ないのだけれど…)

ほむら「そう? なら気を付けてね……」

まどか「うん。今日はありがとう」

まどか「また遊びに来ていいかな?」

ほむら「ええ。待ってるわ」

そして、まどかは部屋から出て行った。

部屋の中には、時計の音だけが無情に響いていた。


一人きりのいつもの空間がそこにあった。

戸棚の中から、Gランチャーを取り出し、机の上に置いた。

武器の手入れは、毎日の日課だった。

私の生きる意味は、あの子の守った世界を守ることだった。

ただあてもなく、魔獣を狩ることが自分の役目。

それが私にできることだから。

自分の幸せなんて、考えたこともなかった。

魔法少女の真実を知った時からずっと……


ほむら(もう一度望んでいいのかしら?)

髪からリボンを解き、手に取った。




ほむら(あなたはどう思う? まどか……)

たぶんバレないような工夫はしてあるんだよ
魔法とかで

それからしばらく、まどかがうちに通う日が続いた。

ゲームをしたり、一緒にご飯を作ったり、テレビをみたり

そんな他愛もないことばかりだけど、私にとっては幸せな時間だった。

あの子の正体を突き止めることを忘れていた。


いや、無意識に遠ざけていたのかもしれない。

全てがわかった時、まどかはいなくなってしまう。

そんな不安が現実になる気がして。

~ほむホーム~


まどか「ほむらちゃん、次の土曜日暇かな?」

ほむら「そうね。特に予定はないけれど?」ホム?

まどか「じゃあ、二人でどっかお出かけしよっか?」ニコッ

ほむら「ええ。いいわよ」

ほむら「どこか行きたい場所があるのかしら?」

まどか「ううん。とりたてては……」

ほむら「なら適当に街をぶらぶらしてみましょうか?」

まどか「うん!」

そして、まどかは笑顔を浮かべて帰っていった。

初めてまどかとお出かけ。


次の土曜日が楽しみで仕方なかった。

そして、まどかは笑顔を浮かべて帰っていった。

初めてまどかとお出かけ。

次の土曜日が楽しみで仕方なかった。

~深夜~

マミ「暁美さん、そっちに行ったわよ」

ほむら「任せなさい」

時間を止めると一角獣の動きが止まった。

円盤から身体の半分近くある重装備を取り出す。

ほむら「これで終わり」

魔獣に向かってRランチャーの引き金を引く。

大きな爆音と共に、魔獣の悲鳴が響き渡った。

さやか「ちぇ、また転校生においしいところもってかれたか」

ほむら「別においしいところだけ狙ってるわけではないわよ」

マミ「まぁまぁ。私たちの目的は魔獣を倒すことなんだから、誰が倒しても同じでしょう?」

さやか「うん、わかってるよ。」

魔装を解除して、一息つく。

寝たいのに練れない


今日試験どうすんだよ 責任とれや

>>200
安心して導かれるといい

さやか「で、転校生。今週まどかとデートするんだって?」

ほむら「なんで、あなたがそんなこと知ってるのよ?」///

さやか「ヒヒ、さやかちゃんの情報網をなめてもらっちゃ困るね」

大方、嬉々としたまどかから聞き出したのだろう。

マミ「何、何その面白そうな話は?」ワクワク

ほむら「別に面白いことなんて何もないわよ」///

さやか「ほら、前話しませんでしたっけ?うちのクラスに来たもう一人の転校生」

マミ「ああ、あの暁美さんと同じリボンのあの子ね」

マミ「それで、調査の方はどうなっているのかしら?」

嫌なタイミングで、嫌なことを思い出させてくる。

ほむら「かなり前に話した時は、私の話を一蹴したくせに、どうして信じる気になったの?」

マミ「あら、気にしてたの?」

マミ「そうね同じリボンをしていたから…」

マミ「そのリボン、神様からの貰い物だったわよね?」

マミ「名前も、姿も、リボンも同じと聞いてはね……」

マミ「それに人付き合いを好まないあなたが、ただの転校生にご執心とあっては、納得せざるをえないわ」

ほむら「話すんじゃなかったわ…」

マミ「彼女の前の学校を調べれば、何かわかるって話だったけど?」

ほむら「まだ何もしてないわ…」

マミ「あら、勤勉なあなたにしては珍しい」

マミ「世界の理に関わることなんでしょう?」

ほむら「……」


ほむら「……」

マミ「もしあなたが動かないのであれば、私が調べるけれど」

ほむら「……勝手にしなさい」

ほむら(やっぱり話すんじゃなかった……)


さやか「ホントのところ、アンタまどかがどうして現れたかわかってんの?」

ほむら「それがわかったら苦労しないわ」ムクッ

私は自分がいらいらしている理由はわかっていた。

魔法少女の使命を半ば放棄している自分が許せないのだ。

まどかの守りたかった世界を守ることが、

あの子にできる唯一の友情の証を示すことだからだ。

まどかを裏切っているような気がして。



それでも私は怖かった。

まどかの正体に触れることで、まどかがいなくなってしまう気がしたから。

自分からはそこに近づかないようにしていた。

まどかのいない生活なんて考えたくない。

そんなもやもやとした気分を抱えながら、国道沿いを歩いていた。

「こんな時間に何やってんだい?」

一台の車が路肩に停まり、中から見知った女性が現れた。

詢子「乗っていくかい?」



そこから近くのファミレスに停まった。

ほむら「あ、あの……私」

詢子「前にお茶をおごる約束だったろ?」

……律儀な人だな。

詢子「私はカフェラテ。アンタは何にする?」

ほむら「カプチーノで」

店員「ご注文は以上でよろしいでしょうか?」

詢子「よろしく」



詢子「塾の帰りにしては、ずいぶん遅いね」

詢子「親さんは心配しないのかい?」

ほむら「私、一人暮らしですから」

塾の帰りというところは、面倒くさいので訂正しなかった。

不安でたまらない

詢子「中学生だったよね? それで一人暮らしかい?」

ほむら「もう慣れましたから」

詢子「そうかい。私だったらこんな時間に娘が出歩いてたら心配でたまらないわ」

………最近まどかの帰りが遅いことを心配しているんだ。

ほむら「詢子さんはこんな時間までお仕事ですか?」

詢子「たまに帰れない日もあるぐらいだからね。できれば飯ぐらい家族で食いたいんだけど」

詢子「まあでも、もうすぐ正月だから、年末にはアンタも顔ぐらい見せるんだろ?」

ほむら「多分……」


多分、帰らない。

詢子「アタシも大学時代とか好き勝手やってたから、親には心配かけたね」

詢子「今はケータイとかパソコンがあるから、いろいろ連絡は取りやすくなってみたいだけど」

詢子「今となっては子供の元気な顔が見たいものだってよくわかったよ」

ほむら「わかる気がします……」


それでも、私は会えない。

あまりにも変わりすぎてしまった。

昔のままではいられない。

第一、親の顔も思い出せいないのだ。

家族よりも、一人の友だちを守ることを選んだからこそこうなってしまった。

今さらどんな顔をして会えばいいかわからない。

この世界が出来てから、誰とも深く関わろうとしなくなった。

同じ魔法少女である佐倉杏子、巴マミ、美樹さやかさえ。

須らく私は一人きりだった。


一人で生きて、一人きりで死ぬ覚悟はとうにできていて…

それを当たり前だと受け止めていた。


惰性のように生きる毎日に、あの子はどういうわけか転校してきた。


ほむら「今はまどかと一緒に過ごす毎日が楽しくて」

お陰で、こうしてまた笑えるようになった。

詢子「まどか……か」


詢子「なんだろ……すごく懐かしい響き」


ほむら(え……)


詢子「まるで、本当にそんな名前のヤツが私の傍にいたみたいだわ」


ほむら「何を……言ってるんですか?」

だって、まどかはあなたの娘で……

詢子「ん?私何か変なこと言った?」

ほむら「詢子さんには娘がいますよね?」

詢子「え、いや? そんなこと私言ったっけ?」


馬鹿な……

だって、まどかは…

まどかは言っていた。


自分には家族がいるって。

弟もいるって、ちゃんと……

どういうことだ?



ほむら「すいません、私の勘違いでした」

詢子「いや、別にいいんだよ」

詢子「それに、あながち間違いってわけでもないし」ボソッ

詢子「そんな夢を何回か見たんだよね」

遠い昔を見るように、彼女は言った。

詢子「アンタと同じリボンをつけた、女の子が私の娘になってて…」



ほむら「わ、わたしじゃないっ!!…です」

詢子「わかってるって。」

それからコーヒーをいただいてから、家まで送ってもらった。


何て皮肉なものだろう。

まどかの正体に近づきたくないと思っていたのに……

そういえば……


回想---------------------------------

ほむら「あなたは十分可愛いから、あなたのファンクラブだってあるかもしれないわよ」

まどか「………」

……え? 涙?

ほむら「玉ねぎが目にしみたかしら?」


まどか「ううん……なんかママとも同じようなやりとりしたなって」

まどか「ちょっと、懐かしくなっちゃって……」


---------------------------------回想


つまり、まどかはずっと家に帰っていなかったんだ。

家族にも会わないで、ずっと一人で……


何故気づかなかったんだろう。

この世界にまどかのことを覚えている人間は、私しかいなかったのに……

まどかが現れた瞬間、まどかの家族がまどかのことを思い出すなんて、そんなことあるわけない。



今、まどかはどこにいるのだろう?


……大丈夫だよね?

もう消えちゃったりしてないよね?

ちゃんと、また明日会えるんだよね、まどか……

気になって眠れない…

~翌朝~

結局昨日は眠れなかった。

そのまま学校へ行き、教室でまどかが現れるのをまった。


いつもより、30分も早くついてしまった。

何もすることがないから、私は机の上で眠りながらまどかが現れるのを待った。

目が覚めると、数学の授業が始まる寸前だった。

とっくに朝のHRが終わっていたのには驚いた。


すかさず、後ろの席を確認した。

ほむら(お願い。いて。まどか)


美樹さやかが陰になって、よく見えない。

右にずれて、その後ろを確認する。



ほむら(……ほっ)

数学のせいか、なんだか憂鬱そうなまどかの顔が見れた。

ほむら(本当、よかった)

授業中に様々な思考をめぐらせた。

私はまどかに問いただすべきなのだろうか?


どうして私に家族がいるという嘘をついたのか?

今どこに住んでいるのか?

まどかが一体何者なのか?


でも、それを聞いたときにまどかはどんな反応をするのだろう。

少なくとも私に家族がいると嘘をついているのだ。

本人はそれに触れてほしくないのだろう。


それに全てを聞いたとき、まどかが居なくなるという不安がぬぐえなかった。

まどかが話してくれるまで、私は待つしかないのだろうか?

でも、せめてまどかの力になりたい。


私はあの子の友達なんだ。

私を頼ってくれたのだから、私だけは最後まで彼女のことを見捨てるわけにはいかない。

~ほむホーム~

カチャカチャ…カチャカチャ…

ほむら「前投げから、オーバヘッドダイブまできちんと繋ぎきるとは、なかなかやるわね」

まどか「えへへ。でもバーストしないね。確定だと思ったんだけど」

ほむら「今のは内ずらしで軽減しているからよ」

まどか「でも、まだほむらちゃんのピンチなのは変わらないよ」

まどか「それ、Bナックル!」

ほむら「甘いわね。」

まどか「あ……」

まどか「い、今のは私勝てたのに…」

ほむら「大ジャンプなら、刺さってたわね。詰めが甘いわ」

まどか「そのキャラのドリルってあたっても上がっていけるイメージだったんだけど…」

ほむら「まどかのキャラが復帰に対して、上に攻撃判定ないからね」

まどか「いやいや、いまのはほむらちゃんの復帰阻止がうまかったからだよ…」

まどかと過ごすようになってから、ずっと同じゲームばかりやっていた。

結構昔に出たゲームらしいが、まどかがそれをやったことがあるらしいとのこと。

私もたしなむ程度に…いや、結構やりこんで強くなったかもしれない。

いつも熱中して、気が付いたらいい時間になっているのだ。

時計を見ると、9時半を指していた。

そろそろ、切り出す頃合いか…

ほむら「まどか……」

まどか「なぁに、ほむらちゃん」

ほむら「今日、泊まっていかない?」

まどか「え……」

一生同棲するしかないんだ

ほむら「幸い明日は休みだし…そのまま一緒に明日出かけるというのはどうかしら?」


これが私が今日考えて出したまどかへの提案だ。

まどかが今どのような暮らしをしているのか、私は知らない。


でも、もしかしたらまどかはずっと一人でいるのかもしれない。

詢子さんの話を聞いた限りでは、まどかとは一緒に住んでいないみたいだし…



私はそれが耐えられない。

この子が、家族に忘れられてずっと一人でいるなんて、そんなの嫌だ。

せめて、せめて私が傍にいてあげられることでまどかが救われるのなら…




まどか「……どうしたの急に?」

ほむら「いや、もう少しまどかと遊んでいたいと思って…」


まどか「で、でも……それだとほむらちゃんに迷惑がかかるよ…」

ほむら「別に構わないわ」

まどか「………」


少し悩んでいるように見えた。

私の真意を探っているのだろう…


ほむら「私だって、一人で寂しくなる時があるわ」

ほむら「そんな時まどかが居てくれると、うれしいのだけれど」


まどか「う、うん……じゃあ」///


ほむら「ふふ。ありがとう。」

ほむら「じゃあ、お風呂沸かしてくるからその間に家に連絡しときなさい」

まどか「うん♪」

ほむら「それじゃ、バスタオルとかここに置いておくわ」

まどか「え、一緒に入らないのほむらちゃん、お背中流すよ?」

ほむら「ばっ……そそんなの結構よ」///


まどかに裸を見られるなんて恥ずかしい。

それに、この時間を使わなければ武器を手入れすることができない。

やはり魔獣に備えをしておかないと不安だった。

ほむら「まどかはお風呂にはどれぐらい入るの?」

まどか「いつもはだいたい10分ぐらいかな…でも、もっと早くあがるけど?」

ほむら「ゆっくり入っていていいわよ。その間に布団の準備とかしておくから」

まどか「うん。わかったよ」

まどか「……」

まどか「ほむらちゃん?」

ほむら「何かしら?」


まどか「ありがとね。いろいろ……」


ほむら「え…ええ……」

そう言って脱衣所に入っていった。

ほむら(まさか、まどかは私が気をまわしている理由に気づいているんだろうか?)

ほむら(いや、それこそ杞憂ね)


ほむら(今更だけど、お客用の敷布団なんてないものね)

ほむら(私が毛布を借りてソファーで寝れば問題ないかしら)

私はさっさとベッドメイキングを終わらせて、武器の手入れを急ぐ。


まどかに気づかれないよう、慎重に火器を取り出した。

5分もあれば手入れができるものだけを選んでいく。


さっきは咄嗟にまどかに、寂しいからいて欲しいと言ったが、

我ながらあれは本音だったように思えてくる。


こんな武器を扱っている時間でさえ、

まどかが家にいると思えば安らかな気分になれるのだから。

こんなにも違うんだ……

魔獣との戦いもまどかを守るためにやっているような気さえしてくる。



手入れの終わった武器を収納へしまっていく。

そろそろまどかがあがってくる時間だ。

まだか

すいません、なんか書き込みすぎたせいで書き込み規制がかかってました。


続けます

髪をおろしたまどかが脱衣所から現れた。

まどか「お先に入っちゃってよかったのかな?」

ほむら「ええ。その髪型……」

まどか「ああ…いつもリボンしてるからね」


一瞬、あのリボンを受け取った時のまどかが現れたような気がした。


ほむら「結構長いのね……」

ほむら「じゃあ、入ってくるから」

まどか「うん。わかった」


湯船での中で、もう一度あの時のことを思い出した。

まどかが神になったあの日のことを。


ポツン…

水滴が、湯船に滴り響く。



私は……使命を果たす。

それが、私が決めたあなたとの誓いだから。

だけど、だけど……

彼女無しではもう…ダメなの。


お願い、こんな私を許して。

体を洗い、さくっと汗を流した。

髪を乾かし終えて、寝巻に着替えた。



まどか「ねぇ、ほむらちゃん?」

ほむら「何かしら?」

まどか「ソファーの上に毛布が引いてあるんだけど…もしかしてこっちで」

ほむら「私が寝るわ」

まどか「だ、だめ! 風邪ひいちゃうよ」

ほむら「いくら12月とはいえ、エアコンかければ大丈夫よ」

まどか「それだと電気代かかるし、喉痛めちゃうよ」

ほむら「いくら12月とはいえ、エアコンかければ大丈夫よ」

まどか「それだと電気代かかるし、喉痛めちゃうよ」

ほむら「別に構わないわよ」

まどか「とにかく、ダメなものはダメ!」



まどか「ほむらちゃんは、わたしと一緒に寝るの!!」


ほむら「え…」


まどか「そ、そういうことだから……」///

ソファーの上にあった毛布をとりあげると、ベッドの上にそれをしき直した。

まどか「……」

まどか「ほ、ほむらちゃんが嫌なら元に戻すよ」///

ほむら「別にいいわよ」

こうなることを予想していなかっただけで嫌なわけではない。

まどか「よかった。えへへ」

ほむら「じゃあ、部屋の電気消してもいいかしら?」

まどか「うん。お布団入ってるね……」

よく考えたら友達と一緒に寝るなんて、初めてだ。

泊まりにいったことも、来たこともないから…

その『初めて』が、まどかだということが少しばかり嬉しかった。


まどかの方をちらりと見る。

布団からちょこっとだけ顔をだしている姿がなんとも可愛らしかった。

ほむら「切るわよ」

まどか「うん♪」

ポチッ

まどか「温か~い♪」

ほむら「ぬくぬくね」

まどか「えへへ、ほむらちゃんの匂いがするよ」

まどか「…いい匂い……」

ほむら(…恥ずかしいこと言わないでちょうだい)///

まどか「ねえ、ほむらちゃん?」

ほむら「何?」

まどか「私、ほむらちゃんにお世話になってばかりだね」

勉強をみたり、部屋に泊めたりしたことを言っているのだろう。


ほむら「ふふ、そうかもしれないわね」

まどか「いいのかな?」

まどか「このまま、ずっと、ほむらちゃんにお世話になりっぱなしで…」

まどか「私も何かしてあげたいのに、何も返せそうもないよ……」


ほむら「……そうね」


ほむら(あなたはそういう子よね、まどか)

ほむら(あなたといるだけで、私がどれだけ救われているか、わからないでしょ?)

ほむら(多分それを言って聞かせても、あなたはきっと納得してくれない)

ほむら(何か形を与えてあげられるといいのだけれど……)

ほむら「……そうだ」


ほむら「なら、私の妹になりなさい」

まどか「いもうと?」

ほむら「何か困ったことがあれば、必ず私があなたを守る」

ほむら「そのかわり、私が寂しくならないように、あなたは私の傍にいて」

ほむら「私はあなたが思っている以上に、寂しがり屋なの……」

ほむら「だから……」


ほむら「私の……家族になってほしい」

まどか「……家族」

ほむら「私、理由があってしばらく家族に会っていないの」

まどか「家族の人は心配してないの?」

暦上はまだ、3ヶ月も経ってないからね…


ほむら「たまに連絡はいれるけど、その程度。今は会えない理由があって…」

まどか「……うん」

ほむら「それぐらいじゃへこたれないぐらい、強くなれたと思っていたのにね…」

ほむら「このリボンをくれた、あの子のように…」

まどか「……その人、ほむらちゃんの大切なお友達だったんだんだね」

ほむら「ええ……」

ほむら「それでも、やっぱり……私はダメみたい」

ほむら「ここ数日あなたと過ごしてみて、わかったの」


ほむら「一人でいきていくのはあまりに辛い…」

さる撲滅


まどか「……その人、ほむらちゃんの大切なお友達だったんだんだね」

ほむら「ええ……」

ほむら「それでも、やっぱり……私はダメみたい」

ほむら「ここ数日あなたと過ごしてみて、わかったの」


ほむら「一人でいきていくのはあまりに辛い…」


まどか「……ほむらちゃん」

ほむら「だからどうかお願い。」

ほむら「私の側にいて…」

ほむら「私には、あなたが必要なの。まどか…」

まどか「………」


ほむら「ダメかしら?」

まどか「うんう……」ウルッ


まどかは目に涙を溜めていた。


ほむら「まどか……」

まどか「違うの……」

まどか「私……わたし……うれしくって……」

まどか「うまく言えないけど……すごくうれしいんだよ。」

プロポーズか


まどかの涙の理由を私は知っていた。

先日、レストランで詢子さんと会った時に知ってしまったのだ。


誰もまどかとつながりを持っていない。

それは、時間の移動を繰り返してきた私より、希薄な存在で…

いつ居なくなっても、誰も気づかない。


切ない…。

あれだけ家族や友達に愛されていたまどかのことを、だれも覚えていないなんて。

……わかっている。

それがまどかだから、私は同情していることを。


巴マミのように選択肢もなく魔法少女になって

死んでも誰からも看取られない存在がいることを知っている。

それを特別ひどいなどと思いはしなかったのに…


ほむら「まどか…」ダキ

私は思わず、まどかを抱き寄せた。

まどか「どうしたの、ほむらちゃんまで泣いちゃって…」


ほむら「……」

ほむら「ずっと、一緒だから…」

まどか「……うん」

ほむら「ずっと、ずっと一緒にいるからね」

まどか「うん!


だからお願いします。

今目の前にいる女の子が、どうか終わりのない奇跡でありますように。


涙を拭うため、一旦まどかを開放した。

まどかも私もお互いが落ち着くまで、無言のままだった。

ほむら「恥ずかしいところを見せてしまったわね」

まどか「えへへ、それはお互い様だよ。」

まどか「ねえ、ほむらちゃん?」

ほむら「なに?」

まどか「お姉ちゃんて、呼んでもいい…かな?」


ほむら「ふ……二人きりの時だけなら」///

まどか「ウェヒヒ、お姉ちゃん」ニコッ

ほむら「…」///

せめてまどかと年が違えばよかったのに。

まどかから呼ばれると、すごい違和感がある。

ほむら「恥ずかしいところを見せてしまったわね」

まどか「えへへ、それはお互い様だよ。」

まどか「ねえ、ほむらちゃん?」

ほむら「なに?」

まどか「お姉ちゃんて、呼んでもいい…かな?」


ほむら「ふ……二人きりの時だけなら」///

まどか「ウェヒヒ、お姉ちゃん」ニコッ

ほむら「…」///

せめてまどかと年が違えばよかったのに。

まどかから呼ばれると、すごい違和感がある。


まあ、私の方がタイムトラベルをしてきた分長く生きているのだから、

実質的にはあっているのかもしれないけど…


まどか「私、弟がいるからずっとお姉ちゃんだったんだけど、上の兄妹が欲しいって思ってたんだ」

まどか「お姉さんだとしっかりしなくちゃいけないって思うから」

ほむら「今のままでも、まどかはいいお姉さんだと思うけどね」

まどか「うん…ありがと」


まどか「ねえ、お姉ちゃん?」

ほむら「う…」///

ほむら(か……可愛い)///

まどか「ふふ……ほむらちゃん、照れてる?」

ほむら「ま、まだ慣れてないから…」//

まどか「じゃあ、名前で呼んだ方がいいかな?」

ほむら「……お姉ちゃんでいいわよ」

まどか「うん。私も慣れてないから、そなへんは適当に呼ぶね。」


まどか「お姉ちゃん…」


本当に妹ができたみたいね。

なんだか、こそばゆい耳のあたりが。



まどか「もっかいぎゅってしてほしいな…」

ほむら(ぎゅっ?)

ほむら「え…えっ?」


いきなり何を言い出すの?

夜目に慣れてきたので、まどかの様子がしっかり見えた。


子犬が餌をねだるように、切なそうな目をしている。


まどかも、一人きりで心細かったということだろうか?

別に変な意味があって言っているようには見えないし…

何より…

ほむら(……反則的に可愛いわ…)


まどか「ダメ……かな?……わっ」///

ほむら「……これでいいかしら」///

まどか「う、うん」///


あまりにもまどかが愛らしくて、思わず抱き寄せてしまった。

勘違いされないように言っておくが、私にやましい気持ちがあったわけではない。

なんかこう、可愛い小動物を手にとって可愛がりたい、そんな衝動にかられたのである。



ほむら「息ぐるしくない?」

まどか「う、うん…」///

まどか「ちょっと、恥ずかしいね」///


まどかの鼻が胸のあたりにあたっている。

思わず抱きしめてしまったが、なんだかいけないことをしている気がしてきた。

私は兄妹がいないからわからないが、こうやって一緒に寝たりするものなのなんだろうか?


ほむら(でも、不思議と落ち着くわ…)

ほむら(いつもより近くにまどかを感じる。)

--------------------------------------------

ずっと投稿制限を食らってるので、今度さるが出たら一旦寝ます。

昼ぐらいには再開します。

おう。
これ何時ごろには終わる予定?


まどかは胸の中で、恥ずかしそうに顔を赤くしてた…

でも両手はしっかり、私のパジャマを握っている。



髪を撫でてみる。

まどか「えへへ」

まどか「お姉ちゃんの手やわらかくて気持ちいい」

まどか「もっと撫でてほしいな…」

どうやら気に入ってくれたみたいだ。

まどかの希望通り、私は髪や耳のあたりを撫で下ろしていく。

ほむら「思っていた以上に、まどかは妹っぽいわね」

まどか「どういうこと?」

ほむら「甘えん坊さんてこと」

まどか「うん…そうだね。自分でもちょっとびっくり」///

まどか「でもほむらちゃんだから…」

まどか「ほむらちゃんだからこんなに甘えたくなるんだよ」

ほむら「あら、どうしてかしら?」

まどか「えへへ、わかんない。」ニコッ

まどか「なんでだろうね?」

--------------------------------------
>>329

今日の16~17時までには終わらせたいな

まどか「でも、私の中で出会った時から、ほむらちゃんは特別で…」

まどか「さやかちゃんや、仁美ちゃんとも、何か違ったんだ。」


もしかしたら……

まどかは、この世界で唯一繋がりのある存在を感じ取ったのかもしれない。

だれもまどかを知らないこの世界で、私だけがまどかを覚えていた。

それがまどかにとっては、ただ一つの希望だったんだろうか。


ほむら「大した嗅覚ね」ボソッ

まどか「んっ?何か言ったかな?」

ほむら「何でもないわ」

まどかわいすぐる


まどかがの手が、私の左手に絡んできた。


私の胸の中で丸くなったまどかが、笑いかける。

まどか「えへへ…続けて」

ほむら「うん」

背中をさするように優しく撫で下ろす。


まどか「ふふふ、なんだか猫になったみたい…」

ほむら「確かに」クスクス

まどか「ゴロゴロ♪」

ほっぺのあたりを、私のからだにすり寄せてくる。

ほむら「ふふ、くすぐったい…」

まどか「えへへ、ぬくぬくだね」

ほむら「ええ。あったかい…」


しばらく、まどかの髪を撫でていると、パジャマを握る手が緩んだ気がした。

ほむら(寝てしまったのかしら)


ほっぺをつんつんと指でおしてみる。

まどか「……むにゃむにゃ」


ほむら(安心して、眠れたみたいね)


私は眠くなるまで、ゆっくりとまどかの髪をなで続けた。

そして、繋いだ手を最後まで離さなかった。

~あさ~




ほむら(ん……)

ほむら(あったかい……)

ほむら(まどか……)

まどかを抱きしめていた手はいつの間にか離れていた。

代わりに、まどかの両手が私の背中に回っていたのだ……

寝てる間も、片時も離れなかったのね…

もう、12月の半ばだというのに、全然温かい。

胸の奥まで…

ほむら(こんな幸せな一日の始まりがあるのね…)

ほむら(…まどかはまた寝てるのかしら?)

手のひらでそっと、まどかの顔をなぞってみた。

少しも反応しない。やはり寝ているのか。


そうだ。

今のうちに、朝の支度をしてまどかにおいしいご飯を食べさせてあげよう。

朝食はいつも味気なく済ますのだけど、

今日はせっかくだから朝食っぽく味噌汁と卵を焼いてみよう。


眠そうに食卓につくまどかの姿が浮かんで、思わず笑みがこぼれた。

そうと決まれば、早速布団から出よう。


まどかを起こさないように、まどかの両手を解こうと手を回した。

しかし、思いのほかしっかり握られていた。


仕方ないので、からだをねじらして抱擁から抜け出すことにしよう。

グル…

ギュッ

回転しようとすると、さらに強い力で抱きしめられて、まったく動けなかった。


ほむら「って、まどか、あなた起きてるんじゃないの!」


ほむら「起きるなら放してちょうだい?」

まどか「……」ブンブン

まどか「まだ寝るの…」


首を振るとまどかは私の胸に顔をうずめてしまった。

ほむら「わかったから。あなたは寝てなさい」

ほむら「私はご飯を用意するから」

まどか「……」

しかし、まどかは断固として手を離さない。

ほむら(仕方ない子ね……)

こうなると、まどかに意地悪がしてみたくなった。


そこで、ひらめき。


ほむら(これでどうかしら?)

まどかのあごに指をあて、くすぐってみた。

まどか「ん~~~」ゴロゴロ

しかし、まどかはなんだか気持ちよさそうに

猫のように喉をならした。

ほむら「………」

ほむら(面白いから続けてみましょうか)


こしょこしょ…

まどか「ん~~~」ゴロゴロ

こしょこしょ…


まどか「ん~~~」ゴロゴロ


ほむら(かわいいわね……)

ねこまど

ほむら(首のあたりをくすぐるとどうなるのかしら?)

こしょこしょ

まどか「……」フルフル

こしょこしょ

まどか「……」フルフル


震えてる?

ほむら(どうやらくすぐったいみたいね)

しえん

ほむら(首の後ろはどうなのかしら?)


サワッ…

まどか「!?」ビクッ

まどかの体が強張ったかと思うと、

まどかは抱きしめていた手を使って首の後ろをガードした。


私は今だ!とばかりに体を一回転させて、ベッドから飛び降りた。


するとまどかは、すかさず反応して、私の身体をつかみかかろうと身を乗り出す。

しかし、私の方が一歩早かったので、まどかの手は私に触れることすらできなかった。

私はしてやったとばかりに、まどかに一笑した。


まどか「ずるい!お姉ちゃんっ!!」

ほむら「あら、それは寝たフリしてる誰かさんのことではないかしら?」

まどか「む~~~」プク

まどか「お休みなんだから、もっと寝てればいいじゃん!」

ほむら「ダメよ。休みだからって、なまけていたら身体が動かせなくなるわ」

まどか「もっと、お姉ちゃんと寝てたいな…」///

ほむら「頬を染めても、ダメなものはダメ!」

少し心が揺らぎそうになった。

もう甘える術を身に着けたのか…侮れないわね。


ほむら「まあでもどうしても眠いのなら、あなたは寝てていわよ」

まどか「……ほむらちゃんのバカ…」


結局まどかはむくれながら、ベッドから降りてきた。

足取りがしっかりしているところをみると、睡眠が足りないわけではなさそうだった。


ほむら「起きたなら、着替えて顔洗ってきなさい」

まどか「…ほむらちゃん、ママみたいだよ」ムク

言葉遣いはいつもより厳しめだったが、まどかが甘えてるので内心嬉しくてたまらなかった。

----------------------------

すいません。一旦寝ます。

13時杉ぐらいに再開します。

お休み

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」

1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
5. ファーランド サーガ1、2
6. MinDeaD BlooD
7. WAR OF GENESIS シヴァンシミター、クリムゾンクルセイド
SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

QBの魔法少女全員陵辱姙娠出産誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
QB「魔法少女は産む機械」

長期入院からすぐ一人暮らしさせる親ってのも無理ありすぎ
せめて週一で会いに来るもんだと思うが

>>381
家族にとってほむほむはいらない子だったんじゃねぇの?

顔を洗い終えると、ヒヨコのように私の側に立つ。

料理も私一人で作るから寝てなさいと言っても、

自分も手伝うからと言ってまどかが聞かない。

私がいうのもなんだが、一秒でも離れたくないといった感じだ。



------------------------

保守ありがとうございます。

続けます。

ほむら・まどか「いただきます」


すごい。


二人分の温かい食事がある。

味噌汁とご飯から白い湯気が見え、いり卵とケチャップが鮮やかな色。

そして、目の前にはまどかがいる。

まどか「えへへ、お腹すいたからすごくおいしそう」

ほむら「私より早く起きてたみたいだしね…」

まどか「うん。5時には起きてたかな」


ほむら「1時間も早いじゃないの!?」

ほむら「言ってくれれば、もっと早くご飯作ったのに…」

まどか「そういうと思ったから起こさなかったんだよ」モグモグ

ほむら「……まったく」///

まどか「たまごおいしいね♪」

ゆったりと食事をとりながら、私たちは午後の予定について話し合った。

町をぶらぶらする予定だったが、

まどかの経済事情がわからなかったので、あまりお金を使わないような場所を回るよう提案した。

出来るだけば立ち入った質問をしないように心がける。

ほむら「まどかはお金は大丈夫なのかしら?それによってどこに行くか決めようと思うのだけど」

まどか「あんまり持ち合わせがないから、出来ればお金がかからない方がいいかな」

ほむら「わかったわ。じゃあ歩いていけるところがいいわね。」

お金はないか…

今までは普通に生活していたみたいだけど、どうやって暮らしているのだろう。

とりあえずお金をかけないとなると、どこがいいかしら……

ショッピングをするにしても、まどかが生活に困るほどお金がないのであれば、楽しめないだろうし…

カラオケ…

映画…

ボーリング…


どれもお金がかかりそうなものばかりが浮かんでくる。

私がおごってあげればいいのだけど、まどかが拒否するだろう……

ほむら「まどかはどこか行きたいところはあるかしら?」

~市民体育館~

なるほど、ここならお金もあまりかけずに遊ぶことができるわね。

中学生は2時間200円で遊べるみたいだ

今日は卓球とバトミントンの日らしい。

まどか「ほむらちゃんはどっちがいい?」

ほむら「どちらでもまどかには負ける気がしないわね。」

まどか「そういえば、体育も得意だったね」

結局バトミントンをやることにした。

理由はバトミントンの方が得意だとまどかが言ったからだ。


受付を済ませてラケットを借り、2階のアリーナへ向かう。

休日でまだ早いせいか、中はガラガラだった。


奥で卓球をやっている高年のサークルが1組いる程度。

まどか「バトミントンは私たちだけだね。」

ほむら「ちゃんとあいててよかったわ」

荷物を端の方へ置き、早速まどかがラケットカバーから中身を取り出した。

まどか「えへへ、小学校ぶりだなぁ」

私に至ってはラケットを握ったことさえないが、まどかには黙っておいた。

一応、バトミントンのルールぐらいは知っている。

まどかがどれぐらいできるのかわからないが、適当に打ち返していればいいだろう。

支援

私もラケットを取り出してみた。

グリップを握って、少し振ってみる。


ほむら(こんな感じかしら…)

ブン…ブン…

空気を切る音がした。

………楽しいかも。

パックからシャトルを取り出してまどかに渡し、反対側のコートへと向かう。


ブン、ブン……


ほむら「いつでも来なさい」ワクワク

まどか「いくよ~」

まどかがシャトルを打ち上げる。


やや前方に転がったのでステップで前にラケットを伸ばす。

しかしシャトルは逃げるようにラケットの先をかするだけだった。

きてたか

まどか「ごめんね、今のはちょっと短かったよ。」


短いとは察するに、飛距離が足りてないということだろう。

ほむら(確かにいまのはまどかのサーブが弱かったわ)


ほむら(なら今度は少し前の方で立っていればいいかしら。)

私はシャトルを拾って、まどかに向けて打ち返した。

高く上がったシャトルをまどかが難なく打ち返す

まどか「えい!」

シャトルは予想通り、前の方へきた。

今度はよく狙って下から打ち上げる形でリターン。

シャトルはネットをこえて、まどかのコートへ飛んでいく。

ほむら(やった!)

まどか(えい!)

今度はやや右の方へ返ってきたが、少し移動するだけで拾えた。

ほむら(なるほど、距離感がつかめてきたわ。)


ほむら(今度はまどかみたいに、オーバーショットで返してみるわ。)

ちょうど長めの玉が返ってきたのでテニスのサーブみたいに肩の後ろにテイクバックをして……


振りかぶった。

しかしシャトルはかすりもせず、床に落下した。

まどか「あはは、ほむらちゃん空振った」

ほむら「」///

まさかスポーツをやってまどかに笑われるとは…

こうなったら意地でもギャフンと言わせてやる。


ほむら「次、行くわよ!!」

~公園~

まどか「楽しかったね~~♪」

ほむら「ハァ、ハァ……」

ほむら(バトミントンなんて、二度とやらないわ)


まどかはバッグから白いナプキンと箱を取り出した。

まどか「ほむらちゃん、お弁当でも食べて元気出して」

ほむら「うう~~」


これじゃ、姉妹の力関係が逆転じゃないの!

まどかが取り出したお弁当箱から、おにぎりを取る。

こうなったら、ヤケ食いに走るか…

ほむら「」ぱくっ

まどか「ふふふ。はい、お茶もあるよ」

ほむら「ありがとう」ホム…

まどか「ほむらちゃん、自信満々だったから、つい本気になっちゃったよ」

ほむら「あなた結構うまかったけど、正直意外だわ」

まどか「お母さんが昔バトミントンやってて、教えてもらったんだ」

ほむら(詢子さんが……)

どおりで上手いわけだ……

さて、午後からは何をしようかしら……


ん…あれは…?

ズキ…

ズキ…ズキ…



ほむら「そろそろ、行こうかしら?」ドキ…

まどか「え?もういいの?」

ほむら「ええ。十分休んだわ」


まどかからは遊具があって視覚になっていて見えないが、あれは…


まどかのお母さんと、弟。

奥のほうから歩いてくる。

ここにいてはまどかと鉢合わせをするはめになってしまう。


ほむら「さっ」ニギ

まどか「う、うん」

まどかの手をとって、できるだけ遊具に隠れながら進む。


ほむら(お願い、どうか私達に気づかないで…)

さる避け

強く祈りながら急ぎ足で歩く。

お願い……

後ろが気になってちらりと振り返ってみる。


ほむら(!?)

……詢子さんの目は、しっかり私達を認識していた。

いや、凝視していた。

私ではない。



私の隣にいるまどかのことを、はっきりと。

彼女は何を考えているのか、呆然と立ち尽くしていた。



鹿目詢子は自分に娘などいないと言った。

当然だ。

まどかはこの世界のどこにも存在しない。

ただ魔女を滅ぼす概念として在るのだから。


ほむら(なのにどうして…)

まどかの手を強く握りしめた。

まどか「ほ、ほむらちゃん?」



呼ばないで…

どうか私達を放っておいて…


私の……

新しい家族をとらないで…

ほむぅ

「まろか~~~!!」


背後から呂律の回らない、幼い声が公園中響いた。


終わった……

まどかの存在を忘れられなかったのは詢子さんだけじゃなかったんだ。

幼い子供だと思って油断していた。



まさか、本物の家族の絆がこれほどまでに強いとは……

なんだ、まろかか、じゃあ別人だな。
ほら、早く行こうぜ

まどかは後ろを振り向いて声の主を確認していた。


まどか「たっくん……」

まどか「………ママ?」


まどかの視線と、詢子さんの視線がぴたりと合う。

私のまどかの手を握る力を弱めた。

もはや、私は彼女を縛る術はない。



しかし、まどかは私の手を離さなかった。

いやそれどころか、強く握っている。

そして、震えていた。

ほむら(……まどか)

きっと、詢子さんに会うのを恐れているのだ。

この世で最も近しい存在からも、忘れ去られたという現実に打ちひしがれなければいけないから。

自分の行き場のなさを認識しなくてはならない。

そんな辛い経験を味合うことを、まどかは予感しているのだ。



タツヤ「まろか、まろか~~」

詢子「お、おい…タツヤ」

鹿目詢子が、息子に手を引かれてこちらへ向かってくる。

まどかは、それを見て一歩、二歩と後ずさりをする。

そして私に「行こう」と、目で促す。


でも、それは違う……

ほむら「大丈夫よ、まどか……」

まどかの手を握り返した。

まどか「ほむら……ちゃん?」


私は覚悟を決めた。


ほむら「そう簡単に人は何もかも忘れることなんてできないのだから…」


そう言うと、まどかからこちらへ向かって歩いてくる詢子さんたちに視線を移した。


ほむら「こんにちは、この前はコーヒーありがとうございました。」

詢子「お、おう…」

多分、私の言葉は届いていないような気がした。

タツヤ「まろか~~!」

弟が、まどかに向かって手を伸ばす。


まどか「……たっくん」

詢子「!?」

まどか「……たっくん」

詢子「!?」

詢子さんはまどかを見つめ、黙ってしまった。

ほむら「これがこの前、話したまどかです。」

詢子「この子が…」



それ以上、私は何も言わないことにした。

それ以上の言葉は蛇足だという、確信があったのだ。

まどかは、再び詢子さんを見た。

まどか「う…」


まどか「初めまして…」

詢子「あ、ああ…初めまして」

詢子「タツヤとは、知り合いなのかい?」

まどか「え、えと…その……」

詢子「多分、そっちの子と一緒に遊んでくれたんじゃないのか?」

まどか「そ、そんな感じです」

詢子「そう。ありがとな……」

「…いや」

詢子さんは、右手を額にあてながら頭を左右に振った。

詢子「いやいや、そうじゃないんだ、そうじゃ。」


まどか「え?」

詢子「アンタ、アタシとタツヤとアタシの旦那と……4人で……」

まどか「え、え?」

詢子「えと…、んと…」

詢子「くぅ~~~~~、なんか、ここまで出かかってんのに…ああああ、わかんねえぇえええええ」

詢子「苛々するぅうううう~~~!!!」

まどか「ぷ……」クスクス

緊張の糸が切れたように、まどかは笑った。

それに釣られるように、鹿目詢子も笑い出した。

詢子「うっしっししし…そうそう。こんな感じ。こんな感じ。アンタとはこんな感じの仲だったんだよ」

詢子「なんだろうな。全然思い出せねぇけど、ゴメンな。」

まどか「ふふふ、いいよ。いいよ。私も同じだから……」クスクス

詢子「うそつけ、アンタ、私の顔見て、ギクッってなってたじゃんよ!」

まどか「えへへ、そうだったかな。」

詢子「まあでも、アンタが初めましてってんなら、そうなんだろうな。」


まどか「うん。間違いないよ。」ニコッ

ほむら(まどか……)

詢子「そうかい…」


そう言うと、詢子さんはこちらに視線を向けてきた。

ほむら(!?)

その目はまるで、「娘をどうぞよろしく」と言っているような気がしてならなかった。


鳥肌が立つのを感じた。

ほむら(どうして……)

詢子「でもタツヤと遊んでくれたんなら、今度ゆっくり礼がしたいね」

詢子「暇な時に、二人でうちに遊びに来な!最近は土曜なら休みが取れるから。」

まどか「わかったよ」

ほむら「ありがとうございます」

詢子さんは、きっと家の場所がわかるのか?などというツッコミはしないだろう。

私はもちろん行ったことはない。

詢子「ふふふ、楽しみにしてるよ。じゃあ、またな」


詢子「あっそうそう、いい忘れてた。」

詢子「そのリボン、似合ってるよ。あげた奴は、超いいセンスしてるな」

まどか「………」


そう行って笑いながら、鹿目詢子は去っていった。

劇場版はこんな感じの切ないけれどもハッピーな展開になればいいなぁ…
TV本編のような展開なら救いがなさすぎてやりきれない

まどか「ふふ…自分で自分のこと褒めちゃって…」

まどか「バカみたいだよね、ホント」ウル



涙が地面に滴る。


まどか「うう…」

私は何も言わず、まどかを抱きしめた。

>>486
脚本書く人がバッドエンド好きって聞いたんだけど大丈夫なの?


まどか「覚えてて…」

まどか「覚えててくれたんだ…」

まどか「ママも……たっくんも……私のことを……」

ほむら「うん……」


まどか「もう、いないのに…」

まどか「本当の私は、もうどこにもいないのに…」


まどか「ううううう」

まどか「うううああああああああああああぁぁぁ」



まどかが泣き終えるまで、私はまどかのことを離さなかった。

この先も離しはしないだろう。


奇跡が終わるまでは、決して……

>>489
劇場版の脚本は虚淵だけじゃなくてほかにも何人か参加するらしい
だからハッピーエンドもありえる






と信じています

~町中~

まどか「なんで教えてくれなかったの?」

ほむら「何を?」

まどかの手を握りながら、商店街のイルミネーションの下を歩く。

クリスマスが近いせいか、浮き足立った姿が目立つ。


まどか「お姉ちゃん、私の知らない所でママと会ってたんでしょ?」

ほむら「そうね」

まどか「しかも、私が家に帰ってないの知ってたみたいだし…」

ほむら「まどかが言い出さないから、知らないふりをするのがいいと思ったのよ」

まどか「む~~~。」ムク

ほむら(あなたの前では、何も知らないフリをするしかなかったのだもの)



どういう理由で、あなたが私の前に現れたのかはしらないけど

あなたはさっき、『本当の私はもういない』と言っていた。

それに詢子さんが自分の娘だと気づいていながら、正体を最後まで隠した。


きっともう長くいられないからだ。

夢はいつか覚めるものだものだから。

ほむら「ありがとう、まどか」

ほむら「私はもう二度と家族に会うつもりはなかったけれど」

ほむら「あなたを見ていたら、少し考えが変わったわ」

まどか「……」

ほむら(年末は一度顔を見せに帰ろう…)


そして、ありのままの私をみてもらうのだ。

変わらないものなんてない。

あの人達も、私を受け止めてくれると信じよう。


この子のお陰で、私は変われた。

だから、もう……いいんだ。

~ほむホーム 夜~


まどかは、今夜も迷いなく私の布団に入っていた。


ほむら「やっぱり、一緒に寝るのね。」

まどか「何を今さら」エヘッ



ほむら「ねぇ…」


ほむら「いいの?」

まどか「何が?」

ほむら「こんな時に過ごすのが、私なんかでいいの?」

ほむら「あなたは家族を選ぶこともできるのよ」


ほむら「私は……きっともう……大丈夫だから」

……わかっている。

それは強がりだ。

まどかなしで、生きていくなんて考えられない。


ギュッ……

まどかが私のことを抱き寄せた。

まどか「私は選んだんだよ。」

まどか「家族を」


まどか「本当に、私を必要としてくれる人を…」

まどか「そのために私はここにいるんだもの…」


まどか「だから…」


まどか「ずっと一緒だよ、ほむらちゃん」


グスッ…



ほむら「嘘よ…だって、あなたは……」

まどか「嘘なんかじゃないよ」

まどか「約束したよね?ずっと一緒にいるって」


まどか「私を夢や幻にしないで…」

まどか「私はたしかにここにいて。それはこれからもずっと同じで…」

まどか「ほむらちゃんが寂しくならないように、隣にいつづけるんだ」

まどか「それが、私の居場所だから」


ほむら「なら、これは私の見ている夢ではないの?」

まどか「えへへ、違うよ」

ほむら「あなたの見ている夢でもないの?」

まどか「それはちょっと、近いかもしれないね」



まどか「でも…」

まどか「私はいなくなったりしないから……」

まどか「もうほむらちゃんを、置いて行ったりしないから…」

ほむら「まどか…うう……」

ほむら「うぁあああああああ」

ほむら「ああああああああああああああぁぁ」


まどか「……ずっと一緒だよ」

このスレが気になって何も手が付かない

ほむら「そろそろ、あなたの話をしてくれないかしら?」

ほむら「まどか……あなたは一体何者なの?」

ほむら「どうして、私の前に現れたの?」

まどか「あれ?てっきりお見通しなのかと思ってたんだけど」

ほむら「何も知らないわ。それなら、こんなにに泣いたりしないわよ」

まどか「ふふふ…そっか……」

まどか「なら、もう少し内緒にしておくよ」

ほむら「何よそれ?」

まどか「お姉ちゃん、きっと泣いちゃうから…」

ほむら「……そう。」


世の中には知らないでいた方がいいこともある。

それを私は十分にわかっていた。


ほむら「まぁ、あなたが消えないのならそれでもいいわ」

突然いなくなったりしないんだよな!?希望を持っていいんだよな!?


ほむら「それはそうと、あなた生活の方は大丈夫なの?」

まどか「うん。それは問題ないよ」

まどか「ちゃんと、家もあるよ」

まどか「とりあえず高校を出るまでのお金は、なんとか」


どうやってなんとかしたのだろう?

ますます気になる。

ほむら「魔法で悪いことをしたわけではないのよね?」

まどか「そもそも私、魔法少女じゃないし」

ほむら「魔法少女のことは知ってるのね。」

まどか「あ……黙っておこうと思ってたのに…しまったなぁ」

ほむら「なら、隠れてコソコソ武器の手入れをする必要はなかったのね」

まどか「押入れとか机の引き出しに、いっぱいあってビックリしたよ」


見つかってたのか…


でも、魔法少女にならずにどうやってこのような奇跡を起こしたのか?

謎は深まるばかりだった。

ほむら「魔法少女のことを知っているなら、話しは早いわ」

ほむら「まどか。私はあなたよりずっと早く死ぬと思うわ」

ほむら「そうなった時、あなたは一人になってしまう」

まどか「あ…うん。」

ほむら「随分、軽い返事ね」

まどか「だって、私はほむらちゃんと同じだけしか生きられないんだもん」

まどか「一人になる心配はないよ」

ほむら「どういうこと?」


まどか「えへへ、それは秘密だよ」

ほむら「……なんとなく、あなたがどういう存在なのかわかってきたわ」

何が起きたのか、想像できないけど。

まどか「うん。細かいことは気にしなくていいよ」

ほむら「私としては、あなたが世界に影響を及ぼす存在でなければ、なんでもいいわ」

まどか「それならなにも問題ないよ」



まどか「話はそれぐらいかな?」

ほむら「そ、そうだけど…」

嬉々としたまどかがの手が、頭の後ろに回る。


まどか「今日は、私の番だよね…」///


私はまどかに抱きしめられる形で、胸の中にいた。

そういえば、この体制昨日とは全く逆だった。

おでこのあたりに、まどかの指が触れる。

そして2,3回左右になぞる。

なんだか落ち着く…

肩の力が抜けていくような気がした。


まどか「ふふ、いい子いい子」

ほむら「……」///

顔を見らないように、まどかの中にうずめた。

まどかにいいように、されているのは、しゃくなはずなのに、

抗い難い、人をなだめてしまう力に圧され、反抗する気力も起きない。

右手がほほを撫でて……気持ちよくて…

私は子供のようにまどかのことをだきしめた。

ほむら(まどか……まどか……)


やっぱりダメ…

あなた無しでは、どうしてもダメ……


彼女は静かに、私の髪をただ撫で続けた。


うとうととした意識で気がついた。

ベッドの側に2本の赤いリボンが、強く結ばれているのに。

その日、私は夢をみた。

まどかが、最後の最後で、魔法少女になってしまう夢だ。

いつの日の出来事だろう。

最近のような気もするし、かなり昔だった気がする。

結局魔女を倒して、まどかは力を使い果たしてしまった。

このままでは魔女になってしまうというのに、

まどかはとても安らかな顔をしていた。

私はいつもみたいに涙を浮かべ、懐から拳銃をとりだす。


その時うっすらと、まどかがつぶやいた。



「いつか、魔女が現れない……そんな日が来たら…」


「そしたら……私を思い出してね…ほむらちゃん」





おしまい。

なんだと…

こんな感じで終わりです。

支援、保守してくれた方ありがとうございました。

何かあれば、適当に書いて下さい。

乙乙

出来れば軽い解説頼む

おつ

なんか自分が今まで見たまどマギSSの中では一番原作っぽさがでていた

乙乙

なぜまどかがでてきたとかよりも家とお金等はどうしたのが一番知りたい

>>550

541ので大体あってるんですが、本編よんでるだけではよくわからないように書いたつもりです。

気が向いたらまどか視点で書こうと思ったからです。

まだ書くかどうかはわからないけど、

書いたらネタバレになるので、見たくない人は下は見ないほうがいいかも。

-----------------------------------------


過去にまどかが魔法少女になるときに
「魔女がいなくなった時にほむらちゃんといられますように」
という願いをしました。

このまどかは、原作で「全ての魔女を消したい」という願いをすることを思いついてて
未来の自分が、その願いを叶えてくれることを信じたという前提で願いをしました。
ほむらと一緒にいたいという気持ちと、全てを自分にかけてくれたほむらをひとりきりにしたくない
という思いで願いをしていたという設定です。

そろそろ自分もバイトなので、10時まで残ってたら、質問に答えます。

まどかは詢子さんの所に戻るつもりは無いのか?

>>565
ありがと
すっきりした
10時までこのスレは守りぬくッ

>>565
なんという盛大な乙を

身よりのない女の子
お金はなんとかなる程度
あんこちゃんみたいな手段はとってない


嫌な悪寒がするのは原作者の仕業

>>573
おいばかやめろ

マミ「なぁ…スケベしようや…。13万円でええやろ…?」

まどか「え…いやだよぉ…」

え?やだなぁ?まどっちなら俺が養ってるよ?

>>580
俺じゃないだろ、俺たち…だろ
金の出し惜しみなんてするなよ!

マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」

1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
5. ファーランド サーガ1、2
6. MinDeaD BlooD
7. WAR OF GENESIS シヴァンシミター、クリムゾンクルセイド
SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

QBの魔法少女全員陵辱姙娠出産誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
QB「魔法少女は産む機械」

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

別に帰ってきたらまどか視点書いてもいいのよ?











お願いします

>>568
まどかの願いはほむらと一緒に居ることだし、ママたちとは家族関係も無いし記憶もちゃんとあるわけじゃないんだぞ
それにほむらの側に居ることは鹿目家との交流を否定することじゃない

>>589
そうか…

>>587
どの程度の長さになるかは知らんけど、流石にこれは書き溜め無しじゃきついだろwwww

>>590
いや俺作者じゃないからあんま納得されても困るけどなww

週末とかにママやパパに甘える機会はきっとあるんだよ…
公園でもそれなりに打ち解けてたみたいだし…

マミさんのリサーチ結果とか色々と投げすぎだろ……

乙々

このまどかは概念になったまどかとは別物と考えたほうがいいのか…

でもこれまど神様が一番報われないような気もするが気のせいか

マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」

で誰かスレ建てて下さい…

>>598
コピペに突っ込むのもアレだけど…
建ったとして書く奴いるんだろうかね

概念まどか ∋ 過去未来全ての宇宙のまどか

だろうから、概念化後に過去の祈りによって生まれた現まどかに関しても

概念まどか ∋ 現まどか

が当てはまってるんじゃないか
それなら問題は特に無いと思う

QB「魔法少女は産む機械」

で誰かスレ建てて下さい…

じゃあ別のまどかというより概念まどかの分身みたいな感じ方でいいのかね

さー、こっから保守忙しくなるぞ…

ほむほむぅ

QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよインキュベーター!」
こんな感じのキュゥマミ誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」

QB「魔法少女は産む機械」

で誰かスレ建てて下さい…

ほsy「

飯まえに保守

ヤバい眠い…


保守

すいません、一旦帰ってきたんですが、30分以内にまたでなくてはいけなくなりました。

保守してもらってて申し訳ないんですが

質問には答えられますが

続き(まどか視点の方)を書くとしたらゆっくり時間かけて書きたいので

今回は書きません。

おう、ゆっくりと良いもんを書いてくれたらうれしい

このまどかは幻なの?

改変後なのに時間停止使えてたのは何か理由あんの?

>>568
まどかは詢子さんの所に戻るつもりは無いのか?

まどかには、きちんと家族の記憶があるという設定で書いています。
でも、家族と暮らすよりもほむらの側にいるということを選んだということで。


>>594
次回そういう展開もいれたいですね。

>>595
おっしゃるとおり。
書いていたら、マミさんとの会話の後にすぐ詢子とカフェで話す機会があって
まどかの正体が普通の女の子ではないことが判明してしまいました。
その後に、前の学校で存在してたかとかうんたらやるのも、微妙かなと思い、
気がついてたらフラグを回収する機会がなくなってました。

>>606
概念まどかってのは魔女を消滅させたまどかのことですよね?
それ以前の時間に、まどかが願いをかけて、今現れたという設定です。

>>655 657
幻ではなく、限りなく人に近い存在であり、
「過去のまどかの願いによって生まれた鹿目まどか」
という感じです。
ほむほむを支えることと、側にいることを目的とした願いなので
それを叶える為に必要なのもの(お金や戸籍)はそのとき一緒に手にいれたという設定です。
まあ、ご都合主義ですよ。すいません。

>>656
改変後はまどかの弓の力は使えるけど、時間停止の能力は
継続して使えるという認識で書いてたんだけど違ってました?

勉強不足でごめんなさい。

時間停止は改変後なくなったね

>ほむらだけが、ある意味世界改竄の影響から逃れたところにいる。
>だから、自分が有していた魔法のかたちも変わっちゃってるんです。
>まどかを救いたいという気持ちから手に入れていた、時間を操る魔法の能力は消えてしまい、
>その代わりに、もともとまどかが持つはずだった魔法少女の能力を引き継いでいる。
>だから弓使いになっているんです。まどかがいなくなった空席を、ほむらが埋めているとも言えますね。

ってことらしい

おわりか?
一応保守

>>591
ええ。
1週間ぐらいかかってこれしか書けなかったので
申し訳ないけど、書くのすごく遅いです。


>>596
書いてる時に自分も思いました。
それを言われるとつらいですね。

>>664 667
知りませんでした。ありがとうございます。

そろそろ出かけます。
何か意見とかあれば、後で見るんでお願いします。

概念まどかって>>603みたいに、魔女を消滅させたまどか単一のものじやなく全てのまどかの集合体みたいなもんじゃね
まどかは願った本人だけでなく全ての宇宙において居なかったことになったんだし

× 魔女を消滅させた
○ 魔女の消滅を願った

の方がいいか

しかし虚渕はそんな本筋に関係無いことまで考えて無さそうである

概念化後の世界に普通に存在しているこのSSのまどかはとびきりイレギュラーな存在ではあろうけど
そんなイレギュラーであってもやっぱり概念まどかと繋がってるんじゃないかってことだな

そんなのあったっけ

保守する必要性について

記憶が引き継がれるだけで脳やら肉体やらはJCそのものピッチピチじゃろうて

おれ詳しくないんだけど、精神(精神年齢?)って経験だけで成長するの?
それとも脳の成長・老化が関係するの?

つまりループ中は経験によって機能は上がるが成長による劣化がないチート状態だな

>>690
脳やら肉体がジャッキー・チェン……?

QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよインキュベーター!」
こんな感じのキュゥマミ誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

QB「魔法少女は産む機械」

マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」

で誰かスレ建てて下さい…

>>701
ムッキムキじゃねえか

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年02月28日 (土) 05:13:46   ID: X2RA4zx2

ありがとう
なんかもう、いろいろあるんだけど
今はそれしか言えないわ

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