土の勇者「お腹減った」 (16)
土の勇者「店長、焼肉定食」
店長「あいよ…お前は酒場に行かなくていいのか。仲間とかいるだろ?」
土勇「いらない…それよりお腹減った」
店長「…ホント、お前は17代目勇者たちの中でも変わり者だな」
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土勇「勇者育成学校に入ったのも炎の勇者に誘われたからだし」
土勇「必要最低限のことだけやって生きていたい」
店長「勇者学校に入ったのと矛盾してないか?」定食ドン
土勇「炎勇との付き合いは必要最低限」モシャモシャ
店長「よくわからんやつだ」
土勇「それに勇者が4人も同時に旅に出るんだ」
土勇「ボクにあまりいい人材は回ってこないだろうし」ゴチソウサマ
店長「ふむ…東西南北、各々が街を回って魔物を退治するってんならなぁ」
店長「わざわざここで仲間を集わなくてもいいってことか」
土勇「そそ。現地で雇えばいいし」
土勇「…西の平原ってこんなに魔物多かったっけ…?」
魔物「キシャアアアア!!」ギリッ
土勇「ぐっ…攻撃後がスキだらけだ!」ズシャア!
土勇「うぅ…土の加護で防御力上げてなかったら今頃倒れてるな」
土勇「レベル上がるまでに死にそうだな…早く次の村で誰か雇おう…」
〜西の村〜
土勇「……」ボロボロ
宿屋「あの…大丈夫でしょうか…」
土勇「と、とりあえず2泊…」
宿屋「……最近ここらの魔物も凶暴化してましてね…」
土勇(…確かに前よりも強くなってた…研修で行ってた場所よりも奥だったからか?)
土勇(そもそも、本当に魔王が魔物を凶暴化させているのかな…)
土勇(…魔王とかめんどくさいのは他の勇者にやってもらおう)
土勇「あ、そういや王都出てから飯食ってない」ギュルルル
土勇「……」ガツムシャバリィ
土勇「…ふぅ、お腹いっぱい……満足」
宿屋(この勇者さん、がっつく割に少食だなぁ…)
女「あの〜…土の勇者さまですか?」
土勇「ん?」
女「あ、あのっ…えと……私を雇ってください!」
土勇「はい?」
女「えと、私、錬金術師って言います。王都の酒場にいたんですけど…」
土勇「酒場にいたのがなんでここに?」
錬金「その…炎の勇者さまにお聞きしまして、追いかけてきました」
土勇(あのアホ…)
土勇「どうやってここまで?」
練金「運輸業者さんに乗せてもらって」
土勇(高確率で不良物件…)
錬金「あの、最初は炎勇さまのパーティになるつもりだったんですが…」
錬金「定員オーバーらしくて…」
土勇「…特技は」
錬金「爆薬作りです」
土勇(爆薬ってようするに失敗じゃん…)
土勇「えー、面接は不合格です。お引取りを」
練金「……おっと」チラッ
土勇「!!!」
土勇「貴様…その手に隠しているのは…」
「和菓子専門総本店の…1日10本限定水ようかん…」
土勇「貴様、仕込まれたな…」ワナワナ
練金「炎勇さまに「これで土勇釣れるよ☆」と渡されまして…」
土勇「……仕方ない、1ヶ月の契約雇用、昇給有で」
練金「わあっ!ありがとうございます!」
練金「魔法は使えませんが回復ドーピング、爆薬投擲などは代用できますのでお願いします!」
土勇「えっ 出来損ないじゃなかったの」
練金「えっ」
うーんやっぱ文才がない(´・ω・`)
とりあえず今日ここまで
乙
前作とかはなし?
>>10
ないよ。SS書くのも初めて
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