春香「あれ、服のサイズが…」(363)

ID:rqlGluxc0 代行ですよ代行!

春香「もっ、もしかして痩せたのかなっ!?ダイエットの成果が遂に…!」

春香「あ、あれっ?スカートが落ちちゃう…わわっ!」

どんがらがっしゃーん!

春香「あいてて……え?靴下、こんなに大きいの履いてたっけ…」

春香「おっかしいなぁ?よっ…と」スルッ

春香「…きゃああっ!しっ、ししっ、したぎまでっ!」

春香「…へ?あ、あ。あ!…こ、声まで何だか変になってるよ~!」

千早「春香、さっきから騒がしいけどどうしたの?」トントン

春香「! ちっ、千早ちゃん!たっ、助けてー!」

千早「? ああ、また衣装のホックが外れなくなったのね…全くもう、子供じゃないんだから…」ガチャッ

春香「千早ちゃんっ、こっちこっち!早くっ!」

千早「はいはい……え?」

春香「千早ちゃん千早ちゃんっ!な、何だか私の服がへんなことになって!こ、声までおかしくなって!…千早ちゃん?」

千早「あ、あなた…大丈夫!?変な事されなかった!?」ガシッ

春香「へ?ち、千早ちゃん何だか背が伸びたね…」

千早「あの変態プロデューサー…遂にこんなジュニアアイドルまで…」

春香「おーいったらー…」

千早「とにかく!あなた大丈夫?事務所はどこ?」

春香「だーかーらぁっ!千早ちゃん聞いてよぉっ!私は天海春香っ、千早ちゃんと同じ765事務所のアイドルだってばぁっ!」

千早「…ひどいわ、記憶が混乱してるのね…もう大丈夫よ、一緒に守衛室まで行きましょう」ギュッ

春香「わわっ!ち、千早ちゃんこんなに力持ちだったんだ…って、千早ちゃんっ!降ろしてよ!」ジタバタ

千早「お、お願いだから暴れないで……混乱してるだろうからよくわからないだろうけど…春香は高校生のお姉さんよ。あなたみたいな子供じゃあ…」

春香「…え?」

千早「えーとほら、これが春香よ」

春香「け、携帯の待ち受け画像に私の水着姿が……」

千早「普通なら中々撮らせてもらえないんだけど、海に行ったときに春香が特別にポーズを取ってくれたの…」

春香「千早ちゃん…私そんな事してないんだけど…」

千早「ほら、鏡の前でよく見て。全然違うでしょう?」ヒョイ

春香「…えぇえええ―――っ!?」

鏡の中からは小さい頃のアルバムからそのまま抜け出してきた私が、ぽけっとした表情で私を見つめ返してきていました。
結んでいたリボンはまるで大きな蝶々の様に頭にのっかっています。ぶかぶかのブラジャーが肩からぶら下がり、パンツは腰のあたりで辛うじて引っかかっている有様…
私はしばらくの間、小さな自分とにらめっこをしているしかありませんでした。


春香「………」

千早「…でも、何だかどことなくあなた春香に似ているわね…もしかして春香のファンなのかしら…あの変態プロデューサー、そこにモーションを…!」

春香「わーっ!待ってたらっ!それにプロデューサーさんは変態なんかじゃないよっ!」

千早「!……」ピクッ

千早「…あなた…質問があるわ」

春香「はひっ?な、何だか怖いよ千早ちゃん?」

千早「春香と私が事務所に入りたての時、私は春香の事をどう呼んでいたかしら」

春香「ああ…えっと、はじめは天海さん、だったよね?千早ちゃんその頃恥ずかしがり屋だったから…あははは」

千早「…モバマスでの私のカードは?」

春香「千早ちゃんほとんど私とやよいで固めてたよね…う、うれしいけど…そんなにはまっちゃうとお金かかるって聞いたけど…」

千早「…じゃあもうひと「あーっもうっ!そんなに信じれないんだったらっ…」トテトテ

千早「あっ、あなた!そんなに早く走ったら転んじゃ…」

どんがらがっしゃ――――ん!!

春香「あいったぁ~…」

千早「だっ、大丈夫!?…あ…」

春香「財布財布っと…ほらっ、これ!765プロの登録証!」

千早「…まだ最後の質問が終わってないわ」

春香「まだあるの?いい加減に…きゃあっ!」

千早「大人しくしててね、なにもしないから…」ギュウッ

春香「なっななっなっ…!は、離してようっ」ジタバタ

千早「…たしかこの辺に……嘘、あった…」

春香「あ、あったって…な、なにを見てるの千早ちゃん…」

千早「は、春香が…そんな…ああ…」クラッ

春香「し、しっかりしてよ千早ちゃん!」

千早「まさかこんな…有り得ないわ」

春香「…お母さん私だってわかってくれるかなぁ…学校どうしよう…」

千早「とりあえず、春香は何か服を着ないと…このままじゃ私まで不審者扱いされちゃうわ」

春香「でもジャージも普段着も全然サイズが合わないし…どうしよう」

千早「…一つだけ方法があるわ。ここはジュニアアイドルの着替え室じゃないから今の春香のサイズはほとんど無い。でも例外があるわ」

春香「例外?」

千早「ほら、あそこのベンチに座っている子。」

春香「え?…あ、ほんとだ気が付かなかった…」

千早「まぁ着替え室に来たらほぼ一日中ゲームと昼寝をしてる子だから…」

杏「チッ、まーたやられちゃったー…杏にはこのゲーム向いてないなー、クソゲークソゲー」プチン

千早「彼女、とてもサイズが小さいの。あれでももう春香と同じくらい…」

春香「そうなんだー…最近アイドルがたくさん出てきたから変わった子も増えたね」

杏「ふぁあああ…あー眠い…ねみゅ…ZZZ」

千早「おまけに超がつくほどのルーズだから、ほら」

春香「ロ、ロッカー開けっ放し…」

千早「今回はいた仕方ないわ、彼女から服を借りるしかないわね」

春香「えぇー…ああもうっ、仕方ないっ!許してね杏ちゃん、後で返すから…」

千早「よし、これくらいならぴったり……なにこれ、何日洗ってないのかしら」

春香「な、なんだかよくわかんない染みが付いてるよう…」

千早「…もう後には引けないわ、春香っ我慢してっ!」ガバッ

春香「ううっぷ……湿ってるよこれ~」

杏「…ちゃんと洗って返せよー…むにゃ…」

千早・春香「!!!!」ビックウウウ

千早「…さ、行くわよ春香」

春香「う、うん…」テクテク

スタッフ「あ、如月さんお疲れさまです。あれ?その子は?」

千早「あ、そ、その…親戚の子供なんです。どうしてもサイン貰いたいって楽屋にまで押しかけてきちゃって…困った子ね」ナデナデ

春香「っ!…ご、ごめんね…ち、千早お姉ちゃん」

千早「うふふっ、しょうがないわねあなたは」

スタッフ「へぇ~、如月さんのご親戚ですか。いやー可愛いもんですねぇ…お嬢ちゃんお名前は?」

春香「えっと、あまみはるっむぐうっ」

千早「この子、私じゃなくて春香の方のファンなんですよ。この頃じゃ『はるかさんになる!』なんて言っちゃって…」

スタッフ「あはははっ、この子なら子役あたりで中々使えそうではありますけどね…」

千早「よかったわね、はるかさんみたいになれるって」

春香「っはぁ…え、えへへっ!ありがとうおじさんっ」

スタッフ「お、おじ…コホン!ではお疲れさまでした~」

千早「何とかごまかせたわね…ほら、春香」

春香「千早ちゃん、ありがとう…でも、これからどうしよう…プロデューサーさんにどうやって説明したら…」

千早「春香…ご両親は?」

春香「…結婚記念旅行とかで家には三か月くらい、かな?いないんだ…」

千早「春香、じゃあこうしましょうか。

いきなりだがトイレに行くので選択

その1 春香を「親戚」として秘密裏に隠す。春香は旅行中の両親に不幸がありそこに向かっている事にして三か月の間に解決策を探す。

その2 事務所のみんなに正直に話す。前代未聞の事態だが仲間の力を借りればどうにかしてくれるかも!?

帰る頃に多かった方を書く、漏れる漏れる

漏れたかと思った…じゃあ2ルート突入

千早「きちんとみんなに話しましょう」

春香「うん…そうだよね。いつまでもこれじゃあ…」

千早「春香。」

春香「なに、千早ちゃん?」

千早「…あの、もう一度だけ…さっきみたいに…」

春香「?」

千早「…ううん、何でもないわ。もうすぐ駐車場よ、プロデューサー達が待ってるわ」

春香「うん…」ギュッ

千早「…大丈夫よ、確かに信じられないことだけどきっとみんなわかってくれるわ」

真美「にーちゃん、はるるん達おそいね」

P「…ZZZ」

雪歩「真美ちゃん、プロデューサー疲れてるみたいだしそっとしとこう?」

真美「ちぇー、つまんないのー」ピコピコ

美希「あっ、やっと来たのー!…あれ、千早さんだけ?春香は?」

雪歩「…?千早ちゃん、誰か連れてみるみたい…子供?」

千早「…遅れてごめんなさい、ちょっとトラブルがあって…」

美希「千早さん遅いのー…あれ、その子だれ?」

春香「え、えーとっ…」

雪歩「迷子?だったらまだ受付が開いてると思うからそっちに…」

春香「そ、そのー」

真美「お?だれだれっ!?も、し、か、し、て~押しかけファンの人っ!?ねえねえそうなのっ!?」

春香「た、助けて千早ちゃ~んっ!」

千早「はぁ…プロデューサー、帰りましたよ」

P「んあっ!?」ガバァッ

春香「あっ、プロデューサーさんっ!」

P「……」ジー

春香「…あ、あの…私のこと…わかりますか?」

P「…った…」

春香「へ?」

P「やったあああああああああああああああ!!!!!」

千早「くっ!」ボゴオ

P「おぼふ!」

春香「ぷっ、プロデューサーさーんっ!」



千早「まったく、油断も隙も有ったもんじゃないわ…春香…あ」

春香「ぷっ、プロデューサーさん大丈夫ですかっ!」

P「う、ぐぐ…は、はるか…春香なんだな…」

雪歩・真美・美希「「「えぇえええ!?」」」

千早「…何でそんなすぐにわかるんですか」

P「プロデューサーたるもの担当アイドルの体臭くらいは覚えとくもんだ。それに……しかしちっこく、可愛くなったなぁ春香!」ナデナデ

春香「は、はい…あの、私…着替えしてたらっ、いきなり…」

P「まぁ詳しい話は後だ。今は事務所に帰るぞ、早く乗れ」

―――翌日―――

伊織「指紋、虹彩、DNA鑑定…全て調べさせたけど全部春香と一致したわ」

雪歩「じゃ、じゃあやっぱり…」

春香「あ、あまみはるかです…えへへ…」

やよい「春香さんうちのかすみと同じ位ですー、よーしよしっ」

春香「あ、ありがとうやよい…」

律子「こ、こんな非科学的な…頭が痛いわ…」

美希「うーん…ミキはきっと夢を見てるの、うんそうなの!もう一回寝ればきっと覚めるの…おやすみ、あふぅ…」

真「座ったまま寝ないでよ美希…うーん、でもすっかり小学生に逆戻りだね」

あずさ「あらあら~、でもこのくらいの春香ちゃんもとっても可愛いわよ?」

小鳥「そうですねぇ~。いつ元に戻るんだかわからないんだしコス…ゲフン、おしゃれ写真の一枚や二枚…」

貴音「小鳥嬢…しかし春香には仕事や学校もあるはず…第一御両親への連絡はどうすれば」

亜美「ねーねーはるるん!おにごっこしよー!はるるんがオニねっ!」

春香「あっ、亜美?うわわわっ!」

真美「ねーねーはるるん!ゲームやろー!」

春香「真美っ、今それどころじゃっ…亜美も離して~!」

亜美「真美ー!ゲームなんていつでもできるじゃんっ!」

真美「鬼ごっこだっていつでもできるじゃんっ!」

春香「うっ…いたいよう…」ギューギュー

伊織「あー!こらあんたら、春香が痛がってるでしょうがっ!」

亜美「だって真美が離さないんだもん!」グイグイ

真美「はるるんっ、鬼ごっこみたいなろーてくよりゲームの方が面白いよねっ!」グイグイ

亜美「何を~っ!すべての遊びの原点は鬼ごっこに帰するのだーーー!!」グイグイ

春香「やめっ…痛いよっ…ふっ、ふぇ…ひっ…うぁああああんっ!痛いようっ…ひぐっ」

亜美・真美「「あっ…」」

春香「うぇえええっ、ひぐっ、ぐすっ…うっ、ぐすっ」

千早「おはようございま…」

春香「ひくっ、うくっ…」

千早「…」

春香「ち、はやっ、ちゃんっ…うぇええっ」トテトテ

千早「…どういうことですか、これは」

小鳥「えっと…その、春香ちゃんと今後の相談というか…」

千早「春香はつい昨日、何の予告も無しにいきなりこんな姿になったんですよ?それをこんな風に…」

亜美「千早ねーちゃん…あ、あのっ!ごめんなさいっ!」

真美「まっ、真美もっ…ごめんなさっ…ひゃあっ」

千早「亜美、真美!こんな風に背の高い人に左右から引っ張られてみなさい!春香はもうあなた達みたいに大きくないのよ!」

律子「…確かに、こんな状態の春香に大勢で話すのは失敗だったわ。ごめんなさい春香…もしかして怖かった?」

春香「うっ…ぐすっ…はっ…はい…何だかみんなも回りの色んな物も前より大きくて…その、少し怖くなって…
やっぱり体が縮んじゃうと、臆病になっちゃうんでしょうか?」

伊織「残念だけど、しばらく事務所は休んだ方がいいかもしれないわね…アンタそんな体じゃいつ大けがするか分かんないわよ」

やよい「うっうー…春香さん、お休みしちゃうんですか?さびしいです…」

千早「今の春香には、安心して心の整理が出来る環境が必要だと思うんです。余り多くの人と接する事なく、住み慣れた場所で…」

雪歩「で、でも春香ちゃんの御両親、家にいないんじゃあ…」

美希「誰か面倒見てくれる人がいないと春香困っちゃうの」

千早「それなら心配しないで。私が責任をもっ「俺だあああああああああああ!!!!」

千早「ふんっ!」ボグシャア

P「おおうっ!!」

律子「ぷ、プロデューサー!?」

P「く、くそう…パイプ椅子は反則だぞ千早…」

春香「千早ちゃんっ、やりすぎだよっ!だ、大丈夫ですかプロデューサーさんっ!?」

P「お、おお…ほんとに春香だぁ…ちび春香だぁ…」ワシワシ

春香「きゃっ!?ぷ、プロデューサーさん、頭がグラグラします~」

千早「まったくもう…ほら春香、早くこっちに来なさい」

P「ほーれ、肩車だぞ春香ー」

春香「わわわっ!プロデューサーさんっ、落ちちゃう落ちちゃうっ!」

千早「…」イラッ

千早「とにかくっ!春香が元に戻るまで誰かが春香の生活を援助しなくてはならないんです!」

律子「でも春香の家って確か他県にあるんでしょ?事務所でローテーション組むにしてもそこまで通うのは無理があるわよ…とりあえず誰か都合の空いてる人いるかしら」

ぐわー眠い。頭がぼけてきた、安価の力を借りよう… >>112 春香を一応預かってくれる家、または事務所

伊織

伊織「はーっ、全くしょうがないわねっ!この伊織ちゃんが預かってあげるわよ、感謝しなさい!」

律子「伊織?!…本当にいいの?」

伊織「大丈夫よ、家には使わない部屋がゴマンとあるんだしっ!メイドや執事もいるから伊織ちゃんが居なくたって春香の世話には困らないわ」

春香「伊織…ありがとうっ!」ギュッ

伊織「!…ば、馬鹿言ってんじゃ…無いわよ…べ、別にアンタが居なくなると事務所の仕事にも影響出るし…その…ああもうっ、とにかく足元から
離れなさいっ!」バッ

春香「あっ、伊織…」

伊織「いい?今日事務所が終わったらすぐに迎えの車が来るから伊織ちゃんが帰ってくるまで大人しく待ってるのよ!
……あと、給湯室や食器類とかにも触っちゃダメよ?高いとこの物とるとか気を付けなさいよ?」

春香「うんっ、ありがとうね、待ってるから!」ニパッ

伊織「っ…!」カァッ

伊織「とっ、とにかく大人しく待ってなさいよ!」バタン

―――そして夕方―――

伊織「家までやって。今日は小さなゲストがいるから、安全運転でね」

春香「うわぁ―…こ、こんな車映画でもみたことないよー…」

伊織「にひひっ、庶民には贅沢すぎたかしら?」

春香「わっ、これ冷蔵庫かな?わぁっ、テレビついてるっ!DVDまであるよ伊織っ!」

伊織「ちょ、ちょっとはしゃぎすぎよ春香!いくら庶民には珍しいからって…」

春香「ねぇねぇ伊織っ、これ映んないかな?リモコンリモコン…」

伊織「はぁ?家まで20分ちょっとなんだから見てもそんな意味無いわよ」

春香「そ、そっかぁ…」ショボン

伊織「……(ねぇ、ちょっと遠回りして)ボソボソ…渋滞ね…ま、まぁ暇つぶしに見てみましょうか」

春香「!」パァッ

伊織「ほらっ、ここ座んなさい。今のアンタは背が低いんだからそこからじゃ見えないわよ」

春香「…あっ、危ないっ!後ろ後ろっ!」

伊織「にひひっ、映画の中までは聞こえないわよー。あーあ、やられちゃった」

運転手「伊織お嬢様、家に着きましたが…」

伊織「え、もう?…しょうがないわね、春香」スッ

春香「なに、伊織?…手?」

伊織「もうっ、手をつながないと危ないでしょ!ただでさえアンタはよく転ぶのに今の体で転んだら家に着くまでに泥まみれよ!」

春香「う、うんっ…えへへっ」

伊織「…何よ、にやついちゃって」

春香「伊織って意外とお姉さんなんだね、すっごく優しくて頼りになるもん!」

伊織「なっ…もうっ!早くついてきなさいよっ!」

春香「あっ、わわっ早いよ伊織っ!」

伊織「にひひっ、これでも我が水瀬邸の四分の一にもならないんだから」

春香「ほんと?じゃあ、もっときれいな場所があるんだ」

伊織「まあね。向こうには噴水、向こうには花壇があるの」

春香「へぇ~」

伊織「…ほら、横ばっか見てると転んじゃうわよ」

春香「あっ、ごめんね伊織」

伊織「はい、ここがアンタの部屋」

春香「ぬ、ぬいぐるみがいっぱい…何の部屋だったのここ?」

伊織「私が幼稚園の頃使ってた部屋よ。えーとこの子がフェルナンデス18世、この子がアレキサンダー五世…」

春香「ひゃーっ、大きくてもふもふして…んー…」

伊織「さっそくウルフリック六世にダイブしてんじゃないわよっ!…春香?」

春香「くー…すぴー…」

伊織「…やっぱ体が小さくなった分、頭の中も変わったのかしら…ほんと昨日まで17歳だったなんて信じられないわ…」

春香「んぅ…くぅ…」

伊織「…いつも一人でぬいぐるみに抱きつてたわね、懐かしいわ…」

伊織「……」ギュッ

春香「んぅっ…くぅ…くぅ…」

伊織「あったかい、わね…ぬいぐるみよりは」

だめだおやすみ

>>127
他にアイマス作品書いてたら教えて欲しいんだが

>>131 レベルが足りないからいつも書き手が放置したスレを探し回っているんだよ
最近は 春香「やよい、んぅ~~~」 てのを書いたきりだ

この前の2ch総落ちでレベルが吹っ飛んだ。回復を待つのみなんだよ…
さぁ明日はばっちゃの野良仕事の手伝いだ、今度こそおやすみ

伊織「ふんっ、ぬいぐるみにばっか抱き着いちゃって…そんなにウルフリックが気に入ったのかしら?」

春香「ZZZ…」

伊織「スーパーアイドル伊織ちゃんにハグしてもらえるなんて一生もんのたいけ「お嬢様ー?」どわああああっ!!ななっ、ななな何かしらっ!?」

メイドその72「あの…お食事の用意が出来ましたのでお呼びに上がりました」

伊織「あ…あ、あらそうっ!すぐ行くわ、はっ春香、ほら起きなさい!」

春香「ん~…むにゃ…なにー…?」

伊織「何ってごはんよごはん」

春香「眠いよう~…ふぁああ…」

伊織「あっこら!起きろって言ったそばから寝てんじゃないわよっ!」

春香「ふぁああ…」

伊織「ほらっ、手つないだげるから早く来なさい」

春香「! えへへっ、ありがと伊織おねーちゃんっ」ギュッ

伊織「…はぁ?な、ななななに言ってんのよアンタはっ」

春香「だって伊織、ほんとにお姉ちゃんみたいなんだもん…えーと、こういうのいや、だった…?」

伊織「そ、そんな顔しないでよ…別にいやってわけじゃ…で、でも…あーもう、好きな風に呼びなさいっ!お姉ちゃんでも何でもなってあげるわよ!」

春香「じゃあっ、伊織お姉ちゃんっ」

伊織「もうっ、早く食堂に行くわよっ」

春香「ねーねー、お姉ちゃん」

伊織「何よ春香」

春香「お姉ちゃんは家族の人と一緒にご飯食べてるの?」

伊織「…んなわけないでしょ。パパは一年中家にいないし、お兄様はもう自分の家を持ってるし…ここに住んでんのは住み込みの召使いと私ぐらいよ」

春香「…あ、あの…何だか悪い事聞いちゃった?」

伊織「…うっさいわね」

春香「ご、ごめん…うわああっ!?」ツルッ

伊織「はっ、春香っ!?」

春香「うぅ~…ま、またやっちゃった…」

伊織「ああもう、何で何もないとこで手まで繋いでやってんのに転ぶのよっ!」

春香「ご、ごめん…」

伊織「よいしょっ…ほら」

春香「え?」

伊織「おんぶしてあげるわよ、この調子で転び続けられたらたまんないわ」

今起きた


春香「う、うん…」

伊織「よいしょっと…全く感謝しなさいよねっ!畏れ多くもこの伊織ちゃんにおんぶしてもらってるんだから」

春香「…何かごめんね。いっつも伊織には迷惑ばっかで…」

伊織「こんくらいいつものアンタのドジとは比べものにならないわよ。それに…」

春香「?」

伊織「い、今は『お姉ちゃん』…って呼びなさい…」

春香「…うん、伊織お姉ちゃん」ギュッ

春香「うわあー…ここもでっかーい…」

伊織「時々会食なんかに使ってるみたいだから無駄に広いのよ、ほら…よいしょっと」

春香「おおっ、おいしそー!…あれ、伊織おねえちゃん?」

伊織「何よ」

春香「どうしてそんな離れて座ってるの?」

伊織「ここが私の指定席だからよ。ちなみに隣はシャルルの指定席なの」

春香「んしょ、んしょ」ガタガタ

伊織「……なにやってんのアンタは」

春香「にひひっ、私の指定席つくってるの。お姉ちゃんと一緒に食べたいもん」

伊織「もう勝手に…いいわよ、好きにしたら?」

春香「えへへ、おねーちゃーんっ」

伊織「全くもう…急に甘えん坊になっちゃって…ほら、もっとこっち寄せなさい」グイ

伊織「ソースが付いちゃってるわよ、だらしないわね」

春香「伊織お姉ちゃんも付いてるよー」フキフキ

伊織「わっ、わかってるわよ!後で拭くつもりだったの!」

―――そして夜も更けて―――

春香「ふぁーあー…眠い…」

伊織「もう、子供は早く寝なきゃダメなんだから…ほらこっちよ」

春香「伊織お姉ちゃんもまだ子供でしょ?」

伊織「私は大人!もう大人なの!」

春香「あはは、何だか変なの…あれ、ぬいぐるみの部屋はあっちだよ?」

伊織「…いいから黙ってついてきなさいよ」スタスタ

春香「?」

伊織「スーパーアイドル伊織ちゃんのお部屋。そこいらにあるもん勝手に触るんじゃないわよ」

春香「あ、あれ?何だか案外ふつうの部屋だね」

伊織「無駄に広く作ったって一緒に使う人もいないんだし、何の意味もないもの」

春香「…」

伊織「…あ、あの部屋、アンタが使うには少し豪華すぎるわ!だ、だからその…伊織ちゃんの…その…」

春香「伊織おねーちゃんっ」ダキッ

伊織「へっ?はっ、ははっ春香…?」

春香「うん、いいよ。一緒に寝よ?私もお姉ちゃんと一緒がいいから」ニコッ

伊織「…しょうがないわね、ほんとに、ほんとうに甘えん坊なんだからっ!」

伊織「すー…すー…」ギュウッ

春香「い、伊織…ちょっと苦しいよ…」

いおりんお泊り完了、例によって次のお泊り安価だ >>200

P

―――翌日―――

P「っしゃきたこれえええええ!!」

千早「ふんぬっ!!」バグンッ

P「そぶんがるでっ!!」

伊織「ふっ、ふざけんじゃないわよっ!何でこんなド変態に春香を預けなくちゃなんないのよっ!」

P「うぐぐ…ならこうしようじゃないか、伊織の家の方に俺が定住する。これで万事解決だ…」

伊織「何が家の方によっ!何一つ解決してないじゃないこのド変態っ!」ゲシゲシ

P「オオウッ!オオウッ!もっとだ!もっと痛みをくれ!」ビクンビクン

千早「…何で春香は彼のこと変態じゃないなんて言えるのかしら…」ハァ

律子「うーん…プロデューサーがねぇ」

千早「とにかく、プロデューサーに預けるのに私は反対です…あんな変態に春香を…くっ」

伊織「私の家の方も、春香を養えないなんてこと絶対にないわ!ぜーったい、絶対に伊織ちゃんのとこにいた方がいいんだからっ!」

律子「…二人とも、プロデューサーのことまるで性犯罪者みたいに言ってるけどあれでも結構しっかりしてるのよ?確かに変態ではあるけど手を出したりはしないし
いつもあなた達の事、自分の子供みたいによく考えてくれてるわ」

千早「…確かに彼の有能さは認めます。でも…」

伊織「絶対に認めないわ。事務所ではそうでも自宅に戻ったら何をしでかすか…」

律子「まぁいつもがいつもだからね、そう簡単に信用できないのもわかるわ」

千早「…もし、どうしてもプロデューサーが春香を預かるのなら私にも考えがあります」

伊織「千早?」

千早「私も、プロデューサーの家に行きます。春香一人を犠牲にはできません」

伊織「!…わ、わたしもよ律子。プロデューサーの家、都内でしょ?そこならすぐに自宅からでも通えるわ」

律子「…はぁ、あなた達よっぽどプロデューサーの事信用してないのね。それとも春香がそんなに心配なのかしら」

千早「心配じゃないはずありませんっ!ほんとなら私がすぐにでも引き取って…!あ…」

伊織「な、何だかアンタ…プロデューサーと同じ匂いがしたわよ…」

千早「と、とにかく!今日は午後の予定はまるまる空いている筈です。私、帰って荷物をまとめてきます」

伊織「律子、ほんとにプロデューサー大丈夫なの?」

律子「…はっきり言ってとんでもない変態とは思うけど、善人だとは思うわよ」

伊織「やっぱり変態なのね…春香、ごめんね」

やよい「ごまえ~い、ごまえ~い♪」

春香「がんばーっていきましょ♪」

やよい・春香「「いちばんだいすきなっ、わたしーになーりーたーいーっ!」」

やよい「いえいっ!じょうずですっ春香さん!」 春香「いえーいっ!えへへ~やよいもすごいね!」

雪歩「春香ちゃん上手だね~!やっぱり小さくなっても覚えた事は忘れないんだ」

春香「ゆーきほっ」トテトテ

雪歩「はえ?どうしたの?」

春香「えへへへ~」モジモジ

雪歩「?」

やよい「雪歩さんっ、春香さんなでなでしてもらいたいんですよ!ほらっ、こうやって」ナデナデ

春香「ん…ありがとやよい」

雪歩「なでなで…春香ちゃんほんとの小さい子みたい」ナデナデ

春香「えへへっ、ありがとゆきほっ」ギュッ

P「おーい、春香ー!そろそろ行くぞー」

雪歩「あれ、プロデューサー?今日はお仕事じゃなかったんですか?」

P「早めに終わらせてきたんだよ…よっと、ほーら高い高い」

春香「わぁーっ、プロデューサーさんでっかいですね!」

P「はははっ、春香がちっこくなったんだから当然だろ」

やよい「プロデューサーもう帰っちゃうんですか?」

P「ああ、いろいろと準備があるからな」

伊織「ちょっ、ちょっとアンタら待ちなさい!」

春香「あっ、伊織おねーちゃん!」パタパタ

伊織「お、おねっ…バカ、こんなとこで呼ぶんじゃないわよ…」

春香「おねーちゃーん」ギュッ

伊織「ばばば…ばかばかっ!離れなさいったら、こらっ!」

P「どうした伊織、まさかお前もついてくるとか…そりゃないか、あははは」

伊織「うっさい黙れえっ!!」ドゴッ

P「どヴぁきんっ!!」

伊織「そ、そのまさかよ…あんたの家に行くなんて最悪だけど、春香が…」

春香「伊織おねーちゃん、あったかいねー」ギュウッ

伊織「もういい加減離れなさいったら…」

P「うぅ…膝はやめろ膝は…」

伊織「あと、千早もくるみたいよ。…アンタって本当に信用無いわね、当然だけど」

春香「! 千早ちゃんっ、ねえ千早ちゃんも来るのっ?」

伊織「あーそうよ。アンタが大好きな千早ちゃんも来るわよ」

P「…たぎるな」ボソリ

伊織「へ?何か言った?」

P「いや、なんでも。そうか、千早の奴も来るのか…こりゃ一気に大所帯だな」

くそ、自動車学校だと…今日は実習だ、帰りは五時ごろ 飽きたら雑談にでも使って落としてくれ

P「よーし、そろそろ行くか春香」

春香「はーい」

伊織「ちょっと待ちなさいってば!春香もこんなのにホイホイついてかないの、ほら」ギュ

春香「お出かけっお出かけっ♪伊織お姉ちゃんとプロデューサーさんでお出かけっ」

P「ははは、伊織もすっかりお姉さんじゃないか…春香、ちょっとお兄ちゃんって呼んでみてくれないか」

伊織「このド変態っ!春香に何吹き込んでんのよ!」ゲシッ

P「いでっ…」

P「よーし、二人とも乗ったか?」

春香「あれ、千早ちゃんは?」

伊織「荷物まとめてから来るっていって一旦帰ったわよ」

P「千早…伊織、ライバルが出来そうだな」

伊織「? 何言ってんのアンタ」

P「あ、ちょっとスーパー寄ってくぞ。今夜のメシを買っていかなくちゃな」

伊織「ふーん…スーパーなんて寄るの久しぶりね…」

P「久しぶりって…お前行ったことあるのか!?」

伊織「失礼ね、前にやよいと来た事くらいあるわよ!」

P「ははっ、悪い悪い…えーと今日は四人もいるんだしいっちょ鍋でもやるか」

春香「お鍋?プロデューサーさんお鍋ですかっ!?」

伊織「鍋ね…ま、まぁ春香も喜んでるみたいだしたまにはいいかしら?」

P「よーし、ついたぞ」

春香「お鍋っおっ鍋~♪」パタパタ

伊織「わっ春香ちょっと待ちなさいったら!いきなり飛び出したら危ないわよ!」

春香「きゃっ!」

伊織「もうっ、捕まえたわよ春香!いい?はぐれたりしないよう、伊織お姉ちゃんとちゃーんと手をつないでるのよ、わかった?」

春香「はーい…つまんないなぁ…」

伊織「…随分いろんな種類の野菜があるのね…どれにすればいいのかしら」

P「えーと、豆腐に豚肉に糸こんにゃく…」

春香「ねーねー伊織お姉ちゃん」グイグイ

伊織「何よ春香、あんまり引っ張っちゃダメよ」

春香「これっ、これかってー!」

伊織「ええ~?お、お菓子…それもこんなにたくさん…」

春香「かってかってー!」ピョンピョン

伊織「…何だか変ね…昨日までは体は小さくなったけど少なくとも分別はついてたはずなのに…ほんとに子供みたいに…」

春香「…だめ?」

伊織「…そんな顔しても、だめなもんはだめよ。棚に戻してきなさい」

春香「は~い…」ショボン

伊織「…早いところ解決策を探さないと…ウチの病院で調べてもらおうかしら…」

春香「!」テテッ

伊織「あっこら!離れちゃだめっ…あ、あんた!?」

千早「はっ、春香っ!?何でこんなところに…」

春香「えへへ~、ちはやちゃんっちはやちゃんだー」ギュウ

千早「あ、あんまり強く抱き着かないでちょうだい、荷物が…」

伊織「な、何で千早がここにいるのよ!?」

千早「えっと…春香と一緒に、せ、生活するんだから、料理でも作ろうかと…」

伊織「でもそれ、明らかに買いすぎじゃないの?何だか食べ物以外も結構入ってる気がするんだけど…」

千早「春香のサイズに合う服や下着類よ。いつまでもあの無気力Tシャツを着せている訳にもいかないし」

春香「ちはやちゃん、ちはやちゃーん」デレデレ

伊織「…」イラッ

千早「春香、そんなにたくさんのお菓子どうしたの?」

春香「えーっとね、これはね、伊織お姉ちゃんがこんなにたくさんかえないからもどしてきなさいって」

千早「おねえちゃん…?」ピクッ

伊織「あ、えーと、その…はっ、春香が勝手に呼んでるのよ!全く二日前まで17歳だった癖に年下の私を『お姉ちゃん』なんて…」

春香「あれー?でも伊織お姉ちゃんも『お姉ちゃんってよびなさい!にひひっ』とか言ってたよー?」

伊織「にひひ、は余計よ!…あっ…」

千早「……そうなの…春香、こっちに来なさい」

春香「?」

千早「お菓子、買ってあげる。全部は無理だけど一つだけ選びなさい」ニコッ

春香「!! ありがとうちはやちゃんっ!」パァッ

伊織「なっ…ちょっと千早!甘やかしてんじゃないわよ!」

春香「えへへっ、どれにしようかな~?」

千早「うふふ、ゆっくり選んでね春香」ナデナデ

伊織「ぐぬぬ…春香」

春香「なに、伊織お姉ちゃん?」

伊織「…二つまでならいいわ」

千早「なっ…!…春香、三つ選んでいいわよ」

伊織「四つなら!」

千早「くっ…!五つっ!」

伊織「何よ!」 千早「あなたこそっ…!」

春香「ちはやちゃん?…伊織お姉ちゃん…?」オドオド

千早「純真な春香をモノで釣ろうなんて何考えてるの!?」

伊織「何が純真よ、自分も同じ手使ったくせに!」

春香「うっ…くひっ…ひぐうぅ~…」

千早・伊織「「あ…」」

春香「うあああああんっ、やだよぅっ、ふとりともやめてっ、よぅ…うぁあああっ」

伊織「はっ、春香っ…」

千早「くっ…春香、ごめんなさい大声出してしてしまって…」

春香「うぇえええんっ、えぐっえぐっ…うぇええっ…」

P「はっ、はるかあああああ!!」

千早「!…伊織っ!」ガシッ

伊織「ええっ!」ガシッ

千早・伊織「「どっせーーーーいっ!!」」ゴギャッ

P「あるどぅいんっ!!!」

千早「…はっ、しまった…少しやりすぎたわ…」

伊織「ぷ、プロデューサー…生きてる?」

P「ぐぅ…せ、成長したじゃないか二人とも…咄嗟の連携技とは…だが、今回は二人に非があるぞ」

春香「ぷろでゅーさーさ~んっ、えぐ、ひぐっ」グスグス

P「二人とも、自分の立場を忘れてないか?今の春香にとって二人は保護者みたいなもんだ。その二人が大声でケンカしてみろ、
ただでさえ春香は周囲の変化に結構敏感な子なんだぞ?」

千早「くっ…今回ばかりは自分の非を認めざるを得ません…ごめんね春香」

伊織「…あんたみたいな変態にそんな事言われるなんて…反論できないのが悔しいわ…春香、私怖かった?」

春香「んっ…ぐっ」

千早「春香…?」 伊織「な、なによ手なんてつかんじゃって」

春香「二人ともあくしゅ……なかなおりして」

千早「…うん、ごめんなさい伊織、大人げなかったわ」

伊織「ふ、ふんっ…しょうがないわねっ……ご…ごめん、なさい…これでいい?」

春香「うんっ!」ニパッ

P「うん、これで一件落着だな!…さてそろそろ帰るとするか」

千早「はい…ふふっ、伊織は右手ね」

伊織「な、何だか恥ずかしいわよこれ…繋ぐのはどっちか片方でいいのに…」

春香「おっなべ、おっなべ~♪」

P「…よし」ボソ

―――そしてその夜、Pの家―――

春香「……」ジー

千早「春香、そんなに鍋に顔を近づけちゃだめよ」

春香「…おなべ、まだにえないの?」

伊織「まだ火をつけたばかりでしょ、我慢しなさい」

P「かつて~の英雄赤のラグナル~」カチカチ

千早「プロデューサー、食事のときくらいゲームはやめてください…それに何なんですかその変な歌は」

P「そうか?俺は気に入ってるんだがな…今度千早にも歌ってもらおうかと」

千早「絶対に嫌です!」

春香「おなべ…まだかなー?」カパッ 「むぁっ!?」

伊織「あっ春香…もうじっとしててよっ…と」

春香「伊織おねーちゃん、あったかい」

伊織「はいはい、鍋が出来上がるまで離さないわよ」

春香「ん……くぅ…くぅ…」

千早「春香、寝ちゃったみたいね」

伊織「…あの、千早。それにプロデューサー…」

P「ん、なんだ?」

伊織「今日の春香を見てて、何かおかしいと思わなかった?」

P「ああ、可愛すぎておかしくなりそうだった」

千早「プロデューサー…いえ、もう言わないことにしましょう…そうかしら?確かに体が小さくなったから色々思う所はあるのだろうけど…」

伊織「っはぁ~…千早、あんたって見かけによらず結構とろいのねえ…いい?前の春香が、あんな風に見境なく人に抱き着いたりした?お菓子を
どっさり持って来てねだったり、ちょっとした言い争いで手も付けられないくらいに泣き出したり…」

千早「そういえば…そうね」

伊織「やよいと遊んでた時もそう…歌を歌って頭なでてー、なんてまるで幼稚園児だわ」

P「……」

伊織「春香の体が小さくなったことで精神まで影響が出てるとしたら…もし原因がわかって体が元通りになったとしても…」

千早「心は小さい頃に戻ったまま…」

P・伊織・千早「「「…………」」」シ―――――ン

春香「ふぁああ……あっ、おなべっおなべ!伊織お姉ちゃん、ちはやちゃんっ!」ジタバタ

伊織「あーっ!吹きこぼれちゃったじゃない!何か拭く物もってこないと!」

千早「それより火を止めないと…!プロデューサー、ぼさっとしてないで手伝ってください!」

P「あ?…あ、ああ!えーっと、春香、俺の膝の上に避難しろっ!」

春香「は、はいっ!」ポスッ

千早・伊織「「おおりゃあああっ!!」」ゴシャアッ

P「あずらっ!!」

春香「うぅ…ちはやちゃん、おなべがしんじゃうよう…」グスン

千早「大丈夫よ、ちょっと底の具が焦げた位だから」

伊織「ほらこのくらいで泣かないの!はいっ、春香のぶん」

春香「! おなべおなべっ!えへへっ」

P「そんな急いでっ、あつっ、食うなよ、はふっ、誰もとりゃしないからっ、あっつう!」

伊織「アンタも我先に肉ばっか食ってるんじゃないわよ!」

千早「春香、次はどれがいいかしら?」

春香「うーんとね、おとうふっ」

千早「はい、おとうふ」

春香「わぁっ!」

千早「あ、待って…まだ熱いから冷ましてから…ふぅー…ふぅー…」

春香「む~…」イライラ

千早「…まだかしら?あ、春香!」 春香「むぐっ!」パクッ

千早「だめよ春香!ちゃんと冷ましてからじゃないと…」

春香「さめたおなべなんておなべじゃないもん!じぶんでとるからっ…あれ?えいっえいっ…あれー?」

伊織「ぷっ…あははっ!お鍋の中に手が届いてないわよ春香。伊織ちゃんが取ってあげるから光栄に思いなさいっ!」

P「いや、ここは俺が取りすぎた肉をやろう!」ヒョイ

千早「…そういえば私もお肉取りすぎたわね…春香、少し食べる?」ヒョイ

伊織「む―…春香っ、伊織お姉ちゃんが直接食べさせてあげる!はい、あーんして、あーん…むぐっ」

春香「えへへー、伊織お姉ちゃん、私が取ったお肉、おいしい?」

伊織「…まぁまぁね」モグモグ

春香「けぷっ……」

伊織「春香こんなにたくさん食べさせて大丈夫だった?」

千早「ついつい可愛くて食べさせてしまったけど…お腹壊さないかしら」

P「ま、気にすんなよ!このくらいの年齢だったらよく食うもんだ」スタァアアプッ!

伊織「またゲーム?大概にしなさいよ全く…この時間は伊織ちゃんのお気に入り番組があるんだからっ!」ブチッピー

P「あああっ!?伊織お前電源ごと抜きやがったなー!」

伊織「何よ、別に叩き壊したとか水ぶっかけたとかじゃないんだから入れなおせばまた動くわよ」

P「俺の200時間が…恐れを知らず生き、恐れを知らず逝った…トホホ」

千早「あっ、ほら春香!あなたが映ってるわよ。」

春香「?」

『劇場版第二作が決定した特撮映画「無尽合体キサラギ」!その主演の双海真美・亜美ちゃんと、敵勢力のボスを演じる天海春香さんがスタジオに来場されています!』

春香『天海春香ですっ!よろしくお願いしまーす!』

亜美『あー!アミたちが主役なのにー!』 真美『先に言っちゃうなんてずるいよはるるんー!』

千早「うふふ、春香らしいわね」

春香「…このおねーちゃん、だれ?」

千早「…え?」

P「な、なに言ってんだ春香、お前だよお前!」

春香「ううん、しらない。しんせきのこかなぁ…でもテレビに映ってるなんてすごいね!」

伊織「…春香。そのお姉ちゃんの隣にいる子、誰だかわかる?」

春香「? あみにまみでしょ?…あれ?でも何で二人がテレビに…わたし…うっ…」

千早「春香っ!」

春香「うぅ…あたまいたいよう…」

P「!…ちょっと病院を探してみる!春香の面倒見といてくれ!」ダッ

伊織「ちょっとプロデューサー!」

千早「はっ、春香、大丈夫!?」オロオロ

春香「う~ん…」

伊織「…プロデューサー…何か隠してるわね」

――― 


P「…!話が違うじゃないかっ!まさか記憶まで…!」

?「それは聞かなかった君に責任があるだろう、765のプロデュー…おっと変態プロデューサー君?」

P「くっ…確かにあの時俺は…」

?「風に舞った天海春香の秘蔵写真を追って東京湾にダイブする様なアホは初めて見たよ…おかげでこちらは
君への契約内容すらロクに話せなかった」

P「ああ、俺は春香の事が大好きだからな!」

?「…威張って言う事かねそれが」





P「春香だけじゃない!765プロのアイドルはもちろん律子や小鳥さん、876の愛ちゃん、絵里ちゃん、涼ちんにまなみさん、舞さんに石川社長も…」

?「ええい、もうやめろ!!…ここまでのド変態だったとは…気分が悪くなってきた…」

P「変態ではない、紳士だ」キリッ

?「…まぁ君のおかげで765の主力を一つ減らす事が出来たよ、礼を言おう」

P「減らした…?嘘つくな春香をあそこまで可愛くしやがって」

?「…さっき君が言った通り、この薬品は体だけでなく記憶まで退行させられる…もちろんそれまで身に着けたノウハウ、テクニックもすべてパァだ」

P「…一週間で元に戻ると言ったよな?」

?「それは体だけの話だ。後は君がこいつをすべての765アイドルに使ってくれていれば…だが君は一つ受け取ったところでおまけの秘蔵写真を追って海へ…」

P「あっ、そうだ!結局あの写真アイコラだったじゃねえか!」

?「…どうだ、765の。君が望むなら解毒剤がある。しかも薬品とセットで充分な量が…彼女(彼)らに複数回使っても余る位だ」

P「」ピクッ

?「しかも…私たちの総力を挙げて激写した秘密の765・876/フルカラーのネガも付けてやろう!」

P「」ピクピクッ

?「どうだね…?」

P「…そちらの要件は」

?「それは…もうわかっているだろう。きみのいせ『そ こ ま で よ っ !』

P「っ!こっこれは…伊織?伊織なのかっ!?」

?「ちいっ、ヘリコプターまでっ…」

伊織『プロデューサー―!まだ生きてる――!?』

P「い、伊織…どこらへんから聞いてたんだ…?」

伊織『へ?えーと…あんたが要件だのなんだと言い出したとこからよ』

P「そ、そうか…ふぅ~っ助かったぜ…」

?「なっ、貴様…!おいっ、この男はっ」

P「ぬうりゃああっ!!」ドゴオッ

?「べせすだっ!!!」

P「伊織―――!すまなかった―!!俺は、俺はぁ…うぐっ…母親を、人質にとられてっ…」

伊織『…あんた…』

?「くっ、ぐう…貴様の母親など…げほぉっ…くそ…」

伊織『…こんのド外道がっ!プロデューサーはド変態だけど、アンタはそれ以下よっ!ガードマンっ!』

P「よっしゃ!」

?「おいっ、話をっ…」ワンワン、ウーウー「くそっ、引き上げるぞ!タラップを上げろ!」バラバラバラ

P「ぬぉおおっ、待てえええっ!!」

?「! っ、おい離せ!」

P「ネガとそのトランクを渡してからだこの野郎っ!」

千早「プロデューサー…そんなにまで犯人を…」ジワッ

伊織「…あいつも少しは根性あるじゃない」

春香「ぷっ、プロデューサーさんが落ちちゃうよっ!」トテトテッ

千早「あっ、春香っ!」

P「春香!千早!雪歩!真!美希!響!やよい!貴音!亜美!真美!あずささん!律子!小鳥さん!
愛ちゃん!絵里ちゃん!まなみさん!涼ちん!尾崎さん!石川社長!」ハァハァハァハァハァ

?「ひぃぃいっ!くるなぁああっ!」ドカッ

P「らぐなるっ!!」

?「しっ…しまったああっ!トランクとネガがっ…」

P「……ふん、甘かったな…黒井社長」ニヤッ  

ヒュウウウウウウウ   ボッシャーーーン

黒井「…あの男…最初から……ふふっ、はははははっ!!…いいぞ、ますます欲しくなった…」

黒井「私はあきらめんぞ…必ずやお前を我が軍門に下らせてやる…」

P「はぁっはぁっ…ほ、ほんとに死ぬかと思ったぜ…」ザザーン

春香「プロデューサーさ――ん!」

P「ん…は、春香!?大丈夫なのかっ!?」

春香「ま、まだちょっといたいけどっだいじょうぶですっ!…えぐっ、よかったあ…」

P「ははは、俺はあのくらいじゃ死なないよ。何たって春香のプロデューサーだからな」

春香「ぷ、ぷろでゅーさー…あれ?わたし、なんで…あ、あいどる?え?…う~ん」

P「はっ春香!?やばいっ、早く解毒剤をっ…」プシュッ

千早「春香ー!どこいっちゃったの春香ー!」

伊織「全くもうっ、あいつも春香も無茶し過ぎなのよっ…!」

春香「ん…な、何だかふくがきつく…」ミリミリ

P「げっ…ま、まさか…」

千早「あっ!はる…」

春香「…あれ?ええっ?…はくしゅっ…な、なんか寒いよ?」

千早・伊織「「…プロデューサー…?」」

P「oh…」

伊織「このっ、このっ、このおおおっ!!アンタは事務所の恥よっ!!」ゴスゴスゴスゴス

千早「…必要があれば殺しますよプロデューサー?」ギリギリギリギリギリ

春香「あれ?私確か服を借りて…それから伊織の家に泊まったんだっけ…あれ?おっかしいなぁ…?」

           あ  の  世
P「み、見える…俺にもソブンガルデが見えるぞ…」ピクピク

―――翌日―――

春香「おはようございまーーす!…あれ、プロデューサーさんは?」

律子「病欠よ、なんでも膝を骨折したんですって」

春香「ええっ!?だっ、大丈夫なんですか!?」

律子「そこまでひどくはないみたいだから…一週間経てばふつうに出てくるわよ。
…それにしても」ジーッ

春香「?」

律子「…私も止めてあげればよかったかしら」

春香「何のことですか?泊めてあげるって?」

律子「何でもないわよ、こっちの話。…はぁ~あ…」

春香「? 変な律子さん」

やよい「あっ、おはようございますっ春香さんっ!なーでなでっ…はわわっ!?」

春香「ど、どうしたのやよい?私のお腹に何かついてるのっ?」

やよい「お、大きくなってます…うっうー…」

春香「…え?どういう意味なのそれ…」

やよい「なっ、なんでもないですっ!ただちょっと残念かもー…」

春香「ちょっ、ちょっとやよいー!…行っちゃったよ…どこであんな言葉覚えたんだろう、もうっ」

伊織「はぁ…おはよう」

春香「あっ伊織!…どうしたの、元気ないよ?」

伊織「…もう、あんたのせいよ…」

春香「え?…私、何か伊織に悪い事しちゃった?」

伊織「そんなんじゃないわよっ!…いいからほっといてよう…はぁ」

春香「…いーっおり!」ギュウッ

伊織「きゃあっ!な、何すんのよいきなりっ!?」

春香「えっへへー、春香さん成分の充電~、なんちゃって」

伊織「ワケわかんない成分入れないでよっ!…ったくもう、こういう所は変わってないんだから」

伊織「…そんなワケわかんないことするより、もっといいやり方があるのに」

春香「? なになにっ?」

伊織「…その、私の事…もう一度、おねえ…」

千早「春香っ!」バタンッ

春香「ちっ、千早ちゃん?どうしたのそんなに慌ててっ…きゃあっ!?」

千早「よかった…ほんとによかった…春香あ…」ギュウッ

春香「ど、どうしたの千早ちゃんっ…千早ちゃん?」

千早「…ごめんなさい、凄く嫌な夢を見てしまって…春香がどんどん子供に戻っちゃって…おしまいには
私たちのことも歌の事もみんな忘れてしまって…目が覚めても、春香がいなくなっちゃってるんじゃないかって…」

春香「…怖い夢だったね」

伊織「…そう、夢。夢だった、て事にしときましょうか…はぁーあ…」

春香「でもでもっ、子供になっちゃったらさ、千早ちゃんが面倒見てくれるから大丈夫だよ」

伊織「んなっ!?」

千早「春香…ええ、絶対に見るわ!絶対に…衣食住不自由させずに!」

春香「え、千早ちゃん何でそんな本気なの…」

伊織「ちょっと待ちなさい!それならこの伊織ちゃんの方が…!」

やよい「伊織ちゃんどうしたの?えーと、私も春香さんなら小さくても大きくてもいつでもおーけーです!うっうー!」

律子「もううるさいっ!んな馬鹿なことでいちいち騒がないでよっ!…はぁー…後悔先に立たずか…」

―――とある都内の病院―――

P「…やられた…一枚残らずアイコラじゃねえか、黒井社長め…」

P「…だが、こっちはどうやら本物だな…解毒薬も完備か」

P「…うおおおおお!!!みなぎってきたああああああ!!!!」

看護婦「192号室の患者さーん、他の患者さんの迷惑ですのでー」

P「あ、すいません」

P「…さて、次は誰にするかな…」



おしまい。

レベル確認とともに補足。伊織が入ってなかったが俺は伊織はかなりエロいと思う。

レベル戻ったらskyrimのSSでも書こうかな

【レス抽出】
対象スレ:春香「あれ、服のサイズが…」
キーワード:みなみけ
検索方法:マルチワード(OR)

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/21(火) 22:40:23.35 ID:3zJExNso0
これはみなみけSSに違いない

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/21(火) 22:53:56.11 ID:cQjnbkfr0
みなみけじゃねーのかよ

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/02/21(火) 22:58:21.71 ID:Z/D/G73V0
みなみけじゃねーのか

60 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 [] 投稿日:2012/02/22(水) 00:13:25.88 ID:jV3IBIQeO
みなみけじゃないのね

207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/02/22(水) 12:53:29.02 ID:iXqDrNDyO
みなみけじゃないのか



抽出レス数:5

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