結衣「初夜の後は照れくさいな、京子…」櫻子「むにゃ?」(511)

結衣「京子…?」ソー

櫻子「すぴーっ…すぴーっ…」

結衣「な゛っ!?」ビクッ

結衣「…京子じゃ、ない?」

櫻子「んんっ」パチッ

結衣「だ、だ、だ、誰ーーっ!?」ガーン

櫻子「ふわぁ…」ムクッ

櫻子「おはようございます、船見先輩///」ポッ

結衣「その懐かしい声は…」

結衣「ハッ!!」ドキッ

櫻子『ご卒業おめでとうございます、船見先輩♪』

結衣「大室さん……なのか?」

櫻子「はい、大室ですよ!」

櫻子「これから船見になりますけど…///」モジモジ

結衣「はぁ!?」

結衣「ていうか、なんで大室さんがこの旅館に居るの!?」

櫻子「卒業祝いの温泉旅行ですけど…」

結衣「卒業祝いの温泉旅行?」

結衣「…そういえば、あかりとちなつちゃんからそんな話を聞いたような」

結衣「数ある旅館で行き先が被るなんて、そんな馬鹿な話がある訳…」

櫻子「まるで、運命の赤い糸ですね!」

結衣「おいこら」

         /                     ヽ
.       /                     , へ   \、
      , '                    _,//      ヘ`ー─-  _
      /          ,  ,    ヽ.   `<´  ., へ   ヘ、 ‐- 、 ヽ
      ,'       ,     :  :.     ト、 :    ヽ//    ヽ.  ヾi   }
     ,  ,.    :.      :.  :.    i ヽ: /    `<ハ  `.    ヽ   !  |
      i   :     :.   i. :. ! :.   i. ∧. i ,ヘ、、}.   :.  ト、     l.    、
.     {  :    i.:.   ! 、:. {ヽ:.    i / ヽ-‐' ヽ_、i    :.  ハ:.`.、   ヽ _ノ}
.     i.  :    N:. \| \. i ハ  _」   , - ,,   ゞ    :.  ヽ: :ヽ     _ノ
      ! i  :.   i ヽ   l`ーヽ.> ` '´   / ,, =≡ミ }   :. :、   ヽ、      ̄ ヽ、
     い  :. 、 : i ヘ  」         〃       !  : : |:、      ̄   ヽ-、ヽ
      ! i   :.ヘ  :.ヽ `´ ‐‐- 、           i l l ! ノ   : :.}.ヽ        ノ )ノ
      },.i  :. ヘ /  ,,゙≡=-、               (    メ、.: .` 、:.:...、   /  ´   えへへ♪
      |ハ   、 ヽー《〃´       ,         ` ー..、  ` 、. ヾ}  /
     |! 〉、 ヾノ \  i l l !       ノ       /:.:.:.:.)  . . :ノ     {
       ノ\/´ ノ: : :ハ        ー ´      イ:.:.:.ノ . : : /: ._  、 ヽ_ ノ
      (´   i / : : :.乂                 / |:.:;.'  : : : /、: :_: ヽ }`ー ´
       ヽ、 レ'  : : : ノ:.:`: . . _        イ   `( __ ヽ、i'-──--)ノ_
     (   ノ/    (: :/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ̄.ヽ:.:.:.:'     , 'lilililiヽ ヾ、lilil-='/ヽ
    ヾ彡(     ヾ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/lili} '       /lilililililili ) ノlililili/   ヽ
         、       ゙):.:.:.:.:.:.:.:_.ノlilili,!     , - /lilililil`ー‐i´lilili/, '     ヽ
         ゙;    ,イ: : :.:_; i´ilililililililil|- ......, _/lililililililililililililili/´, '      } 
      ( _ノ ノ{  { ヾ〈lililililililililililililil|'´lilililililil/lilililililililililililili/ ,'         /、
       ` ‐ ´ 乂 `=ノへlilililililililililililil|iiiiiiiiiiiiii/lilililililililililililil/  !        ,': }
             ̄.,' 、ヘlililililililililililil|lililililili/lilililililililililil/            }
              i  :. ヽlililililililililili|lilililil/lilililililililili/     ,'           イ
                |   !  \lililililililil|lililili'lilililililili/       {     _,..- 'lilil}
                |        `'、lilililil|ilili,'lilililil/       ヽ_,,..-il´lilililililililハ
                 | 、 . {      `゙、il|liノlililイ     、    {lilililililililililililililililil〉
             {_ :ヽ: {       `¨二´ |      \: . . }lililililililililililili..-.´:|

結衣「それで、どうして大室さんがこの部屋に居るの!?」

結衣「京子をどこへやったんだよ!?」

櫻子「どうしてって、ここ私の部屋ですよ?」

結衣「違う、ここは私と京子が取った部屋だよ!!」

櫻子「ふぇ?」

結衣「…大室さんの部屋の名前、ちょっと言ってみてくれない?」

櫻子「百合の間…」

結衣「ここ薔薇の間だから!!」

櫻子「えぇぇぇぇぇ!?」ガーン

結衣「はぁ…自分の部屋くらい、ちゃんと覚えなよ…」

櫻子「船見先輩が私欲しさに部屋に忍び込んだんじゃないんですか…」ガッカリ

結衣「私欲しさにって、私と大室さんはそんな関係じゃないでしょ?」

櫻子「でも、昨日は私にえっちなことしましたよね?」

結衣「!!」ギクッ

結衣「はっははははは、それは…その……」

結衣「大室さん、見ない間に髪伸びたね」

櫻子「はい!」ニコッ

結衣「それに、顔に幼さが無くなって凄い美人だ」

櫻子「あっ、ありがとうございますぅ♪」ニコニコ

櫻子「で、昨日は私とえっちなことしましたよねぇ?」

結衣「……」

櫻子「私、あんなことされたの初めてです///」モジモジ

結衣(まさか、京子と間違えたとはとても言えないよな)

結衣(幸いこの子は天然だし、ある程度ごまかしは利くハズ…)

結衣「大室さん、この程度は高校生になれば普通なんだよ」

櫻子「えっ…」

結衣「普通というか、もはや挨拶だ!」

櫻子「えぇぇぇぇぇ!?」ガーン

櫻子「えっちって、特別なことじゃなかったんだ…」シュン

結衣「……」

櫻子「…待てよ?」

櫻子「それじゃ、私も高校生になるし船見先輩にえっちしていいんだぁ!」パァー

結衣「え゛っ!?」ドキッ

櫻子「船見先輩、服を着る前にもう一回えっちなことしましょうよぉ~」ガバッ

結衣「ちょっ、大室さん!?」

櫻子「昨日、おっぱいこうされるの気持ち良かったです!」コリコリ

結衣「あっ…///」ピクン


ガラッ

京子「おっはよぉー、結衣ー!!」

京子「昨日、あかり達に偶然会ってみんなんとこに泊まっちゃったよぉ~」ペラペラ

京子「今、みんなが結衣にも会いたいって言うから連れて来たんだ…け…ど……」

結衣「はぁはぁ…はっ、京子……///」ビクビク

櫻子「わぁ、歳納先輩お久しぶりです♪」コリコリ

京子「えっ」

あかり「結衣ちゃん、おは…」ヒョコ

京子「お、お邪魔しましたぁーーっ!!」


ピシャ

結衣「ハッ!!」

結衣「待ってよ、京子!」ガバッ

櫻子「わわわっ」ステン

結衣「京…」

結衣「!!」ブルル

結衣「そうだ、まずは服を着ないと!」クルッ

櫻子「もー、いきなり立たないで下さいよぉー!!」ハラリ

結衣「……」

櫻子「…船見先輩?」キョトン

結衣(あまりの驚きに、さっきまでは気にも止めなかったけど…)

結衣(冷静に考えると、私はこんなに可愛い子とセックスしたんだな)

結衣(部屋を間違えた大室さんの自業自得だとはいえ)

結衣(この子の初めてを奪った私に非があるのは当然だよな)

結衣(責任を取って幸せにする、とまでは言えないけど…)

結衣「大室さん、昨日いっぱい汗かいたよね?」

櫻子「はい、それに股からなんかいっぱい出ましたし!」

結衣(おいおい、なんかいっぱい出たとか言うなよ…)

結衣「そ…それじゃ、これから一緒に朝風呂行かない?」

結衣「私が大室さんの背中を流してあげるよ」

櫻子「船見先輩が私の背中を!?」キラキラ

櫻子「わぁ~、行きます行きますぅ♪」

結衣(せめて、私が汚した体を私自身の手で綺麗にしよう)

脱衣場

結衣「……」プチップチッ

櫻子「なんか、着たばかりの服をすぐ脱ぐと損した気分になりますよね!」ヌギヌギ

結衣「いや、別にそんなことないけど…」スルスル

櫻子「お風呂の後のトイレとか、悔しくて我慢しちゃいませんか?」ポイッポイッ

結衣「諦めて素直に入りなよ、生理現象なんだしさ」オリオリ

櫻子「あっ、私も夕飯前なら仕方無く整理減少させますよ!」キリッ

結衣(上手いっ!?)ガーン

風呂場

ガラーン

櫻子「あれ、だ~れも居ませんよ?」キョロキョロ

結衣「あぁ、今は朝食の時間だからね」

櫻子「えぇぇぇぇぇ!?」ガーン

櫻子「それじゃ、朝ご飯抜きなのか…」シュン

結衣「お風呂出たら、私が売店でパン買ってあげるからさ」

櫻子「本当ですか!?」キラキラ

結衣「お腹いっぱいになるまで、好きなだけ食べていいよ」

櫻子「やったぁ~~!!」バンザーイ

結衣(この子は本当に花より団子って感じだな)クスッ

どっひぇえええええええええええ

キュッキュッ

シャー

結衣「まずは私が自分の体を洗うから、大室さんはシャワーだけ浴びて待ってて」

櫻子「えぇー、洗いっこするんじゃ無いんですかぁ~?」

櫻子「私も船見先輩の体洗いたいですよぉ~」

結衣「ありがとう、大室さん。その気持ちだけ受け取っておくよ」ニコッ

結衣(洗いっこか…)

結衣(ふふ、京子も前にそんなこと言ってたっけ)

櫻子「ちぇっ、そのまま船見先輩とえっち出来ると思ったのに」

結衣「おいこら」

結衣「それじゃ、後ろ失礼するね」シタッ

櫻子「はい、心ゆくまで洗っちゃって下さいよ!」

結衣「シャンプーするから、しばらく目瞑ってて」プチュップチュッ

結衣「あっ、私の持参してきたやつじゃ駄目かな?」

櫻子「何でも構いませんよ、私シャンプーとか分かりませんから」

結衣「へぇ、普段はお家の人が買って来るのを使ってるんだ?」

櫻子「はい、ねーちゃんがお風呂に置いてるのを使ってるんですけど…」

櫻子「私が使ってるのに気付いたのか、隣に偽物を置くんですよぉ~」

結衣「偽物?」

櫻子「引っかかると全然泡立たなくて、ホントやられたって感じですよね!」

結衣「いやいや、それリンスだろ!!」

結衣「……」シャカシャカ

櫻子「うはは、気持ちいい~♪」

結衣(大室さんの髪って特殊だな、伸ばすとウェーブが下の方にだけかかるんだ)

結衣(私が大室さんを京子に見間違いたのは、これのせいもあるかも)

結衣(あの頃の髪型から、天然でこうなるとは考えづらいんだけど…)

結衣「大室さん、部分的にストパーかけたりした?」

櫻子「ストパーって何ですか?」キョトン

結衣「えっ、ストレートパーマ知らないの!?」

櫻子「ストレートパーマ!?」

櫻子「それは一体どんな技何ですか、私にも教えて下さいよぉ~!!」フンフン

結衣(この子、色んな意味で本物だ!!)ガーン

ジャババ

櫻子「ふぃぃ、サッパリしましたん♪」

結衣「髪が洗い終わったから、次は背中を洗うよ」

櫻子「あっ、後ろ髪を前に持ってきますね!」ササッ

結衣「!!」ギョッ

結衣(首筋に私のしたキスの後が残ってる!?)

結衣(私も緊張してて、加減が利かなかったんだな)

結衣(もし誰かに見られて、追求されたらマズいことに…)

結衣(ならないか、普段は後ろ髪で隠れて見えないし)

櫻子「体洗うのに一々邪魔だし、そろそろ切っちゃおっかなぁ…」サラサラ

結衣「うわぁぁぁ!!」

結衣「……」ゴシゴシ

櫻子「んっ、そこが気持ちいいですぅ♪」

結衣(綺麗な白い肌、見ているだけで吸い込まれそうになる)

結衣(少し強く擦るだけで淡いピンク色に染まってきて…)

結衣(そう、それはまるで桜の花びらのように)

結衣(そういえば、この子の下の名前は櫻子だったよな)

結衣(大室櫻子か…)

櫻子「そういえば、なんで先輩は私のこと下の名前で呼ばないんですか?」

結衣「なんでって、だから私と大室さんはそんな仲じゃないでしょ」

櫻子「でも、昨日は何度も『櫻子、櫻子』って呼んでましたよね?」

結衣「えっ」

櫻子「私、暗闇でいきなり布団に引きずり込まれた時は大声出そうとしたんです」

櫻子「そうしなかったのは、先輩が必死に呼びかけてくれたからですよ///」ポッ

結衣(京子だよ、『子』しかあってないだろ!!)

結衣「さて、背中も洗い終わったよ」

櫻子「えぇ、もう終わりですかぁ!?」

結衣「うん、これで終わりだよ」

結衣(本当は前の方まで洗いたいんだけどね、寧ろ前の方が触れた部分多いし)

結衣(でも、そんなこと私から言ったら大室さんきっと期待しちゃうからさ)

櫻子「私、前の方も先輩に洗って欲しいんですけど…」クルッ

結衣「はぁ、しょうがないなぁ」

櫻子「えっ、洗ってくれるんですかぁ!?」キラキラ

結衣「だって、大室さん意地でも自分で洗わないつもりでしょ?」

櫻子「はい、船見先輩に私の体をたっぷり堪能してもらうまで引きませんから!」

結衣(堪能ってほどの体に凹凸ないだろう!?)

結衣(あったらどうって訳じゃないけど、なんだか腑に落ちないなぁ…)

結衣「洗うには洗うけど、そこから変な流れになったりしないからね」

櫻子「ちぇっ、昨日はあんなにえっちだったのに…」

結衣(しょうがないだろ、京子と2人きりの温泉旅行で浮かれてたんだから!)

結衣「……」ゴシゴシ

櫻子「ふぅ…ふぁぁ……///」ビクビク

結衣(この胸に触れて、しゃぶって、しごいて、甘噛みまでしたんだよな)

結衣(こういった部分は念入りに洗っておこう)

結衣「あそこは手で直接洗うよ」ソッ

櫻子「わわっ…///」ピクン

結衣(ここが、私と重なり激しく擦れあったのか)

結衣(こんなことをして、大室さんの初めてが戻る訳じゃないけど…)

結衣(それでも、これが私の償いだから)

結衣「これで、本当に終わりだよ」

櫻子「きゅぅぅ…///」ピクピク

結衣「大室さん、ただ洗われるだけでそんなに感じちゃうの?」

櫻子「はい、またあのフワフワが来そうになりましたぁ…」

結衣(フワフワって、この子は本当にそういうこととは無縁に生きてきたんだな)

結衣(いや、私も知識だけで昨日が初めてだったけどさ)

櫻子「!!」ブルル

結衣「え゛っ!?」ドキッ

櫻子「船見先輩、せっかく洗ってもらったのにすみません…」ブルブル

結衣「時間差で来たの!?」

櫻子「私、ちょっとトイレ行って来ますね…」ヨタヨタ

結衣「なんだ、トイレか」

ヌッ…

結衣「あっ、入る人が居るみたいだから先に入れてあげ…」


???「わっはっは、一番風呂は私の物だぁ~♪」

結衣「!!」ドキッ

結衣(きょ、きょ、きょ、京子ぉ!?)

京子「待ってろよ、私のだしで今すぐ京子湯にしてやるからなぁ~」

結衣「大室さん、隠れるんだ!!」ガシッ

櫻子「ふぇ!?」ビクッ
バッシャーン


ガララッ

京子「さ~てと、まずは体を隅々まで洗いましょうかねぇ」ヒタヒタ

京子「いや~ん、隅々だなんて京子ちゃんのえっちぃ~♪」シャー

結衣(あいつは1人で何を言ってるんだ?)

櫻子「船見先輩…」ブルブル

結衣「大室さん、ごめん。あいつが出るまで我慢しててくれる?」

櫻子「そ、そんなぁ~」ブルブル

結衣「大丈夫、あいつはゆっくりと湯船に浸かるようなタイプじゃないからさ」

櫻子「うぅぅ…」ブクブク

ご飯作る

京子「ほんじゃ、ぼちぼち湯船に浸かるとしますか!」ポチャン

結衣(京子、絶対にこっち来るなよ!?)

櫻子「我慢…我慢……」ブルブル

京子「ふぃ~、極楽極楽♪」チャプチャプ

結衣(こっちはお前と大室さんのことで気が気じゃないよ!!)

櫻子「水が跳ねる音を聞くだけで辛いですぅ…」ブルブル

京子「……」

京子「…そういや、私らの部屋でちっぱいちゃんが結衣の胸をコリコリしてたけど」

結衣「ひぃ!?」ドキッ

結衣(違うんだ、京子!あれは、大室さんが勝手に…)バシャ

櫻子「!!」ブルル

京子「あはは、朝から結衣の貴重なエロ顔見れるなんて今日はラッキ~だよ!」

結衣(親友が裸で他人と肌を寄せ合う姿を見て出てくる感想がそれかよ!?)

櫻子「もう、限界だぁぁ…」ブルブル

京子「よっしゃ~、さっさと風呂上がってフルーツ牛乳飲むかぁ~」ザバー

結衣「私の思った通り、京子は十分ともたなかったよ」

櫻子「船井先輩。私、信じてましたぁ…」ブルブル

京子「フルーツ牛乳を美味しく飲む為に風呂へ入る、これぞ発想の逆転勝利さ!!」

結衣(知るかよ、さっさと出やがれ!!)

櫻子「早く…早くぅぅ……」ブルブル

京子「フルーツ牛乳、フルーツ牛乳っと♪」ヒタヒタ

ガララッ

結衣「…よし!」



あかり「あっ、京子ちゃん!」

京子「おっ、あかりじゃん!」

ちなつ「げっ、京子先輩!?」

向日葵「まぁ、歳納先輩も早朝にいらしましたのね!」

結衣「……」

京子「むぅ…」ジロジロ

あかり「どうしたの、京子ちゃん?」

京子「あ~か~りぃ~、私のこと裏切りやがったなぁーーっ!?」

あかり「えぇ~、一体何のことぉ~!?」オロオロ

京子「自分の胸に聞いてみろぉーーっ!!」ムニュ

あかり「きゃあぁぁぁぁぁああ!!///」

京子「ここか、ここがええんか?」モミモミ

あかり「京子ちゃん、駄目ぇぇーーっ!!///」ビクビク

ちなつ「京子先輩、あかりちゃんおっぱい弱いので止めてあげて下さい」

向日葵「吉川さんが何故そのようなことを知ってますのよ!?」タユユン

京子「前方に、ヒマラヤ山脈発見!!」キュピーン☆

向日葵「ひぃぃ!!」ビクッ

京子「この胸はどこまで進化するんだ、進化の先に待つのは終焉だぞ!?」モミモミ

向日葵「知りません…わよ……こっちが聞きたいくらい…ですわ!!///」ビクビク

結衣「……」

櫻子「んんん~っ!!」ブルブル

結衣「…駄目だ」

結衣「あかり達が来た以上、もう絶対に間に合わない」

結衣「大室さん、もうここで出すしかないよ」

櫻子「え゛ぇぇぇぇぇええ!?」ガーン

櫻子「嫌です!嫌です!こんなとこじゃ出せませんよぉぉ…」ウルウル

結衣「あかり達が湯船に浸かる前に早く」

櫻子「それで、あかりちゃん達にバレたらどうするんですか!?」

結衣「そうしたら、私がしたことにしてあげるよ」

櫻子「先輩にかかるかもしれませんし、してるとこ見られたくありません!!」

結衣「私はそんなこと気にしないよ、出してる間は目も瞑ってる」

櫻子「船見先輩…」

結衣「もうこれ以上、大室さんの苦しむ姿を見たくないから」

櫻子「……」

櫻子「…分かりました、ここで出します」

櫻子「ちゃんと目瞑ってて下さいよ、船見先輩!」

結衣「大室さん…」

結衣「……」

結衣(あかり達が来たから間に合わないなんて、本当は嘘)

結衣(大室さんは堂々とトイレに向かえば良かったんだよ)

結衣(それで困るのは、京子に大室さんとの関係を知られたくない私だけだから)

櫻子「…終わりました」

櫻子「匂いとか、してませんよね!?」アセアセ

結衣「心配しなくても平気だよ、お湯は常に交換されてるんだし」

櫻子「そうだったんですか!?」ガーン

櫻子「も~、そういうことは先に言って下さいよぉ~」プンスカ

結衣「はは、やっぱり元気な大室さんは見てて気持ちいいよ」ニコッ

櫻子「わわっ、不意打ち///」カァァ

結衣「……」

結衣(こんな可愛い子が私の目の前で放尿を許すなんてな…)

京子「ちなちゅ~、私と洗いっこしようよぉ~」

ちなつ「しつこいですね、京子先輩はもう出るとこだったじゃないですか!?」

京子「ちなつちゃんの為なら、私は風呂上がりのフルーツ牛乳だって諦めるよ!!」

ちなつ「そんなフルーツ牛乳と天秤にかけるような人に、惚れる訳ないでしょ!!」

京子「それは、真面目にアタックすれば可能性があるということかなぁ!?」ピクッ

ちなつ「都合よく解釈しないで下さい!誰が京子先輩のことなんかっ!!///」プイ

京子「効いてる、効いてる」ニヤニヤ

ちなつ「むぅぅぅぅぅ!!」プクー

あかり「えへへ、京子ちゃんとちなつちゃんは変わらないねっ♪」ニコッ

京子「ああ~ん?あかり、高校生舐めんなよぉ?」

京子「こう見えて、私は結衣とエロエロな毎日を送ってるんだからなぁ!!」ドン

ちなつ「はぁぁぁぁぁ!?///」ガタッ

あかり「えぇぇぇぇぇ!?///」カァァ

向日葵「ま゛っ///」ボッ

結衣「ぶぅぅぅーーっ!?」バシャーン

京子「今、奥の方で派手な水しぶきが上がったような…?」

結衣(マズい、いつもの癖で京子のボケに反応してしまった!!)

あかり「あかり達より先に来た人が居るのかなぁ?」

京子「それにしては、私が入ってから一度も姿を見せてないぞ?」

ちなつ「やだ、それって痴漢とかじゃないんですか!?」

向日葵「……」

向日葵「…櫻子」ボソッ

櫻子「ふぇ!?」ビクッ

向日葵「櫻子ですわよ、昨日から姿が見えないと思ったらそういうでしたのね!!」

あかり「そういうことって?」

ちなつ「櫻子ちゃんは、昨日の夜からお風呂で私達が来るのを待ってたんだよ」

あかり「えっ、なんでそんなことするの!?」

京子「そりゃ、私らが湯船に浸かったところで驚かす為だろ?」

向日葵「如何にも、櫻子が考えそうなことですわ!!」

櫻子「何故だぁ~!!」ガーン

櫻子「うぅぅ…私、もう船見先輩以外に誰も信用出来ません…」

結衣「おいこら、京子は大室さんが私達の部屋に居たの知ってるだろ!?」

ちなつ「それで、櫻子ちゃんのことどうしよっか?」

向日葵「そんなの、引きずり出してとっちめてやるに決まってますわ!!」ポチャン

櫻子「うわぁ、おっぱい大魔神が来たぁ!!」ビクッ

京子「でっぱいちゃん、ストップ!ストップ!」ムニュ

向日葵「ぁあん!?///」ビクン

京子「そこで反応したら、ちっぱいちゃんの思うツボだ!」

京子「向こうとしては、構ってもらえるだけで十分成功なんだからね」

向日葵「そ、それではどのように対応すれば宜しいんですの?」

京子「こういう時はさ、放置して帰るのが一番なんだよ!」

京子「きっと、泣きべそかいて追いかけて来るからさぁ~」ニヤニヤ

櫻子「歳納先輩、さっきから言いたい放題…」

結衣「京子…」

結衣(まさか、私達の存在に気付いた上で助けようとしてるのか?)

結衣(自分がみんなを誘導するから、大室さんだけ帰して私はやり過ごせって?)

結衣(ていうか、いつ私達が隠れてることに気付いたんだんだよ!?)

結衣(特におかしな点は無かったぞ、強いて言うなら独り言が多かったくらい…)

結衣「ハッ!!」ドキッ

結衣(あいつ、最初から気付いてやがったなぁー!?)

結衣(京子は部屋で私達を見てる訳だし、2人して朝食を抜けばバレバレか!)

結衣(当てつけに来たのは明白だけど、本当に困れば助け舟を出してくれるんだ)

結衣「……」

結衣「…はは、やっぱり京子にはかなわないよ」

向日葵「そういうことでしたら…」ヒタヒタ

ちなつ「せっかく体洗ったのに…」ヒタヒタ

あかり「結衣ちゃんも誘って、また入ればいいよっ♪」ヒタヒタ

京子「……」ニヤッ

京子「水しぶきの正体を確かめるのは、この私だぁーーっ!!」バッシャーン

結衣(いつもの京子だったぁー!?)ガーン

京子「温泉に住む妖怪か、それとも温泉クラゲ!?」キラキラ

櫻子「船見先輩、歳納先輩は凄い勢いでこっち来ますよ!!」

結衣「大室さん、そこの死角に潜ってやり過ごそう!!」

櫻子「四角?」キョトン

結衣「ほら、こっちだよ!」ギュッ

櫻子「わわっ、私まだ息を吸って…」

ボチャン

京子「さぁ、感動のご対め~ん…」バッ

京子「って、何も居ないじゃーーん!!」キャー

向日葵「歳納先輩、飛ばしてますわね…」バシャバシャ

ちなつ「結局、お風呂入るんじゃないですか!」バシャバシャ

あかり「わ~い、あかりは湯船に浸かれて嬉しいよぉ♪」バシャバシャ

結衣(京子め、余計なことをしてどんどん状況を悪化させやがる!)

結衣(はぁ…、私はどうしてこんな奴のことが好きなんだろう?)

櫻子「……」

京子「ほ~い。そいじゃ、これより卒業式を始めま~す!」バシャ

3人「「卒業式?」」」

あかり「卒業式って、あかり達はもう中学校でやったよぉ?」

京子「あんなの、形ばっかで全然中身が無いじゃ~ん!」

向日葵「…わたくし、感動のあまり涙ぐんでしまいましたが?」

ちなつ「歳納先輩、自分の時には生徒代表までやったのになんと言うことを!!」

京子「とにかくやるったらやるんだ、まずはあかり!」

あかり「は、はい!!」バシャ

京子「ゆるゆり主人公、卒業おめでとう♪」ニコッ

あかり「ちょっとぉ!?」ガーン

京子「良かったな、これで主役という責任感を感じず空気キャラがやれるぞ!」

あかり「うわ~ん、あかり主人公卒業したくありませ~ん」

京子「わがまま言うなよ、人は成長と共に色んな物を切り捨てて行くものだ!!」

結衣(お前は少し成長しろよ、切り捨てられるぞ!?)

櫻子「……」

京子「次はちなつちゃんだぁ!」

ちなつ「はいはい、どうせ友達を卒業して彼女になろうとか言うんでしょ?」

京子「うっ…」ギクッ

ちなつ「友達を卒業しても赤の他人になるだけですよ、京子先輩♪」ニコッ

京子「そんなぁ~、私と結婚して専業主婦になってよ!」

ちなつ「この年で誰がなるもんですか!!」バシャ

京子「ラスト、でっぱいちゃん!!」

向日葵「今更ですけど、そのでっぱいちゃんと言うのやめて下さいません?」

京子「おっぱいちゃんは生徒会卒業おめでとう、3年間お疲れ様でした!」

向日葵「歳納先輩…」

向日葵「高校に入っても、また生徒会長の座についてみせますわ!」バシャ

京子「おう、その意気だ!!」

ちなつ「なんで、向日葵ちゃんの時だけ真面目なんですか!?」イラッ

京子「いやいや、ちなちゅの時だって私は大真面目だったよぉ~?」

あかり「あかりは!?ねぇ、あかりはぁ~!?」

結衣(京子達、話に夢中になってるな)

結衣(これなら潜水で移動して、そのまま上がっても気付かれないかも)

結衣(こんな所に留まってたら息もたないし、もう一か八かにかけるしか…)

櫻子「……」プルプル

結衣(大室さん?)

櫻子「がふぁっ!」ゴボッ

結衣(な゛っ!?)ビクッ

櫻子「あぐ…あっ……」ゴボゴボ

結衣(大室さんが本気で溺れてる!!)

結衣(早く、お風呂から顔を出させてあげないと…)ピタッ

結衣(京子が本当に私達のことに気付いてないのなら、バレた時どうなるんだ?)

結衣(あかり達も居るんだぞ、みんなに昨晩のこと知られていいのかよ!?)

櫻子「ぶばび…べんばい……」ゴボゴボ

結衣「ハッ!!」

結衣(大室さん!!)グイ

櫻子「」

結衣「死んでる…」

京子「あぁーっ!!」ザバー

向日葵「いきなりなんですの、歳納先輩!?」ビクッ

京子「そうだ、今日は春の子供スペシャルで劇場版ミラクるん5やるんだった!!」

ちなつ「ミラクるん、まだやってたんだ…」

京子「ほらほら、みんなお風呂上がって一緒にミラクるん見よーぜ!!」

向日葵「こ、この年でミラクるんはちょっと…」

ちなつ「そうですよ、京子先輩1人で見ればいいじゃないですか!」

京子「そんなこと言わずに、見始めれば面白いんだからさぁ!!」

向日葵「はぁ、しょうがないですわねぇ…」ザバー

ちなつ「面白くなかったら、承知しませんからね!」ザバー

あかり「わぁ~い、みんなでミラクるん見るの懐かしいよぉ~」ザバー

京子「うっしゃー、そうと決まれば百合の間に集合だぁーーっ!!」ヒタヒタ

ガララッ


ピシャ

結衣「ふぅ!」バシャ

櫻子「はぁ!」バシャ

結衣「はぁ…はぁ…大丈夫、大室さん…」

櫻子「はぁ…はぁ…はい、なんとか…」

結衣「危なかった、下手に逃げようとしたら見つかってたよ」

櫻子「///」モジモジ

結衣「大室さん?」

櫻子「船見先輩、さっき溺れた私に…///」ポッ

結衣「…ごめん、もうああするしかないと思ったんだ」

櫻子「いえいえ、私凄く嬉しかったです!」

櫻子「溺れたのに得しちゃったぁ♪」ニコニコ

櫻子「先輩のくれた空気、大事にしますね!!」ポン

結衣「……」

結衣(また、自分の為にこの子を犠牲にしてしまった)

櫻子「船見先輩?」キョトン

結衣(いくら、私のことを純粋無垢に慕ってきても)

櫻子「お~い、船見せんぱ~い!」

結衣(私が大室さんの気持ちに答えることは無いんだよ)

櫻子「むむむ、今回はなかなか帰って来ないぞ」

結衣(大室さん、あなたと京子では私と積み重ねてきた時間が違うんだ)

櫻子「船見先輩、船見先輩、船見先輩、船見先輩!」

結衣(だから、例え京子が私に振り向くことは無くても私は…)

櫻子「結衣ーーっ!!」

結衣「!!」ドキッ

結衣「京子!?」バッ

櫻子「あっ、船見先輩が戻ってきたぁ!!」パァー

結衣「大室…さん……」

結衣「どうして、私のことを結衣なんて」

櫻子「いやぁ~、歳納先輩の真似ならイケるかなって思ったんですよぉ~♪」ニコニコ

結衣「京子の……真似?」

櫻子「ハッ!!」

櫻子「今度はそっちに、行かせるかぁ~!」ダキッ

結衣「うわぁぁ!?」ヨロッ

バッシャーン

結衣「……」ゴボゴボ

櫻子「……」ギュッ

結衣「……」

バシャ

結衣「はぁ…はぁ…大室さん、いきなり飛びかかっちゃ危ないよ」

櫻子「すみません…」シュン

結衣「……」

結衣「…こっちこそ」

結衣「大室さんと居るのに考えごとなんてして、ごめんね」

櫻子「船見先輩…」

結衣「私、頭で考えて無いと不安なんだ」

櫻子「不安?」キョトン

結衣「大室さん、可愛いし元気で放っておけないからさ」

櫻子「へっ…?///」

結衣「気を抜くと、昨日みたいに体を求めちゃうかも」

櫻子「へぇぇぇぇぇええ!?///」

結衣「だから、大室さんに京子の真似なんてされたら…」

櫻子「結衣ーーっ!結衣ーーっ!」

結衣「……」

櫻子「結衣、私とエロエロ(↑)しようぜ!」ニヤニヤ




バッシャーン

薔薇の間

櫻子「ふにゃ~…」クテー

結衣「……」ズーン

結衣(一度ならず、二度までも大室さんと交わってしまった)

結衣(しかも、京子の真似をさせるなんて罪悪感がハンパない…)

櫻子「へへへ…結衣~…結衣~……」ムニャムニャ

結衣「大室さん…」

結衣「……」

ナデナデ

櫻子「んっ、んふふふ~♪」ニコニコ

結衣「大室さん、どうして突然私の前に現れたの?」

結衣「中学校の頃はただの知り合いだったでしょ」

結衣「それなのに、一度のセックスで私に夢中になって」

結衣「髪だってこんなに長くて、あなたはまるで…」

結衣「私の理想の京子だよ」

櫻子「んんっ」パチッ

結衣「大室さん、気がついた?」

櫻子「ふぁい…」

結衣「ごめんね、色々あって疲れてるのにあんなことして」

櫻子「なんで、謝るんですか?」キョトン

櫻子「高校生はエロエロだって、船見先輩と歳納先輩も普通にしてるんでしょ?」

結衣「それがさ、私のは嘘であいつのは冗談なんだよ」

櫻子「…はい?」

櫻子「それって、どういう意味ですか?」

結衣「私は京子とセックスなんて一度もしてない」

櫻子「へっ?へっ?へっ?」

結衣「私も昨日の大室さんとが初めてだったんだよ」

櫻子「ひょえぇぇぇぇぇええ!!///」カァァ

櫻子「そそそそれじゃ、先輩は私のこと!?///」アタフタ

結衣「うん、特別に思ってる」ソッ

櫻子「船見先輩…///」キュンキュン

結衣「可愛いよ、大室さん」サワサワ

櫻子「ひゃう!?///」ボヒュー

結衣「大室さん、キスしようか」

櫻子「もう先輩の好きにして下さい~///」グルグル

結衣「大室さん…」





チュッ





結衣『その日、私は私だけの京子を手に入れた』


つ づ く !

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