ブス「俺くん!ほら起きて!遅刻しちゃうよ!」 (179)

俺「んーあと5分…」ムニャムニャ

ブス「もー、起きないとこうだからッ!」チュッ

俺「バッ…バカやろう!起きたよ起きた///」

ブス「ブヒヒッ!おはよう!俺くん!」

登校中

俺「やべっ!もうこんな時間だっ!おいブス、少し走るぞ!」

ブス「もー、遅刻したら俺くんのせいだからね!」ブヒブヒ

俺「はいはい分かったよ」ヤレヤレ

ブス「きーてんのー!」

教室

俺「はぁー、何とか間に合ったな!おいブス!大丈夫か?」

ブス「ブヒ、だ、大丈夫じゃないよ~」

俺「おいおい汗だくじゃないの、ハンカチ貸してやるよ。ホラ」

ブス「俺くんありがとう!」ビシャビシャ

俺「ったく、ちゃんと洗って返せよな」

授業中

コツン
俺「ん?手紙?」

俺くんへ
今日遅刻ギリギリだったね!俺くんもっと早く起きよーね。
私を走らせた罪は重いんだゾッ!
罰として今日のお昼一緒に食べること!
分かった?

ps最近お弁当作るようになりました
ブス

俺「弁当か……楽しみだな」

お昼

ブス(やっとお昼だー、俺くんどこだろ?)キョロキョロ

ヤン女「おうブス!うまそうな物持ってんなー」

ブス「ぁ……ヤン女さん……コンニチハ……」

ヤン女「あぁ?聞こえねーよ!オラ」バシン

ブス「ブヒュ!」

ヤン女「相変わらずキメェなお前!オラオラ」バシバシ

ブス「ゃ……ヤメテヨ……」

俺「ヤッ!ヤメロシ!イヤガッテルシ!」

ヤン女「なんだお前?こいつのこと好きなの?wつーか聞こえねーしwアヒャ」

俺「ベベ、スキジャネーシ」

ヤン女「キッモーwブス同士でイチャついてろやw」

俺「」

ブス「……」

ブス「ごめんね…俺くん……」

俺「なんでブスが謝るんだよ。ホラ、弁当食べようぜ」

ブス「俺くん…///今日の玉子焼きは凄い上手に焼けたんだよ!」

俺「ほう、そいつは楽しみだな。」

屋上

俺「よし、食べよーぜ」

ブス「オッケー!開けるよー!ジャー………ン……」パカ

グチャア

ブス「……さっき叩か

俺「いただきまーす!」モグモグ

俺「おぉ、うまいぞこれ!これも!」モグモグ

ブス「…………うん!」グチョ

俺「イヤー食った食った」ゲプ

ブス「そうだね!ちょっと作りすぎちゃったかナ」ゲェァ

俺「」

ブス「あっ!もうこんな時間!早く戻ろ。授業に遅れちゃう」

俺「そ、そうだな!よし!行くか!」

放課後

ブス「俺くーん、かーえろ!」

俺「おう、帰るか」

俺「ちょっと寄り道していいか?」

ブス「えーどーしよっかなー?」

俺「いやならいいけど…」

ブス「うそうそ!全然いいよ!どこいくのー?」

俺「ちょっと駅前に…な」ニヤ

駅前

ブス「駅前のロッカーに来たけど何か預けてるの?」

俺「まぁたいしたもんじゃ無いけどな」ピロピロ

ブス「俺くんケータイ鳴ってるよぉ」

俺「あぁ、ちょっと電話してくるからロッカー開けといてくれよ。ホラ鍵」

アーモシモシー


ブス「あっ!もー俺くんったらー」

ブス「なに入ってるんだロー?」ガチャリ

ブス「……クマさん人形と……可愛いブレスレットだぁ!」

ピロピロ

ブス「俺くんだ!もしもし!」

俺「ようブス。誕生日……おめでとう。」

ブス「もぅ。びっくりしたよ!……ありがと///」ジワァ

俺「あはは、普通に渡してもつまらないと思ったからな。このあと帰ったら俺ん家集合な。」

ブス「うん。ありがと!」

ブス「ルンルン!うれしーなー!ブレスレットちょっとキツいから痩せなきゃだね!アタシ!」

ヤン女「よぉブス!ご機嫌じゃねーか」

ブス「ヒュゴ!」

ヤン女「お、オメーにクリソツの人形じゃんかよwギャハハハ」

ブス(早く行かなきゃ…)

ヤン女「あれ?しかもブレスレットまで持っちゃってwマジそれ腕にはいんの?wギャハ」

ブス(入んないよぉ)プルプル

ヤン女「おら、そのブレスレット貸せよ。売っぱらってきてやんよw」ドカ

ブス「や…ヤメテヨ…」ブヒャン

ヤン女「あン?だから聞こえねーよオラ」ドカ

ブス(俺くん……)ギュッ

パシッ

ヤン女「やっとよこしたか。ったくこのブスが!じゃなー。高く売れたらうまい棒買ってやるよー。そんでマンコに突っ込んでやるからーギャハハ」

ブス「……ブレスレットとられちゃった…俺くんごめんね……」

俺「ブス遅いな…きっと照れてるんだなw」ニヤニヤ

ピンポーン

俺「おっキタキタ」

俺「いらっしゃーい」

ブス「……俺くん……」

俺「ん?どうした?元気ないな」

ブス「……んーん。大丈夫!ほら!早く入ろっ!」

俺「おう!超デカイケーキあっから!たらふく食えよ!」

俺宅

俺「イヤー食った食った。ブスはあんまり食わなかったな。食欲ないのか?」

ブス「ちょっと…」

俺「ちょっと…?」

ブス「……来る前に買い食いしちゃったんだ」ブヒ

俺「そーかw食いしん坊だなーブスはw」

ブス「ブヒヒw……ブヒヒ」



ブス「俺くん!今日はありがと!凄い嬉しかったよ!」

俺「おう!さて、俺の誕生日はどんな風にしてくれるのかな?w」

ブス「ブピュwきっとステキな誕生日になるよ!」

俺「そうだな…ステキな誕生日にしてくれよな!」

ブス「……うん!じゃあ帰るね!バイバイ!」

俺「あぁ!またな!」

次の日の学校

俺「今日はブス休みかぁ?起こしにも来なかったし…」

ガラガラ
先生「おはようございます。急ですが、えー、皆さんに悲しいお知らせがあります。」

俺「なんだなんだ?」

先生「えー、ブスさんが昨日亡くなったそうです。詳しくはまだ分かりませんが……えー、亡くなりました」

俺「……は?」

俺「ブスが……死んだ?は?」

ヤン女「ギャハハ死んだのかアイツwザマァw」

俺「ソ、ソンナワケナイシャ」

ヤン女「相変わらずキメェなお前もwwほらブス死んだってよwwお前も死ねよww」

俺「……」

先生「えー、静かにしてください。詳しくわかり次第また伝えます。では朝礼を…」

俺「ブス……」

放課後

俺(……ブスの家に行ってみよう。何か、何かあるはずだ)

ヤン女「よう俺!これからブスの墓参りかーw?ギャハハハ」

俺「ゥ、ウルサイ」

ヤン女「あ?聞こえねーよクソ」

俺「うるさい!」ぱちっ

ヤン女「ッ……オメー何うちに触れてんだよ」バシ

俺「うぐぅ!」

ヤン女「オメーうちの彼氏呼んでぼこぼこにしてやっから、覚悟しとけよ」

俺(逃げなきゃ。)タッ

ヤン女「あ!まてクソガキ!」

俺「はぁはぁ、何とか逃げれた……」

俺「……ブスの家に行かなきゃ!」



ブス宅

ピンポーン

俺「……」

ブスの母「あら、俺くん……」

俺「おばさん……ブスは……」

ブスの母「あの子……自分で首つって死んじゃったのよ……重いくせに……」

俺「……」

ブスの母「俺くん、よかったら上がってく?」

ブスの母「今お茶入れるからちょっと待っててね」

俺「あ、はい」

ブスの母「あ、そうそう。よかったら読んであげて。最後の日記…遺書ね。俺くんの事が書いてあるから。」

俺「俺の事……アイツの遺書か……」

俺くんへ
誕生日プレゼントありがと!
クマさん持ってくね!
ブレスレットはとられちゃった…ごめん。
でも凄い嬉しかった。
またどこかで会おうね!

生まれ変わったらブレスレットつけられる美人になりたいなぁ

ブス

俺「アイツ……」

ブスの母「俺くん、よかったらその日記持ってかえっていいよ。あの子の事、忘れないであげてね。」

俺「……はぃ」

ブスの母「あら、もうこんな時間ね。」

俺「そうですね。そろそろ帰ります」

ブスの母「また来てあげてね。あの子も会いたがってるから…きっと……」

俺「はい。それでは、失礼します」

俺宅付近

俺「……」

ヤン女「あー見つけたーw」

ヤン男「なに?コイツ?」

俺「!!」

ヤン女「そうそう!あーしにセクハラしよーとしたやつーwギャハ」

ヤン男「おうクソガキ。ちょっと来いよ」

俺「エ、ナンデ」ガクガク

ヤン女「声ちっちぇーww聞こえないんですけどーww」

路地裏

ヤン女「オラオラやっちゃえーw」

ヤン男「オラァ!」ドコォ

俺「オェ!」

俺「ぁ!……ブレスレット!」

ヤン女「なにー?あーこれ?ブスからもらったんだーwwギャハハハ」

俺「ナンデ…」

ヤン女「くれたんだよ!でも売ろうとしたけど200円ってww安すぎwwギャハハ捨てるの忘れてたわーこのゴミw」

俺「……」

ヤン男「オラァ!」

俺「ウプェ」

俺「はぁはぁ……オェ」

ヤン女「はぁーマジキモい、見てるのも目にヤバイわー。ヤン男!カバンから財布とっていこー」

ヤン男「あぁ」

俺「……」

ヤン女「財布財布ーwあれ?なにこの日記wこれブスの日記じゃねwヤッベーwwマジウケww」

俺「…!ヤメロ」

ヤン女「なになにーwうはーw遺書とかwwハズイーw」

俺「ヤメロ!」ドカ

ヤン女「ギャっ!」

ヤン男「なにしてンだクソガキ!」バキィ

俺「オヴェ」

ヤン女「ちょw今のマジ痛かったんですけど。ヤン男マジそいつ殺して」

ヤン男「おう、マジ殺すわコイツ」

俺「ニッ…ニッキ…」

ヤン女「うーわ、マジ気持ち悪いわ。日記なんてやるよウェェ」ポイ

俺「ニッキ…ブス…」

ヤン男「狂ったかコイツ」

ヤン女「あっヤン男ライター貸してよ」

ヤン女「もーえろよもえろーよ」シュボ

パチパチパチパチ

ヤン女「やっぱ紙と髪はよく燃えるわw」

ヤン男「おい、行くぞ…捕まりたくないぞ俺は」

ヤン女「ギャハハハ!じゃねー不細工くーん」

俺(日記が燃えてる……消さなきゃ……)パチパチ

パチパチ
俺(あったかいなぁ)

ゴォォ

俺(死んだらブスに会えるかなぁ……)

ゴォォゴォォ

俺(生まれ変わったらイケメンに生まれ変わりたいなぁ)

ゴオオオオァォ

俺(そんでブスはちょっと可愛くなってるんだ……)

ゴオオオオァォ……

俺(あったかい……なぁ……)

  _人人人人人人人人人人人人人人人_
  >   ハゲがなったぞ殺せ!!!   <
   ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

        三 ( ´・ω)
       三 ー(‐∪─→
   三 / ̄ ̄ ̄ 》  ̄\
 三三 |      U ・ |                  彡⌒ ミ

  三 と|        ι| |                 ヽ(´・ω・`)ノ
  三 /_∧∨ ̄ ̄/_∧U                  (___)

               -―-

               i::::::::::::::::::::::ヽ
               |::::::::::::::::::::::::::i
               j、_::::::::::::::::::::::|
         ≦二ヽ   \::::::::::::::i     
       /三二≡=ー  \::::::/

       ゝ--―   ´   ̄ミメ

    γ´// i i            ヽ
     ,' // :i i            |
   / //  i i            |  r‐-----、
  ./ミ7 メ、マ 弋、   ヽ          |ー´i三三}k/)==ft                  彡⌒ ミ
  i //}ko。 マヾx   i        ゝ-oミ三三}j㌢ノ  ̄                 ヽ(´・ω・`)ノ
  j //   }ko。    |      ノノ ヽ  i㌢i!i!|´                      (___)
 i´//         }ko。 |               j i!i!i!|
 |i!/           `i          / ∧i!/
 :i!                 \       ./
  |             ノ \  .。o
  | j ヽ     ___rfノ
γ´  `ヾ三三|}k  o  ヽ



                  《  ハ  ゲ  が  い  る  ぞ  殺  せ  !  》 

いつかわからない未来

美少女「ほら!起きて!遅刻しちゃうよ!男くん!」

イケメン「んーあと10分」ムニャ

美少女「もー!起きないとこうだからッ!」チュッ

イケメン「バッ…バカやろう!起きたよ起きた///」













美少女「ギャハハハ!おはよう!」

end

ゴオォォォ......
俺(あったかい..なぁ...)

(カラが...しい...)

俺(ん...もぅねむいんだよ...)

(力が欲しいか?)

俺「ほしいっ!」

ギャギャギャギャーンみたいなのはないんですか?

どこかの世界

ブス「俺くん!いい加減起きなさい!」

俺「んームリ!今日休むわ」ムニャムニャ

ブス(うわ…口臭っ)

ブス「もー起きないとこうだからっ!」チュッ

俺「うわー!!起きたよ起きた!」オェェ

ブス「あはは!おはよ!俺くん!」

俺「ああ。おはよう。ん?そのブレスレットどうしたの?可愛いじゃん!」

ブス「えへへー!うちにあった宝物なのだ!ちょっとキツくて血が止まりそうだけどね!」

俺「しゃーねーな、サイズあったの俺が買ってやるよ!」

ブス「ホントー!?もー俺くんダーイスキ!」フヒッ

ENDォォ

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